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シャングリラ学園つれづれ語り
☆言いたい放題な人


今年も節分は七福神巡りでお寺へ、路線バスで出発ですが。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻が、酷すぎる会話で。

Aブルー「パンツを下ろせちゃうんだよ!」
A船長 「なんですって!?」
一同  (((げっ!)))

キャプテンもシャン学メンバーも絶句、けれど笑顔な人。

Aブルー「パンイチじゃないから、逮捕は無いし!」
A船長 「いえ、逮捕だと思います!」
一同  (((当たり前だ!)))

公然わいせつ罪の現行犯だ、と誰もが顔面蒼白。

Aブルー「大丈夫だってば、ぼくが座ってるから!」
A船長 「何処がですか!」
Aブルー「ほら、上に防犯カメラは無いし!」

要は見えなきゃオッケーだよね、とソルジャー、ニコニコ。

Aブルー「パンイチで公道を走る代わりに、路線バスで!」
A船長 「パンツを下ろせ、と仰るのですか!?」
Aブルー「正確に言えば、下ろされてくれ、って所かな!」

下ろすのは、ぼくの手なんだしさ、と親指をグッと。

Aブルー「しまわれたままだと、金も窮屈だろうし…」
A船長 「いえ、このままで結構です!」
Aブルー「そう言わないで、解放してあげようよ!」

縮んだままだと可哀相で…、とソルジャーの笑み。

Aブルー「是非とも元気になって貰って、夫婦和合で!」
A船長 「し、しかし…!」
一同  (((どうしろと…!)))

誰か退場させてくれ、と泣きそうな顔で一同、ドン引き。

Aブルー「あれっ、ブルーがこっちに来るよ?」
A船長 「来ない方がどうかしています!」
Aブルー「えっ、なんで? しかも怖そうな顔で…」

睨んでるしさ、と首を傾げるソルジャー。

Aブルー「何か用でもあるのかな、ぼくに?」
A船長 「そりゃ、あるでしょう!」

無事に済むとは思えませんが、とキャプテン、タラリ冷汗。

A船長 「あの、何か…? 御用でしょうか?」
Aブルー「どうかした?」
ブルー 「御迷惑です!」

他のお客様に…、と丁寧すぎる口調ですけど。
何故に?


2024/02/16 (Fri)



☆迷惑すぎる逮捕


節分は七福神巡りでお寺へ、路線バスでの道中ですけれど。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻が、迷惑な会話中で。

Aブルー「御迷惑って…。いきなり丁寧すぎるんだけど?」
A船長 「いつもの口調とは、違いますよね?」
ブルー 「細かいことは、どうでもいいんです!」

それより、本当に御迷惑ですから…、と生徒会長の渋面。

ブルー 「放っておくより、介入ですよ!」
一同  (((流石、ブルーだ!)))

やる時は、やってくれるんだ、と一同、心の中で感謝感激。

Aブルー「介入って、ぼくとハーレイの仲にかい?」
ブルー 「それもですけど、公共の交通機関ですので…」
A船長 「パンツを下ろすのは、アウトですよねえ?」
ブルー 「もっと御迷惑になりかねません!」

車内で揉め事が発生したら…、と生徒会長。

ブルー 「昨今、流行っているんです! 私人逮捕が!」
Aブルー「えっ?」
A船長 「何です、それは?」
ブルー 「一般人でも逮捕できるのが、現行犯で…」

逮捕の場面をネットに上げて儲けるんです、と解説が。

ブルー 「そういう輩と揉めるのが多くて…」
Aブルー「あー…。確かに、ネットは困るかなあ…」
A船長 「拡散されるのは困ります!」
ブルー 「だったら、逮捕される前にですね…」

大人しくして下さいませんか、と口調は丁寧。

ブルー 「それとも、バスを降りるかです」
Aブルー「なんで降りるわけ!?」
ブルー 「運転手さんにも、乗客の皆様にも御迷惑に…」

なると先ほどから言っております、と厳しい指摘。

ブルー 「降りるか、やめるか、どちらかで!」
Aブルー「分かったよ! パンツを下ろすのは…」
A船長 「やめて下さるわけですね!」

助かります、とキャプテン、嬉しそうな顔。

A船長 「なにしろ、私はヘタレですので…」
Aブルー「逮捕も拡散も、その体質を悪化させるしね…」
A船長 「すみません…」

ヘタレなキャラで…、と項垂れてますけど。
一安心…。


2024/02/17 (Sat)



☆書き方が謎すぎる


今年も節分は七福神巡り、路線バスでお寺へ出発ですけど。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻、怪しすぎる会話で。

Aブルー「ヘタレ直しも、お願いしたいトコだよねえ…」
一同  (((げっ!)))

