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シャングリラ学園つれづれ語り
☆悪戯された場合は


春休みはマツカ君の別荘に決定、その前に春のお彼岸が。
キース君に一人でやれという話で、ソルジャーが猛反対。

Aブルー「もう本当に困るんだってば、台無しでさ!」
キース 「俺の方も、激しく困るんだが!」

背後から蹴りは来ないだろうな、とキース君、ガクブル。

キース 「読経中に、ハハーッ、とお辞儀をしたら…」
シロエ 「後ろから蹴りで、頭を踏まれるんですね?」
Aブルー「甘いね、相手はぶるぅなんだよ?」

そのまま踏んで、キースの背中で踊りまくり、という声。

Aブルー「たとえお経の最中だろうが、やらかすから!」
キース 「俺に踏まれたままでいろ、と…?」
Aブルー「そうは言わないけど、そうなるしか…」

ぼくにも止められないからさ、と両手を広げる人。

Aブルー「止めたら止まるとか、ぶるぅじゃないし!」
シロエ 「分かります…。踏まれて、背中で踊られて…」
サム  「その状態で、経を読むしかねえのな…」
ジョミー「ぐえっ、ぐえっ、とか入りそうだよねえ…」

踏まれてるんじゃあ…、とジョミー君も。

ジョミー「あっ、そういえば、前に、ぶるぅが…」
シロエ 「何か、やらかしましたっけ?」
ジョミー「やったよ、キースを水責めにしてさ…」

お腹の上で踏みまくりで…、とジョミー君の回想。

ジョミー「カエル袋だ、って遊んでたってば」
一同  「「「あー…」」」

あれか、と誰もが思い当たった事件。

シロエ 「ありましたっけね、そういうのも…」
ジョミー「だからさ、お経の間に同じことをさ…」
サム  「やりそうなキャラではあるよな、うん」

成仏しろよ、とサム君、合掌。

サム  「キースだったら、成仏出来ると思うしよ…」
ジョミー「そうだね、お経も読んでるんだし、完璧!」
キース 「いったい何処が完璧なんだ、カエル袋の!」
Aブルー「まったくだよ。法要もパアで…」
キース 「例の仏様も、お浄土で…」

評価が下がってしまいそうだ、と副住職。
そうなると…?


2023/03/16 (Thu)



☆評価が下がると


春休みはマツカ君の別荘で海の幸、楽しみな面々ですが。
その前に来る春のお彼岸、キース君が一人でやる方向で。

Aブルー「えっ、ちょっと待って、評価って…?」
キース 「例の仏様の評価だが?」

院殿号の仏様だ、と副住職。

キース 「あの仏様についての、評価だな」
Aブルー「それって、誰が評価するわけ?」
キース 「阿弥陀様に決まっているだろう!」

お浄土だぞ、と副住職が繰る左手首の数珠レット。

キース 「普通なら、法要をやった場合は、お浄土に…」
Aブルー「御利益があるんだったっけ?」
キース 「功徳を積むと言ってくれ! ともかくだな…」
ブルー 「プラスの評価を貰えるんだよ、阿弥陀様にね」

法要をして貰った仏様は…、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「すると、お浄土での待遇がさ…」
キース 「良くなるわけだな、それまでよりも」

そうやって功徳を積んでいくんだ、と副住職、合掌。

キース 「そしていずれは、立派な仏様になれるよう…」
ブルー 「お浄土で修行を重ねていって、こっちでも…」

法要で手助けする仕組みだね、と銀青様の解説が。

ブルー 「なんと言っても、法要は効果絶大で…」
キース 「たった一度で、地獄から極楽に行けるほどだ」

仏様が自力で行くとなったら大変だが…、と副住職も。

キース 「だから法要をするわけで…」
ブルー 「その法要で、逆に評価が下がるとさ…」
キース 「立派な仏様の座が、遠くなるんだが?」

蓮の場所まで変わるかもな、と副住職の言。

キース 「阿弥陀様に近い蓮ほど、高評価なのに…」
ブルー 「一気に遠くなっちゃうとかね」

ありそうな気が…、と生徒会長、お手上げのポーズ。

ブルー 「悪戯小僧が台無しにすると、そうなるかも…」
Aブルー「そんなの、求めていないから!」
キース 「だったら、あんたが一人で来ればいいだろう」
Aブルー「でも、それも…」

評価が下がりそうだけど、と唸ってますけど。
何故に…?


