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シャングリラ学園つれづれ語り

☆ブラックでも当然


ブラック企業も裸足で逃げ出す、お坊さんの世界の厳しすぎる掟。
働けなくなったら家族ごと追放な上に、修行で死んでも補償ゼロ。

シロエ 「死んでも何の補償も無いって…。そこまでですか?」
スウェナ「ブラック企業で過労死したら、労災よねえ…?」
ブルー 「裁判で争うことになるけど、普通は勝つね」

勝訴するのがお約束かな、と生徒会長の言。

ブルー 「会社では何も決めてなくても、法律があるから」
キース 「法に抵触するとなったら、まずアウトだな」

そして損害賠償金を支払うことになるのだ、と副住職も。

キース 「慰謝料と言うか、逸失利益と言うか…。まあ出るな」
シロエ 「それが出ないのが、修行の途中で死んだ時ですね?」
ブルー 「本人の意志が「死んでもいい」だし、仕方ないよね」
シロエ 「えーっと…? やる前に一筆入れるんでしょうか?」

死んでもいいです、という書類か何か…、とシロエ君の問い。

シロエ 「書面の形で残っているなら、勝てませんよね…。裁判」
ブルー 「何百年も続いている修行だから、裁判なんかは…」
キース 「想定してはいない筈だが、訴訟をしても無駄だろう」

そういう修行が今でも認められている以上はな…、と正論が。

キース 「法律で保護してくれると言うなら、修行自体が…」
ブルー 「とっくに禁止になっているよね、今の世の中」

過労死だ何だと、うるさいんだし…、と銀青様。

ブルー 「だけど修行は今も続いていて、チャレンジする人も…」
キース 「十年に一人くらいは出るしな、途切れなく」

魅力的なのかどうかは知らんが…、と副住職がフウと溜息。

キース 「俺はやりたいとも思わないんだが、志願者はいるし…」
ブルー 「労災も何も、ない世界だよね」
シロエ 「お坊さんの世界って、何処までブラックなんです…!」
キース 「ブラックだという認識が無いが?」
一同  「「「うわー…」」」

ブラックだとも思わないのか、と誰もが呆然。
強烈すぎ…。


2018/05/16 (Wed)

 

☆改革しなくていい


ブラック企業よりもブラックなのが、お坊さんの世界というヤツ。
しかもブラックで当然らしくて、誰にも無いのがブラックな認識。

シロエ 「先輩は、それでいいんですか…! ブラックなままで」
スウェナ「改革しようとは思わないわけ? 自分たちの世代で!」

元は法律家を志望してたんでしょう、とスウェナちゃん。

スウェナ「弁護士か判事か、検事か、どれかは知らないけれど」
キース 「どれとも決めてはいなかったが…。後でいいかと」

司法試験に受かった後で…、と副住職の返事。

キース 「しかし今では無縁な世界で、どうでもいいな」
スウェナ「司法試験を受けろとは言っていないわよ! 改革よ!」

お坊さんの世界に革命を、と元ジャーナリスト志望の人。

スウェナ「世界が変われば、若手のお坊さんだって増えるわよ!」
シロエ 「そうです、そうです! 人手不足のお寺も多いと…」
マツカ 「よく聞きますよね、地方なんかだと」

そういう場所でも、お坊さんが増えていくのでは…、と御曹司も。

マツカ 「今のブラックな世界のままでは、未来が無さそうです」
スウェナ「先細りになってしまって終わりよ、改革しなさいよ!」

革命を起こすべき時よ、と言ってますけど。

キース 「いや、改革の必要は無い。今のままでいいんだ」
一同  「「「へ?」」」
キース 「変えるべき所は変えて来ているし、そのままでいい」

それでこそ寺も続いてゆくというもので…、と副住職。

キース 「ブラックなどと言っていたらだ、色々なものが…」
ブルー 「すっかり壊れてしまうんだよ。伝統とかが」

前にソレイド八十八ヶ所の話をしただろう、と銀青様も。

ブルー 「労働条件が厳しすぎると、一ヶ所、抜けたと」
シロエ 「そういえば…。あれは訴訟で勝ったんですよね?」
ブルー 「勝ったけれどさ、その結果がさ…」
キース 「霊場会からの離脱なんだぞ?」

知れ渡ったら、有難味が減る、という話。
まあ、減るでしょうね…?


