シャングリラ学園つれづれ語り
☆紅葉狩りとイベ
三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
ところがソルジャー登場でして、話が恐ろしい方へ展開中。
Aブルー「真っ当なヒグマだって?」
マツカ 「普通のヒグマ、と言い換えましょうか?」
その方が分かりやすいですよね、とマツカ君。
マツカ 「ヒグマは、冬眠するものですけど…」
Aブルー「しないタイプが存在すると?」
マツカ 「ええ。…正直、かなり厄介ですから…」
近付かないのが常識ですよ、とマツカ君、真剣な顔。
マツカ 「飢えているので、危険すぎです」
シロエ 「そうらしいですね、近場のクマにしましょう!」
Aブルー「いいのかい?」
クマ狩りに行くということで…、とソルジャーの輝く瞳。
Aブルー「紅葉狩りのイベには、最高だよ!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「何か文句があるとでも?」
キース 「いいか、今の言い出しっぺは、俺じゃない!」
シロエなんだ、とキース君がビシィ! と指差す先。
キース 「近場のクマと言いやがったのは、お前だろう!」
シロエ 「そうですけど…?」
キース 「だったら、お前が引っ被るべきだ!」
紅葉狩りでクマになったんだしな、とキース君、腕組み。
キース 「ガチンコ勝負か、何か知らんが…」
Aブルー「あー…。シロエを連れて行くべきだ、と?」
キース 「是非、それで頼む!」
シロエ 「なんで、そういう話なんです!?」
狩猟免許なんか持っていませんよ、と顔面蒼白なシロエ君。
シロエ 「山歩きだって、していませんし…!」
キース 「やかましい! 俺も事情は同じなんだ!」
無理ゲーすぎる、とキース君も必死の形相。
キース 「此処は行くなら、お前しかいない!」
シロエ 「でもですね…。あっちのぶるぅの意見とかも…」
Aブルー「聞いてくれると有難いねえ!」
キース 「あいつは、俺を指名すると…?」
Aブルー「だって、紅葉でイベだしさ…」
面白い方がいいだろうし…、と首を捻ってますけど。
指名だと…?
2024/11/16 (Sat)
☆勝負に向くキャラ
何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りでクマを狩るイベを提案。
キース 「どの辺が、どう面白いんだ!」
Aブルー「だって、せっかくクマと勝負なんだから…」
面白いキャラの方にすべき、とソルジャーの言。
Aブルー「シロエじゃ、すぐに逃げそうで…」
シロエ 「当たり前です、誰だって命は惜しいですよ!」
キース 「お前だったら、其処は何とか出来るだろうが!」
クマ除け鈴の改造だとか…、とキース君。
キース 「ラジオの方でも、特殊音波を出すヤツだとか!」
シロエ 「あー…。思い付きさえしませんでした…」
キース 「分かったんなら、お前が勝負して来い!」
俺より勝ち目があるだろうが、とキース君、目がマジ。
キース 「俺は柔道くらいしか…」
シロエ 「そうなんですけど、腕はぼくより上ですし…」
Aブルー「ガチンコ勝負も出来そうだ、って?」
いいじゃないか、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ぶるぅも、そっちの方が喜ぶのはガチ!」
サム 「シロエだったら、クマは逃げちまうしなあ…」
ジョミー「フェアプレイとは言えないよねえ…」
キース 「クマを相手に、フェアは無いしな!」
第一、クマのホームだろうが、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「俺だとアウェーで、それだけでも不利だ!」
Aブルー「ぼくにしたって、アウェーだけど?」
キース 「ドサクサ紛れに決めてかかるな!」
戦うと言った覚えなど無い、とキース君の怒声。
キース 「あんた一人で勝負しやがれ!」
Aブルー「なんだかねえ…」
盛り上がりに欠けてしまうじゃないか、と言い返す人。
Aブルー「此処はキースも、勝負すべきで…」
サム 「同じ土俵に上がるだけでも、義理は立つしよ…」
ジョミー「土俵落ちってことで、敵前逃亡したら?」
キース 「クマと土俵に上がるとか、俺は金太郎か!?」
坊主と金太郎では違いすぎだ、と怒鳴ってますけど。
金太郎…?
2024/11/17 (Sun)
☆相撲がいいかも
三連休は何処も混むので、週末は生徒会長宅な面々ですが。
ソルジャー登場で紅葉狩りの話、しかもクマ狩りがどうの。
Aブルー「なんだい、金太郎というのは?」
シロエ 「クマと相撲を取って育った、ヒーローですね」
Aブルー「ふうん…? 有名な人なのかな?」
ぼくは初耳なんだけどさ、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「まあ、その辺のことは置いとくとして…」
サム 「金太郎より、キースだってか?」
Aブルー「決まってるだろう、クマと相撲と聞いたらね!」
面白そうだし、とソルジャー、パチンとウインク。
Aブルー「クマを狩るより、相撲の方が楽しそうだよ?」
シロエ 「あー…。クマの方でも、喜びそうです」
クマ鍋コースは無いんでしょう、とシロエ君の確認が。
シロエ 「相撲だけなら、死にませんしね」
Aブルー「フェアにやるなら、そうなるねえ…」
試合の相手を食べてしまうのは、ないだろう、という返事。
Aブルー「それにクマ鍋、別荘の人は慣れてなさそうで…」
マツカ 「ジビエ料理は慣れてますけど、クマ鍋とかは…」
ぶるぅ 「多分、勝手が違うと思うよ、ぼくだって」
普通はシカとかイノシシだしね、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「クマのお料理、咄嗟に思い付かないもん…」
Aブルー「だよね、そんな料理を頼むよりはさ…」
サム 「いつも通りがいいってか?」
Aブルー「そう! 毎年、趣向を凝らしてくれてるし…」
今年もソレが良さそうだよ、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「クマと戦う件については、余興ってことで!」
キース 「俺に相撲を取れというのか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
クマなら借りて来られるよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「どうかな、マツカ?」
マツカ 「出来ますよ? 飼ってる所は多いですから」
Aブルー「オッケー、クマと土俵の整備とさ…」
キース 「なんで、そうなる!?」
あんたも土俵に上がるんだろうな、と聞いてますけど。
さあ…?
2024/11/18 (Mon)
☆相撲を取るなら
何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集うのが一番。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りを企画なわけですけれど。
Aブルー「ぼくに、土俵に上がれだって?」
キース 「クマと戦うと言っていたよな?」
ガチンコ勝負で、とキース君、ズイと。
キース 「相撲も勝負だ、やらないでどうする!」
Aブルー「うーん…。ぼくの美意識に反するしねえ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「なんだったっけか、まわしだっけか?」
あんなの、ぼくは締めたくないね、とキッパリ断言。
Aブルー「マントを翻して戦うんなら、かっこいいけど…」
シロエ 「それはまあ…。否定出来ない面はありますね…」
サム 「でもよ、キースも、まわしなのかよ?」
相手はクマだぜ、とサム君の問い。
サム 「飼ってるヤツでも、爪はあるしよ…」
ジョミー「組んだはずみに、怪我をするとかあるかもね…」
クマに悪気は無くってもさ、とジョミー君も。
ジョミー「人間とクマじゃ、皮膚の厚みも違うしね…」
キース 「第一、向こうは毛皮つきだぞ!」
分厚いのを装備してるんだが…、とキース君、グッと拳を。
キース 「俺の方にも、相応のアイテムが欲しい所だ!」
シロエ 「あー…。着ぐるみとかですね?」
キース 「着ぐるみ?」
シロエ 「ええ。クマと相撲を取るんですから…」
クマの着ぐるみでどうでしょうか、とシロエ君の提案。
シロエ 「丈夫なヤツを探せば、そこそこガードで…」
Aブルー「クマも、相撲を取りやすいかもね!」
その案、採用! とソルジャーの笑顔。
Aブルー「マツカ、着ぐるみもお願い出来るかな?」
マツカ 「もちろんです」
可愛い着ぐるみがいいですよね、とマツカ君。
マツカ 「リアリティーを追及するより、その方が…」
サム 「いいんでねえの、ゆるキャラとかよ」
Aブルー「キースは嫌がりそうだけどねえ…」
キース 「当然だろう!」
怖そうなクマの方がマシだ、と叫んでますけど。
どうなる…?
