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シャングリラ学園つれづれ語り
☆お花見で遠出


さて、4月。桜のシーズン到来でして、開花の方も順調。
入学式の頃に満開な感じ、春休みはお花見を満喫な面々。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今日の桜も綺麗だったね!」
ブルー 「うん、遠出した甲斐があったよね」
シロエ 「ぶるぅと会長に感謝ですよ!」

瞬間移動ありがとうございました、と一同、頭をペコリ。

シロエ 「普通に出掛けて行くとなったら、大変ですし」
サム  「この時間には帰れてねえよな、絶対に…」
キース 「下手をしなくても、終電じゃないか?」

夜桜の時間までいなくてもな、とキース君が指す時計。

キース 「まず、駅までが遠いんだぞ?」
ジョミー「そうだっけ…。バスも本数、なさそうだしね」
スウェナ「臨時に出してると思うわよ?」
シロエ 「案内の看板はありましたけど…」

寿司詰めになるんじゃないですか、とシロエ君の読み。

シロエ 「嫌なら金を払え、とばかりにですね…」
ジョミー「タクシーが並んでいたもんねえ…」
マツカ 「観光バスも、駐車場一杯に来てましたから…」

公共交通機関の人は少なめでしょう、とマツカ君。

マツカ 「名所とはいえ、桜以外の季節には…」
シロエ 「それほどニーズは無さそうですよね…」
ブルー 「だからこそ、余計に混むんだよ」

人間の心理ってそんなもの、と生徒会長の苦笑。

ブルー 「まあ、ぼくたちは早く帰れたからさ…」
ぶるぅ 「地元グルメをお持ち帰り~!」

お花見弁当に、お菓子にお酒、と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「夜桜には、ちょっと寒かったしね!」
シロエ 「シールドは無粋ですからねえ…」
ぶるぅ 「ライトアップ開始まで見たら上等!」

家に帰ってお花見弁当、と只今は生徒会長の家。

ぶるぅ 「暖かいお部屋で、美味しく食べなきゃ!」
ブルー 「そうだよ、風邪を引いたら次のお花見が…」
シロエ 「パアか、一人だけ欠席ですよね…」
ブルー 「当然、一人で欠席だよね」

付き合う義理は全く無いし、とスッパリ。
まあねえ…。


2022/04/01 (Fri)



☆食べて温まろう


春休みの間にお花見を満喫、開花が早い所へ行った面々。
夜に冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当な夕食。

ジョミー「風邪を引いたら、置き去りなんだ?」
サム  「そりゃまあ、他の面子までがよ…」

花見を我慢は有り得ねえよ、とサム君も生徒会長に同意。

サム  「引いたら負けってことだぜ、うん」
スウェナ「しっかり食べて温まるのが一番よね」
シロエ 「そうですね。栄養をつけて乗り切りましょう」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 身体の中からポッカポカ!」

あったまるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」の元気な笑顔。

ぶるぅ 「それに、お酒もあったまるしね!」
ブルー 「うん、今日買ったヤツは、実にいいねえ…」

試飲して買って来たけれど、と生徒会長、クイッと一杯。

ブルー 「全部買っても良かったかなあ、この味だとさ」
ぶるぅ 「そだね、他のも美味しかったし…」

迷ったもんね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もクイクイと。

ぶるぅ 「みんなも飲めたら、買ってたよね…」
ブルー 「ホントにねえ…。そこが問題なんだよ」

飲めるのは、ぼくとぶるぅだけだし、と生徒会長の溜息。

ブルー 「この面子では、盛り上がらなくて…」
キース 「俺も少しなら付き合えるが?」
ブルー 「酒豪ってわけではないよね、君も」

付き合いで飲めるだけだろう、と生徒会長の冷たい視線。

ブルー 「大学で覚えて、坊主仲間の宴会でさ…」
ぶるぅ 「飲んでます、ってだけだもんね…」

お酒好きとは違うみたい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「ホントにお酒が好きな人って、お弁当より…」
ブルー 「先にお酒になるんだよねえ…」

