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シャングリラ学園つれづれ語り
☆ダイレクトの思い出


さて、9月。シャングリラ学園も新学期ですけど、暑い件。
土曜日は早速、生徒会長宅に転がり込んだ面々、のんびり。

シロエ 「やっぱり此処が一番ですよねえ…」
ジョミー「学校にも、ぶるぅのお部屋はあるけどさ…」
サム  「もれなく授業もついてくるしよ…」

落ち着かねえぜ、とサム君の愚痴。

サム  「柔道部のヤツらは、いいかもだけどな」
シロエ 「それはまあ…。部活が終わった後にですね…」
マツカ 「ゆっくり出来る所があるのは、有難いですよ」
キース 「あっちの方だと、妙な輩も来ないしな」

其処はポイント高いんだが…、とキース君。

キース 「しかし、所詮は学校の中で…」
ジョミー「授業に出ないと、どうにもねえ…」
シロエ 「本当に。あの人が来ないのは大きいですけど…」

お盆も酷い目に遭いましたしね、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「鍋一杯の精進料理を、ダイレクトに…」
スウェナ「食べろとうるさかったものねえ…」
マツカ 「お箸の許可しか出ませんでしたし…」

あれはなかなかキツかったです、とマツカ君も。

マツカ 「お味噌汁も、おたまで飲まされる羽目に…」
シロエ 「美味しく出来てた筈なんですけど…」
スウェナ「味なんか分からなかったわよ!」

あの食べ方の何処が最高なのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「キースたちは、あれから逃れただけでも…」
シロエ 「ラッキーだったと思うんですよね…」
キース 「どの辺がだ!」

俺は暫く気絶だったぞ、とキース君が顰める顔。

キース 「信じられない光景だった…」
ジョミー「お膳の代わりに、お鍋だもんねえ…」
キース 「炊き出しだったら、まだ分かるんだが!」

デカい鍋でドンと出ていても…、とキース君。

キース 「だが、その場合も、食器は一応…」
シロエ 「あるんでしょうか、炊き出しと言えば…」
スウェナ「非常時だわねえ…」
ジョミー「無いのかも…」

場合によっては、とジョミー君が捻る首。
そうかも…?


2023/09/01 (Fri)



☆お鍋はあっても


9月といえども厳しい残暑、週末は生徒会長宅な御一同様。
涼しい部屋でのんびりまったり、学校と違って寛ぎタイム。

ジョミー「だって、人数、凄いんだよ?」
キース 「避難所の方では、それを想定している筈だが?」
シロエ 「でもですね…。あくまで想定なんですよ」

これだけくらい、という限度はあります、とシロエ君。

シロエ 「学校にしても、公民館とかにしてもですね…」
ジョミー「地元民しか、多分、数えていないんじゃあ…?」
サム  「あー…。その可能性はありそうだぜ」

観光地なら別だろうけどよ、とサム君の相槌。

サム  「それにしたって、MAXまではよ…」
シロエ 「カバーしていないと思うんですよ」

繁忙期の被災は想定外では…、とシロエ君の見解。

シロエ 「繁忙期イコール、ベストシーズンですからね」
スウェナ「海にしたって、山にしたって、いい季節よね?」
ジョミー「うん。旅行とかに行くにはピッタリでさ…」
シロエ 「まさか自分が旅先で、ってヤツですよ」

列車が止まるとか、そういうのです、とシロエ君。

シロエ 「思いっ切り、避難所のキャパをオーバーですね」
キース 「確かにな…。だから駅とかで溢れているな」

炊き出しはあっても食器が無いか…、とキース君、納得。

キース 「貸し出してくれる店でもあればいいんだが…」
ジョミー「炊き出しだけで、精一杯じゃないのかな?」
シロエ 「ですよね、ありったけの食材を提供で…」
サム  「料理するのにかかりっきりな…」