2018/05/17 (Thu)

 

☆常識は無いです


ブラック企業よりもブラックらしいのが、お坊さんの世界の現実。
家族ごと追放とか、命がけの修行とか、とんでもないのに…。

シロエ 「霊場会を離脱と聞いたら、有難味が無いですけど…」
キース 「そうだろう? 八十八ヶ所は八十八で一つだ」

一ヶ所が欠けてしまった今では、由緒も何も…、と副住職。

キース 「遥かな昔に、御大師様がお決めになったものをだ…」
ブルー 「住職の都合で変えてしまうのは、どうかと思うよ」

霊場会という仕組みは後付けでもね…、と銀青様も。

ブルー 「足並みが揃っていないとなったら、なんだかねえ…」
シロエ 「それは納得できるんですけど、でもですね…」

本当にブラックすぎませんか、とシロエ君の問い。

シロエ 「ブラックだという認識が無いから、そんな結果に…」
マツカ 「言われてみれば…。霊場会が譲れば良かったんですね」

労働条件がキツイと嘆くお寺があるなら、と御曹司。

マツカ 「そこだけ特例を認めてあげても、良さそうな気が…」
キース 「社会通念だと、そうなるのかもしれんがな…」
ブルー 「お寺の世界じゃ、世間の常識は通用しないんだよ」

抜けようとしたお寺の方が悪い、とキッパリと。

ブルー 「たとえ過労で倒れようとも、他のお寺に合わせてこそ」
キース 「ああ。住職の代わりは、他にいくらでもいるからな」

そいつが倒れて働けないなら、代わりを立てる、と副住職も。

キース 「家族ごと寺から去ってくれれば、新しい坊主が…」
ブルー 「お寺に入って、きちんと続けていくからね」

お寺はそうして続いて来たのだ、と銀青様の厳しいお言葉。

ブルー 「なのに訴訟を起こして、勝つっていうのもねえ…」
キース 「坊主の世界では、顰蹙ものだぞ。実際の所」
シロエ 「訴訟する前に、退去するべきだったんですか…?」
ブルー 「そうだけど?」
一同  「「「うわー…」」」

本当にブラックすぎじゃないか、と誰もがガクブル。
世間とは違いすぎますね…?


2018/05/18 (Fri)

 

☆非常識だそうです


ブラック企業よりもブラックっぽいのが、お坊さんの世界の実情。
けれど無いのがブラックな認識、お坊さんにとっては当然だとか。

シロエ 「訴訟を起こして勝ったのは、非常識なんですね?」
キース 「平たく言うなら、そういうことだが」
ブルー 「表立っては何も言わなくても、裏側ではねえ…」

いったい何を言われているやら…、と伝説の高僧、銀青様。

ブルー 「霊場会から離脱どころか、下手をすればさ…」
キース 「本山からも、こう、ネチネチと…」

嫌味を言われかねないよな、と副住職も。

スウェナ「そうなると、退去になっちゃうのかしら?」
シロエ 「有り得ないことじゃないですね…。働かないなら」

おまけに言うことを聞かないような住職ならば、とシロエ君。

シロエ 「病気で倒れてしまった時でも、追放でしょう?」
キース 「そうなんだが…。霊場会を離脱した寺の場合は…」
ブルー 「それをやってもうるさそうだしね、また訴訟でさ」

敗訴するんだと分かっていても、やらかすだろう、と。

ブルー 「そんな面倒、本山だって避けたいからねえ…」
キース 「放置するしかないわけだ。嫌味程度で」

だが、代替わりの時はヤバいな、と副住職が振っている首。

キース 「本山から許可が下りるかどうか…。住職交代の」
シロエ 「どういうことです?」
ブルー 「お寺だけでは決められないんだよ、次の住職は」

本山から認めて貰わないと駄目だ、と銀青様。

ブルー 「次の住職だと認めて貰って初めて、晋山式でさ…」
一同  「「「晋山式?」」」
キース 「住職に就任する時の儀式だ」

寺によっては稚児行列も出るぞ、という話。

キース 「だが、本山の許可が出ないと、晋山式をやっても…」
ブルー 「正式な住職とは言えないわけでさ、無認可って感じ」
一同  「「「無認可…」」」
ブルー 「何の権利も無いってことだね、お寺に関して」

それでは住職の意味が無い、と言ってますけど。
ヤバくないですか?


