シャングリラ学園つれづれ語り
☆最終兵器なのかも
さて、10月。流石に残暑も落ち着きまして、秋の気配が。
とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅に集う面々ですけど。
シロエ 「10月になっても暑いの、お約束ですね…」
ジョミー「夏が年々、伸びているよね、確実に…」
サム 「残暑って言葉を使うんじゃねえ、って文句を…」
お天気ニュースのコメントで見たぜ、とサム君の言。
サム 「夏は6月から9月までにしてくれ、ってよ」
シロエ 「その気分、分かりますってば…」
スウェナ「暑さ寒さも彼岸までとか、大嘘よねえ…」
お彼岸はとうに過ぎたじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あれから何日経っているのよ、今日までに…」
一同 「「「あー…」」」
制服で法要だった時か、と誰もが見合わせる顔。
サム 「あの日は、マジで暑かったよなあ…」
ジョミー「食事まで正座でやらされていたら、詰んでたよ」
シロエ 「帰り道にバテてしまうコースでしたね…」
法要だけで済んで助かりました、とシロエ君。
シロエ 「正直、詰んだと思いましたが…」
ジョミー「誰かさんも、ドン引きだったしね」
サム 「そりゃあそうだろ、俺たち以上に、正座とか…」
無縁な世界にいるわけだしよ、とサム君の苦笑。
サム 「ちょっとくらいの延長戦なら、嬉しくてもよ…」
シロエ 「フルコースとなると、無理でしょうねえ…」
キース 「恐らくな。見たかった気もするんだが…」
俺も命が惜しいわけで、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「仕返しされたら、真面目に後が無いヤツで…」
ジョミー「髪がピンクは、ある意味、最終兵器だよ…」
誰が食らった場合でも詰み、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「ぼくたちだって、制服を着る羽目になったし…」
キース 「あの制服には驚いたんだが、理由が分かれば…」
シロエ 「一発で納得出来ましたよね?」
キース 「ついでに背筋が寒くなったぞ」
破壊力を思い知らされたしな、と言ってますけど。
それは確かに…。
2024/10/01 (Tue)
☆窓口が混んだら
10月とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅で過ごす面々。
お彼岸の法要の話が出まして、髪がピンクに染まる件へと。
シロエ 「あんな怖いの、困りますけど…」
サム 「どうするわけにもいかねえしよ…」
ジョミー「相手が最悪、普段、こっちに来ないしさ…」
イベの時だけ来るんだよね、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「誰かさんほど出入りしてれば、まだしもさ…」」
シロエ 「打つ手も思い付きそうですけど…」
スウェナ「来ること自体が、レアなんだもの…」
サム 「けどよ、しょっちゅう来られてもよ…」
それはそれで困るコースでねえの、とサム君の意見。
サム 「悪戯が生き甲斐っていうヤツなんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
来られる度に大惨事かも、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「そうでした…。現時点では、キース先輩が…」
サム 「一手引き受けで、窓口だけどよ…」
ジョミー「回数増えると、窓口業務も増えそうだよね…」
窓口が溢れたらヤバいかも、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「普通の人でも、窓口業務が滞ってたら…」
シロエ 「イライラしますし、怒り出す人もいますから…」
スウェナ「クレーマーでなくても、何か言うわよね…」
まだですか、って聞きに行くとか…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あっちのぶるぅは、それ以上だわよ?」
シロエ 「クレーマーなの、確実ですよね…」
サム 「キレるタイプも、ガチなんでねえの?」
でもって暴れ出すんだぜ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「責任者を出せ、って言い出してよ…」
一同 「「「うわー…」」」
それは困る、と誰もがドン引き。
シロエ 「責任者って、誰になるんです!?」
ジョミー「保護者だったら、アドス和尚だけどさ…」
サム 「キースが個人的にやってる窓口だしよ…」
スウェナ「責任者、誰よ?」
キース 「その前にだ…」
どうして俺が窓口なんだ、と腕組みで睨むキース君。
窓口では…?
2024/10/02 (Wed)
☆紳士だそうです
10月になっても続くのが残暑、週末は生徒会長宅が一番。
其処に集った面々ですけど、お彼岸の法要で詰んだ話題に。
シロエ 「えっ、どうしてって言われてもですね…」
サム 「普通に、キースが窓口じゃねえか」
ジョミー「毎回、一手引き受けだしさ…」
向こうだって、きっと、そのつもりだよ、とジョミー君。
ジョミー「カエル袋とか、お気に入りだし…」
スウェナ「添乗員にも選ばれてるし…」
サム 「火だるまショーまで披露してたぜ?」
シロエ 「あー、ありましたっけねえ、そういうの!」
法衣で焚火にダイブなイベ、とシロエ君も、うんうん、と。
シロエ 「あんな大技、キース先輩にしか無理ですし…」
ジョミー「ぶるぅの方でも、次回に期待っていうヤツで…」
この秋も何かあるのかもね、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「行楽の秋で、食欲の秋となったらさ…」
サム 「出て来ねえわけがねえもんなあ…」
??? 「ピンポーン!」
もちろんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「なんだい、揃って嫌そうな顔で…」
ついでに「げっ!」は酷すぎだよね、とソルジャーの言。
Aブルー「ぶるぅが聞いたら、カエル袋は確実かと!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
もしかしなくても全員なのか、と一同、ガクブル。
シロエ 「あの、ソレは…。対象は此処の全員ですか…?」
Aブルー「ぶるぅ次第というヤツだね!」
その日の気分で変わりそうだし、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「全員、やるってことも、充分…」
シロエ 「あるわけですね!?」
Aブルー「流石に、スウェナは除外だと思う」
あれでも紳士な面があってね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「女性相手に、力ずくでの悪戯はさ…」
スウェナ「避けて通ってくれるのね?」
Aブルー「そう!髪をピンクに染める程度でおしまいで!」
うんと平和なコースだよね、と言ってますけど。
どの辺が…?
2024/10/03 (Thu)
☆あるあるで宴会
未だに残暑が続く10月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、いきなり皆で詰みそうな件。
スウェナ「何処が平和なコースなのよ!?」
シロエ 「髪がピンクに染まるんですよ…?」
しかも取れないヤツでしたよね、とシロエ君の確認が。
シロエ 「染め直そうにも、こっちの世界では…」
ジョミー「無理で、下手にやろうと頑張ったらさ…」
サム 「混ぜるな危険、ってヤツになってよ…」
髪が綺麗に丸ハゲだっけな、とサム君も。
サム 「マジで最終兵器じゃねえか!」
Aブルー「うーん…。ぼくのシャングリラの場合だと…」
ぶるぅあるあるというヤツで…、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「また犠牲者か、と暖かい目で見て貰えてさ…」
シロエ 「何も言わずにスルーだ、と…?」
でもって、お見舞いの品が来るだとか、とシロエ君。
シロエ 「お気の毒に、と届いたりするんでしょうか?」
Aブルー「うん。女性陣だと、お菓子でさ…」
男性の場合は、お酒になるね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「まずは飲もう、と肩を叩いて励ましで…」
シロエ 「宴会に流れて終了だと?」
Aブルー「そうだけど?」
ホントにあるあるイベだからね、とニコニコと。
Aブルー「慌てて騒ぐ人はいないし、むしろ歓迎!」
シロエ 「宴会が出来るからですね…?」
Aブルー「ピンポーン!」
厨房も気前が良くなるしさ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「普段は渋る、合成酒とかも景気よく…」
シロエ 「倉庫から出して来るわけですか?」
Aブルー「明日は我が身、というヤツだしね!」
一同 「「「うわー…」」」
悲惨すぎだ、と誰もがドン引き。
ジョミー「嫌すぎるから!」
スウェナ「そうよ、校則はどうなるのよ!」
Aブルー「えっ、校則って?」
サム 「知らねえのかよ、学校が決める規則でよ…」
シロエ 「厳しいんです!」
髪には特にうるさくて…、と皆で説明ですけど。
通じますか…?