選ぶのも、そういうお弁当でさ…、と生徒会長。

ブルー 「お酒のアテになりそうな中身、それが大切!」
ぶるぅ 「キースが買ったの、他のみんなと同じだし…」
キース 「あんたらもだろう!」
ブルー 「そりゃ、みんなでさ…」

出掛けた以上は当然だよ、との答えですけど。
確かに…。


2022/04/02 (Sat)



☆酒好きがいれば


春休みは開花が早めの所でお花見、今日も出掛けた面々。
夜は冷え込みを避けて撤収、生徒会長宅でお弁当な夕食。

ブルー 「いいかい、ぼくとぶるぅで出掛けたんなら…」
ぶるぅ 「お土産にお酒を沢山買って、お弁当は…」

もっとおかずが多めのヤツ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ご飯は、無くてもいいくらいかも!」
ブルー 「だよねえ、でもって、味付けが濃くて…」

つまめるようなヤツにするね、と生徒会長の言。

ブルー 「お酒好きだと、お寿司屋さんに入ってもさ…」
ぶるぅ 「お寿司は無しで、ネタだけだしね」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と一同、キョトン。

シロエ 「えっと…? ネタだけって、何です?」
ぶるぅ 「ネタって言ったら、お寿司のネタ!」
ブルー 「上に載ってる、いわゆるネタだね」

魚介類もそうだし、卵焼きも、と生徒会長の解説が。

ブルー 「ああいうネタだけ注文してさ、それを肴に…」
ぶるぅ 「お酒を飲むのが最高なの!」

ブルーと二人で行ったらそうだよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「だけど、みんなと行った時には…」
ブルー 「普通に握って貰ってるだろ?」

今日のお弁当も同じだよ、と生徒会長が指差すお弁当。

ブルー 「場に合わせるのも大切だしねえ、何事もさ」
ぶるぅ 「もう一人、いたら別なんだけど…」
ブルー 「そうだね、キースもいけるクチなら…」

ちょっと空気が変わるからね、と頷く生徒会長。

ブルー 「飲めるタイプが三人、ダメなのが五人で…」
ぶるぅ 「今だと、二人と六人だもんね…」

差がつきすぎ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も残念そう。

ぶるぅ 「キースが飲めたら、いいんだけれど…」
ブルー 「ホントにねえ…。でも、こればっかりは…」
ぶるぅ 「好みなんだし、どうにもならないもんね…」
サム  「漆よりかは、マシなんでねえの?」
一同  「「「漆?」」」

なんで漆、と視線がサム君に集中ですけど。
漆ですって…?


2022/04/03 (Sun)



☆お酒を飲まない人


開花が早めの所でお花見、瞬間移動でお出掛けな春休み。
夜は冷え混む前に撤収、生徒会長の家でお花見弁当で…。

ジョミー「漆って、何さ?」
サム  「忘れたのかよ、キースの野郎が節分によ…」

やらかしてくれた件ってヤツを、とサム君、目がマジ。

サム  「厄除けのお参りが、ドカ雪でパアでよ…」
シロエ 「あー! アレで、お詫びになりましたっけ…」
スウェナ「お中日まで、栄養剤で暮らしてたわねえ…」
ジョミー「うんうん、即身仏の修行の真似でさ…」

アレか、とジョミー君、手をポンと。

ジョミー「本物の修行は、漆を飲むって聞いたっけ…」
サム  「だろ? アレに比べりゃ、酒なんかはよ…」

軽いモンだろ、とサム君の視線がキース君に。

サム  「飲めねえヤツなら、ヤバイけどもよ…」
シロエ 「キース先輩、飲めますもんねえ…」
マツカ 「アルコールがダメとは、聞いてませんよね」

苦手だとも聞いていませんし、とマツカ君も。

マツカ 「恐らく、嗜好の問題でしょう」
ブルー 「いわゆる、お子様舌だと見たね!」
一同  「「「は?」」」

お子様舌とは…、顔を見合わせる御一同様。

シロエ 「あのぅ、それって、お子様仕様の舌ですか?」
ブルー 「そうだけど? オムライスとかが大好きで…」
ぶるぅ 「ステーキよりも、ハンバーグなんだよね!」

ぼくは、どっちも大好きだけど、と規格外れなお子様も。

ぶるぅ 「キースの舌も、それだと思うの!」
キース 「俺も、どっちも好きなんだが!」
ぶるぅ 「えっと、お料理はそうかもだけど…」
ブルー 「アルコールに関する、味覚の方だね」