2018/05/19 (Sat) 

 

☆ヤバいらしいです


ブラック企業も真っ青な感じの、お坊さんの世界の過酷すぎる話。
働けなくなったら追放だとか、世間の常識は通用しない世界。

ジョミー「えーっと…? お寺に関する権利が無いって…」
シロエ 「それはマズイんじゃないですか?」

権利が無いなら追放されてしまいませんか、とシロエ君の問い。

シロエ 「お寺は住職の持ち物じゃないって言いましたよね?」
ブルー 「うん。だからキースの指摘通りにヤバい」

いい機会だから、と寺から放り出されるかもね、と銀青様。

ブルー 「次の住職はこの人だ、と別の誰かを送り込まれて」
シロエ 「や、やっぱり…。訴訟しても敗訴ですよね、それも?」
キース 「負けるだろうな、もう確実に」

過去の例からしても勝てない、とキッパリと。

キース 「住職じゃないなら出て行ってくれ、と言われるだけだ」
一同  「「「うわー…」」」

家族ごと寺から追放なのか、と誰もが真っ青。

シロエ 「じゃ、じゃあ…。今は良くても、長い目で見れば…」
ブルー 「後が無いかもしれないわけだね、現実として」
キース 「まあ、寺に居座る方法が無いわけでもないが…」

それはそれで厳しい選択だよな、と副住職。

キース 「本山を離脱するしか無いから、自分たちだけで…」
ブルー 「やっていくしか道が無いってね!」

今以上に不利になるであろう、と銀青様も。

ブルー 「どんなに困ってしまった時にも、本山からは…」
キース 「何の助けも来ないからなあ、どうしようもない」

大きな寺なら、それでも困らないんだが…、とフウと溜息。

キース 「観光でとても儲かっているとか、御利益だとか…」
ブルー 「単独でやっていける場合は、問題ないけど…」

そうじゃないから霊場会を離脱だよね、と銀青様も暗い顔。

ブルー 「上手く交代出来ればいいよね、次の住職」
キース 「まったくだ」
一同  「「「うーん…」」」

何処までブラックな世界なのだ、と呻く御一同様。
キツすぎですね…?


2018/05/20 (Sun)

 

☆左遷もアリです


ブラック企業も裸足で逃げ出しそうな、お坊さんの世界の厳しさ。
法律でも守って貰えないわけで、家族ごとお寺から追放もアリ。

シロエ 「住職の世代交代に失敗したら、終わりなんですね…?」
スウェナ「新しい住職が、一方的に送り込まれてくるのね…」

自分の所の跡継ぎじゃなくて…、とスウェナちゃん。

スウェナ「本山が認めてくれなかったら、おしまいなのね?」
キース 「坊主の世界の掟だからな…。逆らっても無駄だ」
ブルー 「運が良ければ、他のお寺へ左遷だけどね」

家族ごと別のお寺に引越し、と銀青様の解説。

ブルー 「今のお寺は任せられないけど、そっちなら、って」
シロエ 「でも、左遷って言いましたよね?」
ジョミー「思いっ切り条件が悪くなりそうだけど、気のせいかな」
キース 「いや、気のせいだということはない」

住職不在の寺というのは、大概、ヤバい、と副住職。

キース 「檀家さんの数が少ないだとか、荒れ寺だとか…」
ブルー 「最悪の場合は、再興しろって言われるからねえ…」

檀家さんもいなくなって荒れたお寺をイチからね、との話。

ブルー 「まずは自分でお金を集めて、修復からで…」
キース 「本堂はもちろん、庫裏も荒れ果てているからな…」

雨漏りなんぞはデフォ装備だぞ、とキース君が震わせる肩。

キース 「それでも住めるだけ有難いと思え、と飛ばされるんだ」
ブルー 「いきなり路頭に迷うよりかは、まだマシだからね」

これでも温情判決だよ、と銀青様の深い溜息。

ブルー 「お前はクビだ、と家族ごと放り出されるよりはさ…」
キース 「新しい住処を用意して貰える分だけ、救いはあるな」

その寺で頑張って住職をやれば、道が開けることだって…、と。

キース 「檀家さんゼロでも、御利益を謳って成功する例はある」
ブルー 「あくまで住職の腕次第だけどね、それと才能」
一同  「「「うーん…」」」

そうそう成功しないだろうな、と容易に想像できる結末。
左遷ですか…。


2018/05/21 (Mon)

 

