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シャングリラ学園つれづれ語り
☆怖すぎるネタバレ


さて、10月。暦はキッチリ秋な季節で、その筈ですけど。
生徒会長宅で週末な御一同様、口々に愚痴る長すぎる残暑。

ジョミー「なんで今頃、エアコンなのさ…」
サム  「来週頃には涼しくなるって予報だぜ?」
シロエ 「あまり信用出来ませんよね…」

夏真っ盛りから、騙されまくりで、とシロエ君、ブツブツ。

シロエ 「暑さのピークはこの辺だ、と言うんですけど…」
スウェナ「外れまくって9月突入、暑いままだったわね…」
キース 「俺にしたって、アレが無ければ…」

何処かで討ち死にしていた筈だ、とキース君も合掌。

キース 「アンダーで涼しく過ごせたお蔭で、助かったぞ」
ジョミー「まだ借りてるわけ?」
キース 「もう要らない、と言い切れるか?」
一同  「「「あー…」」」

確かに油断出来ないよね、と皆が納得。

サム  「その日の予報も、外しやがるしよ…」
シロエ 「最高気温も、ゲリラ豪雨の襲来もです…」
ジョミー「やっぱアレかな、地球温暖化のせいなのかな…」
ブルー 「どうなんだろうねえ…」

ぼくも怖くて聞いていない、と生徒会長。

一同  「「「は?」」」
ブルー 「誰かさんだよ、地球を目指している人が…」
一同  「「「えっと…?」」」

誰のことかはピンと来るものの、何を聞くのか謎。

キース 「あの馬鹿野郎から、何を聞き出すんだ?」
シロエ 「地球温暖化とか、興味無さそうですよ?」
ブルー 「そうだろうけど、過去の歴史を知ってるしさ…」

温暖化の時代もあったかもだし、と生徒会長、目がマジ。

ブルー 「ネタバレで語ってくれそうでね」
一同  「「「うーん…」」」

それはあまりに怖すぎるのでは、と誰もがガクブル。

シロエ 「あの世界の地球、滅びたんですよね…」
ジョミー「今は復活してるらしいけど、其処までがね…」
サム  「聞かねえ方が、吉なんでねえの?」
キース 「俺も同意だ」

此処は話題を変えるべきだな、という提案。
それが良さそう…。


2025/10/01 (Wed)



☆北の国だと秋


残暑を引き摺ったままで10月、週末は生徒会長宅な面々。
地球温暖化が話題になったら、怖すぎるオチが来たわけで。

ジョミー「じゃあさ、代わりに何かネタはあるかな?」
サム  「うーん…。暑さの愚痴は、ループしそうでよ…」
キース 「さっきの話に戻りそうではある」
スウェナ「だけど、キッチリ切り替えるのは、ちょっと…」

今の流れじゃ厳しそうよ、とスウェナちゃんの分析。

スウェナ「涼しい話題を出して来ようにも、暑すぎて…」
サム  「北の方でも、エアコン必須なご時世だしよ…」
シロエ 「そうだ、ソレです!」
一同  「「「は?」」」

エアコンとは、と皆の視線がシロエ君に。

ジョミー「まさか、この夏、エアコンを改造してたとか?」
サム  「違うんでねえの、シロエなんだぜ?」
キース 「改造するより、自作しそうな輩だしな…」
シロエ 「そうなんですけど、やっていません!」

ぼくが言うのは北の方です、とシロエ君が眺める窓の方向。

シロエ 「流石に此処より北の方では、秋の入口ですしね」
ジョミー「あー…。でもさ、ネタって、クマが出たとか?」
サム  「ドングリ不作で出るらしいよなあ…」
キース 「物騒な話は、お断りだぞ」

クマ登場は御免蒙る、とクマと相撲な経験のある人。

キース 「もっと平和なネタにしてくれ」
シロエ 「大丈夫ですよ、クマは出ません」

リスが出て来た程度ですね、とシロエ君の苦笑い。

シロエ 「北の国にあるライブカメラだと、もう紅葉で…」
ジョミー「サンタクロースの村のヤツかな?」
シロエ 「そこまで北ではありませんけど、秋ですね」

機械弄りで疲れた時に、目を休めてます、と納得の理由。

シロエ 「豊かな自然を眺めていたら、凄い爆音が…」
一同  「「「爆音?」」」
シロエ 「ドーン! と響いて、ドドーン! でしたね」
サム  「雷かよ?」
シロエ 「いえ、晴れてました」

雲一つ無い青空でしたよ、と言ってますけど。
何故に爆音…?


