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シャングリラ学園つれづれ語り
☆自主練習は無理


お盆の棚経の日ですけれども、朝から暑さが厳しすぎる件。
けれど法衣で自転車走行、それが僧籍な面子なわけでして。

マツカ 「石の部分は、暑さ倍では済みませんしね…」
スウェナ「プールサイドで火傷するのも、定番だものね…」
シロエ 「ただでも暑さMAXな中で、もっと暑いとか…」

そんな所で自主練なんかは嫌すぎですよ、とシロエ君。

シロエ 「ジョミー先輩とサム先輩も、逃げるでしょうね」
マツカ 「キースにしても、誘えないんだと思います」

何かあったら責任が…、とマツカ君の言。

マツカ 「棚経の日なら、アドス和尚が責任者ですけど…」
シロエ 「自主練だったら、キース先輩になりそうですね」
マツカ 「ええ。熱中症とか、朦朧として転倒だとか…」

そういう場合に、全責任がかかりますよ、と冷静な意見。

マツカ 「保険に入る必要だって、ありそうです」
シロエ 「あー…。この暑さですし、必須でしょうね…」
スウェナ「部活と同じで、責任者がすべき行動よねえ…」
マツカ 「そして保険は、高いんですよ…」

キースにはダメージ大きいでしょう、という指摘。

マツカ 「けれど入っていない場合は、万一の時に…」
シロエ 「叩かれてしまうヤツですね…」
マツカ 「万一の程度にもよりますけれど…」

救急搬送は確実に叩かれますよ、とマツカ君、深い溜息。

マツカ 「ですから、保険は不可欠で…」
シロエ 「金欠で加入できないキース先輩は…」
スウェナ「スルーしかなくて、自主練も無しな結末ね…」

今日は大丈夫なのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「サムとか地獄よ?」
シロエ 「アドス和尚は、スクーターですからね…」

自転車で追うのは大変ですよ、とシロエ君。

シロエ 「何か裏技、あるんでしょうか?」
マツカ 「あるかもですよ、キースにも内緒で」
スウェナ「法衣の下に冷却材とか?」
シロエ 「そうですね…」

アドス和尚とサム先輩だけ、という声が。
ありそう…。


2024/08/16 (Fri)



☆暑さ対策と裏技


棚経の日ですけれども、朝から暑さが厳しい、夏のお約束。
それでも自転車走行なのが、キース君たち僧籍な面子で…。

シロエ 「キース先輩には内緒の裏技ですか…」
マツカ 「あった場合は、言うわけがないと思いますけど」
スウェナ「なんと言っても、ラスボスだものね…」

キースに楽はさせないわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「巻き添えのジョミーは、気の毒だけど…」
シロエ 「どうでしょう? ジョミー先輩、反抗的で…」

坊主コースを拒否ですからね、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「アドス和尚にすれば、同情なんかしなくても…」
マツカ 「かまわない、という可能性は大きいですよ」
スウェナ「そうね、心象、悪そうだわねえ…」
マツカ 「キースとセットで裏技は除外、多分、それです」

裏技があった場合に限りますが、とマツカ君の分析が。

マツカ 「あるのか無いのか、そこが分かりませんからね」
シロエ 「キース先輩は、蚊帳の外ですし…」
スウェナ「あるなら、サムには箝口令よね…」

キースの耳に入らないように、とスウェナちゃんも。

スウェナ「冷却材にしても、もっと便利なグッズにしても」
シロエ 「最近、色々、出ていますしね…」
マツカ 「凍らせたペットボトルを使う冷却ベストも…」

あるそうですよ、とマツカ君。

マツカ 「法衣の下には、無理でしょうけど」
シロエ 「シャングリラ号なら、何かあるかもです!」
スウェナ「言われてみれば、そうだわね…」

暑い持ち場もあるんだから、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「機関部とかに勤務してたら、暑そうよ?」
??? 「ピンポーン!」

暑いんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「おはよう、今日は棚経、よろしくね!」
シロエ 「分かってますって、そのために来ているんです」
Aブルー「準備も頼むよ!」
マツカ 「承知していますけど…」

暑さ対策のグッズがあるんですか、とマツカ君の問い。
さて…?


