娯楽が少ない宇宙の生活に欠かせないのが趣味というヤツ。
雅楽会の有志で構成された蹴鞠同好会などもあり、地球にはその支部が。
サッカー少年なジョミー君、興味を示したのはいいんですけど。
ジョミー「え、えっと…。鞠を地面に落とさないって、何?」
雅楽会員「蹴鞠はチームで対戦するものではありませんので」
ジョミー「だから落としちゃダメなわけ?」
雅楽会員「お互い楽しく遊べるように、受け易い鞠を送るんですよ」
ジョミー「じゃ、じゃあ、シュートを決めるとかは…」
雅楽会員「もっての外になりますが。如何に落とさずに蹴り合うかです」
ジョミー「な、なんか……ぼくには向いてなさそう…」
ブルー 「まず無理だろうね、色々と約束事も多いから」
思い切り雅な遊びだし、と蹴鞠の決まり事を挙げる生徒会長。
鞠の受け方、蹴り方にまでルールがあるそうで…。
ジョミー「ダメだあ、そんなの覚え切れないし!」
サム 「だよな、お前、お経も覚えられねえしな」
ブルー 「それ以前だよ。美しい所作はジョミーに向かない」
シロエ 「ですよね、向いてるんなら神楽舞はジョミー先輩ですし」
ブルー 「そういうこと。キースに蹴鞠をやれとは言わないけどさ」
七夕祭じゃないからね、と生徒会長は申しておりますが、何故に七夕?
シャン学メンバーも不思議そうです。
雅楽会員「七夕祭は蹴鞠で始めると決まっております」
ブルー 「雅楽と和歌も欠かせないんだよ、芸事の上達を祈るのさ」
キース 「この船は何なんだ、お田植え祭とか七夕祭とか…」
ブルー 「神事のパクリだけじゃないけど? 聖歌隊もあるし」
要はお祭りなら何でもいいのだ、と生徒会長。
ブルー 「ただ、仏教系だけは無くってねえ…」
シロエ 「お坊さんがいないんですか?」
ブルー 「うん。ぼくの夢はシャングリラ念仏青年団の結成なんだよ」
ジョミー「それは絶対お断り!」
蹴鞠の方がマシだ、とジョミー君。
お祭り好きな船らしいですけど、お田植え祭の行方は?
※今朝の日食は如何でしたか?
日食眼鏡越しの太陽よりも、三日月形の木漏れ日が素敵でした~♪
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※5月21日、『流れのままに』第2話、UPしました!
校外学習の行き先は水族館に決定でした。
しかし、候補に上がったラフティングの方を諦め切れない生徒会長。
なんとか実現出来ないものか、と思案しているみたいです。
更に水族館でも何事か企んでいるようで…。