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シャングリラ学園つれづれ語り
☆来ない理由が謎


今年はお正月の後に三連休、そういう日の並びですけれど。
その三連休の初日の6日、生徒会長宅に来ている人が問題。

シロエ 「そうですねえ…。車は走っていませんし…」
スウェナ「いくら大雪でも、屋根から雪が落ちて来て…」
マツカ 「埋まるような事故は、この辺りでは…」

聞きませんよね、とマツカ君が傾げる首。

マツカ 「他に大雪で事故といったら、除雪ですけど…」
シロエ 「除雪車とかも来ないですから…」
スウェナ「ほらね、事故なんか有り得ないのよ! でも…」

来ないわよね、とスウェナちゃんが眺めるドアの方向。

スウェナ「三人揃って来ないってことは、三人揃って…」
シロエ 「何かあったか、あるいは個別に何か理由が…」

あるんでしょうね、とシロエ君も。

シロエ 「罰礼で死んでいるんでしょうか?」
マツカ 「ああ、それだったらありそうです」
スウェナ「三が日の間に、色々やらかしそうだものねえ…」

纏めて食らって、三千回なら死ぬかもだわよ、という声が。

スウェナ「4日の朝イチで食らった場合は、ダメージが…」
シロエ 「昨日だけでは、ちょっと抜けないかもですね」
マツカ 「三千回だと、時間もかかりそうですし…」
ブルー 「昼間は軽く潰れるよ、ソレ」

そういう法要があるんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「ひたすら五体投地でお念仏でさ…」
シロエ 「三千回もやるんですか!?」
ブルー 「そうする決まりになってるんだよ」

三千回がお約束なわけ、と解説が。

ブルー 「その法要に参加した人は、数日間は…」
シロエ 「立ち直れないってヤツですね?」
ブルー 「うん。だから若手の人の役目で…」

白羽の矢が立ってしまったら詰み、と怖すぎる台詞。

ブルー 「名誉な役には違いないけど、キツすぎるしさ…」
シロエ 「キース先輩たちも、ソレですか?」
ブルー 「罰礼だから、名誉どころか…」

不名誉な上にキツイだけだね、と言ってますけど。
そのコース…?


2024/01/16 (Tue)



☆来ない人の扱い


お正月の直後に来た三連休、それの初日の6日ですけれど。
生徒会長宅に集う面々、僧籍なメンバーがまだ来ない現実。

シロエ 「確かに不名誉なヤツですよね…」
マツカ 「三が日の間の失敗が、積もった結果ですからね」
スウェナ「三千回どころじゃなかったかもよ?」

昼間では終わらなかったかも、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「夜までかかって五千回とか、ありそうじゃない」
シロエ 「なるほど、ソレだと今日も寝込んでいそうです」
マツカ 「昨日だけでは、ダメージ、抜けませんからね…」
スウェナ「でしょ? もしかしたら、明日も…」

来ないかもよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「今日も待つだけ無駄だわよ、きっと」
シロエ 「そうかもです。じゃあ、先輩たちは抜きで…」
マツカ 「お正月の続きを楽しみましょう」

実際、まだまだ、お正月です、とマツカ君の笑み。

マツカ 「十五日までは、お正月の内ですからね」
シロエ 「そうでした! 明日だって、まだ七草がゆで…」
スウェナ「お正月気分が続くわよねえ…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お正月飾りも、あるもんね!」

鏡餅が消えただけだもん! と家事万能のお子様も。

ぶるぅ 「今日も、しっかりお正月!」
シロエ 「お昼御飯とか、期待していいですよね?」
ぶるぅ 「もっちろ~ん!」

来ていない人の分はどうしようかな、と質問が。

ぶるぅ 「せっかく三連休だしね…」
シロエ 「まさか、家までお届けですか?」
ぶるぅ 「寝込んでるんなら、可哀相だし…」
スウェナ「そんなの、放置でかまわないわよ!」

罰礼でも自業自得でしょ、とスウェナちゃん、キッパリと。

スウェナ「三が日、完璧に勤め上げたら、罰礼は無しよ?」
シロエ 「正論ですよね、ぼくも放置でいいと思います」
ぶるぅ 「んとんと、マツカは?」
マツカ 「お気の毒だと思いますから、お届けで…」
シロエ 「甘すぎです!」

怖いキャラの方でお願いします、と注文が。
見捨てろと?