2024/08/17 (Sat)



☆技術が違う世界


スッポンタケの棚経の日ですけれども、朝から厳しい暑さ。
僧籍の面子は自転車走行、暑さ対策はどうなっているやら。

マツカ 「技術が進んだ世界ですから、何かありそうで…」
Aブルー「人類側だと、色々あるよ?」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「ぼくの世界で技術と言ったら、人類側!」

そっちが基準で標準だよね、と明確すぎる発言が。

Aブルー「ミュウは異端で異分子なだけに、技術もさ…」
シロエ 「まるで違う、と言いたいんですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

ホントに全く違うんだしさ、とソルジャー、キッパリ。

Aブルー「人類の船にステルス・デバイスは無いし…」
一同  「「「あー…」」」
Aブルー「ついでに、シールドも無いんだってば!」

衝突したら其処でおしまい、と恐ろしい台詞。

Aブルー「まあ、それなりに頑張ってるけど」
マツカ 「あの…。もしかして、人類側のグッズは…」

色々あっても、性能はイマイチなんですか、とマツカ君。

マツカ 「何処でも簡単に手に入る、というだけで…?」
Aブルー「ズバリ、そうだね!」

コンビニ的な店でも売っているけれど、とソルジャーの言。

Aブルー「例えて言うなら、こっちの携帯扇風機とか…」
シロエ 「えっ、その程度しか無いんでしょうか!?」

酷すぎますよ、とシロエ君、愕然。

シロエ 「こっちは、コンパクトサイズの冷風機とかも…」
スウェナ「普通にあるわよ、まさか、こっち以下?」
Aブルー「ううん、例えと言っただろう?」

ミュウから見たら、その程度、とソルジャーの笑み。

Aブルー「人類の技術は遅れてるな、と!」
マツカ 「すると、凄いグッズがあるんですね?」

こっちの世界よりも進んだ技術の、更に上が、とマツカ君。

マツカ 「いったい、どういうグッズなんです?」
Aブルー「そりゃもう、着れば涼しくて…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「コレ!」

コレだよコレ、とソルジャー、笑顔全開ですけど。
えっと…?


2024/08/18 (Sun)



☆アレがそうかも


今日はスッポンタケの棚経、生徒会長宅に朝から集う面々。
けれど僧籍な面子は自転車走行、酷い暑さなわけでして…。

マツカ 「コレというのは、何でしょう?」
Aブルー「だからコレだと言ってるだろう?」

見て分からない、と言われましても。

マツカ 「普段のお召し物と同じですけど?」
シロエ 「何かグッズが増えたようには思えませんが…」
スウェナ「あっ、ひょっとして、アレじゃない?」

頭のヤツ、とスウェナちゃんの視線が補聴器に。

スウェナ「いつも頭に乗っかってるわよ、確か首には…」
シロエ 「太い血管が通っているんで、冷やすんですよね」

熱中症になった時は特に、とシロエ君。

シロエ 「耳も、自律神経には重要なんだと聞きますよ」
マツカ 「そうらしいですね、すると頭と耳の辺りから…」

重点的に冷やしていれば効くかもです、とマツカ君も。

マツカ 「技術からして、人類とは違うそうですし…」
シロエ 「発想だって、全く別になるでしょうしね…」
スウェナ「頭に乗っけて冷やすだなんて、私たちでは…」

思い付きさえしないわよ、と驚くスウェナちゃんですが。

スウェナ「でも…。考えてみれば、冷えピタだとか…」
シロエ 「氷枕とかも、ありましたっけ…」
マツカ 「其処へ発想の転換があれば、アレだって…」

出来ても不思議じゃないですね、と大きく頷くマツカ君。

マツカ 「開発費、半端ないんでしょうけど…」
シロエ 「人類側とやらが知ったら、欲しがりそうです」

でも、売り込みは無理ですよね、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「敵同士だと、とても営業なんかは…」
マツカ 「出来ないでしょうねえ…」

それこそ言い値で売れそうなのに、とマツカ君の相槌が。

マツカ 「今の間に、特許だけでも取っておければ…」
シロエ 「将来、お得なんですけれど…」
スウェナ「残念だわねえ…」
Aブルー「あのさ、勝手に…」

納得しないでくれないかな、と言ってますけど。
違うと…?