別方向でヤバい話か、と一同、ガクブル。

Aブルー「君のヘタレは、夫婦和合に差し支えるしさ…」
A船長 「申し訳ございません…」
Aブルー「分かってるんなら、しっかり祈願!」

夫婦和合とセットで絵馬に、とソルジャーの言。

Aブルー「ヘタレ直しもお願いします、って!」
A船長 「はあ…。ですが、書き方はどうなるのです?」
Aブルー「書き方って?」
A船長 「ヘタレ直しですよ、こう、正式な書き方で…」

絵馬に書かないと駄目なのでは…、とキャプテンの問い。

A船長 「夫婦和合は、きちんと漢字が四文字でですね…」
Aブルー「あー! 家内安全とか、商売繁盛とか…」
A船長 「そう、ソレです! ヘタレ直しの場合には…」

どのように書けばいいのでしょうか、と首を傾げる人。

A船長 「ヘタレ直しだけで、既に五文字もありまして…」
Aブルー「字余りだよね…」

これは困った、とソルジャーも。

Aブルー「ヘタレに漢字があるかも謎だし…」
A船長 「直しの部分も、平仮名混じりですからね」

漢字で四文字に出来るでしょうか、とキャプテン、真剣。

A船長 「心当たりが無いんですよ」
Aブルー「ぼくもだよ! そうだ、さっきの人!」

ブルーなら、きっと詳しいよね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「すみませーん! ちょっと質問が!」
一同  (((うっ…!)))
ブルー 「はい?」

現行犯の件でしょうか、と生徒会長、あくまで丁寧。

ブルー 「何をお尋ねになりたいんです?」
Aブルー「ヘタレ直しだよ、祈願するにはどう書けば…」
ブルー 「病気平癒でよろしいのでは?」
Aブルー「病気だって!?」
ブルー 「何か?」

違うと仰るわけですか、と言ってますけど。
病気ですか…?


2024/02/18 (Sun)



☆病気だと思えば


節分は七福神巡りでお寺へ、路線バスで出発なんですけど。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻が、問題発言連発中。

Aブルー「ヘタレは病気じゃないんだけど!」
ブルー 「いえ、病気だと思いますが?」
Aブルー「どの辺がさ!」
ブルー 「日常生活に支障があるなら、病気でしょう?」

それとも支障が無いとでも…、と生徒会長、冷たい口調。

ブルー 「無いのでしたら、ただの癖だということで…」
Aブルー「頼むだけ無駄とか、そういうヤツ!?」
ブルー 「ええ、心がけの問題ですから」

では、と生徒会長、クルリと背中を向けて自分の席へ。

Aブルー「ちょ、ちょっと!」
ブルー 「もう用件は済みましたよね?」

これで失礼いたします、と振り返りもしない人。

Aブルー「酷すぎるって!」
A船長 「しかし、一理はあるんですよね…」

そういう病もありますから、とキャプテン、溜息。

A船長 「使い物にならなくなるという…」
Aブルー「あっ、そうか! じゃあ、同列ということで…」
A船長 「お願いしておけば、少しはマシになるかもです」

勃たない回数が減るだとか、とキャプテンの言。

A船長 「ヘタレを直す件はともかく、使えればですね…」
Aブルー「確かに、ぼくは困らないかも…」

使えるんなら、自分で入れればいいわけで、と頷く人。

Aブルー「要はビンビンのガンガンになれば…」
A船長 「それで御満足頂けるかと…」
Aブルー「いいね、ソレ!」

それもまた良し! と親指をグッと。

Aブルー「君はヘタレて転がっていても、アソコの方は…」
A船長 「頭をもたげているわけですよ」
Aブルー「最高だよ!」

ソレをいい所に当たる感じに入れていけば…、と笑顔全開。

Aブルー「奥の奥まで、ズンズンズンと…」
A船長 「そうです、腰を振って下さるだけで…」
Aブルー「ぼくは快感ビンビンだね!」
一同  (((嫌すぎる…!)))

さっきよりも酷い、と誰もが真っ青ですけど。
どうなる…?