2023/03/17 (Fri)



☆仕出しを取るなら


春休みはマツカ君の別荘へ旅行、海の幸に期待する面々。
その前に春のお彼岸でして、キース君に丸投げな方向で。

ブルー 「なんで評価が下がるわけ?」
キース 「何の問題も無いと思うが?」
Aブルー「そうかな、面子が足りないんだよ?」

圧倒的に…、とソルジャーの言。

Aブルー「いつもだったら、大勢なのに…」
ブルー 「君一人しかいないから、って?」
Aブルー「そう! 馴染みの顔が無いというのはさ…」

ヤバい気がする、とソルジャーの視線が周囲をグルリと。

Aブルー「評価が下がってからでは遅いし、此処はさ…」
シロエ 「ぼくたちにも来いと言うんですか!?」
Aブルー「ピンポーン! 仕出し料理でもてなすから!」

費用はノルディが出してくれるし、と胸を叩く人。

Aブルー「ついでに配膳とかをするのは、キースでさ…」
キース 「何故、そうなる!」
Aブルー「元々、そういう話だったし…」

ぶるぅも楽が出来ていいよね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「どうかな、仕出しでおもてなし!」
キース 「キツイんだが…!」
ぶるぅ 「んとんと、お手伝いならするけれど?」
キース 「有難い!」

是非とも頼む、とキース君、土下座。

キース 「一人で法要と配膳をするのは、地獄だからな」
ぶるぅ 「オッケー! お料理、何処のお店にする?」
Aブルー「んーと、みんなは何処がいいかな?」

メニューをどうぞ、とソルジャーが差し出す色々なヤツ。

Aブルー「フレンチもあるし、こっちは中華で…」
ぶるぅ 「たまには和食以外もいいでしょ?」
シロエ 「待って下さい、まだ、誰も出るとは…」

言ってませんが…、とシロエ君の引き攣った顔。

シロエ 「今の流れだと、仕出しの店を選んでですね…」
サム  「出席ってことにならねえか?」
Aブルー「そうだよ、キースも有難い、って…」
シロエ 「キース先輩、また、あなたですか!?」

戦犯ってヤツじゃないですか、とシロエ君の叫び。
そうかも…?


2023/03/18 (Sat)



☆皿数を増やしたい


春休みはマツカ君の別荘で海の幸、楽しみな面々ですが。
その前に春のお彼岸なわけで、キース君が一人の筈が…。

シロエ 「ぼくたちまでが、出る方向にするなんて…!」
サム  「マジ許せねえぜ、巻き込みやがって!」
キース 「い、いや、俺はそういうつもりでは…!」

決してなかった、とキース君、ワタワタ。

キース 「ぶるぅが手伝ってくれると言うから…」
シロエ 「有難い、と言った時点で、終わりですから!」
ジョミー「そうだよ、ぶるぅが手伝う気でいたのはさ…」

全員分の配膳だしね、とジョミー君も怒り心頭。

ジョミー「面子がキースと、迷惑なブルーだったらさ…」
サム  「ぶるぅが手伝うまでもねえだろ?」
シロエ 「つまり、先輩が有難がったのはですね…」

フルメンバーのアフターじゃないですか、とシロエ君。

シロエ 「配膳するのが大変だ、と思ったんでしょう?」
キース 「そ、それは確かにそうなんだが…」
シロエ 「だったら立派に、戦犯で巻き込み犯ですよ!」

このパターンは何回目になるんですか、という詰問。

シロエ 「両手の指では、とても足りませんよ?」
キース 「そこまでなのか…!?」
シロエ 「いちいち覚えてられませんから、適当です!」
サム  「でもよ、足りねえのは間違いねえよな」

疫病仏って呼ぶくらいだしよ…、とサム君も。

サム  「また今回も、やらかしやがって!」
キース 「す、すまん…!」
Aブルー「そう言わないでさ、機嫌を直して…」

仕出し料理を楽しんでくれたまえ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「どれを選んでも、文句は一切、言わないし!」
シロエ 「分かりました。では、思いっ切り…」

皿数の多い方向で…、とシロエ君が手に取るメニュー。

シロエ 「和食が一番多いでしょうか?」
ジョミー「いっそ、バラバラに取るのはどう?」
サム  「いいよな、ソレ!」
キース 「おい…!」

配膳で混乱するじゃないか、と叫んでますけど。
ありそう…。


2023/03/19 (Sun)