食器を洗ってる暇は無さそうだぜ、とサム君も。

サム  「かと言って、使い回しはよ…」
ジョミー「衛生面で問題大だしさ…」

でも、ダイレクトは、もっとダメだし…、とジョミー君。

ジョミー「自分で食器を用意しないと、貰えないかも…」
シロエ 「鍋パとは違いますからねえ…」
キース 「詰むヤツか…」
サム  「ヤバそうだぜ、うん」

鍋はあっても食えねえかもな、という声が。
それは辛そう…。


2023/09/02 (Sat)



☆米の飯があるなら


残暑が厳しい9月の週末、生徒会長宅に来ている御一同様。
お盆の棚経でソルジャーが作った、精進料理が話題でして。

シロエ 「炊き出しに並んで、食器が無いと大変ですよ」
キース 「手づかみで食うにしても、モノによるしな…」
ジョミー「だから、おにぎりになるのかな?」

最近はどうか知らないけれど…、とジョミー君。

ジョミー「おにぎりだったら、食器無しでもいけるしさ…」
シロエ 「熱すぎて火傷も無いですよね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 作るのも簡単だしね!」

具を入れて握ればオッケーだもん、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「ラップで包んで渡すとか…」
サム  「それなら衛生的だよなあ…」
ジョミー「だよね、手を洗えなくても安心なヤツ!」
シロエ 「炊き出しの定番だったのも、納得です」

今はパンを配るのもありますよね、とシロエ君の指摘。

シロエ 「あれだって、個別包装ですから…」
サム  「食器が無くてもいけるってわけな…」
スウェナ「そのパンも届かない状況だったら、今でも…」

きっとおにぎりを作るのよ、とスウェナちゃんの見解。

スウェナ「お米と水さえあればいけるし、最強だわね」
ジョミー「食器が無くてもソレだよ、きっと」
サム  「一理あるぜ、うん」
キース 「ということはだ、例の精進料理の時も…」

それでいけたと思うがな、とキース君。

キース 「米の飯なら、土鍋一杯にあったんだぞ?」
一同  「「「あっ…」」」

言われてみれば、と棚経の場にいた面々、愕然。

シロエ 「そうでした! 鍋から直接、食べなくても…」
マツカ 「おにぎりにすれば、マシでしたよね…」
スウェナ「でも、糠漬けはどうするのよ?」

刻んでさえもいなかったわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「どうやって、おにぎりに入れるのよ!」
キース 「丸齧りだと思うがな?」
一同  「「「は?」」」
キース 「掴むんだ!」

でもって齧ればいいだろうが、と言ってますけど。
掴む…?


2023/09/03 (Sun)



☆露店な気分で


9月になっても秋は暦だけ、相変わらず厳しい残暑な日々。
休日は生徒会長宅が一番、のんびりしている面々ですけど。

シロエ 「糠漬けを丸ごと、齧るんですか!?」
キース 「何か問題があるとでも?」
シロエ 「ナスとかキュウリが、丸ごと一本ですよ?」

それを掴んで齧れだなんて…、とシロエ君。

シロエ 「まさか、おにぎりのおかずにですね…」
キース 「食うのが正当なやり方だぞ?」
スウェナ「そんなわけないでしょ!」
キース 「漬物と言えば、寺では立派に一品だ!」

おかずとして出されるんだからな、とキース君の反撃。

キース 「俺の宗派では、漬物だけとは言われないが…」
ブルー 「座禅のトコだと、朝はタクアンしか出ないよね」
一同  「「「ええっ!?」」」

そんな、と一同、目が真ん丸に。

シロエ 「マジですか!」
キース 「俺とブルーが、嘘をつくとでも?」
シロエ 「そうですけど…。タクアンだけの朝食で…」

ハードな修行をこなすんですか、とシロエ君、ガクブル。

シロエ 「朝一番って、托鉢に出たりしますよね?」
キース 「もちろんだ。掃除もすれば、外の仕事も…」
ブルー 「ガッツリこなすよ、山仕事もね!」

薪にする木の伐採だとか…、と怖すぎる説明。

ブルー 「しかもタクアン、大根丸ごとじゃなくってさ…」
キース 「一人分の量は数切れしか無いからな!」
一同  「「「げっ!」」」

たったそれだけ、と誰もが愕然。

シロエ 「働けるとは思えませんけど!」
キース 「やかましい! 俺だって、修行中はだな…」
ブルー 「思いっ切り、粗食だったしねえ…」

糠漬け丸ごとは贅沢品だよ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「キースが言う通り、齧るべきだったね!」
キース 「露店の定番に、冷やしキュウリもあるだろう!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キュウリのお漬物だよね!」
キース 「ああ。アレだと思えば…」