2024/08/19 (Mon)



☆服だそうです


暦の上では残暑ですけど、暑さが更に厳しくなるのが8月。
スッポンタケの棚経の日も、僧籍な面子にはハードな酷暑。

シロエ 「勝手にってことは、違うんですか?」
スウェナ「頭のソレでしょ、他には見当たらないんだもの」

いつもの服を着ているだけで…、とスウェナちゃん。

スウェナ「着るだけで涼しいようなグッズは、何処にも…」
シロエ 「ありませんよね、アレくらいしか…」
Aブルー「だから、どうしてそうなるわけ?」

言葉通りに取ればいいんだけれど、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「着ると言ったら、服だろう?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「忘れたのかい、先月のハンコ騒ぎをさ!」

手袋をはめた状態で指紋と掌紋が…、と指差す自分の手。

Aブルー「そんな手袋を作れる技術があるんだよ?」
シロエ 「えっ、それじゃ冷却服ですか?」

着ているだけで冷え冷えですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「繊維くらいの細さのパイプで冷やすとか…?」
マツカ 「確かに、涼しそうですね…」
スウェナ「生地が冷え冷えなんだものねえ…」
Aブルー「なんで君たち、斜め上にばかり行くのかなあ…」

人類の発想に近いのかもね、とソルジャー、クスクスと。

Aブルー「そんな仕掛けを仕込むよりはさ、生地の開発!」
一同  「「「開発?」」」
Aブルー「そう! 耐熱、耐寒は基本だね!」

でもって通気性を良くして、他にも色々…、と説明が。

Aブルー「この服、着たまま、寝たって快適でね!」
一同  「「「ええっ!?」」」

それはズボラと言うのでは、と誰もがポカーン。

シロエ 「寝る時くらい、着替えましょうよ…」
マツカ 「気分もいいと思いますけど…」
Aブルー「そもそも、普段は着ないって!」

寝る時にはね、とソルジャー、ウインク。

ブルー 「その先、禁止!」
Aブルー「分かってるってば、今は別件!」
シロエ 「えっと…?」

着て寝る時があるんですか、と質問ですけど。
答えは…?


2024/08/20 (Tue)



☆出撃するなら


暦の上では秋で残暑で、けれど暑さが一番厳しいのが8月。
棚経の日も朝から酷暑で、僧籍な面子はキツそうですけど。

Aブルー「滅多に無いけど、着たまま寝るしかない時が…」
シロエ 「嫌々という感じですけど?」
Aブルー「当然だよ!」

ハーレイとの夜もお預けだしね、とソルジャーが顰める顔。

Aブルー「ハーレイはブリッジに詰めっ放しで…」
マツカ 「もしかして、非常事態の時ですか?」
Aブルー「ピンポーン!」

パジャマで寝てもいいんだけどさ、とブツブツブツ。

Aブルー「だけど、パジャマじゃ出撃できないし…」
シロエ 「そうでしょうねえ、服が特別仕様となると…」
スウェナ「危険すぎよね、爆撃なんかもあるんでしょ?」
Aブルー「そんなのは、どうでもいいんだよ!」

シールドすれば無問題、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「マッパで行っても、全く平気なんだけど…」
シロエ 「今、分かった気がしましたよ…」
スウェナ「ミュウのメンツの問題なのね?」
Aブルー「そう! パジャマはダメだ、と言われてて…」

出撃するなら着替えが必須、と文句な人。

Aブルー「着替える時間はあるだろう、と長老たちが…」
シロエ 「待って下さい、それをスルーで、着たままで…」

寝ているんではないでしょうね、とシロエ君、ズイと。

シロエ 「着替えが面倒くさいから、とパジャマは放置で」
Aブルー「決まってるだろう、誰がわざわざ…」

律儀に着替えて出撃なのさ、とソルジャーの不満そうな顔。

Aブルー「それより着たまま、これが一番!」
一同  「「「うーん…」」」

やっぱりズボラなヤツじゃないか、と誰もが溜息。

シロエ 「あのですね…。あんまりな気しかしなくって…」
マツカ 「ぼくもです。合理的では片付きませんよ…」
スウェナ「そこは着替えて欲しいわよねえ…」
Aブルー「いいんだってば、寝心地も良くて、快眠だし!」

元々、そういう仕様なんだし、と力説ですけど。
どの辺が…?