☆アフターが楽しみ


春休みはマツカ君の別荘へ旅行、海の幸を堪能する予定。
けれど、その前に春のお彼岸、全員が法要に出る羽目に。

シロエ 「混乱しようが、先輩が苦労するのがですね…」
サム  「俺たち流の復讐なんだし、文句なんかは…」

言えねえよなあ、と凄むサム君。

サム  「んじゃ、俺、イタリアンでいくかな」
シロエ 「ぼくはエスニックで攻めてみますよ」
ジョミー「何がいいかな、皿数が多くて、美味しくて…」
スウェナ「ホテルのケータリングがあるわよ?」

これなら各種あるじゃないの、とスウェナちゃんの意見。

スウェナ「ほら、御自慢のレストランが勢揃い、って!」
ジョミー「ホントだ、和食も中華も来るんだ?」
シロエ 「いいじゃないですか、フレンチも来ますし…」
ぶるぅ 「んとんと、頼めば、其処の他にも…」

別館のお店が来てくれるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「いろんなお店が入っているから、楽しいの!」
ブルー 「本場のシェフが出してる店も多くてさ…」
ぶるぅ 「お菓子のお店も沢山あるよ!」
ジョミー「じゃあ、ソレで! デザートもいけるし!」

制覇するぞ、とジョミー君、ガッツポーズ。

ジョミー「キースが配膳してくれるんなら、楽勝だよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくもお手伝い!」
Aブルー「いいねえ、全店制覇とか! ぼくもソレで!」

別のホテルにしてみよう、とソルジャーも。

Aブルー「お皿の数が楽しみだねえ、アフターは…」
シロエ 「ええ、ぼくもそっちに乗り換えますよ」
サム  「俺も乗り換え、このホテルな!」

全員が別のホテルをチョイスで、しかも五つ星ばかり。

シロエ 「お彼岸が楽しみになって来ました!」
Aブルー「みんな、当日はよろしく頼むよ、法要も!」
一同  「「「もっちろ~ん!!!」」」
キース 「俺だけ、アフターで死ねと言うのか!」
シロエ 「自業自得というヤツですから!」

存分に死んで下さいね、とシロエ君の突き放し。
大変かも…?


2023/03/20 (Mon)



☆食べ切れないかも


やって来ました、春のお彼岸。正確に言うなら、お中日。
スッポンタケの法要でして、アフターの食事が豪華版で。

シロエ 「おはようございます! 今日は楽しみですよ」
ジョミー「うん、法要は抹香臭いんだけどさ…」
サム  「アフター、食い放題だもんなあ…」

ホテルのケータリングを制覇、とサム君が立てる親指。

サム  「五つ星だぜ、ついでに全店っていうのがよ…」
スウェナ「豪華すぎよね、食べ切れるかしら?」
Aブルー「ああ、その点なら大丈夫!」

問題ないよ、とソルジャー、登場。

Aブルー「おはよう、今日は法要よろしくね!」
シロエ 「早いですねえ、いつもはギリギリなのに…」
Aブルー「お掃除部隊が入るんだってさ」
一同  「「「は?」」」

なんのこっちゃ、と一同、キョトン。

シロエ 「何です、お掃除部隊というのは?」
Aブルー「アレだよ、今日は青の間、清掃イベント!」
一同  「「「あー…」」」

アレか、と誰もが納得のイベ。

ジョミー「なんで、そんなに散らかったわけ?」
Aブルー「普通に暮らしていただけだけど?」
シロエ 「片付けなかっただけなんですね?」
Aブルー「ピンポーン! 今日、突入と聞いたから…」

小言を言われる前に脱出、と悪びれない人。

Aブルー「キースが来るまで、お茶とお菓子で…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ゆっくり過ごしてね!」

アフターに差し支えない程度で、とサッとお菓子が。

ぶるぅ 「キースも、じきに来ると思うの!」
Aブルー「今日は配膳係だしねえ…」
シロエ 「その件ですけど、大丈夫というのは…」

どういう意味です、とシロエ君の問い。

シロエ 「食べ切れない時は、悪戯小僧を召還ですか?」
ジョミー「ちょ、やめてよ、それは迷惑だから!」
Aブルー「やらないってば、呼んだらアフターが…」
サム  「台無しになるってか?」
Aブルー「そう! スッポンタケの評価も…」

下がるらしいしね、とソルジャーが竦める肩。
困る、と?