☆サクラでいけば


ブラック企業も真っ青なのが、お坊さんの世界の厳しすぎる現実。
家族ごと追放を免れた時も、荒れ寺に左遷になるかもなオチで…。

シロエ 「左遷よりかは、本山を離脱した方がマシそうですね?」
スウェナ「そうよね…。住み慣れたお寺に残れるものね」
マツカ 「生活は苦しくなるそうですけど、それは左遷でも…」

同じ結果になるみたいですしね、と御曹司。

マツカ 「そうなるよりは元のお寺で、一発逆転を狙う方が…」
シロエ 「勝ち目があるように思えますよね、地元な分だけ」

助けてくれる人もいそうですから、とシロエ君も。

シロエ 「檀家さんとか、お坊さん仲間は頼れなくても、誰かが」
スウェナ「友達とかはいるものね…。檀家さん以外に」
マツカ 「いいアイデアを出してくれる人も、いるかもですよ」

御利益を謳っていくんだったら、サクラですね、と御曹司の笑み。

マツカ 「お参りしたら御利益絶大、とSNSとかでですね…」
サム  「あー、宣伝して貰うのな!」
マツカ 「そうです、それなら広告料も要りませんしね」
スウェナ「ネットの威力は絶大だものね、強いわよ、それ」

大々的に売り出せたら勝ち、と元ジャーナリスト志望の人。

スウェナ「最初はサクラの人だったとしても、お参りの人が…」
シロエ 「グンと増えれば、御利益を貰う人も出て来ますよね」

そして評判が評判を呼んで…、とシロエ君も頷く生き残り策。

シロエ 「今の時代なら、いけそうです。マツカ先輩の案で」
ジョミー「サクラだろうが、ヤラセだろうが、結果が出ればさ…」
マツカ 「食べて行くには充分ですしね」

左遷よりかは残留の方をオススメします、と御曹司。

マツカ 「一度軌道に乗ってくれれば、安泰ですしね」
シロエ 「マツカ先輩、流石です! ナイスですよ!」
キース 「確かに、上手くいきそうではあるが…」
ブルー 「最初のアイデアが、まず出ないよね…」

斬新じゃないと駄目なんだよ、と銀青様の指摘。
どういう意味…?


2018/05/22 (Tue)

 

☆斬新に売り出せ


ブラック企業も裸足で逃げ出す、お坊さんの世界の厳しすぎる掟。
家族ごと追放を免れても左遷、本山を離脱して居座ってみても…。

シロエ 「斬新じゃないと、って、どういう意味です?」
ブルー 「そのまんまだけど?」
キース 「二番煎じだと難しいだろうな。…縁結びとかは」

ついでに運気上昇とかもだ…、と副住職。

キース 「既に先発で成功例が多いのは駄目だ。そっちに流れる」
ブルー 「同じ行くなら、有名な方がいいからねえ…」
マツカ 「すると、アイデアで勝負というわけですか?」

企画力を問われるということでしょうか、と御曹司の質問。

マツカ 「他所のお寺ではやっていないことを、手掛けるとか?」
ブルー 「特に新しいものを始めなくてもいいんだけどさ…」
キース 「如何に人心を掴むかが大事で、其処が肝だな」

お参りしたい、と思って貰えるような仕掛けが…、という話。

キース 「プラスアルファと言うか、目新しい何かが必要になる」
シロエ 「例えば、どういうモノなんです?」
ブルー 「他のお寺では、まだ出ていない方法とかかな…」

これは初耳、と思って貰えたら、成功することも…、と銀青様。

ブルー 「最強は秘仏公開だけどさ、普通は持っていないから…」
キース 「復刻版を公開しました、と謳う手はある」
一同  「「「復刻版?」」」
ブルー 「それが本当かどうかはともかく、新しく作るんだよ」

その仏様の御利益がポイント、と銀青様の笑み。

ブルー 「こういう御利益があった仏様です、と売り出すとさ…」
キース 「引っ掛かるヤツが出てくるわけだ。捏造でもな」

寺の過去など、そうそう誰も調べないから、と副住職も。

キース 「だから目的に合わせて、新しい仏様を作れば…」
ブルー 「ドカンと当たることもあるってね、全国ネットで!」
一同  「「「全国ネット?」」」
キース 「無名の寺が一躍トップに輝くんだ」

大きな声では言えないがな…、と潜める声。
実例、あるんですね?