2024/08/21 (Wed)



☆着たままがいい


暦の上では秋といえども、残暑が厳しい8月の行事が棚経。
僧籍な面子は大変ですけど、逃げようがないという有様で。

シロエ 「元々、そういう仕様というのは、何なんです?」
Aブルー「そのままだってば、寝てもいいヤツ!」

それを想定して作っている服だしね、とソルジャーの言。

Aブルー「制服で仮眠している仲間も、いるわけで…」
シロエ 「そうかもですけど、それは着替える時間とか…」
スウェナ「取っていられなくて、仕方なくでしょ!」
Aブルー「まあねえ、そうとも言うけどさ…」

ぼくがやってもいいと思う、と言い募る人。

Aブルー「マッパで寝るか、着たまま寝るかの違いだし!」
シロエ 「非常事態なら、パジャマでお願いします!」
Aブルー「それが嫌だし、着たままなんだよ!」

面倒すぎる、とブツブツブツ。

Aブルー「上着にマントに、ブーツに手袋!」
シロエ 「分かりましたよ、言っても無駄ということは…」
Aブルー「オッケー、それじゃ棚経の準備の方を…」

してくれるかな、と偉そうに。

Aブルー「お膳は、ぶるぅが作ってくれるけど…」
シロエ 「お供え物とか、花ですよね…」
マツカ 「やるしかないです、でないと酷い展開に…」

なるのは見えていますから、とマツカ君。

マツカ 「スイカに卒塔婆を立てた事件も、ありましたし」
Aブルー「あったね、いいと思っていたのにさ…」
シロエ 「キース先輩、ブチ切れでしたよ?」

ただでも暑くてキレそうなのに、 とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「常識的かつ、模範的にしておかないと…」
マツカ 「キースの血管、切れますからね…」
Aブルー「頼んだよ! でもさ、暑さが少しでも…」

マシになったら許されるかな、 とソルジャーが傾げる首。

Aブルー「スイカに卒塔婆とか、メロンに卒塔婆!」
シロエ 「ダメすぎますから! 第一、暑さは…」
スウェナ「どうにも出来ないわよ?」

今日も猛暑日コースだわね、と冷静な意見。
ですよねえ…?


2024年8月22日(木)



☆マシにするには


暦だけは秋で残暑ですけれど、暑さは厳しくなるのが8月。
棚経の日でも暑さMAX、僧籍な面子にはキツイ日でして。

シロエ 「天候のコントロールは、こっちじゃ無理です!」
マツカ 「そっちの世界は、出来るんですか?」
Aブルー「うーん…。ある程度までは、いけるんだけど…」

完璧というわけじゃないね、とソルジャーの苦笑。

Aブルー「それが出来たら、住める惑星、増えてるし!」
一同  「「「あー…」」」

確かにそうだ、と納得するしかない台詞。

マツカ 「居住可能な星が多ければ、ミュウの皆さんも…」
シロエ 「迫害されないかもですねえ…」
Aブルー「辺境の星に追いやっておけば、いけるしね!」

目に入らなきゃいいんだし、とソルジャーの言。

Aブルー「かなりマシにはなると思うよ、でも今は…」
シロエ 「場所が無いから難しい、というわけですね?」
Aブルー「そうじゃなくって、今は棚経が最優先!」

暑さをマシにする話だよ、と言われましても。

シロエ 「ですから、天候のコントロールは…」
スウェナ「そっちの世界でも難しいんでしょ?」
マツカ 「ぼくたちの世界じゃ、人工降雨が限界ですよ…」

それだって上手くいかないんです、とマツカ君。

マツカ 「理論と現実、違いますしね…」
シロエ 「雨乞いの方がまだしも、効果あるかもですよ」
Aブルー「気温をどうこうするとは言っていないけど?」

要は暑さが問題だろう、とソルジャーが指す外の太陽。

Aブルー「暑い中でも涼しく出来たら、いいんじゃあ?」
シロエ 「そうなんですけど、暑さ対策のグッズとか…」
マツカ 「いいのは無いと聞きましたけど?」
Aブルー「グッズはね! だけど、それよりいいヤツが…」

此処にあるし、と胸を張る人。

Aブルー「この服があれば、どんな暑さもオッケーだよ!」
シロエ 「キース先輩に貸す気ですか!?」
スウェナ「あんまりだわよ…」

何処から見たってコスじゃないの、という指摘。
確かに…。


2024/08/23 (Fri)



