お経もダンスもモノにならなかったジョミー君。
元老寺に泊まり込んでの修行の日々は、無駄になったようでございます。
ブルー 「いざとなったらアドリブねえ…。何をする気だい?」
ジョミー「えっ、適当にステップを踏んで踊るだけだよ」
ブルー 「それじゃダメだね、順番に脱いでいきたまえ」
ジョミー「は?」
ブルー 「オープニングは余興なんだよ、ストリップでいこう」
キース 「待て! ジョミーは法衣を着ているんだぞ!?」
ブルー 「それが何さ? ウケると思うよ、お坊さん姿のストリップ」
パンツ一丁になったら袈裟を振り回して『お袈裟マン』だとか。
キース 「…お袈裟マンだと?」
ブルー 「あれっ、知らないかな? 伝説のスーパーヒーローだけど」
キース 「何なんだ、それは!」
ブルー 「璃慕恩院であった大法要の打ち上げで出た余興だよ」
酔っ払った若手のお坊さんたちが変身したのが『お袈裟マン』。
今でも内輪の隠し芸だか一発芸だかで、あるとか、ないとか…。
ブルー 「アドリブをやるならお袈裟マンだね、一般人にも人気だろう」
ジョミー「やだよ、そんなの!」
ブルー 「だったら今夜は徹夜覚悟でキッチリ仕上げる!」
キース 「…お袈裟マンだけは俺も御免だ。徹夜になっても付き合うぜ」
ブルー 「明日は迎えを出すからさ。それまで死ぬ気で頑張るんだね」
シロエ 「えーっと…。空港へ行くんですよね?」
ブルー 「うん。最初から仮装しててもいいよ」
シド先生が迎えのバスを運転するので、家を出る時から仮装OK。
去年使った王子様のような宮廷衣装がシャン学メンバーの仮装です。
ブルー 「ジョミーはお坊さんだし法衣だけれど、ダンスを忘れたら…」
キース 「お袈裟マンの仮装だと言うんじゃないだろうな?」
ブルー 「お袈裟マンだよ、スーパーヒーローだしさ」
ジョミー「そ、そんなぁ…」
残された時間は今夜一晩限り。
ジョミー君を待っているのは墨染めの法衣か、伝説のお袈裟マンなのか?
