盗撮容疑でゼル先生にイエローカードを出された教頭先生。
プールサイドでシャン学メンバーを見守りつつも、明らかに意気消沈で。
ブルー 「ねえ、ハーレイは泳がないわけ? 楽しいのにさ」
ハーレイ「い、いや…。その、なんだ…」
ブルー 「ああ、またムラムラとしそうだって? じゃ、仕方ないね」
ぼくたちだけで楽しもう、と生徒会長は申しておりますが。
キース 「おい。さっきのカメラはあんたじゃないのか?」
ブルー 「違うよ、あれはハーレイのだけど」
ジョミー「えっ? それじゃホントに教頭先生が…?」
ブルー 「まさか。ヘタレが盗撮出来るとでも? 仕込んだのは、ぼく」
キース 「やっぱりあんたの仕業じゃないか!」
ブルー 「でも持ち主はハーレイだってば、カメラのね」
シロエ 「思い切り濡れ衣じゃないですか…」
ブルー 「そうでもないさ。ごらんよ、あの顔! ぼくばかり見てる」
サム 「あー…。言われてみればそうかもなぁ…」
ブルー 「懲りてないよね、イエローカード。変な所でタフなんだ」
キース 「プールに入っておいでになったら、また何かする気だな?」
ブルー 「決まってるだろう? だけど来ないねえ…」
スウェナ「用心深くなると思うわよ、いきなりアレじゃね」
マツカ 「そうですよねえ…」
ブルー 「ちぇっ、面白くないったら…」
濡れ衣だった盗撮容疑。
教頭先生、水着に着替えてらっしゃるものの、水にお入りになりません。
ブルー 「いっそ溺れてみようかな?」
キース 「人工呼吸の途中で防犯ブザーが鳴るんだろうが!」
ブルー 「あ、分かっちゃった?」
キース 「当然だ! あんたが溺れたら俺が救助する」
ブルー 「え!? 君とキスするのは……ちょっと勘弁…」
キース 「俺の方でも願い下げだ! 溺れるなよ?」
ブルー 「わ、分かったってば、君の覚悟は!」
持つべきものは真面目な弟子。
柔道部の美しき師弟関係のお蔭で、教頭先生は無事にプールの監督終了。
さて、お次は…?
※7月28日に向けて。
ハレブルな『奇跡の青から』、工事は無事に終了しました。
身体を張って生徒会長の妨害を止めて下さった、教頭先生に感謝です。
その教頭先生、妄想ドップリで幸せそうでらっしゃいますが…。
生徒会長がハレブル嫌いな以上は、教頭先生に幸せは来ないのでは?
←大前提な『奇跡の碧に…』は、こちらから。