シャングリラ学園つれづれ語り
☆歴史的な日かも
春休みが終わっても毎日お花見、特別生ならではの特権。
遅刻、早退は当たり前な日々、ついに迎えた16日の朝。
シロエ 「おはようございます! いいお天気ですね」
ジョミー「うん、絶好のお花見日和!」
サム 「アルテメシアの桜は、見頃を過ぎたけどよ…」
マツカ 「別荘の桜は、ちょうど満開ですよ」
今年もお楽しみ下さい、と御曹司の笑み。
マツカ 「えっと、ぶるぅと会長は…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お待たせーっ!」
ブルー 「集合場所が、ぼくのマンション前だしねえ…」
揃うのを待ってから来れば充分、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、キースがまだなんだけどさ」
シロエ 「あー…。朝のお勤めとか、ありますからね」
サム 「仕方ねえよな、こればっかりはよ」
ジョミー「でもさあ、今日は歴史的な日になるかも!」
キースがレジェンドになって、とジョミー君の輝く顔。
ジョミー「誰かさんとさ、ガチンコ勝負で…」
シロエ 「酔い潰せるかもしれませんしね」
スウェナ「強かったのよねえ、予想以上に…」
マツカ 「ほろ酔いにさえ、なりませんでしたしね」
毎日、飲み続けた割に…、とマツカ君。
マツカ 「昨日なんかは、一升瓶を空けてましたよ?」
サム 「うんうん、すげえ飲みっぷりだったぜ」
ジョミー「あの勢いなら、死ぬ気でいけばさ…」
キース 「勝てる可能性もあるかもしれんな」
いける気がしてきた、とキース君、登場。
シロエ 「キース先輩、おはようございます!」
キース 「遅くなってすまん」
ジョミー「そんなことより、今日も頑張ってよ?」
スウェナ「そうよ、勝負の日なんだから!」
あの迷惑な人を酔い潰すのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「飲んで飲みまくって、潰しなさいよ!」
ジョミー「いけるかもだよ、キースなら!」
サム 「一升瓶とか、マジで軽いんだろ?」
キース 「そのようだ」
シロエ 「最高ですよ!」
潜在能力が半端ないです、と称賛の声。
実は凄いと…?
2022/04/16 (Sat)
☆損していたかも
マツカ君の別荘でお花見な日でして、集合した御一同様。
期待されるキース君の潜在能力、ソルジャーと飲み比べ。
シロエ 「先輩があんなに飲める口だったなんて!」
サム 「能ある鷹は爪を隠すとは言うけどよ…」
ジョミー「あそこまでとは、思わないよね…」
キース 「正直、俺も驚いている」
人生、損をしていたかもしれん、とキース君、腕組み。
キース 「大学時代から、散々、割り勘負けだったが…」
シロエ 「飲むべきだった、というわけですね?」
キース 「まったくだ。一升瓶でも軽いんだしな」
スウェナ「大いに飲むべきだったわねえ…」
負けていないで、とスウェナちゃんも。
スウェナ「お酒って、高くつくんでしょ?」
シロエ 「らしいですねえ、宴会だと、特に」
マツカ 「飲食店の収入源は、お酒だそうですからね」
料理だけではダメなんですよ、と御曹司。
マツカ 「利益率で言うと、断然、お酒が上なんです」
シロエ 「それで、値段も高くなるんですね?」
マツカ 「ええ。ですから、割り勘負けの場合は…」
他の人の料理代まで食らうんですよ、と説明が。
マツカ 「料理代は、微々たるものですからね」
キース 「分かってはいたが、甘んじていたのに…」
自分の限界が分からないしな、とキース君、深い溜息。
キース 「酔ってからでは手遅れだから、と…」
サム 「それって、割り勘負けはしねえぜ?」
キース 「他のリスクがあるだろうが!」
酔うと気が大きくなるらしいしな、とキース君の渋面。
キース 「もっと酒に強いヤツがいてだな…」
ジョミー「奢れ、って言われちゃうだとか?」
キース 「その通りだ!」
酒宴に仁義なんぞは無いぞ、とキース君、ブツブツ。
キース 「仲間内だけで飲んでいたなら、尚更だ!」
サム 「おだてられて、奢らされるのな?」
キース 「そうだ、二次会、三次会と!」
一同 「「「あー…」」」
それは恐ろしすぎるかも、と誰もが納得。
酒宴、あるある…。
2022/04/17 (Sun)
☆謎だった限界
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、酒宴に期待大な面々。
凄かったキース君の潜在能力、ソルジャーに勝てるかも。
シロエ 「確かに、ウッカリ飲めませんよね、ソレ…」
キース 「奢ってしまった後では、既に手遅れだしな…」
正気に返るのは家に帰ってからなんだぞ、とキース君。
キース 「それも次の日、二日酔いで目が覚めてだな…」
ジョミー「思い出すわけだね、布団の中で」
キース 「ああ。でもって、カードで払った事実を…」
セットで思い出して顔面蒼白、と肩をブルッと。
キース 「なにしろ、小遣いしか貰ってないからな…」
サム 「支払いはカードになっちまうのな?」
キース 「しかもだ、カードは親父のヤツなんだぞ?」
一同 「「「うわー…」」」
マジで悲劇だ、と誰もがガクブル。
ジョミー「…アドス和尚に明細が行く、って?」
キース 「親父の口座から引き落としだしな!」
シロエ 「色々な意味で詰んでませんか?」
キース 「タダ働きに加えて罰礼、小遣い差し止め…」
思い付くだけでもコレなんだが、とキース君が顰める眉。
キース 「この状況で、誰が限界に挑戦すると?」
ジョミー「無理だよねえ…」
シロエ 「どおりで、謎だったわけですよ」
キース先輩の酒量の限界、とシロエ君、うんうん、と。
シロエ 「でも、これからは無敵かもです!」
スウェナ「今日の勝負で分かるものねえ…」
サム 「一升瓶が何本空くのか、楽しみだぜ!」
ジョミー「誰かさんにも、勝って欲しいよね」
応援しよう! とジョミー君が突き上げる拳。
ジョミー「キースなら、やってくれる、って!」
一同 「「「おーっ!!!」」」
歴史的な日になって欲しい、と盛り上がる御一同様。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
キース 「もちろんだ!」
ぶるぅ 「えっと、えとえと…」
シロエ 「どうしたんです? 応援しないと」
ぶるぅ 「そうだけど…」
そうなんだけど、とノリが悪いですけど。
問題でも…?
2022/04/18 (Mon)
☆聞き役に向く人
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、誰もが期待で胸一杯。
歴史的な日になるのかも、とキース君を応援ですけれど。
シロエ 「ぶるぅの様子が変ですよ?」
サム 「なんか言葉に詰まってねえか?」
ジョミー「ノリが悪いってだけじゃなさそうな気が…」
どうしたのかな、とジョミー君たちも怪訝そう。
ジョミー「キースを応援って、難しくないと思うけど?」
シロエ 「ですよね、他に理由でも…?」
ぶるぅ 「えとえと、喋っても怒らない?」
マツカ 「怒るだなんて…。そんな人は誰もいませんよ」
ぶるぅにはお世話になってますし、とマツカ君の笑み。
マツカ 「言いにくいのなら、ぼくが聞きますけれど?」
シロエ 「それ、いいですよね、マツカ先輩が代表で…」
サム 「聞いて、伝えてくれればよ…」
ジョミー「何も問題ないよね、うん」
それでいこうよ、とプッシュな人たち。
ジョミー「ぶるぅも、きっと喋りやすいし…」
ぶるぅ 「そだね、マツカは怒らないから…」
ぼくも安心、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もコクンと。
ぶるぅ 「んとんと…。マツカ、耳を貸してくれる?」
マツカ 「ええ。少し離れて伺いますよ」
あそこの隅で、とマツカ君が指差し、駐車場の隅へ。
ジョミー「なんだろ、マツカにしか言えないなんて…」
サム 「俺たち、別に短気じゃねえぜ?」
シロエ 「キース先輩が、たまにキレますけどね」
キース 「誰のせいだと思っている!」
全部、お前たちのせいだろうが、とキース君の仏頂面。
キース 「疫病仏だの、何だのと!」
シロエ 「でも、事実ですし…」
サム 「自分のことを棚に上げてよ、逆ギレでよ…」
キース 「うっ…」
そう言われると…、と詰まるキース君。
キース 「だが、今日こそ挽回してみせる!」
シロエ 「その意気です! あれっ、マツカ先輩?」
サム 「珍しく愕然としていやがるぜ?」
ジョミー「うん…」
驚いた顔って見ないのにね、と意見が一致。
何があったと…?
