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運動会のフィナーレを飾るのは全クラス対抗ムカデ競走。
全学年が一度に走るわけにはいきませんから、まずは1学年ずつ走ります。
上位の2クラスで最後に競って真の勝者を決めるのですが。
ジョミー「いきなり来ちゃったよ、先生チーム…」
シロエ 「1年生に恨みがあるんでしょうか? 他の学年に行けばいいのに」
キース 「俺たちのクラスがあるからなあ…」
サム 「負けちゃったけどな…。先生チームとC組に」
ブルー 「ムカデ競走は本来、チームワークで勝負だからね。今回は運だ」
スウェナ「でも、先生チームはコッソリ練習していたんでしょ?」
ブルー 「そうらしい。決勝戦でも勝つ気だよ、きっと」
先生チームは2年と3年のムカデ競走には出ませんでした。
いよいよ全学年の上位2クラスで決勝戦!
でも1年生からはC組と先生チームが出場で…。
ゼル 「いよいよじゃな。特訓の成果を見せてやるわい」
ブラウ 「あんたには大いに感謝してるよ。その石頭のお蔭だね」
ヒルマン「ぶつかった相手も良かったのだよ。さて、行こうか」
スタート地点に揃った出場チーム。紐が配られ、足を結ぶという段になって。
ブルー 「ちょっと待って! ぼくも先生チームに入る」
全校生徒「「「えぇっ!?」」」
ブルー 「ぼくの担任はハーレイだ。本来、ぼくはこのチームかと」
ゼル 「い、いや…。そのう、決勝戦じゃしな…」
ブルー 「どうせぶっつけ本番なんだ。ぼくが増えても問題ないだろ?」
ここに決めた、と割り込んだのは先頭に立つ教頭先生のすぐ後ろ。
ブルー 「うーん、肩に手を置くのはちょっとキツイや。腰にしとくね」
ハーレイ「う、うむ…。気をつけて走りなさい」
生徒会長と両足を結び合わされた上に、腰に手を回された教頭先生。
心臓はバクバク、気もそぞろです。そんな状態の中、競技スタート!
平常心を失っている教頭先生を先頭にした先生チームは勝てるのか?
教頭先生の腰に掴まって走る生徒会長の運命や如何に!?
以下、拍手レスです~。