きっと楽しく食えた筈だぞ、と凄む人。
否定出来ないかも…。


2023/09/04 (Mon)



☆露店なら丸ごと


暦は秋でも暑すぎる9月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
お盆の棚経の話が出まして、お膳の代わりに鍋だった今年。

キース 「俺の意見に文句があるか?」
シロエ 「いえ、無いです…」
マツカ 「露店のキュウリは、確かに丸ごとですからね…」
スウェナ「糠漬けじゃないけど、細かいことになるのね…」

この場合は…、とスウェナちゃん、深い溜息。

スウェナ「食器が無くてもいけた筈だ、って話なんだし…」
キース 「そういうことだな、あの糠漬けも、だ…」

会心の出来で美味かった筈だぞ、とキース君の鋭い指摘。

キース 「糠床作りも、ぶるぅが指導したんだからな!」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくの糠床、分けてあげたもん!」

美味しく出来ないわけがないでしょ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「だけど、せっかく作ってたのに…」
シロエ 「すみません! ついつい文句を言っちゃって…」
マツカ 「丸齧りすれば良かったですよね…」

お詫びします、とマツカ君も。

マツカ 「毎日、熱心に教えていたんですから…」
スウェナ「ぶるぅに責任は無いのよねえ…」
シロエ 「悪いことをしてしまいましたよ…」

あそこで丸齧りすべきでした、とシロエ君、土下座。

シロエ 「露店の気分で、ボリボリとですね…」
マツカ 「丸ごと食べれば、美味しさが分かったんですよ」
スウェナ「猫に小判になっちゃってたのね…」

反省するわ、とスウェナちゃんも頭をペコリ。

スウェナ「ごめんなさいね、気が付かなくて…」
ぶるぅ 「ううん、そうじゃなくって、糠床…」
シロエ 「ですから、糠漬けの話でしょう?」
ぶるぅ 「違うの、作った糠床なの!」

あんなに頑張っていたくせに…、と謎な台詞が。

ぶるぅ 「あれっきり、世話をしに来ないんだもん!」
一同  「「「は?」」」
ぶるぅ 「お世話しないとダメなのに!」
シロエ 「あのぅ…。話が全く見えないんですが…?」

ペットを飼ってましたっけ、と首を傾げる人。
世話って…?


2023/09/05 (Tue)