2025/10/02 (Thu)



☆意外すぎる正体


夏の暑さが残る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
地球温暖化の話が出たものの、物騒なので話題を切り替え。

ジョミー「晴れていてもさ、雷は鳴るらしいよね?」
キース 「たまにあると聞くな」

運が悪いと落ちるそうだ、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「柔道部員は無関係だが、野球部員は要注意で…」
サム  「顧問の先生が、気にしてるわけな?」
キース 「グラウンドは広いし、サッカーよりも動きが…」

無いポジションが多いだけに、と言われれば、そう。

キース 「落ちる確率、サッカー部より高くなるしな…」
一同  「「「あー…」」」

たまにグラウンドが空いているのはソレか、と皆が納得。

スウェナ「放課後のグラウンド、がら空きな時は、ソレね」
キース 「雷注意報で、皆、退避中なんだ」
サム  「んじゃよ、シロエが聞いたらしい爆音もよ…」
ジョミー「何処か近くに落ちたんじゃないの?」

快晴でも油断禁物だしね、とジョミー君。

ジョミー「確かに、涼しくて怖い話題かも…」
キース 「あまり愉快な話ではないな…」
サム  「喋るんなら、もっといいネタにしろよ…」
シロエ 「違いますって!」

誤解ですよ、とシロエ君、指を左右にチッチッと。

シロエ 「爆音の正体、バイクですから!」
一同  「「「はあ?」」」

バイクだって、と誰もがキョトン。

ジョミー「バイクって、ドーンと音がしたっけ?」
サム  「ふかす時でも、ブオーンなんでねえの?」
シロエ 「知りませんけど、バイクなんです!」

走行音も聞こえましたし、とシロエ君。

シロエ 「もっとも、ぼくも解説が無ければ…」
一同  「「「解説?」」」

誰が解説、と首を捻るしかない今の展開。

キース 「自然豊かなライブカメラと言わなかったか?」
ジョミー「解説員とか、いなさそうだよ?」
シロエ 「付属チャットが、地元の人の交流の場です」

常連さんが解説ですね、と説明していますけど。
バイクで爆音…?


2025/10/03 (Fri)



☆飛び出した質問


暑さが残る10月の頭、週末の生徒会長宅に集う御一同様。
シロエ君が持ち出した謎の爆音、ライブカメラで聞いた音。

サム  「んじゃよ、爆音、リアタイで聞いたわけかよ?」
シロエ 「ええ。いつものように、休憩しようと…」

画面を開いた直後でした、とシロエ君が語る音の瞬間。

シロエ 「よく晴れた日で、遠くの方まで見えてましたね」
ジョミー「自然豊かだと、森なのかな?」
シロエ 「国立公園の一角から、森と川とを見放題ですよ」

人間の姿もありませんし、というライブカメラの光景。

シロエ 「目を休めるには丁度いいので、よく行ってます」
サム  「バイクの音とか、無縁そうだぜ?」
シロエ 「そうなんです。普段は鳥の声くらいで…」

後は自然の音でしょうか、と風や雨音の味わいもありそう。

シロエ 「其処へ突然、ドーン! でした」
キース 「雷だと思わなかったのか?」
シロエ 「思いますってば、ドドーン! が続きましたし」

でも…、とシロエ君が浮かべた苦笑。

シロエ 「都会住まいの人なんでしょうか、質問が出て…」
スウェナ「雷の音を知らない人なのね?」
シロエ 「詳しくない、と言うべきですよ」

色々なタイプが存在するのを、と言われれば、そう。

ジョミー「基本、ゴロゴロなヤツだもんね…」
シロエ 「ともかく、一人、チャットに書き込んだんです」

爆音が響き渡った直後に、とシロエ君。

シロエ 「うわー、なんだ、今の音は! と、速攻でした」
サム  「見てるヤツ、やっぱ、多そうだよなあ…」
シロエ 「入れ替わり立ち代わり、10人はいますね」

それだけにレスも即レスですよ、と語られる現場。

シロエ 「答えを見るなり、口がポカーンとなりました…」
ジョミー「バイクが来るとは思えないからかな?」
シロエ 「答えが斜め上だったからです」
一同  「「「は?」」」
シロエ 「意味が不明すぎて…」

