シャングリラ学園つれづれ語り
☆拒否したら召喚
三月は初日から日曜なだけに、生徒会長宅な面々ですけど。
其処へ来たソルジャー、エアぶるぅの件でリベンジは無し。
Aブルー「ほらね、そういう恐怖が消え去るんだしさ…」
キース 「おめでとうと言って登場だったんだな?」
Aブルー「ピンポーン! それとも、君たち…」
お彼岸を拒否してリベンジを選びたいかい、という質問。
Aブルー「お望みとあらば、すぐにぶるぅを…」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「召喚するのは、一発なんだよね…」
今日は近くにいるものだから、とソルジャー、ニンマリ。
Aブルー「デパ地下巡りで、雛祭り限定スイーツを…」
キース 「買いまくっている最中だ、と?」
Aブルー「そうだよ、ぼくからお小遣いを貰ってね!」
お金の出どころはノルディだけど、とニヤニヤ。
Aブルー「ぼくが呼んだら、飛んで来るのは一瞬で…」
シロエ 「やめて下さい!」
ジョミー「キース、早く引き受けるって返事してよ!」
サム 「俺たち全員、ちゃんと出席するからよ…」
この通りだ、とサム君が絨毯に擦り付ける額。
サム 「親父さんにLINEで通報って言ったのも…」
シロエ 「撤回ですよね、ぼくたちが協力する件も…」
スウェナ「疑ったりして悪かったわよ、ごめんなさい!」
ジョミー「お彼岸の法要、例年通りにやって欲しいな!」
抹香臭くてもかまわないから、とジョミー君も必死の形相。
ジョミー「上等のお線香とかを使うんだったら…」
シロエ 「カンパしますよ、喜んで!」
Aブルー「いいねえ、最上級のでお願いしたいな」
キース 「ガチで高いんだが…」
最上級で用意するとなると、とキース君の困り果てた顔。
キース 「俺の家でも、使わないレベルになってくるし…」
Aブルー「そうなのかい? お線香が?」
キース 「線香や蝋燭も高いが、法要の初めにだな…」
ブルー 「お香を焚くだろ、アレが高いんだよ」
香木の値段はとんでもないし、と言ってますけど。
そうなんですか…?
2026/03/16 (Mon)
☆高いらしい香木
初日が日曜な三月、生徒会長宅で過ごす御一同様ですけど。
ソルジャーが来まして、お彼岸の法要を突き付けられた今。
Aブルー「お香って、そんなに高いものなのかい?」
キース 「上等の線香が高い理由も、其処に通じる」
ブルー 「天然素材の香料を使って作ると、お値段がね…」
元の素材が高いだけに、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「入れる香料の質と量とで、いくらでもさ…」
キース 「値段が上がって、安いのとは月とスッポンで…」
サム 「そういや、線香の匂いは色々だよなあ…」
ジョミー「棚経の時に回ってる家の、同じじゃないよね…」
値段のせいか、と僧籍な人たちが見合わせる顔。
ジョミー「気合いの入った家だと、上等だから匂いもさ…」
サム 「違って来るのかもしれねえな…」
ブルー 「ピンポーン! 最上級だと、素人さんでも…」
キース 「気付くレベルで、香りが違うぞ」
お香の場合は、その上を行く、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「香炉に入れると、明らかに有難そうな感じで…」
ブルー 「香の煙が届く範囲は、別世界だよね…」
それは荘厳な雰囲気になるよ、と銀青様の説明が。
ブルー 「相当に格の高い法要でないと、あんなのは…」
キース 「お目にかかれないな、俺の家では無理だ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「香木を仕入れて、寝かせておくとさ…」
年数が経過するほど値段も上がるし、という話。
ブルー 「それを目当てに大量に買って、床下とかで…」
キース 「保存している人もいるんだ、高く売れるからな」
仕入れ価格もそれなりだが、とキース君からも。
キース 「高いヤツだと、純金より上だぞ」
一同 「「「ええっ!?」」」
そこまでなのか、と皆が仰天。
シロエ 「カンパじゃ、とても買えませんよね…」
キース 「金の相場を考えてみろ」
ジョミー「高いよね…」
サム 「金だぜ?」
小遣いで買える値段じゃねえよ、という声ですけど。
大金…。
2026/03/17 (Tue)
☆お線香だけで充分
三月も初日が日曜でして、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーのリベンジを避けるには、お彼岸の法要が必須。
Aブルー「高いと言っても、買える人はいるんだよね?」
キース 「個人でもいないわけではないが…」
ブルー 「法要に使うためじゃないと思うよ、遊び用でさ」
一同 「「「は?」」」
遊びに凄い大金を、と目を剥いてますけど。
ブルー 「ホントだってば、お香を楽しむ人たちだね」
キース 「香道って聞いたことはないかな?」
一同 「「「あー…」」」
香木を焚いて種類を当てるヤツか、と納得な遊び方。
Aブルー「何だい、ソレは?」
シロエ 「色々な香木を、香炉で焚いてですね…」
キース 「何を焚いていたのか、皆で当てる遊びだ」
ブルー 「茶道の席でも、香は焚くから、そっちでも…」
こだわる人は高くても買うね、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、あんな仏様の法要に使うのは…」
キース 「邪道と言うより、もったいないとしか…」
線香だけで充分だろう、と副住職も。
キース 「どうせ、香りの分からないヤツらばかりで…」
ブルー 「マツカだったら、いけそうだけれどね…」
マツカ 「ぼくも無理ですよ、心得がありませんから…」
Aブルー「うーん…。それじゃ、ぼくにも分からないかも」
大金を払っても、有難さが、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「ぶるぅに貢いで、覗き回避を頼んだ方が…」
ブルー 「その先は喋らなくていいけど、賛成だね」
Aブルー「デパ地下とかで、ドッサリ買い込めそうだし…」
お小遣いを渡した方がマシかな、と結論が出た様子。
Aブルー「分かった、お線香と蝋燭を最上級で頼むよ」
シロエ 「マツカ先輩、お願いします!」
買えそうな気がしませんから、とシロエ君の悲鳴。
シロエ 「お線香だって、高いそうですし…」
マツカ 「かまいませんよ」
Aブルー「ありがとう!」
後は当日を待てばいいよね、と喜んでますけど。
法要ですか…。
2026/03/18 (Wed)
☆ツイているか謎な日
初日が日曜な三月、生徒会長宅に集う面々の予定が決定で。
春のお彼岸は法要でして、断れない流れで厳しすぎる現実。
サム 「春のお彼岸は、あの仏様の法要かよ…」
ジョミー「仕方ないってば、エアぶるぅの件がチャラだし」
キース 「諦めるしかないだろうな…」
ついでに無駄口は叩かない方が、とキース君が指差す窓。
キース 「ヤツは去ったが、まだデパ地下にいそうだぞ」
シロエ 「そうでした! ぶるぅが買い物中でしたっけ…」
スウェナ「雛祭り限定スイーツ、買い漁ってるのよね…」
キース 「ヤツが行かないと、誰が言えるんだ?」
あっちの世界では飯より菓子なヤツだぞ、とキース君。
キース 「聞こえたらヤバい話は、しないのが吉かと」
一同 「「「あー…」」」
戻って来たら厄介なことに、と皆が唇に当てる指。
ジョミー「話題を変えようよ、雛祭りとかさ」
シロエ 「スウェナ先輩だけしか、関係無いですよ?」
サム 「んじゃよ、春休みの方で行こうぜ」
キース 「無難なトコだな、花見以外の方向で頼む」
また来たら困る、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ホワイトデーの話も、いいかもしれん」
Aブルー「そうなんだよ!」
一同 「「「げっ!」」」
湧いた、と一同、ドン引き。
シロエ 「帰ったんじゃなかったんですか!?」
Aブルー「すぐに消えるよ、忙しいから!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ホワイトデーだってば、限定スイーツがさ…」
思った以上に充実してて、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「買い込まないと損だし、お彼岸はよろしく!」
一同 「「「はいっ!」」」
Aブルー「じゃあねー!」
次のデパ地下へ買いに行くから、とパッと消滅。
キース 「今日の俺たちは、ツイているのか…?」
ジョミー「それっぽいけど、お彼岸の件…」
シロエ 「法要だけは、どうしようもありませんしね…」
ツイているのか、ツイてないのか、と呻いてますけど。
どっち…?