2024/01/17 (Wed)



☆余計な人が登場


三が日の直後に三連休な今年、それの初日の6日ですけど。
生徒会長宅に集う面々、僧籍な人がまるっと不在な現実が。

マツカ 「えっと…? 怖いキャラとは、何でしょう?」
シロエ 「あー…。マツカ先輩、無自覚でしたっけ…」
スウェナ「だからこそ、最強なんだけど…」

ここは怖い方でいって欲しいわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「いない人の料理まで、フォローは不要だわよ!」
??? 「大いに賛成だよ、ソレは!」

お届けは不要、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「余るんだったら、ぼくが貰って帰るから!」
シロエ 「何故、来るんですか!」
スウェナ「そうよ、来てない人が三人なのよ!?」
Aブルー「ぼくは余計だと言いたいわけ?」

そう解釈していいのかな、とソルジャー、腕組み。

Aブルー「それとも、足りない三人の分の補欠で…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ぼくのハーレイとか、ぶるぅとかを足せと?」
一同  「「「げっ!」」」

それは困る、と一同、ドン引き。

シロエ 「マツカ先輩、出番です!」
マツカ 「ぼくですか?」
シロエ 「そうです、ここは穏便にですね…!」

お断りを、とシロエ君、必死の形相。

シロエ 「補欠なんかは要りませんから!」
スウェナ「そういうの、得意技でしょ、マツカ!」
マツカ 「ああ、なるほど…。補欠は失礼ですからね」

よろしかったら、是非、正式に…、とマツカ君。

マツカ 「御招待させて頂きますので、ご遠慮なく」
スウェナ「ちょ、なんてことを言うのよ、マツカ!」
シロエ 「逆ですよ、逆!」
マツカ 「いえ、正式なゲストの皆様をですね…」

おもてなしなら、他所にお席を、と御曹司の笑み。

マツカ 「新年早々、ドサクサ紛れの御招待では…」
シロエ 「悪いですから、場所を変えるんですね?」
マツカ 「そうです、ご希望のお店など…」
Aブルー「あのねえ…」

それは追い出す方向だよね、と言ってますけど。
まあねえ…?


2024/01/18 (Thu)



☆自己犠牲の精神


三が日が終わったら直後に三連休、そういう今年ですけど。
連休初日の6日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人が不在。

マツカ 「いえ、追い出すだなんて、とんでもない!」
Aブルー「じゃあ、君たちも一緒に来る、と?」
マツカ 「皆さん、お忙しいですから、ぼくだけが…」

ご一緒させて頂きますよ、とマツカ君、ニッコリ。

マツカ 「大切なゲストを、放ってはおけませんからね」
シロエ 「マツカ先輩、自己犠牲の精神ですか!」
マツカ 「そういうわけでは…。義務と言うべきですよ」
スウェナ「ノブレス・オブリージュね!」

流石はマツカ、とスウェナちゃん、大感激。

スウェナ「もう身についているってことよね、自己犠牲!」
マツカ 「厳しく言われはしますから…」
シロエ 「自己犠牲が当たり前になるわけですね…」
ブルー 「そりゃねえ、それが出来ないようではさ…」

大財閥の一人息子は務まらないよ、と生徒会長も。

ブルー 「誰かさんとは違うってね!」
Aブルー「誰を指してるのか、バレバレだから!」

まあいいけどね、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「マツカ、その心配は要らないってば!」
マツカ 「は?」
Aブルー「補欠のことだよ、ぼくのハーレイとかを…」

連れて来るヤツ、とソルジャーが立てる二本の指。

Aブルー「ぶるぅはともかく、ハーレイの方は…」
マツカ 「ご多忙でしょうか?」
Aブルー「この前、休んだばかりだしねえ…」

特別休暇でガッツリと…、とソルジャーの言。

Aブルー「なにしろ、お正月の二日と言えば…」
一同  「「「二日?」」」
Aブルー「年に一度の、ビッグイベント!」

この日の夜は外せなくて、と威張り返る人。

Aブルー「除夜の鐘で流れた、物凄い数の煩悩を…」
ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「うんと励んで、回収するのが大事なんだよ!」
一同  「「「げっ!」」」
Aブルー「オッケー?」

それで休んだ直後だしさ、と自慢ですけど。
新年恒例…。


2024/01/19 (Fri)