考え込んでしまいましたね、と言ってますけど。
バイクですよね…?


2025/10/04 (Sat)



☆結び付かないバイク


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
其処で出て来た話題が爆音、シロエ君が見たライブカメラ。

ジョミー「意味が不明って、音の説明だったんだよね?」
シロエ 「そうなんですけど…」
キース 「バイクの音が、特に謎とは思えないが?」

来る筈がない場所ならともかく、とキース君も。

キース 「普段は来ないと、さっき言ったが、どうなんだ」
シロエ 「どうも近くに、キャンプ場があるみたいで…」
サム  「バイク自体は、たまに来るのな?」
シロエ 「大音量の音楽が聞こえる時も、週末などに…」

ありがちですよね、という国立公園内の事情。

シロエ 「ですから、バイクでも納得とはいえ…」
スウェナ「どういう具合に、意味不明なのよ?」
シロエ 「答えが、バイクのキノコ狩りですよ?」
一同  「「「はあ?」」」

キノコ狩りにバイクで出動なのか、と一同、ポカーン。

ジョミー「あのさ、キノコ狩りって、若い人がさ…」
サム  「行くような趣味じゃねえよなあ?」
シロエ 「おまけに、バイク乗りです!」

ドーン! と爆音が響くような、とシロエ君の念押し。

シロエ 「この国だったら、あると思いますか?」
一同  「「「あー…」」」

理解の範疇外だったわけだ、と皆が納得。

キース 「意味が不明と言うより、混乱したんだな?」
シロエ 「後から思うと、そうなりますね…」

バイク乗りとキノコ狩りが結び付きません、とシロエ君。

シロエ 「どういう意味だ、と思う間に、話が進んで…」
サム  「付属チャットでかよ?」
シロエ 「ええ。キノコ狩りのシーズン到来、と…」

楽しそうでした、とシロエ君の証言。

シロエ 「国が違うと、レジャーも変わるようです」
ジョミー「バイク乗りがさ、キノコ狩りとか、ないよね…」
サム  「原チャリだったら、分かるんだけどよ…」
キース 「ガチのバイクは、同じ山でも…」

峠を攻めに行く方なのでは、という声ですけど。
そうかも…。


2025/10/05 (Sun)



☆お国柄とバイク乗り


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
出て来た話題が北の国のレジャー、バイクでキノコ狩りで。

シロエ 「ガチのバイクなら、峠攻めですよね…」
サム  「それか、警察に追われながらの爆走でよ…」

キノコ狩りになんか行くかよ、とサム君も。

サム  「国が違うと、マジで事情が変わるのな…」
キース 「バイク自体もそうだが、乗ってるヤツもだ」
シロエ 「キノコ狩りが趣味ですしね…」
ジョミー「ホント、想像つかないってば…」

バイクを降りたら、メット外して出動で、とジョミー君。

ジョミー「スーパーのレジ袋とか、提げて行くのかな…」
シロエ 「バイクの後ろに、籠の類は不釣り合いですよ」
サム  「ライダージャケットで、レジ袋かよ…」

コンビニから出て来たんならともかく、とサム君の呆れ顔。

サム  「籠も大概、似合わねえけど、レジ袋もだぜ?」
ジョミー「この国だったら、チラ見されそう…」
スウェナ「ついつい、視線が行っちゃうわよねえ…」

そんなのに山で出会ったら、とスウェナちゃんも苦笑い。

スウェナ「だけど、話が弾んでたんなら、普通なのよね…」
シロエ 「そのようです。お国柄の違いを実感しました」
キース 「不釣り合いなのは、其処だけじゃないぞ」
一同  「「「は?」」」