2024/10/04 (Fri)
☆ピンク色はアウト
10月に入っても暑さが続いて、週末は生徒会長宅な面々。
其処へ来たソルジャー、あちらのぶるぅが話題ですけれど。
Aブルー「髪にはうるさいって、どんな風にさ?」
シロエ 「ピンクは絶対、アウトですよ!」
サム 「誰が見たって、染めてるしよ…」
百パーセント、ダメなヤツな、とサム君も。
サム 「元の髪色、ピンクってヤツは流石にいねえし…」
Aブルー「赤毛だったら、どうするんだい?」
個人差でピンク色になるかも、とソルジャーの問い。
Aブルー「君たちにしても、金髪もいるし、マツカとか…」
シロエ 「アレは自然な色ですから!」
スウェナ「珍しいけど、染めてないわよ」
色が薄めなだけじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「ちょっと濃ければ、グレー系だし…」
ブルー 「逆に薄いと、ぼくや君だね」
銀髪の内に入ると思う、と生徒会長が指す、自分の髪。
ブルー 「だけど、ぶるぅが染めるピンクは…」
サム 「自然な色には見えねえんだろ?」
Aブルー「まあねえ、蛍光色まではいかないけどさ…」
ショッキングピンクってヤツだろうね、とソルジャーの言。
Aブルー「暗い所で光らないから、まだマシだよ」
シロエ 「どの辺がです!」
Aブルー「悪目立ち度が減ると思わないかい?」
シロエ 「論点、ズレていますから!」
あるあるな場所は違い過ぎです、とシロエ君、ピシャリ。
シロエ 「とにかく、校則で許されません!」
Aブルー「そういう時には、どうなるんだい?」
サム 「礼法室で正座、説教されるのはガチだよな…」
ジョミー「停学処分は、微妙だよね…」
でも、染め直しにはなると思う、とジョミー君。
ジョミー「今すぐ、美容院に行ってこい、って叱られて…」
サム 「元の髪色に戻せねえ限り、戻れねえよなあ?」
シロエ 「最悪、学校で染めるかもですよ」
スウェナ「それって、マズいヤツじゃないの!」
混ぜるな危険なコースだわよ、と悲鳴ですけど。
ハゲの危機だと…?
2024/10/05 (Sat)
☆ハゲたら被るしか
10月になっても残暑なわけで、涼しい生徒会長宅な週末。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖い話で…。
シロエ 「そうでした! 下手に染め直そうとしたら…」
ジョミー「染める物質、違い過ぎてさ…」
サム 「混ぜるな危険、で丸ハゲだっけな…」
でもって、ハゲたら終わりでよ…、とサム君の悪い顔色。
サム 「育毛剤は出来ていねえ、って話だったし…」
キース 「その筈だ。お蔭で、俺が詰んだんだしな…」
Aブルー「ピンポーン!」
ハゲの薬は出来てなくてね、とソルジャー、舌をペロリと。
Aブルー「こっちの世界の校則、ヤバいヤツかもねえ…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
髪がピンクになったら詰みか、と誰もがガクブル。
サム 「ヤバいどころじゃねえってな…」
キース 「まったくだ。俺の場合は、諦めもつくが…」
シロエ 「仕事が仕事ですからね…」
でも…、とシロエ君が震わせる肩。
シロエ 「ぼくたちがハゲたら、ただのハゲですし…」
ジョミー「若ハゲにしても、まだ諦めるには…」
サム 「早すぎるぜ…」
薄いヤツなら出る年でもよ、とサム君の言。
サム 「20代でもヤベえらしいしよ…」
シロエ 「知ってます…。カツラは高いヤツだけに…」
初任給で被る人もいるとか…、とシロエ君。
シロエ 「早い間に被れば、マシなんだそうで…」
ジョミー「あー…。初任給なら、研修中だし…」
サム 「まだ顔は知られていねえ時期だよな…」
マツカ 「ええ。本当にあるようですよ」
そういうケースが、とマツカ君が顎に当てる手。
マツカ 「ぼくも父から聞いていますね、その話」
一同 「「「うわー…」」」
マジか、と一同、ドン引きな実話。
シロエ 「薄いだけでも、被る世界ですから…」
サム 「丸ハゲは、被るしかねえけどよ…」
ジョミー「カツラ、校則でいけたっけ?」
一同 「「「あっ!」」」
言われてみれば、と顔を見合わせてますけど。
校則は…?
2024/10/06 (Sun)
☆変えられる校則
10月なのに終わらない残暑、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怖い展開、ぶるぅの悪戯で髪が染まる件。
シロエ 「校則にカツラって、無いですよね…?」
サム 「その筈だけどよ、そもそも、カツラなんてよ…」
スウェナ「被って来る人がいないわけでしょ?」
だから規定が無いだけなんじゃあ…、とスウェナちゃん。
スウェナ「まだハゲるには早い年だし…」
ジョミー「やっぱり、そういうことなのかな…?」
ブルー 「そうだろうねえ、多分、想定していないんだよ」
議論さえされていないと思う、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「学校が出来た時からいるけど、そんな話は…」
シロエ 「聞いていない、ということですね?」
ブルー 「うん。第一、生徒の立場からもさ…」
カツラの話が出てないからね、と生徒会長が顎に当てる手。
ブルー 「これでも、生徒会長なんだし、あれば聞いてる」
キース 「あんた、仕事をしていたのか!?」
ブルー 「あのねえ…」
最終判断くらいはしてる、と生徒会長、キース君をジロリ。
ブルー 「他の仕事は丸投げしてても、そこだけは、と」
シロエ 「マジですか!?」
ブルー 「揃いも揃って、失礼すぎだよ!」
カツラになっても放置しようか、と赤い瞳に物騒な光。
ブルー 「先生方から文句が出てても、生徒会から…」
サム 「要望を出せばいけるのかよ?」
ブルー 「服装規定は、それで変わり続けて来た歴史が…」
実は、あったりするんだよね、と三百年以上も在籍な人。
ブルー 「何処の学校にしても、そうなんだけど?」
スウェナ「女子でもスカートでなくていい、とかでしょ?」
シロエ 「衣替えの時期も、変わり続けていますよね…」
じゃあ、カツラでもワンチャンですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「やむを得ない事情、ということになれば…」
ブルー 「いける可能性はゼロじゃないよね」
助力するかは君たち次第、と言ってますけど。
生徒会の後ろ盾…。
2024/10/07 (Mon)
☆窓口が増えれば
10月になっても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖すぎる今。
キース 「すまん、さっきの件は謝る!」
シロエ 「ぼくもです! 万一の時は、カツラの許可を…」
この通りです、とシロエ君が土下座、キース君も。
キース 「仕事をしてると言うんだったら、縋るしか…」
シロエ 「思い切り、頼りにしていますから!」
ブルー 「頼み方まで、失礼な気もするけどねえ…」
まあいいか、と生徒会長、フウと溜息。
ブルー 「でも、その前に、ハゲない努力をするように!」
キース 「承知した!」
シロエ 「頑張ります!」
Aブルー「いいねえ、一人、増えたってね!」
ぶるぅの犠牲になっていい人、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「シロエも努力するんだったら、キースとさ…」
シロエ 「もしかして、セットものですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
キースとは付き合い、長いんだろう、とソルジャーの指摘。
Aブルー「確か、キースを追い掛けてさ…」
サム 「あー…。1年早く来たんだっけな…」