2026/03/19 (Thu)
☆お彼岸だけならマシ
やって来ました、春のお彼岸。お中日は生徒会長宅で法要。
迷惑な仏様のスッポンタケ、最上級の戒名がついている件。
シロエ 「おはようございます…」
ジョミー「この法要って、いつまで続くんだろう…」
サム 「三十三回忌までは、ガチなんでねえの?」
ブルー 「年忌法要がセットじゃない分、マシだと思うよ」
あった場合は、三十三回忌までの間は法要、と生徒会長。
ブルー 「命日が無いから、月参りだって要らないんだし」
一同 「「「うーん…」」」
確かにそうかも、と思わざるを得ない、説得力のある言葉。
ブルー 「下手に命日があった場合は、毎月、その日に…」
シロエ 「法要っていうことになるんですか?」
サム 「其処まで大袈裟なモンじゃねえけどよ…」
ブルー 「少なくとも、家にお坊さんが来て、お経だよね」
今どきのヤツでも、1年間コースは普通かな、と傾げる首。
ブルー 「昼間は留守にするならともかく、それ以外は…」
ジョミー「月参り、しないといけないわけ?」
ブルー 「菩提寺以外のお坊さんでも、勧められるよ?」
せめて1年くらいは勤めましょう、と向こうから、と。
ブルー 「お参りした分、お布施が入るものだから…」
サム 「儲け第一で、オススメなのかよ?」
ブルー 「真面目な人でも言うけど、儲け主義も多いよね」
檀家さんが少ない所だと特に、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「たった1年間の分でも、数があればさ…」
シロエ 「そこそこ、貰える勘定ですよね…」
ブルー 「そういうこと! ごたついてる間に契約でさ…」
サム 「1年間は、家に月参りをやりに来るのな…」
免れただけマシってヤツだぜ、とサム君、うんうん、と。
サム 「お彼岸だけで済むし、年忌法要もねえし…」
シロエ 「キース先輩が、あんな戒名、つけなかったら…」
ジョミー「最上級のお線香とか、言われないよね…」
諸悪の根源はキースじゃない、と文句ですけど。
もはや年中行事…。
2026/03/20 (Fri)
☆最上級の蝋燭
春のお彼岸はスッポンタケの法要、朝から生徒会長宅へと。
最上級のお線香と蝋燭で頼む、とソルジャーからの注文で。
シロエ 「マツカ先輩、用意して下さったんですか?」
マツカ 「執事に頼んで、買って来て貰っています」
コレなんですけど、とマツカ君が差し出す仏具店の紙袋。
マツカ 「蝋燭が普段と違うようですよ」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「天然素材で、昔ながらの製法なんです」
いわゆるキャンドルとは別物で、とマツカ君が開けた箱。
マツカ 「この通り、見た目も違うでしょう?」
ジョミー「ホントだ、コレの大きいの、キースの家でさ…」
サム 「本堂で見たような記憶あるよなあ…」
ブルー 「使っていたよ、あそこの本堂」
最上級かどうかは知らないけどね、と生徒会長。
ブルー 「こういう蝋燭、お寺では重宝されてて…」
シロエ 「有難い香りがするんでしょうか?」
スウェナ「覚えが無いわよ、蜜蝋じゃなさそうだし…」
蜜蝋だったら黄色系よね、とスウェナちゃんが眺める蝋燭。
スウェナ「蜜蝋の蝋燭、蜂蜜に似た匂いなんだけど…」
ぶるぅ 「そだね、美味しそうな匂いで!」
蜜蝋、お菓子に使うんだよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「カヌレの型に塗るのは、溶かした蜜蝋だもん!」
ジョミー「そうなんだ?」
ぶるぅ 「カヌレの皮が黒いの、蜜蝋が焦げた色!」
でも、この蝋燭の蝋は違うね、と指でチョン。
ぶるぅ 「んとんと…。ブルー、何の蝋なの?」
ブルー 「コレの場合は最上級だし、ハゼの木の油で…」
蝋が仏具に貼り付かないよ、という説明。
ブルー 「燭台も、置いてある台も、汚れないのが売り!」
ジョミー「元老寺で使ってるのも、掃除が楽だから?」
サム 「それはねえだろ、キースにやらせられるしよ」
シロエ 「いつも、アドス和尚がこき使ってますしね…」
キース 「遅れてすまん! 俺がどうかしたか?」
何かやらかしたか、と焦った顔で見回してますけど。
当然かと…。
2026/03/21 (Sat)
☆お線香の値段
スッポンタケの法要の日で、朝イチで生徒会長宅に集合で。
最上級の蝋燭とお線香、ソルジャーに注文されて用意済み。
キース 「なんだ、どうして、そんなに俺を見るんだ?」
シロエ 「いえ、最上級の蝋燭を見てたんですけど…」
ジョミー「そんなの用意する羽目になったの、何故かな?」
サム 「すげえ戒名、つけていなきゃよ…」
言われなかったと思うぜ、とサム君、ビシィと。
サム 「誰のせいだよ、あの仏様の戒名、すげえのは?」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「キース先輩、その場のノリでつけましたよね?」
スウェナ「クジラの戒名のパクリなんでしょ?」
自分で考えたヤツなら、まだしも、とスウェナちゃんも。
スウェナ「一時しのぎのつもりだったか、勢いだったか…」
サム 「今じゃ、誰も覚えていねえんだけどよ…」
ジョミー「キースが戦犯だった事実は、変わらないよね?」
シロエ 「まったくです…。危うく、お香まで最上級で…」
用意させられる所でした、とシロエ君が指差す蝋燭の箱。
シロエ 「こんな蝋燭、いつもの法要で見たことないです」
サム 「お前の家の本堂、使ってるよなあ?」
キース 「アレは、此処まで高いヤツと違って…」
そこそこの値段の蝋燭なんだが、とキース君、タラリ冷汗。
キース 「俺が注文してるわけだし、間違いはない」
シロエ 「本物のお寺を上回るような高級品をですね…」
サム 「たかがキノコが受け取るんだぜ?」
格の高すぎる蝋燭をよ、とサム君の睨み。
サム 「線香にしても、すげえんでねえの?」
ジョミー「まさか、1本の値段、普通のお線香のさ…」
シロエ 「1箱分とか、言わないでしょうね?」
どうなんです、とシロエ君の視線がマツカ君に。
シロエ 「お値段、どのくらいでした?」
マツカ 「1箱分を超えていました…」
サム 「マジかよ?」
マツカ 「百均じゃなくて、普及品で…」
仏具店で買える品で、と言ってますけど。
1箱分以上…?