2023/03/21 (Tue)



☆取り扱いが厄介


春のお彼岸はスッポンタケの法要、朝から集合した面々。
今回はアフターの食事が豪華で、キース君が配膳係で…。

シロエ 「評価を気にしてるんですか? 阿弥陀様の」
Aブルー「当たり前だよ、大事なことなんだからね!」

評価が下がれば御利益も減るし、とソルジャーの渋面。

Aブルー「ぶるぅなんかにブチ壊されるの、御免だし!」
シロエ 「大食いだけでは済まないでしょうしね…」
ジョミー「祭壇は絶対、無事じゃないよね」

位牌に落書き、香炉にお箸をブスブスで、とジョミー君。

ジョミー「でもって、花を撒き散らかしてさ…」
サム  「お供え物まで食い荒らすのな…」

料理が山ほどあってもよ…、とサム君も。

サム  「饅頭とかの包み紙をよ、ビリビリにしてよ…」
シロエ 「中身をガシガシ齧るんですよね、分かります」

もう食べかすが床一面に…、とシロエ君が顰める顔。

シロエ 「アライグマか、って勢いですよ」
ジョミー「あー、ゴミ箱を漁るらしいよね、アレ」
キース 「ゴミ箱だけでは済まんのだが…?」

寺には迷惑すぎる相手だ、とキース君、到着。

キース 「なんだ、早いのに全員揃っているのか」
Aブルー「青の間に、お掃除部隊が来るからねえ…」
キース 「アライグマ並みに散らかすからだろうが!」

流石に屋根は破らんだろうが…、と副住職。

Aブルー「えっ、屋根って?」
キース 「アライグマだ、屋根を破ってだな…」

巣を作って子育てしやがるんだ、と広げる両手。

キース 「寺の屋根裏がお好みらしくて…」
シロエ 「天井が高いからですか?」
キース 「そのようだ。で、アライグマがどうしたと?」
シロエ 「いえ、アフターに、悪戯小僧が…」

来るかどうかという話で…、とシロエ君。

シロエ 「結論から言えば、来ないそうです」
Aブルー「食べ切れない料理の処理には、一番だけど…」
キース 「取り扱いが厄介だ、と…」

分かる、とキース君も頷いてますけど。
余るかもな料理は…?


2023/03/22 (Wed)



☆下がったら詰み


春のお彼岸はスッポンタケの法要、会場は生徒会長の家。
今回はアフターが豪華料理で、ホテルのケータリングで。

キース 「暴れられたら、真面目に大惨事だからな…」
Aブルー「そうなんだよねえ、スッポンタケの評価も…」

下がるんだろう、とソルジャーの深い溜息。

Aブルー「一度下がったら、上げるのはさ…」
キース 「大変だと思うぞ、間違いなく」

阿弥陀様から遠い蓮になったら、色々と…、と副住職。

キース 「地獄から極楽に引っ越す方が、楽勝だろうな」
Aブルー「其処までなのかい!?」
キース 「そっちの方なら、法要さえして貰えたら…」

アッと言う間に極楽行きだ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「なにしろ、生前にお念仏を、だ…」
ブルー 「一回だけでも唱えていたなら、必ず救うと…」

阿弥陀様が誓いを立てておられるからね、と銀青様も。

ブルー 「だから全く唱えてなくても、法要をすれば…」
キース 「お浄土に迎えて頂けるんだが、その後はだ…」
ブルー 「修行を重ねて、法要もして貰ってさ…」
キース 「阿弥陀様に近い場所を目指して、努力だし…」

ライバルの数も半端ないぞ、と副住職の解説が。

キース 「そんな所で、遠い蓮へと飛ばされたら…」
ブルー 「もう、文字通りに左遷だからねえ…」

這い上がるまでに、どれほどかかるやら、と銀青様。

ブルー 「例のキノコが、修行をするとは思えないしさ」
キース 「まったくだ。そうなると法要しか無くて…」
ブルー 「左遷される時は一発でもねえ、戻るには…」
キース 「法要を何回やればいいのか、真面目に謎だ」

だから評価はキープしないと…、と副住職、合掌。

キース 「悪戯小僧にパアにされたら、マジで詰みだぞ」
ブルー 「呼ばないのは正しい選択だね、うん」
シロエ 「でもですね…。料理を食べ切れなくっても…」
ジョミー「大丈夫だ、って言ったよねえ…?」

いったいどんな方法なんだ、と尋ねる面々。
謎ですよねえ…?


