シャングリラ学園つれづれ語り
☆亡命するなら代理
師走と言えばクリスマス、最初の土曜は生徒会長宅な面々。
悪戯小僧の誕生日パーティーが問題、皆で亡命する計画が。
シロエ 「キャプテンだけ、置き去りにして亡命ですか?」
Aブルー「うーん…。ぶるぅの面倒、見る人がいないし…」
キース 「あんた、生贄にしても、心が痛まないと?」
サム 「ひでえ話だぜ…」
自分が無事なら、それでいいのかよ、とサム君のツッコミ。
サム 「残るべきなんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、それか、キャプテンも亡命するか…」
スウェナ「パーティーの面子は、どうなるのよ?」
ぶるぅ 「んとんと…。ぼくとブルーが、残ってるから…」
趣向を変えれば、きっとなんとか、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「ブルーにだって、アイデア、あると思うよ」
ブルー 「うん。人数さえ多ければ、喜ぶだろうし…」
ハーレイの代理も、間に合わせるよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「教頭先生を招待すれば、瓜二つだしね」
キース 「激しく嫌っていなかったか?」
ブルー 「だからこそだよ、生贄に最適な人材かと」
一同 「「「あー…」」」
犠牲者として差し出す気だ、と皆が見合わせる顔。
キース 「好きに料理してかまわないから、ということか」
ブルー 「ピンポーン!」
他の先生方も呼ぶ方向で、と生徒会長、親指をグッと。
ブルー 「グレイブ先生は、無理だと思うけれどね」
シロエ 「ミシェル先生と、クリスマスのデートですか…」
ジョミー「とうに予約も入れてるよね…」
ブルー 「なにしろ、相手はグレイブだから…」
とはいえ、他は暇だと思う、と生徒会長。
ブルー 「呼べば、面子は揃うんだけどさ…」
Aブルー「何か問題あるのかい?」
その案でいけばいいじゃないか、とソルジャーの問い。
Aブルー「ぼくのハーレイも、亡命で…」
ブルー 「璃母恩院、多分、学生バイトしか…」
キース 「受けていないぞ」
短期枠では、とキース君が眺めるスマホ。
問い合わせ待機中…。
2025/12/16 (Tue)
☆条件が合わない
クリスマスの季節な師走ですけど、セットで来るイベント。
悪戯小僧の誕生日パーティー、亡命して逃げる計画でして。
Aブルー「ハーレイ用の枠が無いって?」
キース 「成人男性は、短期募集が存在しないようだ」
学生と違うせいだろうな、とキース君が見詰めるスマホ。
キース 「学生証だけで信用してもいいのが、学生で…」
シロエ 「大人の場合は、雇う前から厄介そうですよね」
キース 「不祥事が起きたりするのも、ありがちで…」
雇ってみたら、本職が泥棒だったとか、と挙げられた例。
キース 「修行僧の金銭などは、纏めて預かってるし…」
サム 「盗み出せたら、ボロいわけな…」
スウェナ「スマホも、闇市場だと高く売れそうよね…」
キース 「そういった事情で、短期は学生バイトだけだな」
しかもクリスマスの間だけとか、とキース君、合掌。
キース 「気の毒だが、キャプテンには残って貰うしか…」
Aブルー「それは困るよ、他の面子を揃えて貰っても…」
ハーレイが残っていたら、ババを引くしさ、と青ざめる人。
Aブルー「短期間のバイトは、他に無いのかな?」
ブルー 「その質問なら、答えは決まっているってば!」
キース 「人手不足の極みなんだぞ、いくらでもいける」
ケーキを売るのは無理そうだが、とキース君の苦笑い。
キース 「ビジュアルが重視されるし、お断りだろうな」
シロエ 「いかつい顔で、ケーキを売られてもですね…」
ジョミー「買いにくいよね、押し売られそうで」
サム 「安いケーキで済ませたくても、高額商品な…」
俺なら売り場に近付かねえよ、とサム君、キッパリ。
サム 「ケーキ売り場は、不採用でねえの?」
Aブルー「不本意ながら…」
賛成せざるを得ないよね、とソルジャーの呻き。
Aブルー「他にバイトは?」
キース 「運転免許が無いのが痛いな…」
シロエ 「ケーキとかの配達、無理ですし…」
サンタくらいなら、あるかもです、と言ってますけど。
さて…?
2025/12/17 (Wed)
☆出来そうなバイト
師走と言えばクリスマス、悪戯小僧の誕生日もクリスマス。
パーティーで何か悪戯されそうで、亡命して逃亡を計画中。
Aブルー「サンタのバイトって、何をするわけ?」
シロエ 「賑やかしと言うか、盛り上げ役ですよ」
サム 「幼稚園とかだと、先生が担当するけどよ…」
ジョミー「人材がいないトコだと、バイトを雇うよね」
ショッピングモールとかさ、とジョミー君が挙げる例。
ジョミー「髭もつけるし、いかつい顔は誤魔化せるよ」
Aブルー「うーん…。ハーレイ、役に立てるのかな…」
シロエ 「台詞の基本は、メリー・クリスマスですから…」
いけるのでは、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「チラシとかを配りながらの、御挨拶です」
Aブルー「その程度だったら、出来るかもだね…」
キース 「あんた、帰って、相談して来たらどうだ?」
半時間もあれば十分だろう、とキース君、スマホ待機中。
キース 「キャプテンがバイト希望か、その辺を…」
シロエ 「ですね、璃母恩院への問い合わせは、さほど…」
キース 「急がなくても、問題無いかと」
モノがクリスマスのバイトだけに、とキース君。
キース 「もっとも、サンタのバイトに空きがあるかは…」
スウェナ「運次第だわね…」
シロエ 「無かった時には、他のバイトになりますし…」
そもそもバイトをしない線も、とシロエ君、腕組み。
シロエ 「生贄覚悟で、残留することも有り得ますしね」
Aブルー「ぼくと違って、悪戯ターゲット、慣れてるし…」
キース 「やはり、本人の意向を確認するべきだな」
シロエ 「同感です。…あれ? サンタのバイト…?」
ちょっと確認したい件が、とシロエ君が見回す部屋。
シロエ 「クリスマスのパーティー、イブからですよね?」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくたちのお誕生日の前の日!」
シロエ 「サンタが来るのは、いつでしたっけ?」
キース 「イブの夜だが?」
子供時代は悲しい夜だった、と即答ですけど。
お寺ですしね…。
2025/12/18 (Thu)
☆サンタが来る日は
クリスマスがやって来るのが師走で、悪戯小僧の誕生日も。
パーティーで悪戯されそうだから、と亡命する話ですけど。
Aブルー「悲しい夜って、何故なんだい?」
シロエ 「その話を聞いた時には、いませんでしたか?」
Aブルー「どういう話をしていたと?」
サム 「キースの思い出話だったんだけどよ…」
家が寺なのは知っているだろ、とサム君の苦笑い。
サム 「寺でもクリスマス、やってるトコはあるしよ…」
ジョミー「お寺がやってる幼稚園でも、サンタはさ…」
スウェナ「来る所が多い筈なんだけど…」
シロエ 「キース先輩の家は、厳しすぎたんです…」
なにしろアドス和尚ですから、とシロエ君の遠い目。
シロエ 「ぼくたちも、除夜の鐘の後には法要ですよ…」
Aブルー「あー、夜中に本堂で正座だってね?」
シロエ 「容赦ないですし、当然、キース先輩には…」
厳しさMAXになるわけですよ、とシロエ君。
シロエ 「寺にサンタは入れられない、と結界らしくて…」
Aブルー「結界?」
シロエ 「山門に、ゲートを据えていたそうです」
サム 「邪悪なモノが入れねえように、据えるヤツな…」
そんな事情で、サンタは来ねえ家でよ、とサム君、溜息。
サム 「クリスマスのケーキとかも、ねえしよ…」
キース 「俺は真面目に辛かったんだ…」
Aブルー「そりゃ、子供には悲しいよねえ…」
ぶるぅでさえも、楽しみにしてるのに、とソルジャー。
Aブルー「来てくれなかったら、大泣きしそうで…」
シロエ 「ソレなんです!」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「サンタが来る日が、ポイントですよ!」
イブの夜に来るなら、パーティーの日で、と立てる親指。
シロエ 「其処で悪戯してた場合は、どうなりますか?」
一同 「「「あっ!?」」」
シロエ 「スルーされるか、鞭を貰うかの二択ですよ」
Aブルー「確かに、その通りだよね…」
悪戯したら詰む日だっけ、とソルジャー、目が真ん丸。
二択ですか…。
2025/12/19 (Fri)
☆サンタが来ない世界
クリスマスが来る師走ですけど、悪戯小僧の誕生日も師走。
しかもクリスマスで、悪戯を避けて亡命する気な御一同様。
シロエ 「つまり、逃げる必要は無いと思うんですけど…」
Aブルー「悪戯しそうになったら、注意すればいいって?」
シロエ 「サンタが来なくなりますよ、と言うだけで…」
大人しくなってくれるのでは、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「会長の得意な、イエローカードですってば」
サム 「言われてみりゃあ、そうなるよなあ…」
ジョミー「レッドカードで退場になったら、詰みだよね…」
少なくとも、此処で、サンタは来なくて、とジョミー君。
ジョミー「別の世界にある、部屋にも来ないのかも…」
Aブルー「シャングリラのことだね、パーティー自体が…」
存在してない、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「パーティーと言えば、ニューイヤーのヤツで…」
サム 「クリスマスはパーティー、しねえのかよ?」
Aブルー「宗教性の薄い世界だけにね…」
人類みたいに余裕も無いしさ、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「クリスマスにやれば、ニューイヤーの方を…」
シロエ 「やらない展開になるんでしょうか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ほんの1週間の間に、パーティーを2回だよ、と念押しが。
Aブルー「両方とも、規模を縮小するしか道が無いしさ…」
キース 「ニューイヤーの方に、全振りなんだな?」
Aブルー「そう! 小規模なグループでなら…」
部屋でやったりするけどね、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「パーティー料理は、あるわけがなくて…」
ジョミー「持ち寄りで、お菓子程度とか?
