拍手ありがとうございました!
捻挫の快気祝いをしたいのだ、と長老の先生方に頼みに行った生徒会長。
お赤飯ならぬ何かを全校生徒に配りたいらしく…。
ブルー 「カレーにしようと思うんだ」
ブラウ 「レトルトカレーを配るのかい?」
ゼル 「赤飯よりはウケそうじゃが、レトルトはあまり感心せんのう」
ブルー 「ううん、出来たてのカレーだってば」
ヒルマン「なるほど、学食のランチ券だね」
ブルー 「そうじゃなくって、ホントの本物! カレーの炊き出し!」
長老たち「「「炊き出し!?」」」
ブルー 「出張して作ってくれるお店があるんだよ」
本場モノの本格派、とカレー専門店のチラシを取り出す生徒会長。
ゼル 「ほほぉ…。本場の味をお届けします、と書いてあるのう」
ブルー 「辛さも色々調節できるし、激辛カレーに挑戦もいいね」
ブラウ 「挑戦? 早食い競争でもする気かい?」
ブルー 「どうせなら賑やかにやりたいじゃないか。賞品も出して」
ヒルマン「全校生徒の分のカレーと賞品…。高くつくんじゃないのかね」
ブルー 「ぼくの捻挫が癖になっていたら大変だよ? それを思えば…」
ゼル 「なんじゃと? まさか、金を出すのは…」
ブルー 「あ、分かった? ハーレイに頼もうと思ってさ」
長老たち「「「ハーレイ!?」」」
愕然とする先生方ですが、生徒会長はニッコリ笑って。
ブルー 「本当は当たり屋をやりたいんだけど、破産されても困るしね」
ゼル 「当たり屋?」
ブルー 「うん。教頭室の前の廊下で」
長老たち「「「………」」」
そこへ仕事が一段落した教頭先生がやって来ました。
ハーレイ「ブルー、捻挫はもういいのか? 本当にすまなかった」
ブルー 「心の底からそう思ってる?」
ハーレイ「もちろんだ。謝って済むものでもないが…」
ブルー 「じゃあ、態度」
ハーレイ「態度?」
ブルー 「態度で誠意を示して欲しいな」
ちょうど相談してたんだ、と長老の先生方に視線を向ける生徒会長。
教頭先生の運命や如何に…?