2026/03/22 (Sun)
☆素材から別物
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文が、最上級の蝋燭とお線香だったわけで。
シロエ 「なんで、そんなに高いんです!?」
ジョミー「1本分の値段が、普通のヤツの1箱以上って…」
ブルー 「お香が高い話をした時、チラと言ったよ?」
お線香にしても、原料によるとね、と生徒会長。
ブルー 「普及品だと、主な素材自体が、安くなるから…」
スウェナ「そうなの?」
ブルー 「形だけあれば、一般家庭用には充分だしさ…」
煙が上がれば問題無いし、と言われれば、そうかも。
ブルー 「香りの方はプラスアルファで、オマケ的だし…」
シロエ 「そうかもですけど…」
サム 「花の香りの線香とかもあったっけなあ…」
ブルー 「アレにしたって、人工の香料なんだけど…」
高いお線香は違うから、と生徒会長が指す、お線香の箱。
ブルー 「香りの元は、本物のお香を砕いて入れてるよ」
サム 「まさかコレだと、純金並みのヤツってか?」
ブルー 「当然、そういうことになるよね」
一同 「「「うわー…」」」
高くなるのも当たり前か、と一同、愕然。
ブルー 「本物のお香と合わせる以上、他の材料も…」
ジョミー「普及品とは違うんだ?」
ブルー 「安い素材じゃ、お香の香りが台無しだしさ…」
相応しい素材を使わないと、と説明が。
ブルー 「乾燥させる時にも、自然乾燥で時間がね…」
サム 「手間暇かかった分まで、上乗せなのな?」
ブルー 「そりゃさ、普及品のようにコストダウンは…」
出来るわけがない製法だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「とてもいい香りがすると思うよ」
サム 「でもよ、相手は、あの仏様だぜ…?」
猫に小判どころじゃねえよ、とサム君が広げる両手。
サム 「キース、お前の家で、このレベルの線香…」
キース 「使えるわけがなかろう!」
シロエ 「でしょうね…」
勿体ないと思いませんか、と唸ってますけど。
その通り…。
2026/03/23 (Mon)
☆売り払うべき
スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品が、最上級の蝋燭とお線香なわけで。
ジョミー「ホントにね…。勿体ないと思うよ、ぼくも…」
シロエ 「あんな仏様に使うだなんて、あんまりすぎます」
サム 「マジでそうだぜ…。アレってよ…」
何処かで売るのは出来るのかよ、とサム君の問い。
サム 「売っ払って、普通の線香を使っててもよ…」
ジョミー「バレないかもね、多分、普段に気にしてないし」
スウェナ「上等かどうかが分かるくらいに、お線香には…」
多分、馴染みが無いと思うわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「売れる所があるんだったら、売ってしまえば?」
サム 「んでよ、その金、有効活用するべきだと思うぜ」
スウェナ「法要の打ち上げに使うのもいいわね!」
ジョミー「いつも、法要の後は、此処で会食してるしさ…」
日を改めて、ぼくたちだけで打ち上げ、とジョミー君の案。
ジョミー「高いヤツだし、手数料が要っても、残りはさ…」
サム 「かなりの値段になりそうだしよ…」
五つ星の店でやっても、余るんでねえの、という読み。
サム 「余った分は取っておいてよ、次の時によ…」
シロエ 「使うわけですね、どうせだったら投資とかに…」
回して増やしておきませんか、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「マツカ先輩にお任せすれば、増やせそうです」
ジョミー「そっち系には詳しそうだよ!」
マツカ 「ぼくは、それほど詳しくないんですけど…」
趣味でやってる知り合いだったらいますから、と御曹司。
マツカ 「増やすのが趣味で、手数料とかは貰わないで…」
サム 「預かった金を増やすだけかよ?」
タダと思っていいわけかよ、とサム君、念押し。
サム 「そりゃよ、税金とかは、こっちの負担で…」
マツカ 「増えた分から払いますけど、それだけですね」
一同 「「「イイネ!」」」
任せちゃおう、と皆が乗り気になってますけど。
売ると…?
2026/03/24 (Tue)
☆聞かれていた話
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文で買った最上級のお線香、売るかどうか。
シロエ 「マツカ先輩、お線香の値段、いくらでしたか?」
マツカ 「残念ですけど、投資に回せるほどの額では…」
ないんですよ、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「売り払った分で、食事にしても、五つ星は…」
サム 「無理なのかよ?」
ブルー 「いいかい、君たち、よく考えてみたまえ」
お線香だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お香だったら、とんでもない値段でもさ…」
ジョミー「砕いて入れただけのヤツだと、知れてるわけ?」
ブルー 「君たちが買うには、高すぎるんだけど…」
五つ星の店で食事、全員では無理だよ、と突き付ける現実。
ブルー 「ついでに、売るつもりなら、もっと早くに…」
シロエ 「思い付かないと、アウトでしょうか?」
ブルー 「此処までの間に喋ってた話、聞かれてそうで…」
??? 「ピンポーン!」
大正解、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「エアぶるぅの次は、エア線香なのかい?」
一同 「「「は?」」」
悲鳴も忘れて、皆の視線がソルジャーに集中。
キース 「おい、エア線香というのは、何なんだ?」
Aブルー「エアぶるぅみたいなモノかな、普及品をさ…」
使っているのに、最上級品のふり、とソルジャー、ギロリ。
Aブルー「どうせ、ぼくには分からないから、結託で…」
シロエ 「有難い香りだとか、褒めちぎるヤツですね…」
Aブルー「ぼくが気付いて、此処で飛び込まなかったら…」
エア線香のつもりだっただろう、と鋭すぎる読み。
Aブルー「キース、君も重要人物で…」
キース 「俺がか!?」
なんでそうなる、とキース君、ワタワタ。
キース 「売り払う話は、俺が言ったわけじゃない!」
Aブルー「エア線香だった時のことだよ!」
キース 「重要人物…?」
意味がサッパリ謎なんだが、と呻いている人。
重要人物…?