2024/11/19 (Tue)
☆着ぐるみならコレ
三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で過ごす週末な面々。
ところがソルジャー登場でして、紅葉狩りのイベを企画で。
Aブルー「怖そうなクマじゃ、ダメそうだよ?」
キース 「何処が駄目だと?」
Aブルー「忘れたのかい、ぶるぅの好みというヤツを!」
アヒルちゃんが大好きなんだけどね、とソルジャーの指摘。
Aブルー「アヒルちゃん、ぶるぅも好きだよね?」
ぶるぅ 「うんっ! アヒルちゃん、うんと可愛いし!」
黄色いアヒルちゃんが一番かな、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「そうだ、クマにも、黄色いのが!」
マツカ 「蜂蜜が好きな、プーさんですね?」
ぶるぅ 「クマのプーさん、きっと最高だよ!」
中にキースが入っててもね、とピョンピョンと。
ぶるぅ 「クマと相撲なら、プーさんが似合いそう!」
一同 「「「イイネ!」」」
ソレで決まりだ、と誰もが突き上げる拳。
ジョミー「プーさんだったら、着ぐるみ、ありそう!」
スウェナ「公式のを借りて来られそうよ?」
サム 「マツカだもんなあ、いけそうだぜ!」
マツカ 「出来ますよ? プーさんの着ぐるみですね」
早速、執事に手配させます、とマツカ君の頼もしい笑み。
マツカ 「クマを借りるのと、土俵の設置と…」
Aブルー「後は日取りでオッケーだね!」
23日なんかどうかな、とソルジャーが指すカレンダー。
Aブルー「道が混むのは、どうとでもなるし…」
マツカ 「別荘の方は空いていますよ、23日でいけます」
お料理はクマ鍋でなくていいんですね、と確認が。
マツカ 「例年通りということで…」
Aブルー「そう! 桟敷の方もよろしくね!」
紅葉と土俵を楽しめるように、とソルジャーの注文。
Aブルー「キースも、今回、特訓なんかは要らないし…」
シロエ 「着ぐるみに慣れる程度でしょうか?」
Aブルー「それはあるねえ…」
キース 「俺に、どうしろと!?」
着ぐるみで登校なんぞ出来んぞ、と怒鳴ってますけど。
校則違反…。
2024/11/20 (Wed)
☆着ぐるみで顔バレ
混みそうな三連休を避けて、生徒会長宅な御一同様ですが。
ソルジャー登場で週末が急展開、紅葉狩りが23日に決定、
サム 「着ぐるみなら、顔は見えねえぜ?」
シロエ 「中身がキース先輩だなんて、気付きませんよ?」
ジョミー「門衛さんでも分からないよね、絶対に!」
校則は大丈夫だと思うけど、とジョミー君。
ジョミー「誰かバレなきゃ、罰も来ないし…」
スウェナ「だけど、学校に入れないわよ、ソレ…」
ただの不審者扱いでしょ、とスウェナちゃんの鋭い指摘。
スウェナ「顔を見せなさい、ってヤツが来るわね」
シロエ 「あー…。でもって、居合わせた生徒全員に…」
顔を見られる流れですか、とシロエ君、肩をブルッと。
シロエ 「その日の間に、学校中で噂ですよね…」
サム 「ガチで動画も撮られるよな…」
ジョミー「止められるトコから、顔を見せるトコまでね…」
みんなスマホを持ってるし、とジョミー君も悪い顔色。
ジョミー「もう思いっ切り、拡散なコース…」
シロエ 「校則違反は未遂ですから、注意でしょうけど…」
サム 「ある意味、二度と登校出来ねえヤツ…」
俺なら二度と行きたくねえよ、とサム君が広げる両手。
サム 「顔バレな上に、着ぐるみはねえぜ…」
キース 「俺も勘弁願いたいが!」
髪がピンクになるよりもキツイ、とキース君、グッと拳を。
キース 「人生、パアなヤツだしな!」
シロエ 「お坊さん仲間にも、バレるからですね?」
キース 「当然だろう!」
ハッシュタグが恐ろしすぎる、とガクブルな人。
キース 「宗派を問わずに拡散だぞ!」
サム 「坊さんあるある、人気のタグだもんな…」
着ぐるみで登校、ヤバすぎだぜ、とサム君の相槌。
サム 「んじゃよ、此処と、ぶるぅの部屋限定でよ…」
Aブルー「慣れるべきだね、着ぐるみ生活」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「慣れは大切!」
クマと相撲を取るんだしね、と言ってますけど。
勝つために…?
2024/11/21 (Thu)
☆着ぐるみと着こなし
三連休は何処も混みそう、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャー登場で急展開して、23日に紅葉狩りが決定で。
キース 「慣れれば、クマに勝てるとでも!?」
Aブルー「だって、柔道、やっているしね!」
動けさえすれば、ワンチャンで…、とソルジャーの笑み。
Aブルー「細かいルールは分からないけど、格闘技でさ…」
キース 「相撲とは、まるで違うんだ!」
シロエ 「基本の技から違いますしね…」
Aブルー「うーん…。だけど、ぎこちない動きじゃね…」
ぶるぅの機嫌が悪くなりそう、と怖い台詞が。
Aブルー「プーさんなだけで、期待大だよ?」
一同 「「「あー…」」」
イメージを崩した時はアウトか、と誰もが納得。
キース 「プーさんらしく振る舞え、と…?」
Aブルー「其処までは、多分、期待しないかと…」
滑らかに動けさえすれば、とソルジャー、ニコッと。
Aブルー「学校と家にいる時以外は、着ぐるみ生活!」
キース 「…努力する…」
Aブルー「もちろん、トイレは脱いでいいから!」
頑張りたまえ、とキース君の肩をポン。
Aブルー「じゃあ、23日の件はよろしくね!」
マツカ 「ええ、皆さんでお越し下さい」
Aブルー「ありがとう! 23日に、また来るよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ はい、今日のお土産!」
持って帰って、と料理上手なお子様、お菓子などを箱に。
ぶるぅ 「早めに食べてね!」
Aブルー「大丈夫! ぶるぅだったら、一瞬でペロリ!」
それじゃ、と姿を消してしまって、残った課題は着ぐるみ。
サム 「キース、明日から、着ぐるみかよ…」
マツカ 「手配だったら、直ぐに出来ます」
今日の夕方には、というわけで…。
シロエ 「似合ってますよ、キース先輩!」
キース 「誰が来ようが、同じだろうが!」
ブルー 「着ぐるみだけに、そうなんだけどね…」
シロエ 「着こなせる人は、他にいません!」
ファイトですよ、とエールですけど。
クマに勝つために…?