☆コスでしかない


暦は秋でも暑い季節が8月なわけで、その最中に来る棚経。
僧籍な面子は自転車走行、炎天下を走っているわけでして。

マツカ 「その服がいいのは分かるんですけど…」
スウェナ「コスはアウトよ、棚経なのよ?」

此処に来るだけじゃないんだから、とスウェナちゃん。

スウェナ「檀家さんの家を沢山回って、お参りで…」
シロエ 「お坊さんスタイル、必須ですから!」

その格好では行けませんよ、とシロエ君も呆れ果てた顔。

シロエ 「普通に外出するにしたって、コスでしか…」
マツカ 「ないと思いますよ、きっと注目の的ですね」
スウェナ「何のアニメの衣装なのかな、って感じよね…」

でなきゃゲームのキャラだわよ、とスウェナちゃんの溜息。

スウェナ「スマホでコッソリ撮影して、画像検索で…」
シロエ 「キャラを特定しようとする人、出ますって!」
マツカ 「SNSにも、顔を隠してUPですよ…」

誰か知ってる人がいたら反応ありますし、とマツカ君。

マツカ 「場合によってはバズるかもです」
スウェナ「顔を伏せなきゃ、いけるんじゃない?」
シロエ 「キース先輩、ああ見えてイケメンですからね…」

宣伝と思われる可能性も…、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「自主公演の前宣伝で、衣装で町を歩くとか…」
スウェナ「あるわね、話題を呼ぶんだったら、作品を…」

伏せておくのが良さげかもよ、とスウェナちゃんの相槌。

スウェナ「バズるのを待って、何処でやるのかを…」
マツカ 「SNSに上げれば効果はありそうですね…」
シロエ 「言えてます! 発表をワクワク待つ人も…」

多そうですよ、とシロエ君も。

シロエ 「でも、舞台とかじゃないですし…」
マツカ 「お盆の棚経ですからね…」

ついでに自転車なんですけど、とマツカ君の苦笑い。

マツカ 「お坊さんには、無理な服ですよ」
シロエ 「自転車に乗るには、向いてますけど…」

いろんな意味で無理すぎで、と反対多数。
コスプレでは…。


2024/08/24 (Sat)



☆サイズが合わない


暦だけ秋で暑さはMAX、お盆の棚経はそういうシーズン。
今年も猛暑なんですけれど、僧籍な面子は自転車で走行中。

Aブルー「コスをしろとは言ってないけど?」
シロエ 「でも、その服だと言ったじゃないですか!」
Aブルー「そのまんまとは、ぼくは一言も…」

言っていない、とソルジャーの言。

Aブルー「そりゃまあ、今年は間に合わないし…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「もしかしたら、あの下に無理やり着込んでも…」

暑さはマシになるかもだけど、と妙な台詞が。

Aブルー「ただねえ、サイズの問題があって…」
シロエ 「どういう意味です?」
Aブルー「ぼくのを貸しても、入らないかも、って!」

肩幅とかも違うから、とソルジャーが指す自分の肩。

Aブルー「いいかい、この服、これで全部だと思ってる?」
一同  「「「えっと…?」」」
Aブルー「マントはともかく、服の本体!」

上着とアンダー、それで全部な勘定かな、と質問が。

Aブルー「アンダーにしても、ぴったりフィットで…」
シロエ 「まあ、そうですね…」
スウェナ「足とか腕の筋肉、分かるものねえ…」
Aブルー「うん。船の制服にしても、そうだけど…」

普通のミュウだと、このアンダーが制服で、という説明。

Aブルー「こっちのシャングリラ号も、そうだろう?」
シロエ 「そうですけど?」
Aブルー「みんな、アンダーしか着てないと?」

いわゆる下着はどうしてるかな、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「アンダーだけで、オールオッケー?」
一同  「「「あっ!」」」
Aブルー「分かったかい? つまり、アンダーがさ…」

耐寒、耐熱仕様なわけ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「サイズさえ合えば、袖とか裾をまくったら…」
シロエ 「法衣の下に着られるんですね!」
Aブルー「ピンポーン! だけど、サイズが…」
マツカ 「合わないんですね、貸そうにも…」

せっかくのいい話なのに、と誰もが溜息。
ホントにねえ…。


2024/08/25 (Sun)