☆鉢合わせした人


三が日が終わった途端に三連休、今年はそういう日の並び。
連休初日の6日ですけど、生徒会長宅に僧籍な人が未到着。

Aブルー「今年集めた煩悩も、とても凄くてねえ!」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「そう言わないでさ、例年以上にビンビンで…」
ブルー 「退場!」

帰りたまえ、と指した扉が、外からガチャリと。

キース 「何故、帰らねばならんのだ!」
ジョミー「そうだよ、やっと解放されたのに…」
サム  「まったくだぜ。帰れってなんだよ、俺たちによ」
ブルー 「偶然だってば! 帰らせるのは別件で…」

そこへ君たちが来合せただけ、と生徒会長、タラリ冷汗。

ブルー 「ところで、なんで揃って来たわけ?」
キース 「一緒に来たんだ、当然だろう!」
シロエ 「あのぅ…。まさか今朝まで、元老寺ですか?」
ジョミー「そうだけど?」

さっき出て来た所なんだよ、とジョミー君の仏頂面。

ジョミー「なのに、いきなり帰れだなんて!」
サム  「飯の一つも食わせてくれよな、肉多めでよ」
キース 「俺からも頼む、出来れば、こってり系で」
Aブルー「あのさ、話が見えないんだけど?」

いったい何が起きているわけ、とソルジャーの問い。

Aブルー「なにしろ、二日の夜から忙しくって…」
ブルー 「それはいいって!」
Aブルー「覗き見どころじゃなかったんだよ!」

ぼくのハーレイが凄すぎてさ、と止まらない喋り。

Aブルー「ぶるぅが真横でガン見してても、ガンガンと!」
ブルー 「黙らないなら、放り出すよ!?」
キース 「そうか、こいつを放り出そうとしていた、と…」
ブルー 「是非とも、お帰り願いたいしね!」

君たちの事情も知りたいけれど、と生徒会長が眺める扉。

ブルー 「でも、その事情を聞くとなったら、弱冠一名…」
シロエ 「迷惑な人まで残留ですよ、お帰りにならずに!」
キース 「では、俺たちにも是非、出て行け、と?」

この馬鹿野郎を連れて帰れとでも、と文句ですけど。
退場…?


2024/01/20 (Sat)


☆巻き添えは困る


三が日が終わった直後に、また三連休が来る今年ですけど。
連休の初日に生徒会長宅集う面々、僧籍な面子が遅れた件。

シロエ 「頼めば、そうして貰えるんですか?」
キース 「この馬鹿野郎と、帰れってか!?」
シロエ 「そうなりますよね、今の流れだと」

乗り掛かった舟でどうでしょうか、とシロエ君の言。

シロエ 「先輩たちの事情は聞きませんから、お早めに…」
キース 「お引き取りを、と言う気か、貴様!」
シロエ 「だって、渡りに船ですからね」

それが一番良さげなんです、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「事情が聞けないのは、残念ですけど…」
スウェナ「誰かさんが消えてくれたら、嬉しいわよね」
ジョミー「ちょ、ぼくたちも巻き添えなわけ!?」
サム  「俺とジョミーも、消えろってか!?」

あんまりだぜ、とサム君が顰める顔。

サム  「キースだけにしといてくれよな、退場はよ」
ジョミー「だよねえ、そしたら事情も説明出来るしさ…」

ぼくとサムで、とジョミー君から提案が。

ジョミー「キース抜きでも、事情は分かるよ?」
シロエ 「なるほど、一理ありますね…」
スウェナ「そうね、ついでにキースと、そこの人って…」

セットだったと思うわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「疫病仏でしょ、二人揃えば」
シロエ 「そうでした! まさに今、揃っていますよね」
ジョミー「ほら、その二人だけを追い出したらさ…」

厄にもサヨナラ出来そうだけど、とジョミー君、目がマジ。

ジョミー「追い出した後は、塩を撒いたら完璧だよ!」
シロエ 「いいかもです!」
スウェナ「それでいきましょ、キースもそれで…」

いいじゃないの、とスウェナちゃん、ニコッと。

スウェナ「道連れもいるし、出て行きなさいよ」
キース 「なんでそういうことになるんだ!」
Aブルー「そうだよ、ぼくにしたって、いい迷惑で…」
キース 「逆だろうが!」

巻き添えは俺の方なんだぞ、と怒鳴ってますけど。
確かに…。


2024/01/21 (Sun)



☆仲良くしたい人


三が日が済んだら三連休という、ゴージャスな今年の1月。
連休初日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人たちが遅刻組。