2024/11/22 (Fri)
☆ヘリで来た人
アッと言う間に23日、紅葉狩りにお出掛けの日ですけど。
朝イチで集合、生徒会長のマンション前に顔を揃えた面々。
シロエ 「おはようございます! 紅葉日和ですね」
ジョミー「紅葉はいいけど、途中の道が混みそうだよ…」
サム 「その心配ってヤツは、要らねえんでねえの?」
アレな、とサム君が指差す空の方向。
シロエ 「ヘリって…。まさか、マツカ先輩?」
キース 「そういえば、珍しく遅いしな…」
ジョミー「マツカ、あのヘリに乗っているわけ!?」
ぶるぅ 「そだよ、こっちに飛んで来るでしょ?」
じきに着陸、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョン。
ぶるぅ 「屋上じゃなくて、駐車場にね!」
ブルー 「ヘリポートよりも、こっちが便利だしさ…」
集合場所に近いからね、と生徒会長が言う間に、着陸で。
マツカ 「すみません、遅くなりました!」
ブルー 「全然! まだ来ていない面子も三名ほど…」
シロエ 「あっちは、いつも、のんびりですしね…」
それより、ヘリで行くんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「前にも、ヘリで行きましたけど…」
マツカ 「渋滞に巻き込まれないのは、大きいですよ」
今回、時間も大切ですし…、とマツカ君。
マツカ 「クマはヘリには乗れませんから」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「キースの相撲の相手ですね」
別荘の方で待っています、と人のいい笑み。
マツカ 「御対面が早いほど、馴染みやすいでしょう?」
キース 「クマと相撲の前に会うのか!?」
マツカ 「でないと、クマも驚きますよ…」
いきなり相撲を取れだなんて…、と苦笑する人。
マツカ 「まずは対面、其処からかと」
キース 「会って、どうしろと!?」
言葉は通じないと思うが、とキース君の悪い顔色。
キース 「そのクマに、餌をやれとでも…?」
Aブルー「いいね、蜂蜜なんかはどう?」
キース 「蜂蜜!?」
なんで、あんたが出て来るんだ、と悲鳴ですけど。
今日のゲスト…。
2024/11/23 (Sat)
☆相撲の前に対面
紅葉狩りにはヘリでお出掛け、迎えのヘリが到着ですけど。
ソルジャーも早々にやって来た模様、早速、口出し中で…。
Aブルー「出て来るも何も、ぼくはお客様だよ?」
??? 「今日のゲストだと思うのですが…」
違うのでしょうか、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
マツカ 「皆さん、大切なゲストですよ」
??? 「かみお~ん♪ 今日は、よろしくね!」
お相撲だって、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)の問い。
Aぶるぅ「その前に、クマに蜂蜜なの?」
キース 「そんなわけでは…!」
Aぶるぅ「でもでも、クマは蜂蜜、大好きだよね?」
クマのプーさん、そうなんでしょ、と悪戯小僧、ズイと。
Aぶるぅ「蜂蜜をあげれば、大喜びだよ!」
キース 「まさか、着ぐるみでか!?」
着ぐるみを着て檻に入れと…、とキース君、ガクブル。
キース 「無理すぎだぞ!」
Aぶるぅ「わぁーい、楽しそう!」
その後、外で、お相撲だね、と悪戯小僧、ピョンピョン。
Aぶるぅ「早く行こうよ、紅葉狩り!」
Aブルー「善は急げと言うからね!」
マツカ 「では、ヘリにどうぞ」
Aぶるぅ「ぶるぅ、乗ろうよ、ぼく、いっちば~ん!」
早く、早く! と皆で乗り込み、ヘリは離陸で。
Aブルー「楽しみだねえ、キースとクマの御対面!」
A船長 「しかし、危険は無いのでしょうか?」
マツカ 「大丈夫だと思いますけど…」
大人しいクマを借りましたから、とマツカ君。
マツカ 「芸の出来るクマは、この国では、ちょっと…」
シロエ 「聞きませんよね…」
マツカ 「そういう文化が無いですしね」
国によっては、踊れるクマもいるそうです、と凄い話が。
マツカ 「音楽に合わせてダンスが出来るそうですよ」
Aブルー「ふうん…? 相撲を取るより面白いかも…」
Aぶるぅ「そだね、ダンスの方がいいよね!」
A船長 「平和ですしね…」
キース 「俺に踊れと!?」
クマとダンスをしろと言うのか、と愕然ですけど。
ダンス…?
2024/11/24 (Sun)
☆クマが踊れるなら
今年の紅葉狩りはヘリでお出掛け、別荘に向かって飛行中。
そのヘリの中で出て来た話が、踊るクマという芸なわけで。
シロエ 「マツカ先輩、踊るクマの話、マジなんですか?」
マツカ 「ええ。北の国にも、カレーの国にもある芸で…」
北の国だと、ヒグマが踊るらしいですよ、とマツカ君。
マツカ 「カレーの国には、ヒグマはいませんから…」
サム 「別のクマかよ、んじゃよ、クマなら…」
ジョミー「もれなく踊れるわけだよね…」
この国に文化が無いだけで、とジョミー君が顎に当てる手。
ジョミー「キース、ダンスの方にしとけば?」
サム 「相撲よりかは、リスク低いぜ?」
スウェナ「そうね、勝負じゃないんだし…」
むしろ友好的なイベでしょ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「土俵はステージにしておけば…」
シロエ 「何も問題ありませんよね…」
クマは土俵を知りませんから、とシロエ君の冷静な分析。
シロエ 「むしろ囲いがついている分、範囲が分かって…」
サム 「この中で、と分かりやすいよなあ…」
Aブルー「ぼくも賛成!」
土俵がステージでいいと思う、とソルジャーも乗り気。
Aブルー「それに、一段、高いしさ…」
マツカ 「桟敷の方も、土俵を見やすくしていますしね…」
A船長 「それで、ダンスの方はどういう…?」
生憎と疎いものでして…、とキャプテンの苦笑。
A船長 「フォークダンスと、ワルツくらいしか…」
Aブルー「ぼくもだけどさ、踊るクマではないんだし…」
シロエ 「キース先輩と踊るということになれば…」
相撲に近いダンスかもです、とシロエ君。
シロエ 「サシでダンスで、アドリブ的に…」
スウェナ「踊るのが向いていそうよね…」
ワルツだろうが、タンゴだろうが、とスウェナちゃん。
スウェナ「要はセットでステップだわよ」
Aブルー「なるほど、クマとペアで踊る、と」
一同 「「「イイネ!」」」
それでいこう、と誰もが突き上げる拳。
相撲よりもダンス…。
2024/11/25 (Mon)
☆踊るならコレで
ヘリで紅葉狩りにお出掛けですけど、飛行中にイベが決定。
キース君とクマの相撲を変更、クマと土俵でダンスでして。
Aブルー「ダンスとなったら、キースも報われそうだよ」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「着ぐるみだってば、毎日、着ぐるみ生活でさ…」
苦労した甲斐があったじゃないか、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「相撲の方だと、あまり成果は分からないけど…」
シロエ 「あー…。ダンスの場合は、ちゃんと出ますね」
サム 「ぎこちねえ動きじゃ、踊れねえしな…」
ジョミー「キース、実力を百パーセント、出せるって!」
アドリブでステップ踏みまくってさ、とジョミー君。
ジョミー「ワルツもタンゴも、ドンと来いって!」
キース 「それはそうかもしれないが…」
相撲よりリスクも低いんだが…、とキース君の悪い顔色。
キース 「見世物度数は、アップした気が…」
Aブルー「それは大幅アップだよね!」
Aぶるぅ「んとんと、何の曲で踊るの?」
『かみほー♪』にしてもいいのかな、と悪戯小僧。
Aぶるぅ「ワルツなんかは知らないもん…」
A船長 「私も、音楽の方はサッパリ…」
Aブルー「かみほー♪ 、ぶるぅのお気に入りだし…」
それでどうかな、とソルジャーの提案。
Aブルー「ワルツとかだと、スローテンポで…」
ジョミー「盆踊りの曲も、向いてないしね…」
お坊さんには馴染み深くてもさ、とジョミー君も。
ジョミー「キース、盆踊りよりは、かみほー♪ だよ!」
キース 「盆踊りは、うちの寺では、やっていないが!」
Aブルー「じゃあ、かみほー♪ だね!」
馴染み深いのは、そっちだしさ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「ぶるぅたちの挨拶、かみほー♪ なんだし…」
ぶるぅズ「「かみお~ん♪」」
Aブルー「はい、かみほー♪ で、決定!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「マジか、俺にアレでクマと踊れと…?」
まるで想像出来ないんだが、と呻いてますけど。
アドリブ…。
2024/11/26 (Tue)
☆ダンスで勝負を
紅葉狩りに向かうヘリの中で、イベが決定でクマとダンス。
キース君が着ぐるみで踊るわけでして、ステージは土俵で。
シロエ 「あっ、別荘が見えて来ましたよ!」
Aぶるぅ「わぁーい、今年はクマさんのダンスつき!」
着ぐるみと本物、と悪戯小僧が大喜びで、ヘリは着陸。
マツカ 「皆さん、どうぞ、別荘の方へ」
Aブルー「ありがとう! 紅葉も見頃で最高だよ!」
A船長 「お庭の桟敷でいいんですよね、ああ、あれが…」
土俵ですか、とキャプテンが眺める先に、ドンと土俵が。
サム 「すげえ、本格的じゃねえかよ!」
ジョミー「行司さんまで、スタンバってるけど…」
マツカ 「必要だろうと思いましたので、愛好家の方に…」
お願いしたんですけれど…、とマツカ君の苦笑。
マツカ 「ダンスになってしまいましたね…」
Aブルー「じゃあさ、ダンスで勝負とかは?」
一同 「「「は?」」」
何だソレは、と紅葉が見事な庭に入った面々、ポカーン。
シロエ 「ダンスに勝負は無いでしょう?」
サム 「でもよ、ダンスでも競うヤツはあるしよ…」
ジョミー「アイスダンスとかは、ペアだしさ…」
社交ダンスもペアだよね、とジョミー君。
ジョミー「サシで勝負のダンスなんかは…」
スウェナ「そうかしら? コンクールとかは?」
シロエ 「あー…。言われてみれば、そういうヤツも…」
ありましたっけ、とシロエ君、うんうん、と。
シロエ 「キース先輩とクマで、ダンスの腕を競う、と…」
Aブルー「そう、ソレだよ!」
行司さんが仕切ればいいと思うな、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「勝負あった! と軍配なトコは同じで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 勝負つきだね!」
お相撲じゃなくてダンス勝負、と飛び跳ねる悪戯小僧。
Aぶるぅ「上手く踊った方の勝ち?」
Aブルー「当然だよ!」
シロエ 「何を競うんです?」
Aブルー「それはもちろん…」
クマらしさだよね、と胸を張ってますけど。
動きとかを…?