2018/05/23 (Wed) 

 

☆出張だそうです


ブラック企業よりも過酷すぎるのが、お坊さんの世界というヤツ。
家族ごと追放だとか、左遷とか、とんでもないことが普通に常識。

シロエ 「無名のお寺が一躍トップって…。本当ですか?」
キース 「大きな声ではとても言えんが、実話だぞ」
ブルー 「例のヤツだね、アルテメシアの」
キース 「ああ。他にも沢山あるんだろうが、身近なのは…」

あそこの寺だ、と副住職。

キース 「縁結びだとか、商売繁盛だとか、オールマイティで…」
一同  「「「オールマイティ?」」」
ブルー 「どんなお願いでも、出張して来て下さるんだよ」

仏様が、と銀青様もピンと来ている模様。

シロエ 「仏様が出張って、どういう意味です?」
ブルー 「そのまんまだよ、ちゃんと歩いて来て下さる、ってね」
キース 「そこがセールスポイントなんだ。その寺のな」

出張用のアイテムをお持ちの仏様だぞ、と副住職が立てる指。

キース 「出張するには、何が必要だと思う?」
ジョミー「…鞄かな?」
スウェナ「荷物は欠かせないわよね…」
マツカ 「鞄をお持ちの仏様ですか?」

薬壺とかなら、よく聞きますが…、と御曹司の問い。

マツカ 「千手観音様の像で、よく見ると鞄をお持ちだとか…?」
キース 「残念だが、観音様ではないな」
ブルー 「もっと身近な仏様だよ、道端とかにおいでのね」

誰でも馴染みの深いお方で…、と銀青様、合掌。

ブルー 「だから、あちこちで絶賛増殖中なんだけど…」
キース 「あの寺のは一味違うんだ。出張が売りだから」
一同  「「「えーっと…?」」」

鞄じゃないなら財布だろうか、などという声も出ていますけど。

キース 「違うな、必須アイテムは履物なんだ」
一同  「「「履物?」」」
ブルー 「その仏様は、草履を履いていらっしゃるんだよ」
キース 「草履があるから、全国、何処でも出張なさるらしいぞ」
ブルー 「お願いすれば、夜の間に」

それで御利益絶大らしい、と銀青様。
人気なんですね…?


2018/05/24 (Thu)

 

☆凄腕なら当たる


ブラック企業も真っ青なのが、お坊さんの世界の過酷すぎる現実。
家族ごと追放を免れても左遷で、それが嫌なら本山離脱という道。

シロエ 「草履を履いた仏様ですか…。全国出張なさるんですね」
キース 「それを謳って売り出したんだ。頭の切れる住職が」
マツカ 「すると、本山離脱の危機だったんですか?」
ブルー 「そうじゃないけど、懐具合が厳しかったみたいで…」

先代から色々と工夫していたようだ、と銀青様。

ブルー 「年に一度は新聞の取材に来て貰えるようにね」
スウェナ「取材ってことは、ネタがあったのね?」
ブルー 「当時じゃ画期的なことだね、今の時代は簡単だけど」

これ以上はやめておこうかな、と銀青様が指を唇に。

ブルー 「お寺が特定されそうだからさ…。先代のネタで」
キース 「寺の通り名になっているしな、そのままで…」

喋るとマズイ、と副住職も。

キース 「その先代を継いだ住職が、凄腕だったんだ」
ブルー 「大手の広告会社に勤めてたからね、長いこと」

お寺だけじゃ食べていけないからさ、と銀青様の溜息。

ブルー 「幼稚園とかを経営するにも、元手が要るし…」
シロエ 「サラリーマンの方が安定していますよね?」
キース 「そういうことだ。そしてノウハウを学んでだな…」

考え出したのが草履を履いた仏様だ、と副住職が広げる両手。

キース 「石工に頼んで彫って貰って、境内に据えて…」
ブルー 「後は口コミで売り出したんだよ、出張する、って」

当時はインターネットも無くて…、と銀青様の苦笑。

ブルー 「昔からの仏様かどうかは、そう簡単には…」
キース 「バレなかったというわけだ」

それが当たって一躍トップに…、と副住職。

キース 「参拝者が引きも切らないらしいぞ、海外からも」
一同  「「「海外!?」」」
ブルー 「ネットの御利益というヤツだよ」
キース 「グローバルなんだ」

海外にまで出張なさるようだな、と言ってますけど。
当たったんですね…?


