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シャングリラ学園つれづれ語り
☆厨房から盗むと


今年の10月は初日が土曜、生徒会長宅で寛ぐ御一同様。
マグロ漁船に乗りたいソルジャー、皆で朝御飯に御執心。

キース 「船の厨房から、こう、色々と…」
シロエ 「くすねているって聞いてますよね…」

お菓子とか、アイスクリームとか…、とシロエ君の相槌。

シロエ 「食事は盗まないみたいですけど」
Aブルー「当たり前だよ、食事なんかは要らないし!」

栄養剤があれば充分、と偏食すぎるソルジャー。

Aブルー「おやつは欠かせないけどね!」
ジョミー「それでキャプテンに叱られるんだっけ?」
Aブルー「そうなんだよねえ、うるさくてさ…」

必然的に盗むことに…、とソルジャー、ブツブツと。

Aブルー「でないと、好きなだけ食べられないし…」
キース 「あんたの船なら、それでいけるんだろうが…」
シロエ 「マグロ漁船はマズイですよね…」
Aブルー「要はバレなきゃいいんだろう?」

盗みの腕ならバッチリだよ、と自信に溢れている人。

Aブルー「ついでに、サイオンなんかもあるしさ」
キース 「バレなくても、他の船員たちが困ると思うぞ」
Aブルー「そうだろうけど、追加で作れば解決だろう?」
キース 「馬鹿野郎!」

マグロ漁船をなめるなよ、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「何故、給料が高いと思う?」
Aブルー「マグロの値段が高いからだろ?」
キース 「それもあるがな、遠洋漁業というヤツは…」
シロエ 「滅多に帰って来られないんですよ?」

さっき、その話も出たでしょう、とシロエ君。

シロエ 「殆どが海の上ですから…」
キース 「寄港するのも、最低限だ!」

つまり、物資の補給が出来ん、とキース君の睨み。

キース 「あんたが盗んで食ってしまえば、その分は…」
シロエ 「当分の間、欠品になるってことなんです」
Aブルー「おやつもかい?」
キース 「むしろ、おやつだからこそだ!」
シロエ 「不要不急ですしね…」

食材とわけが違いますから、と言ってますけど。
正論ですね…。


2022/10/16 (Sun)



☆不要不急な菓子


初日が土曜な今年の10月、生徒会長宅に来ている面々。
ソルジャーがマグロ漁船に乗る気で、皆で朝御飯だとか。

Aブルー「おやつが不要不急って、何さ?」
シロエ 「無くても困らない、という意味ですけど?」
Aブルー「困るじゃないか、おやつが無いと!」
キース 「それは、あんたの話だろうが!」

三食、おやつでもいいそうだしな、とキース君。

キース 「しかし、普通の人間は違う!」
シロエ 「おまけに、マグロ漁船は肉体労働ですよ?」

栄養バランスの取れた食事が必須です、とシロエ君の言。

シロエ 「偏った食事は、身体を壊す元ですからね」
Aブルー「でもさ、おやつもあるんだろう?」
キース 「心の癒しに、不可欠ではあるんだろうが…」
シロエ 「食べ過ぎないよう、量は限られている筈です」

積み込む量が少なめかと…、とシロエ君。

シロエ 「食事に使う食材とは、比較になりませんよ」
キース 「食材は多めに積むと思うが、菓子類は…」
ジョミー「少ないだろうね、それに種類も」

スナック菓子が多めじゃないかな、とジョミー君の意見。

ジョミー「ケーキとか、お饅頭とかはさ…」
サム  「期待できねえと思うぜ、うん」
スウェナ「お饅頭は、この国でしか補給出来ないわよ?」
シロエ 「そうですね、期間限定になりますから…」

盗んで食べたら大変なことに、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「次の帰国まで、食べられないんですし…」
ジョミー「凄く迷惑な話だよねえ、盗み食いなんて」
Aブルー「バレなくても?」
キース 「誰が食ったかは、もう問題ではないだろうな」

船の空気が殺伐として…、とキース君。

キース 「盗みを働く輩がいるということで…」
シロエ 「全員が疑心暗鬼でしょうねえ…」

息が合わなくなるのでは、と心配そうなシロエ君。

シロエ 「漁にも差し支えそうですよ?」
キース 「まったくだ。盗人がいるなど…」

士気が下がるだけだ、と顔を顰めてますけど。
でしょうね…。


2022/10/17 (Mon)



