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シャングリラ学園つれづれ語り
☆糠漬けを置くと


暦だけ秋で暑すぎる9月、週末は涼しい生徒会長宅な面々。
ソルジャーが放置なペットのスッポン、味見なつもりが…。

ぶるぅ 「糠床、暑くなくても放っておいたら…」
Aブルー「腐ってしまって、今より臭くなるらしいしね?」

そんなものを置いておけるとでも、とソルジャーの言。

Aブルー「ぼくの青の間、ただでもお掃除部隊がさ…」
シロエ 「突入するとは聞いてますけど、でもですね…!」
Aブルー「いいかい、立派に不審物だよ?」
一同  「「「は?」」」

何が、と一同、キョトンですけど。

Aブルー「糠床だってば、ぼくの世界には無いもので…」
キース 「まあ、そうだろうな」
Aブルー「でもって、ただでも臭いんだよ?」

それが腐ったらどうなると思う、とソルジャーの問い。

Aブルー「お掃除部隊が来るのは、末期の時でも…」
ジョミー「普段からチェックが入ってるとか?」
Aブルー「チェックが目的ではないけどさ…」

ベッドメイクは必須じゃないか、と言い放つ人。

Aブルー「毎晩、ぼくのハーレイとの熱い時間が…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「そう言わないでさ、よく聞いてよね!」

ぼくのぶるぅもガン見なんだし、とスルーな喋り。

Aブルー「シーツはぐちゃぐちゃ、シミもたっぷり!」
ブルー 「退場!」

すぐ出て行ってくれたまえ、と生徒会長の怒声。

ブルー 「ぶるぅ、テイクアウト用に料理を詰めて…」
Aブルー「分かったよ! 大人の時間は喋らないから!」

それならいいよね、と開き直り。

Aブルー「とにかく毎日、ベッドメイクをやらないと…」
ブルー 「その係が来ると言いたいわけ?」
Aブルー「ピンポーン!」

そこで糠漬けの匂いがしたら、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「たちまち家探し、でもって糠漬けを封印で…」
シロエ 「どうなるんです?」
Aブルー「即、不審物の処理班が突入するってね!」

それはゴツイ防護服を着て…、と言ってますけど。
糠漬け相手に…?


2023/09/16 (Sat)



☆防護服でも納得


暦は秋でも暑いのが9月、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
ソルジャーまで来てしまったんですけど、問題は糠床で…。

シロエ 「なんで、糠漬けで防護服になるんですか!」
ジョミー「そうだよ、ちょっと大袈裟すぎない?」
サム  「爆発物じゃねえんだからよ…」

なにも、そこまでしなくてもよ…、とサム君も。

サム  「普通に包んで、ゴミに出したら終わりだぜ?」
スウェナ「臭いって所がダメなのかしら?」
キース 「いや、有害物質の類だったら、この馬鹿がだ…」

無事でいるわけがないだろう、とキース君、冷静な分析。

キース 「百歩譲って、シールドを使っていてもだな…」
ジョミー「キャプテンだって、同じ空気を吸うわけだしね」
シロエ 「二人纏めてシールドにしても、キャプテンは…」

船の安全を守る役目がありますし、とシロエ君。

シロエ 「有害な臭気を放つ何かを、放置だなんて…」
キース 「絶対に有り得ない展開だけに、その線は無い!」

消去法で爆発物の方だ、とキース君、キッパリ断言。

キース 「そう踏んだんだが、どうなんだか…」
Aブルー「ピンポーン!」

爆発物な扱いだよね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「何かが中で反応していて、それが進んだら…」
シロエ 「ドカンと爆発、というわけですか…」
Aブルー「そう思われるのが自然だろうね!」

なにしろ、ぶるぅもいるものだから…、と怖い台詞が。

Aブルー「何をやらかしても、持ち込んでいても…」
キース 「納得だな…」

俺も何度も殺されかけた、とキース君、肩をブルッと。

キース 「あんたの青の間を爆破くらいは…」
Aブルー「正直、やりかねないってば!」

どうせ焦げる程度で終わるんだしさ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「とても頑丈に出来ているから、部屋は無事だよ」
キース 「だが、家具はアウトになるんだな?」
Aブルー「黒焦げか、木っ端微塵ってね!」