2026/03/25 (Wed)
☆計画だけでも重罪
スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品、最上級のお線香を売るという話で。
キース 「俺が、重要人物だなどと言われても…」
シロエ 「ぼくにも謎です、キース先輩、今の話には…」
サム 「一度も口を出していねえぜ、何故なんだよ?」
厄病仏な件と関係あるのかよ、とサム君の問い。
サム 「でもよ、キースにババを引かせたら、法要…」
ジョミー「ドタキャンでパアにされるリスク、高いよ?」
キース 「まったくだ。俺には逃げる権利があるよな?」
俺が逃げたら誰がやるんだ、と副住職の視線が生徒会長に。
キース 「ブルー、あんた、代わりに導師するのか?」
ブルー 「お断りだね、あんな仏様の法要なんかは!」
銀青の名前に傷がつくよ、と生徒会長、やる気ナッシング。
ブルー 「エア線香で重要人物な理由は、謎だけどさ」
Aブルー「簡単なことだよ、エア線香がバレないために…」
担ぎ出すのはキースだと思う、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「お線香の匂いが分かるし、高いかどうかも…」
シロエ 「分かりますよね…」
サム 「そういうことかよ、キースが違和感あっても…」
ジョミー「何も言わなきゃ、バレないんだ…」
安いお線香で誤魔化してても、とジョミー君も。
ジョミー「じゃあさ、キースは有罪なわけ?」
キース 「なんでそうなる!」
シロエ 「エア線香、止めませんでしたしね…」
キース 「ちょっと待て!」
言いがかりだ、とキース君、真っ青。
キース 「俺は黙って聞いていただけで…!」
Aブルー「暗黙の裡に、協力する気、無かったのかい?」
キース 「そ、それは…」
少しくらいはあったかもだが、と青ざめる人。
キース 「エア線香の件は、見ての通りに計画倒れで…」
Aブルー「計画しただけでも罪は重いよ?」
シロエ 「マジですか!?」
Aブルー「当然だよねえ…」
とても大事な法要だしさ、と言ってますけど。
ヤバいのでは…?
2026/03/26 (Thu)
☆問われない罪
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最高級のお線香、売ろうとした計画。
Aブルー「今すぐ、ぶるぅを召喚してもいいけど…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
マジか、と全員、ガクブル。
シロエ 「それだけは勘弁して下さい!」
キース 「真面目な話、アレを呼んだら、法要が台無し…」
パアになるのはガチだと思う、とキース君が指す線香立て。
キース 「線香立てもヤバいし、香炉もヤツに倒されて…」
サム 「灰まみれの法要になると思うぜ…」
キース 「猫と同じで、どうしようもないかと…」
一同 「「「猫?」」」
土鍋で寝るのは猫っぽいけど、と皆が傾げる首。
ジョミー「法要に猫が乱入したら、灰まみれなわけ?」
キース 「王道と言うか、あるあると言うか…」
シロエ 「先例が多数あるんですね?」
キース 「線香立てに猫の足跡、定番なんだぞ…」
灰まみれになった法衣とかもな、と副住職が広げる両手。
キース 「俺はスルーで読経出来るが、他のヤツらは…」
Aブルー「ぼくにしたって、困るってば!」
だけどありそう、とソルジャーも納得の悪戯小僧。
Aブルー「分かった、エア線香の件は、諦めるから…」
キース 「本当に、リベンジしないと誓えるのか?」
Aブルー「スッポンタケの戒名にかけて、今すぐにね!」
でないと法要が詰んでしまうし、とソルジャーの深い溜息。
Aブルー「エア線香にしようとしたのは、重罪だけど…」
シロエ 「無罪放免と思っていいんでしょうか?」
Aブルー「話題としては、蒸し返したって、復讐は…」
スッポンタケに誓って、絶対にしない、という宣言。
Aブルー「何だったっけか、あの長ったらしい戒名は…」
キース 「倫王院殿法界善根大居士だ!」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ! それに誓って…」
キース 「絶対にリベンジしないんだな?」
Aブルー「誓うってば!」
法要が最優先なんだしね、と誓ったわけで。
無罪放免…。
2026/03/27 (Fri)
☆二度目の次は
スッポンタケの法要の日ですけれども、ヤバかったのかも。
なんとか無罪放免とはいえ、ソルジャーに借りが出来そう。
シロエ 「あのぅ…。リベンジは無しでも、蒸し返すと?」
Aブルー「放置出来ない話だしねえ…」
今回で二度目になるんだよ、とソルジャー、ズイと。
Aブルー「先月がエアぶるぅ、今回はエア線香!」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「二度あることは三度ある、と言うんだろう?」
三度目をやられては困るから、とソルジャーの鋭い目付き。
Aブルー「今の間にキッチリ釘を刺しておかないと…」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
シロエ 「エアなんですから、実害は、さほど…」
無いような気がするんですけど、とシロエ君が打つ逃げ。
シロエ 「蒸し返す時は、軽めでお願い出来ますか?」
Aブルー「エアぶるぅの恐怖、君たちに分かるとでも?」
キース 「エア線香は、あんたに心得があればだ…」
線香の匂いで気付くわけだし、企画されない、とキース君。
キース 「自分の行いを棚に上げるのは、感心出来んぞ」
Aブルー「そう言う君は、どうなのさ?」
キース 「あんた、偉そうに出るのはいいが、お彼岸を…」
忘れ去ってはいないだろうな、と副住職が繰る本式の数珠。
キース 「此処で俺が回れ右して、出て行ったら?」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「三度目をやるには、最高の日かもしれん」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と誰もがキョトン。
ジョミー「キース、三度目って、何が?」
キース 「さっき、こいつが言った通りに、三度目で…」
エア導師で法要をすればよかろう、とキース君、腕組み。
キース 「お彼岸の法要は、嫌というほどやったしな?」
シロエ 「なるほど、キース先輩は抜きで、お焼香とか…」
サム 「南無阿弥陀仏を唱えるヤツな?」
キース 「正解だ!」
俺は抜けるから、エア導師で、と言ってますけど。
導師不在…?