2024/11/27 (Wed)
☆勝負の仕切り方
紅葉狩りでマツカ君の別荘に到着、土俵の側には行司さん。
クマとキース君がダンス勝負で、クマらしさを競う方向で。
シロエ 「クマらしさなんか、何処で判断する気ですか!」
Aブルー「動きだってば、自然に踊れた方の勝ちだね!」
サム 「でもよ、キースは着ぐるみで特訓してるしよ…」
動きに支障が出ねえようによ、とサム君が眺める土俵。
サム 「踊りにしたって、学校でやってねえことは…」
ジョミー「ないよね、中学までなら、運動会でダンスも…」
シロエ 「ありましたっけね、フォークダンスが」
民謡もあったりしたんですよ、とシロエ君の相槌が。
シロエ 「キース先輩の場合も、条件は同じですからね…」
サム 「ほらな、キースが勝つんでねえの?」
Aブルー「うーん…。すると、クマらしい仕草とか…?」
行司さん「お待ち下さい、私は相撲の愛好家でして…」
しかも見る方の専門で…、と行司さんが割り込み。
行司さん「クマもダンスも、門外漢で…」
Aブルー「まさか、勝負を仕切れないって?」
行事さん「すみません…。どちらが優位か、それさえも…」
試合中には分かりませんよ、と行司さんの困り顔。
行司さん「のこった、と何処で言えばいいのかも謎で…」
シロエ 「そうなりますよね、じゃあ、どうすれば…」
ジョミー「ぼくたちだって、応援くらいしか…」
Aブルー「勝負の結果は、仕切れるのかい?」
軍配を上げることは出来るのかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「クマかキースか、どっちかに?」
行事さん「そうですね…。相撲の場合は土がついたら…」
負けになりますので…、と行司さんの答え。
行事さん「転びさえすれば、勝負はつきます」
Aブルー「なるほどねえ!」
転べばアウトなら、動きの問題、とソルジャーの笑み。
Aブルー「どっちか転ぶまで、踊り続ければオッケー!」
キース 「一曲だけでは終わらないと!?」
無理すぎるぞ、とキース君の叫びですけど。
エンドレスでダンス…?
2024/11/28 (Thu)
☆まずは土俵へ
マツカ君の別荘で紅葉狩り、キース君とクマが勝負なイベ。
行司さんつきの土俵で、ダンスで競う流れになっている今。
Aブルー「大丈夫! その内に、どっちか転ぶしね!」
シロエ 「クマの方が不利かもですねえ…」
ジョミー「二足歩行な生き物じゃないしね…」
文句を言っていないで踊れば、とジョミー君の突き放し。
ジョミー「最初は、クマとガチンコ勝負だったんだしさ…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ そっちも楽しそう!」
Aブルー「ほらね、ぶるぅもこうだし、変更しても…」
キース 「断固、断る!」
踊り続けた方がマシだ、と断言でして、決まった方針。
行司さん「では、転んだ方が負けということで…」
Aブルー「そう! キース、サッサと着替えてくれば?」
その後はクマと御対面、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「マツカ、クマとの対面は何処で?」
マツカ 「ダンス勝負になりましたから、土俵でしょうか」
行司さん「見合って、見合って、と掛け声ですか?」
マツカ 「はい。その方向でお願いします」
クマは係が連れて来ますから、と指差す方から、檻が到着。
Aぶるぅ「わぁーい、本物のクマさんだあ!」
ぶるぅ 「蜂蜜、あげてもいい?」
キース 「待ってくれ、ソレは俺の出番で…!」
蜂蜜で仲良くならないと、と声だけはキース君で…。
ジョミー「キース、今日も似合ってるよ、着ぐるみ!」
A船長 「顔が見えない仕様ですね」
ぶるぅ 「そだよ、公式のプーさんだもん!」
キース 「仕方ないしな…。蜂蜜でクマと友好的に…」
ダンス勝負をするしかない、と着ぐるみで檻を開けまして。
キース 「おい、蜂蜜だぞ!」
クマ 「!!!」
食べる、とばかりにクマが突進、キース君、後ろに転倒。
キース 「うわあっ!」
行司さん「落ち着いて! 土俵に上がる前ならセーフです」
キース 「どうしろと!」
行司さん「土俵で見合って勝負ですよ!」
土がつくまで踊るだけです、と仕切ってますけど。
勝負開始…。
2024/11/29 (Fri)
☆ダンスで相撲を
マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、桟敷でダンスを見物。
本物のクマとキース君が勝負、土俵で転んだ方が負けで…。
行司さん「とにかく土俵に上がって下さい!」
キース 「言われなくても、後が無いんだ!」
他に逃げ場が、と上がる途中で滑った足。
キース 「うわあっ!」
行司さん「まだセーフです、早く上がって!」
見合って、見合って、と仕切る間にクマも土俵へ突進。
ジョミー「やっぱ、蜂蜜目当てだよね…?」
サム 「滑った時に、蜂蜜、頭から被ってるしよ…」
シロエ 「着ぐるみ、多分、ベタベタでしょうね…」
A船長 「ですが、いい感じになっていませんか?」
踊るよりも、とキャプテンが言う通り、まさに取り組み中。
キース 「だから、来るなと! ダンス勝負だ!」
クマ (蜂蜜、蜂蜜!)
キース 「寄るな、舐めるな、転ぶだろうが!」
行司さん「はい、のこった、のこったあ!」
軍配を手にして仕切る所へ、突然、響き渡った音楽。
Aぶるぅ「ダメダメ、ちゃんと踊って!」
ぶるぅ 「だけど、踊れる?」
Aブルー「キースが、クマをかわせばオッケー!」
アドリブでステップ、と煽りで、流れる『かみほー♪』。
Aぶるぅ「かみお~ん♪ みんな、手拍子!」
一同 「「「はいっ!」」」
逆らったら髪がピンクだしな、と賑やかに手拍子が。
Aブルー「踊れてるねえ、意外にも…」
A船長 「パニックに近いですけどね…」
行司さん「のこった、のこったあ!」
蜂蜜目当てのクマと、かわすキース君、相撲とダンス混在。
ジョミー「踊る相撲って、あったっけ…?」
サム 「聞いたことねえけど、いいんでねえの?」
面白いしよ、と手拍子な間に、運ばれて来る料理。
Aぶるぅ「わぁーい、ダンス見ながら、お食事!」
Aブルー「手拍子よりも、食事だよね!」
A船長 「見世物もついて、最高ですよ」
行司さん「のこったあ!」
エンドレスで踊り続ける状態ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/11/30 (Sat)
三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
ところがソルジャー登場でして、話が恐ろしい方へ展開中。
Aブルー「真っ当なヒグマだって?」
マツカ 「普通のヒグマ、と言い換えましょうか?」
その方が分かりやすいですよね、とマツカ君。
マツカ 「ヒグマは、冬眠するものですけど…」
Aブルー「しないタイプが存在すると?」
マツカ 「ええ。…正直、かなり厄介ですから…」
近付かないのが常識ですよ、とマツカ君、真剣な顔。
マツカ 「飢えているので、危険すぎです」
シロエ 「そうらしいですね、近場のクマにしましょう!」
Aブルー「いいのかい?」
クマ狩りに行くということで…、とソルジャーの輝く瞳。
Aブルー「紅葉狩りのイベには、最高だよ!」
キース 「ちょっと待て!」
Aブルー「何か文句があるとでも?」
キース 「いいか、今の言い出しっぺは、俺じゃない!」
シロエなんだ、とキース君がビシィ! と指差す先。
キース 「近場のクマと言いやがったのは、お前だろう!」
シロエ 「そうですけど…?」
キース 「だったら、お前が引っ被るべきだ!」
紅葉狩りでクマになったんだしな、とキース君、腕組み。
キース 「ガチンコ勝負か、何か知らんが…」
Aブルー「あー…。シロエを連れて行くべきだ、と?」
キース 「是非、それで頼む!」
シロエ 「なんで、そういう話なんです!?」
狩猟免許なんか持っていませんよ、と顔面蒼白なシロエ君。
シロエ 「山歩きだって、していませんし…!」
キース 「やかましい! 俺も事情は同じなんだ!」
無理ゲーすぎる、とキース君も必死の形相。
キース 「此処は行くなら、お前しかいない!」
シロエ 「でもですね…。あっちのぶるぅの意見とかも…」
Aブルー「聞いてくれると有難いねえ!」
キース 「あいつは、俺を指名すると…?」
Aブルー「だって、紅葉でイベだしさ…」
面白い方がいいだろうし…、と首を捻ってますけど。
指名だと…?