イマイチ、口に合わないんだろ、と生徒会長の指摘。

ブルー 「お酒よりかは、ウーロン茶とかがいい口で!」
キース 「いや、それは…。悪酔いしないためにもだ…」
ブルー 「控えめにと言えば、カッコイイけど…」
ぶるぅ 「絶対、違うの!」

だって、此処でも飲まないし、とツッコミが。
それは確かに…。


2022/04/04 (Mon)



☆コーヒーにもお酒


春休みのお花見は開花が早い場所で、先取りな御一同様。
瞬間移動でパッとお出掛け、夜は冷え込む前に撤収で…。

シロエ 「言われてみれば、此処でも飲んでませんよね」
ジョミー「コーヒーは頼むけど、お酒は頼まないよね」
ぶるぅ 「でしょ? ホントにお酒が好きな人なら…」

コーヒーにもお酒だと思う、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「アルコール入りのコーヒー、あるもん!」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「あるねえ、誰も注文してないけどさ」
ぶるぅ 「ダメな人なら、酔っぱらいそうなヤツが…」

何種類かあるよ、と料理上手なお子様が折ってゆく指。

ぶるぅ 「見た目は、ホイップクリームたっぷりで…」
ブルー 「お子様向けに見えるんだけれど、中身がね…」
ぶるぅ 「冬が寒い所のヤツとか、かなりキツイよ?」

馬車の御者さんが飲むヤツだしね、と説明が。

ぶるぅ 「待ち時間に身体が凍えちゃうから…」
ブルー 「身体の中から温めよう、っていう目的で…」

飲んでいたと聞けば分かるだろ、と生徒会長も。

ブルー 「だからキースが、コーヒーにもさ…」
ぶるぅ 「お酒を入れてくれって言ったら、ちゃんと…」
シロエ 「注文の品が出来るわけですね!」

でも、先輩は頼んでませんし…、とシロエ君、顎に手を。

シロエ 「お酒好きではないということですか…」
サム  「お子様舌で合ってそうだぜ」
ジョミー「だったら、きちんと訓練すれば…」

直る可能性があるんだよね、とジョミー君。

ジョミー「大人仕様の舌になったら、お花見もさ…」
ブルー 「ぼくとぶるぅの楽しみが増えるね」
ぶるぅ 「お酒、沢山買えちゃうし…」

お弁当だって選べちゃうよ、という声が。

ぶるぅ 「おつまみ向けのヤツを買って食べても…」
ブルー 「今と違って、浮かずに済むねえ…」
ジョミー「いい話だと思うけど?」
シロエ 「そうですよね…」

楽しみは多い方がいいです、とシロエ君も。
どうすると…?


2022/04/05 (Tue)



☆持ち込みで来た人


開花が早い所で先取りのお花見、春休みを満喫中な面々。
瞬間移動で出掛けて撤収、夜は生徒会長宅でお花見弁当。

ジョミー「この際、キースのお子様舌をさ…」
サム  「直そうってか?」
シロエ 「悪くない話ですからねえ…。会長たちには」
??? 「ぼくも協力させて貰うよ!」

喜んで、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

キース 「あんた、何処から湧いて出たんだ!」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からなんだけど…」

ちゃんと食事は持って来たよ、と手に持っているお弁当。

Aブルー「お酒好き向けのお弁当っていうヤツを!」
ぶるぅ 「あっ、これ、買いたかったお花見弁当!」
ブルー 「ホントだ、君もあそこに行ったのかい?」
Aブルー「時間が少しズレてたけどね!」

他の場所からの帰りだったし、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ノルディと一緒に夜桜を見てさ…」
シロエ 「先に帰ったわけですね?」
Aブルー「そういうことだね、帰りはただの夜道だし…」