他に大きな違いでも、と皆の視線がキース君に。

シロエ 「格好とかの他にも、何かありますか?」
キース 「峠を攻めているようなヤツらを、考えてみろ」
一同  「「「えっと…?」」」
キース 「例外もあるが、大部分の輩は、頭がだ…」

軽めに出来ているものなんだが、とキース君の言。

キース 「キノコで中毒しそうな系のヤツらで…」
一同  「「「あー…」」」

そうかも、と誰もが見合わせる顔。

ジョミー「道端のキノコでも、採って食べそうだよね…」
シロエ 「ありそうです…」
キース 「事実、多いぞ」

適当に採って食べる輩は、と言われれば、そう。
危機感ゼロ…。


2025/10/06 (Mon)



☆キノコ狩りの背景


残暑が残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
シロエ君が持ち出した北の国のレジャーが、キノコ狩りで。

キース 「キノコの選別、プロでも間違うらしいんだが」
一同  「「「ええっ!?」」」
キース 「道の駅などで販売したのが、毒キノコ入りで…」

回収騒ぎも定番だぞ、とキース君、目がマジ。

キース 「この国のバイク乗りでは、難しいかと…」
ジョミー「プロでも間違えるんならね…」
サム  「その国、毒キノコとか、ねえんじゃねえの?」
シロエ 「どうなんでしょう? そんな話は無かったです」

キノコ狩りの楽しさで盛り上がっていて、とシロエ君。

シロエ 「幼稚園からも、出掛けるそうですよ」
サム  「マジかよ、キノコの区別が出来る年じゃねえぜ」
スウェナ「後で、先生が仕分けするのかしら?」
ジョミー「そうかも、それなら安心だしね」

やっぱり国が違いすぎるよ、とジョミー君が眺める窓の方。

ジョミー「幼稚園なら、芋掘りとかが定番でさ…」
シロエ 「ブドウや梨だと、背が届きませんしね…」
サム  「キノコは地面に生えている分、楽だけどもよ…」

幼稚園児のレジャーじゃねえな、とサム君が振っている首。

サム  「幼稚園時代から行ってる間に、知識つくとか…」
ジョミー「ありそう、小学校でも行くんだろうし…」
キース 「キノコ狩りのエキスパートに育つわけだな…」

いわゆる英才教育で、とキース君の言。

キース 「だったら、バイク乗りでも見分けられるか…」
シロエ 「頭の出来とは無関係に、覚えられますしね…」
スウェナ「楽しく遊んで、学ぶ仕様ね…」

ホントにお国柄だわよ、とスウェナちゃんも。

スウェナ「キノコ料理にも、こだわってるのかしら?」
シロエ 「料理の話は出てませんでした」
キース 「適当に切って、シチューかもしれんぞ」
サム  「アバウトすぎねえ?」
キース 「しかしだ…」

耳にしたことがあるわけで、と言ってますけど。
キノコ料理を…?


2025/10/07 (Tue)



☆アバウトすぎる料理


残暑の名残な10月の頭で、週末は生徒会長宅な御一同様。
シロエ君の話から、北の国のキノコ狩りで盛り上がり中で。

ジョミー「適当に切ってシチューって、どんなキノコも?」
キース 「聞いた話では、そうらしいぞ」

とにかく切って鍋に投げ込むスタイルで、とキース君の言。

キース 「キノコの種類より、キノコ狩りの方を重視で…」
シロエ 「楽しんだ後は、食べるだけなんでしょうか?」
ジョミー「しかも適当って、なんだかさ…」
サム  「採ったキノコに失礼すぎねえか?」

