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シャングリラ学園つれづれ語り

☆いきなり仕事が


揃ってマイクロバスに乗り込み、マツカ君の別荘へお花見に。
ソルジャーたちのお世話はキース君に丸投げ、そういう計画。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ しゅっぱぁーつ!」
Aぶるぅ「しゅっぱぁーつ!」

わぁーい! と揃ってはしゃぐ、無邪気なお子様と悪戯小僧。

ぶるぅ 「あのね、今日は露店も出るんだよ!」
Aぶるぅ「それって、お祭り?」
ぶるぅ 「プロの料理人さんが、色々作ってくれるの!」

タコ焼きとかを、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」が解説を。

ぶるぅ 「腕も材料も最高だから、うんと美味しいよ!」
Aぶるぅ「わあっ、いっぱい食べなくちゃあ!」
マツカ 「どうぞ、ご遠慮なく召し上がって下さいね」

足りなくなる心配はありませんから、と御曹司の笑顔。

マツカ 「お好み焼きも、タイ焼きなんかもありますから」
Aぶるぅ「うんっ、御馳走もあるんだよね?」
マツカ 「もちろんですよ。お花見仕様でお願いしました」
Aぶるぅ「やったーっ!」

片っ端から食べて食べまくって、と悪戯小僧、大喜び。

Aぶるぅ「栄養をつけて、覗きも頑張る!」
一同  (((へ?)))
Aブルー「ぶるぅ、そっちは要らないから!」
Aぶるぅ「でもでも、今夜は絶対、盛り上がるもん!」

お花見で気分が最高だしね、とエッヘンと胸を張りまして。

Aぶるぅ「ハーレイも、うんと漲る筈だよ、御馳走を食べて」
A船長 「い、いや、それは…」

そう言われても、とキャプテン、額に汗が。

A船長 「そっとしておいて欲しいのだが…!」
Aぶるぅ「ダメダメ、覗きは生き甲斐だもんね!」
Aブルー「ちょっと、そこのキース!」
キース 「は?」

俺なのか、と自分の顔を指差すキース君。

Aブルー「他に誰がいるというのさ、君は添乗員だろう?」
キース 「そうだが、何か…?」
Aブルー「ぶるぅを止めてくれたまえ!」
A船長 「萎えそうですので…」
キース 「俺が!?」

この展開をどうしろと、とキース君、目を白黒。
えらいことに…。


2020/04/16 (Thu) 

 

☆覗きをしたい人


マイクロバスでマツカ君の別荘へ出発、みんなでお花見の旅。
日帰りとはいえ楽しみですけど、行きの車中でトラブル発生。

Aブルー「添乗員は何でも引き受けるんだろ、旅の間は」
キース 「そ、それはそうだが…」
Aブルー「だったら、サッサとぶるぅを止める!」

このままではホントに困るんだから、とソルジャー、真剣。

Aブルー「覗きをされたら、ハーレイは萎えてしまうんだよ」
A船長 「はい…。なにしろヘタレなものでして…」
Aぶるぅ「大丈夫、ちゃんと見えないように覗くから!」

安心してガンガンやっちゃってよね、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「今夜はビンビンのガンガンだもんね、漲って!」
A船長 「の、覗かれては、それどころでは…」
Aぶるぅ「平気だってば、ぼくは覗きのプロだも~ん!」
A船長 「予告されただけで、萎えそうなのだが…!」

既に自信が萎えかけている、とキャプテン、汗がダラダラ。

A船長 「頼むから、今夜は勘弁してくれ…!」
Aぶるぅ「でもでも、せっかくお花見なのにーっ!」

ぼくだって楽しく覗きをしたい、と悪戯小僧、ゴネまくり。

Aぶるぅ「ハイな気分で覗きをするのが、通なんだもん!」
Aブルー「キース、なんとかしてよ、コレ!」
キース 「そう言われても…!」
Aぶるぅ「わぁーい、キースも、ぼくの味方だぁ!」

覗きに誘ってあげてもいいよ、とお誘いが。

Aぶるぅ「ねえねえ、今夜は覗きに来ない?」
A船長 「頼む、ギャラリーを増やさないでくれ…!」
キース 「分かった、ぶるぅは覗きをしたいんだな?」

そういうことなら、一緒にやるか、とキース君。

キース 「俺も覗きには興味があってな、昔から」
Aぶるぅ「えっ、ホント!?」
キース 「本当だ!」

だが、生憎と連れがいなくて…、と大真面目な顔。

キース 「この際、お前とやるのもいいな」
Aぶるぅ「やったー!」
一同  (((マジか!?)))

