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シャングリラ学園つれづれ語り

☆フェアに勝負を


料理人つきでも修行は嫌なジョミー君、お坊さんの道を拒否。
ところがプッシュするのがソルジャーでして、不穏な空気に。

ジョミー「マンションの裏とか、怖すぎるから!」
Aブルー「でもさ、学校だと校舎の裏が定番なんだろう?」

呼び出してケリをつける時には…、とソルジャー、サラリと。

Aブルー「だけど学校でやるというのは、マズそうだしね」
シロエ 「そうですねえ…。会長の名に傷が付きそうです」
キース 「ブルーだと思い込むだろうしな、目撃者が」

そういう時に限って人が来るのだ、とキース君。

キース 「そしてスマホで隠し撮りされて、拡散とかで」
一同  「「「うわー…」」」

それは非常にヤバイのでは、と誰もがガクブル。

サム  「やっぱマンションの裏がいいよな、そうしろよ」
スウェナ「住んでるのは仲間ばかりなんだし、安心よ!」
マツカ 「通報も拡散もされませんよね、此処だったら」
シロエ 「ええ、会長も心配無用ですしね」

やるなら其処で、とマンションの裏手の株が急上昇。

シロエ 「そうと決まれば、存分にどうぞ」
Aブルー「うん、全力で片を付けるよ」

素手でも、けっこういけると思う、と自信溢れるソルジャー。

Aブルー「海賊と勝負した時には、剣を使ったけどね」
ジョミー「け、剣って…?」
Aブルー「決闘だってば、サイオンでズルをしたけれど」

だけど君とはフェアにやるよ、とニコニコニッコリ。

Aブルー「何かと文句があるみたいだしね、ガチンコ勝負で」
ジョミー「ぼ、ぼくは、しつこいって言っただけで…!」

顔を貸せとは言っていない、とジョミー君、激しく逃げ腰。

ジョミー「なのにマンションの裏だなんて! 殺されるよ!」
Aブルー「ああ、その点なら大丈夫! 半殺しで止めるから」
ジョミー「は、半殺しって…。そこまで派手にボコるんだ?」
Aブルー「お坊さんになれるだけの力は残すけれどね!」

お坊さんが減ったら困る、と言ってますけど。
半殺しにはすると…?


2019/05/16 (Thu)

 

☆手加減は無しで


料理人つきの修行でも嫌なジョミー君、お坊さんは断固拒否。
けれどソルジャーはプッシュしてまして、不穏な空気の今。

ジョミー「お坊さんになれる力は残すって、何さ!」
Aブルー「なって貰わないと困るからだよ、お坊さんには!」

だから半殺しで止めておくのだ、とソルジャー、力説。

Aブルー「そうと決まればサッサと勝負! ほら、立って!」
シロエ 「マンションの裏に行くんですね?」
Aブルー「あそこが一番良さそうだからね、いろんな意味で」

ガチンコ勝負だから、二人きりで…、とニンマリと。

Aブルー「ぶるぅは此処から中継を頼むよ、サイオンで」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いつもの生中継だね!」

任せといて、と張り切る「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「二人とも、全力で頑張ってねーっ!」
Aブルー「それはもちろん! 出来ればジョミーを一撃で!」
サム  「倒すのかよ?」
Aブルー「そうしたいねえ、ぼくの実力を試すなら!」

一発で地面に沈めてこそだ、と怖すぎる台詞。

Aブルー「剣は無くても、ぼくの拳があれば充分!」
スウェナ「それ、実戦で使ったことがあるのかしら?」
Aブルー「無いから試してみたいんだってば!」

人類軍じゃ、ちょっと相手が悪すぎてね…、とフウと溜息。

Aブルー「あっちは白兵戦のプロだし、格闘技もさ…」
シロエ 「仕込まれているってわけですね?」
Aブルー「メンバーズには及ばなくても、それなりにはね」

だけどジョミーは素人だから、とニコニコニコ。

Aブルー「丁度いいんだよ、ぼくの実力を発揮するには」
ジョミー「え、えっと…。ホントに初めて殴るわけ?」
Aブルー「そうだけど?」

手加減は無しで行くからね、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「なにしろ、使ったことが無いから…」
シロエ 「手加減の仕方が分からないんですね?」
Aブルー「そうなるねえ!」
一同  「「「うわー…」」」

恐ろしすぎる、と誰もがドン引き。
ジョミー君の運命は…?