もっと丁寧に料理しろよな、とサム君の呆れ返った顔。

サム  「このキノコならコレ、といった風によ…」
スウェナ「松茸をシチューにするような人、この国だと…」

バイク乗りでもいないんじゃないの、とスウェナちゃん。

スウェナ「松茸ご飯を炊くスキルは無くても、焼くとか…」
シロエ 「焼き松茸なら、トースターでもいけますよね」
ぶるぅ 「そだね、シイタケとかも焼くしね」

トースターでもオッケーだよ、と料理上手なお子様も。

ぶるぅ 「焼いて、ポン酢で一品になると思うの!」
サム  「バイク乗りなら、その程度だよなあ…」
ジョミー「柚子を搾るとかは、しそうにないよね…」
スウェナ「それでも、シチューよりかはマシな料理法よ?」

シチューだなんて、とスウェナちゃんが軽く広げる両手。

スウェナ「アバウトすぎだわ、採って来た後が…」
キース 「それを言うなら、松茸だけは別枠だそうだ」
ジョミー「あー…。この国向けに、輸出するヤツ!」

いろんな国から輸入だしさ、とジョミー君、うんうん、と。

ジョミー「市場に持って行けば、買って貰えるとか?」
キース 「それは玄人向けのコースだ」

一般人だと事情が異なる、とキース君が繰る数珠レット。

キース 「松茸だけは、嫌われるキノコで…」
一同  「「「は?」」」
キース 「煮ると臭い、と悪評が…」

高いと聞いたぞ、と思いもよらない話ですけど。
松茸が…?


2025/10/08 (Wed)



☆嫌われる松茸


暑さを引き摺る10月の頭、週末の生徒会長宅に集う面々。
シロエ君の話が切っ掛け、海の向こうのキノコ事情などが。

サム  「松茸、臭いって言い出すのかよ?」
シロエ 「しかも松茸、限定ですか?」
キース 「聞いた話では、そうなっていたな…」

バイクでキノコ狩りの国の隣だ、とキース君が語る松茸。

キース 「其処の国でも、キノコ狩りは秋のレジャーで…」
ジョミー「若い人でも、出掛けるんだ?」
キース 「家族揃ってとか、誘い合わせてとかで…」

秋の森へと繰り出すらしい、と北の国では人気な模様。

キース 「片っ端から採って帰って、シチューだそうだ」
スウェナ「他の料理は作らないのかしら?」
キース 「あるんだろうが、シチューがお手軽コースで…」

料理の腕前、問われないしな、と言われれば、そうかも。

キース 「今の時代は、何処の国でも、ルーが市販で…」
シロエ 「スーパーで買えば、煮るだけでいけますよね…」
キース 「ああ。キノコ料理にも、凝ったのは…」

紅茶の国でさえ、あるようだぞ、とキース君。

キース 「料理が不味いと評判なのに、作るんだからな…」
ジョミー「他の国なら、あって当然だよね…」
キース 「無いわけがなかろう、キノコのパイとかが…」

紅茶の国だとパイが名物、とキース君の豆知識。

キース 「パイに似合いのキノコまで、指定なんだぞ」
一同  「「「あー…」」」

それなら他の国でも色々あるな、と誰もが納得。

サム  「簡単なのが、シチューってことかよ…」
キース 「恐らくな。確か、クリームシチューだったか…」
スウェナ「確かに、香りが際立ちそうね…」

デミグラスソース系の煮込みよりは、とスウェナちゃん。

スウェナ「だけど、松茸、入れた場合は…」
キース 「臭すぎて、食えたものではないらしいぞ…」
シロエ 「トリュフだったら、いいんでしょうか?」
キース 「そうかもしれん…」

トリュフは高級品だけに、と言ってますけど。
松茸は…?


2025/10/09 (Thu)