キース君、ご乱心では、と誰もがガクブル。
覗きだなんて…。


2020/04/17 (Fri) 

 

☆プロだそうです


マツカ君の別荘へお花見に出発、けれど車中でトラブル発生。
悪戯小僧な方のぶるぅで、覗きをしたいと主張してまして…。

シロエ 「キース先輩、覗きだなんて、正気ですか!?」
キース 「俺は至って正気だが?」
Aぶるぅ「わぁーい、今夜は一緒にやろうね!」
キース 「ああ。そうと決まれば、早速、手配をしないとな」

添乗員の腕の見せ所だ、とキース君が取り出すスマホ。

Aぶるぅ「ねえねえ、写真と動画も撮るの?」
キース 「そうだな、やはり記録は欲しい」
Aぶるぅ「キース、最高! もう最強の相棒かも!」

悪戯小僧は歓声ですけど、ソルジャーとキャプテン顔面蒼白。

Aブルー「あのねえ、ぼくは止めてくれと言ったんだけど!」
A船長 「せ、せめて、写真と動画は勘弁して頂けませんか」
Aブルー「そういう問題じゃないだろう!」

どう転んだって萎えるんだから、とソルジャー、グッと拳を。

Aブルー「キース、どういうつもりなんだい!」
キース 「ん? プロに電話をする所だが」
一同  「「「プロ?」」」

なんだそれは、と誰もが傾げる首。

ジョミー「プロって、何さ?」
キース 「覗きのプロに決まっている!」
Aぶるぅ「すっごーい、キース、コネまで最高!」

プロの技を伝授して貰えるんだね、と悪戯小僧、大喜び。

Aぶるぅ「電話で教えて貰えるの?」
キース 「いや、出来るのは申し込みまでだ」

花見から戻ったら、一緒に弟子入りしよう、とキース君。

Aぶるぅ「んとんと…。それって、時間がかかるの?」
キース 「そうだな、二泊三日ほどだろうか」
Aぶるぅ「えっ、今晩には間に合わないよ?」

それじゃ困る、と悪戯小僧の膨れっ面。

Aぶるぅ「今晩、覗きをしたいんだから!」
キース 「しかし、あちらは礼儀にうるさいからな」
Aぶるぅ「礼儀って?」
キース 「何百年もの伝統がある分、厳しいんだが」
Aぶるぅ「そっかぁ…」

物凄い技のためなら我慢かな、と言ってますけど。
覗きのプロ…?


2020/04/18 (Sat) 

 

☆プロがやる覗き


マツカ君の別荘でお花見ですけど、行きの車中でトラブルが。
悪戯小僧なぶるぅが覗きを希望、添乗員が駆り出されて…。

Aブルー「覗きの技なんか、教えなくてもいいから!」
A船長 「そうです、今でも充分すぎます!」
Aぶるぅ「もっと凄い技も欲しいも~ん!」

キースと一緒に覗くんだよ、と悪戯小僧、大はしゃぎ。

Aぶるぅ「申し込みだけして、今夜は普通に覗きでいい?」
キース 「それは先方次第だが…。行くんだな?」
Aぶるぅ「もっちろ~ん!」
キース 「よし、決まった。弱音を吐くなよ」

小さすぎるが、年齢の方は足りているしな、とキース君。

キース 「何か言われたら、百歳以上だと答えてくれ」
Aぶるぅ「えとえと…。そこは十八歳以上じゃないの?」
キース 「それでもいいが…。さて、連絡するかな」
Aブルー「待ってよ、ぼくは止めてと言ってるのに!」

覗きどころかプロに弟子入りなんて、とソルジャー、真っ青。

Aブルー「頼むよ、考え直してよ!」
キース 「そうなのか? 性根を入れ替えるチャンスだぞ」
一同  「「「へ?」」」

なんのこっちゃ、と顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「性根って…。誰の性根を入れ替えるんです?」
キース 「こいつに決まっているだろう!」