危険すぎると思うだろう、と言ってますけど。
悪戯で爆破…。


2023/09/17 (Sun)



☆罪は無い糠漬け


暦は秋でも暑すぎる9月、涼しい生徒会長宅で週末な面々。
ソルジャーまで来たわけですけれど、糠床を放置だった件。

キース 「アウトになるのは家具だけとなると…」
シロエ 「あのぶるぅなら、やらかしそうな気がします」
ジョミー「ドカンといくのを、何処かで見ててさ…」

大喜びで跳ね回りそう、とジョミー君が竦める肩。

ジョミー「防護服を着て撤去になるのも、当然だよね…」
Aブルー「巻き込まれてからでは遅いしね!」

いつドッカンか分からないし、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「シールドの強度は人によるから…」
シロエ 「防護服が確実なんですね?」
Aブルー「ピンポーン! だから糠床は、置けなくて…」

放置していたわけなんだけど、と悪びれない人。

Aブルー「こっちのぶるぅに任せておけば、バッチリで!」
ぶるぅ 「そだよ、糠漬け、美味しいんだから!」

お味見どうぞ、と料理上手なお子様が指差す糠漬け。

シロエ 「まあ、糠漬けに罪はありませんよね…」
キース 「いや、その件についてはだな…」

俺は疑問があるわけで…、とキース君。

キース 「棚経の時のショックは、忘れていないんだ!」
一同  「「「あー…」」」

壺や鍋ごと並べたヤツ、と誰もが納得。

ジョミー「言われてみれば、ぼくもショックで…」
シロエ 「祭壇の前で、固まっちゃってましたっけ…」
スウェナ「そうだったわねえ…」
Aブルー「何を言うかな、アレが美味しい食べ方で…」

もう最高のおもてなしで…、とソルジャー、不満そうな顔。

Aブルー「いったい何処がいけないんだか…。あっ!」
キース 「やっと自分で気が付いたのか?」

アレがとんでもなかったことに…、とキース君の問い。

キース 「大いに反省して欲しいんだが!」
Aブルー「違うよ、思い出したんだってば、その話で!」
キース 「はあ?」
Aブルー「秋のお彼岸だよ、また法要を…」

頼まなくっちゃダメだったっけ、と言い出した人。
えらいことに…。


2023/09/18 (Mon)



☆お膳は真っ当に


暦だけ秋で残暑な9月、週末は生徒会長宅が一番ですけど。
ソルジャーが来てしまった上に、放置した糠床の話から…。

Aブルー「秋のお彼岸、もうすぐだよね?」
キース 「忘れたままでいいだろう!」
Aブルー「ダメダメ、法要は大切だから!」

みんなも揃って出席してよ、とソルジャー、念押し。

Aブルー「今度もぼくが腕をふるって、美味しいお膳を…」
キース 「却下だ、却下!」

この糠漬けが全てを物語っている、とキース君の怒声。

キース 「鍋や壺ごと並べて来るのは、反則だしな!」
Aブルー「でも、ああするのが美味しい食べ方で…」
キース 「やかましい! 俺に法要を頼みたいなら…」

真っ当なお膳を出して来やがれ、と怒鳴り付ける人。

キース 「フリーズドライのヤツでも、この際、許す!」
Aブルー「えっと…? フリーズドライって…?」
キース 「今は時期外れで、無いかもしれんが…」

お盆に売られているヤツだ、とキース君の解説が。

キース 「お盆は帰省で忙しいから、お膳は大変で…」
ブルー 「作っている暇が無い人だとか、面倒だとか…」
ぶるぅ 「いろんな理由で、作れない人が買うヤツなの!」

フリーズドライだから戻すだけ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「後は盛り付けて、お膳に載せて…」
キース 「お供えすればいいという仕様になっている!」

棚経の時にはよく見かけるぞ、と副住職ならではの言。

キース 「しかし、フリーズドライでも…」
ブルー 「用意してお供えするという心が大切だから…」

まるで問題無いんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様も。

ブルー 「そういうお膳にしておけば?」
ぶるぅ 「んとんと、そんなの買わなくっても…」

ちゃんと作ってあげるもん! と健気なお子様。

ぶるぅ 「キースも、それならいいんでしょ?」
Aブルー「決まりだね! お彼岸のお中日は法要!」
キース 「ちょっと待て!」

何故、そうなる、とキース君、真っ青ですけど。
当然では…?