Aブルー「お酒でさえも、秘蔵品のさ…」
合成酒があればいい方、と厳しいクリスマスの環境。
Aブルー「ぶるぅのプレゼント、用意する人、いそう?」
キース 「皆無だろうな…」
Aブルー「その上、留守にしてるんだしね…」
部屋にプレゼントなんか届かないよ、とキッパリ。
こっちのが全て…。
2025/12/20 (Sat)
☆質素すぎる世界
クリスマスとセットで来るのが、悪戯小僧の誕生日でして。
璃母恩院のバイトに出掛けて、亡命する計画なんですけど。
サム 「んじゃよ、あんたが毎年、こっちに来るのは…」
キース 「クリスマス・パーティーが、無いせいか?」
Aブルー「ピンポーン!」
あったとしても、掛け持ちかな、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「ぼくの船で全力を挙げてやっても、色々と…」
ジョミー「足りない部分が出て来るんだ?」
Aブルー「料理だけでも、月とスッポンだってば!」
一同 「「「あー…」」」
せいぜいケーキとチキンくらいか、と納得の理由。
シロエ 「ローストチキンと、ケーキ程度なんですね?」
Aブルー「チキンがあっても、足だけだよ!」
スウェナ「詰め物どころか、丸焼きじゃないのね…」
Aブルー「贅沢すぎる食べ物だしさ…」
足以外の部分は、他の日の料理に回されるよ、とキッパリ。
Aブルー「ケーキにしたって、ごくシンプルなヤツで…」
サム 「生クリームと、イチゴだけかよ?」
Aブルー「フルーツで飾るなら、フレッシュは無いね…」
こっちの世界で言うなら缶詰、と即答な世界。
Aブルー「断然、こっちのパーティーになるよ!」
キース 「しかも、そういうパーティーさえも無い、と…」
Aブルー「そう! クリスマスは休暇があるだけで…」
それ以外にイベントなんか無いって、というシンプルさ。
Aブルー「サンタは来るけど、子供に限定で…」
サム 「ぶるぅは留守だし、届かねえのな?」
Aブルー「一応、置いてはくれるんだけど…」
プレゼントは子供全員、同じものだよ、と説明が。
Aブルー「ぶるぅにすれば、有難味は少ないわけでさ…」
シロエ 「こっちの世界で貰えないと、ガッカリですか?」
Aブルー「お菓子がポツンと置かれてるんだよ?」
キース 「他のヤツらが、くれないせいだな?」
Aブルー「そういうことだね…」
プレゼントしたい人が皆無で、と悪戯小僧の環境。
自業自得かと…。
2025/12/21 (Sun)
☆逃げる必要ゼロ
クリスマスがやって来るのが師走、悪戯小僧の誕生日まで。
重なるだけに怖い面々、バイトでの亡命を希望でしたけど。
シロエ 「こっちの世界で貰えなければ、終わりですね?」
Aブルー「部屋に届いている筈の、お菓子だけ!」
サンタブーツとは大違いの、とソルジャーの苦笑い。
Aブルー「こっちじゃ、スーパーにまで並ぶのにさ…」
キース 「アレの中身の菓子が、一種類だけとかだな?」
Aブルー「クリスマス・パーティーさえも、無い船だよ?」
子供は特別扱いだから、お菓子をね、という説明。
Aブルー「豪華でもないし、量も多くはないってば」
シロエ 「だったら、悪戯は回避可能になります」
サム 「イエローカードで警告、レッドカードで退場…」
完璧じゃねえか、とサム君、親指をグッと。
サム 「逃げる必要、ねえってな!」
Aブルー「冷静になって考えてみれば、そうだよ…」
心配しただけ時間の無駄だった、とソルジャーが竦める肩。
Aブルー「クリスマス・パーティー、楽しみだねえ!」
ジョミー「ホント、焦っちゃったけどさ…」
スウェナ「キース、バイトは要らないわよ?」
キース 「百も承知だ」
俺にしたって安全だしな、とキース君。
キース 「問い合わせる気で、待機してたが…」
Aブルー「璃母恩院の、バイト募集サイト?」
キース 「一般向けもあるが、俺のは、関係者用だな」
一般枠の募集も見られる仕様だ、と眺めるスマホの画面。
Aブルー「パスワード制とか?」
キース 「そうなるが…」
Aブルー「ちょっと見せてよ、一般人向けじゃないんなら」
キース 「覗くだけだぞ、非公開に近い扱いだしな」
坊主本人か、家族向けだ、とキース君が見せた画面。
キース 「地味だろう?」
Aブルー「そうだね、問い合わせ用のトコは、コレかい?」
キース 「おい、サイオンでも触るな!」
Aブルー「反応する、って? あっ…?」
ウッカリ問い合わせちゃったかな、と聞いてますけど。
マジで…?
2025/12/22 (Mon)
☆お別れらしい人
クリスマスが来る師走ですけど、最初の土曜は生徒会長宅。
悪戯小僧の誕生日パーティーが嫌で、逃げる計画だった件。
キース 「ヤバい…。問い合わせで送信されてしまった…」
Aブルー「えっ、本当に!?」
どうなるんだい、とソルジャーも悪い顔色。
キース 「欠けた人材を探していた場合、直で、電話が…」
サム 「マジかよ?」
キース 「璃母恩院の担当者宛に、送信だしな…」
Aブルー「ごめん! 電話、来ないといいんだけど…!」
ヤバそうだから、ぼくは帰るよ、と姿を消したミスの犯人。
キース 「逃げやがったか!」
シロエ 「それより、先輩、電話、着信してます!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
まさか、と皆が青ざめる中で、キース君が出た電話。
キース 「はい、キース・アニアンです」
ジョミー「璃母恩院からかな…」
スウェナ「引き攣った顔だし、それっぽいわよ?」
キース 「すみません、ちょっと場所を移りますので…」
聞こえにくくて、とキース君、スマホを持って部屋の外へ。
シロエ 「ガチで璃母恩院みたいですね…」
マツカ 「雑談が聞こえていると、まずいようですから…」
サム 「詰んだんじゃねえの…?」
璃母恩院だった時はよ、とサム君も心配そう。
サム 「明日から来いとか、そういうヤツでよ…」
ジョミー「あっ、戻って来たから、回避かも!」
早すぎるしね、とジョミー君が言い終えない間に開いた扉。
キース 「すまんが、暫く、お別れだ…」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「道場の担当者が一人、昨夜、転んで骨折で…」
足首だけに、すぐに代理が欲しいそうだ、とキース君。
キース 「帰って支度で、道場が終わるまで行くことに…」
シロエ 「じゃあ、クリスマスは、欠席ですか!?」
キース 「休みたい、と届けは出すが…」
サム 「難しいのな…」
キース 「運がいいよう、祈っててくれ…」
イブに再会したいものだ、と帰って行きましたが。
気の毒すぎ…。
2025/12/23 (Tue)
☆無事に戻れた人
やって来ました、クリスマスイブ。生徒会長宅に集う面々。
別の世界からのゲストは、まだ来ていない、朝イチからで。
シロエ 「おはようございます!」
ジョミー「キース、やっぱり来てないよね…」
サム 「あれっきり、連絡、来ねえしよ…」
スウェナ「絶望的よね、まさか、こんな展開だなんて…」
最初に逃げようとした報いかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「修行道場、24時間拘束なんでしょ?」
シロエ 「そう言ってましたし、修行同然かもです…」
サム 「ホテル暮らしの組なら、いいんだけどよ…」
ジョミー「連絡無しだし、璃母恩院で泊まりっぽいよね…」
せっかくのイブも修行道場、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「気の毒すぎてさ…」
ぶるぅ 「あっ、宅配便かな?」
チャイム鳴ってる、と家事万能なお子様、玄関の方へ。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キース、来られたよ!」
キース 「すまん、遅れた…」
しかし来られた、とキース君が、あの日以来の登場。
キース 「骨折したヤツに、美味いトコだけ譲ったが…」
一同 「「「は?」」」
キース 「修行道場、締めの期間に入ったんでな…」
後は法要三昧なんだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「足首にギプスで、椅子席でも務まる仕様で…」
サム 「要するに、花を持たせたのかよ?」
キース 「そうなるんだが、ウインウインだぞ…」
ヤツは戻りたくて、俺は帰りたいし、と言われれば、そう。
キース 「というわけで、ギリギリで自由の身に…」
シロエ 「でも、良かったじゃないですか!」
サム 「ホントだったら、来られねえしな…」
キース 「なんとか、運があったようだ…」
今年も美味い飯が食えるぞ、とキース君、嬉しそう。
キース 「修行道場は、麦飯だっただけに…」
サム 「指導係も、麦飯を食うのかよ?」
キース 「璃母恩院で泊まる場合は、強制イベだ…」
其処に関しては運が無かった、と嘆いてますけど。
戻れましたね!