ジョミー「飛び級で受験だったよね…」
セットものでもいいと思う、とジョミー君、うんうん、と。
ジョミー「厄病仏だとコンビになるけど、こっちはさ…」
スウェナ「セットってことね、いいと思うわ」
サム 「だよな、標的、多くなるしよ…」
俺たちのリスクが下がるってな、とサム君が立てる親指。
サム 「名付けるんなら、受難セットって感じかよ?」
ジョミー「身代わりセットとかは、どうかな?」
スウェナ「代わりに受けてくれるってことね?」
ジョミー「そう! キースが一手引き受けだったのを…」
窓口を増員するわけだよね、とジョミー君。
ジョミー「さばける数が増えるしさ…」
サム 「キースとシロエが対応するなら、安心だぜ!」
キース 「そうだな、俺も賛成だ」
シロエ 「ちょ…!」
なんでぼくまで、とシロエ君、真っ青ですけど。
窓口増員…。
2024/10/08 (Tue)
☆半分ずつ負担で
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
週末ですけどソルジャー登場、ぶるぅの悪戯が怖い話題で。
キース 「俺と組むのは、不満なのか?」
シロエ 「そういうわけでは…!」
Aブルー「そんな具合に聞こえるよねえ…」
失礼な言い方というヤツで…、とソルジャーが割り込み。
Aブルー「この際、セットでいいと思うよ、失礼だしさ」
キース 「強制イベでセットものだな?」
Aブルー「ピンポーン!」
窓口が増えれば、ぶるぅも大喜び、と決めてかかる人。
Aブルー「次から早速、セットってことで」
キース 「いいな、俺の負担も減りそうだ」
シロエ 「酷すぎますから!」
キース 「俺が一手に引き受けてたのを、少しくらいは…」
負担したっていいだろう、とキース君、ズイと。
キース 「カエル袋も半分ずつなら、片足だしな」
Aブルー「そうか、ぶるぅが片足ずつで、踏む、と…」
サム 「いいじゃねえかよ、両足よりもマシだしよ…」
ジョミー「キースも、ずいぶん楽になるよね…」
分けて負担でいいと思う、とジョミー君も。
ジョミー「何でも二人で分けてやったら、シロエもさ…」
スウェナ「キースにノウハウ、学べるわよ?」
シロエ 「言うのは簡単ですけどね…!」
学ばされる身にもなって下さい、とシロエ君、泣きそう。
シロエ 「あんなの、誰にも出来ませんって!」
キース 「やりもしないで逃げる気か!」
サム 「敵前逃亡は確か、重罪だぜ?」
ジョミー「ちょっとだけでも、やってみるべき!」
適性があるかどうかだけでも…、とジョミー君の提案。
ジョミー「向いてなければ、クビになるわけで…」
スウェナ「そうね、やるだけやってみれば?」
お試しで…、とスウェナちゃんも賛成。
スウェナ「クビになったら、ラッキーだわよ」
Aブルー「ときに、シロエって…」
シロエ 「この上、何です!」
Aブルー「何か特技は?」
キースの場合は坊主だけど、と質問ですけど。
まずは面接…?
2024/10/09 (Wed)
☆役に立たない特技
10月に入っても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場、ぶるぅの悪戯の対象が問題でして。
シロエ 「えっと…。特技と言われても、特に…」
サム 「あるじゃねえかよ、機械いじりが」
ジョミー「趣味で色々、作ってるしさ…」
改造だって出来るわけだし…、とジョミー君。
ジョミー「アレは特技で、キース以上のスキルだってば!」
キース 「…おい。俺にはスキルが無いとでも?」
失礼だな、とキース君の睨み。
キース 「柔道だったら、シロエには負けん」
サム 「あー…。坊主のスキルも、シロエにはねえし…」
スウェナ「そっち方面で勝負だったら、キースよねえ…」
御祈祷とかもキースだわね、とスウェナちゃん。
スウェナ「前に、雪乞いしたこともあったし…」
ジョミー「あったね、降りすぎてバスが止まる勢いで!」
サム 「キースのスキルも、半端ねえよな…」
Aブルー「なるほど、ベクトル違いで比較出来ない、と…」
でも…、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「シロエのスキルは、役に立つのかい?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「メリットはあるのか、と聞いているんだよ!」
その特技、とソルジャーの問い。
Aブルー「キースの場合は、スッポンタケが漲るけどさ…」
シロエ 「メリットで言うなら、ズバリ、ゼロです!」
考えるまでもありません、とシロエ君、即答。
シロエ 「キノコは機械じゃないんですから!」
サム 「改造とかは出来ねえか…」
スウェナ「遺伝子組み換えは、畑違いよね…」
シロエ 「違い過ぎです!」
ミクロの世界は同じですが、とシロエ君。
シロエ 「細かい作業は、ありますけどね…」
Aブルー「電子は、うんと小さいしねえ…」
だけど…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「スッポンタケに電気を流しても…」
シロエ 「何も起きないか、高電圧で燃えるかですよ!」
期待されても困るんです、と叫んでますけど。
正しいですね…?
2024/10/10 (Thu)
☆電気工事と資格
10月に入っても残暑続きで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怪しい雲行き、シロエ君がピンチでして。
シロエ 「いいですか? 例のキノコに関してはですね…」
Aブルー「君のスキルは役に立たない、と?」
シロエ 「燃えてもいいと言うんだったら、試しますけど」
どのくらいから始めますか、とシロエ君、開き直った模様。
シロエ 「家電用からやるか、一気に高圧電流とか…」
サム 「ソレって、資格いるんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、一般人には無理なヤツでさ…」
スウェナ「電気工事が出来る人しか、触れないでしょ?」
現場監督がいればいいのかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「シロエ、お父さんでも連れて来るわけ?」
シロエ 「電気取り扱い者の資格だったら、持ってます!」
一同 「「「ええっ!?」」」
シロエ 「無いと思ってたんですか…?」
今の今まで、とシロエ君の呆れ果てた顔。
シロエ 「趣味の範囲はいいんですけど、欲しいですしね」
サム 「マジかよ、それじゃ、電気の鉄塔とかもよ…」
ジョミー「登れちゃったりするってわけ?」
シロエ 「もちろん、登っていいんですけど…」
配線工事も出来ますけれど…、とシロエ君。
シロエ 「でも、鉄塔には登れないです」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「鉄塔から電線を張って行くのは、別ですから!」
そっちは別の資格ですよ、と解説が。
シロエ 「高所作業の資格が要ります、ソレは無いです!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と誰もが納得の資格。
サム 「ヘルメットとか、安全ベルトが必須のヤツな…」
シロエ 「ええ。そんなのは、ぼくが持ってても…」
全く意味がありませんから、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「高圧電流は、いけるんですけどね…」
Aブルー「惜しい!」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「一瞬、期待したのにさ…」
電線を張ってく方のスキル、と言ってますけど。
何を期待…?
