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シャングリラ学園つれづれ語り
☆お楽しみなゲスト


さて、5月。ゴールデンウイークな月で、満喫だった面々。
週の半ばまでシャングリラ号で、週末の土曜は生徒会長宅。

ジョミー「楽しかったよね、シャングリラ号!」
サム  「宇宙の旅だぜ、やっぱ最高!」

普段は乗れねえ船だしよ、とサム君も楽しんだ宇宙。

サム  「地球に帰って来てる時でも、行けねえし…」
シロエ 「帰還中は、忙しいらしいですしね…」

GWの前後にしても、そうでしょう、とシロエ君。

シロエ 「ぼくたちの場合は、乗って帰ってですけれど…」
マツカ 「クルーの人たち、違いますしね…」

物資の積み込みとか、人員交代とかも、とマツカ君も。

マツカ 「遊びで乗せて貰うの、申し訳ない気がします」
ブルー 「いいんだってば、お楽しみの一つだから!」
一同  「「「は?」」」

どういう意味だ、と誰もがキョトン。

ジョミー「ぼくたち、何かやらかしたっけ?」
サム  「やってねえだろ、舞妓なんてよ」

お酌なんかもしてねえぜ、とサム君が蒸し返したお花見。

サム  「フラダンスとかは、もっとねえしよ」
キース 「俺に恨みでもあるのか、お前!?」

せっかく気持ちよく忘れてたのに、とキース君が握る拳。

キース 「あのイベの何処が、お楽しみだと!?」
シロエ 「ゲストの皆さん、お喜びでしたけど?」

ジョミー先輩のお酌にしても、とシロエ君、しれっと。

シロエ 「フラダンスは、もっとウケてましたね」
ジョミー「分かるよ、お酌も暇になったしさ」

飲んでいた面子、視線がキースに釘付けで、とジョミー君。

ジョミー「キース、才能あるんじゃないかな」
サム  「上手かったもんなあ、フラダンスの楽器も」

やっぱ、坊主だからでねえの、とサム君の言。

サム  「鳴り物、お経に欠かせねえしよ」
シロエ 「木魚も鐘も要りますしね」
キース 「おい、貴様ら!」
ブルー 「お楽しみって、単にゲストで…」

面子が増えるのが嬉しいだけ、と生徒会長。
イベじゃなさそう…。


2025/05/01 (Thu)



☆ズレていた思考


GWは宇宙だったシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
シャングリラ号の人の話から、蒸し返されたお花見のイベ。

キース 「そういうのは、先に言ってくれ!」
ブルー 「うーん…。勘違いしたのは、君たちでさ…」

普通、ゲストは喜ばれるよ、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「来てくれるだけで、嬉しいものだしね」
シロエ 「珍しい顔が増えるからですか?」
ブルー 「それで合ってる」

厨房のスタッフだって張り切るしさ、と生徒会長。

ブルー 「予定していたメニュー以外に、追加したりね」
一同  「「「あー…」」」

言われてみれば、と思い当たる節はドッサリ。

サム  「聞かれたっけな、調理方法…」
ジョミー「フライがいいのか、ソテーするのか、とかね…」
スウェナ「お刺身も聞かれた日があったわよ?」

お刺身で食べるか、料理するのか、とスウェナちゃんも。

スウェナ「もしかして、朝のビュッフェも、そうかしら?」
マツカ 「ゲストがいるから、そうしたかもです」

普段の朝は定食かも、とマツカ君。

マツカ 「ビュッフェほど、手間が要りませんから」
サム  「なんか色々、揃ってたしよ…」
ジョミー「和食もあったし、中華メニューもあったよね…」

ホテルみたいに、とジョミー君が言う通り。

ジョミー「ゲストの時だけ、ビュッフェだったら…」
サム  「お楽しみってことになるよな…」

朝飯だけの話でもよ、とサム君が顎に当てる手。

サム  「朝はビュッフェで、他の飯もよ…」
シロエ 「焼き加減まで聞いてくれてましたし…」
ブルー 「分かったかな?」

食事タイムも、お楽しみの内、と生徒会長。

ブルー 「大浴場だって、バージョンアップで…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 子供の日には、菖蒲湯とかね!」
シロエ 「ありましたっけね…」
スウェナ「レモン風呂の日もあったわね…」
キース 「よくも勘違いしやがって!」

なんで話が俺に来たんだ、と怒鳴ってますけど。
蒸し返すと…?