2022/04/19 (Tue)
☆酔わなかった理由
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、駐車場に集った面々。
歴史的な日に期待ですけど、何故か驚いているマツカ君。
シロエ 「マツカ先輩って、いつも穏やかですけれど…」
ジョミー「ホントの所は、肝が据わってるんだよね…」
スウェナ「でなきゃ、大財閥の跡取りは務まらないわよ」
サム 「なんで、あんなに驚いてんだよ?」
嫌な予感がしてきたぜ、とサム君、駐車場の隅に視線を。
シロエ 「でもですね…。ぶるぅはいい子なんですし…」
ジョミー「悪戯とかは、絶対、しないよ?」
サム 「うーん…。おっ、戻って来るみてえだぞ」
スウェナ「マツカ、ぶるぅの手を引いてるわよ?」
ぶるぅも俯き加減じゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「まさか、ぶるぅが何か失敗したとか…?」
ジョミー「そんなの、無いと思うけど…」
どうなんだろう、と顔を見合わせる所へ、マツカ君が。
マツカ 「お待たせしちゃって、すみません」
シロエ 「いえ、いいですけど…。どうしたんですか?」
ぶるぅ、元気が無いですけれど、とシロエ君の問い。
シロエ 「マツカ先輩、ぶるぅと、どんな話を?」
マツカ 「えっと…。落ち着いて聞いて下さいよ?」
サム 「おいおい、マジで事件なのかよ?」
マツカ 「そう言うのかもしれませんが…」
叱らないであげて下さいね、とマツカ君が刺した釘。
マツカ 「実は、キースが全く酔わなかったのは…」
ぶるぅ 「ごめんなさいーっ!」
ぼくが中和剤を使ってたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「この辺かな、ってタイミングで!」
一同 「「「ええっ!?」」」
ぶるぅ 「飲めるお友達、欲しかったから…」
マツカ 「瞬間移動で、胃に送っていたらしいんです」
どおりで酔わないわけですよ、とマツカ君、苦笑。
マツカ 「ですから、キースが酒豪かどうかは…」
キース 「分からないのか!?」
マツカ 「残念ながら…」
そういうことになりますね、と言ってますけど。
中和剤って…。
2022/04/20 (Wed)
☆協力者がいた件
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、集合している面々。
歴史的な日に期待だったのに、衝撃的な事実が判明で…。
シロエ 「中和剤って、沢山ありましたっけ?」
ジョミー「そこだよ、瓶で置いてったけどさ…」
サム 「充分な数があったのかよ、アレ?」
キース、半端なく飲んでたんだぜ、とサム君の問い。
サム 「中和剤、少しで足りる程度に酒豪とか?」
マツカ 「いえ、協力者がいたらしいんです」
一同 「「「協力者?」」」
マツカ 「あちらの世界の、ぶるぅですよ」
ぶるぅの親友ですからね、とマツカ君、困っても笑顔。
マツカ 「中和剤を追加でくれたそうです」
ぶるぅ 「そうなの、ぶるぅが瓶を幾つも…」
送ってくれたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから、キースに沢山使って…」
キース 「おい、沢山って…。すると、俺はだ…」
シロエ 「酒豪どころか、弱いんじゃないですか?」
ぶるぅ 「んとんと、それは分かんないの!」
早め、早めに飲ませてただけ、と激白タイム。
ぶるぅ 「ぶるぅに聞いたら、害は無いって…」
マツカ 「素面の人に飲ませても、大丈夫だそうですよ」
シロエ 「酒豪の可能性は残ってるんですね…」
ジョミー「でもさ、勝負は今日なんだよ?」
しかも相手がアレだってば、とジョミー君。
ジョミー「酔い潰されて終わる気がする…」
キース 「俺もだ、死ねる気しかしないんだが…」
??? 「いけるって!」
安心してよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「裏技、大いに歓迎ってね!」
??? 「今まで、無敵でしたからねえ…」
負けるのも良し、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「ぶるぅも、その気で中和剤をですね…」
??? 「そだよ、横流ししたんだも~ん!」
Aブルー「というわけでね、ガチンコ勝負!」
キース 「うっ…!」
悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も来ましたけれど。
ソルジャーもやる気満々ですけど、さて…?
2022/04/21 (Thu)
☆酔い潰れたい人
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、ゲストたちも到着。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、そういう企画。
Aブルー「いいね、着いたら勝負だよ、キース?」
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「中和剤の使用もオッケー、大いに飲んで!」
ぼくを酔い潰してくれたまえ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「一度でいいから、酔い潰れるのが夢だしね!」
キース 「そう言われても…!」
A船長 「私からも、お願いいたします」
是非とも、ブルーを潰して下さい、とキャプテンまでが。
A船長 「なにしろ、酔わない理由が不幸すぎまして…」
一同 「「「は?」」」
A船長 「実験体だった時代に、色々とですね…」
Aブルー「薬を試されすぎちゃったんだよ!」
だから耐性が半端なくて…、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「キースに負けても、泥酔出来るんならさ…」
シロエ 「本望だ、っていうわけですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
貴重な体験が出来るんだしね、とニコニコニコ。
Aブルー「そういうわけでさ、楽しく飲もうよ!」
キース 「俺は中和剤を使っていいんだな?」
Aブルー「それはもう! 飲みまくって良し!」
早め、早めの服用がオススメ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「こっちのぶるぅも、そうしてたんだし!」
ぶるぅ 「そだね、叱られなくて良かったあ!」
A船長 「いい仕事をして下さいましたよ」
キース 「そうなのか? 俺は自信を喪失したが…」
いけるクチだと思ったのに、とキース君の深い溜息。
キース 「酒量の限界も謎のままだし…」
A船長 「ですが、ブルーに勝てたらですね…」
レジェンドになれると聞いております、とキャプテン。
A船長 「裏技だろうが、結果が全てだと思いますよ」
Aブルー「そうだよ、このぼくに勝ったなんてさ!」
キース 「要は、あんたを酔い潰せ、と…?」
Aブルー「飲みまくってね!」
伝説を作ってくれたまえ、と言ってますけど。
裏技で…?
2022/04/22 (Fri)
☆もう一声欲しい
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、けれど企画が問題。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、中和剤もアリ。
キース 「あんたは酔えたら満足だ、と言うんだな?」
Aブルー「そうだよ、たとえ悪酔いしてもね!」
二日酔いとかキツイそうだし、とソルジャーの言。
Aブルー「苦しむ仲間を、嫌というほど見たけどさ…」
シロエ 「そんな結果でもいいんですか?」
Aブルー「出来れば、楽しく酔いたいけどねえ…」
選べないしね、とソルジャー、お手上げのポーズ。
Aブルー「その辺は運に任せといてさ、ここは一発!」
キース 「泥酔したいと言うのは分かるが、俺はだな…」
伝説になれるというだけか、とキース君の問い。
キース 「他にメリットは何も無いと?」
Aブルー「レジェンドだけだと、不満なのかい?」
キース 「もう一声、欲しいところだが…」
Aブルー「だったら、君が勝った場合は、一ヶ月ほど…」
迷惑をかけないというのはどう、とソルジャーの案。
Aブルー「ぼくは無自覚にやらかすらしいし…」
キース 「いつもそうだが、自粛すると?」
Aブルー「君の警告で、大人しく!」
やめろと言われたことはやめるよ、とパチンとウインク。
Aブルー「それでどうかな、条件の方は?」
シロエ 「いいですねえ!」
サム 「レジェンドに加えて、封印の呪文だぜ?」
ジョミー「最高だってば、やるしかないよ!」
疫病仏を返上出来るチャンス、とジョミー君のプッシュ。
ジョミー「一ヶ月の期間限定でもさ…」
サム 「迷惑を封印出来るんだしよ…」
スウェナ「頑張りなさいよ、飲みまくって!」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
応援してます、とシロエ君も。
シロエ 「きっと勝てると信じてますから!」
キース 「そういうことなら、やってみるか…」
Aブルー「よし、決まり!」
マツカ 「皆さん、バスの方へどうぞ」
ぶるぅズ「「しゅっぱぁ~つ!」」
賑やかな面々を乗せて、バスは別荘へと。
さて…?