2024/10/11 (Fri)
☆雇われる前に解雇
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯の窓口が問題。
ジョミー「期待って、何を期待したわけ?」
サム 「綱渡りとかでねえの?」
電線を張っていくんだしよ、とサム君の言。
サム 「高圧線の鉄塔並みの高さで、曲芸でよ…」
Aブルー「ピンポーン!」
それで正解、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「でもさ、シロエには無理なんだよね…」
シロエ 「当たり前です!」
Aブルー「そうなって来ると、窓口には向いてない気が…」
シロエ 「ホントですか!?」
雇う前から解雇ですか、とシロエ君、ズイと。
シロエ 「向いてないなら、やってみるだけ無駄ですし…」
Aブルー「同感だよ。ぶるぅもガッカリするだけで…」
サム 「やたらと当たり散らすのかよ?」
Aブルー「暴れ出すのは、多分、ガチかと…」
そんなリスクは嫌すぎるよ、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「キースだったら、綱渡りだって、こなすしさ…」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「過去の実績、半端ないしね!」
火だるまショーに、吊り橋ダイブ…、と挙げられる例。
Aブルー「そうだ、吊り橋、使えるかも!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「あそこの川だよ、綱を渡せばいけるってば!」
其処で華麗に綱渡りを…、とソルジャーの怖い提案が。
Aブルー「ただ渡るよりも、芸を披露でどうだろう?」
ジョミー「あー…。あるよね、一輪車で走るとかさ」
Aブルー「いいねえ、ソレ!」
採用だよ、とソルジャーの赤い瞳がキラキラ。
Aブルー「今からガッツリ練習したらいけるし、一輪車!」
一同 「「「ええっ!?」」」
河原でバーベキュー再びなのか、と誰もがガクブル。
シロエ 「あの…。それって、本気で言ってますか?」
Aブルー「もちろんだよ! 19日は、どう?」
一同 「「「うっ…」」」
これは断れない流れ、と顔面蒼白な御一同様。
どうなる…?
2024/10/12 (Sat)
☆練習場所が必要
10月が来ても残暑なわけで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場でバーベキューな案、19日にという話で。
Aブルー「土曜で学校は休みなんだし、いいだろう?」
シロエ 「そ、それは確かにそうなんですけど…」
Aブルー「何か、問題でも?」
シロエ 「いいえ、なんでもありません!」
その日程でいいと思います、とシロエ君、即答。
シロエ 「先輩方も、19日でオッケーですよね?」
ジョミー「うん、大丈夫!」
サム 「俺もいけるぜ」
スウェナ「私もだわね、だけど、マツカは?」
マツカの予定が大事だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「あそこに行くには、マツカの別荘を使わないと」
マツカ 「空いていますよ、別荘の方も使えますから」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、ロープも…」
張るの、お願い出来るかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「それと、キースの一輪車とかも!」
ジョミー「練習用のも要りそうだよ?」
Aブルー「あー…。マツカ、その辺も頼んでいい?」
マツカ 「えっと…。練習場所は、どうしますか?」
綱渡りの場所が必要ですよ、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「ぼくの家でもいいんですけど…」
サム 「庭かよ、デカい家だもんな!」
マツカ 「それに庭木で、外からは見えませんからね」
Aブルー「いいかもねえ…」
でもさ…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「それだと、美味しい思いがセットな気が…」
一同 「「「あー…」」」
大邸宅で過ごす放課後、と誰もが思い当たる節。
サム 「アフタヌーンティーとか、豪華な晩飯な…」
Aブルー「ぼくは毎日、お邪魔出来るほどの暇は…」
流石に無いし、悔しすぎる、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「マツカの家で練習は却下、他に何処か!」
キース 「待て、俺の立場はどうなるんだ!」
Aブルー「練習しないと、詰んで終わりなだけってね!」
ぶるぅ激怒で髪がピンク、と言ってますけど。
爆死コース…?
2024/10/13 (Sun)
☆シールドも完備
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う週末。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューに行くと決定。
キース 「あんた、ぶるぅに喋るつもりか!」
Aブルー「当たり前だよ、ぶるぅも期待してるんだしさ」
シロエ 「もしかして、今の、ぶるぅに筒抜けですか!?」
全部、向こうで聞いていますか、とシロエ君の顔が真っ青。
シロエ 「ぼくが窓口に入る話も、何もかもを…?」
Aブルー「残念! それだと楽しかったんだけれど…」
サム 「あいつは、聞いてなかったのかよ?」
Aブルー「そうみたいだねえ、何の反応も来てないし…」
多分、土鍋で爆睡中、とソルジャーが軽く広げる両手。
Aブルー「昨夜は厨房で盗みまくって、お腹一杯で…」
サム 「寝ちまったわけな…」
Aブルー「土鍋にキッチリ、蓋を閉めてね」
空調完備で防音バッチリ、聞いちゃいないよ、という答え。
Aブルー「だけど、キースの綱渡りはさ…」
キース 「要は、あんたが喋るんだな!?」
Aブルー「だって、秋のイベントに期待しちゃう、って…」
昨日の夜にも言っていたしね、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「最高の土産話が出来た以上は、喋るしか…」
キース 「喋らないというのは、考慮しないと!?」
Aブルー「守秘義務なんか、ソルジャー稼業で充分だよ!」
そのせいで青の間から出られないし…、とブツブツブツ。
Aブルー「ぼくの本性、バレると困るらしくって…」
ジョミー「そういえば、前に聞いたよね、ソレ…」
サム 「キースの件は、欝憤晴らしに喋るわけな…」
Aブルー「ピンポーン!」
だから、しっかり練習を…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「何処かあるかな、ロープを張れる練習場所…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 此処の屋上、オッケーだよ!」
Aブルー「ホントかい!?」
ぶるぅ 「そだよ、仲間しか住んでないしね!」
ブルー 「シールドも完備!」
外からは見えない仕様だよね、と生徒会長も。
屋上で練習…?
2024/10/14 (Mon)
☆出来ないと詰み
残暑が終わってくれない10月、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューな話ですけど。
Aブルー「いいねえ、此処の屋上だったら、便利だし…」
ジョミー「キースも通いやすいよね!」
シロエ 「ですね、朝練だって出来そうですし…」
サム 「夜も練習、夜食、作って貰えるしよ…」
いいじゃねえかよ、とサム君、親指をグッと。
サム 「送り迎えも、瞬間移動でいけるんでねえの?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 元老寺からでも、一瞬だよ!」
一同 「「「イイネ!」」」
朝練はバッチリ、と声を揃える御一同様。
シロエ 「朝のお勤め、早いですしね…」
スウェナ「終わったら直ぐに、ぶるぅに運んで貰えるわよ」
ジョミー「柔道部の朝練と掛け持ち、出来るんじゃない?」
シロエ 「充分いけます、朝練の方が遅いですから」
元老寺の朝は早すぎですよ、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「キース先輩の朝の練習、1時間ほどは…」
サム 「出来るってことな?」
ブルー 「ヘマをやらかして、アドス和尚に罰礼をさ…」
食らった場合は別だけどね、と生徒会長も。
ブルー 「オッケー、明日から頑張りたまえ!」
ぶるぅ 「朝ご飯、用意しとくから!」
キース 「確定なのか!?」
Aブルー「髪がピンクでいいんだったら、好きにすれば?」
綱渡りの練習は、サボリでもいいけど、とソルジャーの言。
Aブルー「当日になって、出来ません、ではねえ…」
シロエ 「ぶるぅ、ブチ切れってヤツですよね…」
Aブルー「キースにしたって、かなりヤバいよ?」
ジョミー「髪がピンクで、染め直した時は丸ハゲだしね…」
