総本山の璃慕恩院でも新しい商売を始める時代。
お寺を末永く維持するためには、アイデアが不可欠のようでございます。
ブルー 「元老寺もいずれは何か考えた方がいいかと思うよ」
キース 「これでも安定経営なんだが…。宿坊もあるしな」
ブルー 「ダメダメ、人は世につれ、世は人につれ」
総本山でも護摩なんだから、と生徒会長は指をチッチッと。
ブルー 「ぼくたちの宗派に護摩は無いだろ? 基本はね」
キース 「ああ。途中から宗旨替えしてきた寺は別だが」
シロエ 「そうなんですか? そういえば聞いたような気も…」
ブルー 「教義に護摩焚きは無いんだよ。だから習わないね」
サム 「へえ…。じゃあ、俺やジョミーが大学とかに入っても?」
キース 「そういう講義は一切無いな。だから俺だって作法は知らん」
ブルー 「ふふ、ぼくは護摩焚きもバッチリだけどねえ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーは恵須出井寺にもいたもんね!」
とっても厳しいお寺なんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
璃慕恩院の開祖様も修行なさったという郊外の山の頂上のお寺です。
ジョミー「思い出したよ、校外学習で行ったっけ…」
スウェナ「写経と座禅だったわねえ…」
ブルー 「別の宗派でも修行をするとね、こう、色々と役に立つわけ」
キース 「おい。璃慕恩院の護摩、あんたの仕業じゃないだろうな?」
ブルー 「えっ? 違うよ、多分」
キース 「…多分だと?」
ブルー 「うん。前に老師と話をしててさ、護摩は目立つよって…」
キース 「焚きつけたのか?」
ブルー 「ち、違うってば、護摩は派手だから人目に立つって!」
キース 「………。それだな、老師が覚えてらっしゃったんだ」
ブルー 「そうなる…のかな?」
キース 「決まってるだろう、老師以外の誰に決定権がある!」
ブルー 「そうかも…。じゃあさ、何か考えてあげようか?」
元老寺用のアイデアを、とニッコリ笑う生徒会長。
緋の衣には逆らえないだけに、キース君の未来に赤信号?
先月分までを1ヶ月単位で纏めてあります。
今後は毎月、月初めに前月の分を収納してゆきますのでよろしくですv