☆生地さえあったら


暦は秋でも暑さMAX、棚経の日も朝から容赦なく暑い件。
僧籍な面子は自転車走行、ハードな一日なわけですけれど。

Aブルー「もうちょっと早く、気付いてればさ…」
シロエ 「サイズの合う人、船で探せたかもですね!」
Aブルー「そうなんだよねえ、ぼくとしたことが…」

ウッカリしてた、とソルジャーも真面目に残念そう。

Aブルー「コレさえあれば、棚経の暑さも楽勝なんだよ!」
シロエ 「提供したら、棚経、サービスあるかもですね」
マツカ 「お経を少し長めにするとか、その程度なら…」

さほど時間もかかりませんし、とマツカ君も。

マツカ 「キースも、きっと喜ぶ筈です」
スウェナ「大感激よね、ジョミーにしても…」
シロエ 「サム先輩と違って、裏技、適用外ですしね…」

アドス和尚は、絶対、何かやってますよ、とシロエ君。

シロエ 「キース先輩たちには内緒で、暑さ対策…」
マツカ 「やってないとは思えませんよ…」
スウェナ「来年からは、キースたちの方が上じゃない?」

涼しい服を着込めるのなら、とスウェナちゃんが眺める窓。

スウェナ「猛暑日だろうが、自転車だろうが、最強だわよ」
シロエ 「最高ですよね、でも…」

アンダーでないとダメなんですか、とシロエ君の問い。

シロエ 「特殊仕様の生地なんですから、仕立てれば…」
スウェナ「ズバリ、法衣を作れるんじゃない?」
マツカ 「確かにそうです、出来そうですよね」

借りるより、生地を頂く方が…、とマツカ君も仕立てる派。

マツカ 「法衣専門のお店でも、コネはつけられますし…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも一応、作れるよ!」

お裁縫だって得意だもん、と家事万能なお子様の笑み。

ぶるぅ 「生地さえあれば、切って仕立てるだけだしね!」
Aブルー「ダメダメ、アンダー限定だってば」
一同  「「「えっ?」」」
Aブルー「ぴったりフィットな形も、うんと重要で…」

袖とかをまくるのが限界だよ、と言ってますけど。
本当に…?


2024/08/26 (Mon)



☆フィットが大切


暦だけは秋で暑さはMAX、そういう時期に来るのが棚経。
今年も朝から猛暑日なフラグ、僧籍な面子は大変そうで…。

シロエ 「アンダー限定って、何故なんです!?」
Aブルー「いいかい、生地が特殊なんだよ?」

ぴったり覆っていないとね、とソルジャーの言。

Aブルー「皮膚との間が下手に開いたら、暑いって!」
マツカ 「逆のような気がしますけど…」
スウェナ「肌にくっつく服っていうのは、暑いでしょ?」
シロエ 「夏は薄着で、サラッとした生地が定番ですよ」

着物だって浴衣になる時期ですし…、とシロエ君も。

シロエ 「フィットしてると、蒸すと思うんですけれど?」
Aブルー「通気性だってバッチリだってば!」

だから通だと下着は無しで、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「アンダーだけなら涼しさ倍増、そういう仕様!」
シロエ 「下着があったら、邪魔するんですか?」
Aブルー「決まってるだろう、余計な生地が入るしさ…」

下着だけ肌に貼り付いて…、と説明が。

Aブルー「そうなるよりかは、マッパでアンダー!」
一同  「「「うーん…」」」

奥が深すぎるような気がする、と誰もが複雑。

シロエ 「すると法衣に仕立てた場合は、ダメですか?」
Aブルー「せっかくの生地が台無しだよ!」

袖とか襟とか、裾から熱気が入り込んで、と真剣な顔。

Aブルー「活かすためには、ぴったりフィット!」
マツカ 「袖まくりとかが限界だ、というわけですね?」
Aブルー「そう! 襟元が大きく開いちゃうのがさ…」

残念だよね、とソルジャー、深い溜息。

Aブルー「首までキッチリ、着込めれば…」
スウェナ「涼しくなるのね、首の血管が冷えるから」
Aブルー「ピンポーン!」

だけど法衣の下では無理、と正論が。

Aブルー「でも、着ないよりマシだってば!」
シロエ 「来年は貸す方向ですか?」
Aブルー「そうだね、来たら相談で…」

でもその前に、まずは棚経、と促す準備。
お膳とかですね?