2024/02/19 (Mon)



☆黙って行ったら


節分はお寺で七福神巡り、路線バスでお出掛けですけれど。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻が、せっせと猥談で。

Aブルー「じゃあ、その方向でお願いしよう!」
A船長 「病気平癒と書くわけですね?」
Aブルー「そう! 君の意見に全面的に賛成で!」
一同  (((まだ喋る気か…!)))

どうしろと、と誰もが泣きそうな中、ソルジャーの笑み。

Aブルー「決まった所で、此処は一発!」
一同  (((うわー…)))

車内で何をやらかす気だ、と一同、ガクブル。

A船長 「あのぅ、路線バスの車内では、ちょっと…」
Aブルー「何がだい?」
A船長 「一発ですよ、ヘタレ直しもまだですから…!」

この状況では勃ちませんよ、とキャプテンの泣き。

A船長 「どうか猶予をお願いします!」
Aブルー「そういう話じゃないんだけどね?」
A船長 「はあ?」
Aブルー「そもそも、沈黙は金って話が発端!」

だから一発、沈黙で…、とソルジャー、笑顔全開。

Aブルー「お寺に着くまで、パンツの中の金を見習って…」
A船長 「黙って行こう、と?」
Aブルー「ピンポーン!」

そうでなくても、ガン無視だしね、と見回す車内。

Aブルー「みんな、他人のふりだしさ…」
A船長 「いつものことだと思うのですが…」
Aブルー「だからこそだよ、恩を売っておけば…」

お寺で真面目に祈ってくれそう、とパチンとウインク。

Aブルー「お願い事が一つ増えてるし…」
A船長 「お力添えは欲しいですねえ…」
Aブルー「そうだろう? 今から二人で沈黙だよ!」
A船長 「承知しました!」

では、とキャプテンも口をつぐんで、車内は静かに。

シロエ 「ちょ、沈黙が怖いんですけど…!」
サム  「馬鹿かよ、関係者だってバレるじゃねえか!」
ジョミー「サムこそ、自分でバラしてるし!」
キース 「そう言う貴様も、同罪だろう!」
マツカ 「皆さん、詰みです…」

たった今、ぼくも詰みましたけど、と御曹司。
全員、詰み…。


2024/02/20 (Tue)



☆詰ませたからには


節分は七福神巡りでお寺へ、路線バスで出発な面々ですが。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻、問題発言連発で…。

シロエ 「なんで、ぼくたちが詰むんです!」
サム  「お前が最初に喋ったんじゃねえかよ!」
ジョミー「そうだよ、アレで関係者だって、もろバレで…」
キース 「そこから後は、芋づる式というヤツだが…」

戦犯がシロエなのは確かだ、とキース君が顰める顔。

キース 「こいつさえ、何も言わなかったら…」
ジョミー「雰囲気でバレてるトコはあっても、一応は…」
サム  「スルーして貰えていたと思うぜ」
シロエ 「今もスルーだと思いますけど!」

運転手さんだって睨んでません、とシロエ君の反論が。

シロエ 「他のお客さんも、特に反応は…」
キース 「それが礼儀というものだろう!」

見て見ぬふりをして下さっている、とキース君。

キース 「ヤバい発言は、俺たちの台詞じゃないからな」
ジョミー「巻き込まれたっていうだけだしね…」
サム  「それにしたって、シロエが黙ったままならよ…」

ハッキリ特定出来たかどうか…、とサム君、深い溜息。

サム  「あいつらだろう、と薄々、分かっててもよ…」
ジョミー「特定しました、ってSNSに上げられるほど…」
キース 「絞れはしなかったな、間違いなく」

冤罪の可能性が少しはあった、とキース君の鋭い指摘。

キース 「それを特定させた以上は、戦犯だ!」
サム  「違いねえよな、どうするよ?」
ジョミー「落とし前はつけて欲しいよねえ…」
シロエ 「ちょ、ちょっと…!」

待って下さい、とシロエ君、ワタワタ。

シロエ 「落とし前だなんて言われても、どうしろと…!」
キース 「一手引き受けが王道だろうと思うがな?」

毎回、俺が言われるヤツだ、とキース君。

キース 「たまには貴様がやってみろ!」
ジョミー「あー、あの迷惑な人たちを…」
キース 「シロエがだな…」

一人で引き受けるのはどうだ、と言ってますけど。
やれと…?


