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シャングリラ学園つれづれ語り
☆愚痴りに来た人


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末は生徒会長宅が一番。
けれど愚痴っているキース君、雨でも自転車で月参りで…。

Aブルー「でもねえ、掃除はホントに向いていないし…」
キース 「放っておくほど、ゴミ屋敷になる仕様だぞ?」
Aブルー「ぼくのハーレイにも、そう言われるけど…」

終活でも、きっと無理だと思う、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「ぼくに万一のことがあったら、ハーレイが…」
シロエ 「まさか、色々と片付けに入るわけですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

でないと自分が大恥だしさ、と悪びれない人。

Aブルー「ぼくとの熱い時間の思い出、てんこ盛りだし…」
一同  「「「うっ…」」」

それはさぞかし、と誰もが言葉を失う勢い。

Aブルー「ついでに言うなら、ぶるぅの隠し撮りだとか…」
シロエ 「それも青の間にあるんでしょうか?」
Aブルー「多分、何処かに隠してるよね…」

ハッキリ言って、ぼくも知らない、と無責任すぎる発言が。

Aブルー「でもって、ぼくと、ぶるぅの寿命はさ…」
ジョミー「連動していて、セットな仕組み?」
Aブルー「分からないから、怖いんだよね…」

ぶるぅが生きて残っているなら、安心だけど、という台詞。

Aブルー「大事な写真を、お掃除部隊がゴミに出すとか…」
シロエ 「許さないでしょうね、絶対に…」
Aブルー「そう! だから今日まで、バレていなくて…」

隠し場所も謎のままなわけ、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「とはいえ、ぼくと寿命がセットだったら…」
シロエ 「キャプテンが詰むのは、ガチですよね…」
Aブルー「お掃除部隊が入った時はね!」

そうならないよう、片付けるしか…、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「練習のためにも、今から慣れておく方が…」
キース 「愚痴は聞かんと言った筈だぞ!」
Aブルー「じゃあ、君の愚痴はどうするんだい?」
キース 「はあ?」

俺の愚痴は掃除じゃないぞ、と唸ってますけど。
雨と自転車…。


2024/06/16 (Sun)



☆解決出来そうな人


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
キース君が月参りの愚痴ですけれども、ソルジャーが登場。

Aブルー「さっきから、ずっと愚痴ってたよね?」
キース 「俺のは、雨の日のヤツなんだが!」
Aブルー「知ってるってば、雨でも自転車で月参りでさ…」

キツイって話だったじゃないか、とソルジャーの指摘。

Aブルー「ぼくの掃除嫌いと、勢いは同じくらいだよ!」
キース 「掃除嫌いと一緒にするな!」
Aブルー「でもさ、ぼくなら、その悩みをさ…」

解決出来るかもしれないよね、とソルジャーが指す窓の外。

Aブルー「要は、濡れなきゃいいんだろう?」
キース 「まさかと思うが、瞬間移動をしてくれるとか?」
Aブルー「それもいけるし、シールドでも雨は防げるし…」

ぼくにとっては、お安い御用、とニッコリと。

Aブルー「君さえ良ければ、もう、いくらでも!」
シロエ 「キース先輩、朗報です!」
サム  「いいじゃねえかよ、頼むしかねえぜ!」
キース 「いや、まず条件を聞かないと…」

安易に話に乗ってはいかん、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「美味い話に裏があるのは、お約束だぞ?」
シロエ 「そうでした…。ついでに、提案した人も…」
サム  「普段から、ヤベえヤツだったよな…」
キース 「分かったか!」

石橋は叩いて渡らないとな、とキース君、あくまで慎重。

キース 「それで、条件は何なんだ?」
Aブルー「ごく簡単なことだけど?」
キース 「ほら見ろ、やっぱり裏があるしな!」

条件を言え、とソルジャーを睨む副住職。

キース 「スカイダイビングなら、お断りだぞ!」
Aブルー「あったね、そういうイベントも…」

法衣で華麗にダイブだっけ、とソルジャー、楽しそうな顔。

Aブルー「アレよりマシなら、オッケーなんだ?」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「一応、言ってみただけだってば!」

条件はソレじゃないからね、と笑顔ですけど。
何だと…?