後が無いよ、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「そうなるよりかは、練習の方が…」
Aブルー「マジでオススメ、命拾いも出来るしさ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「出来ません、で済むと?」
一同 「「「あー…」」」
嫌でも綱渡りをさせられるヤツ、と誰もが納得。
落下の危機…。
2024/10/15 (Tue)
さて、10月。流石に残暑も落ち着きまして、秋の気配が。
とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅に集う面々ですけど。
シロエ 「10月になっても暑いの、お約束ですね…」
ジョミー「夏が年々、伸びているよね、確実に…」
サム 「残暑って言葉を使うんじゃねえ、って文句を…」
お天気ニュースのコメントで見たぜ、とサム君の言。
サム 「夏は6月から9月までにしてくれ、ってよ」
シロエ 「その気分、分かりますってば…」
スウェナ「暑さ寒さも彼岸までとか、大嘘よねえ…」
お彼岸はとうに過ぎたじゃないの、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あれから何日経っているのよ、今日までに…」
一同 「「「あー…」」」
制服で法要だった時か、と誰もが見合わせる顔。
サム 「あの日は、マジで暑かったよなあ…」
ジョミー「食事まで正座でやらされていたら、詰んでたよ」
シロエ 「帰り道にバテてしまうコースでしたね…」
法要だけで済んで助かりました、とシロエ君。
シロエ 「正直、詰んだと思いましたが…」
ジョミー「誰かさんも、ドン引きだったしね」
サム 「そりゃあそうだろ、俺たち以上に、正座とか…」
無縁な世界にいるわけだしよ、とサム君の苦笑。
サム 「ちょっとくらいの延長戦なら、嬉しくてもよ…」
シロエ 「フルコースとなると、無理でしょうねえ…」
キース 「恐らくな。見たかった気もするんだが…」
俺も命が惜しいわけで、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「仕返しされたら、真面目に後が無いヤツで…」
ジョミー「髪がピンクは、ある意味、最終兵器だよ…」
誰が食らった場合でも詰み、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「ぼくたちだって、制服を着る羽目になったし…」
キース 「あの制服には驚いたんだが、理由が分かれば…」
シロエ 「一発で納得出来ましたよね?」
キース 「ついでに背筋が寒くなったぞ」
破壊力を思い知らされたしな、と言ってますけど。
それは確かに…。
2024/10/01 (Tue)
☆窓口が混んだら
10月とはいえ暑さが残る週末、生徒会長宅で過ごす面々。
お彼岸の法要の話が出まして、髪がピンクに染まる件へと。
シロエ 「あんな怖いの、困りますけど…」
サム 「どうするわけにもいかねえしよ…」
ジョミー「相手が最悪、普段、こっちに来ないしさ…」
イベの時だけ来るんだよね、とジョミー君の深い溜息。
ジョミー「誰かさんほど出入りしてれば、まだしもさ…」」
シロエ 「打つ手も思い付きそうですけど…」
スウェナ「来ること自体が、レアなんだもの…」
サム 「けどよ、しょっちゅう来られてもよ…」
それはそれで困るコースでねえの、とサム君の意見。
サム 「悪戯が生き甲斐っていうヤツなんだぜ?」
一同 「「「あー…」」」
来られる度に大惨事かも、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「そうでした…。現時点では、キース先輩が…」
サム 「一手引き受けで、窓口だけどよ…」
ジョミー「回数増えると、窓口業務も増えそうだよね…」
窓口が溢れたらヤバいかも、とジョミー君の悪い顔色。
ジョミー「普通の人でも、窓口業務が滞ってたら…」
シロエ 「イライラしますし、怒り出す人もいますから…」
スウェナ「クレーマーでなくても、何か言うわよね…」
まだですか、って聞きに行くとか…、とスウェナちゃんも。
スウェナ「あっちのぶるぅは、それ以上だわよ?」
シロエ 「クレーマーなの、確実ですよね…」
サム 「キレるタイプも、ガチなんでねえの?」
でもって暴れ出すんだぜ、とサム君、肩をブルッと。
サム 「責任者を出せ、って言い出してよ…」
一同 「「「うわー…」」」
それは困る、と誰もがドン引き。
シロエ 「責任者って、誰になるんです!?」
ジョミー「保護者だったら、アドス和尚だけどさ…」
サム 「キースが個人的にやってる窓口だしよ…」
スウェナ「責任者、誰よ?」
キース 「その前にだ…」
どうして俺が窓口なんだ、と腕組みで睨むキース君。
窓口では…?
2024/10/02 (Wed)
☆紳士だそうです
10月になっても続くのが残暑、週末は生徒会長宅が一番。
其処に集った面々ですけど、お彼岸の法要で詰んだ話題に。
シロエ 「えっ、どうしてって言われてもですね…」
サム 「普通に、キースが窓口じゃねえか」
ジョミー「毎回、一手引き受けだしさ…」
向こうだって、きっと、そのつもりだよ、とジョミー君。
ジョミー「カエル袋とか、お気に入りだし…」
スウェナ「添乗員にも選ばれてるし…」
サム 「火だるまショーまで披露してたぜ?」
シロエ 「あー、ありましたっけねえ、そういうの!」
法衣で焚火にダイブなイベ、とシロエ君も、うんうん、と。
シロエ 「あんな大技、キース先輩にしか無理ですし…」
ジョミー「ぶるぅの方でも、次回に期待っていうヤツで…」
この秋も何かあるのかもね、とジョミー君が傾げる首。
ジョミー「行楽の秋で、食欲の秋となったらさ…」
サム 「出て来ねえわけがねえもんなあ…」
??? 「ピンポーン!」
もちろんだよ、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「なんだい、揃って嫌そうな顔で…」
ついでに「げっ!」は酷すぎだよね、とソルジャーの言。
Aブルー「ぶるぅが聞いたら、カエル袋は確実かと!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
もしかしなくても全員なのか、と一同、ガクブル。
シロエ 「あの、ソレは…。対象は此処の全員ですか…?」
Aブルー「ぶるぅ次第というヤツだね!」
その日の気分で変わりそうだし、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「全員、やるってことも、充分…」
シロエ 「あるわけですね!?」
Aブルー「流石に、スウェナは除外だと思う」
あれでも紳士な面があってね、とソルジャーの笑み。
Aブルー「女性相手に、力ずくでの悪戯はさ…」
スウェナ「避けて通ってくれるのね?」
Aブルー「そう!髪をピンクに染める程度でおしまいで!」
うんと平和なコースだよね、と言ってますけど。
どの辺が…?
2024/10/03 (Thu)
☆あるあるで宴会
未だに残暑が続く10月、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、いきなり皆で詰みそうな件。
スウェナ「何処が平和なコースなのよ!?」
シロエ 「髪がピンクに染まるんですよ…?」
しかも取れないヤツでしたよね、とシロエ君の確認が。
シロエ 「染め直そうにも、こっちの世界では…」
ジョミー「無理で、下手にやろうと頑張ったらさ…」
サム 「混ぜるな危険、ってヤツになってよ…」
髪が綺麗に丸ハゲだっけな、とサム君も。
サム 「マジで最終兵器じゃねえか!」
Aブルー「うーん…。ぼくのシャングリラの場合だと…」
ぶるぅあるあるというヤツで…、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「また犠牲者か、と暖かい目で見て貰えてさ…」
シロエ 「何も言わずにスルーだ、と…?」
でもって、お見舞いの品が来るだとか、とシロエ君。
シロエ 「お気の毒に、と届いたりするんでしょうか?」
Aブルー「うん。女性陣だと、お菓子でさ…」
男性の場合は、お酒になるね、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「まずは飲もう、と肩を叩いて励ましで…」
シロエ 「宴会に流れて終了だと?」
Aブルー「そうだけど?」
ホントにあるあるイベだからね、とニコニコと。
Aブルー「慌てて騒ぐ人はいないし、むしろ歓迎!」
シロエ 「宴会が出来るからですね…?」
Aブルー「ピンポーン!」
厨房も気前が良くなるしさ、とソルジャーが立てる親指。
Aブルー「普段は渋る、合成酒とかも景気よく…」
シロエ 「倉庫から出して来るわけですか?」
Aブルー「明日は我が身、というヤツだしね!」
一同 「「「うわー…」」」
悲惨すぎだ、と誰もがドン引き。
ジョミー「嫌すぎるから!」
スウェナ「そうよ、校則はどうなるのよ!」
Aブルー「えっ、校則って?」
サム 「知らねえのかよ、学校が決める規則でよ…」
シロエ 「厳しいんです!」
髪には特にうるさくて…、と皆で説明ですけど。
通じますか…?