2023/09/19 (Tue)



☆悪気が無くても


暦は秋でも暑すぎる9月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へ登場したのがソルジャー、お彼岸の法要を注文で…。

キース 「俺は一言も、引き受けるとは言っていないが!」
Aブルー「でもさ、キースが自分でさ…」

お膳が条件と言ったじゃないか、とソルジャーの指摘。

Aブルー「鍋や壺ごと並べるのはダメで、真っ当に…」
ぶるぅ 「お膳を作ればいい、って言ったよ?」

ぼくも聞いてたもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「だから作ってあげなくちゃ、って…」
Aブルー「ありがとう、ぶるぅはいい子だよね!」

ぼくのぶるぅと違ってさ、とソルジャー、ベタ褒め。

Aブルー「爆発物を持ち込むような悪戯、やらないし…」
ぶるぅ 「ぶるぅ、悪気は無いと思うよ?」
シロエ 「キース先輩も、悪気は無いとは思いますけど…」

今、思いっ切り詰みましたよね、とシロエ君の冷たい視線。

シロエ 「なんで、法要を引き受けるんです!」
ジョミー「そうだよ、キースが言ったんだからね!」

お膳があれば、っていう台詞、とジョミー君も鬼の形相。

ジョミー「暫く、大人しかったのに…」
一同  「「「は?」」」
ジョミー「疫病仏だよ、キースと、そこの人とで!」
一同  「「「あー…」」」

そう言えばセットものだった、と誰もが溜息。

サム  「またかよ、キース…」
キース 「いや、俺はだな…!」
シロエ 「言い訳出来ると思うんですか?」

どう考えても無理ですからね、とシロエ君が吊り上げる眉。

シロエ 「自業自得はいいんですけど、ぼくたちの方は…」
スウェナ「巻き添えっていうヤツじゃないの!」

法要に出なくちゃいけないのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「どうしてくれるの、貴重な祝日を!」
キース 「今年のお中日は、土曜なんだが…!」
シロエ 「土曜だろうが日曜だろうが、貴重なんです!」
ジョミー「法要が入らなかったらさ…」

学校も無くてフリーだもんね、と睨んでますけど。
その通り…。


2023/09/20 (Wed)



☆言うだけ無駄な人


暦だけ秋で暑すぎる9月、週末は涼しい生徒会長宅が一番。
其処へ来たソルジャー、お彼岸の法要を注文したわけで…。

シロエ 「ジョミー先輩の言う通りですよ、ここは!」
サム  「まったくだぜ。フリーか、そうでねえかはよ…」
ジョミー「違いすぎると思うんだよねえ、休日の価値!」

なんで休みの日に法要なのさ、と詰め寄るジョミー君。

ジョミー「そりゃキースには、当たり前かもなんだけど…」
スウェナ「確かに、副住職だものねえ、本業は…」
シロエ 「休みの日に法事が入るというのは、常識ですよ」
サム  「そういう頭で考えてるから、分からねえんだぜ」

俺たちが蒙る迷惑がよ…、とサム君、お手上げのポーズ。

サム  「生まれた時から寺なんだしよ、仕方ねえけど」
シロエ 「今や、職業で本業ですしねえ…」
キース 「そこまでではない!」

断固違う、とキース君の反論が。

キース 「俺の本分は、あくまで高校生でだな…!」
サム  「イマイチ説得力がねえよな、ソレ」
シロエ 「まったくです。もう何度目の法要なんだか…」
Aブルー「ぼくにとっては、頼もしいけどね!」

