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シャングリラ学園つれづれ語り
☆いい線だった人


さて、11月。始まった途端に三連休で、一日目の土曜日。
生徒会長宅に来ている面々、お出掛けの予定は無いわけで。

シロエ 「この連休、何処も混んでいそうですよね…」
ジョミー「10月の連休、暑すぎたもんね…」
サム  「あそこはマジで夏だったよなあ…」

バーベキューの日、19日の方で良かったぜ、とサム君も。

サム  「行先は山合の河原だし、涼しくてもよ…」
スウェナ「行く前が暑いと、バーベキューはね…」
ジョミー「気分じゃない、っていう感じでさ…」
キース 「俺は行く前から、涼しすぎたが?」

肝が冷えるというヤツで…、とキース君の仏頂面。

キース 「練習してる間はともかく、それ以外は…」
ぶるぅ 「でもでも、本番、上手かったよ?」

途中までは、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。

ぶるぅ 「変な応援、入らなかったら、いけてたってば!」
ブルー 「いい線だったよ、なかなかに」

筋はいいね、と生徒会長も。

ブルー 「渡り切れてたら、良かったのにねえ…」
キース 「誰のせいだと思ってるんだ!」
ブルー 「ぼくは、応援していないけど?」
ぶるぅ 「ぼくも、バーベキューの準備してたし…」

チラ見だけで、団扇は振ってないよ、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「他のみんなは、振っていたけど…」
キース 「ブルーも、振っていないのか?」
ぶるぅ 「そだよ、どっちかと言えば見物!」

集中して見たかったみたいだよね、とニコニコと。

ぶるぅ 「成功してたら、凄いもん!」
キース 「俺には、逆を期待されていた気が…」
ブルー 「ピンポーン!」

どう落ちるかが見ものだしね、と生徒会長の笑顔。

ブルー 「よろけて落ちるか、滑り落ちるか…」
サム  「ワクワクしてた、っていうのは分かるぜ」
ジョミー「成功するとか、普通、思ってないもんね…」
キース 「なのに、応援だったのか!?」
シロエ 「当然でしょう?」

応援しないと髪がピンクですしね、と説明ですけど。
確かに…。


2024/11/01 (Fri)



☆校則を変えるには


11月は始まった途端に連休、初日から生徒会長宅な面々。
何処も混むので出掛ける気は無し、キース君の綱渡りの話。

シロエ 「あそこで応援しておかないと、悲惨ですから」
サム  「髪をピンクに染められちまって、詰むんだぜ?」
ジョミー「ブルーと、ぶるぅは、大丈夫だけど…」

タイプ・ブルーで対抗出来るし…、とジョミー君も。

ジョミー「それ以外は、漏れなくアウトだってば!」
スウェナ「ピンクにされてしまった時は、後が無いのよ?」
シロエ 「カツラ、校則で禁止ですしね…」
サム  「自分の命と秤にかけりゃよ、応援するしか…」

ねえだろうが、とサム君、ズイと。

サム  「上手くいったら、ワンチャンだしよ」
キース 「あんな応援、無い方がマシだ!」

叫ばなかったら落ちなかったぞ、とキース君の苦い顔付き。

キース 「集中力だけで勝負だったのに…」
ジョミー「じゃあさ、ぼくたちの髪が染まっていたら…」

校則を変えてくれるわけかな、とジョミー君の質問が。

ジョミー「校則が変われば、カツラでもオッケー!」
サム  「正論だぜ…」
シロエ 「出来るんですか、キース先輩?」

其処の会長を動かさないとダメですけど、とシロエ君。

シロエ 「ぼくの場合は、ゴリ押し用の切り札が…」
サム  「お前、そんなの持ってたのかよ?」
シロエ 「持っていますね、もう一人、使えそうなのは…」

マツカ先輩になるでしょうか、とニッコリと。

シロエ 「スウェナ先輩になると、厳しそうで…」
スウェナ「あら、そうなの?」
シロエ 「ぶっちゃけ、リスクが高いですから…」

あまりオススメ出来ませんね、とシロエ君が竦める肩。

シロエ 「なにしろ、切り札を使ったが最後、条件が…」
サム  「何か発動するってか?」
シロエ 「そういうことです、将来的に」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「未来が変わってしまうんですよ!」

タイムマシンじゃないですけどね、と苦笑ですけど。
どんな切り札…?