2022/04/23 (Sat)
☆まずは乾杯から
今年もマツカ君の別荘でお花見、飲み比べという企画が。
キース君とソルジャーのガチンコ勝負、裏技もオッケー。
ぶるぅ 「わぁーい、山を越えたら桜が満開!」
ジョミー「アルテメシアの桜は、もう終わったのにさ…」
サム 「この辺のは、今が見頃ってえのがすげえよな」
マツカ 「気温が違いますからね。なにしろ冬場は…」
除雪車が必須なほどですから、とマツカ君の笑み。
マツカ 「春から秋はいい場所ですけど、冬場は少し…」
シロエ 「難アリっていうことですか…」
マツカ 「そうなりますね、キャンプ場もお休みですよ」
雪の中を来る人はいませんし、と指差す川の方向。
マツカ 「写真家には人気だそうですが…」
スウェナ「雪景色を撮るには、良さそうだわね」
ジョミー「だけど、バーベキューとかも無理だよね…」
マツカ 「そうなんです。ですから、春から秋までが…」
書き入れ時になりますね、と説明が。
マツカ 「もっとも、観光客は少なめですけど」
Aブルー「そこがいいんだよ、別荘は静かなのが一番!」
A船長 「せっかくのお花見ですからねえ…」
Aブルー「賑やかなヤツは、何処でも出来るし!」
今年も楽しみまくったし…、とソルジャーの言。
Aブルー「だから今日はさ、ぼくたちだけで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 一杯、食べて飲むも~ん!」
マツカ 「ええ、楽しんで下さいね。ほら、着きますよ」
ちょうど桜も見頃です、と別荘に到着。
マツカ 「皆さん、桟敷の方へどうぞ」
ジョミー「やったね、これから御馳走タイム!」
Aブルー「お酒の方も、よろしく頼むよ」
マツカ 「各種、ご用意してますよ」
大吟醸からシャンパンまで、と御曹司。
マツカ 「まずはシャンパンで乾杯ですか?」
ブルー 「そうだね、飲めない人には子供用ので」
シロエ 「キース先輩は普通のですね?」
Aブルー「当然だよ!」
キース 「勝負スタートだな?」
受けて立とう、と桟敷に火花がバチバチ。
料理より、お酒…。
2022/04/24 (Sun)
☆次に繋げたい人
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で御馳走タイムですけど。
ソルジャーとキース君の飲み比べ企画、そちらがメイン。
Aブルー「じゃあ、乾杯で勝負を始めるってことで!」
キース 「確認しておくが、俺が、あんたを潰したら…」
一ヶ月は大人しくするんだな、とキース君、念押し。
キース 「俺がやめろと言った場合は、即、やめて、と」
Aブルー「そうだよ、一筆書いておこうか?」
キース 「いや、証人が多数いるから、充分だ」
あんたの証文はアテにならんし、とキッパリと。
キース 「書き換えるとか捏造だとか、ありそうだしな」
Aブルー「まあねえ、それは否定はしないよ」
一同 「「「うーん…」」」
そういう人だ、と誰もが唸るしかない台詞。
シロエ 「あのですね…。口約束でも守って下さいよ?」
Aブルー「守るよ、次に繋げたいしね」
一同 「「「次?」」」
Aブルー「次の宴会だよ、キースが勝ったら…」
ぼくは泥酔出来るんだしさ、とソルジャー、真剣。
Aブルー「また酔いたい、って時には頼みたいからね!」
キース 「確かに、約束をチャラにされたら…」
二度と、あんたと飲みはしないな、とキース君。
キース 「よし、勝負だ!」
Aブルー「まずは乾杯!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
キース君の勝利を願う声が弾けて、乾杯。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたもグイッと!」
ぶるぅ 「シャンパンのボトル、もう空っぽ…」
マツカ 「追加で運ばせた方がいいですね」
最初の料理はシャンパン向けですし、と御曹司。
マツカ 「皆さんは、料理をお楽しみ下さい」
ジョミー「うん、でもさあ…」
シロエ 「勝負の方も…」
気になりますよね、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「食べる手がお留守になりそうですよ」
サム 「それは分かるぜ」
ジョミー「ぶるぅ、中和剤、忘れないでよ?」
ぶるぅ 「大丈夫!」
食べて飲んでも忘れないもん、と頼もしい言葉。
勝負の行方は…?
2022/04/25 (Mon)
☆飲みまくる人たち
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で美味しく御馳走タイム。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、裏技もオッケー。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたも大いに、食って飲んでくれ!」
俺の酒ではないんだがな、とキース君が注ぐ大吟醸。
キース 「ついでに、飯もマツカの奢りで…」
Aブルー「会費も全く払ってないねえ、ぼくたちは!」
割り勘負けも何もないね、とソルジャー、御機嫌。
Aブルー「持つべきものは、大金持ちの友達だってば!」
シロエ 「マツカ先輩は、あなたの友達じゃないですよ」
Aブルー「まあまあ、細かいことは言わずに!」
君も飲むかい、とシロエ君に差し出された杯。
Aブルー「美味しいんだよ、これがまた!」
シロエ 「お断りします!」
Aブルー「いいのかい? 君たち、割り勘負け的な…」
立場にいると思うんだけど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「ぼくとキースが飲みまくっていて、他にも…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとブルーと、ぶるぅと…」
Aブルー「ぼくのハーレイも飲んでるわけでね」
A船長 「遠慮なく飲ませて頂いております」
地球のお酒は美味ですから、とキャプテンもクイッと。
A船長 「私たちだけ、飲みまくるというのは少々…」
Aブルー「気が引けるからさ、君たちも飲みたまえ!」
中和剤もあることだしさ、と飲酒の勧めが。
Aブルー「こんなチャンスは、そうそう無いよ?」
シロエ 「いえ、キース先輩の晴れ舞台ですから!」
サム 「だよなあ、レジェンドになるチャンスだぜ?」
邪魔はしねえよ、とサム君もスルー。
サム 「キース、俺たちの分まで飲んでくれよ!」
キース 「そのつもりだが…」
飯も美味いしな、とキース君、平常モードをキープ中。
キース 「やはり、料理も楽しまないと」
Aブルー「もちろんだってば、あっ、次が来た!」
キース 「よし、食って飲むぞ!」
あんたも飲めよ、と絶好調で飲んでいる人。
実は酒豪…?