2024/06/17 (Mon)



☆ケンと言われても


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末は生徒会長宅が一番。
けれど愚痴っているキース君、理由は雨の日の月参りで…。

キース 「だったら、条件は何なんだ!」
Aブルー「さっきも言ったよ、ごく簡単なことだ、って!」

ホントに簡単な筈だしね、とソルジャー、ニコニコと。

Aブルー「ほんの一軒、増えるだけだし!」
キース 「はあ?」

サッパリ意味が分からんのだが、とキース君が傾げる首。

キース 「ケンというのは、どういう意味だ?」
Aブルー「えっと…?」
キース 「あんたが言ってる、ケンが指すブツで…」

ケンと言っても色々あるぞ、とキース君。

キース 「たかが一件増えると言っても、中身がだな…」
シロエ 「あー…。どういうヤツかによりますよね…」
ジョミー「お使いを一つ、引き受けるにしても…」

お使いによって負担が変わるよね、とジョミー君の相槌が。

ジョミー「大根を一本だけと、食材一式とかだとさ…」
サム  「えらい違いだよなあ、労力が…」
シロエ 「引き受けたのを後悔するヤツ、ありますよね…」

お使いに限らず、手伝いでも…、とシロエ君も。

シロエ 「同じ掃除でも、掃除機と、お風呂掃除とでは…」
スウェナ「とんでもない違いになるものねえ…」
キース 「そうだろう? 一件を舐めてかかっては…」

酷い目に遭うのはガチだからな、とキース君の眉間に皺が。

キース 「ほんの一件、されど一件、吟味しないと…」
サム  「分かるぜ、相手も悪いしよ…」
ジョミー「アドス和尚と、いい勝負って気がするもんね…」
キース 「親父の方が、まだしもマシだ!」

少なくとも命の危険は無いぞ、とキース君の仏頂面。

キース 「それに比べて、こいつの場合は、リスキーで…」
シロエ 「ハイリスク、ハイリターンで来そうですしね…」
キース 「高くつくのは、お約束だしな!」
Aブルー「あのねえ…。ホントに一軒だから!」

一軒と言えば一軒だしね、と言ってますけど。
字が問題…。


2024/06/18 (Tue)



☆家だそうです


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
キース君が月参りの愚痴ですけれども、ソルジャー登場で。

シロエ 「ですから、問題は、其処じゃなくって…」
キース 「一件の中身の方なんだが?」

詳しく説明して貰いたい、とキース君、腕組み。

キース 「あんたの言い方では、サッパリ分からん!」
Aブルー「うーん…。中身を説明するのかい?」
キース 「当然の義務というヤツだろう!」

人に何かを頼むのなら、とキース君の苦い顔付き。

キース 「まずは中身だ、どういう一件なのかをな!」
Aブルー「そう言われても…。ぼくの家では難しくて…」
キース 「はあ?」

家というのは何なんだ、とキース君が傾げる首。

キース 「あんた、別荘でも持っていたのか?」
Aブルー「ううん、あったら楽しそうだけど、色々と…」

面倒だしね、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「管理人とかも必要だしさ、手続きだって…」
キース 「だったら、なんで家なんだ!」
Aブルー「家は家だよ、あえて言うなら青の間だよね」

シャングリラでは厚かましすぎ、とソルジャーの言。

Aブルー「他の仲間も住んでいるしさ、ぼくの家とは…」
シロエ 「言えないでしょうね、ソルジャーでも…」
ジョミー「独裁政権じゃないもんねえ…」

青の間でも充分、凄いけどさ、とジョミー君。

ジョミー「で、その家が問題なわけ?」
Aブルー「そうなんだよねえ、毎月、来て貰うには…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ちょっと問題ありすぎでさ…」

人類軍が来たりするしね、とソルジャー、舌をペロリと。

Aブルー「そんな所へ、来てくれなんて…」
キース 「待て、イッケンというのはだな…」

いわゆる家が一軒なのか、とキース君の問い。

キース 「それが一軒、増えるだけだと?」
Aブルー「ピンポーン!」
キース 「まさか、俺に毎月、掃除を頼みたいとか…」

そういうヤツではないだろうな、と唸ってますけど。
掃除係…?