2019/05/17 (Fri)

 

☆ガチンコ勝負で


料理人つきでもジョミー君が嫌がる修行生活、お坊さんの道。
ところがプッシュするのがソルジャー、今の流れは決闘へと。

ジョミー「て、手加減が分からないって、無茶だから!」
Aブルー「それじゃ聞くけど、君は手加減できるのかい?」

喧嘩の道のプロだろうか、という質問。

Aブルー「喧嘩じゃなくても、格闘技とかさ」
ジョミー「ど、どっちも素人なんだけど…!」
サム  「うんうん、番を張ろうってタイプじゃねえしよ」
シロエ 「部活だって、サッカー部を希望でしたしね…」

マツカ先輩の方が強い筈です、とシロエ君。

シロエ 「柔道部生活、長いですから…。マツカ先輩も」
マツカ 「いえ、それほどでも…。滅多に負けませんけど」
キース 「明らかにマツカの方が強いぞ、ジョミーよりかは」

技もそうだし、足腰も鍛えているからな、と副住職も。

キース 「多分、喧嘩も強いだろう。性格的には向かないが」
マツカ 「そうですね…。正当防衛くらいでしょうか」
シロエ 「素人さんが相手だったら、過剰防衛でいけますよ」

もちろん手加減できますけどね、とシロエ君の笑顔。

シロエ 「なにしろ、ぼくたち、セミプロですから」
キース 「ああ。手加減が出来なくては話にならんな」
Aブルー「ふうん、そういうものなんだ? でもさ…」

ジョミーは全く出来ないんだね、と頷くソルジャー。

Aブルー「ということは、ぼくも全力で行かないと!」
キース 「その方針は間違ってないな」
シロエ 「ジョミーも手加減無しで来ますし、正しいですよ」

ガチンコ勝負はそういうものです、とシロエ君の指摘。

シロエ 「ですから、どうぞ存分に!」
Aブルー「ありがとう!」

腕が鳴るよ、とソルジャー、満面の笑み。

Aブルー「それじゃ行こうか、マンションの裏へ!」
ジョミー「ちょ、本気で…!?」
Aブルー「もちろんだってば!」
ジョミー「殺されるよーっ!」

ぼくは命が惜しいんだけど、とジョミー君の絶叫。
ピンチですね?


2019/05/18 (Sat)

 

☆サービス付きです


料理人つきでも修行は嫌なジョミー君、お坊さんは全面拒否。
なのにソルジャーがプッシュするわけで、流れは決闘へと。

ジョミー「こんな人に本気でやられたら、死ぬから!」
シロエ 「でもですね…。相手も素人なんですから」
キース 「そうだぞ。実戦は初めてらしいし、勝ち目はある」

頑張って全力で行ってこい、と副住職の激励。

キース 「万が一、負けて死んだ時には、骨は拾ってやろう」
ジョミー「キースが言うと、シャレにならないから!」

骨を拾うのが仕事じゃないか、とジョミー君、ガクブル。

ジョミー「でもって、お経を唱えて、お墓に…」
キース 「言っておくがな、坊主は基本は、骨は拾わん」

アレは身内がやるものだ、と副住職の指摘。

キース 「坊主が拾うのは、野で行き倒れた仏様だとか…」
ブルー 「身寄りが無いとか、そういうのだねえ…」
ジョミー「そうなんだ?」
キース 「ああ。そこを特別に拾ってやろうと言っている」

もちろん読経もセットものだ、と合掌を。

キース 「遠慮しないで、思う存分、戦ってくれ」
Aブルー「はいはーい、質問!」
キース 「なんだ?」
Aブルー「そのサービスは、ぼくの場合もつくのかな?」

骨を拾ってくれるんだろうか、とソルジャーの問い。

Aブルー「ぼくがジョミーに敗北したら、どうなるんだろう」
キース 「あんたは負けない気がするんだが…」

どう考えても、ジョミーの方が負けるような、と正直な意見。

キース 「いくら勝負は水物とはいえ、あんただしなあ…」
ブルー 「だよねえ、負けるとは思えないよ」
Aブルー「でも、万一ってことはあるから!」

そのサービスを付けて欲しいな、とソルジャー、真剣。

Aブルー「骨を拾って貰えるんなら、安心だしね!」
キース 「念のために聞くが、どういう意味で安心なんだ?」
Aブルー「もちろん、天国に行くためだよ!」
キース 「極楽と言え!」

間違えるな、とツッコミが。
そういう問題なんですかねえ…?