Aブルー「誰が巻き添えにしたって言うのさ!」
キース 「あんたの他に、誰がいるんだ!」
Aブルー「それは違うと思うけど! 君の方こそ…」

巻き込まないでくれたまえ、とソルジャーの反論。

Aブルー「疫病仏だなんて、新年早々、縁起でもないし!」
キース 「今の台詞を、丸ごと返すぞ!」
Aブルー「偉そうなことを言っていいわけ!?」
キース 「なら、聞こう。今年、お彼岸は何度あるんだ?」

それから、お盆は何回だった、とキース君の問い。

キース 「俺が間違っていないんだったら、お彼岸は…」
Aブルー「えっと…?」
キース 「春と秋とに一回ずつで、お盆が夏に一回の筈だ」
Aブルー「そうだけど…?」

それが何か、と首を傾げる人。

Aブルー「暦通りだと、その筈だけど…。今年は例外?」
キース 「いや、数も季節も、例外は無い」

判で押したように来るイベントで…、とキース君、腕組み。

キース 「偉そうな口を叩くのはいいが、どうする気だ?」
Aブルー「どうするって、何を?」
キース 「その三回のビックイベントだ! 毎回、俺が…」

導師を務めているんだがな、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「断る権利は、俺の方にあると思うんだが…?」
Aブルー「あっ!」
キース 「分かったんなら、サッサと一人で出て行け!」

あそこからな、とキース君が指差す扉。

キース 「シャングリラに帰ってくれてもいいが…」
Aブルー「ごめん、悪かった!」
キース 「ほう、謝ると…?」
Aブルー「今すぐ、前言撤回で!」

仲良くしよう、とソルジャー、キース君と肩を組む勢い。

Aブルー「それじゃ一緒に失礼しようか」
キース 「は?」
Aブルー「それでいいだろ、サムとジョミーもさ…」
キース 「あんたの奢りか?」

美味い飯なら大歓迎だが、と言ってますけど。
出て行くと…?


2024/01/22 (Mon)



☆気になる支払い


三が日が済んだら直後に三連休、そういう今年の日の並び。
連休初日の生徒会長宅ですけれども、僧籍な面子だけ遅刻。

Aブルー「美味しい食事ってトコは、確実だよね」
キース 「あんたの奢りか、と聞いているんだ!」

そこが肝心な所だしな、とキース君、あくまで慎重。

キース 「俺に支払いを期待されても、払うなんぞは…」
Aブルー「無理ってことなら、よく知ってるよ!」
キース 「そうなんだろうが、ツケにされても払えんし…」

借金のカタに置いて行かれそうだ、とキース君が竦める肩。

キース 「皿洗いだとか、下働きをして支払え、と!」
シロエ 「あー、ありそうです、この人の場合」
ジョミー「ぼくは、それでもいいけれど?」
サム  「俺だって、別にかまわねえぜ?」

キースが一人でやるんならよ、とサム君、サラッと。

サム  「巻き添えは、もう御免だけどよ…」
ジョミー「今朝までガッツリ、巻き添えだもんね…」
Aブルー「あっ、ソレが遅刻の事情ってヤツ?」

是非、聞きたいな、と膝を乗り出す人。

Aブルー「というわけで、このメンバーで外食ってね!」
キース 「待て、支払いは真面目に俺か!?」
Aブルー「大丈夫! リッチな人がついて来るから!」
僧籍な人「「「げっ!」」」

その人は、もしかしなくても、とキース君たち、ドン引き。

キース 「新年早々、ノルディと飯を食えってか!?」
ジョミー「嫌すぎるから!」
サム  「俺、抜けさせて貰うぜ、ソレ!」

残って、此処で飯にするしよ、とサム君の叫び。

サム  「ぶるぅの飯も、美味いしよ…」
ジョミー「絶対、そっちに限るよね…」
キース 「お前たち、俺を見捨てる気か!」

今朝まで戦友だったくせに、とキース君。

キース 「何故、俺だけが、この馬鹿野郎と…!」
Aブルー「うーん…。そこまで言われると…」
キース 「当然だろう!」
Aブルー「じゃあ、ご期待に…」

応えてノルディの方がいいかな、と謎の台詞が。
えっと…?