本職のお坊さんがいるわけだしさ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「立派な戒名もつけてくれたし、最高だってば!」
一同  「「「あー…」」」

万事、そこから始まったよな、と誰もが溜息。

シロエ 「そうでした、言うだけ無駄でしたよね…」
スウェナ「巻き込まれないようにするしかないわね…」

疫病仏の本領を発揮する前に…、とスウェナちゃん。

スウェナ「いいわ、法要、ちゃんと出るわよ」
シロエ 「ぼくもです。それで文句は無いでしょう?」
Aブルー「もちろんだよ!」

奮って参加してくれたまえ、とソルジャーが突き上げる拳。

Aブルー「聞いたかい、キース? みんな、出るって!」
キース 「俺にどうしろと!」
Aブルー「心のこもった法要で頼むよ、全力でね!」

手抜きしないでキッチリと…、と釘を刺す人。
短縮は不可…。


2023/09/21 (Thu)



☆爆発物は一人で


暦は秋でも残暑な9月、生徒会長宅で週末な面々ですけど。
ソルジャーが来た上、お彼岸のお中日は法要に決まりで…。

キース 「くっそぉ、またしてもアレの法要なのか…!」
シロエ 「くどいですけど、キース先輩が蒔いた種ですよ」
ジョミー「ちゃんと自分で回収してよね、迷惑フラグ!」

もうこれ以上は御免だしさ、とジョミー君、ピシャリと。

ジョミー「法要だけで無事に済ませて、厄介なことは…」
シロエ 「持ち込まないようにお願いします!」

何処かの糠床じゃないですけどね、とシロエ君も。

シロエ 「厄介事の処理班なんかは、いませんから!」
サム  「うんうん、防護服もねえしよ…」
スウェナ「キースが何かやらかした時は、ドッカンで…」

被害甚大になるんだもの、とスウェナちゃんの厳しい視線。

スウェナ「爆発は自爆にしといてちょうだい!」
一同  「「「イイネ!」」」

キース君だけ爆死は許す、と一同、文句は全く無し。

サム  「んじゃ、頑張って自爆しろよな」
キース 「なんでそうなる!」
シロエ 「美談ですしね、自分の身体で爆発物を包んで…」
ジョミー「一人で爆死で被害を防げば、そうなるもんね!」

骨を拾って、記念碑も建ててあげるから、とジョミー君。

ジョミー「勇気あるキース、此処に眠る、って!」
シロエ 「それ、最高じゃないですか!」
Aブルー「いいねえ、キースが一躍英雄に!」

是非とも目指してくれたまえ、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「よろしく頼むよ、法要の日は!」
キース 「俺は死にたくないんだが!」
シロエ 「だったら真面目に、厄介事を回避な方向で…」

法要を終えればいいんですよ、とシロエ君の真っ当な意見。

シロエ 「それでいいですよね、他の皆さんも?」
一同  「「「オッケー!」」」
Aブルー「それじゃ、話も纏まったしさ…」
ぶるぅ 「今日のお昼は、エスニックと糠漬け!」

どんどん食べてね、とランチタイム開幕。
お彼岸は、どうなる…?


2023/09/22 (Fri)



☆自爆用のグッズ


やって来ました、秋のお彼岸。法要をするお中日は23日。
土曜とはいえ仕方ない、と朝イチで生徒会長宅に集う面々。

シロエ 「来ちゃいましたね、迷惑な日が…」
サム  「キースの自爆で済めばいいんだけどよ…」
ジョミー「いけるんじゃないの、自爆な方向で!」

そう思わないと、やってられないよ、とジョミー君。

ジョミー「ただでも暑いし、厄介事とか面倒すぎてさ…」
スウェナ「今年は特に暑いものねえ、お彼岸なのに…」
Aブルー「こんにちはーっ! おはようの方かな?」

早く来すぎたかも、とソルジャー、登場。

Aブルー「今日の法要、よろしくね!」
シロエ 「はいはい、ちゃんと分かってますから!」
Aブルー「それにキースは、自爆するから大丈夫!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