☆お菓子を盗んだら


今年の10月は初日が土曜、生徒会長宅に集う御一同様。
マグロ漁船に乗る気なソルジャー、朝御飯に期待でして。

シロエ 「士気もそうですけど、息が合わないと…」
サム  「危ねえんでねえの、海の上だぜ?」
キース 「それは言えるな、しかも波の荒い外洋だし…」
ジョミー「船から落ちたら、ヤバそうだよね…」

そういうのもあって給料高めなんじゃあ、とジョミー君。

ジョミー「何だったかな、危険手当だっけか?」
シロエ 「あー…。それは入っていそうです」
Aブルー「おやつくらいで、そこまで響くかなあ…?」

ぼくのシャングリラでは問題無いけど、と反論が。

Aブルー「ぼくが盗んだら、また作ってるしさ…」
キース 「饅頭の材料を、マグロ漁船に積むと思うか?」
Aブルー「積まないのかい?」
キース 「いいか、中身は小豆餡だぞ?」

普段に使う食材ではない、とキース君の鋭い指摘。

キース 「砂糖はあっても、小豆なんぞは…」
シロエ 「普通の家でも、常備してない気がします」
サム  「だよなあ、赤飯しか思い付かねえよ」

小豆を使った料理なんてよ、とサム君も。

サム  「そりゃまあ、他にもあるだろうけどよ…」
シロエ 「圧倒的に、お菓子用ですよね、小豆…」
Aブルー「だから、積んでない、って?」
キース 「饅頭の形で積み込むだけでな!」

饅頭が消えたら、皆、ガッカリで…、とキース君。

キース 「誰が盗んだかは、二の次だろうな」
シロエ 「犯人よりも、消えたことが問題ですよ」
ジョミー「帰国まで、食べられないんだもんねえ…」

でもって船の空気が殺伐、と話はループ。

ジョミー「お菓子は、盗んじゃダメだと思うな」
Aブルー「でも、ぼくは食事をしないんだしさ…」

その分で何か、と言い募る人。

Aブルー「毎食、余って来るんだし…」
キース 「飯の残りが、菓子に化けるとでも?」
Aブルー「だって、余るんだよ?」

お菓子が無ければ食事をね、と妙な台詞が。
えっと…?


2022/10/18 (Tue)



☆お菓子が無ければ


生徒会長宅に来ている面々、ソルジャーも途中から参加。
なんでもマグロ漁船に乗るとか、やる気満々なわけで…。

シロエ 「お菓子が無ければ食事を、ですか?」
Aブルー「だって、毎食、ぼくの分が余るんだしさ…」
キース 「菓子が無ければ飯を食え、と言いたいのか?」
Aブルー「そう! 食事の残りが毎回、一人分だよ?」

それを食べれば量は充分足りるよね、と指を立てる人。

Aブルー「もしかしたら、おやつより多いくらいかも!」
キース 「あんた、何処かの王妃様か?」
Aブルー「王妃様?」

なんで、とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「どっちかと言えば、王様だろうと思うけど?」
キース 「違う、立場の話ではなくて…」
シロエ 「さっきの台詞ですってば。お菓子がですね…」
キース 「無ければ飯を食えばいい、というヤツがだ…」

王妃の台詞に似ているんだ、とキース君。

キース 「言った中身は、逆なんだがな」
Aブルー「逆って?」
シロエ 「パンが無ければ、お菓子を食べれば、と…」

言ったらしいですよ、とシロエ君が解説を。

シロエ 「それも、飢えている民衆に向かってです」
Aブルー「何か問題あるのかい?」
シロエ 「パンが無いほど、飢えているんですよ?」
キース 「菓子かあるわけないだろうが!」

それで革命が起きたそうだ、とキース君が広げる両手。

キース 「あんたの、菓子の代わりに飯というのも…」
ジョミー「似たようなことになりそうだよねえ…」

マグロ漁船の上で言ったら、とジョミー君。

ジョミー「海に投げ込まれはしないだろうけど…」
キース 「殺伐とした空気が、殺気に変わるぞ」
Aブルー「えーっ? 食事は余ってるんだよ?」

食べればいいと思うけどな、とズレている思考。

Aブルー「ぼくと違って、食事嫌いじゃないだろうし…」
キース 「菓子は別腹だと言うんだが?」
シロエ 「別枠ですよねえ…?」

お茶やコーヒーをお供にして、という意見。
正しいですよね…?