2025/05/02 (Fri)



☆お坊さんと鳴り物


GWを宇宙で過ごした御一同様、生徒会長宅に集う土曜日。
シャングリラ号の話題だったのに、お花見にズレていた件。

キース 「鳴り物が上手いのは、坊主だからとか…!」
サム  「仕方ねえだろ、事実だしよ」

鳴り物系が下手だと務まらねえぜ、と僧籍な人のサム君。

サム  「今もそうして、自分で蒸し返してるしよ…」
シロエ 「本当に…。放って置いたら、今頃は、もっと…」

食事の話で盛り上がってます、とシロエ君。

シロエ 「お風呂の話も、出て来てましたし…」
ジョミー「キースが言わなきゃ、忘れてるよね…」

お花見であったイベなんかは、とジョミー君も。

ジョミー「話したいなら、構わないけど」
サム  「鳴り物系の腕は、大事なんだぜ?」

お前も、いずれは習うんだしよ、とサム君、目がマジ。

サム  「お経に合わせて使えねえとよ…」
スウェナ「どうにもならないわよねえ、ソレ…」

厳しく教えられるのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「鳴り物だけで、講義の枠が出来ているとか…」
ブルー 「あるね、キッチリ仕込まれるよ」

お寺で育った生徒でもさ、と生徒会長、いえ、銀青様。

ブルー 「なにしろ、お経の読み方の流儀は幾通りも…」
サム  「あるのかよ!?」
ブルー 「璃母恩院で教える正統派とか、他にも色々と…」

地域によって違いがあるし、と説明が。

ブルー 「檀家さんに合わせるためには、地元流も必須」
シロエ 「璃母恩院のでは、ダメなんですか?」
ブルー 「いつものお経と違っている、と思われるしね」

方言みたいな位置付けかな、と銀青様が語る、お経の事情。

ブルー 「だけど、璃母恩院の行事なんかで、方言はさ…」
シロエ 「マズイかもですね、他の人たちと揃わなくて」
ブルー 「まさにソレだよ、璃母恩院流のを、徹底的に…」
サム  「叩き込まれる講義かよ…」
ブルー 「ピンポーン!」

もちろん鳴り物だけの講義も、と言ってますけど。
厳しそう…。


2025/05/03 (Sat)



☆命拾いしたかも


GWは宇宙だったシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
シャングリラ号の話題からズレて、お花見の蒸し返しな今。

シロエ 「キース先輩、フラダンスの楽器も楽勝ですね…」
サム  「鳴り物だけの講義、受けてるんだしよ…」

出来ない方が、どうかしてるぜ、とサム君も。

サム  「いいんじゃねえかな、ウケてたしよ」
ジョミー「ミニスカートでフラダンスだしね…」
キース 「他人事だと思いやがって!」

貴様は舞妓でお酌だろうが、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「アレも評判、上々だったぞ!」
ジョミー「来てた人たち、ザルばかりでさ…」

お酌が終わらなくって地獄、とジョミー君の深い溜息。

ジョミー「早く済ませて、着替えたいのに…」
キース 「俺の場合は、踊り続けていたわけでな!」

なんでサッサと酔い潰さない、とキース君、グッと拳を。

キース 「お前が真面目にお酌してれば、あいつらも…!」
シロエ 「先輩、本気で言っていますか?」

酔った方が怖いと思いますよ、とシロエ君が横から。

シロエ 「酔い潰れるだけとは限りませんし…」
一同  「「「あー…」」」

酔っ払いか、と誰もが納得。

サム  「あいつら、酔ったら、半端ねえかもな…」
スウェナ「普段だったら、キャプテンだけはマシだけど…」

キャプテンも酔えば壊れそうよね、とスウェナちゃん。

スウェナ「素面の時だと、想像も出来ない壊れ方とか…」
シロエ 「そうなったが最後、暴走するしか無いですよ…」

止めるどころか、煽る人しかいませんしね、とシロエ君も。

シロエ 「よいではないか、の大合唱じゃないですか?」
サム  「俺たちまで巻き込んで、煽りまくるヤツな…」

しかも逆らったら、後がねえしよ、とサム君が竦める肩。

サム  「そうなっていても、良かったのかよ?」
ジョミー「酔い潰しコースで走るべきだった?」
キース 「嫌すぎるんだが!」

考えてもみないコースだしな、と悲鳴ですけど。
命拾い…?


