☆夏は修行を
夏休みに入ったシャン学メンバー、話題は再び棚経のお供へと。
キース君のお供にはサム君が良くて、ジョミー君の退場を希望。
ジョミー「どうして、ぼくが言われるわけ?」
スウェナ「決まってるじゃないの、サムの方がマシだからよ!」
スルースキルが高いんだもの、とスウェナちゃん。
スウェナ「だから交代して欲しいのよね、少しでも早く!」
シロエ 「それが嫌なら、ジョミー先輩が修行してですね…」
サム 「スルースキルを上げるしかねえよな、俺のレベルに」
どっちにしたって勉強だよな、とサム君、腕組み。
サム 「この夏から真面目に修行しろよな、ブルーに頼んで」
マツカ 「そうですね…。アドス和尚には蹴られてますから」
キース 「ああ。親父も今は気持ちに余裕が無いしな」
卒塔婆書きで既にリーチだから、と副住職の溜息。
キース 「ジョミーの面倒どころじゃないしな、ブルーだな」
シロエ 「会長、是非ともお願いします!」
山の別荘でもしごいて下さい、とシロエ君。
シロエ 「ジョミー先輩が修行を積んだら、明らかにですね…」
マツカ 「誰かさんの被害は減りそうですよね、棚経の時の」
ただし棚経限定ですけど、と御曹司、お手上げのポーズ。
マツカ 「他の法要には、まるで効き目が無いでしょうしね」
ブルー 「無いだろうねえ、導師はキースで確定だから」
ジョミー「じゃ、じゃあさ…! ぼくが修行しても無駄で…」
何の意味も無いし、現状維持で…、とジョミー君、必死。
ジョミー「アドス和尚に気に入られたって、仕方ないから!」
シロエ 「いいえ、棚経のお供が出来れば充分です!」
そして、こちらにはサム先輩を…、とシロエ君、譲らず。
シロエ 「そうでなければ、ジョミー先輩がスキルアップを!」
サム 「スイカに卒塔婆が刺さってても、動じねえように」
スウェナ「頑張りなさいよ!」
ジョミー「そ、そんな…!」
諸悪の根源はキースなのに、とジョミー君、オタオタ。
さて、どうなる…?
2018/07/16 (Mon)
☆指導をお願い
夏休みを過ごすシャン学メンバー、ジョミー君に修行の注文を。
スキルアップしてアドス和尚のお供か、動じないようになるか。
ジョミー「どうして、ぼくにお鉢が回ってくるわけ!?」
サム 「他に希望ってヤツがねえからだろ。災難回避の」
諸悪の根源はキースでもよ…、とサム君の睨み。
サム 「キースがどうにもならねえ以上は、他の手段をよ…」
シロエ 「講じるしかないってことですよ。自衛策として」
スキルアップをして下さい、と詰め寄るシロエ君。
シロエ 「少なくとも隙は無くなりますから! 今よりは!」
マツカ 「ええ。棚経限定でも、ぼくたちの負担は減ります」
ストレスが少しは減少します、と御曹司も。
マツカ 「幸い、ブルーがいますから…。お盆前でも暇な人が」
スウェナ「そうよね、ブルーはお寺を持っていないし…」
サム 「卒塔婆書きなんていうノルマはねえしな」
安心して指導して貰えよな、とサム君、ビシィ! と。
サム 「山の別荘でもしごいて貰えよ、朝晩のお勤めの他に」
ブルー 「任せておいてくれたまえ。お盆までには…」
お経を読めるように仕込むよ、と銀青様の太鼓判。
ブルー 「無事に口パクを卒業出来たら、来年からはさ…」
キース 「親父のお供でも文句は出ないな、間違いなく」
スウェナ「スルースキルは仕込めるかしら?」
ブルー 「うーん…。そっちは日頃の積み重ねでさ…」
一朝一夕には身に着かないよね、と銀青様。
ブルー 「サムと同じで、朝のお勤めに通って貰うしか…」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
ブルー 「朝御飯の御褒美がつくんだけれど?」
ぶるぅが腕を奮ったのが…、とチラつかせる餌。
ブルー 「どうかな、早速、夏休みから!」
シロエ 「いいですねえ! ラジオ体操感覚ですね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 美味しい御飯、沢山作るよ!」
ジョミー「そんなの、どうでもいいんだけど…!」
朝御飯なら間に合ってるから、と必死の逃げ。
運命や如何に…?