桜もそれほど見られないし、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「ノルディは今も運転中だよ、帰り道でさ」
サム  「ひでえ話…」
ジョミー「いくらエロドクターでもねえ…」
シロエ 「ちょっと気の毒になりますよ」

いいように使われて終わりですか、とシロエ君。

シロエ 「そのお弁当も、運転中だとお酒は抜きで…」
サム  「食うしかねえよな…」
Aブルー「あっ、その点なら大丈夫!」

別のを買っていたからね、とソルジャー、涼しい顔。

Aブルー「飲めませんから、って、ちゃんと選んで!」
ブルー 「まさか、ぼくたちのと同じだとか…?」
Aブルー「迷ってたけど、違うヤツだね!」

同じでなくて良かっただろう、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「お揃いではねえ…」
ブルー 「お弁当が不味くなるってば!」
シロエ 「嫌すぎますよ!」
Aブルー「それでさ、さっきの…」

話の続きなんだけどね、と言ってますけど。
協力の件…?


2022/04/06 (Wed)



☆メリットは充分


春休みは開花の早い所でお花見、先取りで満喫した面々。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当ですが。

Aブルー「キースのお子様舌ってヤツは、本当かい?」
キース 「違う、断じてお子様ではない!」
Aブルー「君には聞いてないってば!」

本人の言うことはアテにならないしね、と突き放す人。

Aブルー「しかも問題は、お子様舌だし…」
キース 「あんたも言えた義理ではなかろう!」
Aブルー「どの辺がさ?」
キース 「あんたの世界の食事の件だ!」

面倒だとか、お菓子でいいとか…、とキース君の攻撃。

キース 「そんなあんたに、俺の嗜好のことをだな…!」
Aブルー「言われたくない、って?」
キース 「当然だろうが!」
Aブルー「それじゃ、聞くけど…。今の話を纏めると…」

お子様舌なのは認めるんだね、とソルジャー、ニヤリ。

Aブルー「ぼくがさ、言えた義理ではないってことは…」
シロエ 「あなたとセットで、キース先輩もですね…」
ジョミー「お子様舌ってことになるよね、確かに」

何処も間違っていないと思う、とジョミー君たちも同意。

ジョミー「食事よりお菓子なのと、同レベルでさ…」
サム  「お子様仕様の舌だぜ、うん」
キース 「いや、それは…!」
Aブルー「遅いよ、墓穴は掘った後だよ!」

その舌、直すべきだってば、とソルジャー、ピシャリと。

Aブルー「絶対、その方がお得だからね!」
キース 「なんでそうなる!」
Aブルー「だって、ブルーも、ぶるぅも喜ぶしさ…」
ブルー 「キースのためにも、メリット充分!」

保証するよ、と生徒会長。

ブルー 「今だと、坊主仲間と飲みに行ったら…」
ぶるぅ 「割り勘負けだと思うんだけど…」

お酒のせいで、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「飲んでない分まで、払わなきゃだし…」
ブルー 「損をしてると思うけれどね?」
キース 「確かに、そうだが…」

酒豪揃いの時は特にな、と唸ってますけど。
さて、どうなる…?


2022/04/07 (Thu)



☆飲みすぎた時には


開花の早い所でお花見を楽しんだ、春休み中の御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当の夕食。

ブルー 「君もお酒が好きになったら、割り勘でもさ…」
ぶるぅ 「負けるどころか、勝てると思うよ!」
Aブルー「なるほど、万年金欠のキースにとっても…」

お得な面は充分なんだ、と大きく頷くソルジャー。

Aブルー「そういうことなら、是非、直さなくちゃ!」
ぶるぅ 「ぼくもブルーも、お酒仲間が増えるしね!」
ブルー 「実に嬉しい話だよ、うん」

キースが飲めれば、いつでも酒宴、と生徒会長も。

ブルー 「他の面子はジュースでいいから、三人で!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おつまみ、沢山作るよ!」
Aブルー「そこは四人と言って欲しいね!」