2024/01/23 (Tue)



☆支払うのは誰だ


三が日が終わった途端に連休、今年はそういう年ですけど。
連休の初日に生徒会長宅な面々、僧籍な面子が遅刻でして。

Aブルー「ノルディだったら、行きつけの店も多いしね…」
キース 「待て、あいつではなかったのか!?」

あんたがアテにしていたのは、とキース君の問い。

キース 「他にいるとは思えんのだが…!」
Aブルー「話を冷静に聞いていたなら、分かったかもね」

だけど、ノルディの方がいいかも、とソルジャーの言。

Aブルー「せっかくキースとお出掛けだしねえ…」
ジョミー「ちょっと待ってよ、誰だったわけ!?」
キース 「まさか、教頭先生かよ!?」

だったら行ってもいいんだけどよ、とサム君、方向転換。

キース 「教頭先生なら、俺に被害は出ねえしよ…」
ジョミー「だよね、ぼくにも被害は無くて…」

逃げたいのは、ブルーだけなんじゃあ…、とジョミー君も。

ジョミー「それなら、ぼくも行くってば!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
サム  「そりゃ、タダ飯でゴージャスならよ…」
ジョミー「行かないだなんて、有り得ないしね!」

厄介な人が一人だけなら、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「その厄介な人は、キースが引き受けるしさ…」
サム  「行くしかねえよな、この場合はよ」
キース 「要はタダ飯が食いたいだけだな、お前たち!」

リスクが無いと分かったら…、とキース君の仏頂面。

キース 「だがまあ、エロドクターではないのなら…」
ジョミー「人数、多めの方がお得だよ?」
サム  「そうだぜ、そいつと教頭先生だけだなんてよ…」

飯を食うには不毛すぎるぜ、とサム君も。

サム  「枯れ木も山の賑わいなんだし、連れてけよな」
ジョミー「うん。絶対、ぼくたちを連れて行くべき!」
キース 「そうかもしれんが、教頭先生の財布がだな…」
Aブルー「誰がそうだと言ったんだい?」
僧籍な人「「「は?」」」

どういう意味だ、と皆がキョトンですけど。
教頭先生ではない、と…?


2024/01/24 (Wed)



☆支払いをする人


三が日が終わった途端に三連休、そういう日の並びな今年。
初日の6日に生徒会長宅に来ている面々、僧籍な人が遅刻。

キース 「ノルディでも、教頭先生でもない、と…?」
ジョミー「じゃあ、誰が払ってくれるわけ?」
サム  「あんたが払う勘定かよ?」

だったら俺は行かねえ方な、とサム君、逃げ腰。

サム  「サイオニック・ドリームで誤魔化すとかよ…」
ジョミー「ありそうだよねえ、ぼくも行かない方が…」
キース 「俺だけにババを引けってか!?」
Aブルー「あのねえ…。落ち着いて、よく考えたまえ!」

ぼくを追い出す話まで遡って…、とソルジャーの言。

Aブルー「いい店を手配してくれる筈なんだってば!」
シロエ 「ちょ、マツカ先輩なんですか!?」

財布代わりは…、とシロエ君が見開く瞳。

シロエ 「でもって、キース先輩たちまで、お相伴で…?」
Aブルー「ピンポーン!」

頼むよ、マツカ、とソルジャー、パチンとウインク。

Aブルー「人数も増えたし、鍋がいいかな、フグとかさ…」
マツカ 「そうですね、カニもオススメですけど…」
Aブルー「ダメダメ、カニは沈黙しちゃうから!」

遅刻の理由を知りたいしね、とソルジャーの注文。

Aブルー「それよりフグだよ、フグ尽くしで!」
マツカ 「分かりました。では、ぼくも含めて5名で…」

よろしいでしょうか、とマツカ君。

マツカ 「それと、お迎えの車ですよね」
キース 「ありがたい! よろしく頼む」
ジョミー「うん、ぼくも!」
サム  「マツカだったら、安心だぜ!」
Aブルー「ほらね、話は最後まで聞くものなんだよ」

というわけで、出掛けるから、とソルジャーの笑み。

Aブルー「キースたちには、棚ぼたな話だったかな?」
キース 「正直、詰んだと思っただけに、気分は極楽だ」
ジョミー「マツカ御用達のフグ料理だしね!」
サム  「最高すぎるぜ!」
シロエ 「ズルイです!」

ズルすぎですよ、とシロエ君が文句ですけど。
さて…?


