菊酒で酔いはしなかったものの、御仏縁を結ばれてしまったジョミー君。
虚空蔵菩薩様は学問の道をお守り下さるとあって…。
ブルー 「これで少しはお経を覚えてくれるといいねえ」
ジョミー「却下だよ! そういう目的で来たんじゃないし!」
シロエ 「えーっと…。争奪戦はまだですか?」
ブルー 「それは法要が済んでから。その前にお能の奉納もあるよ」
全員 「「「能?」」」
ブルー 「菊慈童というお能があるのさ。その舞を少し」
中央のスペースが片付けられて、舞台になったようでございます。
そこへ菊慈童の人形そっくりの鬘にお面をつけた舞い手が登場。
キース 「こんなイベントまであったのか…。人気の筈だな」
ブルー 「お能を気軽に見られるチャンスは少ないからね」
スウェナ「観光の人はこれ目当てなのね」
あちこちで切られるカメラのシャッター。
観光客はシャン学メンバーと同じで茱萸袋も買わないタダ見です。
サム 「観光客も多いじゃねえかよ、みんなお守りは買っていねえぞ」
ブルー 「買えと強制しないのも商売の秘訣。無理強いはダメだ」
キース 「信心というのはそういうものではないからな…」
ブルー 「菊酒だってタダでくれると言っただろう? 広い心も大切さ」
シロエ 「タダで貰って悪い気持ちはしませんしね」
ブルー 「良かったなぁ、嬉しいなぁって気持ちが次に繋がるんだよ」
リピーターになってくれればいつかはお客、と生徒会長。
ブルー 「また来年、と通う間に信仰心も生まれるものでさ」
ジョミー「ぼくは御仏縁は要らないってば!」
ブルー 「さあ、どうだか…。おっと、お次は法要だよ」
お能が終わると御本尊様と菊慈童の像の前にお坊さんがズラリ。
香煙の中、読経の声が朗々と…。
ブルー 「ジョミー、君もいつかは法要を取り仕切る方にならないとね」
ジョミー「絶対無理だし!」
お経を覚えるなんて一生無理、とジョミー君は叫んでおります。
菊酒でドーピングしてもダメですかねえ?