2024/11/16 (Sat)
☆勝負に向くキャラ
何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集う御一同様。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りでクマを狩るイベを提案。
キース 「どの辺が、どう面白いんだ!」
Aブルー「だって、せっかくクマと勝負なんだから…」
面白いキャラの方にすべき、とソルジャーの言。
Aブルー「シロエじゃ、すぐに逃げそうで…」
シロエ 「当たり前です、誰だって命は惜しいですよ!」
キース 「お前だったら、其処は何とか出来るだろうが!」
クマ除け鈴の改造だとか…、とキース君。
キース 「ラジオの方でも、特殊音波を出すヤツだとか!」
シロエ 「あー…。思い付きさえしませんでした…」
キース 「分かったんなら、お前が勝負して来い!」
俺より勝ち目があるだろうが、とキース君、目がマジ。
キース 「俺は柔道くらいしか…」
シロエ 「そうなんですけど、腕はぼくより上ですし…」
Aブルー「ガチンコ勝負も出来そうだ、って?」
いいじゃないか、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「ぶるぅも、そっちの方が喜ぶのはガチ!」
サム 「シロエだったら、クマは逃げちまうしなあ…」
ジョミー「フェアプレイとは言えないよねえ…」
キース 「クマを相手に、フェアは無いしな!」
第一、クマのホームだろうが、とキース君が吊り上げる眉。
キース 「俺だとアウェーで、それだけでも不利だ!」
Aブルー「ぼくにしたって、アウェーだけど?」
キース 「ドサクサ紛れに決めてかかるな!」
戦うと言った覚えなど無い、とキース君の怒声。
キース 「あんた一人で勝負しやがれ!」
Aブルー「なんだかねえ…」
盛り上がりに欠けてしまうじゃないか、と言い返す人。
Aブルー「此処はキースも、勝負すべきで…」
サム 「同じ土俵に上がるだけでも、義理は立つしよ…」
ジョミー「土俵落ちってことで、敵前逃亡したら?」
キース 「クマと土俵に上がるとか、俺は金太郎か!?」
坊主と金太郎では違いすぎだ、と怒鳴ってますけど。
金太郎…?
2024/11/17 (Sun)
☆相撲がいいかも
三連休は何処も混むので、週末は生徒会長宅な面々ですが。
ソルジャー登場で紅葉狩りの話、しかもクマ狩りがどうの。
Aブルー「なんだい、金太郎というのは?」
シロエ 「クマと相撲を取って育った、ヒーローですね」
Aブルー「ふうん…? 有名な人なのかな?」
ぼくは初耳なんだけどさ、とソルジャーが傾げる首。
Aブルー「まあ、その辺のことは置いとくとして…」
サム 「金太郎より、キースだってか?」
Aブルー「決まってるだろう、クマと相撲と聞いたらね!」
面白そうだし、とソルジャー、パチンとウインク。
Aブルー「クマを狩るより、相撲の方が楽しそうだよ?」
シロエ 「あー…。クマの方でも、喜びそうです」
クマ鍋コースは無いんでしょう、とシロエ君の確認が。
シロエ 「相撲だけなら、死にませんしね」
Aブルー「フェアにやるなら、そうなるねえ…」
試合の相手を食べてしまうのは、ないだろう、という返事。
Aブルー「それにクマ鍋、別荘の人は慣れてなさそうで…」
マツカ 「ジビエ料理は慣れてますけど、クマ鍋とかは…」
ぶるぅ 「多分、勝手が違うと思うよ、ぼくだって」
普通はシカとかイノシシだしね、と料理上手なお子様も。
ぶるぅ 「クマのお料理、咄嗟に思い付かないもん…」
Aブルー「だよね、そんな料理を頼むよりはさ…」
サム 「いつも通りがいいってか?」
Aブルー「そう! 毎年、趣向を凝らしてくれてるし…」
今年もソレが良さそうだよ、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「クマと戦う件については、余興ってことで!」
キース 「俺に相撲を取れというのか!?」
Aブルー「ピンポーン!」
クマなら借りて来られるよね、とソルジャーの問い。
Aブルー「どうかな、マツカ?」
マツカ 「出来ますよ? 飼ってる所は多いですから」
Aブルー「オッケー、クマと土俵の整備とさ…」
キース 「なんで、そうなる!?」
あんたも土俵に上がるんだろうな、と聞いてますけど。
さあ…?
2024/11/18 (Mon)
☆相撲を取るなら
何処も混むのが三連休だけに、生徒会長宅に集うのが一番。
其処へ来たソルジャー、紅葉狩りを企画なわけですけれど。
Aブルー「ぼくに、土俵に上がれだって?」
キース 「クマと戦うと言っていたよな?」
ガチンコ勝負で、とキース君、ズイと。
キース 「相撲も勝負だ、やらないでどうする!」
Aブルー「うーん…。ぼくの美意識に反するしねえ…」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「なんだったっけか、まわしだっけか?」
あんなの、ぼくは締めたくないね、とキッパリ断言。
Aブルー「マントを翻して戦うんなら、かっこいいけど…」
シロエ 「それはまあ…。否定出来ない面はありますね…」
サム 「でもよ、キースも、まわしなのかよ?」
相手はクマだぜ、とサム君の問い。
サム 「飼ってるヤツでも、爪はあるしよ…」
ジョミー「組んだはずみに、怪我をするとかあるかもね…」
クマに悪気は無くってもさ、とジョミー君も。
ジョミー「人間とクマじゃ、皮膚の厚みも違うしね…」
キース 「第一、向こうは毛皮つきだぞ!」
分厚いのを装備してるんだが…、とキース君、グッと拳を。
キース 「俺の方にも、相応のアイテムが欲しい所だ!」
シロエ 「あー…。着ぐるみとかですね?」
キース 「着ぐるみ?」
シロエ 「ええ。クマと相撲を取るんですから…」
クマの着ぐるみでどうでしょうか、とシロエ君の提案。
シロエ 「丈夫なヤツを探せば、そこそこガードで…」
Aブルー「クマも、相撲を取りやすいかもね!」
その案、採用! とソルジャーの笑顔。
Aブルー「マツカ、着ぐるみもお願い出来るかな?」
マツカ 「もちろんです」
可愛い着ぐるみがいいですよね、とマツカ君。
マツカ 「リアリティーを追及するより、その方が…」
サム 「いいんでねえの、ゆるキャラとかよ」
Aブルー「キースは嫌がりそうだけどねえ…」
キース 「当然だろう!」
怖そうなクマの方がマシだ、と叫んでますけど。
どうなる…?