2024/01/25 (Thu)



☆ひれ酒もいいかも


三が日が終わった直後に三連休、今年はそういう年ですが。
初日の6日に生徒会長宅に集う面々、僧籍な人だけ外食に。

シロエ 「なんで、ぼくたちがハブられるんです!」
スウェナ「酷すぎるわよ、その展開は!」
Aブルー「でもさ、君たちが出て行けって…」

でもって、キースたちが巻き添え、とソルジャーの言。

Aブルー「このメンバーで行くのが筋だよ、この場合はね」
キース 「まったくだ。マツカ、車の手配を頼む」
マツカ 「それと、料亭の予約ですよね」

個室でフグ尽くしということで…、と御曹司。

マツカ 「お酒の方は、ひれ酒ですか?」
Aブルー「もちろんだよ! キースも飲むかい?」
キース 「そうだな、普段、酒は飲まんが…」
Aブルー「お正月だし、悪くないだろう?」

遅刻の愚痴も聞いてあげるよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「まさにヤケ酒!」
キース 「それも一つの選択肢だな…」
ジョミー「ぼくもヤケ酒気分なんだけど、飲んだら後が…」
サム  「ねえ気がするしな、この面子だとよ…」

化かされたって納得だしよ、とサム君が竦める肩。

サム  「とんでもねえ場所で目が覚めるとか…」
Aブルー「たとえば、ぼくの青の間かな?」
ジョミー「嫌すぎるから!」
サム  「俺とジョミーは、ひれ酒は無しな」

キースと違って耐性ねえし、とサム君、キッパリ。

サム  「キースだったら、青の間で頭に土鍋でもよ…」
ジョミー「いけそうだけどさ、ぼくたちは無理!」
Aブルー「いいねえ、そのオチ!」

採用するよ、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「酔い潰れた人は、青の間で土鍋を被ってさ…」
シロエ 「踊るっていう方向ですか?」

だったら、遠慮しときますよ、とシロエ君。

シロエ 「先輩たちだけで行って下さい、フグ料理!」
Aブルー「何を言うかな、ここはみんなで賑やかに!」
キース 「繰り出すべきだと思うぞ、俺も」

マツカの奢りなんだしな、と言ってますけど。
強制イベ…?


2024/01/26 (Fri)



☆踊るなら此処で


三が日が終わった途端に三連休な、今年の1月ですけれど。
連休の初日に生徒会長宅に来ている面々、僧籍な人が遅刻。

シロエ 「リスクが高すぎるんですよ!」
スウェナ「青の間だなんて、危険じゃないの!」

人類軍が来たらどうするのよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「別の世界で命を落とす羽目になるでしょ!」
Aブルー「ぼくがいるから大丈夫、と言いたいけれど…」
シロエ 「そうじゃないんですね?」
Aブルー「ううん、そっちじゃなくって、ぼくの青の間…」

お掃除部隊が、まだ来てなくて…、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「足の踏み場も無い状態でさ、踊るスペースも…」
ジョミー「無い勢い?」
Aブルー「ピンポーン! だから踊りの会場は此処!」

それなら安心、安全だよね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「潰れた人は此処で頭に土鍋を被って…」
サム  「踊るのかよ?」
Aブルー「そう! ぶるぅの土鍋コレクションもあるし…」

何人潰れても土鍋はバッチリ! と怖すぎる台詞。

Aブルー「というわけでね、マツカ、全員分でよろしく!」
マツカ 「了解です。でも、ぼくはお酒は頂きませんよ?」
Aブルー「もちろん、それでいいってば!」

支払う人は正気でなくちゃ、とソルジャー、即答。

Aブルー「スウェナも、外れてくれていいから!」
スウェナ「あら、いいの?」
Aブルー「正月早々、女性に恥をかかせるのはねえ…」

どう考えても紳士じゃないし、と気配りな人。

Aブルー「だけど、他の面子は全員、ひれ酒!」
一同  「「「げっ!」」」
Aブルー「でもねえ、誰に集中して飲ませるかは…」
サム  「もしかして、俺たち次第ってか?」

上手く勧めて飲ませられたら…、とサム君の問い。

サム  「俺が一杯飲んでる間に、キースに三杯とかよ…」
シロエ 「そういう飲み方、アリなんですか?」
Aブルー「勧め上手がいるならね!」

飲みすぎ事故の心配も無用、と太鼓判ですけど。
特効薬とか…?