ぶるぅだ、とキース君、悪戯小僧に指をビシィ! と。

Aブルー「ぶるぅの性根が入れ替わる、って…。なんで?」
キース 「覗きは、そういう修行だからな」
一同  「「「修行?」」」

なんで覗きが修行なんだ、と誰もがポカーンですけれど。

キース 「高い崖から吊るされるんだ」
シロエ 「崖ですか!?」
キース 「ああ、逆さにな」

崖の下を覗くようにな、とキース君、ニヤリ。

キース 「色々と誓いを立てさせられて、拒否したら…」
Aブルー「どうなるんだい?」
キース 「落ちそうな勢いで、更に押し出される!」
一同  「「「うわー…」」」

それは怖すぎ、と一同、ガクブル。
悪戯小僧までがドン引き…。


2020/04/19 (Sun)

 

☆いい子になれます


マツカ君の別荘へお花見に出発、行きの車中でトラブル発生。
悪戯小僧なぶるぅの覗き宣言、キース君まで覗きだそうで…。

Aブルー「なんだか凄い修行なんだけど、それの何処がさ…」
キース 「質問か?」
Aブルー「うん。どうすれば、それで覗きのプロに…?」
キース 「覗きというのが名前なんだが…。修行と場所の」

覗きの修行で、吊るされる岩の名前も覗き、とキース君。

キース 「吊るされたら、嫌でも崖下を覗くことになるしな」
Aブルー「なるほど…。じゃあさ、性根の入れ替えの件は?」
キース 「誓いを立てると言っただろうが、修行の時に」

拒否った場合は押し出される、とキース君が立てる親指。

キース 「親孝行も含まれるからな、誓いの一つに」
Aブルー「そうか、ぼくたちは、ぶるぅの育ての親だし…」
キース 「ああ。いい子に生まれ変わると思うぞ」

逆さに吊るされている内に…、とキース君、ニヤリ。

キース 「というわけでな、ぶるぅ、一緒に行こうか」
Aぶるぅ「や、やだよ、そんなの!」

修行も嫌だし、いい子に生まれ変わるのも嫌、と悪戯小僧。

Aぶるぅ「アイデンティティーが崩壊しちゃうよ!」
Aブルー「でもさ、貴重なチャンスだよ、ぶるぅ」
A船長 「地球で修行が出来るんだ。素晴らしいじゃないか」

本当に本物の青い地球だぞ、とキャプテンもプッシュ。

A船長 「しかも我々の世界には、そういう修行は無いしな」
Aブルー「無いだろうねえ、それの主催はお寺なのかな?」

どうなんだろう、とソルジャーの問い。

キース 「寺の管轄だな、俺たちの宗派とは違う寺だが」
Aブルー「いいねえ、おまけに伝統の修行!」

是非とも体験してきたまえ、とソルジャーも大いに乗り気。

Aブルー「そして、いい子に生まれ変わって、お得な人生!」
A船長 「うむ。船の仲間に歓迎されるぞ、いい子になれば」
Aぶるぅ「嫌だってばーっ!」

悪戯小僧のままでいいもん、と必死なお子様。
さて、どうなる?


2020/04/20 (Mon)

 

☆音痴だそうです


マツカ君の別荘でお花見ですけど、行きの車中でトラブルが。
覗きをしたいと言い出したのが悪戯小僧で、キース君が対応。

Aブルー「いい子になったら、お得だろうと思うけどねえ…」
A船長 「船のマスコットになれるぞ、ぶるぅ」
シロエ 「マスコットですか、アイドルじゃなくて?」
Aブルー「そこは、どっちでもいいと思うね」

要は愛されるキャラなんだから、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「今は嫌われてるカラオケだって、評価が変わるよ」
A船長 「そうだな、新曲発表会も歓迎されるかもしれん」

まあ、耳栓は装備だろうが、とキャプテンも。

シロエ 「えっと…? 新曲発表会なのに耳栓ですか?」
Aブルー「必須なんだよ、でないと命が危ういからさ」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「救いようがない音痴だからねえ、聞くと死ねるよ」

こっちの世界だと、何故だか補正されるけれどね、と証言が。

キース 「そうなのか?」
Aブルー「うん。いい子のぶるぅと何処かで共鳴するのかな」
ジョミー「そっか、ぶるぅは音痴じゃないしね」
A船長 「皆さんは実に幸運ですよ、あの歌を知らないとは」