☆世話をしない人


暦だけが秋で残暑な9月、生徒会長宅で過ごす週末ですが。
お盆の棚経の話が出まして、鍋で並べられたお膳が問題で。

ぶるぅ 「んとんと…。ペットを飼うって、誰が?」
シロエ 「あの迷惑な人ですよ」

世話をしないとか、如何にもですが…、とシロエ君。

シロエ 「ぶるぅに押し付けたんですか?」
スウェナ「それっぽいわね、この流れだと」
マツカ 「でも、この家でペットなんかは見ませんよ?」

いったい何処にいるんでしょう、とマツカ君が傾げる首。

マツカ 「少なくとも、リビングとかベランダだとか…」
スウェナ「目につくトコにはいないわよねえ?」
シロエ 「もしかしたら、夜行性かもですよ」

昼間は寝ていて出て来ないとか…、とシロエ君の見解。

シロエ 「だったら、姿を見なくてもですね…」
ジョミー「納得だけど、それにしたって…」
サム  「やっぱ、ケージとかは要るんでねえの?」

この家で世話をしてるんならよ、とサム君の意見。

サム  「けどよ、ケージも見ねえしよ…」
ジョミー「水槽とかも無いっぽいよね?」
シロエ 「いったい、何処で飼ってるんです?」

あの人に押し付けられたヤツを、とシロエ君、ズバリ直球。

シロエ 「此処じゃなくって、駐車場ですか?」
サム  「あー…。あそこだったらいけるよな!」
ジョミー「何かいたって、見てないもんねえ…」

まさか、此処のとは思わないから、とジョミー君。

ジョミー「犬小屋があっても、他所の犬だと思ってさ…」
シロエ 「スルーですよね、でもって忘れるんですよ」

犬小屋を見た事実ごと、とシロエ君も。

シロエ 「駐車場なら分かりますけど、そうなんですか?」
ぶるぅ 「違うよ、駐車場だと暑すぎて…」

ダメになっちゃう、と悲鳴なお子様。

ぶるぅ 「温度管理も大切なの!」
ジョミー「デリケートなんだ?」
ぶるぅ 「そだよ、とっても!」
一同  「「「うーん…」」」

それを放置なのか、と誰もが難しい顔付きに。
酷すぎ…。


2023/09/06 (Wed)



☆保健所に行く人


暦は秋でも残暑な9月、週末は生徒会長宅が一番ですけど。
お盆の棚経が話題になって、そこから出て来たペットの話。

ジョミー「ちょっと酷いと思うんだけど…」
スウェナ「ちょっとどころの話じゃないでしょ!」

責任感ってものが無いのかしらね、とスウェナちゃん。

スウェナ「面倒を見られないなら、ペットなんかは…」
シロエ 「絶対、飼ってはいけませんよね」
サム  「そういうヤツがよ、家で飼ってたペットをよ…」

保健所に持って行くんだぜ、とサム君、フウと溜息。

サム  「ぶるぅが代わりに世話しなかったら、今頃は…」
キース 「もう間違いなく、お浄土行きだな」

せめて譲渡会に連れて行けば…、とキース君も。

キース 「引き取ってくれる人にも、出会えそうだが…」
ジョミー「やるわけないって、あの人だしさ」
シロエ 「ええ、間違いなく保健所に持って行きますよ」

譲渡会なんて柄じゃないですから、とシロエ君、ピシャリ。

シロエ 「飽きた、と思ったら即、実行ですよね」
ジョミー「うん、分かる。ぶるぅに相談しただけマシかも」
キース 「まあ、其処だけは評価出来るな」

相談が違ったかもしれないが、とキース君の苦い顔付き。

キース 「あの馬鹿が、保健所の仕組みに詳しいわけが…」
シロエ 「ありませんよね、じゃあ、その方向で相談を…」

したんでしょうか、とシロエ君、肩をブルッと。

シロエ 「持って行くための入れ物とかを、です」
一同  「「「うわー…」」

ゴミ収集じゃないんだから、と誰もが真っ青。

ジョミー「燃えるかどうかも、聞いたのかもね…」
キース 「まさか、そこまで…」

酷いとは思いたくないが、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「持ち込み方とか、場所だとか…」
ぶるぅ 「んとね、放って行っちゃっただけで…」
シロエ 「それっきりだったわけですか?」
ぶるぅ 「そうなの、今は暑いから…」

お世話しないとダメなのに、と言ってますけど。
黙って放置…。


2023/09/07 (Thu)



☆動物虐待はアウト


暦だけが秋で残暑な9月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
お盆の棚経の話から、ソルジャーが放置なペットが問題に。

シロエ 「酷すぎますよ、温度管理も大切なのを…」
ジョミー「何も言わずに放って行くとか、虐待だよねえ?」
サム  「あー…。そうなるかもだぜ」
キース 「まあ、間違いなくアウトなヤツだな」

明るみに出たら…、とキース君。

キース 「どういう刑になるかは知らんが、確実に…」
シロエ 「有罪というわけですね?」
キース 「法律がある以上はな!」

動物愛護法は厳しいんだぞ、とキース君、目がマジ。

キース 「とはいえ、あいつは戸籍が無くて…」
ジョミー「思いっ切り、別の世界の人間だよ?」
キース 「其処なんだ。だから通報しても無駄でだな…」

下手をしたらブルーがしょっぴかれるかも、と怖い意見が。

キース 「見た目は完璧に同一人物、多分、指紋とかも…」
ブルー 「同じな筈だよ、きちんと調べたことは無いけど」
シロエ 「じゃあ、会長が誤認逮捕な危機ですね?」
ブルー 「誤認じゃなくって、ブルー本人扱いだってば!」