2023/03/23 (Thu)



☆多すぎる豪華料理


春のお彼岸はスッポンタケの法要、毎年恒例ですけれど。
今回はアフターが豪華料理で、キース君が配膳係な展開。

シロエ 「なんと言っても、今日の料理はですね…」
ジョミー「ホテルのケータリングで、全店制覇で…」
サム  「おまけに全員、違うホテルのにしたんだぜ?」

五つ星なトコは共通でもよ…、とサム君の言。

サム  「いくら一人前でも全店分で、別館の店のも…」
ジョミー「もれなく頼んでるんだけど…?」

食べ切れる量じゃないと思うな、とジョミー君も。

ジョミー「そりゃまあ、自分が頼んだわけだし…」
シロエ 「ある程度までは、ぶるぅに頼んでですね…」

お持ち帰りでいきますけれど…、とシロエ君。

シロエ 「それでも全部は無理な気がします」
スウェナ「そうなのよ。パパやママの分も数えても…」
ジョミー「明日の朝御飯まで食べても、まだ残る気が…」

でも、冷凍だと味が落ちるし…、とジョミー君の指摘。

ジョミー「美味しい間に食べたかったら、今日中かな?」
ぶるぅ 「そだね、温め直しても美味しいのは…」

多分、今日まで、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「晩御飯までは、ぼく、頑張って温め直して…」
サム  「面倒を見てくれそうだけどよ、その後がよ…」
シロエ 「もったいないかもしれませんねえ…」

何も考えていませんでしたが、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「皿数を増やして、キース先輩をですね…」
ジョミー「こき使うことしか、まるで頭に無かったし…」
スウェナ「とんでもない量が届くわよ?」

どうするのよ、とスウェナちゃんの視線がソルジャーに。

スウェナ「悪戯小僧は来ないんでしょ?」
Aブルー「そう! 此処に連れては来ないけど…」

食べないとは言っていないよね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「食べ切れなかった分は、片っ端から!」
サム  「あんたが全部、持ち帰るってか?」
Aブルー「ピンポーン!」

ウインウインというヤツで、と言ってますけど。
本当に…?


2023/03/24 (Fri)



☆損をしない方法


スッポンタケの法要の日ですけど、アフターが豪華な件。
ホテルのケータリングを制覇で、キース君が配膳でして。

シロエ 「お持ち帰りって…。ズルくないですか?」
サム  「だよなあ、それだとキャプテンまでがよ…」
ジョミー「食べられるって勘定だよねえ、ぶるぅの他に」

どの辺がウインウインなのさ、とジョミー君の仏頂面。

ジョミー「そりゃ、スポンサーはエロドクターだけど…」
スウェナ「私たちが頼める相手じゃないけど、でも…」

なんだか損をする気がするわ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「私たちが持ち帰る量とは、桁違いだし…」
シロエ 「キャプテンがお相伴っていう所もですね…」

正直、ムカッとするんですよ、とシロエ君が顰める顔。

シロエ 「法要に参加もしないで、美味しいトコだけ…」
ジョミー「持って行こうっていうのがねえ…」
Aブルー「その問題を解決するなら、方法は二つ!」
シロエ 「あるんですか、そんな方法が?」

ムカッとしないで済むヤツが…、とシロエ君の問い。

シロエ 「だったら、お願いしたいですね、それで」
ジョミー「うん。しかも二つもあるならさ…」
サム  「使わねえ手はねえってな!」
Aブルー「オッケー。それじゃ言うけど、一つ目は…」

此処にゲストを呼ぶことだね、とソルジャーの笑顔。

一同  「「「ゲスト?」」」
Aブルー「そう! こっちの世界にも、ハーレイが!」
一同  「「「げっ!」」」

教頭先生を呼び出すのか、と誰もがドン引き。

シロエ 「そ、それはどうかと思いますけど…!」
Aブルー「でもねえ、料理の消費量は増えるよ?」
ブルー 「そういう次元じゃないから、ソレは!」

あんなゲストは来なくていい、と生徒会長の怒声。

ブルー 「じゃあ、二つ目の方法は?」
Aブルー「配膳係を増やすことだよ!」
シロエ 「そりゃ、食べる人は増えますけれど…」
Aブルー「名案だろう?」

キースも少し楽が出来るし、と提案ですけど。
誰を呼ぶと…?