我々でさえも、シールドが無いと死ぬレベルです、と頷く人。

A船長 「ですが、ぶるぅがいい子になったら、その辺は…」
Aブルー「みんな許してくれるだろうね、些細なことだし」

でもって握手会も出来ちゃったりして、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「新曲発表会は大入り満員、握手も行列!」
キース 「聞いたか、ぶるぅ? チャンスじゃないか」
シロエ 「ですよね、修行に行くべきですよ」

きっと人生、変わりますよ、とシロエ君もプッシュですけど。

Aぶるぅ「やだやだ、今のままがいいーっ!」
キース 「覗きの修行は断りたいのか?」
Aぶるぅ「そだよ、死んでも行かないからね!」
キース 「なら、好きにしろ。おっと、そろそろ…」
マツカ 「到着ですね」

別荘が見えて来ましたよ、と御曹司。
もう着くと…?


2020/04/21 (Tue)

 

☆仕事なら当然


マツカ君の別荘へお花見に向かう車中で、トラブルでしたが。
添乗員なキース君が対応している間に、もう別荘が目の前で。

Aぶるぅ「んとんと…。好きにしていいなら、断っていい?」
キース 「覗きの修行なら、まだ申し込んでもいないしな…」

キャンセルも何も無いからいいぞ、とキース君。

キース 「申し込んでしまった後なら、大変なんだが」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「礼儀にうるさいと言っただろうが、相手の寺が」

ブラックリスト入りは確実、とキース君が顰める顔。

キース 「それが嫌なら、偽の診断書でも出すしかないな」
一同  「「「うわー…」」」

そこまで厳しい世界なのか、と誰もがガクブル。

シロエ 「キース先輩、ぼくは誘わないで下さいね!」
サム  「俺も嫌だぜ、行くなら一人で行ってくれよな」
ジョミー「そうだよ、ぼくもお断りだよ!」
キース 「やっぱりな…。せっかくチャンスだったのに…」

まさか、ぶるぅに断られるとは…、とキース君、ブツブツ。

キース 「仕方ない、相棒が現れるのを気長に待つか」
シロエ 「是非、その方向でお願いします!」
マツカ 「皆さん、別荘に着きましたよ」
Aブルー「あっ、本当だ! 迎えの人も出てくれてるね」

でもって桜が満開だよ、とソルジャー、歓声。

Aブルー「マツカ、早速、お花見だよね?」
マツカ 「ええ。露店からお楽しみ下さいね」

お食事に響かない程度に…、と御曹司。

ジョミー「やったぁ、何を食べようかな?」
サム  「まずは見に行こうぜ、桜の下の露店をよ」
一同  「「「賛成!」」」

行くぞ、とマイクロバスから下車して、庭へゾロゾロと。

Aブルー「うわぁ、凄いね、露店も桜も最高って感じ!」
A船長 「本当ですね、美味しそうな匂いもして来ますし」
キース 「どうだ、ぶるぅは止めてやったぞ、お望み通り」
Aブルー「仕事なんだし、当然だよ」

お礼なんかは言わないからね、とツンケンと。
そうでしょうねえ…。


2020/04/22 (Wed)

 

☆神対応な露店


無事にマツカ君の別荘に到着、満開の桜の下に露店が幾つも。
歓声を上げるシャン学メンバー、悪戯小僧もまっしぐらで。

Aぶるぅ「わぁーい、露店は食べ放題だよね!?」
マツカ 「ええ。ぶるぅなら、食事には響きませんよね」
Aぶるぅ「もっちろ~ん! えっと、えっとね…」

まずはタコ焼きーっ! とプロの料理人が作る露店に突撃。

Aぶるぅ「タコ焼き、ちょうだい! あるだけ、全部!」
ジョミー「あーっ! ぼくたちの分は残しといてよ!」
料理人A「ご心配なく、こちらでも焼いておりますが…」
料理人B「執事さんの指示で、調理場でも準備しております」

山ほど召し上がる方がおいでだとかで…、と笑顔の対応。

料理人A「すぐ焼き立てが届きますから、少々、お待ちを」
ジョミー「えっ、本当に?」
料理人B「今、連絡を入れましたので…。ほら、来ましたよ」
料理人C「お待たせしました、タコ焼き、お持ちしました!」