2018/07/17 (Tue)
☆御褒美は朝食
夏休み中のシャン学メンバー、ジョミー君にやって欲しい修行。
スキルアップすれば棚経だけでもリスクが減少、そういう流れ。
ジョミー「朝御飯はママので間に合ってるから!」
シロエ 「そうですか? ぶるぅに頼めば、もっと色々と…」
マツカ 「バリエーションがあると思いますよ?」
お母さんの御飯は定番でしょう、と御曹司のツッコミ。
マツカ 「いくら日替わりでも、朝から和洋中とですね…」
サム 「あれこれ揃えてくれるわけがねえよな、普通はよ」
シロエ 「マツカ先輩なら、シェフが作ってくれそうですけど」
前の晩から頼んでおけば、とシロエ君。
シロエ 「明日の朝は中華風のお粥がいいとか、そんな感じで」
マツカ 「ええ、まあ…。滅多に頼みませんけどね」
我儘は言うべきじゃないです、と流石の謙虚さ。
マツカ 「ですけど、ぶるぅが修行の御褒美に作るなら…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ホントに何でも作るよ!」
朝食バイキングだってアリだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ドッサリ揃えて選び放題、食べ放題で!」
サム 「いいよな、ソレ! 俺も食いに来ていいんだろ?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん! サムは元々、修行に来てるし…」
ブルー 「お客様が増えるのは大歓迎だよ」
だからジョミーも頑張りたまえ、と勧める人。
ブルー 「スキルアップ出来て、みんなに喜ばれてさ…」
シロエ 「いいことずくめだと思います! 是非、修行を!」
キース 「やっておいて損はないと思うぞ、将来に向けて」
どうせいずれは坊主だからな、と副住職も。
キース 「ブルーの直弟子になった時点で、フラグがだな…」
シロエ 「立ってますよね、どう考えても」
後は修行を積むだけです、との声。
シロエ 「ぼくたちのためにも、修行して下さい!」
スウェナ「夏休みを有意義に過ごして欲しいわよね」
サム 「頑張れよな!」
ジョミー「嫌だってば!」
ぼくの夏休みはぼくのものだ、という悲鳴。
さて…?
2018/07/18 (Wed)
☆現状を維持して
夏休みを過ごすシャン学メンバー、減少させたい棚経のリスク。
今年の分には間に合わなくても、来年以降に生かしたいわけで。
シロエ 「ジョミー先輩の夏休みはですね、かなりの部分で…」
スウェナ「私たちの夏休みと被ってるわよね、毎年だけど」
山の別荘も海の別荘も…、とスウェナちゃんの指摘。
スウェナ「此処へ遊びに来る日も含めて、楽しいイベントは…」
サム 「100%、俺たちと同じなんでねえの?」
マツカ 「それで間違いないですね。ジョミー単独では…」
シロエ 「家族旅行にも行ってませんよね、ぼくもですけど」
家族旅行より、みんなで旅行の方が楽しいですし、とシロエ君。
シロエ 「ですから、ジョミー先輩だけの夏休みじゃないです」
マツカ 「ぼくたちのことも考えて欲しいですよね」
サム 「まったくだぜ。俺は棚経、別行動だけどよ…」
みんなのためにも努力しろよな、とサム君も。
サム 「俺と同じだけのスキルを身につけねえと」
ブルー 「本当にみんなが困るからねえ、今のままだと」
早速、明日から修行に来たまえ、と銀青様。
ブルー 「山の別荘でも、特別コースを組んであげよう」
ジョミー「特別コース?」
ブルー 「そう! ぼくは、のんびり過ごしたいんだけどね…」
グッと我慢して朝から修行の面倒を…、という申し出。
ブルー 「少しでも早く一人前になって欲しいしね」
ジョミー「そ、そんな…!」
??? 「ぼくも同感!」
現状維持で…、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
シロエ 「ちょ、ちょっと…! 何故、来たんです!」
Aブルー「何故って、棚経の危機みたいだから!」
ぼくの大事なスッポンタケの棚経が…、とソルジャーの言。
Aブルー「きちんと続けてくれないと困るよ、棚経を!」
ブルー 「続けないとは誰も言ってないけど?」
Aブルー「だけど、流れが変わりそうじゃないか!」
いい棚経にしたいんだから、と言われましても。
それが諸悪の根源では?