2019/05/19 (Sun)

 

☆お経もセットで


料理人つきの修行でも断るジョミー君、お坊さんは絶対に嫌。
けれどソルジャーはプッシュしてまして、決闘をする方向へ。

Aブルー「えっと…。天国みたいなものだよね、ソレ?」
キース 「阿弥陀様がいらっしゃる場所は、お浄土だ!」

西方極楽浄土と言うのだ、と副住職。

キース 「本気で行きたいと思っているなら、正しく言え!」
Aブルー「でもねえ…。ぼくの世界じゃ馴染みが薄くて…」

どうしても天国になっちゃうんだよね、とソルジャー、苦笑。

Aブルー「そこの所は勘弁してよ。ところで、ぼくの骨は?」
キース 「俺に拾えと言っているのか?」
Aブルー「それと、お経もセットでお願い!」

ちゃんと天国に行けるように、という注文。

Aブルー「君が確約してくれるんなら、ホントに安心!」
キース 「とても負けるとは思えんが…。そう言うのなら…」
Aブルー「ありがとう! これで骨を拾う人も決まったし…」

そろそろ行こうか、とソルジャーの視線がジョミー君に。

Aブルー「ほら、立って! ぼくとマンションの裏に行く!」
ジョミー「嫌だよ、真面目に殺されるから!」
Aブルー「さっきも言ったよ、半殺しにしかしないって!」

お坊さんが減ったら困るからねえ、とニッコリと。

Aブルー「でもまあ、戦死は戦死だろうし、君の骨はさ…」
キース 「俺が拾って、きちんと供養をしてやろう」
サム  「お経は俺も読んでやるから、安心しろよな」
ブルー 「ぼくもサービスさせて貰うよ、お経くらいは」

何なら衣で待機しようか、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「その方がいいなら、そうするけれど」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お袈裟も用意しなくちゃね!」

上等のお袈裟がいいのかな、と無邪気なお子様の問い。

ぶるぅ 「それとも、ランクは低めでいいの?」
ブルー 「せっかくだから、最上級のヤツにしようかな」
Aブルー「イイネ!!!」

是非ともそれにしてくれたまえ、と喜ぶ人。
死ぬ気ですかねえ…?


2019/05/20 (Mon)

 

☆お坊さんが待機


修行は料理人つきでも嫌なジョミー君、お坊さんの道を拒否。
けれどソルジャーは全面的にプッシュで、決闘する方向へと。

Aブルー「最高の衣装を用意してよね、ぼくたちのために!」
ブルー 「死ななきゃ意味が無いんだけどねえ?」

お経は死ななきゃ必要無いし、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「多分、ジョミーにしか役に立たないかと…」
Aブルー「万一っていうこともあるから、そっちに期待!」
ブルー 「期待するって…。死んでもいいわけ?」
Aブルー「天国行きが確約ならね!」

ミュウの未来より、そっちが大切、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「ぶっちゃけ、充実のセックスライフが最優先で!」
ブルー 「……ミュウの未来は、どうでもいいと?」
Aブルー「ついでだったら、ちゃんと面倒見るけどね!」

最優先にはしたくないなあ…、と指導者とも思えない言葉。

Aブルー「そういうわけだし、上等の袈裟の用意をよろしく」
ブルー 「はいはい、分かった! ジョミー用だろうけど」
サム  「どう考えても、ジョミー用だぜ…」
シロエ 「勝てるとは思えませんからねえ…」

でもまあ、頑張って貰いましょうか、とシロエ君。

シロエ 「万に一つは勝てるんですから、死ぬ気で一発!」
スウェナ「そうよね、ガツンとやって欲しいわよねえ…」

この人には迷惑してるんだから、とスウェナちゃんも。

スウェナ「勝てば英雄よ、頑張りなさいよ!」
ジョミー「そ、そんなことを言われても…!」

戦うのも死ぬのも、ぼくじゃないか、とジョミー君、真っ青。

ジョミー「みんなは中継を見てるだけだし!」
サム  「いいじゃねえかよ」

高みの見物と言うじゃねえか、とサム君、キッパリ。

サム  「潔く、ガチで勝負をしてこいよな!」
Aブルー「というわけだし、マンションの裏へ行こうか」
ぶるぅ 「行ってらっしゃあーい!」
ジョミー「殺されるーっ!」

死にたくない、と叫ぶジョミー君、強制連行。
人生、おしまい…?