2026/03/28 (Sat)
☆法要をエアで
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最上級のお線香、売る計画から波紋。
シロエ 「サム先輩、エア導師でやるのは可能ですか?」
サム 「なんで俺なんだよ?」
シロエ 「生徒会長はともかく、他に僧籍な人がですね…」
スウェナ「ジョミーじゃ、話にならないものねえ…」
棚経の時も口パクなんだし、とスウェナちゃんも。
スウェナ「エアでやるには、それなりのリード要るわよ?」
シロエ 「そうなんです。お経が無いのがエアでしょう?」
キース 「当然、そういうことになるんだが…」
サム用にカンペを作って行くか、と副住職が取り出すメモ。
キース 「サム、時間進行の目安があればいけるか?」
サム 「よろしく頼むぜ、何分くらいで焼香とかをよ…」
キース 「承知した。まず、俺が入って来たとして…」
場を清めてから着席までの時間が数分、と書き付ける文字。
キース 「そのタイミングで、香を焚いてくれれば…」
サム 「焼香にピッタリの時間になるわけな?」
キース 「ああ。俺が持ち込む香炉の方は、最初から…」
置いておくのがいいだろうな、とキース君が教える手順。
キース 「アレの扱いは作法があるから、お前では…」
サム 「分からねえしよ、置いとけばいい、と…」
キース 「法要が終わった後で片付け、それで良かろう」
エアなんだしな、とキース君、メモをサラサラ。
キース 「よし、こんな感じだ。どうだ、分かるか?」
サム 「いけると思うぜ、読経の間は沈黙でいいのな?」
キース 「黙って合掌、正座していればオッケーだ」
焼香用の香炉を回す以外は、それで通せ、という指導。
キース 「では、メモも書いたし、俺はこの辺で失礼する」
シロエ 「帰って家を手伝うんですね、お中日ですから」
キース 「もう長いこと欠席続きだし、たまにはな」
Aブルー「待ってよ、本気でエア!?」
お経は無しで真似事だけ、と悲鳴ですけど。
エア導師ですし…。
2026/03/29 (Sun)
☆エア導師は勘弁
スッポンタケの法要ですけど、エア導師という方に展開で。
キース君は帰宅して家の手伝い、読経は無しでお焼香とか。
サム 「ブルーが導師をしねえ以上は、仕方ねえぜ?」
ジョミー「サムじゃ、代理は無理だよね?」
サム 「当たり前だろ、僧籍なだけで無資格だしよ」
棚経のようにはいかねえし、とサム君、キッパリ。
サム 「法要の導師、住職の資格がねえと出来ねえから」
キース 「そういうことだな、まあ、頑張ってエアで…」
勤めてくれ、とキース君がクルリと向ける背中。
キース 「最上級の蝋燭と線香もあるし、なんとか形は…」
ブルー 「整うんじゃないかな、お焼香もするしさ」
Aブルー「お経無しでも、やったことになるわけ?」
サム 「さあ…? ダメっぽい気がするんだけどよ…」
お経は読んでなんぼだしよ、と僧籍な人。
サム 「暗記してても、法要の時は、お経本でよ…」
ブルー 「読んでいます、という形で唱えるものだね」
シロエ 「すると、お経が無い法要は、無効ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
なんと言ってもエア導師、と生徒会長、ニヤニヤ。
ブルー 「キース、此処はいいから、元老寺の方を…」
キース 「有難い。では、後は任せた」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
ちょっと待った、とソルジャーの悲鳴。
Aブルー「エア導師だけは勘弁してよ、お願い!」
キース 「三度目のナントカには、ちょうどいいんだ!」
Aブルー「そう言った件も、謝るから!」
エアぶるぅも、エア線香も、全部許すよ、と泣きそうな顔。
Aブルー「別の機会に三度目が来ても、諦めるしさ!」
キース 「本当か?」
Aブルー「ホントだってば!」
三度目が無いのが一番だけど、とソルジャー、土下座。
Aブルー「エア導師よりは、まだ、別のヤツの方が…」
キース 「その言葉、信じていいんだろうな?」
Aブルー「かまわないって、だから許して!」
エア導師だけは勘弁、と必死ですけど。
許しますか…?
2026/03/30 (Mon)
☆導師抜きで法要
春のお彼岸はスッポンタケの法要、エア導師でやるそうで。
お経は無しで皆で焼香、黙って正座で勤めるだけの展開に。
Aブルー「この通りだよ、三度目のエアも許すから…!」
キース 「いい覚悟だ、と言いたいんだが、今までの…」
行いが全てを物語っているからな、とキース君、腕組み。
キース 「此処で誓っても、一筆入れても、いずれはだ…」
シロエ 「無かったことになるんですよね…」
サム 「あるある過ぎて、何も言えねえ…」
聞いてやるだけ無駄でねえの、とサム君、バッサリ。
サム 「サッサと帰っていいと思うぜ、忙しいんだろ?」
ブルー 「お彼岸のお中日は、何処のお寺も超多忙だよ」
スウェナ「帰っていいわよ、みんなでやるから」
ジョミー「蝋燭とお線香なら、ぼくも慣れてるしさ…」
棚経で散々やって来たから、とジョミー君の援護射撃が。
ジョミー「キース抜きでも、ちゃんと出来るよ」
シロエ 「ぼくも正座は、嫌と言うほど経験済みですし…」
マツカ 「大丈夫ですよ、お焼香と正座だけですからね」
スウェナ「ほらね、マツカがいるから、作法もバッチリ!」
一般人用の方ね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「お焼香の順番、マツカが最初にやればいいのよ」
シロエ 「それを真似れば、完璧ですね!」
マツカ 「任せて下さい、本来だったら、ぼくは末席で…」
お施主さんがトップですけど、とソルジャーにチラと視線。
マツカ 「すみません、お先にやらせて頂きます…」」
キース 「よし、後は頼んだ!」
ではな、と法衣鞄を手にして、ドアの方へとスタスタ。
キース 「法要の無事くらいは、御本尊様に祈ってやろう」
一同 「「「イイネ!」」」
元老寺で法要、頑張って、と皆でエールを。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ブルー 「何年ぶりになるかな、アドス和尚も喜ぶよ!」
Aブルー「待ってってばーっ!」