ぼくだってお邪魔したいから、と厚かましい台詞が。

Aブルー「なんと言っても、地球のお酒は美味しいし!」
ぶるぅ 「わぁーい、お客様まで増えるんだあ!」
ブルー 「うーん…。まあ、協力してくれるのなら…」

その辺は我慢させて貰うよ、と生徒会長の苦笑。

ブルー 「でも、どうやって協力すると?」
Aブルー「中和剤なんか、いいと思うんだけど…」
一同  「「「中和剤?」」」

なんだそれは、と皆の視線がソルジャーに。

シロエ 「あのぅ…。それって、何なんです?」
Aブルー「そのまんまだけど?」
ブルー 「まさか、お酒を中和すると?」
Aブルー「正確に言うなら、飲んだ後にね!」

二日酔い向けのヤツなんだよ、とソルジャーの言。

Aブルー「ぼくのシャングリラじゃ、二日酔いはさ…」
ブルー 「マズイだろうねえ、部署によっては」
Aブルー「特にブリッジクルーとかはね!」

だけど、お酒も飲みたいだろう、と説明が。

Aブルー「というわけでね、飲みすぎた時は中和剤!」
シロエ 「即効性があるんですか?」
Aブルー「もう、バッチリだよ!」
ブルー 「なるほどねえ…」

それをキースに使うわけか、と誰もが納得。
中和剤ですか…。


2022/04/08 (Fri)



☆個人差があります


春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅で夕食にお花見弁当。

シロエ 「つまり、キース先輩が酔っぱらった時には…」
ジョミー「その中和剤で治すってこと?」
Aブルー「いいと思うけどね、即効性のある薬だからさ」

一発で正気に戻れるよ、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「泥酔状態で潰れた仲間も、即、復帰だし!」
ブルー 「それは凄いね、本当に中和出来るんだ…」
サム  「だったら、急性アルコール中毒とかでもよ…」

治せるのかよ、とサム君の問い。

サム  「アレって、下手をしたら死ぬらしいけどよ」
スウェナ「怖いらしいわよね、毎年、大学生とかが…」
マツカ 「死んでますよね、あれだけ言われているのに」

注意すればいいと思うんですけど、とマツカ君の溜息。

マツカ 「飲む方も、飲ませる方も加減をすべきですよ」
ブルー 「うーん…。その加減が難しいんだろうね」
シロエ 「限界に個人差があるそうですしね」

ぼくが会長ほどに飲んだら死ねそうですよ、とシロエ君。

シロエ 「元老寺で頂くお屠蘇でも、カッとしますし…」
マツカ 「ぼくもです。でも、会長とぶるぅは…」
サム  「お屠蘇どころか、ガンガン飲むよな、元日は」

アドス和尚がいい酒を出してくるからよ、とサム君も。

サム  「一升瓶が何本も出てよ、それを端から…」
ジョミー「飲んでしまうのに、ケロッとしててさ…」

ちっとも酔ってないよね、とジョミー君が広げる両手。

ジョミー「個人差にしたって、あれは凄すぎ!」
シロエ 「もしかしたら、キース先輩もですね…」
サム  「あの勢いで飲めるってか?」

飲んでねえけど、とサム君の目が真ん丸に。

サム  「いくらなんでも、ねえだろ、それは」
シロエ 「潜在能力が凄くないって、言い切れますか?」
ジョミー「いけるクチだ、って?」
シロエ 「可能性は…」

ゼロではないと思いますけど、という意見。
そうかも…?


2022/04/09 (Sat)