熱々のタコ焼きが山と到着、悪戯小僧は既に去った後で。

ジョミー「わあっ、ホントに焼き立てだ!」
シロエ 「神対応ですね、流石は執事さんですよ」
サム  「それとマツカのお蔭だよなあ、やっぱ、すげえよ」
マツカ 「いえ、こうなるのは読めますからね」

何処の露店も、そうなってます、と御曹司の笑み。

マツカ 「食べ尽くされる心配は全くありませんよ」
スウェナ「キースなんかより、よっぽど添乗員向きだわね」
サム  「うんうん、さっきのは、まぐれってヤツな」
キース 「俺は精一杯、頑張ったんだが!」

なんでマツカが評価される、とキース君の仏頂面。

キース 「なんなら譲るぞ、添乗員の座を」
Aブルー「それはダメ!」

マツカが添乗員だと困る、と割って入ったソルジャー。

サム  「困るって…。なんでだよ?」
Aブルー「神対応だよ、ぼくの調子が狂うじゃないか!」
一同  「「「へ?」」」
Aブルー「それに怖いし!」

腰の低さが怖すぎるんだよ、と肩をブルッと。
苦手だと…?


2020/04/23 (Thu) 

 

☆真逆だと怖い


マツカ君の別荘に到着、まずはプロの料理人が作る露店から。
大食漢な悪戯小僧が食べ尽くしても、次が来るという神対応。

シロエ 「マツカ先輩が相手だと、調子が狂うわけですか?」
サム  「でもって、腰の低さも怖いのかよ?」

怖いキャラなマツカだけじゃなくて…、とサム君のツッコミ。

Aブルー「え、えっと…。ど、どうかな、ハーレイ?」
A船長 「もしかして、墓穴を掘ったのでは?」
Aブルー「言っちゃダメだよ、そういうことは!」

ホントに墓穴になるじゃないか、と語るに落ちる慌てっぷり。

シロエ 「聞きましたか、墓穴らしいですよ?」
サム  「しっかり聞いたぜ、やっぱマツカが苦手なんだよ」
ジョミー「ぼくたちには普通に見えるんだけどね…。マツカ」
スウェナ「アレでしょ、自分と真逆だからでしょ」

いろんな意味で怖くなるのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「自分には無いスキルのある人、怖いじゃないの」
シロエ 「それは確かに…。戦っても勝てませんからね」
キース 「なるほど、異種格闘技すぎて歯が立たないのか…」

こいつの辞書には神対応なんぞ無いからな、と副住職も。

キース 「温和なキャラも、腰が低いのも、無縁なヤツだし」
シロエ 「そういった面でガチンコ勝負じゃ、負けますよね」
スウェナ「でしょ? 勝てない相手じゃ、怖くもなるわよ」

だから苦手で避けたいのよね、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「気配りなんかは絶対無理だし、完敗じゃないの」
ジョミー「じゃあさ、添乗員がマツカになったら…」
Aブルー「ううん、キースで充分だよ! もう最高!」

ぶるぅの覗きも止めてくれたし…、とソルジャー、ヨイショ。

Aブルー「とびきり優秀な添乗員だし、頼もしい限りだよ!」
A船長 「まったくです。咄嗟の判断が、実にお見事で…」
Aブルー「あれこそ、まさに神対応というヤツだよね!」
一同  「「「へえ…?」」」

急に評価が変わってないか、と誰もが冷たい視線。
神対応…?


2020/04/24 (Fri) 

 

☆ヨイショする人たち


マツカ君の別荘でお花見、プロの料理人が作る露店がズラリ。
大食漢のぶるぅが食べても安心、マツカ君のお蔭ですけれど。

シロエ 「キース先輩が神対応で、優秀な添乗員ですか…?」
ジョミー「褒めてないよね、あの時にはさ」
キース 「ああ。そんな記憶は微塵も無いな」

記憶を操作された覚えも無いぞ、とキース君、キッパリ。

キース 「なのに今頃、どうして俺をヨイショするんだ?」
Aブルー「気のせいだってば、最初から感謝しているよ!」
A船長 「私もです。日頃から、ブルーがお世話になって…」