2025/05/04 (Sun)



☆お礼を言うべき


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末の土曜は生徒会長宅。
シャングリラ号での話題がズレて、お花見イベを蒸し返し。

サム  「だったら、文句を言うんじゃねえよ」
ジョミー「感謝して欲しいくらいだってば!」

ザルばっかりを相手に、ずっとお酌、とジョミー君も。

ジョミー「キースは踊っているだけだったし、まだマシ!」
キース 「しかしだな…!」

ミニスカートでフラダンスも地獄だったぞ、とキース君。

キース 「情けない度で言ったら、お前以上だ!」
ジョミー「でもさ、キースは自業自得で…」
シロエ 「ジョミー先輩、自力で逃亡してましたしね…」

キース先輩にも責任はあると思います、とシロエ君の指摘。

シロエ 「酔っぱらい相手にならなかったの、奇跡ですよ」
サム  「奇跡かどうかは分からねえけど、命拾いは…」

ガチなんでねえの、とサム君、キース君を、まじっと。

サム  「ジョミーに礼を言うべきだろ?」
スウェナ「そうよね、ジョミーが手抜きしていたら…」

酔っぱらわなくても暴れてたわよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「舞妓さんのお酌で、御機嫌麗しかったから…」
シロエ 「ぶるぅの悪戯、出てませんしね…」

普段だったら出てますよ、とシロエ君が怖い台詞を。

シロエ 「ミニスカートを、もっとミニにするとかで」
サム  「スカートめくりも、ありそうだぜ」
ジョミー「そういうの、一つも無かったんだよ?」

ぼくが、お酌に徹したから、とジョミー君、ズイと。

ジョミー「カエル袋も、やられなかったし!」
シロエ 「無かったですねえ、定番になっているヤツが…」
サム  「酔ってたせいでもねえだろうしよ…」

酔っぱらったら大人しいとは思えねえし、とサム君の言。

サム  「酔ったら、いい子になるなんてよ…」
シロエ 「有り得ませんよね、絶対に」
ジョミー「ほらね、お礼は?」
キース 「そう言われても…!」

金欠の俺にどうしろと、とワタワタですけど。
お礼すべきでは…?


2025/05/05 (Mon)



☆お礼をする方法


GWは宇宙だったシャン学メンバー、生徒会長宅での週末。
お花見の話が蒸し返されて、キース君がピンチかもな状態。

ジョミー「キースの金欠、あるあるだしさ…」
サム  「誠意さえありゃあ、お礼くらいは…」

出来るんでねえの、とサム君、キース君をジロリと。

サム  「お盆の棚経、ジョミーの負担を軽めとかよ」
シロエ 「いいと思いますよ、ソレ!」

ジョミー先輩、部下な立ち位置ですし、とシロエ君も賛成。

シロエ 「毎年、顎で使われてるのを見てますしね」
スウェナ「そうね、おい、蝋燭と線香だ、って」

自分でやればいいじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「たかが蝋燭と、お線香でしょ?」
サム  「やっぱ、そういう調子なのかよ…」