2024/10/04 (Fri)
☆ピンク色はアウト
10月に入っても暑さが続いて、週末は生徒会長宅な面々。
其処へ来たソルジャー、あちらのぶるぅが話題ですけれど。
Aブルー「髪にはうるさいって、どんな風にさ?」
シロエ 「ピンクは絶対、アウトですよ!」
サム 「誰が見たって、染めてるしよ…」
百パーセント、ダメなヤツな、とサム君も。
サム 「元の髪色、ピンクってヤツは流石にいねえし…」
Aブルー「赤毛だったら、どうするんだい?」
個人差でピンク色になるかも、とソルジャーの問い。
Aブルー「君たちにしても、金髪もいるし、マツカとか…」
シロエ 「アレは自然な色ですから!」
スウェナ「珍しいけど、染めてないわよ」
色が薄めなだけじゃないの、とスウェナちゃん。
スウェナ「ちょっと濃ければ、グレー系だし…」
ブルー 「逆に薄いと、ぼくや君だね」
銀髪の内に入ると思う、と生徒会長が指す、自分の髪。
ブルー 「だけど、ぶるぅが染めるピンクは…」
サム 「自然な色には見えねえんだろ?」
Aブルー「まあねえ、蛍光色まではいかないけどさ…」
ショッキングピンクってヤツだろうね、とソルジャーの言。
Aブルー「暗い所で光らないから、まだマシだよ」
シロエ 「どの辺がです!」
Aブルー「悪目立ち度が減ると思わないかい?」
シロエ 「論点、ズレていますから!」
あるあるな場所は違い過ぎです、とシロエ君、ピシャリ。
シロエ 「とにかく、校則で許されません!」
Aブルー「そういう時には、どうなるんだい?」
サム 「礼法室で正座、説教されるのはガチだよな…」
ジョミー「停学処分は、微妙だよね…」
でも、染め直しにはなると思う、とジョミー君。
ジョミー「今すぐ、美容院に行ってこい、って叱られて…」
サム 「元の髪色に戻せねえ限り、戻れねえよなあ?」
シロエ 「最悪、学校で染めるかもですよ」
スウェナ「それって、マズいヤツじゃないの!」
混ぜるな危険なコースだわよ、と悲鳴ですけど。
ハゲの危機だと…?
2024/10/05 (Sat)
☆ハゲたら被るしか
10月になっても残暑なわけで、涼しい生徒会長宅な週末。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖い話で…。
シロエ 「そうでした! 下手に染め直そうとしたら…」
ジョミー「染める物質、違い過ぎてさ…」
サム 「混ぜるな危険、で丸ハゲだっけな…」
でもって、ハゲたら終わりでよ…、とサム君の悪い顔色。
サム 「育毛剤は出来ていねえ、って話だったし…」
キース 「その筈だ。お蔭で、俺が詰んだんだしな…」
Aブルー「ピンポーン!」
ハゲの薬は出来てなくてね、とソルジャー、舌をペロリと。
Aブルー「こっちの世界の校則、ヤバいヤツかもねえ…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
髪がピンクになったら詰みか、と誰もがガクブル。
サム 「ヤバいどころじゃねえってな…」
キース 「まったくだ。俺の場合は、諦めもつくが…」
シロエ 「仕事が仕事ですからね…」
でも…、とシロエ君が震わせる肩。
シロエ 「ぼくたちがハゲたら、ただのハゲですし…」
ジョミー「若ハゲにしても、まだ諦めるには…」
サム 「早すぎるぜ…」
薄いヤツなら出る年でもよ、とサム君の言。
サム 「20代でもヤベえらしいしよ…」
シロエ 「知ってます…。カツラは高いヤツだけに…」
初任給で被る人もいるとか…、とシロエ君。
シロエ 「早い間に被れば、マシなんだそうで…」
ジョミー「あー…。初任給なら、研修中だし…」
サム 「まだ顔は知られていねえ時期だよな…」
マツカ 「ええ。本当にあるようですよ」
そういうケースが、とマツカ君が顎に当てる手。
マツカ 「ぼくも父から聞いていますね、その話」
一同 「「「うわー…」」」
マジか、と一同、ドン引きな実話。
シロエ 「薄いだけでも、被る世界ですから…」
サム 「丸ハゲは、被るしかねえけどよ…」
ジョミー「カツラ、校則でいけたっけ?」
一同 「「「あっ!」」」
言われてみれば、と顔を見合わせてますけど。
校則は…?
2024/10/06 (Sun)
☆変えられる校則
10月なのに終わらない残暑、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怖い展開、ぶるぅの悪戯で髪が染まる件。
シロエ 「校則にカツラって、無いですよね…?」
サム 「その筈だけどよ、そもそも、カツラなんてよ…」
スウェナ「被って来る人がいないわけでしょ?」
だから規定が無いだけなんじゃあ…、とスウェナちゃん。
スウェナ「まだハゲるには早い年だし…」
ジョミー「やっぱり、そういうことなのかな…?」
ブルー 「そうだろうねえ、多分、想定していないんだよ」
議論さえされていないと思う、と生徒会長、キッパリ。
ブルー 「学校が出来た時からいるけど、そんな話は…」
シロエ 「聞いていない、ということですね?」
ブルー 「うん。第一、生徒の立場からもさ…」
カツラの話が出てないからね、と生徒会長が顎に当てる手。
ブルー 「これでも、生徒会長なんだし、あれば聞いてる」
キース 「あんた、仕事をしていたのか!?」
ブルー 「あのねえ…」
最終判断くらいはしてる、と生徒会長、キース君をジロリ。
ブルー 「他の仕事は丸投げしてても、そこだけは、と」
シロエ 「マジですか!?」
ブルー 「揃いも揃って、失礼すぎだよ!」
カツラになっても放置しようか、と赤い瞳に物騒な光。
ブルー 「先生方から文句が出てても、生徒会から…」
サム 「要望を出せばいけるのかよ?」
ブルー 「服装規定は、それで変わり続けて来た歴史が…」
実は、あったりするんだよね、と三百年以上も在籍な人。
ブルー 「何処の学校にしても、そうなんだけど?」
スウェナ「女子でもスカートでなくていい、とかでしょ?」
シロエ 「衣替えの時期も、変わり続けていますよね…」
じゃあ、カツラでもワンチャンですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「やむを得ない事情、ということになれば…」
ブルー 「いける可能性はゼロじゃないよね」
助力するかは君たち次第、と言ってますけど。
生徒会の後ろ盾…。
2024/10/07 (Mon)
☆窓口が増えれば
10月になっても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯が怖すぎる今。
キース 「すまん、さっきの件は謝る!」
シロエ 「ぼくもです! 万一の時は、カツラの許可を…」
この通りです、とシロエ君が土下座、キース君も。
キース 「仕事をしてると言うんだったら、縋るしか…」
シロエ 「思い切り、頼りにしていますから!」
ブルー 「頼み方まで、失礼な気もするけどねえ…」
まあいいか、と生徒会長、フウと溜息。
ブルー 「でも、その前に、ハゲない努力をするように!」
キース 「承知した!」
シロエ 「頑張ります!」
Aブルー「いいねえ、一人、増えたってね!」
ぶるぅの犠牲になっていい人、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「シロエも努力するんだったら、キースとさ…」
シロエ 「もしかして、セットものですか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
キースとは付き合い、長いんだろう、とソルジャーの指摘。