2025/12/24 (Wed)
☆面子が揃った模様
毎年恒例のクリスマス・パーティー。イブから始まる仕様。
不幸な事故で欠席の危機だった、キース君も無事に帰還で。
ジョミー「麦飯だけじゃなくって、精進料理だよね?」
キース 「表向きはな」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「もしかして、指導係は精進もどき料理ですか?」
サム 「あー、ナスでウナギの蒲焼風とかな?」
キース 「いや、修行中のヤツらと、飯は一緒だし…」
メニューも全く同じなんだが、とキース君の苦笑い。
キース 「違う所は、寝泊まりする場所が別部屋で…」
スウェナ「其処で、普通に食べられたわけ?」
キース 「修行中のヤツらが、寝静まってからだが…」
でないとバレる恐れがあって、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「道場の方でヘマをした場合、寝る前の時間に…」
シロエ 「お詫びに来るとかでしょうか?」
キース 「担当のヤツが、そうしろと指導したらな」
寝る時間が来たら、それは無くなる、という道場の事情。
キース 「もう来ないな、という時間の後は、フリーだ」
サム 「酒を飲んでもオッケーかよ?」
キース 「流石に、酒はアウトなんだが…」
寿司を食うのは大丈夫だった、とキース君が立てる親指。
キース 「もっとも、次の日も朝が早いのが問題で…」
スウェナ「のんびり食べてはいられないのね?」
キース 「割り当て分の寿司を食ったら、寝るしか…」
一同 「「「うーん…」」」
やっぱり厳しい暮らしだったか、と皆が同情ですけど。
??? 「メリークリスマス!」
キース 「おい、あんた!」
??? 「悪かったってば!」
謝るから、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「全面的に、ぼくのせいだし…」
??? 「すみません。ご迷惑をおかけしたそうで…」
??? 「かみお~ん♪ メリークリスマス!」
キャプテンと悪戯小僧(会話表記はA船長とAぶるぅ)。
面子が揃ったようですね?
2025/12/25 (Thu)
☆苦労してもパア
クリスマスは生徒会長宅で、イブからパーティーが開幕で。
璃母恩院から戻ったキース君と、別の世界からのゲストも。
A船長 「本当に、ブルーが申し訳ないことを…」
Aぶるぅ「ねえねえ、修行道場って、何をするトコ?」
キース 「お前のようなヤツは、暮せない場所だな」
飯は不味いし、読経と掃除三昧の修行だぞ、とキース君。
キース 「指導係も巻き添えを食らって、早寝早起きで…」
Aブルー「ホントに、ごめん!」
キース 「まったくだ…。あそこまで厳しい日々だとは…」
正直、思っていなかった、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「無事に戻って来られたのはいいが、悔しくて…」
Aブルー「どうしてだい?」
キース 「美味しいトコだけ、持って行かれたんだぞ!」
俺が代理を務めたヤツに、と悔しそうな顔。
キース 「修行道場の締めには、記念撮影会もあるのに…」
サム 「あー…。キース、ソレに写れねえのな…」
キース 「そういうことだ。記念アルバムも作るんだが…」
シロエ 「キース先輩、いなかったことになるんですか?」
記念写真にいないのなら、とシロエ君の問い。
シロエ 「アルバムに名前くらいは、載るんでしょう?」
キース 「代理まで載せてくれると思うか?」
殆どの期間を担っていても、とキース君の渋面。
キース 「記念撮影は、修行道場が始まる前と後とで…」
ジョミー「両方に同じ人がいるなら、それでいいって?」
キース 「当然だろうが、誰が裏方に気付くんだ!」
修行のヤツらは、スマホ没収だったし、と嘆き節。
キース 「私物は持ち込み禁止なだけに、俺の存在は…」
サム 「記憶の中にしか残らねえって?」
ひでえ、とサム君、愕然。
サム 「大損じゃねえか、苦労したのに…」
キース 「その分、今日は遊びまくるぞ!」
Aブルー「憂さを晴らしてくれたまえ!」
Aぶるぅ「そだよ、悪戯しない日だもん!」
お腹一杯になるまで、食べてね、と悪戯小僧も。
悪戯封印…。
2025/12/26 (Fri)
☆まずは乾杯から
クリスマスは生徒会長宅で、恒例のイブからのパーティー。
来られないと思ったキース君も、無事に戻って揃った面子。
ブルー 「それじゃ、パーティー、始めていいかな?」
一同 「「「オッケー!」」」
メリークリスマス! と皆で笑顔で、まずは乾杯。
ぶるぅ 「シャンパン、いいのを買って来たしね!」
Aブルー「嬉しいねえ…。乾杯の音頭は、誰なんだい?」
A船長 「毎年、こちらのブルーなのでは?」
Aブルー「そうなんだけど、念のためにね」
ぼくも、たまには、やってみたいし、と厚かましい発言。
Aブルー「キースも、無事に戻って来られたしさ…」
ブルー 「あのねえ…。誰のせいだと思ってるわけ?」
シロエ 「ホントですよね、あの時、触らなかったら…」
キース先輩は、家にいられました、とシロエ君も。
シロエ 「会長、乾杯の音頭、お願いします!」
ブルー 「了解。みんな、グラスの用意はいいかい?」
一同 「「「はいっ!」」」
シャンパングラスを手にして、乾杯の音頭待ち。
ブルー 「今年も、楽しいクリスマスを! 献杯!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
皆でグラスを掲げて叫んで、パーティー開幕。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走、一杯あるからね!」
Aぶるぅ「食べまくるも~ん!」
片っ端から、と悪戯小僧、お皿を手にして右へ左へ。
Aぶるぅ「コレ、美味しい! こっちも最高!」
Aブルー「やっぱり、クリスマスは、この世界が一番!」
A船長 「今年も来られて良かったです。ところで…」
乾杯の趣向が違いましたか、とキャプテンの問い。
A船長 「音頭が、例年と違ったように思うのですが」
ジョミー「そうだっけ?」
シロエ 「普通でしたよ?」
乾杯でした、とシロエ君が傾げる首。
A船長 「聞き間違えたでしょうか?」
Aブルー「君も、補聴器組だしね…」
A船長 「そうかもです。けんぱい、と…」
私の耳には聞こえましたが、と言ってますけど。
正しいのでは…?