2022/04/26 (Tue)
☆邪魔をしたら処刑
マツカ君の別荘で遅めのお花見、桟敷で御馳走が次々と。
その一方で、キース君とソルジャーが飲み比べでして…。
Aブルー「此処の御馳走も、ホントに絶品だよねえ…」
キース 「当然だろうが、一流の料理人なんだぞ?」
A船長 「お酒の方も、最高のを出して下さってますね」
マツカ 「せっかくですから、いいのをお出ししてます」
飲み比べでも気にしませんよ、とマツカ君の柔和な笑み。
マツカ 「美味しく食べて、飲んで頂くのが一番ですし」
Aブルー「ありがとう! 流石はマツカ、太っ腹だよ!」
キース 「言っておくが、俺の友達なんだぞ?」
Aブルー「いいって、いいって、そんなことは!」
さあ飲もう、とソルジャー、キース君の盃になみなみと。
Aブルー「クイッと空けたら、返杯よろしく!」
キース 「もちろんだ! 此処であんたを潰せたら…」
レジェンドな上に、あんたを封印、とキース君から返杯。
キース 「向こう一ヶ月、迷惑行為を断れるしな!」
Aブルー「そうだったねえ、ぼくも泥酔したいし…」
是非とも潰してくれたまえ、とソルジャーが呷る酒。
Aブルー「中和剤くらい、どんどん使っていいからさ!」
キース 「ああ、お蔭様で絶好調だ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 早めの服用が大事!」
ちゃんと胃袋に送ってるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ぶるぅも、それは邪魔しない、って!」
シロエ 「そういえば、悪戯小僧がいましたっけ…」
Aぶるぅ「ブルーが怖いから、悪戯しないよ!」
Aブルー「やらかしたら、処刑だと言ってあるしね」
邪魔はさせない、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「ぼくは楽しく酔いたいんだしさ」
キース 「俺が酔ったら、処刑なのか?」
其処のぶるぅが…、とキース君の問い。
キース 「何か違う気がするんだが…」
Aブルー「違わないって! 邪魔をした人は…」
A船長 「もれなく処刑だそうです」
身内だろうが他人だろうが、と言ってますけど。
処刑って…。
2022/04/27 (Wed)
☆絶飲食だそうです
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で桜を見ながらの御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン進行中。
キース 「身内でも他人でも、処刑だと?」
Aブルー「そうだよ、邪魔をしたんだからさ」
ぼくが酔おうとしてるのを、とソルジャーの冷たい笑み。
Aブルー「誰であろうと、容赦しないってね!」
キース 「処刑というのは、死ぬほど飲ませるとかか?」
Aブルー「それの何処が処刑になるのさ、飲み放題の」
特に、ぶるぅじゃ話にならない、とソルジャー、即答。
Aブルー「大喜びで飲みまくるだけで、全くダメだね!」
キース 「なら、どうすると?」
Aブルー「絶飲食!」
お酒も御馳走も全部禁止、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「ヨダレを垂らして見てるだけ、ってヤツ!」
一同 「「「うわー…」」」
嫌すぎる、と誰もがガクブル。
シロエ 「御馳走が全部パアですか…」
サム 「ぶるぅでなくても嫌すぎるぜ」
ジョミー「まあ、ぼくたちには関係ないけど…」
中和剤なんかに触らないし、とジョミー君。
ジョミー「あれの係は、ぶるぅだし…」
シロエ 「悪戯小僧が何もしないなら、安心ですよね」
Aブルー「キースを止めても、処刑だけれど?」
一同 「「「えっ?」」」
止めるって、と一同、キョトン。
シロエ 「えっと…。誰も止めませんよ?」
Aブルー「どうだかねえ…。例えば、こういう…」
飲み合わせが…、とソルジャーが宙に取り出すボトル。
Aブルー「心配なヤツがあるわけでね、うん」
キース 「おい、そのボトルは薬品か?」
Aブルー「違うよ、ぼくの世界の合成酒だけど…」
悪酔いすると評判でねえ…、とソルジャー、溜息。
Aブルー「でも、好きな人はいるわけで…」
A船長 「密造してでも、飲もうとするんですよ」
キース 「あんたの船でか?」
A船長 「私も注意しているのですが…」
Aブルー「現に、こうして!」
ブツが存在してるんだよ、と言ってますけど。
密造酒って…。
2022/04/28 (Thu)
止めたら絶飲食
マツカ君の別荘で今年もお花見、桟敷で美味しく御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン飲酒中。
キース 「御禁制の品というヤツなんだな?」
Aブルー「そう! でもって、これには中和剤がさ…」
A船長 「効かない所が困りものでして…」
ですから禁止されております、とキャプテンの言。
A船長 「これで酔われると、どうにもこうにも…」
Aブルー「ならないからねえ、しかも悪酔いだし」
その人の持ち場に穴が開くわけ、とソルジャー、溜息。
Aブルー「だけどキースは、挑戦したって問題無し!」
A船長 「ですが、あなたが困りませんか?」
Aブルー「そう、そこ! キースが潰れちゃうとさ…」
泥酔するチャンスを逃すからね、と周囲をグルリと。
Aブルー「だから、密造酒をキースに勧めた人は…」
キース 「処刑される結果になるんだな?」
Aブルー「君が潰れた時にはね!」
でも、潰れない可能性も…、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「なにしろキースは、別の世界の人間だしさ…」
A船長 「中和剤が効くかもしれませんねえ…」
Aブルー「ちょっと気になってこないかい?」
A船長 「それは確かに…」
潰れなかったら凄いですよ、とキャプテンも。
A船長 「ついでにあなたも、密造酒だと…」
Aブルー「大量に飲めば、ほろ酔いの手前くらいなら…」
行けないこともないんだよね、と掲げるボトル。
Aブルー「どうだい、キース、次はコレとか?」
キース 「ちょっと待て!」
シロエ 「そうですよ、リスクが高すぎです!」
Aブルー「シロエ、処刑でいいのかな?」
キースを止めたらそうなるけれど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「他のみんなも、その辺のトコは同じでねえ…」
ジョミー「御馳走抜きになるってわけ!?」
Aブルー「飲み物もダメで、お花見するだけ!」
シロエ 「困りますから!」
キース 「おい、見捨てるな!」
誰か、この馬鹿を止めてくれ、と叫んでますけど。
処刑ですよ…?
2022/04/29 (Fri)
☆密造酒でいこう
今年もマツカ君の別荘でお花見、絶品な御馳走を賞味中。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、絶好調ですが…。
Aブルー「止める人はいないと思うけれどね?」
Aぶるぅ「ぼくも悪戯しないも~ん!」
密造酒には触らないもんね、と悪戯小僧もスルーな方向。
キース 「だ、誰か…! 頼む、一生、恩に着るから!」
シロエ 「運が良ければレジェンドですよ?」
ジョミー「そうだよ、酔わない可能性だって…」
あるんだからさ、と誰も止めない密造酒。
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「つべこべ言わずに、まずは一献!」
飲んでみたまえ、とキース君のグラスに注ぐソルジャー。
Aブルー「味の方は悪くないんだよ、これが」
キース 「くっそぉ…!」
死んでやる、と空けたキース君、驚きの表情。
キース 「味は普通にブランデーだな…」
Aブルー「そうだろう? 実は密造品の方がさ…」
A船長 「どうしたわけだか、美味なんですよ」
合成品なのに、本物っぽい味で、とキャプテンも。
A船長 「ワイン味も、本物に負けていなくて…」
Aブルー「密造する気も、飲む気も分かるよ」
ワインの方もいってみようか、とソルジャーが注ぐ酒。
Aブルー「遠慮しないで、クイッとね!」
キース 「誰も止めてはくれんしな…」
飲むぞ、と空けて、ソルジャーに返杯。
キース 「あんたも飲めよ?」
Aブルー「当然だよ! でもさ、君…」
A船長 「中和剤が効くようですねえ…」
アルコール度数が半端ないのに、とキャプテンの言。
A船長 「ワイン味でも、ウォッカ級ですよ」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ブランデー味は、その上をいくね!」
最高の酒宴になりそうだよ、とソルジャー、感激。
Aブルー「ぼくを潰せたら、君はレジェンド!」
キース 「よし、勝負だ!」
シロエ 「止める必要は無いですね、コレ」
一同 「「「もっちろーん!」」」
さあ御馳走だ、と盛り上がる面々。
今月、これにて中継終了~。
2022/04/30 (Sat)
春休みが終わっても毎日お花見、特別生ならではの特権。
遅刻、早退は当たり前な日々、ついに迎えた16日の朝。
シロエ 「おはようございます! いいお天気ですね」
ジョミー「うん、絶好のお花見日和!」
サム 「アルテメシアの桜は、見頃を過ぎたけどよ…」
マツカ 「別荘の桜は、ちょうど満開ですよ」
今年もお楽しみ下さい、と御曹司の笑み。
マツカ 「えっと、ぶるぅと会長は…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お待たせーっ!」
ブルー 「集合場所が、ぼくのマンション前だしねえ…」
揃うのを待ってから来れば充分、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、キースがまだなんだけどさ」
シロエ 「あー…。朝のお勤めとか、ありますからね」
サム 「仕方ねえよな、こればっかりはよ」
ジョミー「でもさあ、今日は歴史的な日になるかも!」
キースがレジェンドになって、とジョミー君の輝く顔。
ジョミー「誰かさんとさ、ガチンコ勝負で…」
シロエ 「酔い潰せるかもしれませんしね」
スウェナ「強かったのよねえ、予想以上に…」
マツカ 「ほろ酔いにさえ、なりませんでしたしね」
毎日、飲み続けた割に…、とマツカ君。
マツカ 「昨日なんかは、一升瓶を空けてましたよ?」
サム 「うんうん、すげえ飲みっぷりだったぜ」
ジョミー「あの勢いなら、死ぬ気でいけばさ…」
キース 「勝てる可能性もあるかもしれんな」
いける気がしてきた、とキース君、登場。
シロエ 「キース先輩、おはようございます!」
キース 「遅くなってすまん」
ジョミー「そんなことより、今日も頑張ってよ?」
スウェナ「そうよ、勝負の日なんだから!」
あの迷惑な人を酔い潰すのよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「飲んで飲みまくって、潰しなさいよ!」
ジョミー「いけるかもだよ、キースなら!」
サム 「一升瓶とか、マジで軽いんだろ?」
キース 「そのようだ」
シロエ 「最高ですよ!」
潜在能力が半端ないです、と称賛の声。
実は凄いと…?