2024/01/27 (Sat)



☆遅刻した理由は


三が日が終わった直後の三連休、生徒会長宅に集った面々。
僧籍な人だけ遅刻ですけど、お蔭で皆でフグ料理な展開に。

シロエ 「急性アルコール中毒の薬、あるんでしたっけ?」
Aブルー「それはもう! だけど潰すのは正気だけで…」

留めておいて貰いたいね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「身体まで潰れたら、踊りがパアだし…」
シロエ 「了解しました、その方向で潰しにかかります!」
ジョミー「キースを…だよね?」
シロエ 「当然ですよ、こういうのは一手引き受けで!」

それでこそ出来る坊主ですとも、とシロエ君が立てる親指。

シロエ 「マツカ先輩の、自己犠牲の精神に負けないで!」
キース 「何故、そうなるんだ!」
サム  「日頃の行いのせいだろ、普通に」

んじゃ、出掛けようぜ、とサム君、しれっと。

サム  「店の手配も済んだみてえだし…」
マツカ 「ええ。車も着いていますから」
Aブルー「オッケー、みんなでフグ尽くし!」
一同  「「「イイネ!」」」

行こう、と早速、迎えの車で料亭の個室へ移動でして。

Aブルー「いいねえ、飾り付けも全部、お正月で!」
ブルー 「うん、掛軸も花も見事なものだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 器も、お料理もお正月!」

来られてよかったあ! と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「んとんと、それで遅刻の理由って、何?」
ジョミー「お正月だよ!」
一同  「「「は?」」」
サム  「それと三連休のコンボな…」

間が二日しかなかったしよ、とサム君の言。

サム  「十三連休の人も多いんだぜ?」
シロエ 「知ってますけど、それが何か?」
ジョミー「宿坊で働いてる人だってば!」

臨時休暇を貰えたんだよ、とジョミー君の仏頂面。

ジョミー「ぼくとサムとが、三が日まで元老寺でさ…」
サム  「初詣の手伝いをやっていたしよ…」
キース 「タダで使えるヤツが、二人も増えた勘定だぞ?」

親父が見逃すわけがなかろう、と言ってますけど。
宿坊で働いたと…?


2024/01/28 (Sun)



☆酷使された人たち


三が日が終わった直後の連休、生徒会長宅に来ていた面々。
フグ料理を食べにお出掛けでして、マツカ君の手配で個室。

シロエ 「昨日と一昨日は、宿坊で働いたんですか!?」
ジョミー「正確に言えば、今朝までだよね…」
サム  「朝のお勤めが終わったトコから、働いてよ…」
キース 「お客様を送り出すまで、ギッチリと…」

あらゆる仕事をやっていたぞ、とキース君の深い溜息。

キース 「遅刻したのも当然だろう!」
シロエ 「お疲れ様です…。もしかして、大雪の影響も?」
ジョミー「あったよ、ホントに思いっ切り!」
サム  「初詣の間も、毎朝、通路の掃除からでよ…」

凍った雪とか氷をキッチリ片付けてよ、とサム君も。

サム  「でねえと、足元、危ねえし…」
ジョミー「ご高齢の方も多いから、って…」
キース 「普段だったら、宿坊の人がやる分をだな…」

俺たちに回して来たのが親父だ、とキース君の苦い顔付き。

キース 「正月くらいは楽をして頂こう、と!」
ジョミー「ついでに、あの辺、雪は深いし、寒いしさ…」
サム  「今朝でも雪が残ってたんだぜ?」

つまり今朝まで雪との戦いでよ…、とサム君、ブツブツ。

サム  「宿坊の仕事も、昨日と一昨日、ガッツリでよ…」
ジョミー「皿洗いもしたし、掃除もやったし、布団もさ…」
キース 「俺たちが敷いて、片付けてたんだ!」
Aブルー「なるほどねえ…。さあ、飲んで、飲んで!」

飲まないとやってられないだろう、と勧める、ひれ酒。

Aブルー「ほら、グイッとね! サムも、ジョミーも!」
キース 「頂こう」
サム  「俺も、一杯くらいなら…」
ジョミー「だよね、ホントにやってられない気分だし!」

ソルジャーが注いだ盃から、僧籍な人たち、グイッと。

キース 「美味い! いい酒だな、これは」
Aブルー「そりゃあ、マツカお勧めの店だしねえ…」
マツカ 「どうぞ、ご遠慮なく」

大いに飲んで下さいね、と笑顔ですけど。
飲み過ぎ注意…?