2024/06/19 (Wed)



☆掃除ならお断り


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末は生徒会長宅が一番。
そんな季節も月参りなのがキース君なわけで、自転車で…。

キース 「俺はただでも忙しいんだぞ、元老寺の掃除で!」
サム  「雨だと、境内、やらずに済むだろ?」
キース 「それはそうだが、あの親父だしな…」

代わりに本堂強化月間なんだ、とキース君の不機嫌な顔。

キース 「卒塔婆書きが始まるまでに、と仏具磨きで…」
シロエ 「床とかも磨き込むわけですか?」
キース 「当然だろうが、本堂の飾りも丁寧にだな…」
サム  「ハタキをかけて、細かい所は筆とかかよ?」

アレは細工が細かいもんな、とサム君の問い。

サム  「隅々まで綺麗に掃除しておけ、ってヤツで…」
キース 「言わないでくれ、気が滅入りそうだ」
ジョミー「つまり、ホントにそうなんだ?」
キース 「なんと言っても、親父だしな!」

月参りは雨で、家に帰れば掃除三昧、とブツブツブツ。

キース 「この上、他人の家まで掃除するとか…」
シロエ 「御免蒙りたいですよね…」
キース 「月参りが楽になる、という条件でもだ!」

それくらいなら雨の中でも自転車で…、と副住職。

キース 「どうせ長年やって来たんだ、根性で走る!」
Aブルー「あのねえ…。ぼくだって、君に掃除なんかは…」

絶対に頼みたくないね、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「君に掃除を頼むほどなら、自分でやるよ!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「お掃除部隊より、遥かにうるさそうだしさ…」

ついでに見られてヤバいブツも…、と肩を竦める人。

Aブルー「だから家には、来て貰えなくて…」
キース 「あんた、一軒、増えるだけだと…」

言わなかったか、とキース君の視線がソルジャーに。

キース 「掃除じゃないなら、何が増えると?」
Aブルー「其処なんだよねえ、増やしたいけどさ…」
キース 「ますます意味が不明なんだが…?」

家も謎なら、増える件もだ、と首を捻ってますけど。
はて…?


2024/06/20 (Thu)



☆増やしたいブツ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
キース君が月参りの愚痴ですけれど、ソルジャーが来て…。

シロエ 「増やしたいって、投資じゃないですよね?」
サム  「別荘とかは持ってねえんだろ、投資はねえよ」
ジョミー「でも、家を買うための資金とかはさ…」

投資とかで増やすモノなんじゃあ…、とジョミー君。

ジョミー「ノルディに頼めば、買えるだろうけど…」
シロエ 「借りを作るのは嫌というのは、ありそうですね」
スウェナ「そうねえ、お小遣いなら毟り取っても…」
サム  「家はちょっと、ってわけで投資かよ…」

でもって、焦げてしまうヤツな、とサム君の苦笑。

サム  「こっち住みでも、焦がすの、普通だしよ…」
シロエ 「住んでる世界が別となったら、焦げますよね…」
スウェナ「リアルタイムで情報ゲットは、難しいわよ」
キース 「なるほどな…。資金不足で家が買えない、と…」

しかし、その家、どうする気だ、とキース君の質問が。

キース 「別荘でさえも、管理人とかが面倒だとか…」
ジョミー「言ってたよねえ、家だと、もっと厄介そうで…」
シロエ 「住民票とか、そういうヤツまで要りませんか?」

ぼくは詳しくないですけどね、とシロエ君も。

シロエ 「少なくとも、別荘よりかは面倒な筈で…」
スウェナ「向いてない気がするわよねえ…」

賃貸の方がマシじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「ある程度までは、管理会社がやる筈よ?」
シロエ 「ですね、買うより賃貸ですよ」
キース 「賃貸だったら、投資で増やさなくても…」

一軒くらいは借りられるぞ、とキース君も。

キース 「ワンルームなら、うんと安いし…」
ジョミー「便利な所に多いよね」

駅やコンビニも近くって…、とジョミー君。

ジョミー「どうかな、ソレで?」
Aブルー「ワンルームって、仏壇、置けるのかい?」
一同  「「「仏壇?」」」

何故に仏壇、と顔を見合わせる面々ですけど。
仏壇…?