ジョミー「えっと…? 自爆確定ってことなのかな?」
Aブルー「ピンポーン! あの話、ぼくのぶるぅがさ…」

どうも聞いてたらしくって…、と恐ろしい台詞が。

Aブルー「でもって、自爆用のグッズを…」
シロエ 「まさか、開発したんですか!?」
Aブルー「ううん、流石に、そこまでのスキルは…」

持ってないよ、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「まだまだ子供で、シロエほどでは…」
シロエ 「ぼくは爆弾、作りませんから!」
Aブルー「ぶるぅのグッズも、爆弾なんかじゃ…」

ないんだよね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「法要の時に、キースが座る座布団に…」
ジョミー「接着剤を塗っておくとか?」
一同  「「「うわー…」」」

それは間違いなく自爆するヤツ、と一同、ガクブル。

サム  「接着剤かよ、キース、ただでは済まねえぜ…」
シロエ 「イライザさんにガッツリ叱られますよね…」
マツカ 「法衣が台無しですからね…」
ジョミー「きっと家では洗えないよね?」
ぶるぅ 「そだね、専門のお店に出さないと…」

袈裟とか絶対、洗えないよ、と言ってますけど。
大惨事…?


2023/09/23 (Sat)



☆怖すぎる接着剤


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、ついに当日ですけれど。
ソルジャー登場で、キース君の自爆用グッズがどうこうと。

シロエ 「法衣のクリーニング代って、高いんですか?」
ブルー 「場合によるけど、接着剤はねえ…」
ぶるぅ 「袈裟だと、普通に洗うだけでも高いから…」

ちょっと想像つかないかも、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「イライザさん、凄く怒ると思うの!」
ブルー 「アドス和尚も激怒するのは間違いないよ」

袈裟は大事なものだから…、と生徒会長、いえ、銀青様も。

ブルー 「なにしろ、仏様の御心そのものだしさ…」
一同  「「「は?」」」」
ブルー 「一般の人でも、輪袈裟をつけたりするだろう?」

正式にお参りする時にはね、と銀青様の解説が。

ブルー 「仏様そのものを身に着けるんだよ、袈裟の形で」
一同  「「「うわー…」」」

それは激怒で当然なヤツ、と誰もがガクブル。

シロエ 「ハッキリ言って、怖すぎですよ!」
サム  「マジで究極の自爆ってヤツな…」
ジョミー「キース、真面目に殺されそうだよ…」
Aブルー「大丈夫! 接着剤とは違うから!」

もっと楽しいグッズだよね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「座布団の下に置いておくだけ!」
シロエ 「まさか、華道で使う剣山ですか…?」
ジョミー「座ったら、針が刺さるって…?」
Aブルー「そうじゃないってば、実害はゼロ!」

ただ単に音がするだけで…、と宙に取り出すクッション。

Aブルー「はい、コレ! 誰か押してみて!」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「シロエでもいいし、誰でもオッケー!」

此処に置くから、とクッションを床に。

Aブルー「ほら、誰か!」
シロエ 「お断りします!」

罠の匂いがしますからね、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「実害ゼロなら、自分で押せばいいでしょう!」
サム  「うんうん、シロエの言う通りだぜ」

自分で押せばいいじゃねえかよ、という声が。
さて、どうなる…?


2023/09/24 (Sun)



☆誰かが押すべし


秋のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
早々に来たソルジャー、キース君の自爆用グッズを披露で。

Aブルー「なんで、そういうことになるのさ!」
シロエ 「罠の匂いがすると言いましたけど?」
ジョミー「そうだよ、実害がゼロなら押せる筈だし!」

何も無いんなら押せるよね、とジョミー君のツッコミが。

ジョミー「何かあるから、他の誰かにやらせるんだよ!」
サム  「なんたって、自爆用だしよ…」

キース限定なわけがねえだろ、とサム君のシビアな分析。

サム  「誰がやっても、ドカンな事実は間違いねえよ」
シロエ 「言えてますよね、だから逃げるんでしょう?」
Aブルー「違うって! ぼくのキャラが許さないんだよ!」
一同  「「「は?」」」