2025/12/27 (Sat)
☆趣向だった乾杯
毎年恒例、クリスマスパーティー。生徒会長宅で開幕な今。
イブから翌日まで盛り上がるわけですけど、乾杯について。
シロエ 「聞き間違えじゃないですか?」
ジョミー「乾杯だったよ?」
A船長 「なるほど…。耳には自信がありませんから…」
趣向が変わったのかと思いました、とキャプテンの苦笑。
A船長 「ですが、皆さん、いつもと同じでしたし…」
スウェナ「当たり前じゃない、乾杯なのよ?」
サム 「何も変わっちゃいねえ筈だぜ?」
キース 「いや、実は俺にも、けんぱい、と…」
聞こえたんだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「職業病かと思ったんだが…」
一同 「「「は?」」」
キース 「献杯は、故人を偲ぶ時に使う言葉だしな…」
マツカ 「法事とかですよね」
知ってますけど、そうでしたっけ、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「ブルーに限って、言い間違えも無さそうですし」
A船長 「では、キースと私の耳のせいだ、と…」
キース 「考える方が、自然なんだが…」
二人もいると、と悩みながらも、御馳走を平らげ中。
キース 「まさか、こんな席では言うわけが…」
ブルー 「はい、おめでとう!」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「正解だった人には、豪華プレゼント進呈!」
ぶるぅ、と合図で、家事万能なお子様が持って来た箱。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ メリークリスマス!」
ブルー 「フライングだけど、お菓子の詰め合わせ!」
人数分を用意してたのに、と生徒会長、可笑しそう。
ブルー 「貰える人は、二人だけらしいよね」
一同 「「「ええ…」」」
ブルー 「残念でした、残りの箱は、ぶるぅ二人に…」
プレゼントするよ、と宣言でして、大歓声なお子様たち。
Aぶるぅ「わあーい、サンタさんより早いプレゼント!」
ぶるぅ 「間違える人が多くて、良かったよね!」
一同 「「「うーん…」」」
そんな趣向に誰が気付くか、と悔しそうですけど。
メリークリスマス!
2025/12/28 (Sun)
☆寒波な大晦日
クリスマスパーティーも無事に終わって、早くも大晦日で。
元老寺で除夜の鐘な面々、最寄りのバス停に、只今、到着。
シロエ 「やっぱり、此処は冷えますよね…」
サム 「山の麓じゃ、仕方ねえよな…」
ジョミー「おまけに今年も、雪の予報だしね…」
午後から降るって、当たりそう、とジョミー君が仰ぐ冬空。
ジョミー「除夜の鐘の頃には、大雪なのかも…」
スウェナ「不吉な予言をしないで欲しいわ」
シロエ 「全面的に賛成です。キース先輩の家ですよ?」
厄を呼び込む人なんですし、とシロエ君、肩をブルッと。
シロエ 「もっとも、今年のクリスマスはラッキーで…」
サム 「職業病なお蔭で、豪華プレゼントだっけなあ…」
ジョミー「あの箱、中身、凄すぎたよね…」
マツカ 「有名店のクリスマス限定品、詰め合わせでした」
即、売り切れになる店ばかりでしたよ、とマツカ君も。
マツカ 「キースとキャプテン、得をしましたっけ…」
スウェナ「私たちの分は、ぶるぅ二人が貰ったのよね…」
シロエ 「キース先輩、自分にだけは、厄病仏を返上で…」
嬉しそうでした、とシロエ君の悔しそうな顔。
シロエ 「しかも、道場で苦労したから、と独占で…」
サム 「お裾分けとか、無かったよなあ…」
一人占めだぜ、と呻く所へ、通過した黒塗りのタクシー。
ジョミー「あっ、ブルーと、ぶるぅだ!」
スウェナ「今年もVIP扱いだわね…」
山門前に横付けなんて、と言う間に、降り立った人影。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんな、来てるね!」
ブルー 「早くおいでよ、寒い日だしさ」
キース 「銀青様、ようこそ、おいで下さいました」
お迎えに上がりました、と法衣のキース君も山門前へ。
キース 「なんだ、お前たちも、今、来たのか?」
ジョミー「路線バスの時刻くらいは、チェックしてよね!」
キース 「そんな義務など、俺には無い! 銀青様だけだ」
到着時間を把握するのは、と素っ気ないですけど。
仕方ないかと…。
2025/12/29 (Mon)
☆お布施したなら
大晦日は元老寺で除夜の鐘撞き、毎年恒例な行事ですけど。
雪の予報で寒くなる中、生徒会長だけがVIP扱いでして。
キース 「他の面子は、オマケでしかなかろう」
シロエ 「その言い方は、あんまりでしょう!」
キース 「充分、特別扱いだと思うんだが?」
除夜の鐘が始まる時間まで、何処で待つんだ、とキース君。
キース 「暖房の効いた庫裏は、開放していないぞ」
ブルー 「宿坊の方も、泊まる人だけなんだよ?」
一同 「「「うーん…」」」
ソレを言われると弱い、と黙るしかない、元老寺での扱い。
キース 「分かったんなら、庫裏で大人しくしてろ」
一同 「「「はいっ!」」」
キース 「いい返事だ。俺は忙しいから、案内までで…」
失礼する、と庫裏に案内、急ぎ足で去って行きまして。
ブルー 「有難いねえ、暖房があって、お菓子とかもさ」
ジョミー「時間になったら、晩御飯も出るけど…」
サム 「その代わり、夜中に法要なんだぜ…」
本堂の板敷きに座らされてよ、とサム君の嘆き。
サム 「宿坊組は自由参加で、椅子席でよ…」
シロエ 「あちらは、宿泊料を払ってますから…」
スウェナ「私たちより、強い立場なのよね…」
ブルー 「じゃあさ、君たちも、お布施してみたら?」
扱い方が変わるかもね、と生徒会長、クスクス。
ブルー 「イライザさんの所に出掛けて、金一封を…」
シロエ 「それは賄賂と言いませんか?」
ジョミー「其処までするのも、なんだかね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お外、雪だよ!」
降って来たみたい、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「除夜の鐘までに、積もっちゃうかな?」
サム 「外で並ぶの、寒そうだよなあ…」
でもよ、とサム君が竦める肩。
サム 「賄賂を渡しても、行列で特別扱いは…」
シロエ 「無いでしょうねえ…」
ブルー 「テントは、関係者用だけだしね」
ジョミー「おぜんざいを作る人とね…」
止んでくれるのを祈るしか、と眺めてますけど。
雪予報…。
2025/12/30 (Tue)
☆雪の中で鐘撞き
大晦日は元老寺な面々、除夜の鐘の時間待ちで空模様は雪。
日が落ちた後も止まずに、積もり始めているのが夜でして。
シロエ 「庭が真っ白になっていますよ」
サム 「ついでに庭木の枝も、垂れて来てるぜ」
ジョミー「5センチ以上、積もってるよね…」
もっと積もると靴が埋まるんだけど、とジョミー君の嘆き。
ジョミー「もしかしなくても、明日の朝、雪かきかな…」
サム 「そういや俺たち、手伝いだっけな…」
ブルー 「初詣に来る檀家さんを迎える、裏方だっけね」
頑張りたまえ、と生徒会長、ニヤニヤ。
ブルー 「山門前までは、多分、キースが朝イチで…」
スウェナ「雪かきだわよね、初日の出を拝むんだから…」
シロエ 「本堂の周りは、サム先輩たちかもですね…」
宿坊の人だといいんですけど、とシロエ君も心配そう。
シロエ 「あっ、そろそろ、並びに行く時間です」
ジョミー「ホントだ、ブルーは、後でもいいんだけど…」
サム 「俺たち、普通に行列だしな…」
早くしねえと人が増えるぜ、という声を合図に、鐘撞きへ。
ジョミー「この雪なのに、人が多いよ…」
シロエ 「人数制限をしていないのが、大きいですよね」
サム 「新年の法要、始まるまでは撞けるしよ…」
仕方ねえよな、と唸るしかない、長い行列。
スウェナ「おぜんざい、早く食べたいわよ…」
シロエ 「作り始めてて、煮えてますしね…」
マツカ 「ブルーが姿を見せない間は、始まりませんよ」
最初の鐘はブルーですから、とマツカ君の正しい指摘。
マツカ 「あっ、やっと庫裏から出て来ました」
サム 「キースも、迎えにテントを出てくぜ」
あと少しだけの我慢だよな、と言い合う間に、整った準備。
シロエ 「大変だった今年も、終わりですよね」
スウェナ「来年は、無事に済むといいわね…」
サム 「祈るしかねえよ…」
ジョミー「こればっかりはね…」
いい新年が来ますように、と真剣ですけど。
皆様も、どうぞ良いお年を~。
2025/12/31 (Wed)
師走と言えばクリスマス、最初の土曜は生徒会長宅な面々。
悪戯小僧の誕生日パーティーが問題、皆で亡命する計画が。
シロエ 「キャプテンだけ、置き去りにして亡命ですか?」
Aブルー「うーん…。ぶるぅの面倒、見る人がいないし…」
キース 「あんた、生贄にしても、心が痛まないと?」
サム 「ひでえ話だぜ…」
自分が無事なら、それでいいのかよ、とサム君のツッコミ。
サム 「残るべきなんでねえの?」
ジョミー「だよねえ、それか、キャプテンも亡命するか…」