2022/10/19 (Wed)



☆デザートとは別物


生徒会長宅に集った面々、ソルジャーも来ておりまして。
なんでもマグロ漁船に乗るとか、そういう話が進行な今。

Aブルー「別枠って言うと、デザートかな?」
キース 「それは食事とセットだろうが!」
Aブルー「セットって?」
キース 「デザートも込みで、一食というカウントだ!」

メニューにも書いてある筈だぞ、とキース君の言。

キース 「フレンチにしても、和食にしても、だ…」
シロエ 「食後のお菓子は、最初から書いてありますよ」
ジョミー「だよねえ、でもって、食べる方もさ…」
サム  「そのつもりで食うモンだしよ…」

アレは別腹とは違うと思うぜ、とサム君も。

サム  「別腹ってえのは、たらふく食ってよ…」
シロエ 「もう入らない、って勢いの時にですね…」
キース 「饅頭だとかケーキを目にして、どうなるかだ」
Aブルー「もちろん、食べるよ!」

ぼくは食事は嫌いだけどね、とソルジャー、威張り返り。

Aブルー「でもねえ、食事は、させられるわけで…」
キース 「満腹になるまで、食わされるんだな?」
Aブルー「日によってはね!」

今日こそは食べて頂きます、と…、とブツブツブツ。

Aブルー「お腹一杯になるんだけどさ…」
キース 「菓子を目にしたら、食うんだろうが!」
Aブルー「それはもう!」
キース 「いいか、別腹というのは、だ…」

その状態を意味するわけで…、とキース君の睨み。

キース 「あんたでなくても、そうなるんだ!」
Aブルー「誰でもかい?」
キース 「菓子は苦手だ、というヤツ以外はな!」

マグロ漁船でも、其処は変わらん、とキース君。

キース 「飯さえあればいいと言うのは…」
シロエ 「まず無いでしょうね」

何か無いかと探すものです、シロエ君の相槌。

シロエ 「おやつの時間でなくてもですね…」
キース 「欲しくなる時はあるものだ」
Aブルー「食後でも?」
キース 「当然だろうが!」

別腹だしな、という指摘ですけど。
あるあるですよね…?


2022/10/20 (Thu)



☆お菓子の代わりは


休日に生徒会長宅に集う面々、ソルジャーも来ている今。
マグロ漁船に乗る気満々、けれどお菓子が問題なわけで。

Aブルー「つまり食後に、お饅頭とかを探すって?」
キース 「充分、有り得る話なんだが?」
シロエ 「ですねえ、お饅頭がある間なんかは、特に…」

食べる気になるんじゃないでしょうか、とシロエ君。

シロエ 「この先、補給は出来ないんですし…」
サム  「食っちまったヤツの勝ちだしよ…」
ジョミー「食べたいな、って思いそうだよねえ…」

お饅頭が無くなる前に、とジョミー君も。

ジョミー「後悔はしたくないもんね…」
スウェナ「でもって、誰かが食べ始めたら…」
シロエ 「別腹がスイッチオンですよ」
マツカ 「ええ。その気は無かった人だって…」

お饅頭に手を伸ばすでしょうね、と大きく頷くマツカ君。

マツカ 「残り少なくなった時期なら、尚更ですよ」
Aブルー「食事じゃ、代わりにならない、って?」
キース 「自分の場合で考えてみろ!」

菓子の代わりに栄養剤はどうなんだ、とキース君の問い。

キース 「これでケーキと同じ量だ、と…」
シロエ 「渡されたら、それで満足なんですか?」
Aブルー「嫌すぎるから!」

ケーキはケーキで食べないと、とソルジャー、即答。

Aブルー「代わりなら、シュークリームだとか…」
シロエ 「他のお菓子しか、ダメなんでしょう?」
Aブルー「ホットケーキなら、まだ許せるかな…」

ホイップクリームたっぷりで、と顎に当てる手。

Aブルー「出来れば、チョコレートもかけてくれれば…」
キース 「マグロ漁船員でも、其処は変わらん!」

菓子の代わりに食事なんぞは…、とキース君の怒声。

キース 「いいか、厨房から菓子を盗むのは無しだ!」
Aブルー「分かったよ…。だったら、ぶるぅに…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ おやつ、多めに作るんだね!」
Aブルー「うん、テイクアウト用でお願い!」

持って帰って船で食べるよ、と笑顔全開。
お菓子まで…?