2019/05/21 (Tue)

 

☆勝ち目の無い人


お坊さんの道を拒否したジョミー君、ソルジャーと決闘。
そういう流れになってしまって、マンションの裏へ強制連行。

サム  「行っちまったけど、勝ち目はねえよなあ…」
ブルー 「無いだろうねえ、万に一つも」
シロエ 「どうするんですか、衣と袈裟は?」
ブルー 「様子を見てから考えようかな、着替えが面倒!」

なにしろ出したら片付けなくちゃね、と生徒会長。

スウェナ「あら、ぶるぅにお任せなんでしょ、それは?」
ぶるぅ 「うんっ! 風を通して、きちんと畳んで…」
サム  「ブルーの出番はねえじゃねえかよ」
ブルー 「だから、その分、気を遣うんだよ」

余計な手間を増やさないように…、という台詞。

ブルー 「食べこぼしとかはアウトだからねえ、衣や袈裟は」
ぶるぅ 「染み抜きをしたら、綺麗になるよ!」
ブルー 「だけど、ぶるぅの仕事が増えるし…」

生中継には食べ物と飲み物もセットで欲しい、と銀青様。

ブルー 「明らかに飲み食いするというのに、法衣はねえ…」
サム  「あー…。法事の席とは、ちょっと違うよな」
ブルー 「そうなんだよ。ただのイベントで馬鹿騒ぎだしね」

ジョミーが真面目に勝負して死んだら、それから支度…、と。

ブルー 「着替え自体は、サイオンを使えば一瞬だから」
シロエ 「そうでした! ところで、ジョミー先輩は?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ まだ、マンションの中にいるよ!」
一同  「「「へ?」」」

そろそろ裏に着く頃なのでは、と一同、ポカーン。

サム  「まだ中って…。何処で足止め食ってんだよ?」
ぶるぅ 「エレベーターの前!」

こんな感じなの! とサイオン中継の画面が出現。

ジョミー「嫌だ、乗ったら地獄に直行だからーっ!」
Aブルー「ガタガタ言わずにサッサと乗る! 迷惑だから!」
ジョミー「殺されるのに、乗るわけないし!」
Aブルー「他のフロアの人が困るじゃないか!」

この階にキープしないように、と叱ってますけど。
乗りますかねえ?


2019/05/22 (Wed) 

 

☆素人なのにプロ


お坊さんの道を拒否したジョミー君、ソルジャーとの決闘へ。
けれどエレベーターの前で嫌だと踏ん張り、大迷惑なのが今。

Aブルー「ほら、乗って! 早くマンションの裏へ行く!」
ジョミー「地獄行きだって分かってるのに、乗らないよ!」

ギャーギャー騒いでいるわけでして、エレベーターが足止め。

サム  「往生際の悪いヤツ…。どうすんだよ、アレ」
シロエ 「下の階の人に御迷惑ですよね…」
ブルー 「最上階だしね、此処は」

仲間ばかりのマンションとはいえ…、と生徒会長。

ぶるぅ 「んとんと…。ジョミー、押し込んじゃう?」
ブルー 「それでもいいけど、多分、ブルーが…」

痺れを切らして蹴り込むと思う、と言い終えない内に…。

Aブルー「乗れと言ったら、ガタガタ言わずに乗りたまえ!」
ジョミー「ひぃぃっ!」

シュッと突き出されたソルジャーの拳、避けたジョミー君。

ジョミー「えっ? あれっ?」
Aブルー「よし、乗った! さて、一階へ…」

ソルジャーがボタンを押して扉が閉まり、動くエレベーター。

シロエ 「蹴り込むんじゃなくて、追い込みましたね…」
キース 「あいつ、本当に喧嘩は素人なのか?」
マツカ 「そうなんでしょうけど、実戦経験多数ですから…」
サム  「咄嗟の時の判断ってヤツは、プロ級なのな…」

相手の動きが読めるんだぜ、とサム君、ブルブル。

サム  「こりゃ間違いなく、今日はジョミーの命日でよ…」
スウェナ「ブルーがお経を読むことになるのね…」

それにキースも、とスウェナちゃん。

キース 「そのようだ。法衣は持って来ていないんだが…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お取り寄せしてあげるよ!」

瞬間移動で元老寺から、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の笑顔。

ぶるぅ 「だから、お経を読んであげてね!」
キース 「ああ、骨は拾うと約束したしな」
ブルー 「その前に中継を楽しまなくちゃね、決闘の!」

飲み食いしながら見物しよう、と銀青様。
完全に見世物…。


2019/05/23 (Thu)

 