この人です、と通報されたら終わり、と生徒会長。

ブルー 「でもねえ、モノがモノだから…」
ぶるぅ 「おまわりさんは、来ないと思うの!」
一同  「「「は?」」」

立派に動物虐待なのに、と誰もがキョトン。

シロエ 「黙って放置して行ったんでしょう?」
ぶるぅ 「そだよ、お世話が欠かせないのに…」
ジョミー「だったらダメだと思うけど?」
キース 「どう転がっても、虐待だろうが!」

この暑い中、世話をしないで放置とは…、とキース君。

キース 「下手をしなくても、死んでしまうぞ!」
ジョミー「うん、死ぬと思う…」

動物も熱中症になるらしいしね、とジョミー君も。

ジョミー「ありふれた動物でもアウトだよ、ソレ」
シロエ 「ダメすぎるでしょう!」
ぶるぅ 「そうなんだけど…」

生き物には違いないけれど、と困り顔のお子様。
えっと…?


2023/09/08 (Fri)



☆ペットを飼う理由


暦は秋でも残暑な9月、週末は生徒会長宅な面々ですけど。
ソルジャーがペットを放置だそうで、動物虐待が問題な今。

シロエ 「どんな生き物でも、虐待はダメなヤツですよ!」
ジョミー「おまわりさんが来ないだなんて、無いってば!」
キース 「まったくだ。モノがモノだと言ってもだな…」

そんなことは個人の見解だろうが、とキース君、腕組み。

キース 「他の誰かが気付いた時に、ダメだと思えば…」
シロエ 「もう、速攻で通報ですよ!」
ジョミー「だよねえ、写真を撮られちゃってさ…」
スウェナ「動画ってことも、有り得るわよねえ…」

ドラレコみたいに提出だわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「そうなる前に対処すべきよ、コレは!」
ぶるぅ 「お世話してるから、いいと思うの!」

死んでないしね、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ちゃんと毎日、かき混ぜてあげて…」
シロエ 「ペットって、金魚だったんですか?」
ジョミー「かき混ぜたら、逆に弱りそうだよ?」

温度管理も大切なんだし、とジョミー君の指摘。

ジョミー「魚じゃなくって、泥の中にいるヤツじゃない?」
キース 「なるほど、亀か…」
シロエ 「あー、スッポンかもしれませんよ!」

なにしろ例の仏様が…、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「同名ですから、飼ってみたくて…」
サム  「買ったはいいけど、持て余したのな…」
ジョミー「それっぽいよね…」

如何にもやりそう、とジョミー君が広げる両手。

ジョミー「ついでに飽きたし、もう知らない、って…」
キース 「ぶるぅに押し付けて行ったんだな…」

でもって、この後、食うつもりでは…、とキース君。

キース 「なんと言っても、スッポンの肉は美味いしな」
シロエ 「最初から、そういう目的だったかもですよ」
ジョミー「じゃあ、おまわりさんが来ないのも…」
スウェナ「食べるんだったら、当然だわねえ…」

でも、飼い方によってはアウトかも、という声が。
そうかも…?


2023/09/09 (Sat)



☆飼い方が問題かも


暦だけ秋で残暑厳しい9月、生徒会長宅で週末な御一同様。
ソルジャーがペットを放置な話から、動物虐待が問題で…。

シロエ 「食べるつもりでも、飼い方は問題かもですね…」
キース 「ペットの場合は、厳しく突っ込まれるが…」
ジョミー「養殖とかだと、どうなるのかな?」
スウェナ「今、フォアグラが問題になっているでしょ?」

虐待だって騒がれているじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「国によっては、作ることが禁止されてる筈よ」
キース 「確かにな…。この国だと、まだ緩いんだが…」
シロエ 「通報されたら問題になる飼い方とかは…」