☆潜在能力は未知数


開花の早い所で春休みのお花見、瞬間移動で行った面々。
冷え込む夜は早めに撤収、生徒会長宅でお花見弁当で…。

ジョミー「キースの潜在能力かあ…」
サム  「酒はどうだか知らねえけどよ、サイオンは…」

凄かったって事実があるよな、とサム君の指摘。

サム  「ぶるぅの部屋が吹っ飛んだヤツ」
シロエ 「ありましたねえ、サイオン・バーストで…」
マツカ 「あれ以来、坊主頭に限定ですけど…」

サイオニック・ドリームが使えるように、とマツカ君。

マツカ 「潜在能力が凄かったからこそですよ」
サム  「だろ? だからよ、酒の方でもよ…」

シロエの言う通り、凄いかもだぜ、とサム君の言。

サム  「こればっかりは、試してみねえと…」
シロエ 「分かりませんしね…」
キース 「おい、お前たち!」

他人事だと思いやがって、とキース君の引き攣った顔。

キース 「俺の立場はどうなるんだ!」
ジョミー「漆を飲むよりマシなんだけど?」
キース 「何もやらかしてはいないんだが…!」

お子様舌だと言われただけで…、と反論が。

キース 「それを直すとか、直さないとかで…!」
シロエ 「確かに、初めはそうでしたけど…」
サム  「飲める面子が欲しい、って声がよ…」

上がってるんだぜ、とサム君、腕組み。

サム  「ついでに、お子様舌が直ればお得で…」
ジョミー「割り勘負け、しなくなるんだよ?」
シロエ 「メリットは充分、あるんですよね」
Aブルー「そうだよ、君も得するわけでさ…」

この際、チャレンジしてみないかい、と膝を乗り出す人。

Aブルー「酒量の限界っていうヤツに!」
キース 「死ぬだろうが!」

いきなり限界に挑戦したら、とキース君、ガクブル。

キース 「いくら中和剤があると言ってもだな…!」
Aブルー「まあ、潰れるのは間違いないね」
キース 「殺す気かなのか!?」
Aブルー「じゃあ、少しずつさ…」

増やしていくのはどうだろう、と提案ですけど。
少しずつ…?


2022/04/10 (Sun)



☆少しずつ増やして


春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当の夕食。

キース 「少しずつ、だと?」
Aブルー「そう! 限界が何処か分からないんだし…」

酒量を少しずつ増やしてみれば、とソルジャーの案。

Aブルー「このくらいなら全く平気、ってトコからさ…」
ブルー 「まずは、ほろ酔い、そんな感じで?」
Aブルー「ピンポーン! そうやって量を増やしてさ…」

限界チャレンジを目指していこう! と突き上げる拳。

Aブルー「今年もやるよね、マツカの別荘でお花見」
マツカ 「ええ、そのつもりで御用意してます」

今年の桜は開花が平年並みですから…、とマツカ君。

マツカ 「あそこの桜は遅いですしね、まだ先の話で…」
シロエ 「今月の半ばくらい、っていう予定ですよ」
Aブルー「オッケー、16日ってトコかな?」
マツカ 「急に暖かくならない限りは、其処ですね」

今年も皆さんでお越し下さい、と人のいい笑み。

マツカ 「桜と御馳走をお楽しみ頂けますよ」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、チャレンジは…」

その日でいいと思うんだけど、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「ぼくとハーレイという、プロがいるしね」
一同  「「「プロ?」」」
Aブルー「中和剤だよ、ぼくたちは使わないけれど…」

使う仲間を見てるからさ、とソルジャーの溢れる自信。

Aブルー「それにハーレイは、キャプテンだから!」
ブルー 「仲間に飲ませる立場なんだね?」
Aブルー「そうだよ、ブリッジクルーにね!」

飲ませる量もタイミングもバッチリ! とウインクが。

Aブルー「だから、キースが潰れた時のさ…」
シロエ 「フォローが万全なんですね!」

いいじゃないですか、とシロエ君。

シロエ 「安心して潰れられますよ!」
Aブルー「だろう? その日まではさ…」
ブルー 「少しずつ増やして飲むわけだね」

いいと思う、と生徒会長も賛成ですけど。
飲ませると…?