☆立ち合いの人を


ソルジャーと決闘が決まったジョミー君、マンションの裏へ。
只今、強制連行中で、エレベーターで降りてゆきまして…。

Aブルー「ほら、1階! サッサと降りる!」
ジョミー「わ、分かったってば、此処で殴らないでよ!」

まだマンションの裏じゃないし、とジョミー君、逃げ腰。

Aブルー「降りたら、真っ直ぐ外に出る! でもって裏へ!」
ジョミー「え、えっと…。立ち合いの人は?」
Aブルー「なんだい、それは?」
ジョミー「死刑の前には、話を聞いてくれる人がいるって…」

そう聞いたけど、とジョミー君、歩きながらボソボソ。

シロエ 「妙なことを言ってますねえ、ジョミー先輩」
ぶるぅ 「そだね~。はい、お菓子と飲み物、用意したよ!」
キース 「有難い。俺はコーヒーで頼む」
ブルー 「ぼくは紅茶で。ケーキは、とりあえず二種類かな」

楽しくやろう、と中継画面を前に盛り上がる面々ですけど。

Aブルー「死刑の前に話って…。そうなのかい?」
ジョミー「宗教に合わせて、色々選べる仕組みなんだけど…」

その役目の人は何処にいるのさ、とジョミー君の問い。

ジョミー「殺されるのは確実なのに、その人がいないと…」
Aブルー「どうなるんだい?」
ジョミー「多分、法律違反だと思う!」

係の人を呼んで来てよ、とゴネる間にマンションの裏に到着。

ジョミー「ほらね、此処にも誰もいないし!」
Aブルー「誰もいないから選んだんだよ、勝負の場所に」
ジョミー「だけど法律違反だから!」

ぼくを殺すなら立ち合いの人を、とジョミー君。

シロエ 「法律違反だと言ってますけど?」
キース 「間違ってはいないと思うんだがな…」

相手はアレだ、とキース君、お手上げのポーズで、案の定…。

Aブルー「それは、こっちの世界の法律だよね?」
ジョミー「そうだよ、この国で決まってるヤツで…」
Aブルー「だったら、ぼくには関係ないし! まるで全く!」

別の世界の人間だしね、と勝ち誇った笑み。
リーチですかね…?


2019/05/24 (Fri) 

 

☆世界が違います


お坊さんを拒否したジョミー君、ソルジャーと決闘な展開に。
マンションの裏へ強制連行、他の面子はサイオン中継で見物。

Aブルー「君は忘れていないかい? 此処を選んだ理由をさ」
ジョミー「校舎の裏が定番だから、って言ったよね?」
Aブルー「それだけじゃなくて、ぼくの存在が問題なんだよ」

校舎の裏だと、ブルーと間違えられる可能性が…、と説明が。

Aブルー「別の世界の人間だなんて、言えないしねえ…」
ジョミー「そ、そうだけど…。それが、どうかしたわけ?」
Aブルー「つまり、この国の法律がどうであろうとさ…」

ぼくには関係ないんだよ、とソルジャーがグッと立てる親指。

Aブルー「君が言ってる立ち合いの人は、いなくてOK!」
ジョミー「ちょ、ちょっと…!」
Aブルー「それに殺すとは言ってないしね、半殺しまでで!」

分かったんなら勝負しようか、と両手の指をボキボキボキ。

Aブルー「第一、ぼくの世界の場合は、死刑の時には…」
ジョミー「立ち合いの人はいないとか…?」
Aブルー「いるわけないだろ、SD体制なんだからね!」

更にミュウとなれば、死刑もなくて…、と冷たい笑み。

Aブルー「死刑の代わりに処分なんだよ、犬猫並みに!」
ジョミー「しょ、処分って…?」
Aブルー「こっちの世界の保健所より酷いね、正直な所」

処分ついでに生体実験とかもあるし…、と淡々と。

Aブルー「そんなわけだから、立ち合いの人がいても…」
ジョミー「まさか研究者で、何もしないとか…?」
Aブルー「うん、実験をするだけだね!」

そういう人でいいんだったら、呼ぶけれど、とニンマリと。

Aブルー「君の心拍数を測る人とか、そんな感じで」
ジョミー「まさかキースたちを呼んで、ぼくのデータを…?」
Aブルー「お望みだったら、その方向で検討するよ」
ジョミー「それ、絶対に要らないから! 見世物だし!」
Aブルー「既に見世物だよ」

見てるかな? と中継画面に手を振るソルジャー。
余裕たっぷり…。


2019/05/25 (Sat)

 