2024/02/21 (Wed)



☆振替で回したい


節分はお寺で七福神巡り、路線バスでお出掛けですけれど。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻、酷すぎる発言多数。

シロエ 「ぼくが一人で引き受けですって!?」
キース 「大したことではない筈だぞ?」

俺は毎回、やっているしな、とキース君。

キース 「幸い、人目の多い場所だし…」
ジョミー「火だるまショーとかは無いよね、うん」
サム  「リスクは相当、低いと思うぜ」

キースよりかは…、とサム君も。

サム  「せいぜい、一緒に祈願くらいでねえの?」
キース 「その程度だろう、多分」
ジョミー「自発的に引き受けた方がさ…」

同情票が入るかもね、とジョミー君の言。

ジョミー「戦犯ってトコは違いなくても、反省の色で」
シロエ 「そうなんですか?」
キース 「保証はしないが、まるで無いとは…」
サム  「言えねえんでねえの、人柱だしよ」

全員の厄を引き受けだぜ、とサム君もプッシュ。

サム  「人柱って言やあ、有難がられるものだしよ…」
キース 「祠を作って祭られるケースもあるからな…」
ジョミー「シロエ大明神ってヤツだね!」

どうせ今日だけなんだしさ、とジョミー君が立てる親指。

ジョミー「そうだ、添乗員っていうのはどう?」
キース 「俺が何回もやったヤツだな」
サム  「あっちのぶるぅはいねえしよ…」

カエル袋はねえわけだよな、とサム君、うんうん、と。

サム  「今日、やっとけばいいんでねえの?」
ジョミー「振替とかだとキツイよねえ?」
キース 「なるほど、俺がやる手もあるか…」

リスクが低い今日の間に…、とキース君が顎に当てる手。

キース 「でもって、俺が指名された時にだな…」
ジョミー「シロエに振替で回すわけ?」

それもいいかも、と乗り出す人。

ジョミー「じゃあ、今日の所はキースだね?」
キース 「ああ、頑張って勤め上げるぞ」
シロエ 「待って下さい!」
キース 「なんだ?」

今更やりたくなったのか、と睨んでますけど。
やると…?


2024/02/22 (Thu)



☆添乗員の役目は


節分は七福神巡りでお寺へ、路線バスでの道中ですけれど。
後部座席で密着座りなソルジャー夫妻が、大問題なわけで。

シロエ 「添乗員、ぼくにやらせて下さい!」
キース 「振替と聞いて怖くなった、とでも?」
シロエ 「ぶっちゃけ、そうです、お願いします!」

マシな間にやりたいんです、とシロエ君、必死の形相。

シロエ 「今日なら、衆人環視ですから!」
キース 「そうか、お前が引き受けるんだな?」

ならば任せた、とキース君、アッサリと。

キース 「聞いたか、シロエがやるそうだ! 御両名!」
シロエ 「ちょ、叫ばないで下さいよ!」
キース 「添乗員なら、堂々とやれ!」

サッサと行って、お世話して来い、と突き放し。

キース 「沈黙は金だと言っていたから、車内では…」
シロエ 「ぼくの出番は無いですよね?」
キース 「そうなるようだが、降りたら一気に忙しいぞ?」

まずは福笹ダッシュからだ、とキース君。

キース 「あいつらの分の福笹を買いに、全力で…」
シロエ 「走るんですか?」
キース 「それでこそ、添乗員だろう!」

お参りも代行する勢いで…、とキース君、目がマジ。

キース 「霊場巡りのバスツアーなら、常識だしな」
サム  「あー…。御朱印とかも、貰いに行くヤツな」
キース 「数量限定のお守りの類も、ファイトで、だ…」

ゲットしてこそ、添乗員の面目躍如、と解説が。

キース 「ツアーの皆さんが、お参りをサボって…」
ジョミー「お土産を買いに行ってる間とかだね!」
キース 「グルメな場合も、よくあるそうだ」

門前の名物の菓子を召し上がるとか…、と副住職。

キース 「お参りと両立は不可能なヤツで…」
サム  「食べに行くのな、お参りは添乗員に丸投げでよ」
キース 「バスツアーあるある、と言われているな」
シロエ 「待って下さい、すると、あの迷惑な人たちも…」
キース 「お参りは、お前に丸投げで…」

グルメの可能性アリだ、と言ってますけど。
屋台で…?