2022/04/11 (Mon)



☆潰れない人たち


開花の早い所で春休みのお花見、瞬間移動で行った面々。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅でお花見弁当タイム。

キース 「花見の日まで、俺に酒を増やせと…?」
Aブルー「中和剤なら、きちんと置いておくからさ」

こんなヤツだよ、とソルジャーが宙に取り出した小瓶。

Aブルー「ほろ酔いだったら、飲まなくてもオッケー!」
ブルー 「うん、ほろ酔いも、いいものだしねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お酒の嬉しいトコだね!」

楽しくなるもん、と飛び跳ねる「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「でもでも、ぼくは、どんなに飲んでも…」
ブルー 「ほろ酔いから先に行かないからねえ…」
Aブルー「君もだろう? ぼくも同じだけどさ」

底抜けに飲んでも酔わないよねえ、とソルジャーの嘆き。

Aブルー「一度でいいから、泥酔を体験したいけど…」
ブルー 「やめておきたまえ、仲間が迷惑だろう!」
シロエ 「そうですよ、立場が立場ですから」
Aブルー「ぼくのハーレイも、そう言うんだけどさ…」

残念だよね、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「体質とはいえ、これは悲しい!」
キース 「だったら、あんたが潰れればいいだろう!」

俺じゃなくて、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「別荘で花見の時は、特別休暇だろうが!」
Aブルー「なるほど、それも一理あるねえ…」
キース 「中和剤があるなら、安心だぞ」
Aブルー「よし! そういうことなら、ここは一発!」

勝負といこう、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「ぼくと君とで、飲み比べで!」
一同  「「「おおっ!」」」

それは凄い、と御一同様、思わず拍手。

シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
キース 「俺が勝てると思っているのか、お前は!?」
ジョミー「でもさあ、キースの限界って今も謎だしさ…」
Aブルー「ぼくを超えてる可能性もさ…」
キース 「あるわけなかろう!」

俺は普通の人間なんだぞ、と叫んでますけど。
どうなんだか…。


2022/04/12 (Tue)



☆伝説が増えます


春休みは開花の早い所でお花見、満喫して来た御一同様。
夜は冷え込む前に撤収、生徒会長宅で夕食にお花見弁当。

ジョミー「どうかな、キースって普通だと思う?」
シロエ 「いえ、普通ではないですね」

もう絶対に違いますよ、とシロエ君、即答。

シロエ 「大卒の高校生ってだけでも、充分、変です!」
サム  「言えてるよな、ソレ…」
スウェナ「ついでに、副住職なのよねえ…」
マツカ 「規格外れなのは間違いないですね」

普通とは言い難いでしょう、とマツカ君も。

マツカ 「酒量はどうだか知りませんけど…」
サム  「底抜けのザルでも、驚かねえよな」
シロエ 「ええ、伝説が増えるだけですよ」

この人を酔い潰したら…、とシロエ君が指差す先。

シロエ 「なんと言っても、ほぼ無敵ですし…」
Aブルー「でなきゃ、ソルジャーは務まらないよ!」
ブルー 「どうなんだか…。面の皮が厚いだけかもね」
Aブルー「失礼な! ミュウは繊細な生き物でさ…」

とてもデリケートで…、と力説する人。

Aブルー「人類に勝つには、弱すぎるんだよ!」
ブルー 「その人類を足蹴にしてるのが、君だろう?」
Aブルー「ソルジャーだから!」
ブルー 「ふてぶてしくて、図太いだけじゃあ…?」

でもまあ、キースと勝負すれば、と生徒会長の笑み。

ブルー 「規格外れ同士で、ガチンコ勝負!」
Aブルー「ぼくまで規格外れだと?」
ブルー 「ミュウとしてはね!」

何処も繊細じゃないんだから、とキッツイ台詞が。

ブルー 「ギャラリーとしては楽しみだよ、うん」
キース 「勝手に決めるな!」
Aブルー「そう言わないでさ、君も飲むべき!」

ぼくに勝てるかもしれないし、とソルジャーの煽り。

Aブルー「勝てたら、君もレジェンドだしね!」
キース 「負ける気しかしないわけなんだが…?」
Aブルー「だから当日まで、酒量を増やして!」
キース 「練習しろと?」

勝てば伝説になるわけか、と腕組みですけど。
なれますか?