家畜の場合もあるかもですよ、とシロエ君の見解。

シロエ 「放置なだけでも、ダメな時にはダメでしょう」
サム  「餌をやらねえとかは、アウトっぽいよな…」
ジョミー「だよね、今度の放置にしてもさ…」

本当はヤバいヤツじゃないの、とジョミー君も。

ジョミー「ぶるぅが世話をしていなかったら…」
スウェナ「ついでに、放置な事実が知れた時よね」

このマンションの住人とかに、とスウェナちゃんの読み。

スウェナ「とはいえ、それで逮捕になるのは…」
シロエ 「誰かさんじゃなくて、会長ですから…」
キース 「ぶるぅが世話をするしかないか…」

回避するには…、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「それにしても、ペットにスッポンだとは…」
サム  「チョイスが渋いぜ、亀なんてよ…」
シロエ 「意志の疎通は出来るんでしょうか?」
ジョミー「機嫌が悪いと、噛むだろうけど…」

それ以外の時は難しいかも、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「ぶるぅ、その辺は、どうなわけ?」
ぶるぅ 「んとんと、御機嫌なら、かき混ぜる時に…」

だいたい分かるよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「だから、その時に、お塩を足したり…」
シロエ 「塩ですか!?」
ジョミー「でも、スッポンって…」

淡水の亀じゃなかったっけ、と言ってますけど。
ですよねえ…?


2023/09/10 (Sun)



☆塩分は控えめに


暦は秋でも暑いのが9月、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
のんびり過ごす面々ですけど、放置されたペットの話な今。

キース 「スッポンは間違いなく、淡水の亀だぞ」
シロエ 「元老寺の池にもいるんですか?」
キース 「いや、あれは意外と繊細なヤツで…」

池があればいい亀ではないな、とキース君。

キース 「養殖でも、気を遣うと聞くが…」
ジョミー「あー…。だったら、スッポンで決まりだよね」
シロエ 「そうなると、塩は何なんです?」
スウェナ「塩水浴じゃないのかしら?」

金魚だと効果があるらしいわよ、とスウェナちゃんの見解。

スウェナ「手軽に出来るように、タブレッツとかも…」
シロエ 「えっ、熱中症用のアレでしょうか?」
マツカ 「それは人間用ですよ。金魚用のは別ですね」

ペットショップで扱ってます、とマツカ君が補足。

マツカ 「スッポンの場合は、濃度が違うでしょうし…」
キース 「金魚と亀では、別物だしな…」
ジョミー「機嫌を見ながら投入なのかな?」
ぶるぅ 「そだよ、入れすぎないように!」

辛くなったらダメだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「ついでに今は、塩分控えめが流行りだし…」
シロエ 「流行っているんですか、スッポン!?」

あんなのをペットにする人が…、とシロエ君、仰天。

シロエ 「ぼく、聞いたことも無いですけど!」
キース 「俺も同じだ」
ジョミー「ぼくも初耳…」

ペットショップには通ってないけど、とジョミー君も。

ジョミー「あんなのを飼って、楽しいのかな?」
サム  「人間、好みはそれぞれだけどよ…」
スウェナ「流行に敏感だったのねえ…」

意外だわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「仏様繋がりじゃなくて、流行りのペットね…」
ぶるぅ 「ううん、仏様繋がりだよ?」
シロエ 「それなのに、放置して行ったんですね?」
ぶるぅ 「毎日、お世話しないとダメだし…」

こうなっちゃうのも分かるけど、と言ってますけど。
無責任…。


2023/09/11 (Mon)



☆味見と言われても


暦だけ秋で残暑な9月、週末は生徒会長宅が一番ですけど。
ソルジャーが放置なペットが問題、スッポンを飼った模様。

ジョミー「仏様繋がりだったら、大事にしないと…」
サム  「ダメってモンだろ、死んじまったら大変だぜ?」
キース 「まったくだ。そんな姿勢でいるようなヤツに…」

お経など読んでやらないからな、とキース君の苦い顔付き。

キース 「じきにお彼岸だが、法要は…」
シロエ 「断るんですか?」
キース 「当然だ! 殺生は一番重い罪だぞ」
サム  「未遂の場合もアウトかよ?」

死んだわけではねえんだけどよ、とサム君の問い。

サム  「ぶるぅが代わりに世話してるんだし…」
シロエ 「きっと元気にしていますよね」
ぶるぅ 「そだよ、今朝もちょっぴり、お塩を足して…」

いい感じなの! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「みんなも、お昼に味見してみる?」
一同  「「「はあ?」」」