☆阿弥陀様に告げ口


お坊さんを拒否したジョミー君、マンションの裏で孤立無援。
ソルジャーとの決闘は生中継になり、他の面子は高みの見物。

Aブルー「聞こえるかなーっ? データを取ろうって話で!」
ジョミー「ま、待ってよ、そんなのは頼んでないから!」

それより誰か助けに来てーっ! とジョミー君の絶叫。

ジョミー「どう考えても殺されるから! この展開だと!」
Aブルー「遠慮しないで全力で来てよ、ぼくが死ぬかも!」

死んだ方は骨を拾って貰えるしね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「セットでお経も読んで貰えて、天国が確約!」
ジョミー「そ、そうだ! ぼくが死んだら極楽なわけで…」
Aブルー「その通り! だから安心して勝負しようか!」
ジョミー「してもいいけど、ぼくが極楽行きになったら…」

言いつけるからね、とジョミー君。

ジョミー「とても酷い目に遭ったんです、って阿弥陀様に!」
Aブルー「なんだって?」
ジョミー「一方的に殴り付けられて死にました、って!」

それでいいなら御自由にどうぞ、と開き直り。

ジョミー「さあ、殴れば? 蹴ってもいいけど」
Aブルー「無抵抗の君を殴れって?」
ジョミー「うん、そうでないと言いつけられないし!」

ぼくは手も足も出さないよ、とニッコリと。

ジョミー「遠慮しないで、ドカンとやってよ!」
Aブルー「そ、それは…」

ぼくの評価がヤバイのでは…、と固まるソルジャー。

ぶるぅ 「んとんと…。なんだか変な感じだよ?」
キース 「ジョミーのヤツ、無駄に知恵が回るな」
シロエ 「あれで殴れば、極悪人にしかなりませんしね…」
ブルー 「悪人も極楽へ行けるとはいえ、流石にねえ…」

言いつける人がいるのはマズイかもね、と銀青様も。

ジョミー「煮るなり、焼くなり、好きにしてよね!」
Aブルー「て、天国でのぼくの評価は、どうなるんだい?」
ジョミー「そんなの、ぼくには全く関係ないし!」

先に極楽へ行くだけだしね、とジョミー君。
まさかの逆転…?


2019/05/26 (Sun) 

 

☆告げ口で地獄へ


お坊さんを拒否したジョミー君、ソルジャーと決闘な展開に。
けれどマンションの裏で抵抗、阿弥陀様に告げ口がとうのと。

Aブルー「君を思い切り殴った場合は、阿弥陀様の評価は…」
ジョミー「さあ? 無抵抗なのに殴るんだしさ…」

いいとは思えないけれど、とジョミー君。

ジョミー「でもさ、ぼくには関係ないから、好きにしてよ」
Aブルー「そ、そう言われても…!」

評価が下がったら大変じゃないか、とソルジャー、真っ青。

Aブルー「最悪、天国に行けなくなるってこともあるよね?」
ジョミー「よく知らないけど、あるんじゃないかな」

そういう時は地獄行きなのかもね、とジョミー君、サラッと。

ジョミー「だけど地獄は慣れてると思うし、大丈夫!」
Aブルー「なんで慣れてることになるのさ!」
ジョミー「SD体制の世界だと、ミュウは生き地獄だよね?」

たまたま楽をしているだけで、基本はそっち、という指摘。

ジョミー「普通のミュウは地獄で暮らして、処分されてて…」
Aブルー「それはそうだけど、ぼくは違うから!」
ジョミー「今の暮らしになる前は、地獄だったと思うけど…」

アルタミラとか言っていたよね、と更なる攻撃。

ジョミー「そういう時代に戻るだけだし、問題ないよ」
Aブルー「大ありだってば!」

地獄なんかは御免こうむる、とソルジャー、ブルブル。

Aブルー「君を殴れば、地獄送りに…」
ジョミー「うん、頑張って告げ口するから!」

遠慮なくどうぞ、と広げる両手。

ジョミー「全力で殴れば?」
Aブルー「うっ…」

なんてことに…、とソルジャー、固まっていますけれども。

ぶるぅ 「えとえと…。これってどうなっちゃうの?」
ブルー 「さあねえ、二人とも間違っているんだけどさ」
シロエ 「どういうことです?」
ブルー 「地獄落ちにはならないんだよね、ブルーは」
一同  「「「えっ?」」」
ブルー 「お念仏だよ」

阿弥陀様の教えはそうなっている、と銀青様。
お念仏って…?