アドス和尚と変わらねえぜ、とサム君、フウと溜息。

サム  「親父さんのお供をしてる間に、学んだってか…」
一同  「「「あー…」」」

棚経くらいは行ってた筈だ、と誰もが納得。

シロエ 「寺は継がない、と言ってましたけど…」
スウェナ「私たちが初めてお邪魔した時、お盆だったし…」

墓回向のお手伝いだったわよ、とスウェナちゃんの指摘。

スウェナ「イライザさんに言われて、渋々で…」
サム  「墓回向よりかは、棚経の方がよ…」

知識が無くても手伝えるぜ、と僧籍な人。

サム  「現にジョミーも、やってるわけでよ…」
シロエ 「キース先輩も、小さい頃から、お供ですか…」

でもって、蝋燭とお線香の係、とシロエ君が振っている首。

シロエ 「その頃に自分がやった通りに、今もですね…」
サム  「ジョミー相手に、やってるんだぜ」

負担軽減の方向で礼をすべき、とサム君、腕組み。

サム  「偉そうにしてねえで、自分でやれよな」
ジョミー「ぼくも賛成、楽になるのは確実だしさ」
キース 「しかし、それでは供をする意味が…!」
ジョミー「連れているだけで、いいと思うよ」

偉いお坊さんだと、連れてるよね、と言ってますけど。
形だけ…?


2025/05/06 (Tue)



☆お供するだけで


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末の土曜は生徒会長宅。
お花見の話の蒸し返しから、ジョミー君にお礼なキース君。

サム  「だよなあ、お供は何もしねえぜ?」
ジョミー「先導するとか、後ろについて歩くだけでさ…」

何かするのは、偉いお坊さんだよね、とジョミー君。

ジョミー「お供くらいしか、させて貰えないわけで…」
サム  「法要とかを仕切る資格はねえもんなあ…」

ジョミーの立場も同じだよな、とサム君、うんうん、と。

サム  「坊主と言っても名前だけだし、下っ端でよ…」
ジョミー「お経も読めない勢いだってば!」

蝋燭とお線香の係が限界、とジョミー君が言う通り。

ジョミー「ぼくに任せていられないから、キースがさ…」
シロエ 「他のは、全部やってますよね…」
スウェナ「ジョミーは、木魚も叩かないわよ?」
サム  「下っ端の坊主でも、そこそこやってりゃ…」

木魚は担当出来るんだぜ、と僧籍な人ならではの証言が。

サム  「デカい法要で鳴り物の担当、下っ端だしよ」
シロエ 「でも、住職の資格は持ってますよね?」
サム  「当たり前だろ、お供する坊主も持ってるぜ?」

鳴り物を任せて貰えねえだけ、とサム君の説明。

サム  「実績がねえから、そうなるってな」
ジョミー「ほらね、だったら、ぼくだってさ…」

棚経はキースのお供だけでオッケー、とジョミー君の言。

ジョミー「蝋燭とかでも、正式な作法は知らないし…」
シロエ 「キース先輩がやるというのは、いいですよね」

仏様だって喜びますよ、とシロエ君も。

シロエ 「キース先輩だって、お供がいるというのは…」
サム  「格が上がるし、オススメだぜ?」

ジョミーに礼も出来るわけでよ、とサム君のプッシュ。

サム  「今年の棚経は、ソレでいけよな!」
キース 「し、しかし…!」
ジョミー「何か文句を言いたいわけ?」
??? 「言いたいってば!」

そんな手抜きの棚経なんて、と割り込んで来た人が。
誰…?


2025/05/07 (Wed)