Aブルー「確か、キースを追い掛けてさ…」
サム 「あー…。1年早く来たんだっけな…」
ジョミー「飛び級で受験だったよね…」
セットものでもいいと思う、とジョミー君、うんうん、と。
ジョミー「厄病仏だとコンビになるけど、こっちはさ…」
スウェナ「セットってことね、いいと思うわ」
サム 「だよな、標的、多くなるしよ…」
俺たちのリスクが下がるってな、とサム君が立てる親指。
サム 「名付けるんなら、受難セットって感じかよ?」
ジョミー「身代わりセットとかは、どうかな?」
スウェナ「代わりに受けてくれるってことね?」
ジョミー「そう! キースが一手引き受けだったのを…」
窓口を増員するわけだよね、とジョミー君。
ジョミー「さばける数が増えるしさ…」
サム 「キースとシロエが対応するなら、安心だぜ!」
キース 「そうだな、俺も賛成だ」
シロエ 「ちょ…!」
なんでぼくまで、とシロエ君、真っ青ですけど。
窓口増員…。
2024/10/08 (Tue)
☆半分ずつ負担で
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
週末ですけどソルジャー登場、ぶるぅの悪戯が怖い話題で。
キース 「俺と組むのは、不満なのか?」
シロエ 「そういうわけでは…!」
Aブルー「そんな具合に聞こえるよねえ…」
失礼な言い方というヤツで…、とソルジャーが割り込み。
Aブルー「この際、セットでいいと思うよ、失礼だしさ」
キース 「強制イベでセットものだな?」
Aブルー「ピンポーン!」
窓口が増えれば、ぶるぅも大喜び、と決めてかかる人。
Aブルー「次から早速、セットってことで」
キース 「いいな、俺の負担も減りそうだ」
シロエ 「酷すぎますから!」
キース 「俺が一手に引き受けてたのを、少しくらいは…」
負担したっていいだろう、とキース君、ズイと。
キース 「カエル袋も半分ずつなら、片足だしな」
Aブルー「そうか、ぶるぅが片足ずつで、踏む、と…」
サム 「いいじゃねえかよ、両足よりもマシだしよ…」
ジョミー「キースも、ずいぶん楽になるよね…」
分けて負担でいいと思う、とジョミー君も。
ジョミー「何でも二人で分けてやったら、シロエもさ…」
スウェナ「キースにノウハウ、学べるわよ?」
シロエ 「言うのは簡単ですけどね…!」
学ばされる身にもなって下さい、とシロエ君、泣きそう。
シロエ 「あんなの、誰にも出来ませんって!」
キース 「やりもしないで逃げる気か!」
サム 「敵前逃亡は確か、重罪だぜ?」
ジョミー「ちょっとだけでも、やってみるべき!」
適性があるかどうかだけでも…、とジョミー君の提案。
ジョミー「向いてなければ、クビになるわけで…」
スウェナ「そうね、やるだけやってみれば?」
お試しで…、とスウェナちゃんも賛成。
スウェナ「クビになったら、ラッキーだわよ」
Aブルー「ときに、シロエって…」
シロエ 「この上、何です!」
Aブルー「何か特技は?」
キースの場合は坊主だけど、と質問ですけど。
まずは面接…?
2024/10/09 (Wed)
☆役に立たない特技
10月に入っても残暑なわけで、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場、ぶるぅの悪戯の対象が問題でして。
シロエ 「えっと…。特技と言われても、特に…」
サム 「あるじゃねえかよ、機械いじりが」
ジョミー「趣味で色々、作ってるしさ…」
改造だって出来るわけだし…、とジョミー君。
ジョミー「アレは特技で、キース以上のスキルだってば!」
キース 「…おい。俺にはスキルが無いとでも?」
失礼だな、とキース君の睨み。
キース 「柔道だったら、シロエには負けん」
サム 「あー…。坊主のスキルも、シロエにはねえし…」
スウェナ「そっち方面で勝負だったら、キースよねえ…」
御祈祷とかもキースだわね、とスウェナちゃん。
スウェナ「前に、雪乞いしたこともあったし…」
ジョミー「あったね、降りすぎてバスが止まる勢いで!」
サム 「キースのスキルも、半端ねえよな…」
Aブルー「なるほど、ベクトル違いで比較出来ない、と…」
でも…、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「シロエのスキルは、役に立つのかい?」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「メリットはあるのか、と聞いているんだよ!」
その特技、とソルジャーの問い。
Aブルー「キースの場合は、スッポンタケが漲るけどさ…」
シロエ 「メリットで言うなら、ズバリ、ゼロです!」
考えるまでもありません、とシロエ君、即答。
シロエ 「キノコは機械じゃないんですから!」
サム 「改造とかは出来ねえか…」
スウェナ「遺伝子組み換えは、畑違いよね…」
シロエ 「違い過ぎです!」
ミクロの世界は同じですが、とシロエ君。
シロエ 「細かい作業は、ありますけどね…」
Aブルー「電子は、うんと小さいしねえ…」
だけど…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「スッポンタケに電気を流しても…」
シロエ 「何も起きないか、高電圧で燃えるかですよ!」
期待されても困るんです、と叫んでますけど。
正しいですね…?
2024/10/10 (Thu)
☆電気工事と資格
10月に入っても残暑続きで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場で怪しい雲行き、シロエ君がピンチでして。
シロエ 「いいですか? 例のキノコに関してはですね…」
Aブルー「君のスキルは役に立たない、と?」
シロエ 「燃えてもいいと言うんだったら、試しますけど」
どのくらいから始めますか、とシロエ君、開き直った模様。
シロエ 「家電用からやるか、一気に高圧電流とか…」
サム 「ソレって、資格いるんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、一般人には無理なヤツでさ…」
スウェナ「電気工事が出来る人しか、触れないでしょ?」
現場監督がいればいいのかしら、とスウェナちゃんの疑問。
スウェナ「シロエ、お父さんでも連れて来るわけ?」
シロエ 「電気取り扱い者の資格だったら、持ってます!」
一同 「「「ええっ!?」」」
シロエ 「無いと思ってたんですか…?」
今の今まで、とシロエ君の呆れ果てた顔。
シロエ 「趣味の範囲はいいんですけど、欲しいですしね」
サム 「マジかよ、それじゃ、電気の鉄塔とかもよ…」
ジョミー「登れちゃったりするってわけ?」
シロエ 「もちろん、登っていいんですけど…」
配線工事も出来ますけれど…、とシロエ君。
シロエ 「でも、鉄塔には登れないです」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「鉄塔から電線を張って行くのは、別ですから!」
そっちは別の資格ですよ、と解説が。
シロエ 「高所作業の資格が要ります、ソレは無いです!」
一同 「「「あー…」」」
アレか、と誰もが納得の資格。
サム 「ヘルメットとか、安全ベルトが必須のヤツな…」
シロエ 「ええ。そんなのは、ぼくが持ってても…」
全く意味がありませんから、とシロエ君、キッパリ。
シロエ 「高圧電流は、いけるんですけどね…」
Aブルー「惜しい!」
シロエ 「えっと…?」
Aブルー「一瞬、期待したのにさ…」
電線を張ってく方のスキル、と言ってますけど。
何を期待…?