2018/05/25 (Fri)

 

☆無敵だそうです


ブラック企業よりも過酷な掟が待っているのが、お坊さんの世界。
家族ごと追放は朝飯前で、生き残るには腕が必要だそうでして…。

シロエ 「海外出張までなさるんですか、その仏様は!?」
キース 「そのようだ。海外からも参拝客が来るんだからな」
ジョミー「参拝って…。まさか旅行の目的がソレ?」
ブルー 「そこまでは行っていないけど…。まあ、ついでだよね」

アルテメシアで観光するなら、其処にも寄ろう、という程度、と。

ブルー 「だけど御利益があるみたいでさ…。また口コミで…」
キース 「広がるわけだな、世界中から来る観光客に」

それこそネットでアッと言う間に…、と副住職。

キース 「そして評判が評判を呼んで、今や行列だぞ」
一同  「「「行列…」」」

もしかしたら、と誰もがピンと来ているようですけれど。

シロエ 「あのぅ…。そのお寺、有名なアレですか?」
スウェナ「法話を聞かないとお参り出来ない、あそこかしら?」
ブルー 「シーッ!」

言っちゃ駄目だ、と銀青様が見回す周囲。

ブルー 「営業妨害になっちゃうからね、何処か喋ったら」
キース 「まったくだ。…参拝客が気付いたんならいいんだが…」
ブルー 「同業者の口からバレたとなったら、色々とね…」

マズイんだよ、と銀青様の深い溜息。

ブルー 「お寺を持っていない、ぼくはいいけど…」
キース 「俺の場合は追い詰められるな、下手をやったら」
一同  「「「うーん…」」」

そこまでの力を持ってしまったのか、と驚く御一同様。

シロエ 「そのお寺、本山よりも強くないですか?」
キース 「世俗に関しては、本山以上だ」

喧嘩を売ったら潰されかねん、と副住職が竦める肩。

キース 「事実を事実だと喋っただけでも、大いにヤバい」
ブルー 「世の中、お金が全てだからねえ…。権力を持つなら」
キース 「向かう所に敵なしだな」
一同  「「「無敵…」」」

売り出して当たれば、無敵だとか。
本当にアイデア次第ですね?


2018/05/26 (Sat) 

 

☆出張して欲しい


ブラック企業も裸足で逃げ出す、お坊さんの世界のハードな現実。
けれど腕次第で乗り切れるそうで、一山当てれば権力もゲット。

シロエ 「斬新なアイデアで売り出して、一躍トップですか…」
サム  「本山よりも力があるってトコがよ、半端ねえよな」
ブルー 「あくまで世俗のことだけ…だけどね」
キース 「だが、その世俗が最強だからな」

寺を潰すくらいは簡単なのだ、と副住職がブツブツと。

キース 「なにしろ寺が建っているのは地面だからな…」
一同  「「「へ?」」」
キース 「敷地だ、敷地! それを買収されてしまえば…」
ブルー 「いきなり重機が入って来たって、止められないよね」

法的には問題ないわけだから…、と銀青様。

ブルー 「必要な書類が揃ってさえいれば、一発で更地」
一同  「「「うわー…」」」

それは怖い、と誰もがガクブル。

スウェナ「訴え出るだけ無駄ってわけね?」
キース 「そうなるな。何処へ行っても敗訴だ、敗訴」

だから詳しいことは喋れん、とお寺の名前は内緒ですけど。

??? 「ちょっと待ってよ、御利益の話は本当かい?」
一同  「「「!!?」」」

誰だ、と振り返った先にソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「出張してくれる仏様っていうのは、効くのかな?」
キース 「あんた、どの辺から聞いていたんだ!?」
Aブルー「お寺の世界はブラックなんだ、ってトコ辺りかな…?」

生き葬式とかもあるんだってね、と最初から聞いていた模様。

Aブルー「大変なんだな、と思っていたけど、出張の話で…」
キース 「あんた、出張希望なのか?」
Aブルー「そう!」

海外にまで出張するなら、別の宇宙にも、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぼくのシャングリラにも、来てくれそうだよ!」
キース 「それはまあ…。理屈から言えば可能だろうが…」
Aブルー「本当に?」
キース 「一応は…」

宇宙はお釈迦様の手のひらの上だ、と副住職。
そう言いますね…?