2018/07/19 (Thu)
☆流れが変われば
夏休み中のシャン学メンバー、棚経のリスクを減らす対策中で。
ジョミー君に修行をさせたいわけで、そこへ乱入して来た人。
Aブルー「流れを変えるなんて、とんでもないよ! 棚経の!」
ブルー 「変わらないけど? キースのお供がスキルアップで」
たったそれだけ、と銀青様の説明。
ブルー 「ジョミーが修行を積んでくれれば、スキルがね…」
シロエ 「アップしますから、いい棚経になるわけですよ」
オタオタせずにお供が出来て…、とシロエ君も。
シロエ 「どんなサプライズもドンとお任せ、そんな感じです」
サム 「今のジョミーだと、マジで話にならねえからよ…」
キース 「お経さえも口パクで、本当に使えないからな」
あんたにもプラスになると思うが…、と副住職。
キース 「ジョミーも俺と一緒に読経で、仏様がお喜びになる」
Aブルー「そうなんだ?」
キース 「どんな法要でも、坊主が多いほど有難いものだ」
棚経でも1人より2人、と指を1本、2本と立てまして…。
キース 「つまり、あんたに損はいかない。むしろ得をする!」
Aブルー「今よりも?」
ブルー 「その点は、ぼくも保証するよ。キースが正しい」
お経の声が増えるコースを選びたまえ、と銀青様。
ブルー 「ジョミーさえ真面目に修行したなら、来年からは…」
キース 「棚経のための坊主が2人だ、飾りじゃないのが」
いい話だと思うんだが…、と副住職のプッシュ。
キース 「それに檀家さんも嬉しいだろうし、一石二鳥だ」
Aブルー「檀家さんは、どうでもいいんだけどさ…」
スッポンタケが喜んでくれるんなら、と考え込むソルジャー。
Aブルー「いい方に流れが変わるんだったら、それもいいかな」
ジョミー「待ってよ、止めに来てくれたんじゃないわけ!?」
Aブルー「ぼくが大事なのは棚経だしねえ、君じゃなくって」
ジョミー「ぼくも大事にして欲しいんだけど…!」
棚経には欠かせないんだから、とジョミー君、必死。
どうなりますやら…。
2018/07/20 (Fri)
☆朝御飯を美味しく
夏休み中のシャン学メンバー、減らしたいものが棚経のリスク。
ジョミー君が修行したなら、スルースキルがアップするわけで。
シロエ 「ほら、困る人はいなくなりましたよ?」
マツカ 「頑張って修行をして欲しいですね、この夏休みは」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 明日から修行に来るよね?」
朝御飯は好きなものを注文してね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「暑いから、エスニック料理も美味しいよ?」
サム 「ナシゴレンとか、美味そうだよなあ…」
Aブルー「ぼくも食べに来てかまわないかな?」
早起きは得意じゃないんだけれど、とソルジャーの割り込み。
Aブルー「出来ればダラダラ寝ていたいけどね、朝御飯が…」
シロエ 「素敵だったら、話は別だと言いたいんですね?」
Aブルー「そう! ノルディに誘われたら朝から遠出も…」
してるんだよね、とソルジャー、ニコニコ。
Aブルー「暗い内から車で走って、獲れたてのカニとか!」
ぶるぅ 「んとんと…。カニは季節じゃないんだけど…」
カニのカレーもいいかもね、と笑顔のお子様。
ぶるぅ 「美味しいんだよ、プーパッポンカリー!」
Aブルー「朝からカレーも悪くないねえ、こっちは暑いし」
キース 「カレーはお釈迦様の国が発祥だからな」
プーパッポンカリーの国も仏教だしな、と副住職の笑み。
キース 「仏道修行にピッタリなんだし、頑張るんだな」
ジョミー「誰も来るとは言ってないから!」
Aブルー「そう言わずにさ…。ここは修行をして欲しいよね」
スッポンタケが喜ぶんだから、とソルジャー、ズズイと。
Aブルー「君のスキルがアップするのは大歓迎!」
ブルー 「此処のみんなも喜ぶんだよ」
君一人が努力するだけで…、と銀青様も。
ブルー 「明日から早速、棚経に向けて修行したまえ」
ぶるぅ 「プーパッポンカリー、作っておくね!」
ジョミー「カレーはいいから…!」
そんなモノより見逃して欲しい、と慌てる人。
リーチですけどね…?