2022/04/13 (Wed)



☆レジェンドを目指せ


開花の早い所で春休みのお花見、満喫して来た後が問題。
生徒会長宅で夕食中に、ソルジャーが来たわけでして…。

Aブルー「そうだよ、ぼくに勝ったらレジェンド!」
シロエ 「キース先輩、ファイトですよ!」
キース 「酒好きになったら、俺にもメリット多数か…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 割り勘負けも無くなるしね!」

頑張って! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もエール。

ぶるぅ 「ぼくも、飲める仲間が欲しいもん!」
ブルー 「同感! 此処はキースに期待だよ」
Aブルー「それじゃ、勝負ということで!」

お花見を楽しみにしてるから、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「中和剤も置いていくから、しっかり練習!」
キース 「決定なのか!?」
Aブルー「君にも悪くない話なんだし、断らない!」

じゃあね、と手を振り、空間移動でお帰りに。

キース 「おい、待ちやがれ!」
ブルー 「いないけど?」
ぶるぅ 「えとえと、あっちの青の間だよ?」

桜餅とかも買ってたみたい、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「楽しく食べてるから、もう来ないと思うよ」
キース 「くっそぉ…。勝手に決めやがって!」
シロエ 「そう言わないで、此処は前向きにですね…」
マツカ 「考えるべきだと思いますよ」

飲める身体を目指しては、とマツカ君の提案。

マツカ 「実際、メリットも多いんですし…」
キース 「それはそうだが…」
サム  「勝って、レジェンドになってくれよな!」
ジョミー「いける可能性はあるんだからさ!」

頑張ってよね、とジョミー君たちも。

ジョミー「まだ間があるから、お酒に慣れてさ…」
ぶるぅ 「好きになったら、勝率アップ!」

毎日、飲もう! と飛び跳ねるお子様。

ぶるぅ 「はい、今日のお酒もグイッとね!」
キース 「そう言われても…!」
ブルー 「中和剤もあるから、安心!」
ぶるぅ 「あのね、美味しいんだよ、大吟醸!」

飲んで、飲んで、とトクトク注いでますけど。
いけますか?


2022/04/14 (Thu)



☆練習あるのみ


春休みは開花の早い所でお花見、大満足だった後が問題。
お花見弁当の夕食中に来たのがソルジャー、その結果…。

ぶるぅ 「美味しいお酒で、美味しく練習!」
ブルー 「ほら、グイッと!」
キース 「まあ、一杯では酔わんしな…」

飲むか、とキース君、一気にクイーッと。

キース 「確かに美味い酒だな、これは」
ぶるぅ 「でしょ、でしょ? 遠慮しないで、二杯目!」
キース 「いや、それは…!」
ブルー 「練習あるのみ、まずは、ほろ酔い!」

今日の目標はその辺りでね、と生徒会長、一歩も譲らず。

ブルー 「何杯いけるか、いってみようか!」
キース 「明日も朝からお勤めなんだが…!」
ぶるぅ 「中和剤があるから、大丈夫!」

飲んで、飲んで! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「その間に、おつまみ作ってくるねーっ!」
ブルー 「いいね、楽しく飲もうよ、キース」
キース 「だから、無茶だと…!」

急に言われても、と焦る間に、注がれる二杯目。

ブルー 「はい、ちびちびとやってもいいよ?」
シロエ 「キース先輩、頑張って下さい!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おつまみ、どうぞーっ!」

チーズにカラスミ、卵焼きも、とドンと置かれた皿。

ぶるぅ 「これから毎日、練習だよね!」
キース 「ま、毎日…?」
ブルー 「16日まで、酒量を増やしていかなくちゃ」

レジェンドになるためにもさ、と生徒会長。

ブルー 「君かブルーか、どっちが先に潰れるか!」
キース 「俺に決まっているだろう!」
サム  「分からねえよな、こればかりはよ…」
ジョミー「うん、隠された才能がさ…」

無いとは言い切れないもんね、とジョミー君たちも。

ジョミー「学校が始まっても、お花見とお酒で!」
キース 「叱られるだろうが!」
シロエ 「ぼくたち、特別生ですし…」
ブルー 「二日酔いでも、登校オッケー!」
ぶるぅ 「中和剤もあるしね!」

毎日お花見、毎日お酒、と煽ってますけど。
大丈夫ですか…?


2022/04/15 (Fri)






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