2019/05/27 (Mon)

 

☆地獄行きは無い


お坊さんを拒否してソルジャーと決闘、ピンチなジョミー君。
マンションの裏で追い詰められて、阿弥陀様に告げ口だとか。

シロエ 「お念仏って…。それで地獄に落ちないんですか?」
ブルー 「阿弥陀様が立てた誓いの一つが、それなんだよね」
スウェナ「どういうことよ?」
ブルー 「一度でもお念仏を唱えていたなら、必ず救うと…」

仰ったからには、ブルーに地獄行きは無い、と銀青様。

シロエ 「でもですね…! あの人、一度も唱えてませんよ」
ブルー 「だけど代理を立ててるだろう?」
マツカ 「キャプテンに頼んでいるらしいですね」
ブルー 「代理であっても、有効なんだよ」

だからブルーは極楽行きが決定してる、という解説。

ブルー 「でも、面白いから放っておこう」
サム  「ジョミーの場合は、勉強不足が出ていやがるぜ」

あれでも坊主の端くれなのに、とサム君が嘆いてますけれど。

ジョミー「分かったんなら、サッサと殴ってよ!」
Aブルー「殴ると地獄に落ちるんだよね?」
ジョミー「すぐじゃないけど、死んだ後にね」

ぼくが心をこめて告げ口、とジョミー君、ニヤニヤ。

ジョミー「ほら、早く! 実力を試したいんだよね?」
Aブルー「試したいけど、それをやったら後が無いから…!」

この決闘は無かったことに…、と踵を返すソルジャー。

Aブルー「すまなかったね、部屋に戻ろうか」
ジョミー「えっ、本当に?」
Aブルー「うん。戻って仲直りの盃でも…」

ぶるぅの料理で一杯やろう、とマンションの方へスタスタと。

ジョミー「イイネ!」
Aブルー「お坊さんの道は励んで欲しいけれどね…」

その件はまた改めて、と消滅したのが決闘騒ぎ。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お料理を食べに戻るって!」
サム  「つまらねえ…。なんだよ、コレ!」
シロエ 「まったくです。決闘に期待してたのに…」
スウェナ「高みの見物がパアだわよ!」

食べながら見る予定だったのに、と一同、ガックリ。
パアですね…。


2019/05/28 (Tue)

 

☆決闘よりも沈黙


ジョミー君とソルジャーの決闘、生中継される筈だったのに。
呆気なく中止になった挙句に、仲直りの盃を交わすらしくて。

ブルー 「うーん…。ぼくの衣も出番無しかぁ…」
キース 「どっちの骨も、拾う必要が無くなったしな…」

実につまらん、と副住職も。

シロエ 「地獄行きが無い件は、どうするんです?」
マツカ 「戻って来たら教えてあげるんですか?」
サム  「また決闘にならねえか、ソレ?」
スウェナ「いいじゃないの、楽しめるんだから!」

仲直りよりも決闘だわよ、と過激な意見も出ていますけど。

ブルー 「極楽行きが決定だなんて、ブルーに言うとさ…」
キース 「もう間違いなく調子に乗るから、俺は言わんぞ」
ブルー 「ぼくも沈黙を守っておくよ」
一同  「「「えーっ!?」」」

つまらない、と頬を膨らませる御一同様。

シロエ 「でもですね…。せっかくの決闘なんですから!」
ブルー 「じゃあ、この先も巻き込まれたいと?」
シロエ 「何にです?」
ブルー 「極楽に行くブルーにだよ! 法要だとか!」

お浄土が確定してるとなったら、今以上に…、と潜める声。

ブルー 「功徳を積もうと法要三昧、そんな感じかと」
一同  「「「うわー…」」」

それは嫌だ、と一同、ドン引き。

シロエ 「や、やっぱり黙っていて下さい!」
キース 「ほら見ろ、お前たちも喋るんじゃないぞ」
一同  「「「は、はいっ!」」」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 帰って来たみたい!」

間もなく玄関の方から戻って来たのが、決闘に行った二人。

ブルー 「決闘は中止なんだって?」
Aブルー「地獄に行くのは御免だからねえ、ぼくだって」

極楽の蓮を予約しているのにさ…、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「だから仲直りの盃ってことで、ジョミーと乾杯!」
ぶるぅ 「パーティーだよね、御馳走、一杯あるからね!」
Aブルー「みんなも乾杯してくれたまえ!」

ジョミーの坊主な未来のために、という台詞。
そうなんですか?


