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重陽限定のお守りだという茱萸袋。
お値段は非常にゴージャスですけど、市販品より安い価格で御祈祷済み。
これを目当てにやって来る人がいるというのも納得ですが。
キース 「しかしだな…。その値段の差は何なんだ。普通は逆だぞ」
ブルー 「御祈祷済みの方が高いって?」
スウェナ「だって、そうでしょ? 節分の恵方巻でもそうよ」
シロエ 「ですね、開運祈願の御祈祷済みを謳う恵方巻は高かったかと」
サム 「御祈祷済みってのはアレだろ、プラスアルファだろ?」
御祈祷料が上乗せになって当然だ、とサム君も言っておりますが…。
ブルー 「茱萸袋はメジャーじゃないからね。市販品は殆ど売れない」
全員 「「「は?」」」
ブルー 「縁起物だとは言ったけど…。門松とかとは違うんだ」
何処の家でも飾るものではない、と生徒会長。
ブルー 「重陽の節句から端午の節句までの間だけ飾る邪気払いさ」
キース 「今日から5月5日までだと? その後の期間はどうなるんだ」
シロエ 「そうですよ、夏の思いっ切り暑い間はどうするんですか!」
サム 「邪気払いがより切実に要るんじゃねえのか、夏の間は」
ジョミー「夏バテするしね…」
マツカ 「それ以前に昔だと夏は衛生状態が…。病気も流行りそうです」
ブルー 「夏の間は代わりに薬玉を飾るってことに決まっているよ」
ジョミー「えっ? 薬玉って…割れたら中からテープとかが出るヤツ?」
ブルー 「別物だってば! 菖蒲とか蓬を入れて綺麗に飾った玉のこと」
キース 「ここはそっちも売っているのか、5月5日に?」
ブルー 「そこまでは…。ここは茱萸袋専門だよ」
ジョミー「なんで? セットで薬玉も売ればいいのに」
ブルー 「そうだろうけど、ちょっと苦しい。御本尊様に繋がらないし」
キース 「どういう意味だ?」
ブルー 「菊だよ、菊。虚空蔵菩薩様は菊がお好きなんだ」
だから重陽の節句に法要が…、と生徒会長。
商売上手なお寺とはいえ、越えられない一線はあるようです…。
シャングリラ学園の秋の行事は収穫祭。
それに先立つイベントとして薪拾いがあったりします。
集めた薪は収穫祭が行われるマザー農場へと送られる決まり。
薪拾いで起こったとある事件が、収穫祭でグンと膨らむようですが…。