2018/07/21 (Sat)
☆まだマシなんです
夏休みを過ごすシャン学メンバー、棚経のリスクの減少を希望。
ジョミー君さえ修行したなら、グンとリスクが減りそうで…。
ジョミー「みんなは良くても、ぼくが困るから!」
シロエ 「それがどうしたと言うんです?」
キース先輩の言い分と何処が違うんですか、とシロエ君の指摘。
シロエ 「特別手当が欲しいくらいに、ぼくたちにですね…」
スウェナ「ババを引かせるけど、本人は困ってないのよね…」
マツカ 「そうですね。しかも、別の世界に引っ越す話を…」
蹴りましたよね、と御曹司も。
マツカ 「キースが別の世界に行ったら、平和になるのに」
シロエ 「そうなんです! そこを困ると逃げましたしね」
ジョミー先輩もソレと同じじゃないですか、とキッツイ言葉が。
シロエ 「自分さえ良ければ、他のみんなはどうでもいい、と」
キース 「俺はそこまで言っていないぞ!」
マツカ 「でも、似たようなものでしょう?」
犠牲になる気はゼロでしたよね、と冷たい視線。
マツカ 「まだ、あのアカウントは残してありますから」
シロエ 「@副住元老ですね!」
サム 「いつでもツイート出来る仕様な!」
アレに比べりゃマシじゃねえかよ、と頷くサム君。
サム 「こっちの世界に残れるんだし、修行だけだぜ?」
キース 「俺の時ほど、理不尽な要求ではないと思うが」
あの時は俺を責めただろうが、と副住職の渋面。
キース 「最高に乗り気な一人だったぞ、そこのジョミーは」
ジョミー「そ、そうだけど…。そうだったけど…!」
それとこれとは話が別で…、と泣きそうな顔。
ジョミー「修行しろなんて言われても…!」
Aブルー「それだけだよね?」
キースよりかは恵まれてるよ、とソルジャーまでが。
Aブルー「ぼくのシャングリラに引っ越す必要は無いし…」
シロエ 「しかも、美味しい朝御飯つきです!」
ジョミー「で、でもさ…!」
ぼくの夏休みが台無しじゃないか、と必死の反論。
無駄っぽいですけどね…?
2018/07/22 (Sun)
☆手抜きはしません
夏休みなシャン学メンバーの頭痛の種が、お盆の棚経なるもの。
少しでもリスクを減らしたいわけで、その矛先がジョミー君へ。
シロエ 「別の世界に行くんじゃないですし、安心ですよ」
キース 「それに夏休みが大変なのは、俺もだからな」
毎年、毎年、卒塔婆書きで…、と副住職の嘆き。
キース 「今年もノルマが山ほどあるんだ、もうドッサリと!」
ブルー 「ジョミーの場合は、そっちの苦労は無いからねえ…」
サム 「うんうん、寺の跡継ぎじゃねえしな」
その点でもキースより恵まれてるぜ、とサム君。
サム 「だから諦めて修行しろよな、この夏休みは!」
ブルー 「修行に付き合う、ぼくだって時間を取られるしね」
山の別荘でも修行の面倒を見る羽目に…、と銀青様、ブツブツ。
ブルー 「だけど、みんなのためになるなら、我慢だよ」
Aブルー「素晴らしいねえ、流石はソルジャー!」
人類軍と戦わなくても、立派じゃないか、とソルジャー、絶賛。
Aブルー「是非とも、ジョミーを仕込んでくれたまえ!」
シロエ 「ぼくたちからも、お願いします!」
キース 「俺からも頼む。使えるヤツが欲しいからな」
同じ棚経に行くのなら…、と副住職も、ちゃっかり便乗。
キース 「遠慮なくビシバシしごいてくれ。俺の親父並みにな」
ブルー 「もちろんだよ。やると決めたら手抜きはしない」
明日から通って来てくれたまえ、と視線がジョミー君に。
ブルー 「明日の朝御飯は、プーパッポンカリーでいいのかな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 美味しいカニを買って来なくちゃ!」
本場の国で、と張り切るお子様。
ぶるぅ 「香辛料とかも本場のがいいよね、行ってくるーっ!」
ジョミー「ちょ、ちょっと…! 行かなくていいから…!」
ぶるぅ 「なんで? 絶対、本場のカニが新鮮でいいってば!」
ジョミー「違うよ、そういう問題じゃなくて、ぼくの問題…!」
カレーの材料はどうでもいいから、と慌ててますけど。
そうなんですか?
