月刊シャングリラを読みに来たらしい別の世界からのお客様。
紅茶とケーキをお供にじっくり読んだソルジャー、関心だけは高そうで。
Aブルー「この田植えレースっていうのはいいねえ、使えそうだ」
ブルー 「使うって、君のシャングリラで?」
Aブルー「もちろんさ。農作業は単調だからレース形式だと燃えるかも」
ブルー 「君の所、田んぼはあったっけ?」
Aブルー「田んぼは無いけど応用するんだ。今の時期なら芋掘りかな」
全員 「「「芋掘り?」」」
Aブルー「ジャガイモだよ。もうすぐ収穫シーズンだし」
ブルー 「あー、ジャガイモね…。ウチもそろそろシーズンだっけ」
6月といえばジャガイモだよね、とソルジャー同士で農業談義。
生徒会長も珍しくソルジャーらしい話題をしておりますが…。
ブルー 「ジャガイモもいいけど、その前にラッキョウを掘らないと」
Aブルー「…らっきょう?」
ブルー 「うん、収穫して一気に漬け込み! 忙しいってば、農業部」
Aブルー「えっと…。ラッキョウってアレだよね、ピクルスみたいな」
ブルー 「ピクルスって何さ! まあ、似たようなモノではあるけど」
Aブルー「あんなモノまで作っていたんだ、君のシャングリラ…」
ブルー 「だって、カレーには定番だろう? 無いと何かとうるさくて」
Aブルー「ぼくの世界には無い文化だよ、それ」
ブルー 「そうなんだ…。田んぼも無いって言ったっけね」
Aブルー「そりゃ、少しならあるけどさ。基本、お米は野菜だってば」
カレーライスな文化は無い、と言われて衝撃のシャン学メンバー。
ラッキョウはともかく、カレーライスが無いなんて…。
ジョミー「えっと…。お米が野菜扱いだったら、丼とかは?」
Aブルー「それも無いねえ、丼は皆無」
ブルー 「稲作文化じゃないってわけだ。お田植え祭も理解不能ってね」
Aブルー「アレって意味があったのかい?」
お祭りなんだと思ってた、と首を傾げているソルジャー。
異文化を理解出来るんでしょうか?