2024/06/21 (Fri)



☆お仏壇を置きたい


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末は生徒会長宅が一番。
けれど雨でも月参りなのがキース君でして、愚痴でして…。

シロエ 「お仏壇なんか置いて、どうするんです?」
ジョミー「そりゃ、ワンルームでも置けるだろうけど…」
キース 「置いてはダメだ、とは言われない筈だ」

モノがモノだし…、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「老人ホームの部屋でも、スペースさえあれば…」
サム  「持ってくヤツだぜ、大切によ」
キース 「もっとも、スタッフさんに余計な手間は…」
シロエ 「かけられませんよね、お仏壇の分までとか…」

高級なトコなら別でしょうけど、とシロエ君。

シロエ 「コンシェルジュがいるような所なら…」
キース 「もちろん、頼んでいいんだろうが…」

掃除も、供えてある花の取り替えとかも、とキース君も。

キース 「しかし、そこまでの場所は、なかなか…」
スウェナ「一般人には、敷居が高いわよねえ…」
キース 「其処なんだ。だから自分で出来る範囲でしか…」

その手のモノは置けないな、とキース君、合掌。

キース 「大抵の場合は、位牌くらいで…」
サム  「蝋燭とか線香も、火を使うしよ…」
キース 「控えて下さい、と言われるケースが多めだな」

火事になったら大変だし…、と説明が。

キース 「だが、ワンルームなら、その手の縛りは…」
ジョミー「多分、無いよね…」
キース 「ご高齢の方が借りる場合は、あるかもだが…」

普通はいける筈だと思う、と副住職。

キース 「しかし、どうして仏壇なんだ?」
Aブルー「えっ、だって…。主役は、お仏壇だしさ…」

ソレが置けないなら借りる意味が…、とソルジャーの言。

Aブルー「お仏壇さえあれば、来て貰えるんだろう?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「月参りだってば、キースが苦労してるヤツ!」
一同  「「「月参り!?」」」
Aブルー「そうだけど?」

是非とも頼みたいんだよね、と目がマジですけど。
月参り…?


2024/06/22 (Sat)



☆お仏壇があれば


雨がシトシトな梅雨のシーズン、生徒会長宅で週末な面々。
けれどキース君が愚痴なわけでして、月参りがキツイとか。

キース 「おい、月参りというのは、何なんだ?」
Aブルー「決まってるだろう、仏様のだよ!」

法要と棚経しか無いわけだから…、とソルジャーの溜息。

Aブルー「毎月、お経を上げて貰えたら嬉しいな、と…」
キース 「まさか、その仏様というのはだな…」
Aブルー「もちろん、スッポンタケだけど?」
一同  「「「ええっ!?」」」

アレか、と愕然とする御一同様。

キース 「俺に、アレの月参りをしに来いと…?」
Aブルー「ピンポーン!」

お仏壇があれば、来てくれるよね、とソルジャー、真剣。

Aブルー「君が月参りをしてくれるんなら、ぼくだって…」
シロエ 「雨の日の月参りを、サポートですか?」
Aブルー「そう! 棚経の時の、瞬間移動と同じでさ…」

サービスするよ、という提案が。

Aブルー「たった一軒増えるだけだし、いいだろう?」
キース 「あんた、ワンルームを借りるつもりか!?」
Aブルー「ぼくの希望にピッタリだしね!」

まさか、そんな手があったなんて…、と嬉しそうな人。

Aブルー「ここでやらせて貰うしか、って思ってて…」
ブルー 「お断りだよ!」
Aブルー「ほらね、やっぱり断られたし!」

だから増やすのが難しいと…、と明かされた事情。

Aブルー「でもねえ、ワンルームでいけるなら…」
ブルー 「好きにしたまえ、止める理由は無いからね」
Aブルー「ありがとう! 君が賛成してくれたらさ…」
シロエ 「強いかもですね、なんと言っても銀青様ですし」