2024/02/23 (Fri)



☆いい福笹が欲しい


節分はお寺で七福神巡り、路線バスでお出掛けですけれど。
ソルジャー夫妻が迷惑発言連発、けれども今は沈黙中で…。

ジョミー「あそこの節分、屋台はそれほど多くないよね?」
サム  「だよな、グルメっていやあ、お接待の甘酒で…」
マツカ 「お接待なだけに、無料ですよね」
キース 「だが、最高に美味いわけで、だ…」

あの馬鹿どももお気に入りだぞ、とキース君。

キース 「シロエをお参りに走らせておいて…」
ジョミー「飲みまくるかも、って?」
キース 「この話も丸ごと聞かれているから、充分に…」

有り得るだろうな、とキース君が繰る左手首の数珠レット。

キース 「タダ酒ほど、美味いものなんだし…」
シロエ 「やめて下さい、火に油です!」
ジョミー「もう遅いんじゃないのかなあ?」

次のバス停で降りるんだしさ、とジョミー君。

ジョミー「ハッキリ言って、詰んでそうだよ?」
シロエ 「困るんですけど!」
マツカ 「お気の毒だとは思いますけど…」

押しますね、とマツカ君が降車ボタンで、バス停に到着。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 七福神巡りーっ!」
Aブルー「着いたよ、ハーレイ!」
A船長 「ええ、沈黙は此処までですね」

まずは福笹で…、と授与のテントを眺めるキャプテン。

A船長 「そこそこ、並んでらっしゃいますが…」
Aブルー「シロエ、一番いいのを頼むよ!」

二つ、とソルジャーが立てる指が二本。

Aブルー「立派な福笹が欲しいからねえ…」
シロエ 「あれは選べないと思いますけど!」

巫女さんが渡してくれるもので…、とシロエ君、ワタワタ。

シロエ 「受け取った笹を、頂くしか…!」
Aブルー「だからこそだよ!」

何度も並べばいいじゃないか、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ハズレだったら、みんなに譲ってさ…」
A船長 「いいですねえ!」
Aブルー「当たりが来るまで…」
A船長 「譲り続けるわけですね!」

お参りに来る皆さんに…、という案ですけど。
マジで…?


2024/02/24 (Sat)



☆まずは福笹ゲット


節分は今年もお寺で七福神巡り、路線バスで到着ですけど。
シロエ君がソルジャー夫妻の添乗員で、まずは福笹からで。

Aブルー「さあ、行って! いい福笹がある内に!」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「はい、財布!」

これで文句は無いだろう、とソルジャーが出して来た財布。

Aブルー「ノルディに貰ったお小遣い、たっぷり!」
シロエ 「そう言われても…!」
Aブルー「文句でも?」

あるんだったら聞くけれど、と目が怖い件。

Aブルー「何かな、お金が足りないとでも?」
A船長 「バイト料が欲しいのかもしれませんよ?」
Aブルー「なるほど、添乗員だしねえ…」

じゃあ、出そう、とソルジャー、高額紙幣を一枚。

Aブルー「これでいいかな、もっとかい?」
シロエ 「い、いえ、そういうのを頂いたら…」

真面目に後がありませんから、と福笹の列へダッシュ。

シロエ 「あの、最後尾は此処ですか?」
参拝客 「そうですよ」
シロエ 「並びます!」

福笹ゲットが任務ですので…、と並んで、すぐ順番が。

シロエ 「福笹、二つお願いします!」
巫女さん「どうぞ、よいお参りを」
シロエ 「ありがとうございます!」

お金を払って、福笹ゲットで戻りまして。

シロエ 「買って来ました!」
ブルー 「頂いたと言ってくれたまえ!」
シロエ 「すみません…! でも、ちゃんと二本…」

ゲットしました、とソルジャー夫妻に差し出す福笹。

シロエ 「どうでしょう?」
Aブルー「やり直し!」
シロエ 「えっ?」
Aブルー「葉のツヤがイマイチ、それと枝ぶり!」

並び直してくれたまえ、と指す行列。

Aブルー「でもって、コレは希望者に、と…」
A船長 「御希望の方は?」

おいでですか、とキャプテンの問い。

A船長 「いらしたら、タダで差し上げますので…」
Aブルー「まさか、要らないとは言わないよね?」
一同  (((うっ…)))

貰わないと詰むヤツか、と一同、顔面蒼白。
押し付け…。


2024/02/25 (Sun)



☆ゲットした人から


今年も節分は七福神巡り、お寺で福笹ゲットからスタート。
けれどシロエ君が頂いた福笹、ソルジャーがダメ出しで…。

Aブルー「希望者ゼロとか、有り得ないしね!」
A船長 「本当に。ブルーの厚意を無にするだなんて…」

あんまりすぎると思いますが、とキャプテンも。

A船長 「倍の値段で売り付けるなら、まだしもですね…」
Aブルー「タダであげると言ってるんだよ?」
一同  (((そう言われても…!)))