キャラってなんだ、と誰もがキョトン。

シロエ 「えっと…? キャラというのは何なんです?」
Aブルー「決まってるだろう、このビジュアルだよ!」

なんと言っても超絶美形で…、と威張り返る人。

Aブルー「ぼくの仕事は、青の間から出ないことだしさ!」
一同  「「「あー…」」」

何処かで聞いた気がするな、と一同、深い溜息。

シロエ 「もしかしなくても、コレを押したらですね…」
ジョミー「イメージが崩壊しちゃうって?」
Aブルー「ピンポーン!」

船の仲間の頭には無い音だからね、とソルジャーの言。

Aブルー「ぶるぅ、よかったら押してみてくれる?」
ぶるぅ 「ぼく?」
Aブルー「うん。ぶるぅだったら、可愛いだけで…」

みんな笑顔になるだけだしね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「やってくれるかな?」
ぶるぅ 「オッケー!」

押すだけだよね、とピョンと飛び跳ね、クッションの方へ。

ぶるぅ 「じゃあ、踏むよ?」
Aブルー「思いっ切り、上でポンと飛んでよ!」
ぶるぅ 「分かったあ! かみお~ん♪」
??? 「ブーッ!」
一同  「「「えっ?」」」

今の音って…、とクッションを凝視な面々ですけど。
ブーッ?


2023/09/25 (Mon)



☆動く度に鳴るヤツ


スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーも来まして、キース君の自爆用グッズを持参で。

シロエ 「今、信じられない音がしませんでしたか?」
サム  「幻聴っていうヤツじゃねえよな?」
ジョミー「うん、多分…」

聞こえたよね、と誰もが見合わせる顔。

Aブルー「聞こえたと思うよ、ぶるぅ、もう一度!」
ぶるぅ 「オッケー!」

ピョン、とクッションの上で跳ねた途端に、また音が。

スウェナ「まさかコレって、悪戯用の…」
Aブルー「らしいね、ぶるぅが買って来たんだよ!」

わざわざ、こっちの世界に来てね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「コレをキースの座布団の下に、って!」
一同  「「「うわー…」」」

座った途端にオナラの音か、と一同、ガクブル。

シロエ 「キース先輩、激怒しそうですけど!」
Aブルー「そうだろうけど、法要の席で怒っていいわけ?」

お坊さんが後ろを振り向いてまで…、とソルジャーの言。

シロエ 「そ、それは…。どうなんでしょう…?」
ブルー 「結論から言えば、ガッツリ、アウト!」

坊主の心得に反するからね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「坊主たるもの、動じないのが鉄則で…」
Aブルー「たとえオナラの音がしたって、いけるよね?」
ブルー 「全力で耐えるしかないと思うよ」

動く度にオナラの音がしても…、と銀青様のお言葉が。

ブルー 「座布団に座った瞬間、ブーッ! でさ…」
シロエ 「その後も鳴るんじゃないでしょうね?」
ブルー 「続けさまに鳴ると思うけど?」

法要の始まりは所作が多いし、と生徒会長、涼しい顔。

ブルー 「ハハーッとお辞儀で、ブーッ! とね!」
一同  「「「うっ…」」」

ヤバいのでは、と皆が顔面蒼白。

シロエ 「もしかして、そこで笑うと有罪ですか…?」
Aブルー「決まってるだろう、静かにね!」
一同  「「「げっ!」」」

ダメすぎるヤツ、と震え上がってますけど。
どうなる…?