お墨付きです、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「キース先輩、これで雨の日も楽になりますよ!」
ジョミー「だよねえ、たった一軒、増えるだけだし…」
サム  「雨が降っても、もう濡れねえしよ…」
Aブルー「いいよね、キース?」

月参り、引き受けてくれるよね、と笑顔ですけど。
あの仏様の…?


2024/06/23 (Sun)



☆日取りは適当に


梅雨のシーズンは雨がシトシト、週末は生徒会長宅が一番。
けれど愚痴っているキース君、雨の月参りが大変だそうで。

キース 「あの仏様の月参りか…」
Aブルー「そうなんだよねえ、前から羨ましくってさ…」

毎月、拝んで貰える仏様が…、とソルジャー、本気な模様。

Aブルー「此処で話してるのを聞く度、いいなあ、って…」
キース 「だが、月参りは毎月、御命日に…」

家にお伺いするもので…、とキース君も副住職モード。

キース 「その御命日が、あの仏様には無いわけで…」
Aブルー「適当でいいと思うんだけど?」
キース 「そういうものではないんだが!」
Aブルー「でもさ、今のシーズンだと、毎日がさ…」

誕生日で御命日だと思う、とソルジャーの言。

Aブルー「キノコは梅雨に出て来るものだし…」
シロエ 「あー…。毎日、何処かで出て来ますよね…」
スウェナ「寿命が尽きて、萎びていくのもあるわよね…」
サム  「確かに毎日、誕生日で御命日かもなあ…」

一本に限定しなかったらよ…、とサム君も。

サム  「んじゃ、適当でいいんでねえの?」
ジョミー「キースの都合で、決めてしまえば?」
シロエ 「ですね、曜日は選べませんから…」
スウェナ「一軒増えても、負担にならない日にすれば?」

月参りが多めの日は避けて…、とスウェナちゃん。

スウェナ「そうしておいたら、楽勝でしょ?」
キース 「なるほどな…。今の所は、少なめなのは…」

月末頃だと、この辺りで…、と副住職が眺める手帳。

キース 「これから増えるか、其処は謎だが…」
サム  「お迎えは、選べねえからなあ…」
シロエ 「寿命ばかりは、分かりませんしね…」

でも、増えたってフォローは完璧ですよ、とシロエ君。

シロエ 「送迎サービス、ありますから!」
Aブルー「ドンと任せてくれたまえ!」
キース 「だったら、俺が決めていいのか?」
Aブルー「もちろんだよ!」

ぼくの都合はどうとでも、と言ってますけど。
月参り…。


2024/06/24 (Mon)



☆お菓子が楽しみ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、月参りで苦労なキース君。
未だに自転車一択でして、それをソルジャーが助けるとか。

Aブルー「いつに決まっても、ぼくは大丈夫だから!」
キース 「人類軍とやらは、どうするんだ?」
Aブルー「月参りって、それほど時間はかからないよね?」

法要とかと違ってさ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「ぼくが不在でも、ハーレイだけでいけるって!」
キース 「まあ、棚経よりかは、かなり長いが…」
サム  「お経だけなら、法要より短い筈だよな?」
キース 「そうなるな。読経を終えて、即、失礼すれば…」

半時間もかからないぞ、と副住職。

キース 「実際、それを指定の檀家さんもおられるし…」
Aブルー「そうなのかい?」
キース 「月参りをやめるつもりはなくても、御多忙で…」

短時間しか取れない場合は、そのコースだ、と説明が。

キース 「普通は法話を少しした後、お茶とお菓子で…」
Aブルー「接待だよねえ、それも期待してくれたまえ!」

和菓子に洋菓子、毎月、頑張る、とソルジャーの意気込み。

Aブルー「ぶるぅ、オススメのお店、教えてくれるよね?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ドンと任せてね!」