スウェナ「パーティーの面子は、どうなるのよ?」
ぶるぅ 「んとんと…。ぼくとブルーが、残ってるから…」
趣向を変えれば、きっとなんとか、と家事万能なお子様。
ぶるぅ 「ブルーにだって、アイデア、あると思うよ」
ブルー 「うん。人数さえ多ければ、喜ぶだろうし…」
ハーレイの代理も、間に合わせるよ、と生徒会長の笑み。
ブルー 「教頭先生を招待すれば、瓜二つだしね」
キース 「激しく嫌っていなかったか?」
ブルー 「だからこそだよ、生贄に最適な人材かと」
一同 「「「あー…」」」
犠牲者として差し出す気だ、と皆が見合わせる顔。
キース 「好きに料理してかまわないから、ということか」
ブルー 「ピンポーン!」
他の先生方も呼ぶ方向で、と生徒会長、親指をグッと。
ブルー 「グレイブ先生は、無理だと思うけれどね」
シロエ 「ミシェル先生と、クリスマスのデートですか…」
ジョミー「とうに予約も入れてるよね…」
ブルー 「なにしろ、相手はグレイブだから…」
とはいえ、他は暇だと思う、と生徒会長。
ブルー 「呼べば、面子は揃うんだけどさ…」
Aブルー「何か問題あるのかい?」
その案でいけばいいじゃないか、とソルジャーの問い。
Aブルー「ぼくのハーレイも、亡命で…」
ブルー 「璃母恩院、多分、学生バイトしか…」
キース 「受けていないぞ」
短期枠では、とキース君が眺めるスマホ。
問い合わせ待機中…。
2025/12/16 (Tue)
☆条件が合わない
クリスマスの季節な師走ですけど、セットで来るイベント。
悪戯小僧の誕生日パーティー、亡命して逃げる計画でして。
Aブルー「ハーレイ用の枠が無いって?」
キース 「成人男性は、短期募集が存在しないようだ」
学生と違うせいだろうな、とキース君が見詰めるスマホ。
キース 「学生証だけで信用してもいいのが、学生で…」
シロエ 「大人の場合は、雇う前から厄介そうですよね」
キース 「不祥事が起きたりするのも、ありがちで…」
雇ってみたら、本職が泥棒だったとか、と挙げられた例。
キース 「修行僧の金銭などは、纏めて預かってるし…」
サム 「盗み出せたら、ボロいわけな…」
スウェナ「スマホも、闇市場だと高く売れそうよね…」
キース 「そういった事情で、短期は学生バイトだけだな」
しかもクリスマスの間だけとか、とキース君、合掌。
キース 「気の毒だが、キャプテンには残って貰うしか…」
Aブルー「それは困るよ、他の面子を揃えて貰っても…」
ハーレイが残っていたら、ババを引くしさ、と青ざめる人。
Aブルー「短期間のバイトは、他に無いのかな?」
ブルー 「その質問なら、答えは決まっているってば!」
キース 「人手不足の極みなんだぞ、いくらでもいける」
ケーキを売るのは無理そうだが、とキース君の苦笑い。
キース 「ビジュアルが重視されるし、お断りだろうな」
シロエ 「いかつい顔で、ケーキを売られてもですね…」
ジョミー「買いにくいよね、押し売られそうで」
サム 「安いケーキで済ませたくても、高額商品な…」
俺なら売り場に近付かねえよ、とサム君、キッパリ。
サム 「ケーキ売り場は、不採用でねえの?」
Aブルー「不本意ながら…」
賛成せざるを得ないよね、とソルジャーの呻き。
Aブルー「他にバイトは?」
キース 「運転免許が無いのが痛いな…」
シロエ 「ケーキとかの配達、無理ですし…」
サンタくらいなら、あるかもです、と言ってますけど。
さて…?
2025/12/17 (Wed)
☆出来そうなバイト
師走と言えばクリスマス、悪戯小僧の誕生日もクリスマス。
パーティーで何か悪戯されそうで、亡命して逃亡を計画中。
Aブルー「サンタのバイトって、何をするわけ?」
シロエ 「賑やかしと言うか、盛り上げ役ですよ」
サム 「幼稚園とかだと、先生が担当するけどよ…」
ジョミー「人材がいないトコだと、バイトを雇うよね」
ショッピングモールとかさ、とジョミー君が挙げる例。
ジョミー「髭もつけるし、いかつい顔は誤魔化せるよ」
Aブルー「うーん…。ハーレイ、役に立てるのかな…」
シロエ 「台詞の基本は、メリー・クリスマスですから…」
いけるのでは、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「チラシとかを配りながらの、御挨拶です」
Aブルー「その程度だったら、出来るかもだね…」
キース 「あんた、帰って、相談して来たらどうだ?」
半時間もあれば十分だろう、とキース君、スマホ待機中。
キース 「キャプテンがバイト希望か、その辺を…」
シロエ 「ですね、璃母恩院への問い合わせは、さほど…」
キース 「急がなくても、問題無いかと」
モノがクリスマスのバイトだけに、とキース君。
キース 「もっとも、サンタのバイトに空きがあるかは…」
スウェナ「運次第だわね…」
シロエ 「無かった時には、他のバイトになりますし…」
そもそもバイトをしない線も、とシロエ君、腕組み。
シロエ 「生贄覚悟で、残留することも有り得ますしね」
Aブルー「ぼくと違って、悪戯ターゲット、慣れてるし…」
キース 「やはり、本人の意向を確認するべきだな」
シロエ 「同感です。…あれ? サンタのバイト…?」
ちょっと確認したい件が、とシロエ君が見回す部屋。
シロエ 「クリスマスのパーティー、イブからですよね?」
ぶるぅ 「そだよ、ぼくたちのお誕生日の前の日!」
シロエ 「サンタが来るのは、いつでしたっけ?」
キース 「イブの夜だが?」
子供時代は悲しい夜だった、と即答ですけど。
お寺ですしね…。
2025/12/18 (Thu)
☆サンタが来る日は
クリスマスがやって来るのが師走で、悪戯小僧の誕生日も。
パーティーで悪戯されそうだから、と亡命する話ですけど。
Aブルー「悲しい夜って、何故なんだい?」
シロエ 「その話を聞いた時には、いませんでしたか?」
Aブルー「どういう話をしていたと?」
サム 「キースの思い出話だったんだけどよ…」
家が寺なのは知っているだろ、とサム君の苦笑い。
サム 「寺でもクリスマス、やってるトコはあるしよ…」
ジョミー「お寺がやってる幼稚園でも、サンタはさ…」
スウェナ「来る所が多い筈なんだけど…」
シロエ 「キース先輩の家は、厳しすぎたんです…」
なにしろアドス和尚ですから、とシロエ君の遠い目。
シロエ 「ぼくたちも、除夜の鐘の後には法要ですよ…」
Aブルー「あー、夜中に本堂で正座だってね?」
シロエ 「容赦ないですし、当然、キース先輩には…」
厳しさMAXになるわけですよ、とシロエ君。
シロエ 「寺にサンタは入れられない、と結界らしくて…」
Aブルー「結界?」
シロエ 「山門に、ゲートを据えていたそうです」
サム 「邪悪なモノが入れねえように、据えるヤツな…」
そんな事情で、サンタは来ねえ家でよ、とサム君、溜息。
サム 「クリスマスのケーキとかも、ねえしよ…」
キース 「俺は真面目に辛かったんだ…」
Aブルー「そりゃ、子供には悲しいよねえ…」
ぶるぅでさえも、楽しみにしてるのに、とソルジャー。
Aブルー「来てくれなかったら、大泣きしそうで…」
シロエ 「ソレなんです!」
一同 「「「は?」」」
シロエ 「サンタが来る日が、ポイントですよ!」
イブの夜に来るなら、パーティーの日で、と立てる親指。
シロエ 「其処で悪戯してた場合は、どうなりますか?」
一同 「「「あっ!?」」」
シロエ 「スルーされるか、鞭を貰うかの二択ですよ」
Aブルー「確かに、その通りだよね…」
悪戯したら詰む日だっけ、とソルジャー、目が真ん丸。
二択ですか…。
2025/12/19 (Fri)
☆サンタが来ない世界
クリスマスが来る師走ですけど、悪戯小僧の誕生日も師走。
しかもクリスマスで、悪戯を避けて亡命する気な御一同様。
シロエ 「つまり、逃げる必要は無いと思うんですけど…」
Aブルー「悪戯しそうになったら、注意すればいいって?」
シロエ 「サンタが来なくなりますよ、と言うだけで…」
大人しくなってくれるのでは、とシロエ君が顎に当てる手。
シロエ 「会長の得意な、イエローカードですってば」
サム 「言われてみりゃあ、そうなるよなあ…」
ジョミー「レッドカードで退場になったら、詰みだよね…」
少なくとも、此処で、サンタは来なくて、とジョミー君。
ジョミー「別の世界にある、部屋にも来ないのかも…」
Aブルー「シャングリラのことだね、パーティー自体が…」
存在してない、とソルジャーが広げる両手。
Aブルー「パーティーと言えば、ニューイヤーのヤツで…」
サム 「クリスマスはパーティー、しねえのかよ?」
Aブルー「宗教性の薄い世界だけにね…」
人類みたいに余裕も無いしさ、とソルジャーの苦笑。
Aブルー「クリスマスにやれば、ニューイヤーの方を…」
シロエ 「やらない展開になるんでしょうか?」
Aブルー「ピンポーン!」
ほんの1週間の間に、パーティーを2回だよ、と念押しが。
Aブルー「両方とも、規模を縮小するしか道が無いしさ…」
キース 「ニューイヤーの方に、全振りなんだな?」
Aブルー「そう! 小規模なグループでなら…」
部屋でやったりするけどね、とソルジャー、腕組み。
Aブルー「パーティー料理は、あるわけがなくて…」
ジョミー「持ち寄りで、お菓子程度とか?