貰ったら詰む気しかしない、と誰もが尻込み。

Aブルー「あのねえ…」
ブルー 「希望者無しなら、ぼくが貰うよ」
Aブルー「本当かい?」
ブルー 「うん。ぶるぅの分とセットで、二本!」

貰えるかな、と生徒会長。

Aブルー「もちろんだよ! じゃあ、いいお参りをね!」
ブルー 「ありがとう。ぶるぅ、行こうか」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お先にーっ!」

お参り、お参り! と跳ねてゆく元気なお子様。

ぶるぅ 「みんなは、後からゆっくり来てねーっ!」
ブルー 「というわけで、失礼するよ」

御利益を頂きに行って来る、と生徒会長もスタスタと。

キース 「そうか、その手があったのか…!」
サム  「逃げやがったぜ…」
シロエ 「お待たせしました、福笹です! あれっ?」

皆さん、どうかしたんですか、とシロエ君が帰還。

シロエ 「福笹、これで如何でしょう?」
Aブルー「やり直し!」
シロエ 「行って来ます!」

ダッと走り去るシロエ君を他所に、始まったバトル。

キース 「それは俺が貰う!」
ジョミー「ぼくも貰うよ!」
サム  「待てよ、抜け駆けするんじゃねえぜ!」
スウェナ「公平にクジにすべきでしょ!」

でなきゃジャンケン勝負だわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「貰った人から、先に行けるアイテムなのよ!?」
マツカ 「ですよね、クジかジャンケンですよ」
Aブルー「まあ、そうだよね」
A船長 「賛成です」

公平性が求められます、と言ってますけど。
正論ですね?


2024/02/26 (Mon)



☆やっと福笹ゲット


お寺で七福神巡りな節分、福笹ゲットでスタートですけど。
ソルジャー夫妻が却下したのを、貰い受けて先に行った人。

Aブルー「ジャンケンでも、クジでもいいけどさ…」
A船長 「チャンスは平等であるべきですよ」
キース 「確かに、奪い合うのはな…」
ジョミー「御利益、無くなりそうだしね…」

ジャンケンかな、と相談を始めた所へ、またシロエ君が。

シロエ 「今度こそ、いけると思うんですけど!」
Aブルー「うん、1本は及第点かな」
A船長 「なかなか立派な福笹ですよね」
Aブルー「オッケー、もう1本、ゲットしてくれたまえ!」

早くしてよ、とソルジャーが指す列、シロエ君、ダッシュ。

シロエ 「並んで来ます!」
Aブルー「よろしくねーっ! というわけで、福笹が…」

三本になったし、そのつもりでね、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「先に行けるのは、三人ってことで!」
キース 「よし! 三人だな!」
サム  「もうジャンケンでいいじゃねえかよ」
スウェナ「そうね、サッサと決めないと…」

優先権の意味が無くなるし、とスウェナちゃん。

スウェナ「文句は言いっこなしで、ジャンケン!」
一同  「「「ポンっ!」」」

バッと出された手が、全部、グー。

キース 「あいこか…。ジャンケーン…」
一同  「「「ポンッ!」」」

今度はチョキが揃ったわけで、あいこが続く間に…。

シロエ 「これでどうでしょう!?」
Aブルー「いいね、合格!」
A船長 「揃いましたね、二人分!」
一同  「「「うっ…」」」

なんてこった、と一同、ガックリ。

シロエ 「あれっ、どうしたんです、先輩方?」
キース 「いや、なんでもない…」
Aブルー「大したことじゃないってね! それよりさ…」

シロエ、書道の腕前はどう、とソルジャーの問い。

Aブルー「お願い事も、添乗員がさ…」
A船長 「書くわけですか?」
Aブルー「うん、多分」

上手でないと困るんだけど、と首を捻る人。
代筆まで…?