2023/03/25 (Sat)



☆学生バイトなら


スッポンタケの法要の日で、勢揃いしている面々ですが。
アフターで余りそうな料理が問題、どうすべきか検討中。

ブルー 「配膳係というのは、何処で登場するんだい?」
Aブルー「もちろん、法要が終わってからだよ!」

ただの配膳係だからね、とソルジャーの言。

Aブルー「キースの補佐で、顎で使われる立場だけど?」
キース 「バイト料が要るんじゃないだろうな?」

それくらいなら一人でやる、とキース君の渋面。

キース 「正直、俺は赤貧なんだ!」
Aブルー「ああ、その点なら大丈夫! タダだから!」

食べさせておけば、それだけで…、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ついでに向こうも、大満足で働くかと」
シロエ 「学生バイトを呼ぶ気ですか?」
サム  「あー…。タダ飯だったら来そうだよなあ…」
ジョミー「五つ星のホテルの料理だもんね…」

配膳だけで食べられるんなら、とジョミー君も。

ジョミー「体育会なら、半端ない量を食べるだろうし…」
シロエ 「食べ盛りですしね、柔道部員にしても」
キース 「後輩か…。だったら俺も気を遣わずに…」

顎で使っていいわけだが…、とキース君。

キース 「先輩には絶対服従だからな、体育会は」
シロエ 「それに気心も知れてますしね」
Aブルー「其処なんだよ! もう絶対にオススメで!」

呼んでいいかな、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「キースも乗り気になってくれたし…」
キース 「あんた、柔道部にコネがあるのか?」
Aブルー「それはもう! 顧問じゃないか、ハーレイは」
キース 「ちょっと待て!」

部員じゃなくて顧問の方か、とキース君の引き攣った顔。

キース 「教頭先生を呼んで、こき使えと!?」
Aブルー「ピンポーン! ぼくとブルーもいるんだし…」
ブルー 「そりゃ喜んで来るだろうけど、却下だから!」
シロエ 「殆どゲストじゃないですか!」
Aブルー「なら、料理はさ…」

ぼくが殆どお持ち帰りで、と勝ち誇る人。
仕方ないかも…。


2023/03/26 (Sun)



☆法要が終われば


春のお彼岸はスッポンタケの法要、アフターが豪華料理。
五つ星ホテルのケータリングで、キース君が配膳でして。

Aブルー「ハーレイを呼ぶのが嫌なら、持ち帰りのみ!」
ブルー 「仕方ない…。みんな、この際、根性で…」

食べられるだけ食べてくれたまえ、と生徒会長。

ブルー 「持ち帰りの方も、出来る限りの量を…」
シロエ 「分かってます。教頭先生が来るよりは…」
サム  「ずいぶんマシってヤツだしよ…」
ブルー 「本当にごめん! ハーレイだけは勘弁だしね」

というわけで、配膳係もキースだけで…、と念押しが。

ブルー 「そのための余力を残しておいて、法要を…」
キース 「覚悟の方は出来ている。着替えて来るから…」

スタンバイしておけよ、と法衣に着替えに別室へ。

Aブルー「よーし、有難い法要タイム!」
ジョミー「ぼくたちの楽しみは、アフターだから!」
スウェナ「そうよ、法要はオマケ以前の問題だわね」

迷惑イベでしかないんだから、とスウェナちゃん。

スウェナ「毎回、毎回、抹香臭くて正座なのよ?」
キース 「なんだ、まだ座ってもいないのか!」

もう始めるからサッサと座れ、と法衣の副住職の怒声が。

キース 「俺は、この後も忙しいんだ!」
一同  「「「はーい…」」」

御一同様、慌てて正座で、法要スタート。

キース 「我願~身浄~、如~香炉~、我願~心浄…」
一同  (((始まった…)))

足が痺れて辛いコース、と沈黙するしかない場面。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同  (((まだ先は長い…)))
キース 「それでは皆さん、お焼香を」

香炉が回され、それが済んだら再びお経とお念仏。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同  (((そろそろ終盤…)))
キース 「南無阿弥陀仏…。よくお勤めでございました」
一同  「「「終わったーっ!」」」
キース 「馬鹿野郎!」

そこで喜ぶな、と怒鳴ってますけど。
アフターですしねえ…?