Aブルー「お酒でさえも、秘蔵品のさ…」
合成酒があればいい方、と厳しいクリスマスの環境。
Aブルー「ぶるぅのプレゼント、用意する人、いそう?」
キース 「皆無だろうな…」
Aブルー「その上、留守にしてるんだしね…」
部屋にプレゼントなんか届かないよ、とキッパリ。
こっちのが全て…。
2025/12/20 (Sat)
☆質素すぎる世界
クリスマスとセットで来るのが、悪戯小僧の誕生日でして。
璃母恩院のバイトに出掛けて、亡命する計画なんですけど。
サム 「んじゃよ、あんたが毎年、こっちに来るのは…」
キース 「クリスマス・パーティーが、無いせいか?」
Aブルー「ピンポーン!」
あったとしても、掛け持ちかな、とソルジャー、笑顔全開。
Aブルー「ぼくの船で全力を挙げてやっても、色々と…」
ジョミー「足りない部分が出て来るんだ?」
Aブルー「料理だけでも、月とスッポンだってば!」
一同 「「「あー…」」」
せいぜいケーキとチキンくらいか、と納得の理由。
シロエ 「ローストチキンと、ケーキ程度なんですね?」
Aブルー「チキンがあっても、足だけだよ!」
スウェナ「詰め物どころか、丸焼きじゃないのね…」
Aブルー「贅沢すぎる食べ物だしさ…」
足以外の部分は、他の日の料理に回されるよ、とキッパリ。
Aブルー「ケーキにしたって、ごくシンプルなヤツで…」
サム 「生クリームと、イチゴだけかよ?」
Aブルー「フルーツで飾るなら、フレッシュは無いね…」
こっちの世界で言うなら缶詰、と即答な世界。
Aブルー「断然、こっちのパーティーになるよ!」
キース 「しかも、そういうパーティーさえも無い、と…」
Aブルー「そう! クリスマスは休暇があるだけで…」
それ以外にイベントなんか無いって、というシンプルさ。
Aブルー「サンタは来るけど、子供に限定で…」
サム 「ぶるぅは留守だし、届かねえのな?」
Aブルー「一応、置いてはくれるんだけど…」
プレゼントは子供全員、同じものだよ、と説明が。
Aブルー「ぶるぅにすれば、有難味は少ないわけでさ…」
シロエ 「こっちの世界で貰えないと、ガッカリですか?」
Aブルー「お菓子がポツンと置かれてるんだよ?」
キース 「他のヤツらが、くれないせいだな?」
Aブルー「そういうことだね…」
プレゼントしたい人が皆無で、と悪戯小僧の環境。
自業自得かと…。
2025/12/21 (Sun)
☆逃げる必要ゼロ
クリスマスがやって来るのが師走、悪戯小僧の誕生日まで。
重なるだけに怖い面々、バイトでの亡命を希望でしたけど。
シロエ 「こっちの世界で貰えなければ、終わりですね?」
Aブルー「部屋に届いている筈の、お菓子だけ!」
サンタブーツとは大違いの、とソルジャーの苦笑い。
Aブルー「こっちじゃ、スーパーにまで並ぶのにさ…」
キース 「アレの中身の菓子が、一種類だけとかだな?」
Aブルー「クリスマス・パーティーさえも、無い船だよ?」
子供は特別扱いだから、お菓子をね、という説明。
Aブルー「豪華でもないし、量も多くはないってば」
シロエ 「だったら、悪戯は回避可能になります」
サム 「イエローカードで警告、レッドカードで退場…」
完璧じゃねえか、とサム君、親指をグッと。
サム 「逃げる必要、ねえってな!」
Aブルー「冷静になって考えてみれば、そうだよ…」
心配しただけ時間の無駄だった、とソルジャーが竦める肩。
Aブルー「クリスマス・パーティー、楽しみだねえ!」
ジョミー「ホント、焦っちゃったけどさ…」
スウェナ「キース、バイトは要らないわよ?」
キース 「百も承知だ」
俺にしたって安全だしな、とキース君。
キース 「問い合わせる気で、待機してたが…」
Aブルー「璃母恩院の、バイト募集サイト?」
キース 「一般向けもあるが、俺のは、関係者用だな」
一般枠の募集も見られる仕様だ、と眺めるスマホの画面。
Aブルー「パスワード制とか?」
キース 「そうなるが…」
Aブルー「ちょっと見せてよ、一般人向けじゃないんなら」
キース 「覗くだけだぞ、非公開に近い扱いだしな」
坊主本人か、家族向けだ、とキース君が見せた画面。
キース 「地味だろう?」
Aブルー「そうだね、問い合わせ用のトコは、コレかい?」
キース 「おい、サイオンでも触るな!」
Aブルー「反応する、って? あっ…?」
ウッカリ問い合わせちゃったかな、と聞いてますけど。
マジで…?
2025/12/22 (Mon)
☆お別れらしい人
クリスマスが来る師走ですけど、最初の土曜は生徒会長宅。
悪戯小僧の誕生日パーティーが嫌で、逃げる計画だった件。
キース 「ヤバい…。問い合わせで送信されてしまった…」
Aブルー「えっ、本当に!?」
どうなるんだい、とソルジャーも悪い顔色。
キース 「欠けた人材を探していた場合、直で、電話が…」
サム 「マジかよ?」
キース 「璃母恩院の担当者宛に、送信だしな…」
Aブルー「ごめん! 電話、来ないといいんだけど…!」
ヤバそうだから、ぼくは帰るよ、と姿を消したミスの犯人。
キース 「逃げやがったか!」
シロエ 「それより、先輩、電話、着信してます!」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
まさか、と皆が青ざめる中で、キース君が出た電話。
キース 「はい、キース・アニアンです」
ジョミー「璃母恩院からかな…」
スウェナ「引き攣った顔だし、それっぽいわよ?」
キース 「すみません、ちょっと場所を移りますので…」
聞こえにくくて、とキース君、スマホを持って部屋の外へ。
シロエ 「ガチで璃母恩院みたいですね…」
マツカ 「雑談が聞こえていると、まずいようですから…」
サム 「詰んだんじゃねえの…?」
璃母恩院だった時はよ、とサム君も心配そう。
サム 「明日から来いとか、そういうヤツでよ…」
ジョミー「あっ、戻って来たから、回避かも!」
早すぎるしね、とジョミー君が言い終えない間に開いた扉。
キース 「すまんが、暫く、お別れだ…」
一同 「「「ええっ!?」」」
キース 「道場の担当者が一人、昨夜、転んで骨折で…」
足首だけに、すぐに代理が欲しいそうだ、とキース君。
キース 「帰って支度で、道場が終わるまで行くことに…」
シロエ 「じゃあ、クリスマスは、欠席ですか!?」
キース 「休みたい、と届けは出すが…」
サム 「難しいのな…」
キース 「運がいいよう、祈っててくれ…」
イブに再会したいものだ、と帰って行きましたが。
気の毒すぎ…。
2025/12/23 (Tue)
☆無事に戻れた人
やって来ました、クリスマスイブ。生徒会長宅に集う面々。
別の世界からのゲストは、まだ来ていない、朝イチからで。
シロエ 「おはようございます!」
ジョミー「キース、やっぱり来てないよね…」
サム 「あれっきり、連絡、来ねえしよ…」
スウェナ「絶望的よね、まさか、こんな展開だなんて…」
最初に逃げようとした報いかしら、とスウェナちゃん。
スウェナ「修行道場、24時間拘束なんでしょ?」
シロエ 「そう言ってましたし、修行同然かもです…」
サム 「ホテル暮らしの組なら、いいんだけどよ…」
ジョミー「連絡無しだし、璃母恩院で泊まりっぽいよね…」
せっかくのイブも修行道場、とジョミー君が竦める肩。
ジョミー「気の毒すぎてさ…」
ぶるぅ 「あっ、宅配便かな?」
チャイム鳴ってる、と家事万能なお子様、玄関の方へ。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ キース、来られたよ!」
キース 「すまん、遅れた…」
しかし来られた、とキース君が、あの日以来の登場。
キース 「骨折したヤツに、美味いトコだけ譲ったが…」
一同 「「「は?」」」
キース 「修行道場、締めの期間に入ったんでな…」
後は法要三昧なんだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「足首にギプスで、椅子席でも務まる仕様で…」
サム 「要するに、花を持たせたのかよ?」
キース 「そうなるんだが、ウインウインだぞ…」
ヤツは戻りたくて、俺は帰りたいし、と言われれば、そう。
キース 「というわけで、ギリギリで自由の身に…」
シロエ 「でも、良かったじゃないですか!」
サム 「ホントだったら、来られねえしな…」
キース 「なんとか、運があったようだ…」
今年も美味い飯が食えるぞ、とキース君、嬉しそう。
キース 「修行道場は、麦飯だっただけに…」
サム 「指導係も、麦飯を食うのかよ?」
キース 「璃母恩院で泊まる場合は、強制イベだ…」
其処に関しては運が無かった、と嘆いてますけど。
戻れましたね!