2018/05/27 (Sun)  

 

☆理屈の上では


ブラック企業よりも強烈なのが、お坊さんの世界の過酷すぎる掟。
けれど一発当てれば最強、本山以上の権力を持てるそうでして…。

Aブルー「来てくれるんだね、その最強の仏様が、出張に!」
キース 「理屈の上では、と言った筈だぞ」
Aブルー「でも、来られるのは来られるんだろう?」
キース 「その仏様の御利益が、本物ならな!」

ちゃんと話を聞いていたのか、とソルジャーを睨む副住職。

Aブルー「聞いていたから、こうして此処に来たんだけど!」
シロエ 「自分に都合のいい所だけを、聞いてませんか?」
サム  「だよなあ、真面目に聞いてたんなら、この話はよ…」

眉唾物だと気付く筈だぜ、とサム君も。

サム  「一躍トップに躍り出たのは、そこの住職が凄腕でよ…」
ジョミー「上手く売り出して当たったからで、御利益はさ…」
スウェナ「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、ってヤツなんでしょ?」

そうじゃないの、と元ジャーナリスト志望の人。

スウェナ「お参りに来る人の数が増えたら、分母が増えるし…」
シロエ 「仏様の御利益は抜きで、救われる人も増えそうですね」
キース 「ああ。あの寺は、まさにソレなんだが…」

今じゃ不動の人気だしな、と副住職が広げる両手。

キース 「元老寺ごときが喧嘩を売ったら、もう確実に…」
シロエ 「敷地が丸ごと更地ですか?」
キース 「いや、買い取られる方だろう。末寺としてな」

そして、こっちでも新手の商売を…、と副住職の苦い顔。

キース 「こちらはこういう御利益が、とブチ上げてな!」
一同  「「「あー…」」」

ありそうだよね、と誰もが納得。

シロエ 「潰すよりかは、利用した方がお得ですよね」
キース 「寺がそっくり手に入るからな」

時代のついた御本尊様や建物ごとな…、とブツブツブツ。

キース 「だから、これ以上は勘弁してくれ!」
Aブルー「それじゃ、仏様の出張は…」

理屈の上でだけ可能なんだろうか、という質問。
それっぽいですよね…?


2018/05/28 (Mon) 

 

☆貰って下さい


ブラック企業も敵わないのが、お坊さんの世界の厳しすぎる現実。
左遷や追放は当たり前の中、逞しく生き抜くお寺もあるそうで…。

Aブルー「その仏様が出張するというのは、本当じゃないと?」
キース 「これ以上、俺に言わせるな! 元老寺がヤバいんだ!」

買い取られたらどうしてくれる、と副住職が震わせる肩。

キース 「俺は親父にボコボコにされて、行く場所も無くて…」
Aブルー「そういう時には、遠慮なく来てくれていいんだよ?」
キース 「何処へだ!?」
Aブルー「決まってるじゃないか、ぼくのシャングリラだよ!」

ぼく専属のお坊さんとして働いてくれ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「部屋とかも、きちんと用意するから!」
シロエ 「待って下さい、キース先輩が出張ですか!?」
Aブルー「そうだけど? いいアイデアだと思うけれどね?」

理屈の上だけの仏様より効きそうだ、とニコニコニッコリ。

Aブルー「ぼくが期待した仏様の方は、駄目みたいだし…」
キース 「俺は絶対、行かないからな! 何があろうと!」
Aブルー「でも…。元老寺が無くなった時は、困るだろう?」

だから是非とも、という申し出。

Aブルー「こっちの世界が恋しくなったら、里帰りしてさ」
ジョミー「それ、いいかもね…」
キース 「なんだって!?」
ジョミー「キースがそっちに行ってくれたら、ぼくたちもさ…」

うんと平和に暮らせそうだ、とジョミー君。

ジョミー「毎回、毎回、キースのせいでババを引かされてさ…」
シロエ 「特別手当も貰えないのが、ぼくたちでしたね…」
スウェナ「とてもナイスな話じゃない! 最高だわよ!」

諸悪の根源がいなくなったら万々歳よ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「お持ち帰りでかまわないわよ、その副住職」
Aブルー「いいのかい? ぼくが貰って帰っても?」
シロエ 「ええ。誰も困りはしませんから」
キース 「おい…!」

人の人生を勝手に決めるな、と慌ててますけど。
いい案ですよね…?