☆好みの問題かも


暑さが残った10月の頭、生徒会長宅で週末を過ごす面々。
バイクでキノコ狩りな北の国の話題から、キノコ事情へと。

サム  「でもよ、松茸だって、高級品だぜ?」
キース 「お国柄の違いというヤツだろう」

現にトリュフの良さは分からん、とキース君の苦笑い。

キース 「ぶるぅの料理や、マツカの別荘で食っても…」
ジョミー「トリュフ、イマイチ、意識してないよね…」
シロエ 「松茸だったら、ご飯に炊き込んであるヤツも…」

刻んであっても分かりますよね、とシロエ君の相槌。

シロエ 「マツカ先輩の別荘でも、刻みタイプのが…」
スウェナ「出て来る時があるわよね」
マツカ 「あのタイプは、お気に召しませんか?」

ご好評を頂いているんですが、とマツカ君の控えめな問い。

マツカ 「ご高齢の方に限らず、上品だから、と…」
キース 「なるほどな。大きく切るより、繊細な出来で…」
ぶるぅ 「他のお料理にも、似合うからだよ」

ああいうのを出すトコ、増えてるね、と料理上手なお子様。

ぶるぅ 「だけど、物足りない人も多いし、難しいかも…」
一同  「「「うーん…」」」

同じ松茸ご飯でも、この有様か、と皆が見合わせる顔。

ジョミー「切り方だけで、好みが分かれちゃうんだ…」
サム  「トリュフ以前の問題だよなあ…」
シロエ 「他の国にまで、口出し出来ませんよね…」

たとえシチューになっていたって、とシロエ君。

シロエ 「もっとも、シチューは、不評らしいですけど…」
キース 「臭い料理は、御免蒙りたいだろうしな…」
ジョミー「でもさ、臭いと思うの、お国柄かも…」

ぼくたちだったら、平気かもね、とジョミー君が傾げる首。

ジョミー「そもそも、松茸自体が、臭いかもだし…」
スウェナ「ありそうだわねえ、最初からダメとかは…」
キース 「シチューに入れたら、悪臭アップか…」
ジョミー「そう思うんだけど、どうなんだろう?」

トリュフがウケる国なんだしさ、と出された疑問。
お国柄…?


2025/10/10 (Fri)



☆臭くないのかも


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ事情から、お国柄へと話が転がってまして。

キース 「お国柄というのは、あるかもしれんな…」
ジョミー「海外赴任の人が食べたら、平気なのかも…」
スウェナ「そういう人なら、シチューにしないわよ?」
サム  「松茸狩りに出掛けて、松茸だけを狙いそうだぜ」

嫌われ者のキノコなんだし、残ってるよな、とサム君の言。

サム  「バイクのヤツらまで、押し掛ける山でもよ…」
シロエ 「これはダメだ、と分かっているキノコですしね」
キース 「幼稚園児はともかく、小学生くらいなら…」

臭いキノコだと習うヤツだな、とキース君も。

キース 「お国柄なら、生の時から、臭いだろうし…」
ジョミー「コレは煮たって臭いんだ、と教えそうだよ」
サム  「キノコ狩りに行っても、採らねえってな…」

海外赴任のヤツらが採り放題、とサム君が言う通りかも。

サム  「シチューにしねえで、松茸尽くしで豪華によ…」
ジョミー「食べそうだけどさ、付き合いもあるしね…」
シロエ 「その国の人と出掛けた場合は、シチューかも…」

ウッカリ混ざってしまっていて、とシロエ君の苦笑。

シロエ 「みんなが臭いとドン引きしてても、特には…」
ジョミー「臭いと思うどころか、いい香りとかさ…」
一同  「「「うーん…」」」

松茸の香り高いシチューなのかも、と誰もが首を捻り中。

キース 「まるで無いとは言い切れんな…」
サム  「そんな食い方、したことねえしよ…」
ジョミー「高級品だし、失礼すぎるよね…」
ブルー 「そうなんだけど、それは今の時代だからで…」

昔だったら、あったかもね、と生徒会長が顎に当てる手。

ブルー 「松茸フライが、安かった時代があったしさ」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「フライだってば、学食で出してたんだよね…」
一同  「「「ええっ!?」」」

学食というのは、学校の、と皆が仰天ですけど。
皆の学校…?