2024/11/19 (Tue)
☆着ぐるみならコレ
三連休は何処も混みそう、生徒会長宅で過ごす週末な面々。
ところがソルジャー登場でして、紅葉狩りのイベを企画で。
Aブルー「怖そうなクマじゃ、ダメそうだよ?」
キース 「何処が駄目だと?」
Aブルー「忘れたのかい、ぶるぅの好みというヤツを!」
アヒルちゃんが大好きなんだけどね、とソルジャーの指摘。
Aブルー「アヒルちゃん、ぶるぅも好きだよね?」
ぶるぅ 「うんっ! アヒルちゃん、うんと可愛いし!」
黄色いアヒルちゃんが一番かな、と無邪気なお子様。
ぶるぅ 「そうだ、クマにも、黄色いのが!」
マツカ 「蜂蜜が好きな、プーさんですね?」
ぶるぅ 「クマのプーさん、きっと最高だよ!」
中にキースが入っててもね、とピョンピョンと。
ぶるぅ 「クマと相撲なら、プーさんが似合いそう!」
一同 「「「イイネ!」」」
ソレで決まりだ、と誰もが突き上げる拳。
ジョミー「プーさんだったら、着ぐるみ、ありそう!」
スウェナ「公式のを借りて来られそうよ?」
サム 「マツカだもんなあ、いけそうだぜ!」
マツカ 「出来ますよ? プーさんの着ぐるみですね」
早速、執事に手配させます、とマツカ君の頼もしい笑み。
マツカ 「クマを借りるのと、土俵の設置と…」
Aブルー「後は日取りでオッケーだね!」
23日なんかどうかな、とソルジャーが指すカレンダー。
Aブルー「道が混むのは、どうとでもなるし…」
マツカ 「別荘の方は空いていますよ、23日でいけます」
お料理はクマ鍋でなくていいんですね、と確認が。
マツカ 「例年通りということで…」
Aブルー「そう! 桟敷の方もよろしくね!」
紅葉と土俵を楽しめるように、とソルジャーの注文。
Aブルー「キースも、今回、特訓なんかは要らないし…」
シロエ 「着ぐるみに慣れる程度でしょうか?」
Aブルー「それはあるねえ…」
キース 「俺に、どうしろと!?」
着ぐるみで登校なんぞ出来んぞ、と怒鳴ってますけど。
校則違反…。
2024/11/20 (Wed)
☆着ぐるみで顔バレ
混みそうな三連休を避けて、生徒会長宅な御一同様ですが。
ソルジャー登場で週末が急展開、紅葉狩りが23日に決定、
サム 「着ぐるみなら、顔は見えねえぜ?」
シロエ 「中身がキース先輩だなんて、気付きませんよ?」
ジョミー「門衛さんでも分からないよね、絶対に!」
校則は大丈夫だと思うけど、とジョミー君。
ジョミー「誰かバレなきゃ、罰も来ないし…」
スウェナ「だけど、学校に入れないわよ、ソレ…」
ただの不審者扱いでしょ、とスウェナちゃんの鋭い指摘。
スウェナ「顔を見せなさい、ってヤツが来るわね」
シロエ 「あー…。でもって、居合わせた生徒全員に…」
顔を見られる流れですか、とシロエ君、肩をブルッと。
シロエ 「その日の間に、学校中で噂ですよね…」
サム 「ガチで動画も撮られるよな…」
ジョミー「止められるトコから、顔を見せるトコまでね…」
みんなスマホを持ってるし、とジョミー君も悪い顔色。
ジョミー「もう思いっ切り、拡散なコース…」
シロエ 「校則違反は未遂ですから、注意でしょうけど…」
サム 「ある意味、二度と登校出来ねえヤツ…」
俺なら二度と行きたくねえよ、とサム君が広げる両手。
サム 「顔バレな上に、着ぐるみはねえぜ…」
キース 「俺も勘弁願いたいが!」
髪がピンクになるよりもキツイ、とキース君、グッと拳を。
キース 「人生、パアなヤツだしな!」
シロエ 「お坊さん仲間にも、バレるからですね?」
キース 「当然だろう!」
ハッシュタグが恐ろしすぎる、とガクブルな人。
キース 「宗派を問わずに拡散だぞ!」
サム 「坊さんあるある、人気のタグだもんな…」
着ぐるみで登校、ヤバすぎだぜ、とサム君の相槌。
サム 「んじゃよ、此処と、ぶるぅの部屋限定でよ…」
Aブルー「慣れるべきだね、着ぐるみ生活」
キース 「なんで、そうなる!」
Aブルー「慣れは大切!」
クマと相撲を取るんだしね、と言ってますけど。
勝つために…?
2024/11/21 (Thu)
☆着ぐるみと着こなし
三連休は何処も混みそう、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
ソルジャー登場で急展開して、23日に紅葉狩りが決定で。
キース 「慣れれば、クマに勝てるとでも!?」
Aブルー「だって、柔道、やっているしね!」
動けさえすれば、ワンチャンで…、とソルジャーの笑み。
Aブルー「細かいルールは分からないけど、格闘技でさ…」
キース 「相撲とは、まるで違うんだ!」
シロエ 「基本の技から違いますしね…」
Aブルー「うーん…。だけど、ぎこちない動きじゃね…」
ぶるぅの機嫌が悪くなりそう、と怖い台詞が。
Aブルー「プーさんなだけで、期待大だよ?」
一同 「「「あー…」」」
イメージを崩した時はアウトか、と誰もが納得。
キース 「プーさんらしく振る舞え、と…?」
Aブルー「其処までは、多分、期待しないかと…」
滑らかに動けさえすれば、とソルジャー、ニコッと。
Aブルー「学校と家にいる時以外は、着ぐるみ生活!」
キース 「…努力する…」
Aブルー「もちろん、トイレは脱いでいいから!」
頑張りたまえ、とキース君の肩をポン。
Aブルー「じゃあ、23日の件はよろしくね!」
マツカ 「ええ、皆さんでお越し下さい」
Aブルー「ありがとう! 23日に、また来るよ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ はい、今日のお土産!」
持って帰って、と料理上手なお子様、お菓子などを箱に。
ぶるぅ 「早めに食べてね!」
Aブルー「大丈夫! ぶるぅだったら、一瞬でペロリ!」
それじゃ、と姿を消してしまって、残った課題は着ぐるみ。
サム 「キース、明日から、着ぐるみかよ…」
マツカ 「手配だったら、直ぐに出来ます」
今日の夕方には、というわけで…。
シロエ 「似合ってますよ、キース先輩!」
キース 「誰が来ようが、同じだろうが!」
ブルー 「着ぐるみだけに、そうなんだけどね…」
シロエ 「着こなせる人は、他にいません!」
ファイトですよ、とエールですけど。
クマに勝つために…?