2024/01/29 (Mon)



☆飲んでくれない人


三が日が終わった直後の三連休、フグ料理の店に来た面々。
マツカ君のおごりですけど、酔い潰れた人は後が無いヤツ。

キース 「もう一杯、頂きたい所だが…」
Aブルー「うん、飲んで、飲んで!」
ジョミー「遠慮しなくていいってば!」
サム  「大学も卒業してるんだしよ…」

いいと思うぜ、とプッシュな人たち。

キース 「お前たち、わざと忘れてるだろう!」
Aブルー「ううん、キッチリ覚えてるって!」

だからオススメしてるわけでさ、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「正気だけ失くしてくれれば、充分!」
シロエ 「そうですよ。キース先輩が潰れてくれたら…」
サム  「他の面子は無事に済むんだぜ?」

一手引き受けで潰れろよな、とサム君も。

サム  「美味い酒なら、いいじゃねえかよ」
ジョミー「フグも美味しいしさ、どんどん飲むべき!」
キース 「俺は飲まんぞ!」

断じて飲まん、とキース君、フグ尽くしの料理に集中。

シロエ 「困りましたね、この流れ…」
ジョミー「ヤバいよ、キースが潰れないとさ…」
サム  「俺たちにお鉢が回りそうだぜ?」
Aブルー「もちろんだよ!」

土鍋ダンスは見たいからね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「一人は踊って貰うから!」
一同  「「「げっ!」」」

マジか、と一同、顔面蒼白。

シロエ 「ぼくは嫌です、是非ともキース先輩で!」
ジョミー「それしかないって!」
サム  「でもよ、ちっとも飲まねえしよ…」
キース 「当然だろう!」

誰が飲むか、と料理を食べている人。

キース 「飲んだら確実に詰むからな!」
シロエ 「そう言わずに、飲んで下さいよ!」

頼みの綱は先輩だけで…、とシロエ君が差し出す盃。

シロエ 「お布施ですから、グイッと一杯!」
キース 「なんだって?」
シロエ 「お布施ですってば!」
サム  「あー、お布施だと、何が来てもよ…」
シロエ 「断れませんよ?」

そう聞いてます、と目がマジですけど。
お布施…。


2024/01/30 (Tue)



☆断れないお布施


三が日が終わった途端に三連休、初日はフグ尽くしな面々。
マツカ君のおごりで料亭、けれど酔ったらババを引く展開。

シロエ 「断るんですか、キース先輩?」
サム  「坊主として、有り得ねえんでねえの?」
ブルー 「うん、断るのは厳禁だよね」

お布施は有難く頂かないと、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「万一の場合も、薬はあるという話だし…」
Aブルー「任せといてよ、救急車も医者も要らないって!」
シロエ 「そうらしいですよ、キース先輩」

お布施です、とシロエ君、改めて盃を。

シロエ 「どうぞ、グイッと!」
キース 「そ、そうか…。では、有難く…」

頂戴しよう、と飲み干した人。

キース 「では、返杯ということで…」
シロエ 「いえ、とんでもない! お布施ですから!」
ブルー 「そうだよ、坊主はお返しは不要!」

みんなも、お布施するように、と生徒会長の言。

ブルー 「ひれ酒が生臭なことは、スルーして良し!」
一同  「「「オッケー!」」」
キース 「ちょ、俺だけか!?」

俺だけなのか、と悲鳴ですけど、次々とお布施の盃で…。

Aブルー「さあ、もう一杯!」
キース 「有難い! 実に美味いな、ひれ酒もフグも」
Aブルー「マツカのオススメの店だしねえ…」

帰ったら踊ってくれるよね、とソルジャーの問い。

Aブルー「みんなも楽しみにしてるしさ…」
キース 「もちろんだ。お布施を頂いたからにはだな…」

念仏踊りでお返ししたい、とキース君の笑み。

キース 「頭に土鍋で、南無阿弥陀仏で…」
Aブルー「32回転も出るのかな?」
キース 「いや、足元が危ういし…」

それは無しで、とフグ尽くしな後は、生徒会長宅へ。

キース 「では、皆様へ感謝をこめて…」
Aブルー「いいねえ、土鍋が似合っているよ!」
ぶるぅ 「割れてもいいヤツ、選んだしね!」
キース 「念仏踊り、奉納させて頂きます!」

南無阿弥陀仏、と唱えて踊ってますけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/01/31 (Wed)









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