2024/11/02 (Sat)



☆謎すぎる切り札


初っ端から連休が来る11月、土曜日は生徒会長宅な面々。
月曜日まで休みとはいえ、お出掛けは無しで、綱渡りの話。

ジョミー「未来が変わるって、何か起きるわけ?」
シロエ 「そうです、人生丸ごと変わる勢いになりますね」
サム  「どんなヤツだよ?」
シロエ 「持っているのは、ぼくと、マツカ先輩で…」

スウェナ先輩は持っていたって、ハイリスク、とシロエ君。

シロエ 「その辺で、ピンと来ませんか?」
サム  「ハッキリ言って、閃きもしねえ…」
ジョミー「ぼくも…。キースは、どうなのかな?」

今の場合は、部外者だけど…、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「だけど、切り札を行使したらさ…」
サム  「キースが下手をこいていようが、どうとでも…」

校則は変わるわけだしよ…、とサム君、うんうん、と。

サム  「キースが元凶で髪がピンクでも、校則がよ…」
ジョミー「変わりさえすれば、結果オーライで…」

だから意見を聞いていいと思う、とジョミー君。

ジョミー「キース、今のでピンと来たわけ?」
キース 「もちろんだ!」

使ってくれると有難いが…、とキース君、合掌。

キース 「万一の時は、切り札を切ってくれれば…」
シロエ 「お断りです!」
マツカ 「あの…。それは気の毒すぎませんか?」

切り札があるなら、使うべきでは…、とマツカ君の問い。

マツカ 「いくら未来が変わると言っても、校則は…」
シロエ 「変えるべきだ、と言うんですか?」
マツカ 「はい。これから先の生徒の皆さんに…」

もれなく恩恵があるわけですし…、と穏やかな笑み。

マツカ 「切り札で変えておいたら、喜ばれますよ?」
シロエ 「人柱でも、と!?」

嫌すぎですから、とシロエ君が顰める顔。

シロエ 「逆に聞きますけど、マツカ先輩…」
マツカ 「えっと…?」
シロエ 「切り札、先輩は切れるんですか!?」
マツカ 「その気ですけど…」

切るべきですし、と即答ですけど。
出来ると…?


2024/11/03 (Sun)



☆怖すぎる切り札


始まったらすぐに連休な11月、お出掛けはスルーな面々。
何処も混みそうで生徒会長宅が一番、そんな週末ですけど。

キース 「マツカには、無理な気しかしないんだが…」
シロエ 「ぼくもそうです、立場的にですね…」

無理っぽくて…、とシロエ君の視線が、マツカ君に。

シロエ 「マツカ先輩の未来が変われば、大変ですから…」
キース 「まったくだ。俺は高みの見物だがな」
ブルー 「その切り札を使われた方は、厄介だよ…」

ある意味、最強の切り札かもね、と生徒会長、深い溜息。

ブルー 「切り札を行使されないためには、動くしか…」
ジョミー「まさか、校則を変えるわけ?」
ブルー 「その方向で、先生方と交渉しないとヤバすぎ…」

ぼくの未来が詰みそうだしさ、と生徒会長が竦める肩。

ブルー 「大抵のものは怖くないけど、この件は…」
キース 「あんたでも青くなるヤツなんだな?」
ブルー 「当たり前だよ、ラスボス級だし」

今後、恩恵は一切無しで…、と生徒会長、肩をブルッと。

ブルー 「別荘ライフも、凄い御馳走も、全部パアでさ…」
キース 「そうか、俺にも巻き添えのリスクが…」
ブルー 「ありそうだよねえ、なんと言っても同業で…」

無関係とは言えないかも、と生徒会長が顎に当てる手。

ブルー 「そそのかしただろう、と、言いがかりで…」
キース 「有り得るな…」

俺までピンチになるヤツなのか、とキース君の悪い顔色。

キース 「マツカ、切り札は使わないでくれ!」
マツカ 「話が全く見えないんですが…」

切るのは、ぼくなんですけれど…、とマツカ君。

マツカ 「人柱でも、ぼくは気にしませんし…」
キース 「俺が気にする!」

ブルーもだな、とキース君の確認が。

キース 「切り札だけは、御免なんだろう?」
ブルー 「ラスボスが来るのは、確実だしね…」
マツカ 「えっと…?」
シロエ 「坊主コースですよ!」

弟子入りするのが切り札で…、と説明ですけど。
お坊さん…?