☆手抜きは困る人


GWは宇宙だったシャン学メンバー、週末を生徒会長宅で。
お花見の話が蒸し返されて、キース君がお礼を強いられ中。

??? 「棚経は、きちんとやってくれないと!」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!」

唐突過ぎる、と睨む先にソルジャー(会話表記はAブルー)。

キース 「誰も呼んではいない筈だぞ!」
Aブルー「呼ばれてなくても、関係者だしね!」

ヤバい流れだから来たんだけど、とソルジャー、しれっと。

Aブルー「放って置いたら、話が本決まりでさ…」
シロエ 「まあ、そうでしょうね」
サム  「いいじゃねえかよ、棚経はして貰えるんだぜ?」

しかも、今より格が上かも、と僧籍な人。

サム  「キースが自分で全部やる分、正式の作法でよ…」
スウェナ「ジョミーとは、月とスッポンだわよ」

ジョミーは、ただの見習いじゃない、とスウェナちゃんも。

スウェナ「専門の学校で習ったわけでもないんだし…」
サム  「その点は、俺も同じなんだけどよ…」

ブルーに教わった分があるから、少しはマシ、という説明。

サム  「ジョミーは、習いに行かなかったぜ?」
ジョミー「当たり前だよ、なんで其処まで!」

自主練習なんか御免だしね、とジョミー君の仏頂面。

ジョミー「蝋燭もお線香も、点火できれば充分だよ!」
サム  「それがそうでもねえんだよなあ…」

消し方にも作法があるくらいでよ、とサム君が広げる両手。

サム  「正式にやるには、やっぱ、作法が…」
シロエ 「ほら、サム先輩も、こう言ってますし…」
スウェナ「キースにやらせておけばいいでしょ?」
Aブルー「でもさ、ジョミー的には、サボりモードで…」

覚えがめでたくなさそうだよ、とソルジャー、必死。

Aブルー「阿弥陀様には、どう見えるかな、って…」
サム  「そりゃまあ、手抜きしてるってえのは…」
シロエ 「筒抜けでしょうね…」
Aブルー「ほらね!」

手抜きがバレたらダメだと思う、と言ってますけど。
確かに…。


2025/05/08 (Thu)



☆機会を作りたい人


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末の土曜は生徒会長宅。
お花見の話から、キース君がジョミー君にお礼という話に。

Aブルー「棚経は、丁寧にやってこそだよ!」
サム  「正式の作法だけでは、ダメだってか?」
Aブルー「阿弥陀様に見抜かれるのは、確かなんだし!」

手抜きなのを、とソルジャー、ピシャリと。

Aブルー「ジョミーにお礼するんだったら、機会をさ…」
シロエ 「作ると言うんじゃないでしょうね?」
Aブルー「ピンポーン!」

作る方が当たり、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「お花見は、ジョミーが巻き添えだったから…」
サム  「次のイベでは、外すのかよ?」
Aブルー「それがいいとは思わないかい?」

ババを引くのはキース限定、と怖い台詞が。

Aブルー「ジョミーを巻き添えにしないのは、大きいよ?」
一同「「「あー…」」」

言われてみれば、と誰もが納得。

シロエ 「なるほど、借りを返す形で、お礼ですか…」
サム  「誠意がこもったお礼だよなあ…」
スウェナ「キース、元からババな人だものねえ…」

一人だけでいけるのは確かよ、とスウェナちゃん。

スウェナ「ジョミーも、文句なんかは無いでしょ?」
ジョミー「棚経で楽をするより、そっちだってば!」

舞妓で懲りているんだしさ、とジョミー君も異存なし。

ジョミー「キース、お礼はソレでいいから!」
Aブルー「決まりだね!」
キース 「ちょっと待て!」

何の機会を作るつもりだ、とキース君の引き攣った顔。

キース 「あんたが考えることは、いつも斜め上で…」
Aブルー「今回に関しては、お約束だよ!」
一同  「「「は?」」」

お約束とは、とキョトンとしている面々。

サム  「お約束って、何かあったっけか?」
シロエ 「さあ…? お盆だったら、まだ先ですし…」
ジョミー「海の別荘も、夏休みだしね…」
Aブルー「新緑の季節で、思い出せないかな?」

定番中の定番だけど、とニッコリですけど。
お約束って…?


2025/05/09 (Fri)



☆新緑の季節なら


GWは宇宙だったシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
キース君がジョミー君にお礼をする話を、聞きつけた人が。

シロエ 「新緑の季節ですか?」
サム  「初ガツオしか、浮かばねえんだけど…」
ジョミー「そんな定番、やってないよね?」

カツオの一本釣りなんかは、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「カツオ漁船に乗ったことだって、無いし…」
シロエ 「初ガツオだけなら、ぶるぅが料理しますから…」

タタキとかで食べていますけど、とシロエ君も。

シロエ 「それ以外には、初ガツオでは思い付きません」
スウェナ「カツオ漁船どころか、漁船だって…」

乗りに出掛けたことは無いわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「釣りにしたって、やってないでしょ?」
シロエ 「無いですねえ…」
サム  「マツカの別荘のトコの川とか、釣り向けでよ…」