2022/10/21 (Fri)



☆満腹だと眠気が


生徒会長宅で過ごす面々、ソルジャーも来ていますけど。
マグロ漁船に乗るんだそうで、朝御飯を食べに来る計画。

シロエ 「船で食べるって、コッソリですか?」
Aブルー「決まってるだろう、ぼくのおやつだよ?」
キース 「まあ、それはいいが、朝飯はだな…」

あんたは此処で食うんだよな、とキース君、確認。

キース 「でもって、俺たちが付き合わされて…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 毎日、朝食ビュッフェ!」
ジョミー「中華メニューも入ったヤツね!」
ぶるぅ 「うんっ、朝だと、やっぱり点心だよね!」

中華饅頭とか、小籠包とか…、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「みんなも来るから、張り切っちゃう!」
ジョミー「いいよね、毎朝、最高のスタートだよ!」
サム  「逆に、腹一杯になって、寝ちまうかもなあ…」
一同  「「「あー…」」」

それはあるかも、と誰もが見合わせる顔。

シロエ 「朝のホームルームで、居眠りですか…」
サム  「グレイブ先生、ブチ切れるぜ?」
ジョミー「うわー…。眠気覚ましも要るかな、コレ」
キース 「俺たちの問題は、その程度だが…」

マグロ漁船はどうなるんだ、とキース君が捻る首。

キース 「ただでも職務怠慢なんだぞ?」
シロエ 「そういえば、今もサボッてますね…」
Aブルー「何を言うかな、ちゃんと注意はしてるから!」

何かあったら帰って対応、とソルジャー、自信満々。

Aブルー「人類軍の撃退くらいは、楽勝だしね!」
キース 「今は二足の草鞋だからな」

だが、三足目はいけるのか、とキース君の問い。

キース 「マグロ漁船の仕事が怪しい気がするが…」
シロエ 「一番に捨てられそうですね、ソレ」

優先順位をつけるなら、とシロエ君も。

シロエ 「まず朝御飯で、次がシャングリラなんですよ」
Aブルー「確かに、そんな感じかな」
キース 「腹一杯なら、寝るんだろう?」
Aブルー「当然だよ!」

食べても太らない体質だしね、と自慢ですけど。
仕事は…?


2022/10/22 (Sat)



☆食べたら寝る人


生徒会長宅に来ている面々、ソルジャーもちゃっかりと。
なんでもマグロ漁船に乗るとか、朝御飯に御執心でして。

キース 「毎朝、此処でたらふく食って、だ…」
シロエ 「帰ったら、即、寝るんですか?」

マグロ漁船で…、とシロエ君が立てるお伺い。

シロエ 「いくらなんでも、まさかそこまでは…」
Aブルー「寝ていたら、何か問題でも?」

ぼくのシャングリラは大丈夫! と威張り返る人。

Aブルー「何かあったら、即、戻るから!」
キース 「そっちの心配はしていない!」

三足目だと言っただろうが、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「マグロ漁船で朝から寝る気か、あんたは?」
Aブルー「ダメなのかい?」
キース 「恐らく、マグロ漁船というのは、早朝から…」
シロエ 「漁を始めているでしょうねえ…」

マグロの群れを追い掛けながら、とシロエ君が相槌を。

シロエ 「抜け出して、朝食ビュッフェな上にですね…」
キース 「帰ったら寝るというのは、だ…」
スウェナ「職務怠慢ってヤツだわねえ…」

ついでに三食、来るつもりでしょ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「おまけにおやつで、テイクアウトもして…」
ジョミー「なんか、一日中、寝てそうだよねえ…」
キース 「俺の心配は、まさにソレなんだが…」
Aブルー「寝るに決まっているだろう!」

うるさいハーレイとかもいないし、と凄い台詞が。

Aブルー「三食昼寝付きの毎日、グルメ三昧!」
一同  「「「うわー…」」」

それは給料泥棒では、と誰もがポカーン。

キース 「仕事する気は無いんだな?」
Aブルー「そういうわけでもないけれど?」

気が向いた時は張り切るよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「マグロ漁なんか、ぼくの世界じゃ無理だしね」
キース 「だが、基本的には食って寝るだけだと?」
Aブルー「太らないから、安心してよ!」
キース 「誰が体型の話をしている!」

太る体質の方がマシだ、と怒鳴ってますけど。
働くから…?