2024/11/04 (Mon)



☆アウトな切り札


11月の頭は連休、何処も混みそうで生徒会長宅での週末。
そこで出て来た綱渡りの話、髪がピンクは困るという件で。

スウェナ「切り札って、お坊さんコースだったの?」
シロエ 「スウェナ先輩には、リスク高すぎでしょう?」
スウェナ「当たり前でしょ、丸坊主、必須なんだから!」
キース 「女性の場合は、多少、緩和されるが…」

道場入りの時だけは避けられないな、と副住職。

キース 「しかし、道場入りをしないと、正式な資格が…」
ブルー 「ゲット出来ない仕組みだしねえ、仕方ないよね」
スウェナ「嫌すぎだわよ!」

そんな切り札、とスウェナちゃんの悲鳴。

スウェナ「シロエが切ったらいいでしょ、ソレ!」
シロエ 「ぼくだって、お断りですよ!」
マツカ 「…聞いてしまうと、ぼくも無理です…」

ブルーの弟子になること自体は可能ですが…、とマツカ君。

マツカ 「ぼくの決心次第ですけど、その後がですね…」
キース 「ご両親が、ガチで反対だろう?」
マツカ 「はい…。どう考えても、アウトっぽいです…」

たまに見掛けるヤツですけどね、とマツカ君の困り顔。

マツカ 「大会社の社長さんでも、お坊さんなケース…」
サム  「マジかよ、普通、出来ねえだろ!?」
マツカ 「それがそうでもないんですよ…」

お寺出身の人になると…、とマツカ君の解説が。

マツカ 「立派なお坊さんを目指して、凄い大学へ…」
キース 「いるな、海外まで行くようなヤツも…」
マツカ 「博士号も取って、その後、社会人をやって…」

気付けば社長というヤツですよ、と凄すぎる人材の例。

マツカ 「家は大きなお寺ですから、戻るのは…」
キース 「退職してからで、それまでは…」

節目だけ戻って坊主稼業だ、とキース君の補足も。

キース 「しかし、マツカの家は、普通で…」
ブルー 「お寺じゃないから、アウトだってば…」
マツカ 「出家ですしね…」

文字通りに…、とマツカ君が言う通り。
家出っぽいコース…。


2024/11/05 (Tue)



☆怒鳴り込まれる人


三連休はお出掛けしないで、生徒会長宅で過ごす御一同様。
キース君の綱渡りの話が出まして、髪がピンクに染まる件。

ブルー 「いくらマツカが、形だけだと言ったって…」
キース 「道場入りで坊主頭は、キツすぎるぞ…」

ご両親の怒りが見えるようだ、とキース君が竦める肩。

キース 「俺の家にも怒鳴り込まれて、俺が詰むかも…」
ブルー 「否定はしないね、あるあるだよ…」
サム  「朱に交われば、っていう発想だよなあ…」

坊主なキースに感化されてよ…、とサム君も。

サム  「ブルーに弟子入りしたにしたって、その辺は…」
ブルー 「アドス和尚とは、格が違い過ぎだし…」

マツカは選んでいいんだよね、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「キースの場合は、選べないけど…」
キース 「寺の息子に生まれたが最後、師僧は親しか…」
サム  「そう聞いてるぜ…」
ブルー 「出家する前に、親に何かあったら、違うけど…」