2022/04/16 (Sat)
☆損していたかも
マツカ君の別荘でお花見な日でして、集合した御一同様。
期待されるキース君の潜在能力、ソルジャーと飲み比べ。
シロエ 「先輩があんなに飲める口だったなんて!」
サム 「能ある鷹は爪を隠すとは言うけどよ…」
ジョミー「あそこまでとは、思わないよね…」
キース 「正直、俺も驚いている」
人生、損をしていたかもしれん、とキース君、腕組み。
キース 「大学時代から、散々、割り勘負けだったが…」
シロエ 「飲むべきだった、というわけですね?」
キース 「まったくだ。一升瓶でも軽いんだしな」
スウェナ「大いに飲むべきだったわねえ…」
負けていないで、とスウェナちゃんも。
スウェナ「お酒って、高くつくんでしょ?」
シロエ 「らしいですねえ、宴会だと、特に」
マツカ 「飲食店の収入源は、お酒だそうですからね」
料理だけではダメなんですよ、と御曹司。
マツカ 「利益率で言うと、断然、お酒が上なんです」
シロエ 「それで、値段も高くなるんですね?」
マツカ 「ええ。ですから、割り勘負けの場合は…」
他の人の料理代まで食らうんですよ、と説明が。
マツカ 「料理代は、微々たるものですからね」
キース 「分かってはいたが、甘んじていたのに…」
自分の限界が分からないしな、とキース君、深い溜息。
キース 「酔ってからでは手遅れだから、と…」
サム 「それって、割り勘負けはしねえぜ?」
キース 「他のリスクがあるだろうが!」
酔うと気が大きくなるらしいしな、とキース君の渋面。
キース 「もっと酒に強いヤツがいてだな…」
ジョミー「奢れ、って言われちゃうだとか?」
キース 「その通りだ!」
酒宴に仁義なんぞは無いぞ、とキース君、ブツブツ。
キース 「仲間内だけで飲んでいたなら、尚更だ!」
サム 「おだてられて、奢らされるのな?」
キース 「そうだ、二次会、三次会と!」
一同 「「「あー…」」」
それは恐ろしすぎるかも、と誰もが納得。
酒宴、あるある…。
2022/04/17 (Sun)
☆謎だった限界
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、酒宴に期待大な面々。
凄かったキース君の潜在能力、ソルジャーに勝てるかも。
シロエ 「確かに、ウッカリ飲めませんよね、ソレ…」
キース 「奢ってしまった後では、既に手遅れだしな…」
正気に返るのは家に帰ってからなんだぞ、とキース君。
キース 「それも次の日、二日酔いで目が覚めてだな…」
ジョミー「思い出すわけだね、布団の中で」
キース 「ああ。でもって、カードで払った事実を…」
セットで思い出して顔面蒼白、と肩をブルッと。
キース 「なにしろ、小遣いしか貰ってないからな…」
サム 「支払いはカードになっちまうのな?」
キース 「しかもだ、カードは親父のヤツなんだぞ?」
一同 「「「うわー…」」」
マジで悲劇だ、と誰もがガクブル。
ジョミー「…アドス和尚に明細が行く、って?」
キース 「親父の口座から引き落としだしな!」
シロエ 「色々な意味で詰んでませんか?」
キース 「タダ働きに加えて罰礼、小遣い差し止め…」
思い付くだけでもコレなんだが、とキース君が顰める眉。
キース 「この状況で、誰が限界に挑戦すると?」
ジョミー「無理だよねえ…」
シロエ 「どおりで、謎だったわけですよ」
キース先輩の酒量の限界、とシロエ君、うんうん、と。
シロエ 「でも、これからは無敵かもです!」
スウェナ「今日の勝負で分かるものねえ…」
サム 「一升瓶が何本空くのか、楽しみだぜ!」
ジョミー「誰かさんにも、勝って欲しいよね」
応援しよう! とジョミー君が突き上げる拳。
ジョミー「キースなら、やってくれる、って!」
一同 「「「おーっ!!!」」」
歴史的な日になって欲しい、と盛り上がる御一同様。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
キース 「もちろんだ!」
ぶるぅ 「えっと、えとえと…」
シロエ 「どうしたんです? 応援しないと」
ぶるぅ 「そうだけど…」
そうなんだけど、とノリが悪いですけど。
問題でも…?
2022/04/18 (Mon)
☆聞き役に向く人
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、誰もが期待で胸一杯。
歴史的な日になるのかも、とキース君を応援ですけれど。
シロエ 「ぶるぅの様子が変ですよ?」
サム 「なんか言葉に詰まってねえか?」
ジョミー「ノリが悪いってだけじゃなさそうな気が…」
どうしたのかな、とジョミー君たちも怪訝そう。
ジョミー「キースを応援って、難しくないと思うけど?」
シロエ 「ですよね、他に理由でも…?」
ぶるぅ 「えとえと、喋っても怒らない?」
マツカ 「怒るだなんて…。そんな人は誰もいませんよ」
ぶるぅにはお世話になってますし、とマツカ君の笑み。
マツカ 「言いにくいのなら、ぼくが聞きますけれど?」
シロエ 「それ、いいですよね、マツカ先輩が代表で…」
サム 「聞いて、伝えてくれればよ…」
ジョミー「何も問題ないよね、うん」
それでいこうよ、とプッシュな人たち。
ジョミー「ぶるぅも、きっと喋りやすいし…」
ぶるぅ 「そだね、マツカは怒らないから…」
ぼくも安心、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」もコクンと。
ぶるぅ 「んとんと…。マツカ、耳を貸してくれる?」
マツカ 「ええ。少し離れて伺いますよ」
あそこの隅で、とマツカ君が指差し、駐車場の隅へ。
ジョミー「なんだろ、マツカにしか言えないなんて…」
サム 「俺たち、別に短気じゃねえぜ?」
シロエ 「キース先輩が、たまにキレますけどね」
キース 「誰のせいだと思っている!」
全部、お前たちのせいだろうが、とキース君の仏頂面。
キース 「疫病仏だの、何だのと!」
シロエ 「でも、事実ですし…」
サム 「自分のことを棚に上げてよ、逆ギレでよ…」
キース 「うっ…」
そう言われると…、と詰まるキース君。
キース 「だが、今日こそ挽回してみせる!」
シロエ 「その意気です! あれっ、マツカ先輩?」
サム 「珍しく愕然としていやがるぜ?」
ジョミー「うん…」
驚いた顔って見ないのにね、と意見が一致。
何があったと…?