2018/07/23 (Mon)
☆朝御飯をどうする
夏休み中のシャン学メンバー、減らしたいものが棚経のリスク。
将来に向けてジョミー君を育成、役に立つようにしたいわけで。
ジョミー「カレーはどうでもいいんだよ! カニとかも!」
ブルー 「もっとボリュームがあるものがいいと?」
夏の修行は体力勝負でもあるし…、と銀青様の問い。
ブルー 「本当だったら、精進料理でいきたいけどねえ…」
キース 「そこを譲ってくれてるんだぞ、贅沢を言うな!」
ジョミー「違うってば…!」
ぶるぅ 「んとんと…。うな重とかの方がいい?」
暑い夏にはウナギだよね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「そっちがいいなら、国産のウナギを買ってくるけど」
サム 「おー! リッチだよなあ、国産かよ!」
シロエ 「凄く高いんじゃないですか? 獲れませんから」
ぶるぅ 「えっとね…。今年は余ってるらしいの!」
外国産にシフトしちゃって…、とニコニコ笑顔。
ぶるぅ 「だから仕入れは大丈夫! うな重にする?」
ジョミー「どっちも嫌だよ!」
ブルー 「ふうん…? そこまで言うなら、精進料理かな」
正統派の修行をして貰おうか、と据わっている目。
ブルー 「ぶるぅの気遣いを、まるで分かっていないんだから」
ジョミー「しょ、精進料理…?」
ブルー 「そう! 肉も魚も、一切抜きで!」
Aブルー「えーっ!?」
それは困る、と違う人から上がった苦情。
Aブルー「そんなの、ぼくは求めてないから!」
ブルー 「君の意見は聞いてないけど?」
Aブルー「美味しい朝御飯が食べたいんだよ、どうせなら!」
プーパッポンカリーとか、うな重とか…、とズレている論点。
Aブルー「精進料理はダメ! もっとゴージャスに!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくは、どっちでも作るからね!」
Aブルー「ジョミーも逃げずに注文したまえ、好みのを!」
ジョミー「精進料理も嫌だけど、ゴージャスなのも嫌だよ!」
普通の夏休みが欲しいだけだ、という絶叫。
通るんですかねえ…?
2018/07/24 (Tue)
☆いい棚経になれば
夏休みを過ごすシャン学メンバー、棚経のリスクの減少を希望。
ジョミー君が修行をしてくれたなら、少しはマシになるわけで。
シロエ 「ジョミー先輩、さっきも言ったんですけどね…」
スウェナ「自分の都合を優先するなら、キースと同じよ?」
マツカ 「そうです、まったく変わりませんね」
諸悪の根源な副住職と…、と御曹司までが苦い顔。
マツカ 「キースほどには、酷い注文じゃないと思いますが?」
シロエ 「ですよね、別の世界に行けとは言ってませんし」
スウェナ「それに美味しい食事もつくのよ、頑張りなさいよ!」
キースの場合は別の世界に引越しだけど…、とスウェナちゃん。
スウェナ「あっちの世界じゃ、ロクな食事が無さそうよね」
Aブルー「身も蓋も無い言われようだけど、当たっているかな」
船の食事が美味しかったら、此処にはいない、とソルジャーも。
Aブルー「だから朝御飯はゴージャスに! 精進じゃなくて!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくは、どっちでもいいよ!」
ジョミー「ぼくは、どっちも嫌なんだよ!」
なんで夏休みに修行なんかを…、と必死の逃げ。
ジョミー「悪いのは全部、キースじゃないか! 棚経だって!」
キース 「俺のせいにする気か、貴様!」
ジョミー「でも、そうだから!」
誰のせいで棚経のリスクがあるのさ、と開き直った人。
ジョミー「アレに戒名をつけなかったら、今頃はさ…!」
Aブルー「何を言うかな、キースの有難い行いについて!」
ぼくは心から感謝している、とソルジャー、真顔。
Aブルー「お蔭で毎日、充実してて…」
ブルー 「地球にも行けそう?」
Aブルー「この勢いなら!」
そのためにも、ジョミーには頑張って欲しい、と輝く瞳。
Aブルー「みんなが喜ぶ棚経になれば、もっとパワーが!」
シロエ 「言えていますね、いい棚経なら真面目に拝みますよ」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
ぼくの立場が無いんだけれど、とジョミー君、ワタワタ。
さて、どうなる…?