そうなった時は、別の意味でピンチ、と銀青様の深い溜息。

ブルー 「家族揃って、家を出るしかないわけで…」
一同  「「「ええっ!?」」」
ブルー 「お寺なんだよ、無資格で住んでいいとでも?」

引っ越ししろと、本山から、お達しがね…、と怖すぎる話。

ブルー 「それが嫌なら、代理を頼んで、時間稼ぎで…」
キース 「俺が最短のコースで走りまくるしか…」

つまり師僧は選べないな、と副住職。

キース 「代理の人が師僧に決定、文句は言えん」
一同  「「「あー…」」」

そうなるよな、と誰もが納得。

キース 「その点、マツカはフリーだし…」
ブルー 「ぼくを選んで当然だけど…」

伝説の高僧なんだからさ、と生徒会長、さりげなく自慢。

ブルー 「でも、ご両親の文句は、キース行きだね…」
キース 「あんただと、ハードル高いしな…」
サム  「怒鳴り込むには、大物すぎかよ…」
マツカ 「…はい…」

多分、キースがターゲットです、とマツカ君も。
やっぱり…。


2024/11/06 (Wed)



☆切れない切り札


三連休は混みそうだから、と週末は生徒会長宅な御一同様。
キース君の綱渡りの思い出話が、髪がピンクは困る方へと。

シロエ 「キース先輩まで、とばっちりですか…」
キース 「そういうことだな、マツカが切り札は困る」
マツカ 「すみません…。でも、切ることは無いですから」

切り札の正体、分かりましたし、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「人柱の意味も把握しました、文字通りですね」
シロエ 「そうでしょう? 切り札としては…」

最高だと思うんですけれど…、とシロエ君も深い溜息。

シロエ 「弟子入りするので、校則の方もよろしく、と…」
スウェナ「言ったら、叶えて貰えそうよね…」
ブルー 「もちろんだよ!」

弟子が増えるのは大歓迎、と生徒会長、満面の笑み。

ブルー 「弟子は取らない主義なんだけどさ…」
キース 「身内の場合は、例外なんだな?」
ブルー 「ぼくのペースで、好きに指導が出来るしね!」

弟子の方だって、マイペース、と生徒会長の視線がチラリ。

ブルー 「サムはともかく、ジョミーは、まだまだ…」
キース 「時間がかかりそうなヤツではあるな…」
サム  「道場どころか、大学だってスルーでよ…」

こいつが決心しねえ間は、俺も保留で…、とサム君も。

サム  「シロエだったら、早そうだけどよ…」
ブルー 「マツカも優秀なんだけどねえ…」

どっちが切り札を切ってくれても嬉しいね、と微笑む人。

ブルー 「だけどマツカは、ハイリスクだしさ…」
キース 「此処はシロエが切るべきだな」
シロエ 「お断りだと言いました!」

スウェナ先輩だって切りませんよ、とシロエ君の仏頂面。

シロエ 「ですから、キース先輩にお願いしたいのは…」
サム  「俺たちの髪がピンクに染まらねえように…」
ジョミー「努力するのと、リスクの一手引き受けだよね…」
キース 「なんでそうなる!」
シロエ 「プロですから!」

適材適所というヤツですよ、とズバリ決め付け。
まあねえ…。


2024/11/07 (Thu)



☆初雪でイベント


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で過ごす週末が一番。
キース君の綱渡りの話から、髪がピンクの危機が問題で…。

ジョミー「キース、ホントにプロだしさ…」
サム  「俺たちには、とても務まらねえぜ…」

火だるまショーに綱渡りに…、とサム君が列挙。

サム  「綱渡りの前は、法衣で吊り橋ダイブだしよ…」
シロエ 「プロの中のプロとしか言えませんよね…」
ジョミー「他の人では、無理だってば!」
??? 「そう思うねえ!」

今後もよろしく、とソルジャー(会話表記はAブルー)が。

Aブルー「ぶるぅだって、きっと、よろしくだよ!」
一同  「「「ひぃぃっ!」」」

なんで来るんだ、と一同、ドン引き。

シロエ 「呼んでませんけど!」
Aブルー「呼ばれてないけど、時期的にさ…」

そろそろ来ないとダメなんだよね、とソルジャーの言。

Aブルー「今年は暑くて、忘れてるかもだけど…」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「初冠雪とかのニュースも、遅かったしさ…」