2024/11/22 (Fri)
☆ヘリで来た人
アッと言う間に23日、紅葉狩りにお出掛けの日ですけど。
朝イチで集合、生徒会長のマンション前に顔を揃えた面々。
シロエ 「おはようございます! 紅葉日和ですね」
ジョミー「紅葉はいいけど、途中の道が混みそうだよ…」
サム 「その心配ってヤツは、要らねえんでねえの?」
アレな、とサム君が指差す空の方向。
シロエ 「ヘリって…。まさか、マツカ先輩?」
キース 「そういえば、珍しく遅いしな…」
ジョミー「マツカ、あのヘリに乗っているわけ!?」
ぶるぅ 「そだよ、こっちに飛んで来るでしょ?」
じきに着陸、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」がピョンピョン。
ぶるぅ 「屋上じゃなくて、駐車場にね!」
ブルー 「ヘリポートよりも、こっちが便利だしさ…」
集合場所に近いからね、と生徒会長が言う間に、着陸で。
マツカ 「すみません、遅くなりました!」
ブルー 「全然! まだ来ていない面子も三名ほど…」
シロエ 「あっちは、いつも、のんびりですしね…」
それより、ヘリで行くんですか、とシロエ君の問い。
シロエ 「前にも、ヘリで行きましたけど…」
マツカ 「渋滞に巻き込まれないのは、大きいですよ」
今回、時間も大切ですし…、とマツカ君。
マツカ 「クマはヘリには乗れませんから」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「キースの相撲の相手ですね」
別荘の方で待っています、と人のいい笑み。
マツカ 「御対面が早いほど、馴染みやすいでしょう?」
キース 「クマと相撲の前に会うのか!?」
マツカ 「でないと、クマも驚きますよ…」
いきなり相撲を取れだなんて…、と苦笑する人。
マツカ 「まずは対面、其処からかと」
キース 「会って、どうしろと!?」
言葉は通じないと思うが、とキース君の悪い顔色。
キース 「そのクマに、餌をやれとでも…?」
Aブルー「いいね、蜂蜜なんかはどう?」
キース 「蜂蜜!?」
なんで、あんたが出て来るんだ、と悲鳴ですけど。
今日のゲスト…。
2024/11/23 (Sat)
☆相撲の前に対面
紅葉狩りにはヘリでお出掛け、迎えのヘリが到着ですけど。
ソルジャーも早々にやって来た模様、早速、口出し中で…。
Aブルー「出て来るも何も、ぼくはお客様だよ?」
??? 「今日のゲストだと思うのですが…」
違うのでしょうか、とキャプテン(会話表記はA船長)も。
マツカ 「皆さん、大切なゲストですよ」
??? 「かみお~ん♪ 今日は、よろしくね!」
お相撲だって、と悪戯小僧(会話表記はAぶるぅ)の問い。
Aぶるぅ「その前に、クマに蜂蜜なの?」
キース 「そんなわけでは…!」
Aぶるぅ「でもでも、クマは蜂蜜、大好きだよね?」
クマのプーさん、そうなんでしょ、と悪戯小僧、ズイと。
Aぶるぅ「蜂蜜をあげれば、大喜びだよ!」
キース 「まさか、着ぐるみでか!?」
着ぐるみを着て檻に入れと…、とキース君、ガクブル。
キース 「無理すぎだぞ!」
Aぶるぅ「わぁーい、楽しそう!」
その後、外で、お相撲だね、と悪戯小僧、ピョンピョン。
Aぶるぅ「早く行こうよ、紅葉狩り!」
Aブルー「善は急げと言うからね!」
マツカ 「では、ヘリにどうぞ」
Aぶるぅ「ぶるぅ、乗ろうよ、ぼく、いっちば~ん!」
早く、早く! と皆で乗り込み、ヘリは離陸で。
Aブルー「楽しみだねえ、キースとクマの御対面!」
A船長 「しかし、危険は無いのでしょうか?」
マツカ 「大丈夫だと思いますけど…」
大人しいクマを借りましたから、とマツカ君。
マツカ 「芸の出来るクマは、この国では、ちょっと…」
シロエ 「聞きませんよね…」
マツカ 「そういう文化が無いですしね」
国によっては、踊れるクマもいるそうです、と凄い話が。
マツカ 「音楽に合わせてダンスが出来るそうですよ」
Aブルー「ふうん…? 相撲を取るより面白いかも…」
Aぶるぅ「そだね、ダンスの方がいいよね!」
A船長 「平和ですしね…」
キース 「俺に踊れと!?」
クマとダンスをしろと言うのか、と愕然ですけど。
ダンス…?
2024/11/24 (Sun)
☆クマが踊れるなら
今年の紅葉狩りはヘリでお出掛け、別荘に向かって飛行中。
そのヘリの中で出て来た話が、踊るクマという芸なわけで。
シロエ 「マツカ先輩、踊るクマの話、マジなんですか?」
マツカ 「ええ。北の国にも、カレーの国にもある芸で…」
北の国だと、ヒグマが踊るらしいですよ、とマツカ君。
マツカ 「カレーの国には、ヒグマはいませんから…」
サム 「別のクマかよ、んじゃよ、クマなら…」
ジョミー「もれなく踊れるわけだよね…」
この国に文化が無いだけで、とジョミー君が顎に当てる手。
ジョミー「キース、ダンスの方にしとけば?」
サム 「相撲よりかは、リスク低いぜ?」
スウェナ「そうね、勝負じゃないんだし…」
むしろ友好的なイベでしょ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「土俵はステージにしておけば…」
シロエ 「何も問題ありませんよね…」
クマは土俵を知りませんから、とシロエ君の冷静な分析。
シロエ 「むしろ囲いがついている分、範囲が分かって…」
サム 「この中で、と分かりやすいよなあ…」
Aブルー「ぼくも賛成!」
土俵がステージでいいと思う、とソルジャーも乗り気。
Aブルー「それに、一段、高いしさ…」
マツカ 「桟敷の方も、土俵を見やすくしていますしね…」
A船長 「それで、ダンスの方はどういう…?」
生憎と疎いものでして…、とキャプテンの苦笑。
A船長 「フォークダンスと、ワルツくらいしか…」
Aブルー「ぼくもだけどさ、踊るクマではないんだし…」
シロエ 「キース先輩と踊るということになれば…」
相撲に近いダンスかもです、とシロエ君。
シロエ 「サシでダンスで、アドリブ的に…」
スウェナ「踊るのが向いていそうよね…」
ワルツだろうが、タンゴだろうが、とスウェナちゃん。
スウェナ「要はセットでステップだわよ」
Aブルー「なるほど、クマとペアで踊る、と」
一同 「「「イイネ!」」」
それでいこう、と誰もが突き上げる拳。
相撲よりもダンス…。
2024/11/25 (Mon)
☆踊るならコレで
ヘリで紅葉狩りにお出掛けですけど、飛行中にイベが決定。
キース君とクマの相撲を変更、クマと土俵でダンスでして。
Aブルー「ダンスとなったら、キースも報われそうだよ」
キース 「どの辺がだ!」
Aブルー「着ぐるみだってば、毎日、着ぐるみ生活でさ…」
苦労した甲斐があったじゃないか、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「相撲の方だと、あまり成果は分からないけど…」
シロエ 「あー…。ダンスの場合は、ちゃんと出ますね」
サム 「ぎこちねえ動きじゃ、踊れねえしな…」
ジョミー「キース、実力を百パーセント、出せるって!」
アドリブでステップ踏みまくってさ、とジョミー君。
ジョミー「ワルツもタンゴも、ドンと来いって!」
キース 「それはそうかもしれないが…」
相撲よりリスクも低いんだが…、とキース君の悪い顔色。
キース 「見世物度数は、アップした気が…」
Aブルー「それは大幅アップだよね!」
Aぶるぅ「んとんと、何の曲で踊るの?」
『かみほー♪』にしてもいいのかな、と悪戯小僧。
Aぶるぅ「ワルツなんかは知らないもん…」
A船長 「私も、音楽の方はサッパリ…」
Aブルー「かみほー♪ 、ぶるぅのお気に入りだし…」
それでどうかな、とソルジャーの提案。
Aブルー「ワルツとかだと、スローテンポで…」
ジョミー「盆踊りの曲も、向いてないしね…」
お坊さんには馴染み深くてもさ、とジョミー君も。
ジョミー「キース、盆踊りよりは、かみほー♪ だよ!」
キース 「盆踊りは、うちの寺では、やっていないが!」
Aブルー「じゃあ、かみほー♪ だね!」
馴染み深いのは、そっちだしさ、とソルジャー、キッパリ。
Aブルー「ぶるぅたちの挨拶、かみほー♪ なんだし…」
ぶるぅズ「「かみお~ん♪」」
Aブルー「はい、かみほー♪ で、決定!」
一同 「「「イイネ!」」」
キース 「マジか、俺にアレでクマと踊れと…?」
まるで想像出来ないんだが、と呻いてますけど。
アドリブ…。
2024/11/26 (Tue)
☆ダンスで勝負を
紅葉狩りに向かうヘリの中で、イベが決定でクマとダンス。
キース君が着ぐるみで踊るわけでして、ステージは土俵で。
シロエ 「あっ、別荘が見えて来ましたよ!」
Aぶるぅ「わぁーい、今年はクマさんのダンスつき!」
着ぐるみと本物、と悪戯小僧が大喜びで、ヘリは着陸。
マツカ 「皆さん、どうぞ、別荘の方へ」
Aブルー「ありがとう! 紅葉も見頃で最高だよ!」
A船長 「お庭の桟敷でいいんですよね、ああ、あれが…」
土俵ですか、とキャプテンが眺める先に、ドンと土俵が。
サム 「すげえ、本格的じゃねえかよ!」
ジョミー「行司さんまで、スタンバってるけど…」
マツカ 「必要だろうと思いましたので、愛好家の方に…」
お願いしたんですけれど…、とマツカ君の苦笑。
マツカ 「ダンスになってしまいましたね…」
Aブルー「じゃあさ、ダンスで勝負とかは?」
一同 「「「は?」」」
何だソレは、と紅葉が見事な庭に入った面々、ポカーン。
シロエ 「ダンスに勝負は無いでしょう?」
サム 「でもよ、ダンスでも競うヤツはあるしよ…」
ジョミー「アイスダンスとかは、ペアだしさ…」
社交ダンスもペアだよね、とジョミー君。
ジョミー「サシで勝負のダンスなんかは…」
スウェナ「そうかしら? コンクールとかは?」
シロエ 「あー…。言われてみれば、そういうヤツも…」
ありましたっけ、とシロエ君、うんうん、と。
シロエ 「キース先輩とクマで、ダンスの腕を競う、と…」
Aブルー「そう、ソレだよ!」
行司さんが仕切ればいいと思うな、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「勝負あった! と軍配なトコは同じで…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 勝負つきだね!」
お相撲じゃなくてダンス勝負、と飛び跳ねる悪戯小僧。
Aぶるぅ「上手く踊った方の勝ち?」
Aブルー「当然だよ!」
シロエ 「何を競うんです?」
Aブルー「それはもちろん…」
クマらしさだよね、と胸を張ってますけど。
動きとかを…?