2018/07/25 (Wed)
☆自己犠牲の精神で
夏休み中のシャン学メンバー、減らしたいものは棚経のリスク。
ジョミー君が修行を積んだ場合は、今よりマシになりそうで…。
シロエ 「立場が無いと騒ぐ所も、キース先輩と同じですね」
マツカ 「ええ。キースも四の五の言ってましたし」
スウェナ「キースよりは、遥かにいい待遇よ?」
引越しは無しで、豪華な朝御飯つき、とスウェナちゃん。
スウェナ「文句を言わずに頑張りなさいよ、みんなのために!」
サム 「坊主になるなら、自己犠牲の精神は大切だぜ」
ジョミー「ぼくは坊主になる気は無いから!」
ブルーが勝手に弟子にしただけだ、と叫んでますけど。
ブルー 「弟子にした以上は、師僧のぼくにも責任がね…」
シロエ 「会長、もっと言って下さい!」
Aブルー「うん、ぼくからもお願いするよ。修行、賛成!」
スッポンタケの未来のために、とソルジャーもプッシュ。
Aブルー「ぼくのシャングリラが、地球まで行くためにもね!」
キース 「いいか、ジョミー? 別の世界といえどもだな…」
ブルー 「一つの種族の未来がかかっているんだけどね?」
少しくらいは努力したまえ、と銀青様。
ブルー 「キースは日頃からお念仏だし、それを見習って!」
キース 「ああ。頼まれた以上は、俺も朝晩、御本尊様に…」
別の世界のシャングリラの無事を祈っているぞ、と副住職も。
キース 「貴様には、そんな重荷は無いんだからな」
シロエ 「修行するだけで、別の世界を救えるんですね?」
ブルー 「そうなるねえ…。極楽に功徳も積めるわけだね」
ここは頑張って修行するべき、と指をビシイ! と。
ブルー 「早速、明日から! ぼくも手抜きはしないしね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ プーパッポンカリーとか、うな重!」
サム 「おっ、精進の縛りは解いてやるのな?」
ブルー 「でないと来そうにないからねえ…」
ジョミー「豪華版でも、来ないってば!」
家から出ない、と逃げの姿勢のジョミー君。
通るんでしょうか…?
2018/07/26 (Thu)
☆夏休みはパスしろ
夏休みを過ごすシャン学メンバー、イヤンなものがお盆の棚経。
少しでもリスクを減らしたいわけで、希望の星がジョミー君で。
サム 「おいおい、家から出ねえって…。逃げる気かよ?」
ジョミー「当たり前だよ、修行は絶対、しないから!」
ブルー 「ふうん…? ぼくはそれでもいいけどねえ…」
君の夏休みはどうなるんだい、と銀青様のツッコミ。
ブルー 「此処に来ないなら、他の何処にも来ないよね?」
ジョミー「どういう意味?」
ブルー 「もちろん、ぼくたちのいる場所だってば!」
山の別荘も海の別荘もパスなんだね、という念押し。
ブルー 「どっちに来たって、修行つきだから!」
キース 「海の別荘は、修行無しでもいいだろう。時期的に」
サム 「だよなあ、もう棚経は終わってるしよ」
ブルー 「でも、来年に備えて更なる修行ってヤツを…」
積んでおくのがいいと思う、と銀青様の提案。
ブルー 「こういったものは、日頃の姿勢が大切だから!」
シロエ 「そうですね。サム先輩に早く追い付くためには…」
マツカ 「今までの遅れを取り戻すことが大切ですよね」
夏休み中は毎日が修行ですね、と御曹司も。
マツカ 「ただ、本人が嫌だと言うのなら…。仕方ないです」
キース 「この夏は面子が一人減るのか」
サム 「お祭り野郎が欠けるのは、ちょっと寂しいけどよ…」
俺たちだけで楽しもうぜ、と僧籍な人。
サム 「ジョミーの分まで美味いものを食って、遊んで!」
キース 「ああ。俺も卒塔婆書きを頑張って終わらせよう」
少しでも早く解放されたい、と副住職も遊ぶ気満々。
キース 「しかしジョミーは、ヒッキーなんだな?」
シロエ 「そうらしいですね」
それもいいでしょう、とシロエ君。
シロエ 「記録的な猛暑になりそうですから」
Aブルー「家から出ないのが安全かもね」
ジョミー「そこまでは言っていないから…!」
ぼくだって普通に遊びたいよ、と言ってますけど。
甘すぎるんじゃあ…?