この辺も、まだまだ季節じゃないね、と窓の外に視線。

Aブルー「高めの山でも、やっとらしいし…」
シロエ 「雪の季節は、早くても来月ですってば!」
サム  「だよなあ、11月の間に初雪はねえよ」
キース 「親父が言うには、昔は、あったらしいが…」

11月の末に大雪とかな、とキース君。

キース 「今だと、師走にならないと…」
ブルー 「まず降らないよね、初雪なんか」
シロエ 「でも、初雪で何をする気なんです?」

初雪でイベはありませんよ、とシロエ君の指摘。

シロエ 「神社とかなら、別ですけどね」
ブルー 「あるねえ、そういう神社もさ」

ただし積もった場合だけど…、と生徒会長。

ブルー 「御神木に初めて雪が積もれば、神職がさ…」
キース 「供え物をして祈るらしいな」
シロエ 「非公開ではないそうですけど…」
サム  「行きたいのかよ?」

レアなイベには違いねえけど、とサム君の疑問。
神社ですか…?


2024/11/08 (Fri)



☆早朝にイベかも


三連休の混雑を避けて、週末は生徒会長宅な面々ですけど。
ソルジャー登場、時期的に何かイベがありそうな口ぶりで。

ブルー 「言っておくけど、いつになるかが不明だしさ…」
キース 「祭りなどの時とは、まるで違うぞ」

毎月、縁日には露店が出ている神社だが…、とキース君も。

キース 「露店は出ないし、参拝しても、振舞いの類は…」
ブルー 「あるわけがなくて、限定品も出ないよ?」

お守りとかね、と生徒会長。

ブルー 「御朱印だって普段通りで、変わらないから…」
キース 「わざわざ行くのは、通かプロだな」

暇なご老人とか、新聞記者で…、とキース君の説明。

キース 「俺たちにしても、行けるのかどうか…」
シロエ 「不明ですよね、平日だったらアウトですし…」
ジョミー「日曜とかでも、時間次第でさ…」

間に合わないってこともありそう、とジョミー君の言。

ジョミー「積もるような初雪、明け方からが多くない?」
サム  「あー…。起きたら真っ白、ってヤツな…」
スウェナ「神事なんかは、暗い間にやってしまいそうよ?」

日が昇ったら溶けるものね、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「最強寒波で初雪だったら、大丈夫だけど…」
シロエ 「言えてますよね、積もってる間にやるべきで…」
ブルー 「夜中にやるのは無いと思うけど、朝イチかな…」
キース 「神社も朝が早いからな…」

朝の5時なら充分だろう、と副住職ならではの読み。

キース 「明かりさえあれば、出来る筈だし…」
ブルー 「雰囲気だって、出るからねえ…」
ジョミー「でも、ぼくたちが行くにはさ…」
サム  「ハッキリ言って、朝が早すぎだぜ…」

間に合わねえよ、とサム君、お手上げのポーズ。

サム  「あんた一人で行けばいいだろ、そんなイベはよ」
シロエ 「キース先輩を連れて行くのはアリですよ?」
ジョミー「早起きだしね…」
キース 「また俺か!?」

なんで神社の初雪イベに、と呻いてますけど。
適材適所…。


2024/11/09 (Sat)



☆代表で行ったら


三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
其処へソルジャー登場でして、イベの話になった今ですが。

ジョミー「キースが一番向いてるんだよ、どう考えても」
シロエ 「朝はお勤めで早起きですし、それにプラスで…」

イベには慣れていますからね、とシロエ君の爽やかな笑顔。

シロエ 「初雪イベなら、リスクは無いと思いますけど…」
サム  「ハイリスクなイベも、こなすプロだしよ…」

行って来いよな、とサム君、キース君の肩を、ポン、と。

サム  「たかが神社の朝のお参り、何も起きねえって!」
ジョミー「露店も出ないし、限定品だって無いんだしさ…」
スウェナ「単に見に行くだけのイベでしょ?」

代表で参加しなさいよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「見るだけだったら、安心、安全なんだし…」
シロエ 「ぼくたちに、貸しも作れますよ?」
キース 「なるほどな…。俺だけ参加で、貸しになるのか」
サム  「ハンバーガーくらいは、おごるからよ…」