2022/04/19 (Tue)
☆酔わなかった理由
マツカ君の別荘でお花見な日の朝、駐車場に集った面々。
歴史的な日に期待ですけど、何故か驚いているマツカ君。
シロエ 「マツカ先輩って、いつも穏やかですけれど…」
ジョミー「ホントの所は、肝が据わってるんだよね…」
スウェナ「でなきゃ、大財閥の跡取りは務まらないわよ」
サム 「なんで、あんなに驚いてんだよ?」
嫌な予感がしてきたぜ、とサム君、駐車場の隅に視線を。
シロエ 「でもですね…。ぶるぅはいい子なんですし…」
ジョミー「悪戯とかは、絶対、しないよ?」
サム 「うーん…。おっ、戻って来るみてえだぞ」
スウェナ「マツカ、ぶるぅの手を引いてるわよ?」
ぶるぅも俯き加減じゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「まさか、ぶるぅが何か失敗したとか…?」
ジョミー「そんなの、無いと思うけど…」
どうなんだろう、と顔を見合わせる所へ、マツカ君が。
マツカ 「お待たせしちゃって、すみません」
シロエ 「いえ、いいですけど…。どうしたんですか?」
ぶるぅ、元気が無いですけれど、とシロエ君の問い。
シロエ 「マツカ先輩、ぶるぅと、どんな話を?」
マツカ 「えっと…。落ち着いて聞いて下さいよ?」
サム 「おいおい、マジで事件なのかよ?」
マツカ 「そう言うのかもしれませんが…」
叱らないであげて下さいね、とマツカ君が刺した釘。
マツカ 「実は、キースが全く酔わなかったのは…」
ぶるぅ 「ごめんなさいーっ!」
ぼくが中和剤を使ってたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「この辺かな、ってタイミングで!」
一同 「「「ええっ!?」」」
ぶるぅ 「飲めるお友達、欲しかったから…」
マツカ 「瞬間移動で、胃に送っていたらしいんです」
どおりで酔わないわけですよ、とマツカ君、苦笑。
マツカ 「ですから、キースが酒豪かどうかは…」
キース 「分からないのか!?」
マツカ 「残念ながら…」
そういうことになりますね、と言ってますけど。
中和剤って…。
2022/04/20 (Wed)
☆協力者がいた件
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、集合している面々。
歴史的な日に期待だったのに、衝撃的な事実が判明で…。
シロエ 「中和剤って、沢山ありましたっけ?」
ジョミー「そこだよ、瓶で置いてったけどさ…」
サム 「充分な数があったのかよ、アレ?」
キース、半端なく飲んでたんだぜ、とサム君の問い。
サム 「中和剤、少しで足りる程度に酒豪とか?」
マツカ 「いえ、協力者がいたらしいんです」
一同 「「「協力者?」」」
マツカ 「あちらの世界の、ぶるぅですよ」
ぶるぅの親友ですからね、とマツカ君、困っても笑顔。
マツカ 「中和剤を追加でくれたそうです」
ぶるぅ 「そうなの、ぶるぅが瓶を幾つも…」
送ってくれたの、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「だから、キースに沢山使って…」
キース 「おい、沢山って…。すると、俺はだ…」
シロエ 「酒豪どころか、弱いんじゃないですか?」
ぶるぅ 「んとんと、それは分かんないの!」
早め、早めに飲ませてただけ、と激白タイム。
ぶるぅ 「ぶるぅに聞いたら、害は無いって…」
マツカ 「素面の人に飲ませても、大丈夫だそうですよ」
シロエ 「酒豪の可能性は残ってるんですね…」
ジョミー「でもさ、勝負は今日なんだよ?」
しかも相手がアレだってば、とジョミー君。
ジョミー「酔い潰されて終わる気がする…」
キース 「俺もだ、死ねる気しかしないんだが…」
??? 「いけるって!」
安心してよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「裏技、大いに歓迎ってね!」
??? 「今まで、無敵でしたからねえ…」
負けるのも良し、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
A船長 「ぶるぅも、その気で中和剤をですね…」
??? 「そだよ、横流ししたんだも~ん!」
Aブルー「というわけでね、ガチンコ勝負!」
キース 「うっ…!」
悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)も来ましたけれど。
ソルジャーもやる気満々ですけど、さて…?
2022/04/21 (Thu)
☆酔い潰れたい人
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、ゲストたちも到着。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、そういう企画。
Aブルー「いいね、着いたら勝負だよ、キース?」
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「中和剤の使用もオッケー、大いに飲んで!」
ぼくを酔い潰してくれたまえ、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「一度でいいから、酔い潰れるのが夢だしね!」
キース 「そう言われても…!」
A船長 「私からも、お願いいたします」
是非とも、ブルーを潰して下さい、とキャプテンまでが。
A船長 「なにしろ、酔わない理由が不幸すぎまして…」
一同 「「「は?」」」
A船長 「実験体だった時代に、色々とですね…」
Aブルー「薬を試されすぎちゃったんだよ!」
だから耐性が半端なくて…、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「キースに負けても、泥酔出来るんならさ…」
シロエ 「本望だ、っていうわけですか?」
Aブルー「ピンポーン!」
貴重な体験が出来るんだしね、とニコニコニコ。
Aブルー「そういうわけでさ、楽しく飲もうよ!」
キース 「俺は中和剤を使っていいんだな?」
Aブルー「それはもう! 飲みまくって良し!」
早め、早めの服用がオススメ、とソルジャーの笑み。
Aブルー「こっちのぶるぅも、そうしてたんだし!」
ぶるぅ 「そだね、叱られなくて良かったあ!」
A船長 「いい仕事をして下さいましたよ」
キース 「そうなのか? 俺は自信を喪失したが…」
いけるクチだと思ったのに、とキース君の深い溜息。
キース 「酒量の限界も謎のままだし…」
A船長 「ですが、ブルーに勝てたらですね…」
レジェンドになれると聞いております、とキャプテン。
A船長 「裏技だろうが、結果が全てだと思いますよ」
Aブルー「そうだよ、このぼくに勝ったなんてさ!」
キース 「要は、あんたを酔い潰せ、と…?」
Aブルー「飲みまくってね!」
伝説を作ってくれたまえ、と言ってますけど。
裏技で…?
2022/04/22 (Fri)
☆もう一声欲しい
マツカ君の別荘へお花見にお出掛け、けれど企画が問題。
ソルジャーとキース君が飲み比べの勝負、中和剤もアリ。
キース 「あんたは酔えたら満足だ、と言うんだな?」
Aブルー「そうだよ、たとえ悪酔いしてもね!」
二日酔いとかキツイそうだし、とソルジャーの言。
Aブルー「苦しむ仲間を、嫌というほど見たけどさ…」
シロエ 「そんな結果でもいいんですか?」
Aブルー「出来れば、楽しく酔いたいけどねえ…」
選べないしね、とソルジャー、お手上げのポーズ。
Aブルー「その辺は運に任せといてさ、ここは一発!」
キース 「泥酔したいと言うのは分かるが、俺はだな…」
伝説になれるというだけか、とキース君の問い。
キース 「他にメリットは何も無いと?」
Aブルー「レジェンドだけだと、不満なのかい?」
キース 「もう一声、欲しいところだが…」
Aブルー「だったら、君が勝った場合は、一ヶ月ほど…」
迷惑をかけないというのはどう、とソルジャーの案。
Aブルー「ぼくは無自覚にやらかすらしいし…」
キース 「いつもそうだが、自粛すると?」
Aブルー「君の警告で、大人しく!」
やめろと言われたことはやめるよ、とパチンとウインク。
Aブルー「それでどうかな、条件の方は?」
シロエ 「いいですねえ!」
サム 「レジェンドに加えて、封印の呪文だぜ?」
ジョミー「最高だってば、やるしかないよ!」
疫病仏を返上出来るチャンス、とジョミー君のプッシュ。
ジョミー「一ヶ月の期間限定でもさ…」
サム 「迷惑を封印出来るんだしよ…」
スウェナ「頑張りなさいよ、飲みまくって!」
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
応援してます、とシロエ君も。
シロエ 「きっと勝てると信じてますから!」
キース 「そういうことなら、やってみるか…」
Aブルー「よし、決まり!」
マツカ 「皆さん、バスの方へどうぞ」
ぶるぅズ「「しゅっぱぁ~つ!」」
賑やかな面々を乗せて、バスは別荘へと。
さて…?
