8月1日を忘れていた、と嘆きまくっている生徒会長。
出掛ける予定があったというなら、カレンダーに書いておくべきですが。
キース 「どうした、暁天講座の出張予定でもあったのか?」
ブルー 「ううん、その手の話は断ってるよ。ぼくは安売りしない主義」
キース 「なるほどな…。それでこそ伝説の高僧ってヤツか」
ブルー 「そういうこと。顔が売れまくったら何かと困るし」
キース 「そっちの方か…。確かに迂闊な場所には出入り出来んし」
ブルー 「普通の坊主でも人目を避けなきゃヤバイ場所もあるしね」
パルテノンとか色々と…、と生徒会長は申しております。
シロエ 「花街は流石にマズイですよねえ、お坊さんには」
ジョミー「さっき言ってた八朔って何さ? パルテノンだよね?」
スウェナ「あら、知らない? 舞妓さんと芸妓さんの挨拶回りよ」
マツカ 「お茶屋さんとかを回るんです。黒紋付の正装で」
サム 「正装って…。それ、思いっ切り暑いんじゃねえか?」
キース 「暑いなんてレベルじゃないだろうな。この暑さだしな…」
スウェナ「朝の9時半からだもの。30℃を軽く超えてるわよ」
ジョミー「そ、その暑いのに正装なわけ?」
キース 「ああ。化粧もバッチリ白塗りだぞ」
ジョミー「うわぁ…。汗で流れてしまうんじゃないの?」
ブルー 「流れないね。着付けのコツがあるんだよ」
全員 「「「コツ?」」」
ブルー 「うん。胸のすぐ下でギュウギュウに締めると大丈夫らしい」
その代わり着物の下は汗だくだそうで。
黒紋付は挨拶回りが終わったらすぐに洗いに出すのがお約束。
キース 「そうだったのか…。何処の世界もプロは大変だな」
ブルー 「君だって暑い盛りにお盆の棚経と墓回向だしね」
キース 「全力で親父に押し付ける! で、あんたは何を忘れたんだ?」
ブルー 「だから8月1日だよ!」
全員 「「「はぁ?」」」
8月1日をド忘れすると困ることでもあるのでしょうか?
何かの記念日なんですかねえ…?
※7月28日(土)メモリアル。
「ブルーをメギドで死なせない!」な勢いで書いた『奇跡の碧に…』。
続編となる『奇跡の青から』を7月28日の土曜日に発表いたしました。
生き延びたブルーの、その後の物語となっております。
ハレブルですけど、エロ無し仕様。あくまでメインは「物語」です。
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←1行CM:「…それでも飛ぼう。地球へ!」
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