もう色々とお気遣い頂きまして、とキャプテンもベタ褒め。

A船長 「実に優秀な添乗員だと、常々、聞いておりますよ」
ジョミー「そうなんだ…」
サム  「常々で、日頃から、って来たぜ」
スウェナ「添乗員歴が長いみたいね、キースって」

だけど…、とスウェナちゃんが指差す、キース君の腕の腕章。

スウェナ「これが出来たの、今日じゃなかったかしら?」
シロエ 「ですよね、朝に初めて見ました」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 作ったの、昨日だよ!」

いい出来でしょ、と飛び跳ねる無邪気なお子様。

ぶるぅ 「添乗員の名札とセットで作ったも~ん!」
サム  「だってよ、にわか添乗員だぜ、誰が見たって」
ジョミー「常々で日頃からってわけがないよね、添乗員…」
キース 「俺の記憶でも、任命されてからは短い」

今日の花見が初仕事でな…、とキース君も苦い顔付き。

キース 「ヨイショするなら、もう少しマシな嘘にしてくれ」
A船長 「い、いえ、あの…! つい、ウッカリと…」
Aブルー「そうなんだよねえ、ハーレイは苦労性だから」

キャプテンだけに謝罪のテンプレなんかもあって、と助け船。

Aブルー「そっちを使ってしまったんだよ、焦っちゃってさ」
キース 「焦るくらいに、誤魔化す必要があったんだな?」
A船長 「そ、そういうわけでは…」

ないのですが、とキャプテン、冷汗ダラダラ。
墓穴みたいですね?


2020/04/25 (Sat) 

 

☆添乗員にしたい人


マツカ君の別荘でお花見、マツカ君が露店で神対応ですけど。
そこから話はキース君へと、其処で飛び出した失言の数々。

キース 「あんたも、ブルーも、さっきから墓穴ばかりだぞ」
シロエ 「ですよね、埋めようとしては掘ってる感じです」
ジョミー「横から見てると、漫才だけどね」

バカみたいだし、とジョミー君までが容赦なく。

ジョミー「いい加減、認めた方がいいと思うよ、ピンチを」
スウェナ「そうよ、見苦しいばかりじゃないの」

潔く負けを認めなさいな、とスウェナちゃんも。

スウェナ「ズバリ、マツカが苦手なんでしょ、思いっ切り!」
Aブルー「そ、そうだけど…。そうなんだけど、でも…!」
キース 「マツカが添乗員になったら困る、というわけだな」
Aブルー「分かってるんなら、勘弁してよ!」

せっかく楽しいお花見なのに、とソルジャー、ワタワタ。

Aブルー「神対応だけで充分だからさ、添乗員はさ…」
サム  「キースで固定しとけってか?」
A船長 「そうして頂けると、私もブルーも助かります」
一同  「「「へー…」」」

そういうことか、と一同、顔を見合わせまして。

シロエ 「キース先輩、どうします?」
キース 「俺はどうでもいいんだが…」
マツカ 「ぼくも、どちらでも構いませんよ」

添乗員くらい、お安い御用ですからね、と御曹司の笑み。

マツカ 「交代してもいいんですけど、お客様のご意向が…」
シロエ 「まあ、一番ではありますね…」
Aブルー「だったら、キースで! マツカはいいから!」
キース 「では、ご指名だな」

続投するということで…、と引き続き、添乗員らしいですが。

Aぶるぅ「ねえねえ、マツカ、そろそろ、お食事?」
マツカ 「ええ。桟敷でお召し上がり下さいね」
Aぶるぅ「やったー! やっぱりマツカは最高だよね!」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「別の意見があるようだな」

マツカを希望しているようだが、とキース君。
それっぽいですよね?


2020/04/26 (Sun) 

 

☆添乗員を選ぶなら


マツカ君の別荘でお花見ですけど、問題になったのが添乗員。
本来はキース君な所を、マツカ君に変える話で揉めたのに…。

Aぶるぅ「なになに、別の意見って、なあに?」
キース 「添乗員の話なんだが、お前はどちらを選びたい?」
Aぶるぅ「どっちって…。添乗員はキースでしょ?」
キース 「マツカでもいい、という話があってな」