2022/04/23 (Sat)
☆まずは乾杯から
今年もマツカ君の別荘でお花見、飲み比べという企画が。
キース君とソルジャーのガチンコ勝負、裏技もオッケー。
ぶるぅ 「わぁーい、山を越えたら桜が満開!」
ジョミー「アルテメシアの桜は、もう終わったのにさ…」
サム 「この辺のは、今が見頃ってえのがすげえよな」
マツカ 「気温が違いますからね。なにしろ冬場は…」
除雪車が必須なほどですから、とマツカ君の笑み。
マツカ 「春から秋はいい場所ですけど、冬場は少し…」
シロエ 「難アリっていうことですか…」
マツカ 「そうなりますね、キャンプ場もお休みですよ」
雪の中を来る人はいませんし、と指差す川の方向。
マツカ 「写真家には人気だそうですが…」
スウェナ「雪景色を撮るには、良さそうだわね」
ジョミー「だけど、バーベキューとかも無理だよね…」
マツカ 「そうなんです。ですから、春から秋までが…」
書き入れ時になりますね、と説明が。
マツカ 「もっとも、観光客は少なめですけど」
Aブルー「そこがいいんだよ、別荘は静かなのが一番!」
A船長 「せっかくのお花見ですからねえ…」
Aブルー「賑やかなヤツは、何処でも出来るし!」
今年も楽しみまくったし…、とソルジャーの言。
Aブルー「だから今日はさ、ぼくたちだけで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 一杯、食べて飲むも~ん!」
マツカ 「ええ、楽しんで下さいね。ほら、着きますよ」
ちょうど桜も見頃です、と別荘に到着。
マツカ 「皆さん、桟敷の方へどうぞ」
ジョミー「やったね、これから御馳走タイム!」
Aブルー「お酒の方も、よろしく頼むよ」
マツカ 「各種、ご用意してますよ」
大吟醸からシャンパンまで、と御曹司。
マツカ 「まずはシャンパンで乾杯ですか?」
ブルー 「そうだね、飲めない人には子供用ので」
シロエ 「キース先輩は普通のですね?」
Aブルー「当然だよ!」
キース 「勝負スタートだな?」
受けて立とう、と桟敷に火花がバチバチ。
料理より、お酒…。
2022/04/24 (Sun)
☆次に繋げたい人
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で御馳走タイムですけど。
ソルジャーとキース君の飲み比べ企画、そちらがメイン。
Aブルー「じゃあ、乾杯で勝負を始めるってことで!」
キース 「確認しておくが、俺が、あんたを潰したら…」
一ヶ月は大人しくするんだな、とキース君、念押し。
キース 「俺がやめろと言った場合は、即、やめて、と」
Aブルー「そうだよ、一筆書いておこうか?」
キース 「いや、証人が多数いるから、充分だ」
あんたの証文はアテにならんし、とキッパリと。
キース 「書き換えるとか捏造だとか、ありそうだしな」
Aブルー「まあねえ、それは否定はしないよ」
一同 「「「うーん…」」」
そういう人だ、と誰もが唸るしかない台詞。
シロエ 「あのですね…。口約束でも守って下さいよ?」
Aブルー「守るよ、次に繋げたいしね」
一同 「「「次?」」」
Aブルー「次の宴会だよ、キースが勝ったら…」
ぼくは泥酔出来るんだしさ、とソルジャー、真剣。
Aブルー「また酔いたい、って時には頼みたいからね!」
キース 「確かに、約束をチャラにされたら…」
二度と、あんたと飲みはしないな、とキース君。
キース 「よし、勝負だ!」
Aブルー「まずは乾杯!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
キース君の勝利を願う声が弾けて、乾杯。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたもグイッと!」
ぶるぅ 「シャンパンのボトル、もう空っぽ…」
マツカ 「追加で運ばせた方がいいですね」
最初の料理はシャンパン向けですし、と御曹司。
マツカ 「皆さんは、料理をお楽しみ下さい」
ジョミー「うん、でもさあ…」
シロエ 「勝負の方も…」
気になりますよね、とシロエ君、苦笑。
シロエ 「食べる手がお留守になりそうですよ」
サム 「それは分かるぜ」
ジョミー「ぶるぅ、中和剤、忘れないでよ?」
ぶるぅ 「大丈夫!」
食べて飲んでも忘れないもん、と頼もしい言葉。
勝負の行方は…?
2022/04/25 (Mon)
☆飲みまくる人たち
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で美味しく御馳走タイム。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、裏技もオッケー。
Aブルー「さあ、飲んで、飲んで!」
キース 「あんたも大いに、食って飲んでくれ!」
俺の酒ではないんだがな、とキース君が注ぐ大吟醸。
キース 「ついでに、飯もマツカの奢りで…」
Aブルー「会費も全く払ってないねえ、ぼくたちは!」
割り勘負けも何もないね、とソルジャー、御機嫌。
Aブルー「持つべきものは、大金持ちの友達だってば!」
シロエ 「マツカ先輩は、あなたの友達じゃないですよ」
Aブルー「まあまあ、細かいことは言わずに!」
君も飲むかい、とシロエ君に差し出された杯。
Aブルー「美味しいんだよ、これがまた!」
シロエ 「お断りします!」
Aブルー「いいのかい? 君たち、割り勘負け的な…」
立場にいると思うんだけど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「ぼくとキースが飲みまくっていて、他にも…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくとブルーと、ぶるぅと…」
Aブルー「ぼくのハーレイも飲んでるわけでね」
A船長 「遠慮なく飲ませて頂いております」
地球のお酒は美味ですから、とキャプテンもクイッと。
A船長 「私たちだけ、飲みまくるというのは少々…」
Aブルー「気が引けるからさ、君たちも飲みたまえ!」
中和剤もあることだしさ、と飲酒の勧めが。
Aブルー「こんなチャンスは、そうそう無いよ?」
シロエ 「いえ、キース先輩の晴れ舞台ですから!」
サム 「だよなあ、レジェンドになるチャンスだぜ?」
邪魔はしねえよ、とサム君もスルー。
サム 「キース、俺たちの分まで飲んでくれよ!」
キース 「そのつもりだが…」
飯も美味いしな、とキース君、平常モードをキープ中。
キース 「やはり、料理も楽しまないと」
Aブルー「もちろんだってば、あっ、次が来た!」
キース 「よし、食って飲むぞ!」
あんたも飲めよ、と絶好調で飲んでいる人。
実は酒豪…?