2022/10/23 (Sun)



☆太る体質はダメ


生徒会長宅に集う面々、ソルジャーも来ているんですが。
乗る気でいるのがマグロ漁船で、ぶるぅの料理が目当て。

Aブルー「ダメだよ、太る体質なんて!」
キース 「あんたが太っても、俺は少しも困らないが?」
ジョミー「ぼくも困らないし、他のみんなも…」
サム  「困るようなことって、何もねえよな?」

部屋が狭くなる程度でよ、とサム君が見回す部屋の中。

サム  「広いんだけどよ、流石に力士級はよ…」
シロエ 「狭くなった気がするでしょうねえ、確かに」
スウェナ「ついでに夏だと、暑苦しいわね」
ジョミー「壊れちゃう家具もあるかもねえ…」

ソファが抜けるとか、そういうヤツ、とジョミー君。

ジョミー「椅子だって、体重に耐え切れなくて…」
シロエ 「壊れそうですね、ああ、それで…」

太る体質だとダメなんですか、とシロエ君、納得。

シロエ 「青の間はともかく、ブリッジとかだと…」
キース 「修理を急がないとマズイからな…」
Aブルー「違うから!」

そうじゃないから、とソルジャーが指差す自分の顔。

Aブルー「いいかい、ぼくは超絶美形が売りでさ…」
キース 「太ると、それが台無しになると?」
Aブルー「ピンポーン!」

太らない体質は大事なんだよ、と胸を張る人。

Aブルー「日頃、食べては寝ているわけなんだけど…」
キース 「太る体質だと、そうはいかんな」
Aブルー「当たり前だよ、許されないよ!」

ぼくのプライドは別としてもね、と竦める肩。

Aブルー「きっとハーレイとか、ノルディとかがさ…」
シロエ 「運動しろと言ってくるわけですね?」
Aブルー「嫌だと言っても、強制でね!」

そんな暮らしは御免だから、とブツブツブツ。

Aブルー「マグロ漁船だって、気が向いた時しか…」
キース 「働かないなら、何故、乗るんだ?」
Aブルー「面白そうだし、基地も出来るしね!」
一同  「「「基地?」」」

基地って何だ、と顔を見合わせる御一同様。
意味不明ですよね…?


2022/10/24 (Mon)



☆基地だそうです


生徒会長宅で過ごす御一同様、ソルジャーもちゃっかり。
マグロ漁船に乗るという話、ぶるぅが作る料理が目当て。

キース 「おい。基地が出来ると言ったか、あんた?」
Aブルー「言ったけど?」
キース 「何なんだ、その基地というのは?」
Aブルー「基地は基地だよ、他に何があると?」

軍事基地とか色々あるだろ、とソルジャーの答え。

Aブルー「こっちの世界にも、いろんな基地がさ」
シロエ 「それはまあ…。南極基地もありますけれど…」
キース 「マグロ漁船は、基地を持つ方だと思うがな?」

母港の他にも行きつけの港、とキース君。

キース 「其処を拠点に、マグロを獲りに行くわけで…」
シロエ 「船は基地ではないですよ?」
Aブルー「そりゃまあ、普通の船員だったら…」

そうなるかもね、とソルジャーも同意。

Aブルー「でもねえ、ぼくが乗るんだし…」
キース 「条件は何も変わらんぞ?」
シロエ 「船長ならともかく、船員ですよね?」
ジョミー「港に入るスケジュールとかは、船長にしか…」

決められないと思うけどな、とジョミー君。

ジョミー「勝手に変えるの、無理そうだけど?」
Aブルー「だから、乗るのは、ぼくだってば!」
キース 「サイオンで細工するつもりか?」

船長の意識を操作するとか、とキース君が顰める顔。

キース 「かなり悪質な話だな、それは」
Aブルー「違うって! マグロ漁船が基地なんだよ!」

ぼく専用のね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「毎日、美味しい食事を食べて…」
キース 「気が向いた時だけ働くそうだが…」
シロエ 「そのための専用基地ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

青の間と違って文句も来ない、とニコニコニコ。

Aブルー「青の間は、ぼくのぶるぅに留守番させて…」
キース 「こっちの世界でグータラすると?」
Aブルー「そう! もう最高の毎日ってね!」
シロエ 「ソルジャー稼業は?」

どうするんです、とシロエ君の問い。
まさか、放置とか…?