ツケといてくれな、とサム君、親指をグッと。

サム  「その内、好きなの、食わせてやるって!」
ジョミー「みんなで分けて負担だったら、高いヤツでも…」
シロエ 「かまいませんよね、コース料理もオッケーです」

高級フレンチでも、どうぞお好きに、とシロエ君の太鼓判。

シロエ 「いざとなったら、マツカ先輩もついていますし」
サム  「どんな飯でも、ドンと来いだぜ!」
キース 「そこまで言うなら、たかが初雪イベくらい…」

よし、代表で行ってやろう、とキース君、威張り返り。

キース 「後でおごれよ、忘れずにな」
シロエ 「大丈夫です!」

一筆書いてもいいですよ、とシロエ君もニコッと。

シロエ 「キース先輩も書いて下さい、引き受けます、と」
サム  「だよな、その下に俺たちがおごる件をよ…」
ジョミー「添えて完成、最高だよね!」
Aブルー「うん、最高!」

キースが一手引き受けだね、と喜んでますけど。
初雪で神社…。


2024/11/10 (Sun)



☆確認した方がいい


何処も混みそうな三連休は回避、週末は生徒会長宅な面々。
其処へソルジャー登場でして、行きたいイベがあるようで。

Aブルー「ありがとう! キースのお蔭で、今年もさ…」
キース 「今年も、だと?」

何だソレは、とキース君、怪訝そうな顔。

キース 「初雪イベは、今年が初の筈だが?」
シロエ 「ですね、今まで一度も無かったですし…」
サム  「神事だったら、毎年、やってるかもだけどよ…」

初雪が上手く積もったらよ、とサム君も。

サム  「けどよ、俺たちは行っていねえぜ?」
ジョミー「ブルーでも、行っていないんじゃあ…?」
ブルー 「うん。出掛けて行ったことはあるけど…」
ぶるぅ 「ずっと前だよ、ぶるぅに会うより前の話で…」

キースたちにも会う前だよね、と家事万能のお子様。

ぶるぅ 「何か変だよ、今年も、なんて…」
スウェナ「何処かでズレているんじゃない?」

話のベクトル、とスウェナちゃんの視線がキース君に。

スウェナ「安請け合いの前に、中身、確認した方が…」
キース 「俺も変だと思ったからこそ、こうしてだな…」

念を押そうとしているわけで…、とキース君も慎重な姿勢。

キース 「もう一度聞くが、俺が代表で参加するのは…」
シロエ 「神社の初雪イベントですよね?」
サム  「露店も何も出ねえイベらしいけどよ…」

それでいいのな、とサム君の問い。

サム  「キースだけ連れて、行くってヤツで…」
ジョミー「他はスルーでいいんだよね?」

行かなくっても、とジョミー君も確認。

ジョミー「朝が早いの、困るしさ…」
シロエ 「おまけに日にちが、不明ですしね…」

天気予報も当たるかどうか…、とシロエ君。

シロエ 「急な寒波で初雪とかは、あるあるですし…」
サム  「降って来るまで分かんねえしよ…」
ジョミー「だからキースが、代表で…」
キース 「行けばいいんだな?」
Aブルー「えっと…」

そうじゃなくって、と案の定、言い出した人。
全員参加…?


2024/11/11 (Mon)



☆高い山にあるもの


三連休は何処も混みそう、週末は生徒会長宅な面々ですが。
其処へ来たソルジャー、イベがどうのと言い出したわけで。

シロエ 「そうじゃなくって、って、いうことはですね…」
サム  「全員参加で強制イベかよ!?」

キースってことになっていたぜ、とサム君の指摘。

サム  「代表で行くって、一筆でよ…」
ジョミー「ぼくたち、スルーな筈だったよ?」
シロエ 「第一、賛成していたでしょう!」

キースが代表になるヤツで…、とシロエ君もツッコミ。

シロエ 「どう転がったら、逆になるんです!」
Aブルー「さっき、スウェナが言った通りでさ…」

話のベクトル、ズレてたんだよ、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「初雪だなんて、ぼくは、一言も…」
シロエ 「そういえば、言ってませんでしたっけ…?」
Aブルー「勝手に話が進んでただけで、言っていないね!」
サム  「でもよ、高い山でも、やっとだとか…」