2018/07/27 (Fri)
☆エリートなら大学
夏休み中のシャン学メンバー、減らしたいと思う棚経のリスク。
ジョミー君に修行をさせればオッケー、けれど本人が断固拒否。
シロエ 「遊ぶだけ遊んで、修行は全くしない気ですか?」
ジョミー「だって、夏休みって、そういうものだし!」
キース 「受験生は事情が違うと思うが…?」
高校最後の夏の場合は、勉学あるのみ、と副住職。
キース 「塾に通って模試三昧とか、朝から晩まで勉強だな」
シロエ 「いい大学を目指すんだったら、当然ですよね」
キース 「坊主の道だと、いい大学が違うんだがな」
坊主の世界のエリートコースは普通じゃない、という説明。
キース 「偏差値を聞いたら誰もが驚く、そんな大学だ」
シロエ 「そうでした…! 宗門校って言うんでしたっけ?」
キース 「ああ。仏教学部以外の学部は、エリートではない」
しかし仏教学部は違う、と胸を張る人。
キース 「その大学を出たか、そうでないかで全てが変わる!」
ブルー 「本山で出世したい場合は、宗門校だね」
修行で苦労したくないなら…、と銀青様も。
ブルー 「修行を嫌がるジョミーを入れてもいいんだけどね」
サム 「出来るのかよ?」
ブルー 「ほら、高校は卒業してるしさ…。入学資格は充分!」
ぼくが推薦状を書けば一発合格、と立てる親指。
ブルー 「この夏休みは遊びまくって、そっちに行くかい?」
ジョミー「なんで大学!?」
ブルー 「エリートコースに乗れるから!」
高校最後の夏を楽しみたまえ、と爽やかな笑み。
ブルー 「来年の夏には、今より成長しているよ」
シロエ 「いいですね…!」
長期的なビジョンが大事でしょうか、とシロエ君。
シロエ 「今年の夏は遊んで貰って、いい大学に…!」
マツカ 「そうなれば自然と身につきますよね、色々なことが」
Aブルー「ぼくも賛成! エリート、最高!」
ジョミー「受験勉強の方が、まだマシだってば!」
少なくとも坊主にならずに済むし、とパニック。
さて、どうなる…?
2018/07/28 (Sat)
☆外れた期待
夏休みを過ごすシャン学メンバー、避けたい棚経ですけれども。
それは無理なだけに減らしたいリスク、希望の星がジョミー君。
ブルー 「大学もいいと思うけどねえ? 推薦入学で」
キース 「寺の跡継ぎなら楽勝なんだが、それ以外ではだな…」
なかなか入れて貰えないぞ、と副住職が言う仏教学部。
キース 「そこをブルーの顔でパスなら、勉強は要らん」
シロエ 「AO入試とは違うんですか?」
キース 「もっと条件が厳しくなるな。希望者が多いし」
寺の跡継ぎなら、誰だって入りたがるんだから、と副住職。
キース 「だから入れば、エリート中のエリートというわけだ」
サム 「俺もいずれは入る予定だけど、先に行けよな」
ジョミー「嫌だってば! だって入ったら、即、修行で…!」
三年目の冬には道場入りじゃなかったっけ、と慌てる人。
ジョミー「住職になれる資格を貰いに、璃母恩院でさ…!」
キース 「その通りだが?」
ジョミー「ぼくは坊主になりたくないし!」
絶対に嫌だ、と必死の抵抗。
ジョミー「でも夏休みも遊びたいから、他の修行もパス!」
サム 「おいおいおい…。贅沢なヤツだな」
キース 「まったくだ。俺のことを言えた義理ではないな」
みんなのために犠牲になるのは嫌だそうだ、と副住職の溜息。
キース 「一歩も進展しそうにないぞ、今年の夏も」
一同 「「「うーん…」」」
やっぱり期待は出来ないのか、と誰もがガッカリ。
シロエ 「そうなってくると、誰かさんにですね…」
マツカ 「大人しくして貰うしか道は無いわね」
Aブルー「誰かさんって…?」
誰のことさ、と首を傾げるソルジャー。
Aブルー「ぶるぅだったら、棚経なんかは来ないけど?」
シロエ 「悪戯小僧は、この際、どうでもいいんです!」
キース 「自分のことだと分からないのか、あんたって人は!」
Aブルー「ぼくって…。ぼくが何をしたと…?」
棚経を頼んでるだけじゃないか、という言い分。
それが困るんですけれど…?