2022/04/26 (Tue)
☆邪魔をしたら処刑
マツカ君の別荘で遅めのお花見、桟敷で御馳走が次々と。
その一方で、キース君とソルジャーが飲み比べでして…。
Aブルー「此処の御馳走も、ホントに絶品だよねえ…」
キース 「当然だろうが、一流の料理人なんだぞ?」
A船長 「お酒の方も、最高のを出して下さってますね」
マツカ 「せっかくですから、いいのをお出ししてます」
飲み比べでも気にしませんよ、とマツカ君の柔和な笑み。
マツカ 「美味しく食べて、飲んで頂くのが一番ですし」
Aブルー「ありがとう! 流石はマツカ、太っ腹だよ!」
キース 「言っておくが、俺の友達なんだぞ?」
Aブルー「いいって、いいって、そんなことは!」
さあ飲もう、とソルジャー、キース君の盃になみなみと。
Aブルー「クイッと空けたら、返杯よろしく!」
キース 「もちろんだ! 此処であんたを潰せたら…」
レジェンドな上に、あんたを封印、とキース君から返杯。
キース 「向こう一ヶ月、迷惑行為を断れるしな!」
Aブルー「そうだったねえ、ぼくも泥酔したいし…」
是非とも潰してくれたまえ、とソルジャーが呷る酒。
Aブルー「中和剤くらい、どんどん使っていいからさ!」
キース 「ああ、お蔭様で絶好調だ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 早めの服用が大事!」
ちゃんと胃袋に送ってるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「ぶるぅも、それは邪魔しない、って!」
シロエ 「そういえば、悪戯小僧がいましたっけ…」
Aぶるぅ「ブルーが怖いから、悪戯しないよ!」
Aブルー「やらかしたら、処刑だと言ってあるしね」
邪魔はさせない、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「ぼくは楽しく酔いたいんだしさ」
キース 「俺が酔ったら、処刑なのか?」
其処のぶるぅが…、とキース君の問い。
キース 「何か違う気がするんだが…」
Aブルー「違わないって! 邪魔をした人は…」
A船長 「もれなく処刑だそうです」
身内だろうが他人だろうが、と言ってますけど。
処刑って…。
2022/04/27 (Wed)
☆絶飲食だそうです
マツカ君の別荘でお花見、桟敷で桜を見ながらの御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン進行中。
キース 「身内でも他人でも、処刑だと?」
Aブルー「そうだよ、邪魔をしたんだからさ」
ぼくが酔おうとしてるのを、とソルジャーの冷たい笑み。
Aブルー「誰であろうと、容赦しないってね!」
キース 「処刑というのは、死ぬほど飲ませるとかか?」
Aブルー「それの何処が処刑になるのさ、飲み放題の」
特に、ぶるぅじゃ話にならない、とソルジャー、即答。
Aブルー「大喜びで飲みまくるだけで、全くダメだね!」
キース 「なら、どうすると?」
Aブルー「絶飲食!」
お酒も御馳走も全部禁止、と恐ろしい台詞が。
Aブルー「ヨダレを垂らして見てるだけ、ってヤツ!」
一同 「「「うわー…」」」
嫌すぎる、と誰もがガクブル。
シロエ 「御馳走が全部パアですか…」
サム 「ぶるぅでなくても嫌すぎるぜ」
ジョミー「まあ、ぼくたちには関係ないけど…」
中和剤なんかに触らないし、とジョミー君。
ジョミー「あれの係は、ぶるぅだし…」
シロエ 「悪戯小僧が何もしないなら、安心ですよね」
Aブルー「キースを止めても、処刑だけれど?」
一同 「「「えっ?」」」
止めるって、と一同、キョトン。
シロエ 「えっと…。誰も止めませんよ?」
Aブルー「どうだかねえ…。例えば、こういう…」
飲み合わせが…、とソルジャーが宙に取り出すボトル。
Aブルー「心配なヤツがあるわけでね、うん」
キース 「おい、そのボトルは薬品か?」
Aブルー「違うよ、ぼくの世界の合成酒だけど…」
悪酔いすると評判でねえ…、とソルジャー、溜息。
Aブルー「でも、好きな人はいるわけで…」
A船長 「密造してでも、飲もうとするんですよ」
キース 「あんたの船でか?」
A船長 「私も注意しているのですが…」
Aブルー「現に、こうして!」
ブツが存在してるんだよ、と言ってますけど。
密造酒って…。
2022/04/28 (Thu)
止めたら絶飲食
マツカ君の別荘で今年もお花見、桟敷で美味しく御馳走。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、ガンガン飲酒中。
キース 「御禁制の品というヤツなんだな?」
Aブルー「そう! でもって、これには中和剤がさ…」
A船長 「効かない所が困りものでして…」
ですから禁止されております、とキャプテンの言。
A船長 「これで酔われると、どうにもこうにも…」
Aブルー「ならないからねえ、しかも悪酔いだし」
その人の持ち場に穴が開くわけ、とソルジャー、溜息。
Aブルー「だけどキースは、挑戦したって問題無し!」
A船長 「ですが、あなたが困りませんか?」
Aブルー「そう、そこ! キースが潰れちゃうとさ…」
泥酔するチャンスを逃すからね、と周囲をグルリと。
Aブルー「だから、密造酒をキースに勧めた人は…」
キース 「処刑される結果になるんだな?」
Aブルー「君が潰れた時にはね!」
でも、潰れない可能性も…、と赤い瞳がキラキラと。
Aブルー「なにしろキースは、別の世界の人間だしさ…」
A船長 「中和剤が効くかもしれませんねえ…」
Aブルー「ちょっと気になってこないかい?」
A船長 「それは確かに…」
潰れなかったら凄いですよ、とキャプテンも。
A船長 「ついでにあなたも、密造酒だと…」
Aブルー「大量に飲めば、ほろ酔いの手前くらいなら…」
行けないこともないんだよね、と掲げるボトル。
Aブルー「どうだい、キース、次はコレとか?」
キース 「ちょっと待て!」
シロエ 「そうですよ、リスクが高すぎです!」
Aブルー「シロエ、処刑でいいのかな?」
キースを止めたらそうなるけれど、とソルジャーの指摘。
Aブルー「他のみんなも、その辺のトコは同じでねえ…」
ジョミー「御馳走抜きになるってわけ!?」
Aブルー「飲み物もダメで、お花見するだけ!」
シロエ 「困りますから!」
キース 「おい、見捨てるな!」
誰か、この馬鹿を止めてくれ、と叫んでますけど。
処刑ですよ…?
2022/04/29 (Fri)
☆密造酒でいこう
今年もマツカ君の別荘でお花見、絶品な御馳走を賞味中。
ソルジャーとキース君は飲み比べ勝負、絶好調ですが…。
Aブルー「止める人はいないと思うけれどね?」
Aぶるぅ「ぼくも悪戯しないも~ん!」
密造酒には触らないもんね、と悪戯小僧もスルーな方向。
キース 「だ、誰か…! 頼む、一生、恩に着るから!」
シロエ 「運が良ければレジェンドですよ?」
ジョミー「そうだよ、酔わない可能性だって…」
あるんだからさ、と誰も止めない密造酒。
キース 「し、しかし…!」
Aブルー「つべこべ言わずに、まずは一献!」
飲んでみたまえ、とキース君のグラスに注ぐソルジャー。
Aブルー「味の方は悪くないんだよ、これが」
キース 「くっそぉ…!」
死んでやる、と空けたキース君、驚きの表情。
キース 「味は普通にブランデーだな…」
Aブルー「そうだろう? 実は密造品の方がさ…」
A船長 「どうしたわけだか、美味なんですよ」
合成品なのに、本物っぽい味で、とキャプテンも。
A船長 「ワイン味も、本物に負けていなくて…」
Aブルー「密造する気も、飲む気も分かるよ」
ワインの方もいってみようか、とソルジャーが注ぐ酒。
Aブルー「遠慮しないで、クイッとね!」
キース 「誰も止めてはくれんしな…」
飲むぞ、と空けて、ソルジャーに返杯。
キース 「あんたも飲めよ?」
Aブルー「当然だよ! でもさ、君…」
A船長 「中和剤が効くようですねえ…」
アルコール度数が半端ないのに、とキャプテンの言。
A船長 「ワイン味でも、ウォッカ級ですよ」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「ブランデー味は、その上をいくね!」
最高の酒宴になりそうだよ、とソルジャー、感激。
Aブルー「ぼくを潰せたら、君はレジェンド!」
キース 「よし、勝負だ!」
シロエ 「止める必要は無いですね、コレ」
一同 「「「もっちろーん!」」」
さあ御馳走だ、と盛り上がる面々。
今月、これにて中継終了~。
2022/04/30 (Sat)
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