ぼくも楽しみ! と飛び跳ねる、料理上手なお子様。

ぶるぅ 「評判のお店、あちこち回って試せるもん!」
ジョミー「あっ、買ってみて、試食なんだ?」
ぶるぅ 「そだよ、食べてみないと分かんないしね!」
シロエ 「ソレ、ぼくたちの分も買えませんか?」

ハズレを引いても気にしませんし…、とシロエ君も。

シロエ 「いろんなお菓子を、試食してみたいんですよ」
サム  「俺も食いてえ!」
ぶるぅ 「オッケー、買うなら人数分だね!」

お店の人も喜ぶよ、とピョンピョンと。

ぶるぅ 「早速、今月のお菓子からなの?」
Aブルー「もちろんだよ! キース、日は、いつ?」
キース 「そうだな、候補は、この辺で…」

ここから選んでくれないか、と差し出す手帳。
どうなる…?


2024/06/25 (Tue)



☆他の人の都合は


梅雨のシーズンは雨がシトシト、キース君の月参りも大変。
雨でも自転車一択なわけで、ソルジャーがサポートな案が。

Aブルー「えっと…。ぼくは、いつでもいいんだけれど…」
キース 「俺もだ、どうする?」
Aブルー「みんなの意見は、どうなのかな?」

何日がいい、とソルジャーが見回す部屋の中。

Aブルー「都合のいい日を選んでくれたら、そこで決定!」
シロエ 「好きに決めればいいでしょう?」
サム  「だよな、俺たちの都合なんてよ…」
ジョミー「気にすることは何もないよね、平日だしさ…」

確か、土日に当たった場合は、変更だよね、とジョミー君。

ジョミー「前倒しだっけ、近い所へ振り替えで…」
キース 「正解だ。月参りは、平日限定だしな」

土日と祝日は避けるものだ、と副住職が繰る数珠レット。

キース 「でないと、法要と被ってしまって行けないし…」
Aブルー「なるほどねえ…。それも覚えておかなくちゃ」

日が変わることもあるんだね、とソルジャー、真剣な顔。

Aブルー「それで、みんなも、いつでもいい、と?」
シロエ 「当然ですよ、どうせ学校に行く日ですから」
サム  「キースが遅刻して来るだけだし、問題はねえよ」
ジョミー「お昼とかは、勝手に先に食べればいいもんね」

キースの分だけ残しておけば…、とジョミー君も。

ジョミー「食堂へ食べに行く時だったら、それこそさ…」
サム  「どうでもいいよな、キースの飯なんかはよ」
シロエ 「購買部のパンなら、買っておけますけどねえ…」
スウェナ「食堂のランチ、取り置きサービス無いものね…」

売り切れ御免は仕方ないわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「雨の苦労が無くなるわけだし、諦めるしか…」
シロエ 「一軒増えれば、学校に着くのも遅れますしね…」
Aブルー「待ってよ、君たち、来ないつもりなのかい?」
ジョミー「来ないって、何処に?」
Aブルー「月参りだよ!」

決まってるだろう、と目が真ん丸ですけど。
参加しろと…?


2024/06/26 (Wed)



☆家族限定のイベ


雨がシトシトな梅雨のシーズン、月参りで苦労なキース君。
自転車は辛いと愚痴な所へ、ソルジャーが来たわけでして。

Aブルー「お彼岸も棚経も、来てくれてるしさ…」
シロエ 「月参りにも来い、と言いたいんですか?」
Aブルー「だって、来るのが当然だろう!」

それに棚経よりも、お経が長いんだよ、とソルジャーの言。

Aブルー「お彼岸の次に、大事なヤツだと思うんだけど?」
シロエ 「そうかもですけど、家族限定イベでしょう?」
Aブルー「えっ?」
シロエ 「その筈ですよ、親戚だって参加しないかと…」