君がいないと大ピンチ、と絶叫ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/03/31 (Tue)
三月は初日から日曜なだけに、生徒会長宅な面々ですけど。
其処へ来たソルジャー、エアぶるぅの件でリベンジは無し。
Aブルー「ほらね、そういう恐怖が消え去るんだしさ…」
キース 「おめでとうと言って登場だったんだな?」
Aブルー「ピンポーン! それとも、君たち…」
お彼岸を拒否してリベンジを選びたいかい、という質問。
Aブルー「お望みとあらば、すぐにぶるぅを…」
一同 「「「げっ!」」」
Aブルー「召喚するのは、一発なんだよね…」
今日は近くにいるものだから、とソルジャー、ニンマリ。
Aブルー「デパ地下巡りで、雛祭り限定スイーツを…」
キース 「買いまくっている最中だ、と?」
Aブルー「そうだよ、ぼくからお小遣いを貰ってね!」
お金の出どころはノルディだけど、とニヤニヤ。
Aブルー「ぼくが呼んだら、飛んで来るのは一瞬で…」
シロエ 「やめて下さい!」
ジョミー「キース、早く引き受けるって返事してよ!」
サム 「俺たち全員、ちゃんと出席するからよ…」
この通りだ、とサム君が絨毯に擦り付ける額。
サム 「親父さんにLINEで通報って言ったのも…」
シロエ 「撤回ですよね、ぼくたちが協力する件も…」
スウェナ「疑ったりして悪かったわよ、ごめんなさい!」
ジョミー「お彼岸の法要、例年通りにやって欲しいな!」
抹香臭くてもかまわないから、とジョミー君も必死の形相。
ジョミー「上等のお線香とかを使うんだったら…」
シロエ 「カンパしますよ、喜んで!」
Aブルー「いいねえ、最上級のでお願いしたいな」
キース 「ガチで高いんだが…」
最上級で用意するとなると、とキース君の困り果てた顔。
キース 「俺の家でも、使わないレベルになってくるし…」
Aブルー「そうなのかい? お線香が?」
キース 「線香や蝋燭も高いが、法要の初めにだな…」
ブルー 「お香を焚くだろ、アレが高いんだよ」
香木の値段はとんでもないし、と言ってますけど。
そうなんですか…?
2026/03/16 (Mon)
☆高いらしい香木
初日が日曜な三月、生徒会長宅で過ごす御一同様ですけど。
ソルジャーが来まして、お彼岸の法要を突き付けられた今。
Aブルー「お香って、そんなに高いものなのかい?」
キース 「上等の線香が高い理由も、其処に通じる」
ブルー 「天然素材の香料を使って作ると、お値段がね…」
元の素材が高いだけに、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「入れる香料の質と量とで、いくらでもさ…」
キース 「値段が上がって、安いのとは月とスッポンで…」
サム 「そういや、線香の匂いは色々だよなあ…」
ジョミー「棚経の時に回ってる家の、同じじゃないよね…」
値段のせいか、と僧籍な人たちが見合わせる顔。
ジョミー「気合いの入った家だと、上等だから匂いもさ…」
サム 「違って来るのかもしれねえな…」
ブルー 「ピンポーン! 最上級だと、素人さんでも…」
キース 「気付くレベルで、香りが違うぞ」
お香の場合は、その上を行く、と副住職が繰る数珠レット。
キース 「香炉に入れると、明らかに有難そうな感じで…」
ブルー 「香の煙が届く範囲は、別世界だよね…」
それは荘厳な雰囲気になるよ、と銀青様の説明が。
ブルー 「相当に格の高い法要でないと、あんなのは…」
キース 「お目にかかれないな、俺の家では無理だ」
シロエ 「マジですか?」
ブルー 「香木を仕入れて、寝かせておくとさ…」
年数が経過するほど値段も上がるし、という話。
ブルー 「それを目当てに大量に買って、床下とかで…」
キース 「保存している人もいるんだ、高く売れるからな」
仕入れ価格もそれなりだが、とキース君からも。
キース 「高いヤツだと、純金より上だぞ」
一同 「「「ええっ!?」」」
そこまでなのか、と皆が仰天。
シロエ 「カンパじゃ、とても買えませんよね…」
キース 「金の相場を考えてみろ」
ジョミー「高いよね…」
サム 「金だぜ?」
小遣いで買える値段じゃねえよ、という声ですけど。
大金…。
2026/03/17 (Tue)
☆お線香だけで充分
三月も初日が日曜でして、生徒会長宅に来ている御一同様。
ソルジャーのリベンジを避けるには、お彼岸の法要が必須。
Aブルー「高いと言っても、買える人はいるんだよね?」
キース 「個人でもいないわけではないが…」
ブルー 「法要に使うためじゃないと思うよ、遊び用でさ」
一同 「「「は?」」」
遊びに凄い大金を、と目を剥いてますけど。
ブルー 「ホントだってば、お香を楽しむ人たちだね」
キース 「香道って聞いたことはないかな?」
一同 「「「あー…」」」
香木を焚いて種類を当てるヤツか、と納得な遊び方。
Aブルー「何だい、ソレは?」
シロエ 「色々な香木を、香炉で焚いてですね…」
キース 「何を焚いていたのか、皆で当てる遊びだ」
ブルー 「茶道の席でも、香は焚くから、そっちでも…」
こだわる人は高くても買うね、と生徒会長。
ブルー 「もっとも、あんな仏様の法要に使うのは…」
キース 「邪道と言うより、もったいないとしか…」
線香だけで充分だろう、と副住職も。
キース 「どうせ、香りの分からないヤツらばかりで…」
ブルー 「マツカだったら、いけそうだけれどね…」
マツカ 「ぼくも無理ですよ、心得がありませんから…」
Aブルー「うーん…。それじゃ、ぼくにも分からないかも」
大金を払っても、有難さが、とソルジャーが顎に当てる手。
Aブルー「ぶるぅに貢いで、覗き回避を頼んだ方が…」
ブルー 「その先は喋らなくていいけど、賛成だね」
Aブルー「デパ地下とかで、ドッサリ買い込めそうだし…」
お小遣いを渡した方がマシかな、と結論が出た様子。
Aブルー「分かった、お線香と蝋燭を最上級で頼むよ」
シロエ 「マツカ先輩、お願いします!」
買えそうな気がしませんから、とシロエ君の悲鳴。
シロエ 「お線香だって、高いそうですし…」
マツカ 「かまいませんよ」
Aブルー「ありがとう!」
後は当日を待てばいいよね、と喜んでますけど。
法要ですか…。
2026/03/18 (Wed)
☆ツイているか謎な日
初日が日曜な三月、生徒会長宅に集う面々の予定が決定で。
春のお彼岸は法要でして、断れない流れで厳しすぎる現実。