2024/08/27 (Tue)



☆余裕が無い棚経


暦は秋でも暑さが厳しい時期が棚経、僧籍な面子には地獄。
今日も朝から暑いんですけど、お助けグッズが出来るかも。

シロエ 「えーっと、花はこの辺でいいんでしょうか?」
マツカ 「お供え物が此処で、お膳は、ぶるぅが…」

出来次第、置いてくれるんですよね、とマツカ君。

マツカ 「キース、お膳を見てる余裕もなさそうですけど」
スウェナ「そうねえ、毎年、来るなり、即、お経だし…」
シロエ 「アンダーを貸す相談なんて、出来るんですか?」
Aブルー「さあねえ…。出来なかったら、詰みかもね」

ぼくが来年、覚えてるとは限らないし、と怖い台詞が。

Aブルー「覚えていたって、キースの反応次第では…」
シロエ 「まさかのスルー…は無いですよね?」
Aブルー「それに決まっているだろう!」

無礼な態度を取った場合は、ガン無視で、とキッパリと。

Aブルー「あんたの話を聞いてられるか、はフラグだね!」
一同  「「「げっ!」」」

それは絶対、言いそうなヤツ、と誰もが愕然。

シロエ 「あ、あのぅ…。キース先輩、気が立っていて…」
マツカ 「棚経以外は、頭に無い状態だと思います…」
Aブルー「だったら、自業自得で自爆エンド!」

アンダーの話は二度としない、とソルジャー、目がマジ。

Aブルー「ついでにアイデア、借用するのも厳禁だよ!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「こっちの世界にも、同じ衣装があるからさ…」

ソレを持ち出すのもアウトだしね、と睨む人。

Aブルー「アイデア料を積み上げられても、お断り!」
一同  「「「うわー…」」」

ほぼ確実に詰みなのでは、と一同、ガクブル。

シロエ 「ヤバいですって、この展開…」
マツカ 「そうですよね…」

キースの運に賭けるしか…、とマツカ君。

マツカ 「話だけでも聞いてくれれば、オッケーで…」
スウェナ「だけど、時間の余裕はゼロよ?」
シロエ 「祈るしか…」

出来ませんよね、とシロエ君も相槌ですけど。
どうなる…?


2024/08/28 (Wed)



☆教えるのも不可


暦は秋でも暑さMAX、その中で棚経なのが僧籍な人たち。
お助けグッズの案が出たのに、展開によってはパアかもで。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ お膳、出来たよ!」
Aブルー「ありがとう! せっかく綺麗に出来てるのに…」

キースは、ろくに見もしないよね、とソルジャーの言。

Aブルー「来るなり、蝋燭と線香だ、って言ってお経で…」
シロエ 「分かってるんなら、別の機会にですね…」
マツカ 「アンダーの案を出してあげればどうですか?」
Aブルー「ダメダメ、それじゃ舐められるしさ…」

一発勝負で今日限りだよ、とキッパリと。

Aブルー「君たちも、アンダーの案を出した場合は…」
シロエ 「まさか、ぶるぅじゃないでしょうね?」
Aブルー「そうだけど? 髪の色はピンクでオッケー?」

他の色でも今なら受け付けるよ、とソルジャー、ウインク。

Aブルー「もちろん、有り得ない色に限定で!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」
Aブルー「それが嫌なら、教えないこと!」
一同  「「「はいっ!」」」

誓って誰にも話しません、と一同、ガクブル。

シロエ 「キース先輩には悪いですけど、髪がピンクは…」
マツカ 「嫌すぎですしね、本当に…」

皆で沈黙しておきましょう、とマツカ君も。

マツカ 「それより、棚経のコースは大丈夫ですか?」
シロエ 「そうでした! 瞬間移動でサポートですよね?」
Aブルー「あっ、忘れてた!」

時間ギリギリ、とソルジャーの青いサイオンが。

Aブルー「よし、自転車ごと到着ってね!」
ぶるぅ 「分かった、お迎え、行って来るーっ!」

跳ねて行ったお子様、直ぐに戻りまして。

ぶるぅ 「キースとジョミー、来てくれたの!」
Aブルー「やあ、今年も棚経、よろしく!」

帰りもちゃんと送るから、と迎えたソルジャー。

Aブルー「ときに、相談があるんだけどさ…」
キース 「やかましい、迎えを忘れやがって!」

よくも太々しいことを、と怒声ですけど。
詰んだのでは…?


