お田植え祭はお祭りなのだと思い込んでいたらしいソルジャー。
確かにシャングリラ号のお田植え祭はお祭り騒ぎですけど、本来は神事。
どうやら其処から説明が要りそうでございます。
ブルー 「お田植え祭っていうのはさ、豊作を祈るお祭りなんだよ」
Aブルー「稲限定の?」
ブルー 「違うってば。ぼくたちの食文化は稲が主食だからメインが稲」
その他も纏めて五穀豊穣、と聞かされたソルジャー、納得顔で。
Aブルー「なるほどねえ…。じゃあ、ぼくのシャングリラだと小麦かな」
ブルー 「もしかして、やってみたいとか? お田植え祭も」
Aブルー「そりゃもう、イベントは大好きだしね。でもさ…」
ちょっとハードル高すぎるかな、と言うソルジャーの悩みは雅楽会員。
あの手の楽器を演奏可能なクルーは一人もいないのだそうで。
Aブルー「舞だけだったら当たって砕けろで行けるんだけどな…」
ブルー 「へえ…。神楽舞が出来そうな人に心当たりがあるってわけ?」
Aブルー「まさか。でも、イベントとくればぼくの出番だ」
全員 「「「は?」」」
Aブルー「目立つ役どころは大歓迎! ぼくがやらずに誰がやるって?」
ブルー 「そう来たか…。だったらキースに弟子入りする?」
キース 「お、おい、なんで俺まで巻き込まれるんだ!」
ブルー 「えっ、とりあえず君がプロだろ、神楽舞なら」
シロエ 「ですよね、キッチリ叩き込まれてバッチリですしね」
ジョミー「元老寺で舞うよりいいんじゃないの? 指導役の方が」
キース 「俺がこいつに教えるのか? あの舞を!」
Aブルー「…なんだか凄く嫌そうだねえ、そう言われると燃えてくるよ」
嫌がる話は進めてなんぼ、と現れた時の台詞を口にするソルジャー。
Aブルー「ちょっとベクトルがずれちゃったけど、神楽舞もいいかな」
ブルー 「ベクトルって…。それって、どういう意味さ?」
なにやら不穏な雰囲気が漂い始めております。
ソルジャーの目的は月刊シャングリラではなかったとか…?