マツカに異存は無いそうだ、とキース君が見詰める悪戯小僧。

キース 「それで意見を聞きたいんだが…」
Aぶるぅ「えっと…。キースは、ちょっぴり怖いし…」

変な修行に誘われちゃったし、と悪戯小僧が傾げる首。

Aぶるぅ「だけどマツカは、御馳走も用意してくれて…」
キース 「露店の食い物も尽きないだろう?」
Aぶるぅ「あれもマツカがやってるの?」
キース 「そうだ、お前が食うのを見越して、厨房でだな…」

補充する分を作らせているんだ、とキース君、解説。

キース 「だから端から食いまくっても、次が来るんだな」
Aぶるぅ「そうなんだあ! マツカ、ホントに最高だよ!」

添乗員になってくれたら嬉しいな、と弾ける笑顔。

Aぶるぅ「もしかして、代わって貰えるの?」
マツカ 「ご希望でしたら、ぼくがやってもいいですよ」
キース 「ほらな、マツカもこう言っている」
Aぶるぅ「やったぁー!」

マツカでお願い、と悪戯小僧、ピョンピョンと。

Aぶるぅ「でもって、御馳走! わぁーい、桟敷だぁ!」
シロエ 「桜を見ながら食事というのがいいですねえ…」
Aブルー「そんな場合じゃないだろう!」
マツカ 「あの、お食事はいいんですか?」

用意が整っているんですけど、と御曹司。

マツカ 「皆さん、美味しい間にお召し上がり下さいね」
ジョミー「当然だってば、いっただっきまーす!」
一同  「「「いただきまぁーっす!」」」
Aブルー「ぼ、ぼくたちも…」
A船長 「頂きましょうか、せっかくですから…」

とはいえ不安なのですが、と視線がマツカ君に。
添乗員の件は…?


2020/04/27 (Mon) 

 

☆料理に合うお酒


マツカ君の別荘でお花見、食事は桜を眺めながらの桟敷席。
プロの料理人が腕を揮った御馳走ですけど、添乗員が問題で。

Aぶるぅ「ねえねえ、お酒も飲み放題だよね?」
マツカ 「もちろんですよ、お好きなだけどうぞ」
Aぶるぅ「やったぁー! それじゃ大吟醸に、ワインに…」

あるだけ全部、飲んじゃうもーん、と悪戯小僧、大張り切り。

マツカ 「構いませんけど、お料理に合う方がいいのでは?」
Aぶるぅ「えっと…? それって、どういう意味?」
マツカ 「相性のいい銘柄なんかがありますからね」

それにワインか、大吟醸か、とかも変わりますよ、と御曹司。

Aぶるぅ「そうなんだあ! マツカが選んでくれるわけ?」
マツカ 「いえ、ぼくは詳しくありませんから…」
サム  「もしかして、ソムリエ、来てるのかよ?」
マツカ 「ええ。待機して貰っているんですよ」

出番があったら呼ぶ方向で、と御曹司の笑み。

マツカ 「出過ぎた真似は無粋ですしね、お好みで」
Aぶるぅ「だったら、お願い!」
マツカ 「分かりました。それじゃ、早速…」

手配しますね、と給仕の人に目配せ、ソムリエ登場。

ソムリエ「お呼びだと伺ったのですが…」
マツカ 「こちらの坊ちゃんに、選んであげて頂けますか?」
ソムリエ「承りました。坊ちゃん、お好きな銘柄などは?」

このお料理には日本酒ですね、と笑顔のソムリエ。

Aぶるぅ「美味しかったら、なんでもいいけど…」
ソムリエ「かしこまりました。そうなりますと…」

こちらでしょうか、と給仕の人に頼んで、大吟醸の瓶が。

シロエ 「ソムリエって、ワインの専門家だと思ってました」
マツカ 「基本的には、そうですけどね」

今日は特別にプロ中のプロを、と御曹司、流石な気配り。

マツカ 「お酒も楽しんで頂きたいですし…」
Aぶるぅ「凄いや、やっぱりマツカが添乗員の方がいい!」
Aブルー「困るってば!」

頼むから交代させないでくれ、と悲鳴ですけど。
どうなりますやら…。


2020/04/28 (Tue) 

 