2019/05/29 (Wed) 

 

☆前祝いで乾杯を


ジョミー君とソルジャーの決闘は中止、代わりに仲直りの盃。
パーティーになるらしいですけど、乾杯が未来のためでして。

ジョミー「何それ、ぼくの坊主な未来って!?」
Aブルー「そのまんまだよ、未来は立派なお坊さんに!」

なれることを祈って乾杯しよう、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「ぶるぅ、御馳走をよろしくね! ジュースとかも」
ぶるぅ 「んとんと…。ブルーはお酒だよね?」
Aブルー「もちろんだよ! いいシャンパンはあるのかな?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いつでも切らさないよ!」

お祝い事に間に合うように、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「他にも沢山揃えてるしね、ワインも日本酒も!」
Aブルー「それはいいねえ、ブルーと楽しく飲めそうだ」
ブルー 「いいねえ、ジョミーの修行の前祝いといこうか」
ジョミー「えっ?」

前祝いって…、とジョミー君が見開く瞳。

ジョミー「修行だったら断ったけど! だから決闘で!」
Aブルー「そうだけれどさ、決闘は中止になったしさ…」

これも阿弥陀様のお導きだよね、と門前の小僧的な台詞が。

Aブルー「あんな所で死んでいないで、坊主になれ、と」
サム  「あー…。それはあるかもしれねえなあ…」
ジョミー「ちょ、なんでサムまで!」
サム  「どうせいつかは修行なんだし、いいじゃねえかよ」

この際、皆で祝っておこうぜ、と僧籍な人。

サム  「寮の食事が不味い件もよ、解決するしよ…」
スウェナ「ぶるぅが厨房に入ってくれたら、大丈夫だものね」
ぶるぅ 「ぼく、頑張る!」
シロエ 「頼もしいですよね、ジョミー先輩も安心ですよ」

お祝いしましょう、とシロエ君の弾ける笑顔。

シロエ 「決闘が見られなかったのは残念ですけど…」
キース 「パーティーというのも悪くないしな、前祝いで」
Aブルー「乾杯の音頭は、ぼくでいいよね?」
一同  「「「オッケー!!!」」」

用意が出来たら乾杯しよう、と盛り上がる席。
ジョミー君の未来は…?


2019/05/30 (Thu) 

 

☆未来に乾杯


決闘は中止で、仲直りの盃になったソルジャーとジョミー君。
ところが乾杯の音頭が問題、坊主な未来の前祝いだとか。

ぶるぅ 「えとえと、お料理をズラッと並べて…」
シロエ 「凄いですねえ、そんなに作ってあったんですか?」
ぶるぅ 「みんなが来る日は沢山作るの! それからね…」

お客様に備えて用意があるの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「仕上げるだけのを冷凍だとか、そんな感じで!」
スウェナ「流石ね、ホントにジョミーも安心だわね」
マツカ 「ええ。ぶるぅが作れば、精進料理も素敵ですよ」
サム  「厨房に来てくれるんだもんなあ、楽しみだぜ」

修行コースに行くのがよ、とサム君も嬉しそう。

Aブルー「料理はこれで揃ったのかな? あとは飲み物?」
ぶるぅ 「そだよ、グラスもいいのを出したし…」
キース 「良かったな、ジョミー。皆で祝ってやるからな」
ジョミー「い、要らないってば、そんなのは!」

お坊さんになんかならないからね、と言ってますけど。

Aブルー「まあまあ、その時は、またマンションの裏へ!」
ジョミー「えっ?」
Aブルー「君さえ顔を貸してくれれば、その性根をね!」

一撃でキッチリ叩き直すよ、とソルジャー、指をボキボキ。

ジョミー「あ、阿弥陀様に言い付けるから! 地獄行き!」
Aブルー「その頃までには、口封じの技を考えておくよ」

ねえ? と視線が生徒会長に。

ブルー 「そうだね、ぼくもジョミーには期待してるし…」
キース 「及ばずながら、俺も力添えすることにしよう」
ジョミー「えーっ!?」
Aブルー「ほらね、こうなれば、地獄行きは無し!」

だから前祝いで乾杯だよね、とソルジャー、満面の笑顔。

Aブルー「みんな、飲み物は行き渡ったかな?」
一同  「「「はーい!」」」
Aブルー「それじゃ、ジョミーの坊主な未来に!」
一同  「「「かんぱーい!!!」」」
ジョミー「わーっ!」

それは違う、という悲鳴は綺麗にスルー。
今月、これにて中継終了~。


2019/05/31 (Fri) 






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