2024/10/11 (Fri)
☆雇われる前に解雇
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う面々。
其処へソルジャー登場でして、ぶるぅの悪戯の窓口が問題。
ジョミー「期待って、何を期待したわけ?」
サム 「綱渡りとかでねえの?」
電線を張っていくんだしよ、とサム君の言。
サム 「高圧線の鉄塔並みの高さで、曲芸でよ…」
Aブルー「ピンポーン!」
それで正解、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「でもさ、シロエには無理なんだよね…」
シロエ 「当たり前です!」
Aブルー「そうなって来ると、窓口には向いてない気が…」
シロエ 「ホントですか!?」
雇う前から解雇ですか、とシロエ君、ズイと。
シロエ 「向いてないなら、やってみるだけ無駄ですし…」
Aブルー「同感だよ。ぶるぅもガッカリするだけで…」
サム 「やたらと当たり散らすのかよ?」
Aブルー「暴れ出すのは、多分、ガチかと…」
そんなリスクは嫌すぎるよ、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「キースだったら、綱渡りだって、こなすしさ…」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「過去の実績、半端ないしね!」
火だるまショーに、吊り橋ダイブ…、と挙げられる例。
Aブルー「そうだ、吊り橋、使えるかも!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「あそこの川だよ、綱を渡せばいけるってば!」
其処で華麗に綱渡りを…、とソルジャーの怖い提案が。
Aブルー「ただ渡るよりも、芸を披露でどうだろう?」
ジョミー「あー…。あるよね、一輪車で走るとかさ」
Aブルー「いいねえ、ソレ!」
採用だよ、とソルジャーの赤い瞳がキラキラ。
Aブルー「今からガッツリ練習したらいけるし、一輪車!」
一同 「「「ええっ!?」」」
河原でバーベキュー再びなのか、と誰もがガクブル。
シロエ 「あの…。それって、本気で言ってますか?」
Aブルー「もちろんだよ! 19日は、どう?」
一同 「「「うっ…」」」
これは断れない流れ、と顔面蒼白な御一同様。
どうなる…?
2024/10/12 (Sat)
☆練習場所が必要
10月が来ても残暑なわけで、週末は生徒会長宅ですけど。
ソルジャー登場でバーベキューな案、19日にという話で。
Aブルー「土曜で学校は休みなんだし、いいだろう?」
シロエ 「そ、それは確かにそうなんですけど…」
Aブルー「何か、問題でも?」
シロエ 「いいえ、なんでもありません!」
その日程でいいと思います、とシロエ君、即答。
シロエ 「先輩方も、19日でオッケーですよね?」
ジョミー「うん、大丈夫!」
サム 「俺もいけるぜ」
スウェナ「私もだわね、だけど、マツカは?」
マツカの予定が大事だわよ、とスウェナちゃん。
スウェナ「あそこに行くには、マツカの別荘を使わないと」
マツカ 「空いていますよ、別荘の方も使えますから」
Aブルー「ありがとう! それじゃ、ロープも…」
張るの、お願い出来るかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「それと、キースの一輪車とかも!」
ジョミー「練習用のも要りそうだよ?」
Aブルー「あー…。マツカ、その辺も頼んでいい?」
マツカ 「えっと…。練習場所は、どうしますか?」
綱渡りの場所が必要ですよ、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「ぼくの家でもいいんですけど…」
サム 「庭かよ、デカい家だもんな!」
マツカ 「それに庭木で、外からは見えませんからね」
Aブルー「いいかもねえ…」
でもさ…、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「それだと、美味しい思いがセットな気が…」
一同 「「「あー…」」」
大邸宅で過ごす放課後、と誰もが思い当たる節。
サム 「アフタヌーンティーとか、豪華な晩飯な…」
Aブルー「ぼくは毎日、お邪魔出来るほどの暇は…」
流石に無いし、悔しすぎる、とソルジャーが顰める顔。
Aブルー「マツカの家で練習は却下、他に何処か!」
キース 「待て、俺の立場はどうなるんだ!」
Aブルー「練習しないと、詰んで終わりなだけってね!」
ぶるぅ激怒で髪がピンク、と言ってますけど。
爆死コース…?
2024/10/13 (Sun)
☆シールドも完備
10月になっても終わらない残暑、生徒会長宅に集う週末。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューに行くと決定。
キース 「あんた、ぶるぅに喋るつもりか!」
Aブルー「当たり前だよ、ぶるぅも期待してるんだしさ」
シロエ 「もしかして、今の、ぶるぅに筒抜けですか!?」
全部、向こうで聞いていますか、とシロエ君の顔が真っ青。
シロエ 「ぼくが窓口に入る話も、何もかもを…?」
Aブルー「残念! それだと楽しかったんだけれど…」
サム 「あいつは、聞いてなかったのかよ?」
Aブルー「そうみたいだねえ、何の反応も来てないし…」
多分、土鍋で爆睡中、とソルジャーが軽く広げる両手。
Aブルー「昨夜は厨房で盗みまくって、お腹一杯で…」
サム 「寝ちまったわけな…」
Aブルー「土鍋にキッチリ、蓋を閉めてね」
空調完備で防音バッチリ、聞いちゃいないよ、という答え。
Aブルー「だけど、キースの綱渡りはさ…」
キース 「要は、あんたが喋るんだな!?」
Aブルー「だって、秋のイベントに期待しちゃう、って…」
昨日の夜にも言っていたしね、とソルジャー、しれっと。
Aブルー「最高の土産話が出来た以上は、喋るしか…」
キース 「喋らないというのは、考慮しないと!?」
Aブルー「守秘義務なんか、ソルジャー稼業で充分だよ!」
そのせいで青の間から出られないし…、とブツブツブツ。
Aブルー「ぼくの本性、バレると困るらしくって…」
ジョミー「そういえば、前に聞いたよね、ソレ…」
サム 「キースの件は、欝憤晴らしに喋るわけな…」
Aブルー「ピンポーン!」
だから、しっかり練習を…、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「何処かあるかな、ロープを張れる練習場所…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 此処の屋上、オッケーだよ!」
Aブルー「ホントかい!?」
ぶるぅ 「そだよ、仲間しか住んでないしね!」
ブルー 「シールドも完備!」
外からは見えない仕様だよね、と生徒会長も。
屋上で練習…?
2024/10/14 (Mon)
☆出来ないと詰み
残暑が終わってくれない10月、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、バーベキューな話ですけど。
Aブルー「いいねえ、此処の屋上だったら、便利だし…」
ジョミー「キースも通いやすいよね!」
シロエ 「ですね、朝練だって出来そうですし…」
サム 「夜も練習、夜食、作って貰えるしよ…」
いいじゃねえかよ、とサム君、親指をグッと。
サム 「送り迎えも、瞬間移動でいけるんでねえの?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 元老寺からでも、一瞬だよ!」
一同 「「「イイネ!」」」
朝練はバッチリ、と声を揃える御一同様。
シロエ 「朝のお勤め、早いですしね…」
スウェナ「終わったら直ぐに、ぶるぅに運んで貰えるわよ」
ジョミー「柔道部の朝練と掛け持ち、出来るんじゃない?」
シロエ 「充分いけます、朝練の方が遅いですから」
元老寺の朝は早すぎですよ、とシロエ君の苦笑。
シロエ 「キース先輩の朝の練習、1時間ほどは…」
サム 「出来るってことな?」
ブルー 「ヘマをやらかして、アドス和尚に罰礼をさ…」
食らった場合は別だけどね、と生徒会長も。
ブルー 「オッケー、明日から頑張りたまえ!」
ぶるぅ 「朝ご飯、用意しとくから!」
キース 「確定なのか!?」
Aブルー「髪がピンクでいいんだったら、好きにすれば?」
綱渡りの練習は、サボリでもいいけど、とソルジャーの言。
Aブルー「当日になって、出来ません、ではねえ…」
シロエ 「ぶるぅ、ブチ切れってヤツですよね…」
Aブルー「キースにしたって、かなりヤバいよ?」
ジョミー「髪がピンクで、染め直した時は丸ハゲだしね…」
後が無いよ、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「そうなるよりかは、練習の方が…」
Aブルー「マジでオススメ、命拾いも出来るしさ!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「出来ません、で済むと?」
一同 「「「あー…」」」
嫌でも綱渡りをさせられるヤツ、と誰もが納得。
落下の危機…。
2024/10/15 (Tue)
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