2018/07/29 (Sun)
☆元凶は誰だ
夏休み中のシャン学メンバー、お盆の棚経が嫌すぎるイベント。
リスクを減らそうと考えたのに、それも出来ない展開でして…。
シロエ 「その棚経が困るんです! 毎年、毎年!」
サム 「そうだぜ、俺は現場にいねえんだけどよ…」
後から山ほど聞かされてるぜ、とサム君も頷く棚経の出来事。
サム 「あんた、ロクなことしねえじゃねえかよ」
Aブルー「何を言うかな、ぼくは努力をしてるんだけど」
大事なスッポンタケのために…、とソルジャー、反論。
Aブルー「お布施はたっぷり包んでいるし、お供えだって!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳の材料、最高なんだよ!」
市場でいいのを仕入れてくるの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ブルー、とっても頑張ってると思うけど…」
Aブルー「だよねえ、ぶるぅもそう思うよね?」
ブルー 「小さな子供を丸め込まない!」
そもそも誰が元凶なのさ、と生徒会長、いえ、銀青様の睨み。
Aブルー「えっ、誰って…。キースだろう?」
キース 「確かに俺にも原因はあるが、その前にだ…」
迷惑な仏様を持ち込んだのは誰だ、と副住職。
キース 「戒名を頼むと、あんたが言わなかったら、だ…」
シロエ 「そうですね…。言い出しっぺは、その人ですね」
悪乗りした先輩も悪いんですけど…、とシロエ君も。
シロエ 「アレに戒名と言われなかったら、棚経もですね…」
ブルー 「無いというわけだよ、どう転がっても」
君が悪い、と生徒会長、ソルジャーをギロリと。
ブルー 「君が棚経を諦めてくれたら、この夏休みは…」
シロエ 「平和ですねえ!」
それでいきましょう、という言葉に頷く御一同様。
一同 「「「イイネ!!!」」」
Aブルー「ちょ、ちょっと…! なんでそんなことに…!」
キース 「誰もが迷惑しているからだ。分かるだろうが!」
Aブルー「でも、地球がかかっているんだよ! 船の未来も!」
やめられないよ、とソルジャー、ワタワタ。
どうなるんでしょう?
2018/07/30 (Mon)
☆無くなると困る
夏休みを過ごすシャン学メンバー、頭痛の種がお盆の棚経。
リスクは減らせないみたいですけど、棚経が無ければ話は別で。
ブルー 「君が勝手に関連付けてるだけだろう! その未来!」
キース 「そうだな、別にスッポンタケなどに頼らなくても…」
スウェナ「努力次第で道は開ける筈なのよね?」
地球に行くのも、ミュウの未来も…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「こっちの世界でサボる代わりに、もっと頑張れば?」
サム 「だよなあ、時間を無駄に使ってねえか?」
Aブルー「有意義に過ごしてるつもりだけど!」
ソルジャーとしてのパワーを高めるために、という反論。
Aブルー「ぼくのサイオンが強くなったら、船も安全!」
ブルー 「スッポンタケは関係ないと思うんだけど」
キース 「俺もだ。阿弥陀様なら、まだ分かるがな」
棚経などは要らんだろう、と副住職、ブツブツ。
キース 「みんなに迷惑をかけるだけだし、もうやめておけ」
シロエ 「キース先輩、もっと言って下さい!」
マツカ 「棚経さえ無ければ、いい夏休みになりますよね」
ジョミー「ぼくも少しは楽になるしね…」
棚経のお供は続くんだけど…、とジョミー君のぼやき。
ジョミー「だけど、此処には来なくていいし…」
ブルー 「よし、決まり! 棚経は無しということで!」
キース 「解散っ!」
Aブルー「ええっ!?」
そこで解散しないで欲しい、と慌てる人。
Aブルー「ぼくの船のことも考えてよ! 棚経は要るよ!」
ブルー 「いや、要らない!」
Aブルー「そ、そんな…。それだけは勘弁!」
マシになるよう気を付けるから、と深々と土下座。
Aブルー「だから、お願い! 助けると思って!」
キース 「阿弥陀様は衆生をお救いになるが、キノコではな…」
Aブルー「そこをなんとか! お布施はこれだけ!」
キース 「ふむ…。その額ならば…」
一同 「「「あーっ!!!」」」
馬鹿野郎、と飛び交う怒号。
金次第ということで、これにて中継終了~。
2018/07/31 (Tue)