サム 「春のお彼岸は、あの仏様の法要かよ…」
ジョミー「仕方ないってば、エアぶるぅの件がチャラだし」
キース 「諦めるしかないだろうな…」
ついでに無駄口は叩かない方が、とキース君が指差す窓。
キース 「ヤツは去ったが、まだデパ地下にいそうだぞ」
シロエ 「そうでした! ぶるぅが買い物中でしたっけ…」
スウェナ「雛祭り限定スイーツ、買い漁ってるのよね…」
キース 「ヤツが行かないと、誰が言えるんだ?」
あっちの世界では飯より菓子なヤツだぞ、とキース君。
キース 「聞こえたらヤバい話は、しないのが吉かと」
一同 「「「あー…」」」
戻って来たら厄介なことに、と皆が唇に当てる指。
ジョミー「話題を変えようよ、雛祭りとかさ」
シロエ 「スウェナ先輩だけしか、関係無いですよ?」
サム 「んじゃよ、春休みの方で行こうぜ」
キース 「無難なトコだな、花見以外の方向で頼む」
また来たら困る、とキース君が繰る数珠レット。
キース 「ホワイトデーの話も、いいかもしれん」
Aブルー「そうなんだよ!」
一同 「「「げっ!」」」
湧いた、と一同、ドン引き。
シロエ 「帰ったんじゃなかったんですか!?」
Aブルー「すぐに消えるよ、忙しいから!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ホワイトデーだってば、限定スイーツがさ…」
思った以上に充実してて、とソルジャー、親指をグッと。
Aブルー「買い込まないと損だし、お彼岸はよろしく!」
一同 「「「はいっ!」」」
Aブルー「じゃあねー!」
次のデパ地下へ買いに行くから、とパッと消滅。
キース 「今日の俺たちは、ツイているのか…?」
ジョミー「それっぽいけど、お彼岸の件…」
シロエ 「法要だけは、どうしようもありませんしね…」
ツイているのか、ツイてないのか、と呻いてますけど。
どっち…?
2026/03/19 (Thu)
☆お彼岸だけならマシ
やって来ました、春のお彼岸。お中日は生徒会長宅で法要。
迷惑な仏様のスッポンタケ、最上級の戒名がついている件。
シロエ 「おはようございます…」
ジョミー「この法要って、いつまで続くんだろう…」
サム 「三十三回忌までは、ガチなんでねえの?」
ブルー 「年忌法要がセットじゃない分、マシだと思うよ」
あった場合は、三十三回忌までの間は法要、と生徒会長。
ブルー 「命日が無いから、月参りだって要らないんだし」
一同 「「「うーん…」」」
確かにそうかも、と思わざるを得ない、説得力のある言葉。
ブルー 「下手に命日があった場合は、毎月、その日に…」
シロエ 「法要っていうことになるんですか?」
サム 「其処まで大袈裟なモンじゃねえけどよ…」
ブルー 「少なくとも、家にお坊さんが来て、お経だよね」
今どきのヤツでも、1年間コースは普通かな、と傾げる首。
ブルー 「昼間は留守にするならともかく、それ以外は…」
ジョミー「月参り、しないといけないわけ?」
ブルー 「菩提寺以外のお坊さんでも、勧められるよ?」
せめて1年くらいは勤めましょう、と向こうから、と。
ブルー 「お参りした分、お布施が入るものだから…」
サム 「儲け第一で、オススメなのかよ?」
ブルー 「真面目な人でも言うけど、儲け主義も多いよね」
檀家さんが少ない所だと特に、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「たった1年間の分でも、数があればさ…」
シロエ 「そこそこ、貰える勘定ですよね…」
ブルー 「そういうこと! ごたついてる間に契約でさ…」
サム 「1年間は、家に月参りをやりに来るのな…」
免れただけマシってヤツだぜ、とサム君、うんうん、と。
サム 「お彼岸だけで済むし、年忌法要もねえし…」
シロエ 「キース先輩が、あんな戒名、つけなかったら…」
ジョミー「最上級のお線香とか、言われないよね…」
諸悪の根源はキースじゃない、と文句ですけど。
もはや年中行事…。
2026/03/20 (Fri)
☆最上級の蝋燭
春のお彼岸はスッポンタケの法要、朝から生徒会長宅へと。
最上級のお線香と蝋燭で頼む、とソルジャーからの注文で。
シロエ 「マツカ先輩、用意して下さったんですか?」
マツカ 「執事に頼んで、買って来て貰っています」
コレなんですけど、とマツカ君が差し出す仏具店の紙袋。
マツカ 「蝋燭が普段と違うようですよ」
一同 「「「は?」」」
マツカ 「天然素材で、昔ながらの製法なんです」
いわゆるキャンドルとは別物で、とマツカ君が開けた箱。
マツカ 「この通り、見た目も違うでしょう?」
ジョミー「ホントだ、コレの大きいの、キースの家でさ…」
サム 「本堂で見たような記憶あるよなあ…」
ブルー 「使っていたよ、あそこの本堂」
最上級かどうかは知らないけどね、と生徒会長。
ブルー 「こういう蝋燭、お寺では重宝されてて…」
シロエ 「有難い香りがするんでしょうか?」
スウェナ「覚えが無いわよ、蜜蝋じゃなさそうだし…」
蜜蝋だったら黄色系よね、とスウェナちゃんが眺める蝋燭。
スウェナ「蜜蝋の蝋燭、蜂蜜に似た匂いなんだけど…」
ぶるぅ 「そだね、美味しそうな匂いで!」
蜜蝋、お菓子に使うんだよ、と料理上手なお子様。
ぶるぅ 「カヌレの型に塗るのは、溶かした蜜蝋だもん!」
ジョミー「そうなんだ?」
ぶるぅ 「カヌレの皮が黒いの、蜜蝋が焦げた色!」
でも、この蝋燭の蝋は違うね、と指でチョン。
ぶるぅ 「んとんと…。ブルー、何の蝋なの?」
ブルー 「コレの場合は最上級だし、ハゼの木の油で…」
蝋が仏具に貼り付かないよ、という説明。
ブルー 「燭台も、置いてある台も、汚れないのが売り!」
ジョミー「元老寺で使ってるのも、掃除が楽だから?」
サム 「それはねえだろ、キースにやらせられるしよ」
シロエ 「いつも、アドス和尚がこき使ってますしね…」
キース 「遅れてすまん! 俺がどうかしたか?」
何かやらかしたか、と焦った顔で見回してますけど。
当然かと…。
2026/03/21 (Sat)
☆お線香の値段
スッポンタケの法要の日で、朝イチで生徒会長宅に集合で。
最上級の蝋燭とお線香、ソルジャーに注文されて用意済み。
キース 「なんだ、どうして、そんなに俺を見るんだ?」
シロエ 「いえ、最上級の蝋燭を見てたんですけど…」