2022/10/25 (Tue)



☆真面目に帰る人


生徒会長宅に集う面々、ソルジャーもいるんですけれど。
なんでもマグロ漁船に乗るとか、専用基地にするそうで。

シロエ 「青の間は留守にするんですよね?」
Aブルー「兼業するって言ったけど?」
キース 「非常時にだけ、帰るつもりか?」
Aブルー「ううん、一日に一度は必ず!」

でないと、ぼくが困るからね、とソルジャー、真剣な顔。

Aブルー「マグロ漁船じゃ、出来ないことが…」
キース 「あんた、案外、真面目なんだな」
シロエ 「意外でしたね、もっと長期間サボるのかと…」

思ってました、とシロエ君。

シロエ 「毎日だなんて、流石、ソルジャーですよ」
キース 「やはり、やる時はやるんだな」
Aブルー「それはもう! 夫婦の時間は必須だってば!」
一同  「「「は?」」」

何のことだ、と誰もがキョトン。

キース 「夫婦と言うと、キャプテンになるが…」
シロエ 「キャプテンの報告だけで充分なんですか?」
Aブルー「ぼくのシャングリラは、そうだけど?」

なにしろ面倒なものだから…、と悪びれない人。

Aブルー「毎日聞くのは、ソレだけだよね」
キース 「なるほど、そのために一度は帰る、と」
シロエ 「5分で済ませて戻る気ですね?」
Aブルー「冗談じゃないよ、5分だなんて!」

服を脱いだら終わりじゃないか、と妙な台詞が。

シロエ 「お風呂にも入って来るんですか?」
Aブルー「漁船のお風呂は、狭そうだしねえ…」
キース 「帰ったついでというわけか…」
Aブルー「青の間は有効に使わないとね!」

もちろんベッドが一番大事、とニコニコと。

Aブルー「夫婦の時間に欠かせないから!」
ブルー 「やめたまえ!」

そんな話はしなくていい、と怒鳴る生徒会長。

ブルー 「君が帰るのは勝手だけどね!」
Aブルー「うーん…。まあ、とにかく夜はさ…」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「そこが大事なトコなんだよ!」

毎日、必ず帰る理由、と言ってますけど。
嫌な予感しか…。


2022/10/26 (Wed)



☆漁船の方がいい


生徒会長宅に来ている面々、ちゃっかりとソルジャーも。
マグロ漁船が目標だそうで、乗る気満々なんですけれど。

Aブルー「いいかい、夜は夫婦の時間をみっちり!」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「何を言うかな、帰る理由というヤツで…」

マグロ漁船じゃ出来ないことだよ、とソルジャー、力説。

Aブルー「船室のベッドは狭そうだしさ…」
ブルー 「はいはい、分かった!」
Aブルー「他のみんなが、分かってないかと思うけど?」

夫婦の時間という意味が…、と見回す周囲。

Aブルー「どうかな、ちゃんと分かってくれてる?」
キース 「不本意ながら、理解出来た気が…」
シロエ 「内容までは知りませんけどね…」

それに知りたくもありませんが、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「どうぞ自由に帰って下さい、夜になったら」
Aブルー「ありがとう! でもって、昼間は…」
キース 「船でグータラ、此処で三食とおやつなんだな」
Aブルー「うん、最高の毎日ってね!」

素晴らしすぎる、と赤い瞳がキラキラ。

Aブルー「非常事態が起きない限りは、もう毎日が…」
キース 「薔薇色だとでも言いたいのか?」
Aブルー「まさにソレだよ、基地が出来れば!」

基地と言うより別宅かもね、とニコニコニコ。

Aブルー「生活の拠点を、こっちに移して!」
一同  「「「ええっ!?」」」
Aブルー「充分、可能だろうと思うよ!」

マグロ漁船に慣れたらいける、と親指をグッと。

Aブルー「下手にマンションとかを持つよりもさ…」
シロエ 「漁船の方がいいんですか…?」
Aブルー「他の船員も乗ってるんだし、掃除とか…」

任せて安心というヤツだしさ、と胸を張る人。

Aブルー「青の間だと、掃除しろって皆がうるさくて…」
キース 「マグロ漁船も、其処は変わらんだろう?」
ジョミー「自分の部屋は自分でやるしか…」
Aブルー「ぼくを誰だと思ってるわけ?」

その辺のトコはどうとでも、と笑顔ですけど。
サイオンで…?