2023/09/26 (Tue)



☆イメージが違う人


今日はスッポンタケの法要、会場はお馴染みの生徒会長宅。
ソルジャーがキース君の自爆用グッズを持参で、大変な今。

シロエ 「静かにしろ、って言われてもですね…!」
ジョミー「ソレ、無理すぎるヤツだから!」

だって、オナラの音なんだよ、とジョミー君、顔面蒼白。

ジョミー「誰かさんとは違う次元で、イメージがさ…」
サム  「違いすぎるぜ、あのキースがよ…」

人前でオナラなんかするわけがねえ、とサム君も断言。

サム  「意地でも、その場は持ち堪えてよ…」
ジョミー「トイレの個室に駆け込んだ後で、音だよね?」
シロエ 「ガチで、そういうタイプですってば!」

しかも個室に駆け込む時には、周りも見ます、とシロエ君。

シロエ 「他にも人がいるような時は、その人がですね…」
ジョミー「いなくなるまで、個室で息を殺してるよね…」
シロエ 「もちろんです! 聞き耳だって立てていますよ」

外の人が入れ替わる音に集中です、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「キース先輩を目撃した人が、全員、出たら…」
サム  「我慢してた分を、ブーッ! とやるのな…」
シロエ 「そうなりますね、場合によっては連発でしょう」

その後は、また外の様子を確認で…、と解説が。

シロエ 「音を聞いた人が出て行った後で、先輩も…」
ジョミー「しれっと個室から出るよね、絶対…」

着替えでもしてたような顔をしてさ、とジョミー君の相槌。

ジョミー「そんなキースが、法要でオナラの音なんて…」
シロエ 「有り得ないだけに、ぼくたちもですね…」
スウェナ「笑うな、なんて言われても…」

酷すぎるわよ、とスウェナちゃんの視線がソルジャーに。

スウェナ「しかもキースは、こっちに背中を向けていて…」
シロエ 「見えるのは、お尻なんですけど!」
Aブルー「だからこそだよ、ぶるぅのチョイス!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「だって、オナラは…」

そのお尻から出るんだしね、と言ってますけど。
酷すぎ…。


2023/09/27 (Wed)



☆無理ゲーすぎる件


スッポンタケの法要の日ですけれども、生徒会長宅が騒然。
キース君の自爆用のグッズが問題、笑うなという注文で…。

Aブルー「ごくごく自然な音だよ、うん」
シロエ 「それはそうかもしれませんけど…!」
ジョミー「キースのお尻から、その音だとしか…」

思えない図になるんだけれど、とジョミー君の泣き。

ジョミー「笑っちゃダメとか、無理ゲーだから!」
サム  「俺も全く自信がねえぜ」
シロエ 「ぼくは100パー、無理ですね!」

もう一発目で大爆笑です、とシロエ君、断言。

シロエ 「先輩方も、ほぼ同じかと…」
マツカ 「そうですね…。ぼくも、色々な方々と…」

お会いするので、スルースキルは高めですけど、と御曹司。

マツカ 「でも、対象がキースとなると…」
スウェナ「マツカでも笑う展開なのね?」
マツカ 「ええ、耐えられる自信がゼロですよ」

一発目をスルー出来たとしても、連発ですし、と白旗が。

マツカ 「すみませんけど、今度ばかりは…」
Aブルー「笑ってもいい、と言ってくれ、と?」
マツカ 「はい。無理は承知でお願いします」
Aブルー「オッケー! マツカは許すよ、日頃から…」

色々とお世話になっているし、とソルジャーが立てる親指。

Aブルー「遠慮しないで、存分に笑ってくれたまえ!」
マツカ 「本当ですか、ありがとうございます!」
Aブルー「他のみんなは、笑った場合は、下僕だから!」
一同  「「「下僕!?」」」

誰の、と一同、揃ってドン引き。

シロエ 「誰の下僕になるんですか!」
Aブルー「ぶるぅに決まっているだろう!」

クッションを用意な時点でフラグ、とソルジャーの言。

Aブルー「もれなく、ぶるぅの餌食ってことで!」
シロエ 「ぶるぅの下僕は、キース先輩でしょう!」
Aブルー「法要が大事なのは、ぶるぅも承知だし…」
サム  「他の面子に回すってか!?」
Aブルー「ピンポーン!」

笑わなければ大丈夫だよ、と笑顔ですけど。
無理ゲーな気が…。


2023/09/28 (Thu)