2018/05/29 (Tue)

 

☆お寺を潰すなら


ブラック企業も真っ青なのが、お坊さんの世界の過酷すぎる実情。
けれど逞しく生き抜くお寺もあって、そこから話題はキース君へ。

Aブルー「キースをお持ち帰り出来たら、嬉しいねえ…」
シロエ 「そうでしょう? 元老寺が潰された時には、是非!」
マツカ 「潰されるように、持っていく手もありますよね…」

お寺の世界もお金次第と聞きましたから、と御曹司。

マツカ 「強力なお寺の末寺になって貰いましょうか?」
シロエ 「マツカ先輩、コネ、あるんですか?」
マツカ 「コネなんか使わなくても大丈夫ですよ、今の話だと」

さっきから話題のお寺の出番ですね、と人のいい笑み。

マツカ 「キースだと分かる形で、ツイッターのアカウントを…」
ジョミー「あー! 捏造して、舞台裏を思い切り喋りまくれば…」
マツカ 「営業妨害になりますからねえ、すぐに来ますよ」

元老寺と副住職を潰しに、とニコニコニコ。

キース 「待ってくれ! それは本当に潰される!」
マツカ 「そうなんですね? だったら目的達成ですよ」

別の世界に行って下さい、とサラリ。

マツカ 「部屋も用意して下さるそうですし、安心ですよね」
Aブルー「キースのお父さんたちも、纏めて面倒見るから!」

アドス和尚にも、ぼく専属になって貰おう、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「お坊さんが二人と、仏様のお膳を作れる人と…」
シロエ 「完璧ですよ、そっちでお寺を始められます!」
サム  「だよなあ、御本尊様とかを揃えて貰えばよ…」

立派なお寺が完成するぜ、と僧籍な人。

サム  「今の世の中、ビルの中に寺も普通だしよ…」
シロエ 「宇宙船の中でも、かまいませんよね!」

そうして下さい、とシロエ君もプッシュ。

シロエ 「早速アカウントを作りましょう!」
マツカ 「そうですね。@副住元老とかはどうでしょう?」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「やめてくれ!」

元老寺が本当に潰されてしまう、と慌てる副住職。
さて…?


2018/05/30 (Wed)

 

☆移住して下さい


ブラック企業も裸足で逃げ出すお寺の世界で、逞しく生きるお寺。
お金の力でゲットした権力、元老寺くらいは軽く潰せるそうで…。

マツカ 「いいと思うんですけどね? @副住元老で作るのは」
シロエ 「最高ですよ、早く始めましょう!」
キース 「頼むから、それだけは勘弁してくれ!」

本当にシャレにならんのだ、とキース君、土下座。

キース 「炎上したら、早速に裏から手を回されて…」
マツカ 「元老寺が買われてしまって、追い出されるんですね?」
キース 「そうなんだ! 余計な住職は要らないからな!」

俺も親父も放り出されて、都合のいいヤツが据えられる、と蒼白。

キース 「身の回りの物しか持ち出せないし、どうにもならん!」
Aブルー「だから、さっきから言ってるじゃないか!」

ぼくの世界に来てくれればいい、とソルジャー、満面の笑み。

Aブルー「マツカがアカウントを作る間に、準備するから!」
キース 「な、何をだ!?」
Aブルー「もちろん、お寺に必要な物を揃えるんだよ!」

御本尊様は特注すべきだろうか、と乗り気な人。

Aブルー「買ってくるより、注文して彫って貰った方がいい?」
ブルー 「それはいいねえ、元老寺の御本尊様に似たのをね」
Aブルー「採寸とかは、任せておけばいいのかな?」
ブルー 「仏師さんに頼めば、全部きちんとしてくれるよ」

いい仏師さんを紹介しよう、と銀青様が電話機に手を。

ブルー 「素材にする木も、相談に乗って貰えるからね」
Aブルー「ありがとう! 最高級品でお願いしたいね」
ブルー 「了解。それじゃ、マツカはアカウントを」

その間に電話をかけるから、とボタンをプッシュ。

キース 「やめてくれ! 本気で俺の人生が終わる!」
シロエ 「誰も困りませんけれど?」
スウェナ「万々歳よね、キースが別の世界に行ってくれたら」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「大歓迎!」

ぼくの世界へどうぞ、とソルジャー、拍手。
大混乱の中、中継終了~。


2018/05/31 (Thu)  








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