アユとか釣れそうなんだけどよ、とサム君も怪訝そう。

サム  「アユ釣り、一度もやっていねえし…」
シロエ 「漁期の問題とかが、あるかもです」

解禁になってくれないと、とシロエ君。

シロエ 「入漁権なら、マツカ先輩、取れそうですけど…」
サム  「漁期は、変更出来ねえよなあ…」

資源保護のためのヤツらしいしよ、とサム君も同意。

サム  「小さい間に獲り尽くしたら、絶滅しちまうし…」
マツカ 「ええ。漁期の件だけは、何にしたって…」

左右出来るものではありませんね、とマツカ君。

マツカ 「アユの場合は、6月上旬辺りと聞いてますけど」
シロエ 「それまでは、釣るのは禁止なんですね?」
マツカ 「そうなります。あそこの川だと、アユ釣りに…」

やって来る人が多いそうですよ、と解説が。

マツカ 「水が綺麗で、美味しいアユが釣れますから」
サム  「でもよ、アユを釣る話さえ、出ていねえしよ…」
シロエ 「思いっ切り、縁が無いですよ」
Aブルー「アユ釣りねえ…」

面白い遊びなのかな、と不思議そうなソルジャー。
知識ゼロ…?


2025/05/10 (Sat)



☆新緑の季節の定番


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末の土曜は生徒会長宅。
其処へ来たソルジャー、ジョミー君とキース君の話に乱入。

シロエ 「アユ釣りですか? 人によるでしょうね」
サム  「あんたには、向いてねえような気が…」

なにしろ辛抱第一らしいぜ、とサム君、ソルジャーに視線。

サム  「じっと黙って突っ立ってるとかはよ…」
スウェナ「出来るとは思えないわよねえ…」
Aブルー「えっと…?」

アユ釣りは、そういうヤツなのかい、とソルジャーの問い。

Aブルー「なんで、黙って突っ立ってるわけ?」
シロエ 「そりゃあ、アユに逃げられるからですよ」
サム  「川の中では、黙ってるのがルールでよ…」

釣竿をじっと眺めて我慢、とサム君。

サム  「でねえと、アユは釣れねえしよ…」
シロエ 「釣れなかったら、来た意味、ありませんしね」

小遣い稼ぎにしてもパアです、とシロエ君も。

シロエ 「天然モノのアユは、高く売れるそうですから」
Aブルー「売れる、って?」
サム  「高級料亭とかが、買いに来るって聞くぜ」
マツカ 「うちの別荘も、お客様の時にはお願いしてます」

新鮮なアユが手に入りますしね、とマツカ君。

マツカ 「何処の川でも、買い手はいると聞いていますよ」
Aブルー「高く売れるんなら、小遣い稼ぎも納得だけど…」

それ以外の人もいるんだよね、と質問が。

Aブルー「黙って立ってるだけなのに…?」
シロエ 「釣りは、そういう趣味の世界ですから!」

大騒ぎ出来るヤツじゃないです、とシロエ君、キッパリ。

シロエ 「バーベキューしながらでは、釣れませんよ」
Aブルー「そう、ソレ!」

新緑の季節の定番だよね、とソルジャーの輝く笑顔。

Aブルー「ズバリ、河原でバーベキュー!」
一同  「「「あー…」」」
Aブルー「もしかして、忘れ去ってたと?」
キース 「普通のヤツなら、忘れたいかと思うんだが!」

思い出したくないだろう、と拳を握ってますけど。
そうかも…。


2025/05/11 (Sun)



☆忘れていたいイベ


GWは宇宙だったシャン学メンバー、週末は生徒会長宅で。
其処へ来たソルジャー、ジョミー君にお礼な話に割り込み。

Aブルー「忘れたいって…。みんな楽しんでたのに?」
キース 「俺以外はな!」

その状況が問題なんだ、とキース君が吊り上げる眉。

キース 「俺だけがババを引き続けるとは、限らないぞ!」
シロエ 「そうなんですよね、明日は我が身な気がして…」
サム  「心の底から楽しんでるヤツ、いねえんでねえの」