2025/10/11 (Sat)



☆学食で松茸フライ


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国のレジャーなキノコ狩り、其処から松茸の話でして。

シロエ 「学食で松茸フライって、何処の学校ですか?」
サム  「もしかして、俺らの学校かよ?」
ブルー 「逆に何処だと思うんだい?」

ぼくが話題にしてるんだよ、と語る生徒会長、生き字引。

ブルー 「あの時代だったら、何処でも事情は同じかな…」
ジョミー「松茸フライだけでも、ビックリだけどさ…」
スウェナ「安かったっていうのは、学食プライスかしら?」

安く仕入れて学生向けに、とスウェナちゃんの問い。

スウェナ「他所で食べたら、それなりの値段だったとか?」
シロエ 「ありそうですよね、学食、お値段安いですし…」
サム  「町の食堂の半額とかで食えるもんなあ…」
ジョミー「松茸フライも、その口だったかもね」

スウェナの読みが当たってるのかも、とジョミー君も。

ジョミー「だけど、松茸フライって初耳だよ…」
サム  「俺も知らねえ、天麩羅だったら分かるけどよ…」
シロエ 「天麩羅だったら、和風ですしね」
スウェナ「マイタケとかのを、見掛けるわよね」

どうしてフライなのかしら、とスウェナちゃんが傾げる首。

スウェナ「松茸だったら、天麩羅の方が似合いだわよ?」
ブルー 「手間の問題というヤツじゃないかな」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「学食メニューに、フライ系は割とあるしさ」

豚カツだとか、コロッケだとか、と生徒会長。

ブルー 「ついでに揚げればオッケー、そんな感じで」
一同  「「「うーん…」」」
ブルー 「松茸うどんも、定番だったね」
一同  「「「ええっ!?」」」

うどんまでか、と誰もが仰天。

シロエ 「会長、それはマジなんですか!?」
ブルー 「マジだよ、松茸うどんも、安くってさ…」
キース 「学食プライスで、安かったんだろうな?」
ブルー 「違うんだよね…」

貧乏学生御用達のメニューで、と言ってますけど。
金欠用…?


2025/10/12 (Sun)



☆平凡すぎた時代


残暑を引き摺る10月の頭、生徒会長宅で週末な御一同様。
北の国のキノコ狩りから、松茸の話題ですけど、今は学食。

キース 「貧乏学生御用達というのは、格安だったのか?」
ブルー 「そうだよ、麺類の中では、ダントツでさ…」

松茸うどんの下は素うどんだったね、と生徒会長。

ブルー 「キツネうどんは、松茸うどんよりも格上で…」
一同  「「「ええっ!?」」」
ブルー 「ラーメンになったら、もっと高かったよ」

チャーシューが入っているものだから、と説明が。

ブルー 「貧乏学生は、素うどんか、松茸うどんしか…」
サム  「食えなかったのかよ?」
ブルー 「ネギだけは、入れ放題だったんだけれどね…」

メンマはネギとは違うわけでさ、と生徒会長の苦笑い。

ブルー 「ラーメンの値段に、メンマ代も反映されてて…」
シロエ 「余裕のある人だけが、食べていたんですか?」
ブルー 「注文するのが、ステイタスだった時代なんだよ」

金欠メニューの真逆だしね、とクスクスと。

ブルー 「松茸うどん組は、肩身が狭くて、端っこで…」
キース 「黙々と食っていたわけか…」
ブルー 「ううん、開き直りで、騒いでたけど…」

今となってはゴージャスな思い出、と親指をグッと。

ブルー 「当時を知らない人に話せば、どうなるかな?」
シロエ 「凄く尊敬されそうです…」
キース 「松茸フライも、同じだろうな…」
ジョミー「安かったなんて、知らなかったもんね…」

沢山あった時代なのかな、とジョミー君。

ジョミー「油揚げの方が、高いほどだし…」
ブルー 「シイタケ並みか、それ以下かなあ…」

山にドッサリだった時代だしね、と三百歳以上な人の証言。

ブルー 「キノコ狩りに行ったら、踏んづけるくらいで…」
サム  「レアの反対だったのな…」
シロエ 「時代ですねえ…」
ジョミー「味も想像つかないんだけど、状況も無理だよ…」

松茸だらけの山だなんて、とジョミー君が広げる両手。
本当に…。


2025/10/13 (Mon)