2022/10/27 (Thu)



☆住み着く気な人


生徒会長宅に集う御一同様、ソルジャーもちゃっかりと。
マグロ漁船を基地にするとか、こっちの世界に置く拠点。

キース 「あんた、サイオンで他の船員をだな…」
シロエ 「使う気ですか、掃除要員に?」
Aブルー「問題無いと思うけど?」

要はバレなきゃいいんだしね、と罪の意識がゼロな人。

Aブルー「どうせ肉体労働なんだし、ついでに掃除も!」
キース 「あんたの船ではないんだぞ!」
ジョミー「そうだよ、シャングリラは別かもだけど…」
シロエ 「私物化していい船ではありませんからね!」

自分のことは自分でしないと…、とシロエ君の睨み。

シロエ 「だいたい、勝手すぎるんです!」
サム  「だよなあ、飯は船では食わねえとかさ…」
ジョミー「夜は帰ってゆっくりするとか、酷いよねえ…」
Aブルー「でもさ、ぼくにはいい話でさ…」

こんな機会はそうそう無いよ、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「乗るしかないだろ、マグロ漁船に!」
キース 「その前に、一つ聞きたいんだが…」
Aブルー「何をだい?」
キース 「こっちの世界に拠点を移す、と聞こえたが…」

住み着く気か、とキース君の問い。

キース 「でもって、俺たちに絡みまくりで…」
Aブルー「結果的には、そうなるかもね!」
一同  「「「げっ!」」」

なんてこった、と一同、愕然。

シロエ 「それって、とても困るんですけど!」
Aブルー「大丈夫! 毎日、法要をしてくれとはさ…」

言わないからね、とソルジャーのズレた論点。

Aブルー「ぼくの目的は、まずは美味しい食事だし!」
キース 「朝食ビュッフェは、歓迎なんだが…」
シロエ 「まさか、ぼくたちが集まる度にですね…」

湧いて出る気じゃないでしょうね、とシロエ君。

シロエ 「食事以外でも、何でもかんでもです」
Aブルー「授業は遠慮したいけど?」
ジョミー「じゃあ、他は…」
Aブルー「中身次第だね!」

面白そうなら参加するよ、と即答ですけど。
もれなく来ると…?


2022/10/28 (Fri)



☆ストレスになりそう


生徒会長宅に来ている面々、ついでにソルジャーまでが。
なんでもマグロ漁船に乗り込み、生活拠点を移すそうで。

ジョミー「中身次第って、特にイベントじゃなくても?」
Aブルー「日常生活という意味かな?」
ジョミー「うん。ぼくたちだって、カラオケも行くし…」
シロエ 「生徒会長の家と、ぶるぅのお部屋がですね…」

全てというわけじゃないですし、とシロエ君の相槌。

シロエ 「イベント以外に、普通に出掛けるんですよ」
サム  「うんうん、たまにはファミレスだってよ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ マックも、ケンタもね!」

楽しいも~ん! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」も。

ぶるぅ 「高いお店でなくても、美味しいお店は…」
スウェナ「あるのよねえ…」
ジョミー「商店街のさ、お肉屋さんのコロッケだって…」
キース 「安くて美味くて、絶品だしな」

そういう時まで出て来られても…、とキース君の苦い顔。

キース 「俺たちにだって、オフの時間はあるわけで…」
Aブルー「ぼくがいると、オフにならないのかい?」
シロエ 「いえ、そこまでは言いませんけど…」

こう、なんと言うか…、とシロエ君、指で額をトントン。

シロエ 「妙な緊張感が何処かにですね…」
ジョミー「常にあるよね、意識してないけど」
Aブルー「それはどういうモノなわけ?」
キース 「ズバリ言うなら、ストレスだな!」

意識していない分、溜まりそうだ、とキース君。

キース 「精神的な疲労が、日増しにだ…」
シロエ 「どんどん溜まっていきそうですよね…」
Aブルー「酷すぎるから!」
ジョミー「じゃあさ、お掃除部隊ってヤツが…」

しょっちゅう来たって平気なわけ、とジョミー君の問い。

ジョミー「別に掃除はしないんだけどさ、毎日さ…」
Aブルー「ぼくの青の間を見に来るのかい?」
シロエ 「あー、その状況に似ているかもです」
ジョミー「リラックス出来る?」

そういうことになっても、とジョミー君。
出来ますか…?