2025/12/24 (Wed)
☆面子が揃った模様
毎年恒例のクリスマス・パーティー。イブから始まる仕様。
不幸な事故で欠席の危機だった、キース君も無事に帰還で。
ジョミー「麦飯だけじゃなくって、精進料理だよね?」
キース 「表向きはな」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と顔を見合わせる御一同様。
シロエ 「もしかして、指導係は精進もどき料理ですか?」
サム 「あー、ナスでウナギの蒲焼風とかな?」
キース 「いや、修行中のヤツらと、飯は一緒だし…」
メニューも全く同じなんだが、とキース君の苦笑い。
キース 「違う所は、寝泊まりする場所が別部屋で…」
スウェナ「其処で、普通に食べられたわけ?」
キース 「修行中のヤツらが、寝静まってからだが…」
でないとバレる恐れがあって、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「道場の方でヘマをした場合、寝る前の時間に…」
シロエ 「お詫びに来るとかでしょうか?」
キース 「担当のヤツが、そうしろと指導したらな」
寝る時間が来たら、それは無くなる、という道場の事情。
キース 「もう来ないな、という時間の後は、フリーだ」
サム 「酒を飲んでもオッケーかよ?」
キース 「流石に、酒はアウトなんだが…」
寿司を食うのは大丈夫だった、とキース君が立てる親指。
キース 「もっとも、次の日も朝が早いのが問題で…」
スウェナ「のんびり食べてはいられないのね?」
キース 「割り当て分の寿司を食ったら、寝るしか…」
一同 「「「うーん…」」」
やっぱり厳しい暮らしだったか、と皆が同情ですけど。
??? 「メリークリスマス!」
キース 「おい、あんた!」
??? 「悪かったってば!」
謝るから、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「全面的に、ぼくのせいだし…」
??? 「すみません。ご迷惑をおかけしたそうで…」
??? 「かみお~ん♪ メリークリスマス!」
キャプテンと悪戯小僧(会話表記はA船長とAぶるぅ)。
面子が揃ったようですね?
2025/12/25 (Thu)
☆苦労してもパア
クリスマスは生徒会長宅で、イブからパーティーが開幕で。
璃母恩院から戻ったキース君と、別の世界からのゲストも。
A船長 「本当に、ブルーが申し訳ないことを…」
Aぶるぅ「ねえねえ、修行道場って、何をするトコ?」
キース 「お前のようなヤツは、暮せない場所だな」
飯は不味いし、読経と掃除三昧の修行だぞ、とキース君。
キース 「指導係も巻き添えを食らって、早寝早起きで…」
Aブルー「ホントに、ごめん!」
キース 「まったくだ…。あそこまで厳しい日々だとは…」
正直、思っていなかった、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「無事に戻って来られたのはいいが、悔しくて…」
Aブルー「どうしてだい?」
キース 「美味しいトコだけ、持って行かれたんだぞ!」
俺が代理を務めたヤツに、と悔しそうな顔。
キース 「修行道場の締めには、記念撮影会もあるのに…」
サム 「あー…。キース、ソレに写れねえのな…」
キース 「そういうことだ。記念アルバムも作るんだが…」
シロエ 「キース先輩、いなかったことになるんですか?」
記念写真にいないのなら、とシロエ君の問い。
シロエ 「アルバムに名前くらいは、載るんでしょう?」
キース 「代理まで載せてくれると思うか?」
殆どの期間を担っていても、とキース君の渋面。
キース 「記念撮影は、修行道場が始まる前と後とで…」
ジョミー「両方に同じ人がいるなら、それでいいって?」
キース 「当然だろうが、誰が裏方に気付くんだ!」
修行のヤツらは、スマホ没収だったし、と嘆き節。
キース 「私物は持ち込み禁止なだけに、俺の存在は…」
サム 「記憶の中にしか残らねえって?」
ひでえ、とサム君、愕然。
サム 「大損じゃねえか、苦労したのに…」
キース 「その分、今日は遊びまくるぞ!」
Aブルー「憂さを晴らしてくれたまえ!」
Aぶるぅ「そだよ、悪戯しない日だもん!」
お腹一杯になるまで、食べてね、と悪戯小僧も。
悪戯封印…。
2025/12/26 (Fri)
☆まずは乾杯から
クリスマスは生徒会長宅で、恒例のイブからのパーティー。
来られないと思ったキース君も、無事に戻って揃った面子。
ブルー 「それじゃ、パーティー、始めていいかな?」
一同 「「「オッケー!」」」
メリークリスマス! と皆で笑顔で、まずは乾杯。
ぶるぅ 「シャンパン、いいのを買って来たしね!」
Aブルー「嬉しいねえ…。乾杯の音頭は、誰なんだい?」
A船長 「毎年、こちらのブルーなのでは?」
Aブルー「そうなんだけど、念のためにね」
ぼくも、たまには、やってみたいし、と厚かましい発言。
Aブルー「キースも、無事に戻って来られたしさ…」
ブルー 「あのねえ…。誰のせいだと思ってるわけ?」
シロエ 「ホントですよね、あの時、触らなかったら…」
キース先輩は、家にいられました、とシロエ君も。
シロエ 「会長、乾杯の音頭、お願いします!」
ブルー 「了解。みんな、グラスの用意はいいかい?」
一同 「「「はいっ!」」」
シャンパングラスを手にして、乾杯の音頭待ち。
ブルー 「今年も、楽しいクリスマスを! 献杯!」
一同 「「「かんぱーい!」」」
皆でグラスを掲げて叫んで、パーティー開幕。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 御馳走、一杯あるからね!」
Aぶるぅ「食べまくるも~ん!」
片っ端から、と悪戯小僧、お皿を手にして右へ左へ。
Aぶるぅ「コレ、美味しい! こっちも最高!」
Aブルー「やっぱり、クリスマスは、この世界が一番!」
A船長 「今年も来られて良かったです。ところで…」
乾杯の趣向が違いましたか、とキャプテンの問い。
A船長 「音頭が、例年と違ったように思うのですが」
ジョミー「そうだっけ?」
シロエ 「普通でしたよ?」
乾杯でした、とシロエ君が傾げる首。
A船長 「聞き間違えたでしょうか?」
Aブルー「君も、補聴器組だしね…」
A船長 「そうかもです。けんぱい、と…」
私の耳には聞こえましたが、と言ってますけど。
正しいのでは…?