どうやって、と誰もがポカーン。

シロエ 「あのですね…。今、味見って言いましたか?」
ぶるぅ 「そうだけど?」
ジョミー「スッポンエキスっていうヤツなのかな?」

たまに広告が出てるけどさ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「美容に効くんだったっけ?」
スウェナ「それもあるけど、栄養でしょ?」

スッポンだもの、とスウェナちゃん。

スウェナ「あの迷惑な人が飼い始めたのも、その辺だわよ」
一同  「「「あー…」」」

粉末とかで売ってるヤツ、と一同、納得。

シロエ 「明らかに不純な目的ですよね…」
ジョミー「それっぽいけど、味見だなんて…」

アレって水に染み出すのかな、とジョミー君、ブツブツと。

ジョミー「まさか直接、舐めるわけにもいかないし…」
キース 「下手をしたら、舌を噛まれそうだが!」
シロエ 「ですよね、やっぱり水に溶け出すエキスとか…」
サム  「煮詰めて味見、ってトコだよな、きっと…」

他に考えられねえしよ、とサム君が唱える説。
煮詰めて味見…。


2023/09/12 (Tue)



☆合わない料理でも


暦は秋でも暑いのが9月、週末は生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャーが放置したペットが話題で、お昼に味見だとか。

キース 「なるほど、溶け出したエキスを煮詰めれば…」
ジョミー「スープっぽい味になりそうだよね」
シロエ 「スッポンのスープ、美味しいですしね!」

店で食べるには高すぎますけど、とシロエ君、苦笑。

シロエ 「ぶるぅと、マツカ先輩のお蔭で、何度も…」
スウェナ「食べてるものねえ、最高なのを」
サム  「それっぽい味になるんでねえの?」

味見ってヤツな、というサム君の言葉で高まる期待。

ジョミー「そっか、お昼はスッポンのスープ!」
キース 「味見となると、一人分の量は少なそうだが…」
シロエ 「おちょこに一杯でも、充分ですよ!」
スウェナ「リッチな気分になれるわよね!」

それでお願い、とスウェナちゃん。

スウェナ「お昼に一品、つくんでしょ?」
ぶるぅ 「うんっ、みんなで味見だね?」
一同  「「「はいっ!」」」

食べる、食べる、と誰もが手を挙げ、迎えたお昼時。

ぶるぅ 「お待たせーっ! 今日はエスニック!」
シロエ 「わあ、カレーですね、トムヤムクンも!」
ぶるぅ 「そうなの、朝から仕込んでたから…」

メニューが変更出来なくて…、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「味見と合わない、お料理だけど…」
シロエ 「そんなの、誰も気にしませんよ!」
サム  「要は美味けりゃいいんだしよ…」
キース 「ビュッフェだと思えば、何の問題もないぞ」

あれは色々並ぶからな、とキース君が持ち出したヤツ。

キース 「味噌汁もあれば、ステーキとかも…」
ジョミー「普通にあるよね、いろんなのが」

問題なし! とジョミー君が突き上げる拳。

ジョミー「一緒に並べてくれていいから!」
シロエ 「そうです、美味しく頂きますよ!」
サム  「文句を言うヤツ、いねえって!」
ぶるぅ 「オッケー!」

持って来るね、とキッチンへ跳ねてゆくお子様。
期待大…!


