重陽の節句に出掛けたお寺で、記憶力アップの秘法を聞いたジョミー君。
虚空蔵菩薩様の御真言を百万回も唱えろと言われ、当然の如く敵前逃亡。
しかし…。
ブルー 「師僧の命令は絶対なんだよ。さっさと唱える!」
ジョミー「うえ~…」
ブルー 「うえ~、じゃないっ! 御真言はこれ!」
お経本に書かれた意味不明な御真言を一度は読め、と迫られまして。
ジョミー「の、のうぼう……あきゃ、きゃ?」
キース 「アキャキャと来たか…。そこは、アキャシャだ」
ブルー 「やり直し!」
ジョミー「うー…。のうぼう、あきゃきゃ」
サム 「アキャキャで定着したみたいだぜ?」
ブルー 「分かった、もういい。それ以上やると虚空蔵菩薩様に失礼だ」
キース 「どうも根っから無理なようだな。本当に坊主になれるのか?」
ブルー 「さあねえ…。ぼくたちの宗派に記憶力アップの秘法は無いし」
ジョミー「えぇっ、アレって他所のだったの?」
ブルー 「そうだけど…。君がいつまでも覚えなければ強制する」
ジョミー「そ、そんなぁ…」
キース 「俺も詳しいことは知らんが、キツイらしいぞ」
ブルー 「本式にやるとなったら塩断ちもあるし、頑張るんだね」
サム 「塩断ちかよ? それって身体にヤバくねえか?」
ブルー 「さあ…。人によっては鼻血が出たりもすると聞くけど」
ジョミー「む、無茶だってば!」
百日間の缶詰だけでも大概なのに、加えて塩断ち。
虚空蔵求聞持法、かなりの荒行のようでございます。
ブルー 「これでもマシな方なんだよ。世の中、もっとキツイのもある」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「恵須出井寺の最難関のヤツだと不眠不休で御真言を十万回」
キース 「アレだな、生き葬式とかいうヤツだな」
ジョミー「生き葬式…?」
ブルー 「なにしろ生きて出られるかどうか分からないしね」
サム 「なんだよ、それ…」
荒行どころか生き葬式。
上には上があるようですけど、ジョミー君にはまず無理でしょうねえ…。