☆レジャーな時代


暑さが残った10月の頭、週末を生徒会長宅で過ごす面々。
北の国のキノコの料理法から、学食メニューに転がった今。

キース 「俺の親父でさえ、そんな話はしていないぞ…」
シロエ 「アドス和尚だったら、詳しそうですけど…」
サム  「檀家さんから、聞いたとかはねえのかよ?」
キース 「確かに、昔は松茸狩りがレジャーな時代が…」

あったとは聞くが、とキース君が顎に当てる手。

キース 「とはいえ、既にレアものだった感があったな…」
スウェナ「どんな話を聞かされたのよ?」
キース 「松茸の採れる山には、ロープなどで仕切りが…」

されていたそうだ、とキース君。

キース 「それを越えると、松茸泥棒扱いされても…」
サム  「仕方なかったってか?」
キース 「子供だったらまだしも、大人はアウトで…」

ハイキングに行って、誤解されたケースも、と語る秋の山。

キース 「都会育ちの人には、仕切りのロープなんぞは…」
ジョミー「何のロープか、分かんないよね…」
キース 「入山禁止と書いてあったわけでもないらしい」

運が良ければ、お持ち帰り出来たそうだ、とオチが来た件。

キース 「知らずに入って、松茸ゲットで、ラッキーで…」
シロエ 「山の持ち主、見張っていなかったんですね?」
キース 「今ほどレアではなかったんだろうな」

泥棒は困るが、ハイキング客程度は、と許せたらしい時代。

キース 「だから、レジャーで入れたのは、知り合いで…」
一同  「「「うーん…」」」
キース 「一般人は、山が公開されてから入るんだ」

今もそうだぞ、とキース君の松茸関連の知識。

キース 「マツカだったら、知っている筈で…」
マツカ 「ええ。年々、暑さで先延ばしになる傾向ですね」
サム  「松茸山を一般公開かよ?」
マツカ 「好きに入っていいんですけれど…」
キース 「シーズンは、既に終わり近くて、収穫の方は…」

さほど無いとも聞いているな、という松茸事情。
フライとか無理…。


2025/10/14 (Tue)



☆食べてみたい人


残暑を引き摺る10月の頭、週末は生徒会長宅な御一同様。
北の国のキノコ狩りから、キノコ料理へ転がった今でして。

ジョミー「松茸フライとか、出来やしないね…」
シロエ 「臭いと言い出すシチューの国でも、フライは…」

臭いと嫌がるでしょうしね、とシロエ君が顎に当てる手。

シロエ 「松茸、ドッサリあるかもですけど」
サム  「あるんでねえの、この国に輸出してる分まで」
ジョミー「でもさ、この国に来た後じゃ、それなりの…」

お値段がついてしまうんだよ、とジョミー君。

ジョミー「お手頃価格で松茸だなんて、聞かないし…」
キース 「目玉商品で並ぶ時でも、そこそこ高いしな…」

フライなんぞは夢のまた夢、とキース君の苦笑。

キース 「ましてシチューは、お目にかかるのも…」
スウェナ「難しいわよね、どう考えても…」
サム  「パスタにしたって、出来やしねえぜ」

キノコのパスタは定番だけどよ、とサム君も。

サム  「パスタのソースと、シチュー、似ていねえか?」
一同  「「「あー…」」」

クリームパスタだったら、と皆が納得。

シロエ 「やっぱりパスタも、臭いんでしょうねえ…」
キース 「お国柄だろうと思うんだが…」
サム  「俺もなんだけど、御縁ってヤツが皆無だよな…」

高級品だし、手も足も出ねえよ、とサム君が広げる両手。

サム  「松茸うどんとか、フライの時代じゃねえし…」
ブルー 「当時の学食、どっちも見てはいないよ」

松茸うどんとフライだけで、と生徒会長。

ブルー 「貧乏学生、洒落たメニューは無理なんだしさ」
一同  「「「うーん…」」」
??? 「この際、チャレンジしたらどうかな?」

シチューとか、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。

Aブルー「面白そうな話じゃないか、食べてみたいね」
キース 「あんた、何処から湧いたんだ!?」
Aブルー「もちろん、ぼくの青の間からだよ!」

それよりもシチューの話、と笑顔ですけど。
食べたいと…?


2025/10/15 (Wed)



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