2023/03/27 (Mon)



☆アフターと服装


スッポンタケの法要も無事に終了、此処からはアフター。
ホテルのケータリングが届けば、キース君が配膳な仕様。

キース 「いいか、アフターも法要の内でだな…!」
シロエ 「分かってますけど、いつも宴会ですよ?」
ジョミー「そうだよ、ぶるぅが料理を作ってくれてさ…」
スウェナ「賑やかにやっているわよ、毎回」

キースも出席してるじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「そりゃ今回は配膳係で、ババかもだけど…」
シロエ 「文句を言える立場ではないと思いますね」
サム  「うんうん、じきに料理が届くぜ?」
キース 「くっそぉ…。着替えて来るしかないか…」

覚悟は出来ているんだが、と副住職、扉の方へと。

キース 「いったい、皿を何枚運べばいいのやら…」
ブルー 「ちょっと待った!」
キース 「なんだ?」
ブルー 「まさか作務衣に着替えるつもりじゃ…」

ないだろうね、と生徒会長の鋭い視線。

ブルー 「作務衣でアフターは御法度だよ?」
キース 「はあ?」
ブルー 「君も坊主なら、心得ていると思うけど?」

アフターに招かれた時のマナーというヤツ、と銀青様。

ブルー 「法話は期待されてなくても、出る以上…」
シロエ 「約束事でもあるんですか?」
ブルー 「そう! お坊さんは一番、上座でさ…」

いわゆる賓客扱いなんだよ、と銀青様の解説が。

ブルー 「つまり、それなりの服装ってヤツを…」
サム  「檀家さんに期待されるのな?」
ブルー 「ピンポーン! 平服でさえもマズイのに…」

作務衣は作業服じゃないか、と銀青様が顰める顔。

ブルー 「ダメダメ、作務衣を着るなんて!」
Aブルー「なるほどねえ…」

ぼくも軽んじられたくないし…、と頷くソルジャー。

Aブルー「豪華料理を振舞う以上は…」
ブルー 「お坊さんには、きちんとして欲しいだろう?」
Aブルー「当然だよ!」
ブルー 「というわけで、キース…」

作務衣は却下、と銀青様の仰せですけど。
じゃあ、法衣で…?


2023/03/28 (Tue)



☆タスキはオッケー


いよいよスッポンタケの法要のアフター、届く豪華料理。
キース君が配膳ですけど、作務衣でやるのは却下だとか。

Aブルー「作務衣はダメだよ、ちゃんとしてよね」
キース 「俺に、どうしろと!」
ブルー 「食事するんだし、袈裟は外してくれたまえ」

食事の席で袈裟は厳禁、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「着替えと言ったら、其処までだね」
キース 「なんだって!?」
ブルー 「タスキ掛けまでは許すけれどさ…」

法衣は脱がずに配膳を…、と銀青様の命令が。

ブルー 「一人前の坊主だったら、法衣を汚さずに…」
サム  「配膳係が出来るってか?」
ブルー 「出来て当然、そんなトコかな」

実際は作務衣でやるんだけどね、と生徒会長、ニヤニヤ。

ブルー 「お寺の中だと、配膳係は担当がいるし…」
サム  「係は作務衣が制服なのかよ?」
ブルー 「うん。なにしろ料理も作るからねえ…」

法衣で料理は流石に無理、と生徒会長の言。

ブルー 「でも、食べる方は法衣なわけでさ…」
シロエ 「あー…。汚さず、零さず、行儀よく、ですね」
ブルー 「ピンポーン! キースも修行したんだし…」

スキルは身につけている筈で…、と容赦ない台詞。

ブルー 「出来ないとは言わせないからね!」
Aブルー「是非とも、やって貰いたいねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ タスキ、貸してあげるね!」

袈裟を外してコレをつけて、と無邪気なお子様。

ぶるぅ 「袖をまくるの、お手伝いする?」
キース 「い、いや…」

それくらいは…、とキース君、袈裟を外しに行きまして。

キース 「戻ったぞ。これで文句は無いだろう!」
Aブルー「いいね、なんだっけ、そのスタイルは?」

後は頭に笠を被るヤツ、とソルジャーの問い。

Aブルー「そういう赤いタスキでさ…」
サム  「茶摘みかよ?」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ!」
キース 「俺は茶摘みはしないからな!」

笠も被らん、と怒鳴ってますけど。
さて、どうなる…?