2025/12/27 (Sat)
☆趣向だった乾杯
毎年恒例、クリスマスパーティー。生徒会長宅で開幕な今。
イブから翌日まで盛り上がるわけですけど、乾杯について。
シロエ 「聞き間違えじゃないですか?」
ジョミー「乾杯だったよ?」
A船長 「なるほど…。耳には自信がありませんから…」
趣向が変わったのかと思いました、とキャプテンの苦笑。
A船長 「ですが、皆さん、いつもと同じでしたし…」
スウェナ「当たり前じゃない、乾杯なのよ?」
サム 「何も変わっちゃいねえ筈だぜ?」
キース 「いや、実は俺にも、けんぱい、と…」
聞こえたんだ、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「職業病かと思ったんだが…」
一同 「「「は?」」」
キース 「献杯は、故人を偲ぶ時に使う言葉だしな…」
マツカ 「法事とかですよね」
知ってますけど、そうでしたっけ、とマツカ君が傾げる首。
マツカ 「ブルーに限って、言い間違えも無さそうですし」
A船長 「では、キースと私の耳のせいだ、と…」
キース 「考える方が、自然なんだが…」
二人もいると、と悩みながらも、御馳走を平らげ中。
キース 「まさか、こんな席では言うわけが…」
ブルー 「はい、おめでとう!」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「正解だった人には、豪華プレゼント進呈!」
ぶるぅ、と合図で、家事万能なお子様が持って来た箱。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ メリークリスマス!」
ブルー 「フライングだけど、お菓子の詰め合わせ!」
人数分を用意してたのに、と生徒会長、可笑しそう。
ブルー 「貰える人は、二人だけらしいよね」
一同 「「「ええ…」」」
ブルー 「残念でした、残りの箱は、ぶるぅ二人に…」
プレゼントするよ、と宣言でして、大歓声なお子様たち。
Aぶるぅ「わあーい、サンタさんより早いプレゼント!」
ぶるぅ 「間違える人が多くて、良かったよね!」
一同 「「「うーん…」」」
そんな趣向に誰が気付くか、と悔しそうですけど。
メリークリスマス!
2025/12/28 (Sun)
☆寒波な大晦日
クリスマスパーティーも無事に終わって、早くも大晦日で。
元老寺で除夜の鐘な面々、最寄りのバス停に、只今、到着。
シロエ 「やっぱり、此処は冷えますよね…」
サム 「山の麓じゃ、仕方ねえよな…」
ジョミー「おまけに今年も、雪の予報だしね…」
午後から降るって、当たりそう、とジョミー君が仰ぐ冬空。
ジョミー「除夜の鐘の頃には、大雪なのかも…」
スウェナ「不吉な予言をしないで欲しいわ」
シロエ 「全面的に賛成です。キース先輩の家ですよ?」
厄を呼び込む人なんですし、とシロエ君、肩をブルッと。
シロエ 「もっとも、今年のクリスマスはラッキーで…」
サム 「職業病なお蔭で、豪華プレゼントだっけなあ…」
ジョミー「あの箱、中身、凄すぎたよね…」
マツカ 「有名店のクリスマス限定品、詰め合わせでした」
即、売り切れになる店ばかりでしたよ、とマツカ君も。
マツカ 「キースとキャプテン、得をしましたっけ…」
スウェナ「私たちの分は、ぶるぅ二人が貰ったのよね…」
シロエ 「キース先輩、自分にだけは、厄病仏を返上で…」
嬉しそうでした、とシロエ君の悔しそうな顔。
シロエ 「しかも、道場で苦労したから、と独占で…」
サム 「お裾分けとか、無かったよなあ…」
一人占めだぜ、と呻く所へ、通過した黒塗りのタクシー。
ジョミー「あっ、ブルーと、ぶるぅだ!」
スウェナ「今年もVIP扱いだわね…」
山門前に横付けなんて、と言う間に、降り立った人影。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんな、来てるね!」
ブルー 「早くおいでよ、寒い日だしさ」
キース 「銀青様、ようこそ、おいで下さいました」
お迎えに上がりました、と法衣のキース君も山門前へ。
キース 「なんだ、お前たちも、今、来たのか?」
ジョミー「路線バスの時刻くらいは、チェックしてよね!」
キース 「そんな義務など、俺には無い! 銀青様だけだ」
到着時間を把握するのは、と素っ気ないですけど。
仕方ないかと…。
2025/12/29 (Mon)
☆お布施したなら
大晦日は元老寺で除夜の鐘撞き、毎年恒例な行事ですけど。
雪の予報で寒くなる中、生徒会長だけがVIP扱いでして。
キース 「他の面子は、オマケでしかなかろう」
シロエ 「その言い方は、あんまりでしょう!」
キース 「充分、特別扱いだと思うんだが?」
除夜の鐘が始まる時間まで、何処で待つんだ、とキース君。
キース 「暖房の効いた庫裏は、開放していないぞ」
ブルー 「宿坊の方も、泊まる人だけなんだよ?」
一同 「「「うーん…」」」
ソレを言われると弱い、と黙るしかない、元老寺での扱い。
キース 「分かったんなら、庫裏で大人しくしてろ」
一同 「「「はいっ!」」」
キース 「いい返事だ。俺は忙しいから、案内までで…」
失礼する、と庫裏に案内、急ぎ足で去って行きまして。
ブルー 「有難いねえ、暖房があって、お菓子とかもさ」
ジョミー「時間になったら、晩御飯も出るけど…」
サム 「その代わり、夜中に法要なんだぜ…」
本堂の板敷きに座らされてよ、とサム君の嘆き。
サム 「宿坊組は自由参加で、椅子席でよ…」
シロエ 「あちらは、宿泊料を払ってますから…」
スウェナ「私たちより、強い立場なのよね…」
ブルー 「じゃあさ、君たちも、お布施してみたら?」
扱い方が変わるかもね、と生徒会長、クスクス。
ブルー 「イライザさんの所に出掛けて、金一封を…」
シロエ 「それは賄賂と言いませんか?」
ジョミー「其処までするのも、なんだかね…」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お外、雪だよ!」
降って来たみたい、と跳ねるお子様。
ぶるぅ 「除夜の鐘までに、積もっちゃうかな?」
サム 「外で並ぶの、寒そうだよなあ…」
でもよ、とサム君が竦める肩。
サム 「賄賂を渡しても、行列で特別扱いは…」
シロエ 「無いでしょうねえ…」
ブルー 「テントは、関係者用だけだしね」
ジョミー「おぜんざいを作る人とね…」
止んでくれるのを祈るしか、と眺めてますけど。
雪予報…。
2025/12/30 (Tue)
☆雪の中で鐘撞き
大晦日は元老寺な面々、除夜の鐘の時間待ちで空模様は雪。
日が落ちた後も止まずに、積もり始めているのが夜でして。
シロエ 「庭が真っ白になっていますよ」
サム 「ついでに庭木の枝も、垂れて来てるぜ」
ジョミー「5センチ以上、積もってるよね…」
もっと積もると靴が埋まるんだけど、とジョミー君の嘆き。
ジョミー「もしかしなくても、明日の朝、雪かきかな…」
サム 「そういや俺たち、手伝いだっけな…」
ブルー 「初詣に来る檀家さんを迎える、裏方だっけね」
頑張りたまえ、と生徒会長、ニヤニヤ。
ブルー 「山門前までは、多分、キースが朝イチで…」
スウェナ「雪かきだわよね、初日の出を拝むんだから…」
シロエ 「本堂の周りは、サム先輩たちかもですね…」
宿坊の人だといいんですけど、とシロエ君も心配そう。
シロエ 「あっ、そろそろ、並びに行く時間です」
ジョミー「ホントだ、ブルーは、後でもいいんだけど…」
サム 「俺たち、普通に行列だしな…」
早くしねえと人が増えるぜ、という声を合図に、鐘撞きへ。
ジョミー「この雪なのに、人が多いよ…」
シロエ 「人数制限をしていないのが、大きいですよね」
サム 「新年の法要、始まるまでは撞けるしよ…」
仕方ねえよな、と唸るしかない、長い行列。
スウェナ「おぜんざい、早く食べたいわよ…」
シロエ 「作り始めてて、煮えてますしね…」
マツカ 「ブルーが姿を見せない間は、始まりませんよ」
最初の鐘はブルーですから、とマツカ君の正しい指摘。
マツカ 「あっ、やっと庫裏から出て来ました」
サム 「キースも、迎えにテントを出てくぜ」
あと少しだけの我慢だよな、と言い合う間に、整った準備。
シロエ 「大変だった今年も、終わりですよね」
スウェナ「来年は、無事に済むといいわね…」
サム 「祈るしかねえよ…」
ジョミー「こればっかりはね…」
いい新年が来ますように、と真剣ですけど。
皆様も、どうぞ良いお年を~。
2025/12/31 (Wed)
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