言っていたのは間違いねえよ、とサム君、反論モード。

サム  「高い山とか、雪じゃねえかよ、初冠雪で!」
シロエ 「ですね、この辺りの山だと、まだ先ですけど…」
ジョミー「北の方とか、もっと標高、高くないとね…」

スキー場があるくらいの高い山で…、とジョミー君。

ジョミー「そんなの、近くにないわけで…」
Aブルー「その辺で、ピンと来ないかなあ?」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「初雪にはまだ、早い季節に…」

高い山だとあるもの、何かな、とソルジャーの問い。

Aブルー「低いトコまで降りて来るのは、もっと先でさ…」
シロエ 「…クマでしょうか?」
サム  「だよな、冬眠の前に食っておかねえと…」
ジョミー「ヤバいから、里に来るんだよね?」

ドングリとかが少ない年は…、とジョミー君。

ジョミー「だけど、クマとか言われても…」
キース 「俺でも無理だぞ、どうしろと!」
Aブルー「なんで話がズレるかな…」

違う方向ばっかりに…、と顔を顰めてますけど。
何だと…?


2024/11/12 (Tue)



☆出るらしいブツ


三連休は何処も混むから、と生徒会長宅で過ごす御一同様。
其処へ来たソルジャー、イベがどうのと言っているわけで。

シロエ 「ズレると言われてもですね…」
サム  「ヒントの通りに考えてるんだぜ、俺たちは」
ジョミー「初雪じゃないなら、クマしかないと思うけど?」
スウェナ「クマ鍋を出すのが売りの民宿、確かあるわよ?」

奥の方に、とスウェナちゃん、まだクマの話を引き摺り中。

スウェナ「マツカの別荘、遠くないんじゃないかしら?」
マツカ 「そうです、山を幾つか越えますけれど…」

住んでいる人の感覚で言えば、山向こうで…、とマツカ君。

マツカ 「山の向こうに用があって、といった感じですね」
サム  「マジかよ、あそこ、近いのかよ?」
マツカ 「距離で言うなら、そこそこあるんですけれど…」

元が不便な場所ですからね、とマツカ君の苦笑。

マツカ 「町に出るより近い場所なら、近所ですよ」
一同  「「「あー…」」」

ド田舎あるある、と誰もが納得。

サム  「んじゃよ、マツカの別荘、クマが出るとか…?」
マツカ 「出たとは聞いていませんが…」
ジョミー「間に幾つか山があるから、来ないのかな?」

クマも山越え面倒だろうし…、とジョミー君。

ジョミー「車もバイクも、持ってないしね…」
サム  「クマもよ、現地住みの人と同じでよ…」

山越えくらいは軽いかもな、とサム君が傾げる首。

サム  「飯が食えそうな場所を探して、山を越えてよ…」
マツカ 「クマの事情は知りませんけど、出るそうですよ」
一同  「「「ええっ!?」」」

出ないと言ったばかりじゃないか、と誰もがツッコミ。

ジョミー「マツカ、さっきと、話、違うよ?」
スウェナ「逆じゃないのよ、どういうわけ?」
マツカ 「別荘には、出たことないんですよね…」
サム  「他の場所なら、出るってか!?」
マツカ 「クマ除けの鈴とか、ラジオとか…」

持っていた方がいいそうです、と怖い話が。
クマが出ると…?