☆多数決でいくと


マツカ君の別荘でお花見、桟敷での食事にソムリエが登場。
ワインから日本酒まで選べるプロで、悪戯小僧も大喜びで…。

Aブルー「マツカが添乗員になったら、最悪だから!」
Aぶるぅ「でもでも、マツカの方がいいもん!」

キースより、ずっと親切だもん、と悪戯小僧はマツカ君推し。

Aぶるぅ「それに最悪だと思ってる人、ブルーだけだよ!」
A船長 「それは違うぞ、私も大いに困るのだが!」
Aぶるぅ「じゃあ、二人だけ!」

きっと他にはいないもんね、とグルリと周りを見回しまして。

Aぶるぅ「添乗員はマツカがいい人、手を挙げてーっ!」
一同  「「「はーい!」」」
Aぶるぅ「キースの方がいい人は?」

はいっ! と手を挙げたソルジャー夫妻、他は動かず。

Aぶるぅ「ほらね、二人しかいないんだも~ん!」
シロエ 「多数決でいくと、マツカ先輩になりますね」
サム  「やっぱ、マツカにしとくべきだぜ」
キース 「俺もそう思う。と、いうわけでだ…」

タッチ交代、とキース君、マツカ君の肩をポンッ! と。

キース 「では、俺の後をよろしく頼む」
マツカ 「ええ。腕章と名札を頂けますか?」
キース 「悪いな、押し付ける形になって」
マツカ 「どういたしまして。お役に立てて嬉しいですよ」

この方が色々、やりやすいですしね、と御曹司、ニッコリ。

マツカ 「皆さん、どんどんお召し上がり下さいね」
給仕A 「お食事の合間に、露店の方もどうぞ」
ソムリエ「お酒をお召し上がりの方は?」
ブルー 「あっ、ぼくも選んで貰えるかな?」

とびきりのをね、と生徒会長も。

ブルー 「添乗員がマツカなら、何も遠慮は要らないし」
マツカ 「そうなんですよ、この方がいいです」
Aブルー「どの辺がさ!」

ぼくの調子が出ないじゃないか、とソルジャーの苦情。

マツカ 「えっと…?」
Aブルー「羽目を外せないしね!」
マツカ 「ご遠慮なく、と…」

言ってますけど、と御曹司、怪訝そうな顔。
天然キャラ…。


2020/04/29 (Wed) 

 

☆天然な添乗員


マツカ君の別荘でのお花見、添乗員がマツカ君に交代でして。
調子が出ないと嘆くソルジャー、羽目を外せないという苦情。

Aブルー「ご遠慮なく、って言われたってさ…」
マツカ 「どういうのを、ご希望だったんですか?」
Aブルー「最上級だと、桜を見ながら一発だね!」
A船長 「そ、それはちょっと…!」

私の方が萎えそうですが、とキャプテン、ワタワタ。

Aブルー「大丈夫、ちゃんとシールドするから!」
Aぶるぅ「ぼくも御馳走、一杯あるから、覗かないよ!」
A船長 「そういう問題ではなくてですね…!」
マツカ 「ああ、大人の時間というヤツですか?」

でしたら、お部屋は如何でしょう、と御曹司が指差す別荘。

マツカ 「桜の見える部屋に、お布団をご用意しますけど」
Aブルー「え、えっと…?」
マツカ 「離れでもよろしいですし、茶室もあります」

お好きな場所をお選び下さい、と穏やかな笑み。

マツカ 「お庭の方がよろしかったら、整えますよ」
Aブルー「と、整える、って…?」
マツカ 「お好みの所に緋毛氈を敷いて、お布団ですね」

野点傘を差しかけると雰囲気が出ます、とニッコリと。

Aブルー「野点傘って…?」
マツカ 「そこにあるような、赤い大きな傘ですよ」
A船長 「うっ…!」
マツカ 「どうかなさいましたか?」

特に無いなら、お布団の準備を…、と御曹司。

マツカ 「別荘と離れと、お茶室と、外と…。どちらに?」
A船長 「む、無理です、そこまで整えられては…!」
マツカ 「では、お布団だけで?」
A船長 「そうではなく…!」

とても一発どころでは…、とキャプテン、滝汗。

A船長 「今日のところは、お食事だけで…!」
マツカ 「承知しました、でも、お布団もご遠慮なく」
A船長 「お、お気持ちだけで充分です…!」
Aブルー「だからマツカは苦手なんだよ!」
一同  (((天然、最強…)))

これじゃ夜まで萎えたままだよ、と叫んでますけど。
今月、これにて中継終了~。


2020/04/30 (Thu)





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