家が隣なら来るかもですが…、とシロエ君。

シロエ 「本当に家族限定のヤツで、家にいる人だけで…」
サム  「仕事を休んだりはしねえモンだぜ?」

さっきキースも言ってたじゃねえか、とサム君も。

サム  「短縮コースで、法話も接待も抜きを指定とかよ」
Aブルー「あれって、そういうヤツだったのかい?」
キース 「あんた、何だと思ってたんだ?」

それを指定の檀家さんを…、と副住職の渋面。

キース 「パートに行く前しか、時間が無い場合などで…」
サム  「短時間でも、お願いしたい、って家だよなあ?」
キース 「ああ。家族限定ならではだな」

他の人まで参加するなら、それは無い、とキッパリと。

キース 「内輪だからこそ、省略してもいいわけで…」
サム  「大事なヤツには違いねえけど、参加者はよ…」
シロエ 「家族だけです、つまり、ぼくたちは無関係で…」
ジョミー「行かなくてもいいヤツだよねえ?」

逆に、行かない方が正しいんじゃあ…、とジョミー君。

ジョミー「短縮コースがあるくらいだし…」
シロエ 「お参りされても、困りますよね…」

会場だって自宅ですよ、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「人を呼ぶなら、掃除しないとダメですし…」
キース 「ただでも時間を削りたいんだぞ?」
Aブルー「えっと…?」

もしかしなくても、参加者無し、と確認ですけど。
そうでは…?


2024/06/27 (Thu)



☆参加者はゼロ


梅雨のシーズンは雨がシトシト、キース君の悩みが月参り。
自転車はキツイと嘆く所へ、ソルジャーが出した交換条件。

シロエ 「参加者なんか、誰もいませんけれど?」
キース 「俺が月参りを始めて長いが、ご家族以外は…」

見た経験は全く無いな、と副住職。

キース 「棚経だったら、帰省している親戚とかも…」
サム  「来ても不思議じゃねえよな、うん」
キース 「それにしてもだ、わざわざ来ると言うよりは…」

居合わせたから、という感じだな、と経験者の言。

キース 「棚経に合わせて帰省はしないぞ、何処の家でも」
Aブルー「えっ、大切なイベントなのに…?」
キース 「お盆は確かに大事なんだが、現世の方が優先だ」

皆が元気で暮らしていてこそ、お盆だしな、と法話モード。

キース 「施餓鬼するには、自分たちの飯が充分無いと…」
シロエ 「出来ないですよね、御飯、余っていませんし」
キース 「そうだろう? まずは現世で、お盆休みを…」
サム  「満喫するのが筋だよなあ…」

棚経に費やす時間よりかは、レジャーだよな、とサム君も。

サム  「棚経でもソレだと、月参りはよ…」
キース 「どう転がっても家族限定、ゲストは無しだ」

あんた一人がいれば充分、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「それで、日取りはどうするんだ?」
Aブルー「え、えっと…」
キース 「他の面子は気にしなくていい、来ないしな」

候補はこれだけ、と差し出す手帳。

キース 「此処でもいいし、此処も月参りは少なめで…」
Aブルー「その話だけど、キャンセルとかは?」
キース 「もちろん、いつでもオッケーだ」

特に珍しい話ではない、とキース君、即答。

キース 「当日の朝に電話が来るとか、あるあるだしな」
シロエ 「よかったですね、人類軍が来ても安心ですよ!」
キース 「そういう場合は、気になるのなら…」
サム  「お布施だよなあ?」

寺に届けて回向を頼むんだよな、と僧籍な人。
なるほど…。


2024/06/28 (Fri)