2023/03/29 (Wed)



☆お坊さんと笠


スッポンタケの法要のアフター、もうすぐ届く豪華料理。
キース君が配膳ですけど、法衣に赤いタスキなスタイル。

Aブルー「うーん…。笠も被って欲しいけどねえ…」
キース 「坊主を招いて、笠を被れは無いだろう!」
Aブルー「そうかな、笠を被ったお坊さんもさ…」

たまにいるよね、とソルジャーが顎に当てる手。

Aブルー「行列を作って歩いているのが多いかな?」
サム  「あー、托鉢な!」
Aブルー「なんだい、それは?」
ブルー 「お坊さんの修行の一つで、ハードなヤツだよ」

ひたすら歩いて読経だよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「そして施しを貰うわけ!」
Aブルー「えっと…?」
ブルー 「町の住人から、色々な物を頂くんだよ」

お金だったり、食材だったり…、と説明が。

ブルー 「頂戴したら、深々とお辞儀で、有難く…」
キース 「受け取らなくてはダメなわけでな」
ブルー 「そう! どんな品物を頂いてもね!」

生きたウサギを渡されようと…、と銀青様の苦笑。

ブルー 「感謝の心で懐に入れて、お寺に戻るしか…」
キース 「道は無いんだ、ウサギは袋に入らないしな」
Aブルー「袋って?」
ブルー 「托鉢用の袋があって、頂いた物は…」

それに入れるのがお約束、と銀青様。

ブルー 「でもねえ、ウサギは流石にねえ…」
Aブルー「なるほどね! じゃあさ、キースも!」
キース 「は?」
Aブルー「今日は托鉢でどうだろう?」

残飯の処理も出来るしさ、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「余った料理が、持ち帰りには向かない時も…」
シロエ 「あるかもですね、ビジュアル的に」
Aブルー「それをさ、捨てる代わりにさ…」

キースに渡せばいいと思う、と提案が。

Aブルー「托鉢だったら、残飯だって受け取るよね?」
ブルー 「うん、断るのは絶対、不可!」
シロエ 「残飯はキース先輩に…ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

笠を被ったキースにね、と笑顔ですけど。
托鉢ですか…?


2023/03/30 (Thu)



☆アフターで托鉢


スッポンタケの法要の後は、ホテルの豪華料理で大宴会。
キース君が配膳ですけど、ソルジャーが出した托鉢な案。

Aブルー「残飯だって受け取るんなら、丁度いいしさ!」
シロエ 「それはまあ…。無駄にはなりませんよね」
Aブルー「ぼくのぶるぅも跨ぐようなヤツも、有難く!」

キースが貰ってくれるわけだし、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「どうかな、それで?」
一同  「「「イイネ!」」」
Aブルー「はい、決まり! ぶるぅ、笠はあるかな?」
ぶるぅ 「無いけど、元老寺からお取り寄せーっ!」

はい! と瞬間移動で出て来た菅笠。

ぶるぅ 「キースのお部屋にあったよ、コレ!」
キース 「そ、ソレは、俺の托鉢用の…!」
Aブルー「なるほど、馴染みの笠なんだね!」

被って、被って! とソルジャーの命令。

Aブルー「でもって、配膳しながら托鉢!」
キース 「なんで残飯処理係に…!」
Aブルー「せっかくの茶摘みスタイルをさ…」
サム  「無駄にするのは、どうかと思うぜ」

托鉢モードで頑張れよな、とサム君も。

サム  「美味いものは山ほど食えるんだしよ…」
シロエ 「最高だろうと思いますけど?」
キース 「そう言われても…!」
ぶるぅ 「あっ、お料理が届いたみたい!」

キースも早く笠を被って、と玄関へ跳ねてゆくお子様。

ぶるぅ 「どんどん届くよ、早く、早くぅーっ!」
キース 「くっそぉ、死ぬ気でやってやる…!」

もうヤケだ、とキース君、菅笠も装備で配膳係に。

キース 「このホテルのは、誰の注文なんだ?」
ジョミー「あっ、こっち、こっち!」
シロエ 「ぼくは、そっちのヤツですね」

ソースもかけて下さいよ、と細かい注文が。

シロエ 「で、このお皿は、もう食べませんから…」
Aブルー「ぼくのお皿も、コレは用済みで…」
サム  「俺のも、残りはキースにやるぜ」
ジョミー「ぼくのも下げてくれていいから!」

遠慮なくどうぞ と残飯ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2023/03/31 (Fri)





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