☆共犯ならオッケー


スッポンタケの法要を控えて、生徒会長宅で大騒ぎな面々。
キース君の自爆用グッズが問題、周りを巻き込む仕様な件。

シロエ 「どの辺が自爆用グッズなんです!」
ジョミー「そうだよ、確かにキースで起爆なんだけど…」
サム  「爆死するのは、俺たちじゃねえかよ!」

キースじゃなくて…、とサム君、必死の叫び。

サム  「マツカのついでに、全員、許すと言えよな!」
Aブルー「おっと、そこまで!」
ぶるぅ 「チャイム鳴ったね、キースだよね!」

玄関までお迎えに行って来る! と跳ねてゆくお子様。

シロエ 「来ちゃったんですか、早く許して下さいよ!」
ジョミー「笑わないとか、無理すぎるから!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キースが来たよ!」
Aブルー「はい、時間切れ!」

法要だよね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「キース、おはよう! 今日はよろしくね!」
キース 「承知している。だが、時間切れと言うのは…」

何なんだ、とキース君の問い。

Aブルー「雑談だってば、法要の時に雑談は…」
キース 「確かに無理だな。では、着替えて来る」

法要の間は静かに頼むぞ、と法衣に着替えに別室へと。

Aブルー「さてと、今の間にクッションを、と…」
ぶるぅ 「んとんと、この辺がいいと思うの!」

お座布団、自然に見えるから、と無邪気なお子様。

Aブルー「なるほどねえ! 分からないよね」
ぶるぅ 「そうでしょ? ぼくも笑っちゃダメ?」
Aブルー「手伝ってくれたし、もちろん許すよ!」
一同  「「「ええっ!?」」」

共犯だったらいけたのか、と驚く間にキース君、登場。

キース 「なんだ、どうした?」
Aブルー「なんでもないって、そろそろ始めてよ」

どうぞ、とソルジャーが指差す座布団。

キース 「そうだな。いいか、静かに合掌だぞ?」
Aブルー「常識だしね!」
キース 「では、失礼して…」
??? 「ブーッ!」

座ってお辞儀なキース君の下で、高らかな音が。
ブーッ…!


2023/09/29 (Fri)



☆鳴り響くオナラ


いよいよスッポンタケの法要、法衣のキース君が座布団へ。
座って深々と一礼ですけど、お尻の下でとんでもない音が。

キース 「!??」
一同  (((うわー…)))

笑うよりも先に顔面蒼白、誰もが凍り付いている今。

キース 「………」
一同  (((持ち堪えた…)))

一発目は、と必死な中で、キース君、鐘をチーン、と。

??? 「ブーッ!」
キース 「?!?」
一同  (((わ、笑ったら終わり…)))

マツカと、ぶるぅしか助からない、と皆の視線がそっちへ。

ぶるぅ 「………」
マツカ 「………」

どちらも肩が震えてますけど、見事に笑いを堪えている件。

一同  (((マジか…)))
キース 「願我~身浄~、如~香~炉~…」
??? 「ブーッ! ブッ、ブッ!」

所作に合わせてオナラの音で、けれど動じないキース君。

一同  (((これは後から殺されるヤツ…)))
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
??? 「ブーッ! ブーッ!」

笑えば終わりで、ついでにマツカ君も、ぶるぅも笑わず。

一同  (((スルースキル、高すぎ…)))
??? 「ブーッ! ブッ、ブッ!」
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」

響くオナラと読経の声に、必死に笑いを我慢な面々。

一同  (((自爆は、キースの筈なのに…!)))
キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」

鐘と木魚の連打で締めのお念仏、ハハーッとお辞儀。

キース 「南無阿弥陀……」
??? 「ブブーッ!」
キース 「はい、皆様、よくお勤めでした」

皆の方へと向いた所で、また高らかにオナラの音が。

??? 「ブーッ!」
キース 「今日はお彼岸、太陽が真西に…」

沈む日でして…、とキース君が始める法話。

キース 「皆様、今一度、お念仏を」
??? 「ブーッ!」
一同  (((終わらないのか…!)))
Aブルー「ありがとう!」

法話もあるんだ、と喜ぶ人は一名だけ。
今月、これにて中継終了~。


2023/09/30 (Sat)




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