☆見学したい人


雨がシトシトな梅雨のシーズン、月参りで苦労なキース君。
未だに自転車一択ですけど、ソルジャーがサポートを提案。

キース 「サムが言うのが正解だ。本堂からになるが…」
シロエ 「月参りの代わりに、お経なんですね?」
キース 「ああ。お布施が無くても、お参りはするぞ」

菩提寺だしな、と説明が。

キース 「檀家さんには、日頃からお世話になってるし…」
サム  「お布施は無しでも、読経なわけな?」
キース 「略式で、他の仏様と纏める形で、月末にな」

自分の家のは丁寧に、と思う場合は、お布施を、と副住職。

キース 「きちんと読経をさせて貰うぞ、お勤めの後に」
シロエ 「じゃあ、家に行ったのと変わりませんよね」
キース 「お仏壇の前に伺えないから、仏様には失礼で…」

申し訳ない気分もするが…、と副住職、合掌して、お念仏。

キース 「だが、仏様も事情はご存知なんだし…」
ジョミー「忙しいのは分かってるしね、文句なんかは…」
キース 「仰らないな、なんと言っても御先祖様だ」

子孫に文句をつけはしない、と太鼓判。

キース 「だから、あんたも、ドタキャンもいける」
サム  「いいじゃねえかよ、バッチリだぜ!」

多忙なソルジャー職でも無問題、とサム君が立てる親指。

サム  「んで、命日は、いつにするんだよ?」
シロエ 「一度目くらいは、参加したっていいですよ」
スウェナ「あら、珍しく協力的ねえ…」
シロエ 「違いますってば、目的はズバリ、見学です!」

だって、ワンルームを借りるんでしょう、とシロエ君。

シロエ 「どんな感じか、見たいですしね」
ジョミー「あっ、ぼくも!」
サム  「俺も行くかな、なんか面白そうだしよ」

ついでに菓子も食えそうだぜ、とサム君も。

サム  「ぶるぅオススメの、美味いヤツ!」
一同  「「「イイネ!」」」
キース 「よかったな。ゲストが来るそうだ」
Aブルー「ええ…」

それよりキャンセル、と言ってますけど。
まず日取りでは?


2024/06/29 (Sat)



☆ドタキャンした人


梅雨のシーズンは雨がシトシト、月参りが大変なキース君。
雨でも自転車なのが辛くて、ソルジャーの助け舟を希望で。

キース 「キャンセルだったら、ドタキャンもアリだと…」
サム  「さっき、キースが言ったじゃねえかよ」
シロエ 「それより日取りを決めて下さい、何日ですか?」

欠席届けを出しますから、とシロエ君。

シロエ 「グレイブ先生、うるさいですし…」
ジョミー「出したら、絶対、何か言うよね、いつも以上に」
サム  「月参りに行くので休みます、だもんなあ…」
キース 「ふざけてるのか、と目を吊り上げそうだな」

眼鏡を押し上げるだけでは済まないだるう、とキース君も。

キース 「諸君、いつから坊主になったんだ、と…」
シロエ 「聞いて来るのは、ガチでしょうねえ…」

それも楽しみの一つですよ、とシロエ君が立てる人差し指。

シロエ 「月参りで欠席、キース先輩だけですからね」
スウェナ「キースの場合は、正当な理由なんだけど…」
ジョミー「ぼくたちが出すとか、有り得ないしね…」

ぼくも楽しみ、とジョミー君の輝く瞳。

ジョミー「それで、欠席するのは、いつ?」
シロエ 「早めに出すのが、お約束ですから…」

サッサと決めてしまって下さい、とシロエ君の念押しが。

シロエ 「キース先輩にしても、遅いよりかは…」
キース 「早い方がいいな、いつにするんだ?」
Aブルー「キャンセル、オッケーなんだよね?」
キース 「くどいぞ、何回、言えばいいんだ!」

いい加減にしろ、とキース君。

キース 「とにかく決めてしまってくれ!」
Aブルー「じゃあ、ドタキャンで!」

もう今月からキャンセルでいい、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「参加者ゼロとか、要らないから!」
キース 「なんだって!?」
Aブルー「月参り自体を、ドタキャンだよ!」
キース 「無かったことにしておく、と…?」
Aブルー「そう!」

君の送迎の話も無しで、と撤回ですけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/06/30 (Sun)





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