2022/10/29 (Sat)



☆朝食だけは一緒に


生徒会長宅に集う面々、ソルジャーも来ているんですが。
乗る気でいるのがマグロ漁船で、生活拠点にするつもり。

Aブルー「リラックスと言うと…?」
ジョミー「今と同じに、好き放題して暮らせそう?」

部屋を散らかして、おやつも食べて…、とジョミー君。

ジョミー「お掃除部隊が掃除するのは、月イチでもさ…」
シロエ 「現れる日が、ほぼ毎日になるわけですよ」
キース 「しかも時間は決まってなくて、だ…」
ジョミー「心の準備が出来ないんだよ?」

ドアが突然開くんだよね、とジョミー君が立てる指。

ジョミー「サイオンで予知は不可能で!」
Aブルー「有り得ないから!」
ジョミー「予知の能力、あったっけ?」
Aブルー「無いけど、来るぞ、っていうのはさ…」

ちゃんとサイオンで分かるから、とソルジャー、反論。

Aブルー「だから不意打ちは、有り得ないって!」
ジョミー「そうかな、24時間意識していないと…」

来るのを察知出来ないよ、とジョミー君の鋭い指摘。

ジョミー「向こうもプロだし、思い立ったら…」
シロエ 「即、来ますよね?」
ジョミー「見るだけだったら、掃除用具は要らないし…」

何かのついでに立ち寄るだとか、という説が。

ジョミー「それだと、まるで読めないよ?」
キース 「思い付くのも、行動するのも秒だしな」
ジョミー「そういうヤツでも、大丈夫?」
Aブルー「そ、それは…」

あんまり出来る気がしない、とソルジャー、悪い顔色。

Aブルー「そんな暮らしは、出来ればさ…」
ジョミー「遠慮したいんなら、ぼくたちの気持ちも…」
キース 「察してくれ、と言いたいんだが?」

基地を作るのは勝手だがな、とキース君。

キース 「此処へ来るのは、従来通りのペースでだ…」
シロエ 「朝食ビュッフェだけ、毎朝、一緒にですね…」
ジョミー「食べるのがいいと思うんだけど?」
Aブルー「基本は船にいてくれ、って?」

食事には来ていいんだろう、と悲鳴ですけど。
どうなる…?


2022/10/30 (Sun)



☆兼業でよろしく


生徒会長宅に来ている面々、おまけにソルジャーまでが。
なんでもマグロ漁船を拠点に、こちらで暮らすという話。

ジョミー「うーん…。ぼくたちがいない時ならさ…」
シロエ 「どうぞ、と言うんですけどねえ…」
Aブルー「でも、ぶるぅは三度の食事と、おやつをさ…」

作ると約束してくれたよ、とソルジャーも必死。

Aブルー「朝食ビュッフェも、その一環で!」
ジョミー「そうかもだけど、ホントにストレスだしさ…」
キース 「控えてくれ、と言いたいわけで、だ…」
Aブルー「じゃあ、どうなるのさ!」

ぼくの食事は…、とソルジャー、縋るような目。

Aブルー「マグロ漁船で食べろって?」
ブルー 「テイクアウトでいいと思うね!」
ぶるぅ 「そだね、みんなが来ている時は…」

持ち帰り用に詰めてあげるね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「それなら船で食べられるでしょ?」
シロエ 「いいですね!」
ジョミー「掃除要員にしちゃった船員さんにさ…」

分けてあげることも出来るよね、とジョミー君の笑顔。

ジョミー「それなら、サイオンでこき使っても…」
シロエ 「御褒美つきになりますし…」
サム  「喜ばれると思うぜ、掃除の度によ」

記憶操作で忘れる前は、とサム君も。

サム  「それでいけよな、マグロ漁船の生活は」
キース 「邪魔にならない方向で頼む」

でないと法要を断るからな、とキース君の最終兵器。

キース 「嫌なら、基本は一緒に食うのは朝飯だけだ」
Aブルー「暇すぎるんだけど!」
ジョミー「兼業なんだし、シャングリラに行けば?」
一同  「「「イイネ!」」」

ソルジャー稼業に勤しむべし、と誰もがプッシュ。

シロエ 「おろそかにしちゃいけませんよね」
キース 「本業だしな」
ブルー 「兼業で頑張ってくれたまえ!」
Aブルー「嫌すぎるってば、そんな労働人生は!」
ブルー 「働かざる者、食うべからず、ってね!」

まずは労働、という指示ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2022/10/31 (Mon)





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