2023/09/13 (Wed)



☆つまみっぽいブツ


暦だけ秋で残暑な9月、週末は涼しい生徒会長宅ですけど。
ソルジャーが放置なペットの件から、お昼に味見な方向へ。

シロエ 「楽しみですよね、スッポンのスープ!」
ジョミー「トムヤムクンとは被らないしさ…」
キース 「カレーも種類が多いわけだし、いいと思うぞ」
サム  「うんうん、ナンも焼き立てだしよ…」

一緒に食ったら美味そうだぜ、とサム君の意見。

サム  「量が少ねえんだから、ナンをつまみに…」
スウェナ「ちびちび飲むのが良さそうよね」
マツカ 「利き酒みたいな感じですよね」
キース 「確かにな。…と言うか、お前、飲めたのか?」

酒は俺だけかと思っていたが、と以前、大学生だった人。

キース 「しかも利き酒とは、かなりいける口で…」
マツカ 「違いますってば、単に知識としてだけですよ」

お客様にお出しするお酒の関係で…、とマツカ君、苦笑い。

マツカ 「ぼくは見ているだけなんです」
シロエ 「そうでしょうねえ、一瞬、驚きましたよ」
キース 「俺もだ。なにしろマツカは、隠している爪が…」
ジョミー「凄すぎるもんね、本気を出したら例の人にも…」

勝てるんだしさ、とジョミー君も。

ジョミー「そうだ、ペットを放置した件、マツカがさ…」
キース 「一発、叱るというのはどうだ?」
マツカ 「遠慮しますよ、スッポンは無事に生きていて…」

スープの味見も出来るんですから、と控えめな台詞。

マツカ 「それより、今はスープの出来を…」
シロエ 「楽しむべきかもしれませんねえ…」
ジョミー「そう言われれば…。あっ、来たかな?」
ぶるぅ 「お待たせーっ!」

お味見どうぞ! とドンと置かれた器。

シロエ 「えっ? えっと、スープはどうしたんです?」
キース 「この漬物をつまみに、スッポンのスープか?」
ぶるぅ 「違うよ、味見するんでしょ?」
ジョミー「スッポンは?」
ぶるぅ 「なんでスッポン?」

味見するって言ってたじゃない、と困り顔ですけど。
えっと…?


2023/09/14 (Thu)



☆味見に出て来たブツ


暦は秋でも暑いのが9月、涼しい生徒会長宅で過ごす週末。
ソルジャーが放置なペットのスッポン、味見という話な今。

ぶるぅ 「味見って言うから、ちゃんと洗って…」
シロエ 「染み出したエキスで、スープですよね?」

スッポンの、とシロエ君の問い。

シロエ 「そのままだと薄いですから、鍋で煮詰めて…」
サム  「スープにするって話だったじゃねえかよ」
ジョミー「そうだよねえ? なのに、どうして…」

ナスとキュウリの漬物なのさ、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「もしかして、コレにかけてあるとか?」
キース 「そんな風には見えないが…」
マツカ 「ぼくもです。それに、お醤油も…」

ぶるぅが持って来てますよ、とマツカ君が指差すテーブル。

マツカ 「ごくごく普通に、お漬物だと思いますけど」
ぶるぅ 「うん、さっ出したばかりの糠漬け!」

美味しいんだよ、と料理上手なお子様の笑顔。

ぶるぅ 「遠慮しないで味見してね!」
シロエ 「待って下さい、何故、糠漬けになるんです!」
ぶるぅ 「だって、放って行ったから…」

ぼくが毎日、お世話してて…、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「今朝もかき混ぜて、お塩を足して…」
一同  「「「ええっ!?」」」

スッポンじゃなくて糠床なのか、と誰もが愕然。

キース 「そう来たか…」
ジョミー「ペットなんかじゃなかったんだ…」
ぶるぅ 「なんか、臭いから嫌だ、って…」
??? 「ピンポーン!」

今日も暑いね、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「美味しい筈だよ、その糠漬け!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」

飯時を狙って来たのは分かるが、とキース君。

Aブルー「食い意地が張っているなら、糠床もだな…」
シロエ 「世話をするのが筋でしょう!」
Aブルー「向いてないから!」
キース 「しかしだな…!」
Aブルー「腐るんだよ?」

世話を忘れた時は、とソルジャー、しれっと。
当然ですね…?


2023/09/15 (Fri)




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