紅一点のスウェナでもよ…、とサム君も。

サム  「手荒なイベなら、女性だけスルー出来てもよ…」
ジョミー「生ぬるい系は、ヤバいかもだよね…」

実際、ぼくも舞妓にされちゃったし、とジョミー君の証言。

ジョミー「あの手のヤツなら、スウェナも食らいそうでさ」
スウェナ「実は私も、怖いのよね…」

そういう意味では、キースに感謝よ、とスウェナちゃん。

スウェナ「今の時点で、ほぼほぼ一手引き受けで…」
シロエ 「巻き込み事故は、この前のジョミー先輩で…」

自業自得な面もありましたから、とシロエ君の冷静な分析。

シロエ 「気を付けていれば、保身は可能なんです」
サム  「とはいえ、戦々恐々なトコはあってよ…」

忘れていてえヤツなんだよな、とサム君、キッパリ。

サム  「キースじゃねえけど、記憶を消しちまってよ…」
シロエ 「普通に過ごしていたいですよね…」

思い出したら不幸ですし、とシロエ君の深い溜息。

シロエ 「バーベキュー自体は、楽しいんですが…」
ジョミー「そのシーズンを待てるイベじゃないよね…」
Aブルー「うーん…。だけど今回、君は勝ち組!」

キースが君にお礼なんだよ、とソルジャーの笑顔。

Aブルー「巻き込まれる恐れは、ゼロだってば!」
シロエ 「イベごと、スルーの方が嬉しいですって!」
キース 「俺も全面的に同意だ!」
Aブルー「それはダメだよ、定番だから!」

ぶるぅも楽しみにしてるしさ、と言われましても。
それが問題…。


2025/05/12 (Mon)



☆今年もやりたいイベ


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末の土曜は生徒会長宅。
ところがソルジャー登場なわけで、定番のイベに期待な今。

キース 「あんな野郎は、放っておけ!」
Aブルー「大人しくしてるキャラだとでも?」

放っておいても覗きなんだよ、とソルジャーが広げる両手。

Aブルー「ハーレイとヤッてる真っ最中でも、遠慮なく!」
ブルー 「やめたまえ!」
Aブルー「ぼくは説明したいだけでさ…」

ぶるぅを止める方法はゼロな件を、とソルジャー、譲らず。

Aブルー「ぼくのハーレイ、見られていると意気消沈で…」
ブルー 「退場!」
Aブルー「大迷惑の極みなんだよ、覗き込んだりも…」
ブルー 「退場と言っているだろう!」

回れ右して帰ってくれ、と生徒会長、怒りの形相。

ブルー 「でないと、イベも消えると思うべきだね!」
Aブルー「えっと…?」
ブルー 「ぼくたち全員、欠席だってば!」

キース以外は、と生徒会長、目がマジ。

ブルー 「キースは、ジョミーにお礼の件があるからさ…」
サム  「欠席は出来ねえ仕組みかよ?」
ブルー 「それだけでも、充分、ババを引いてて…」

ぶるぅの悪戯、一手引き受け、と生徒会長。

ブルー 「誰もいなくてつまらない分も、発散だしね!」
Aブルー「ぼくに被害が回りそうだよ!」

キースに飽きてしまったら…、とソルジャー、ワタワタ。

Aブルー「集中砲火を浴びるかもだし!」
ブルー 「他の面子がいても、変わらないだろう!」

見物客の有無だけでさ、と生徒会長の切り返し。

ブルー 「黙らないなら、その方向で!」
Aブルー「嫌すぎだよ!」

だったら、話を変えるから、とソルジャーも必死。

Aブルー「要は今年も、河原でバーベキューでさ…」
シロエ 「イベをやるなら、キース先輩が担当ですね?」
Aブルー「金欠の人でも出来るお礼は、そっち系かと」
サム  「身体と命を張って、お礼な…」

いいんでねえの、とサム君の相槌ですけど。
命懸けでお礼ですか…。


2025/05/13 (Tue)