2024/02/27 (Tue)



☆代参するのなら


節分はお寺で七福神巡り、ソルジャー夫妻も福笹をゲット。
お願い事は、添乗員のシロエ君が代筆になりそうですけど。

シロエ 「代筆って、ぼくがアレを書くんですか!?」
Aブルー「そう! 夫婦和合と、ヘタレ直しの病気平癒!」

それで書道の腕前は、とソルジャーの畳み掛け。

Aブルー「下手でも御愛嬌だけど…」
A船長 「要は、通じればいいわけですが…」
シロエ 「そんな…!」

あんなのをぼくが…、とシロエ君、タラリ冷汗。

シロエ 「正直、書きたくないんですけど!」
キース 「待て、シロエ。危機のようだが、チャンスだぞ」
シロエ 「どういう意味です?」
キース 「お前が代筆で、代参するということは…」

途中で書き換え可能だしな、とキース君、親指をグッと。

キース 「こう、線を引いて、消してだな…」
シロエ 「別のを書けばいいんですね!」
キース 「ああ。縁切りの祈願も出来るんだぞ?」

別れてしまえ、というヤツだ、とニンマリと。

キース 「祈願するのも、お前なんだし…」
シロエ 「了解です!」

縁切りはどう書くんですか、とシロエ君の輝く瞳。

シロエ 「別れてしまえば、もう二度と…」
キース 「煩わされずに済むぞ、こいつらに」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」

なんでそういう方向に…、とソルジャー、ワタワタ。

Aブルー「縁切りだなんて、困るんだけど!」
A船長 「私もです!」
キース 「まあ、そうだろうが、俺は逃げ損ねたし…」

福笹で先に行けなくて…、とキース君。

キース 「シロエの代参に付き合うとなると…」
シロエ 「メリットが欲しくなりますよねえ?」
キース 「流石、シロエは察しがいいな」

その通りだ、とキース君、腕組み。

キース 「訂正の仕方は、道々、俺が教えてやろう」
シロエ 「ありがとうございます!」
Aブルー「嫌すぎるってば!」
キース 「だが、代参をさせるからには…」

リスクも承知しておくべきだ、と副住職の言。
正しいですね?


2024/02/28 (Wed)



☆添乗員に丸投げ


節分はお寺で七福神巡り、シロエ君が代参な場面ですけど。
可能になるのが願い事の書き換え、縁切りも可能だそうで。

Aブルー「リスクだなんて言われても…!」
A船長 「監視するしかないでしょう、これは…」

書き換えられないようにしっかりと…、とキャプテンの言。

A船長 「でないと、縁切り祈願をされてしまいそうです」
Aブルー「でもさ、それだと代参の意味が無いわけで…」
キース 「当然だ。付き添って監視するくらいなら…」

自分で祈願しないとな、と副住職。

キース 「職務怠慢でお叱りが来るぞ、七福神様の」
Aブルー「困るってば!」
シロエ 「ぼくは、どっちでもいいんですけど…」
A船長 「撤回すべきだと思います!」

代参をして貰う件は…、とキャプテン、キッパリ。

A船長 「この際、皆で賑やかに参拝すべきです!」
Aブルー「ああ、なるほど…。叫んで貰う、と…」

ぼくたちの分のお願い事を、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「前にも叫んで貰ったしね!」
A船長 「そうでしょう? ここは是非とも、皆さんに!」

お願いしたい所ですよ、とキャプテン、ズズイと。

A船長 「皆さん、よろしくお願いします!」
Aブルー「ぼくからもだよ!」
キース 「いや、その点に関しては、だ…」

添乗員の任務なのでな、とキース君が押し出すシロエ君。

キース 「シロエが全員分のを、叫ぶ仕様だ」
シロエ 「えっ!?」
キース 「というわけで、俺の分だな」

バトン代わりに、とキース君、シロエ君の肩をポン。

キース 「皆も、バトンを…」
ジョミー「託すわけだね!」
サム  「いいじゃねえかよ!」
Aブルー「うん、ぼくたちも、それならいいかな」

全員分だしね、とソルジャー、ニッコリ。

Aブルー「それじゃ、みんなで、賑やかに!」
A船長 「お願い事は…」
Aブルー「ヘタレ直しで…」
一同  「「「シロエ、任せた!」」」

叫んでおいて、と丸投げですけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/02/29 (Thu)




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