2024/11/27 (Wed)
☆勝負の仕切り方
紅葉狩りでマツカ君の別荘に到着、土俵の側には行司さん。
クマとキース君がダンス勝負で、クマらしさを競う方向で。
シロエ 「クマらしさなんか、何処で判断する気ですか!」
Aブルー「動きだってば、自然に踊れた方の勝ちだね!」
サム 「でもよ、キースは着ぐるみで特訓してるしよ…」
動きに支障が出ねえようによ、とサム君が眺める土俵。
サム 「踊りにしたって、学校でやってねえことは…」
ジョミー「ないよね、中学までなら、運動会でダンスも…」
シロエ 「ありましたっけね、フォークダンスが」
民謡もあったりしたんですよ、とシロエ君の相槌が。
シロエ 「キース先輩の場合も、条件は同じですからね…」
サム 「ほらな、キースが勝つんでねえの?」
Aブルー「うーん…。すると、クマらしい仕草とか…?」
行司さん「お待ち下さい、私は相撲の愛好家でして…」
しかも見る方の専門で…、と行司さんが割り込み。
行司さん「クマもダンスも、門外漢で…」
Aブルー「まさか、勝負を仕切れないって?」
行事さん「すみません…。どちらが優位か、それさえも…」
試合中には分かりませんよ、と行司さんの困り顔。
行司さん「のこった、と何処で言えばいいのかも謎で…」
シロエ 「そうなりますよね、じゃあ、どうすれば…」
ジョミー「ぼくたちだって、応援くらいしか…」
Aブルー「勝負の結果は、仕切れるのかい?」
軍配を上げることは出来るのかな、とソルジャーの問い。
Aブルー「クマかキースか、どっちかに?」
行事さん「そうですね…。相撲の場合は土がついたら…」
負けになりますので…、と行司さんの答え。
行事さん「転びさえすれば、勝負はつきます」
Aブルー「なるほどねえ!」
転べばアウトなら、動きの問題、とソルジャーの笑み。
Aブルー「どっちか転ぶまで、踊り続ければオッケー!」
キース 「一曲だけでは終わらないと!?」
無理すぎるぞ、とキース君の叫びですけど。
エンドレスでダンス…?
2024/11/28 (Thu)
☆まずは土俵へ
マツカ君の別荘で紅葉狩り、キース君とクマが勝負なイベ。
行司さんつきの土俵で、ダンスで競う流れになっている今。
Aブルー「大丈夫! その内に、どっちか転ぶしね!」
シロエ 「クマの方が不利かもですねえ…」
ジョミー「二足歩行な生き物じゃないしね…」
文句を言っていないで踊れば、とジョミー君の突き放し。
ジョミー「最初は、クマとガチンコ勝負だったんだしさ…」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ そっちも楽しそう!」
Aブルー「ほらね、ぶるぅもこうだし、変更しても…」
キース 「断固、断る!」
踊り続けた方がマシだ、と断言でして、決まった方針。
行司さん「では、転んだ方が負けということで…」
Aブルー「そう! キース、サッサと着替えてくれば?」
その後はクマと御対面、とソルジャーの笑顔。
Aブルー「マツカ、クマとの対面は何処で?」
マツカ 「ダンス勝負になりましたから、土俵でしょうか」
行司さん「見合って、見合って、と掛け声ですか?」
マツカ 「はい。その方向でお願いします」
クマは係が連れて来ますから、と指差す方から、檻が到着。
Aぶるぅ「わぁーい、本物のクマさんだあ!」
ぶるぅ 「蜂蜜、あげてもいい?」
キース 「待ってくれ、ソレは俺の出番で…!」
蜂蜜で仲良くならないと、と声だけはキース君で…。
ジョミー「キース、今日も似合ってるよ、着ぐるみ!」
A船長 「顔が見えない仕様ですね」
ぶるぅ 「そだよ、公式のプーさんだもん!」
キース 「仕方ないしな…。蜂蜜でクマと友好的に…」
ダンス勝負をするしかない、と着ぐるみで檻を開けまして。
キース 「おい、蜂蜜だぞ!」
クマ 「!!!」
食べる、とばかりにクマが突進、キース君、後ろに転倒。
キース 「うわあっ!」
行司さん「落ち着いて! 土俵に上がる前ならセーフです」
キース 「どうしろと!」
行司さん「土俵で見合って勝負ですよ!」
土がつくまで踊るだけです、と仕切ってますけど。
勝負開始…。
2024/11/29 (Fri)
☆ダンスで相撲を
マツカ君の別荘で紅葉狩りですけど、桟敷でダンスを見物。
本物のクマとキース君が勝負、土俵で転んだ方が負けで…。
行司さん「とにかく土俵に上がって下さい!」
キース 「言われなくても、後が無いんだ!」
他に逃げ場が、と上がる途中で滑った足。
キース 「うわあっ!」
行司さん「まだセーフです、早く上がって!」
見合って、見合って、と仕切る間にクマも土俵へ突進。
ジョミー「やっぱ、蜂蜜目当てだよね…?」
サム 「滑った時に、蜂蜜、頭から被ってるしよ…」
シロエ 「着ぐるみ、多分、ベタベタでしょうね…」
A船長 「ですが、いい感じになっていませんか?」
踊るよりも、とキャプテンが言う通り、まさに取り組み中。
キース 「だから、来るなと! ダンス勝負だ!」
クマ (蜂蜜、蜂蜜!)
キース 「寄るな、舐めるな、転ぶだろうが!」
行司さん「はい、のこった、のこったあ!」
軍配を手にして仕切る所へ、突然、響き渡った音楽。
Aぶるぅ「ダメダメ、ちゃんと踊って!」
ぶるぅ 「だけど、踊れる?」
Aブルー「キースが、クマをかわせばオッケー!」
アドリブでステップ、と煽りで、流れる『かみほー♪』。
Aぶるぅ「かみお~ん♪ みんな、手拍子!」
一同 「「「はいっ!」」」
逆らったら髪がピンクだしな、と賑やかに手拍子が。
Aブルー「踊れてるねえ、意外にも…」
A船長 「パニックに近いですけどね…」
行司さん「のこった、のこったあ!」
蜂蜜目当てのクマと、かわすキース君、相撲とダンス混在。
ジョミー「踊る相撲って、あったっけ…?」
サム 「聞いたことねえけど、いいんでねえの?」
面白いしよ、と手拍子な間に、運ばれて来る料理。
Aぶるぅ「わぁーい、ダンス見ながら、お食事!」
Aブルー「手拍子よりも、食事だよね!」
A船長 「見世物もついて、最高ですよ」
行司さん「のこったあ!」
エンドレスで踊り続ける状態ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2024/11/30 (Sat)
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