☆早めに決めるべき


GWは宇宙だった御一同様、週末は生徒会長宅ですけれど。
ソルジャー登場で、河原でバーベキューな話に変わった今。

キース 「お前たち、俺を人柱にしたいのか!?」
ジョミー「だって、お礼はして欲しいしさ…」
サム  「棚経コースがボツな以上は、これしかねえぜ?」

今更、逃げられる状況だとでも、とサム君、腕組み。

サム  「お礼の機会を作ると言ったの、そいつでよ…」
シロエ 「こうして作ってくれたんですし…」
ジョミー「お礼をするのがいいと思うよ」

その程度で済んでいる内に、とジョミー君も。

ジョミー「話が下手に転がったら、ぼくの二の舞だってば」
サム  「だよなあ、お礼の中身がグレードアップで…」
シロエ 「火だるまショーとか、吊り橋ダイブな領域に…」

踏み込んでしまうと思いますけど、とシロエ君が挙げる例。

シロエ 「今の間に決めてしまえば、アユ釣り程度で…」
サム  「ダメだろ、漁期の問題があるんだしよ…」

アユ漁、解禁になってねえ時期で…、とサム君が止めに。

サム  「密漁はマツカに御迷惑でよ…」
マツカ 「流石に、賛成しかねますね…」

漁期の変更は不可能ですし、とマツカ君も困惑顔。

マツカ 「アユ釣り以外の何かでお願い出来ますか?」
Aブルー「もちろんだよ!」

楽しいイベになりさえすれば、とソルジャー、快諾。

Aブルー「吊り橋ダイブも、楽しかったし…」
キース 「もう一度やれと!?」
Aブルー「やるなら、ダイブよりも突き落としかな…」
一同  「「「突き落とし!?」」」

なんだソレは、と誰もがキョトン。

シロエ 「突き落としって、どういうイベなんです?」
サム  「まさか、キースを…」

突き落とすイベのことじゃねえよな、とサム君の問い。

サム  「あの吊り橋から、真っ逆様によ…」
ジョミー「吊り橋の板を外して、落とすとか?」
Aブルー「いいねえ、ソレ!」

何処で落ちるか、外していって、と笑顔ですけど。
一枚ずつ…?


2025/05/14 (Wed)



☆スリリングなゲーム


GWを宇宙で過ごした御一同様、週末の土曜は生徒会長宅。
其処へ来たソルジャー、河原でバーベキューなイベを計画。

シロエ 「吊り橋の板を、一本ずつ外すつもりですか…?」
Aブルー「楽しいんじゃないかな、スリリングで」

キースを落とした人が勝ちで、とソルジャーの謎な発言。

一同  「「「えっと…?」」」
Aブルー「そういうゲームが、ある筈だよ?」

黒ひげ危機一髪だっけか、とソルジャーが口にしたゲーム。

Aブルー「樽に一本ずつ、剣を刺してさ…」
一同  「「「あー…」」」

アレか、と思い当たるゲームで、メジャーな遊び。

サム  「でもよ、アレは飛び出させたら、負けでよ…」
シロエ 「キース先輩に応用するなら、落とした場合は…」

その人が負けになるのでは…、とシロエ君の問い。

シロエ 「勝ちというルールは、無いと思いますけど…」
ジョミー「そうだっけ? 最近は、ルールが変わってさ…」

飛び出させたら勝ちもあったと思う、とジョミー君。

ジョミー「この前、そんなニュースあったよ?」
スウェナ「私も見たわね、だけど、キースじゃ…」

どっちが勝ちになるのかしら、とスウェナちゃんの疑問。

スウェナ「キース的には、どっち?」
キース 「どうして、其処で俺になるんだ!?」
スウェナ「キースの迷惑度数で、変わりそうだし…」

嫌がられ度数が高いほど勝ちかも、とスウェナちゃん。

スウェナ「だって、そのイベ、楽しむ人が問題なのよ?」
Aブルー「ピンポーン!」

ぶるぅが喜ぶ方が勝ちだね、とソルジャー、親指をグッと。

Aブルー「自分の番で、キースが真っ逆様の方がさ…」
シロエ 「楽しいでしょうね、落ちないままでいるより…」

勝者は落とした人っぽいです、とシロエ君も。

シロエ 「ですが、吊り橋、壊れますし…」
Aブルー「後で直せば、無問題だよ!」
マツカ 「工事の人なら、手配しますけど…」

キースの立場はどうなるんです、と質問が。
落っこちろと…?


2025/05/15 (Thu)




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