2024/08/29 (Thu)



☆消し飛んだ限定品


暦は秋でも暑さが厳しい中で棚経、僧籍な面子は受難の日。
ソルジャー提案のお助けグッズ、今日に限定だそうでして。

キース 「俺たちは、クソ暑い中で自転車なんだぞ!」
Aブルー「だから、その件で君に話が…」
キース 「言い訳なんぞを聞いてられるか!」

おい、蝋燭と線香だ、とキース君がジョミー君に下す指示。

キース 「早くしてくれ、次が控えているからな」
ジョミー「オッケー、みんなも早く座って!」
一同  「「「はいっ!」」」

サッと正座な面々ですけど、内心、冷汗ダラダラ状態。

キース 「では、始めるぞ!」
一同  (((これはダメかも…)))
キース 「のうまく さらば たたぎゃた ばろきてい…」

謎の呪文も混じる棚経、されど時間は短めな件。

キース 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
一同  (((鉦を叩けば、終了だっけ…)))
キース 「南無阿弥陀仏…」

ハハーッと一礼、今年の棚経、マッハの速さで無事に終了。

キース 「では、失礼する。次へ送るのを頼んだぞ!」
Aブルー「分かってるってば、迎えを忘れた分も加えて…」

取り戻せるまでサポートするよ、とソルジャー、お布施を。

Aブルー「何軒分ほど、瞬間移動すればいいかな?」
キース 「そうだな、とりあえず5軒ほどで頼む」
Aブルー「後は、場合によって追加で?」
キース 「当然だ!」

迎えを忘れた罪は重いぞ、と玄関の方へスタスタと。

キース 「来い、ジョミー!」
ジョミー「はいっ!」

ジョミー君さえも従う気迫で、風のように去った副住職。

Aブルー「さて、5軒ほど送らないと…」
シロエ 「そうですね…」
Aブルー「まずは、1軒!」

玄関まで送り届けたよ、とソルジャーの笑み。

Aブルー「しばらく、そっちに集中するからね」
シロエ 「その殊勝さを、アンダーに向けて貰えませんか」
マツカ 「案だけでも…」
Aブルー「却下!」

瞬間移動だけで充分、とバッサリ斬り捨て。
やっぱり…?


2024/08/30 (Fri)



☆アンダーは封印で


暦だけが秋で暑さはMAX、今年の棚経の日もそうでして。
マッハの速さで終えたキース君たち、次へ向かって走行中。

Aブルー「よし、2軒目も送り届けたし、次もじきだね」
シロエ 「其処をサボって、アンダーの件を提案の方が…」

キース先輩、結果的には喜びますよ、とシロエ君。

シロエ 「サポートが無いと、怒りまくるでしょうけど…」
マツカ 「今日は元々、気が立ってますし、寛大に…」

許してあげて欲しいんですが、とマツカ君も。

マツカ 「今すぐ、帰って頂いても、後はなんとか…」
シロエ 「ぼくたちで丸く収めますから…」
Aブルー「ふうん? マツカが車を用意するとでも?」

自転車ごと載せて移動なのかな、とソルジャー、ズイと。

Aブルー「それって即バレ、SNSに上がるヤツだよ?」
マツカ 「あっ…! 人の目は確かに避けられませんね…」
シロエ 「檀家さんがアップは無いでしょうけど…」
スウェナ「お隣に住んでる若い人なら、見た瞬間に…」

動画まで撮るわ、とスウェナちゃん。

スウェナ「アッと言う間に拡散、バズるコースで…」
Aブルー「アドス和尚にバレるどころか、璃母恩院に…」

通報かもね、とソルジャーの笑み。

Aブルー「おっと、3軒目の移動、やらないと!」
シロエ 「ダメっぽいですね、この展開…」
マツカ 「キースらしいとは思いますけど…」

気の毒すぎて、とマツカ君の深い溜息。

マツカ 「今日だけサポートして貰うよりも、来年も…」
シロエ 「その先もずっと、涼しくいける名案を…」
スウェナ「取ってた方が、絶対、お得だったのにねえ…」

自爆だなんて、とスウェナちゃんが仰ぐ天井。

スウェナ「ツイてないのが、キースだけれど…」
シロエ 「自分にも厄病仏だったんですね…」
Aブルー「その厄、貰うと髪がピンクになるからね!」
一同  「「「ひぃっ!」」」
Aブルー「嫌なら、沈黙!」

アンダーの件は封印で、と纏めですけど。
今月、これにて中継終了~。


2024/08/31 (Sat)




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