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太鼓で読む阿弥陀経の乱入で忘れられていたのが神楽舞。
しかし神楽舞はお田植え祭に必須、雅楽会のメンバーも揃っております。
巫女さん姿の女性クルーがニッコリと。
巫女さん「まずは着替えて頂きましょうね、その服ではちょっと…」
キース 「き、着替え…?」
巫女さん「巫女装束で舞えないと話になりませんから。本番は明日です」
雅楽会員「装束も持ってまいりました」
キース 「う、うう…。そ、そんな衣装は…」
ブルー 「坊主も巫女さんも着付けの基本は同じだけど? ぶるぅ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お手伝いだね!」
パァァッと走る青いサイオン。
キース君、たちまち巫女さん姿に大変身でございます。
ジョミー「へえ…。キースも白拍子、出来るんじゃないの?」
キース 「うるさい、他人事だと思いやがって!」
サム 「でも本当に他人事だしなぁ…」
シロエ 「ぼくたちは関係ありませんしね」
高みの見物を決め込むシャン学メンバー、ワクワク顔でございます。
生徒会長の白拍子舞の後だけに期待も大きく膨らむもので…。
巫女さん「では練習を始めましょうか。扇をどうぞ」
キース 「お、扇…? 巫女さんと言えば神楽鈴では…」
巫女さん「あら、よく御存知でらっしゃいますね。今回は扇も必須です」
神楽鈴とは巫女さんが舞う時に手に持つ鈴。
幾つもの鈴が三段に取り付けられており、柄には五色の長い布が。
けれどキース君に渡されたものは檜扇、お雛様が持っている扇です。
ブルー 「お田植え祭の神楽舞は前半が扇で後半が鈴さ。華やかだろ?」
巫女さん「舞いながら閉じたり開いたりして頂きますので、練習から」
キース 「ぜ、前半に後半だと? 鈴と扇を両方やれと?」
雅楽会員「お祭りですから見せ場は多めで」
ブルー 「やるからには完璧を目指して欲しいね、手抜きは厳禁」
キース 「なんでこういうことになるんだ、俺は坊主だ!」
いくら坊主だと叫んでも無駄というもので。
巫女さん姿で舞の練習、いざスタート!