2024/11/13 (Wed)



☆クマが出る場所


三連休は何処も混みそう、週末は生徒会長宅が一番な面々。
其処へソルジャー登場でして、イベがどうのと言うわけで。

シロエ 「クマですか…。考えたことも無かったですよ…」
ジョミー「ぼくも…。今まで、ずっと無事だったしさ…」」
サム  「注意しろとも、聞いてねえしよ…」

バーベキューとか、ヤバかったかもな、とサム君、青い顔。

サム  「美味そうな匂いってヤツは、来るんでねえの?」
シロエ 「らしいですよね、クマの方でも癖になるとか…」
ジョミー「誰か、シールド張っていたっけ?」

シールド、クマにも効きそうだけど、とジョミー君の問い。

ジョミー「ブルーや、ぶるぅだったらさ…」
サム  「楽勝だよなあ、飯を食っていてもよ…」
ブルー 「そうなんだけど、張っていないよ?」
ぶるぅ 「ぼくも…。クマなんて話、聞かなかったし…」

危ないだなんて知らなかったもん、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「次からは、張った方がいい?」
キース 「やめてくれ!」
ぶるぅ 「キース、シールド、要らないの?」
キース 「違う、やめて欲しいのは、ああいう場所での…」

イベの方だ、とキース君、必死。

キース 「次があるとか、命が幾つあっても足りんぞ!」
一同  「「「あー…」」」

それはそうだ、と皆が納得ですけど。

Aブルー「いいね、話が早くって!」
一同  「「「は?」」」
Aブルー「ズレていくから、心配したけど…」

今年も紅葉を見に行きたいし、とソルジャー、ニコッと。

Aブルー「クマの方なら、なんとかするよ!」
シロエ 「シールドですか?」
Aブルー「王道で行けば、ソレになるかな…」

ガチンコ勝負もアリだけどね、と凄い台詞が。

Aブルー「クマ鍋って、さっき言っていたけど…」
シロエ 「捕まえて、鍋にしたいんですか!?」
Aブルー「クマ鍋、食べたことないし…」
サム  「ちょ、本気かよ!?」

ガチで勝負を挑む気かよ、と聞いてますけど。
クマを相手に…?


2024/11/14 (Thu)



☆勝負してみたい人


何処も混むのが三連休でして、生徒会長宅で週末ですけど。
ソルジャー登場、紅葉狩りのつもりだったのがズレた方向。

Aブルー「クマのパワーは、知らないんだけど…」
シロエ 「素手で勝つとか、無理ですから!」

ヒグマほどではないですけどね、とシロエ君、即答。

シロエ 「大きさの方も、ヒグマよりかは小さめで…」
Aブルー「なるほど、上には上があるわけなんだ?」
ブルー 「上と言うより、種類が違えば、そうなるよ」
Aブルー「あー…。人類とミュウが違うみたいに…」

すると、ヒグマがミュウだろうか、と首を傾げている人。

Aブルー「それとも身体が大きいんなら、人類かな…?」
シロエ 「ろくでもないこと、考えていないでしょうね?」
Aブルー「人類となると、血が騒ぐよねえ…」

同じガチンコ勝負するなら、そっちかな、と顎に当てる手。

Aブルー「素手でやるとは言わないけどさ…」
シロエ 「まさか、ヒグマと戦う気ですか…?」
Aブルー「そのクマだって、肉は食べられるよね?」
ぶるぅ 「そだよ、専門店でしか売ってないけど…」

手のひら、特に人気だよね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「その代わり、うんと高くって…」
Aブルー「いいね、ソレ!」

ヒグマにしよう、とソルジャー、グッと拳を。

Aブルー「マツカ、ヒグマが獲れる辺りに別荘は?」
マツカ 「あるんですけど、紅葉は終わっていますよ?」
Aブルー「えっ?」
マツカ 「此処よりも、ずっと北の方になりますからね…」

とっくに雪のシーズンですよ、とマツカ君の説明が。

マツカ 「それでも良ければ、手配しますが…」
Aブルー「うーん…」

紅葉が無いのは寂しいかな、とソルジャー、ブツブツ。

Aブルー「外で食事も無理っぽいしね…」
マツカ 「ついでに、ヒグマも留守にしてます」
Aブルー「留守だって?」
マツカ 「ええ。雪で、冬眠の季節になってますから…」

真っ当なヒグマは休業中です、とキッパリ。
当然ですよね…?


2024/11/15 (Fri)




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