ジョミー「そんなの用意する羽目になったの、何故かな?」
サム 「すげえ戒名、つけていなきゃよ…」
言われなかったと思うぜ、とサム君、ビシィと。
サム 「誰のせいだよ、あの仏様の戒名、すげえのは?」
キース 「そ、それは…」
シロエ 「キース先輩、その場のノリでつけましたよね?」
スウェナ「クジラの戒名のパクリなんでしょ?」
自分で考えたヤツなら、まだしも、とスウェナちゃんも。
スウェナ「一時しのぎのつもりだったか、勢いだったか…」
サム 「今じゃ、誰も覚えていねえんだけどよ…」
ジョミー「キースが戦犯だった事実は、変わらないよね?」
シロエ 「まったくです…。危うく、お香まで最上級で…」
用意させられる所でした、とシロエ君が指差す蝋燭の箱。
シロエ 「こんな蝋燭、いつもの法要で見たことないです」
サム 「お前の家の本堂、使ってるよなあ?」
キース 「アレは、此処まで高いヤツと違って…」
そこそこの値段の蝋燭なんだが、とキース君、タラリ冷汗。
キース 「俺が注文してるわけだし、間違いはない」
シロエ 「本物のお寺を上回るような高級品をですね…」
サム 「たかがキノコが受け取るんだぜ?」
格の高すぎる蝋燭をよ、とサム君の睨み。
サム 「線香にしても、すげえんでねえの?」
ジョミー「まさか、1本の値段、普通のお線香のさ…」
シロエ 「1箱分とか、言わないでしょうね?」
どうなんです、とシロエ君の視線がマツカ君に。
シロエ 「お値段、どのくらいでした?」
マツカ 「1箱分を超えていました…」
サム 「マジかよ?」
マツカ 「百均じゃなくて、普及品で…」
仏具店で買える品で、と言ってますけど。
1箱分以上…?
2026/03/22 (Sun)
☆素材から別物
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文が、最上級の蝋燭とお線香だったわけで。
シロエ 「なんで、そんなに高いんです!?」
ジョミー「1本分の値段が、普通のヤツの1箱以上って…」
ブルー 「お香が高い話をした時、チラと言ったよ?」
お線香にしても、原料によるとね、と生徒会長。
ブルー 「普及品だと、主な素材自体が、安くなるから…」
スウェナ「そうなの?」
ブルー 「形だけあれば、一般家庭用には充分だしさ…」
煙が上がれば問題無いし、と言われれば、そうかも。
ブルー 「香りの方はプラスアルファで、オマケ的だし…」
シロエ 「そうかもですけど…」
サム 「花の香りの線香とかもあったっけなあ…」
ブルー 「アレにしたって、人工の香料なんだけど…」
高いお線香は違うから、と生徒会長が指す、お線香の箱。
ブルー 「香りの元は、本物のお香を砕いて入れてるよ」
サム 「まさかコレだと、純金並みのヤツってか?」
ブルー 「当然、そういうことになるよね」
一同 「「「うわー…」」」
高くなるのも当たり前か、と一同、愕然。
ブルー 「本物のお香と合わせる以上、他の材料も…」
ジョミー「普及品とは違うんだ?」
ブルー 「安い素材じゃ、お香の香りが台無しだしさ…」
相応しい素材を使わないと、と説明が。
ブルー 「乾燥させる時にも、自然乾燥で時間がね…」
サム 「手間暇かかった分まで、上乗せなのな?」
ブルー 「そりゃさ、普及品のようにコストダウンは…」
出来るわけがない製法だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「とてもいい香りがすると思うよ」
サム 「でもよ、相手は、あの仏様だぜ…?」
猫に小判どころじゃねえよ、とサム君が広げる両手。
サム 「キース、お前の家で、このレベルの線香…」
キース 「使えるわけがなかろう!」
シロエ 「でしょうね…」
勿体ないと思いませんか、と唸ってますけど。
その通り…。
2026/03/23 (Mon)
☆売り払うべき
スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品が、最上級の蝋燭とお線香なわけで。
ジョミー「ホントにね…。勿体ないと思うよ、ぼくも…」
シロエ 「あんな仏様に使うだなんて、あんまりすぎます」
サム 「マジでそうだぜ…。アレってよ…」
何処かで売るのは出来るのかよ、とサム君の問い。
サム 「売っ払って、普通の線香を使っててもよ…」
ジョミー「バレないかもね、多分、普段に気にしてないし」
スウェナ「上等かどうかが分かるくらいに、お線香には…」
多分、馴染みが無いと思うわ、とスウェナちゃんも。
スウェナ「売れる所があるんだったら、売ってしまえば?」
サム 「んでよ、その金、有効活用するべきだと思うぜ」
スウェナ「法要の打ち上げに使うのもいいわね!」
ジョミー「いつも、法要の後は、此処で会食してるしさ…」
日を改めて、ぼくたちだけで打ち上げ、とジョミー君の案。
ジョミー「高いヤツだし、手数料が要っても、残りはさ…」
サム 「かなりの値段になりそうだしよ…」
五つ星の店でやっても、余るんでねえの、という読み。
サム 「余った分は取っておいてよ、次の時によ…」
シロエ 「使うわけですね、どうせだったら投資とかに…」
回して増やしておきませんか、とシロエ君が立てる親指。
シロエ 「マツカ先輩にお任せすれば、増やせそうです」
ジョミー「そっち系には詳しそうだよ!」
マツカ 「ぼくは、それほど詳しくないんですけど…」
趣味でやってる知り合いだったらいますから、と御曹司。
マツカ 「増やすのが趣味で、手数料とかは貰わないで…」
サム 「預かった金を増やすだけかよ?」
タダと思っていいわけかよ、とサム君、念押し。
サム 「そりゃよ、税金とかは、こっちの負担で…」
マツカ 「増えた分から払いますけど、それだけですね」
一同 「「「イイネ!」」」
任せちゃおう、と皆が乗り気になってますけど。
売ると…?
2026/03/24 (Tue)
☆聞かれていた話
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーの注文で買った最上級のお線香、売るかどうか。
シロエ 「マツカ先輩、お線香の値段、いくらでしたか?」
マツカ 「残念ですけど、投資に回せるほどの額では…」
ないんですよ、とマツカ君の苦笑い。
マツカ 「売り払った分で、食事にしても、五つ星は…」
サム 「無理なのかよ?」
ブルー 「いいかい、君たち、よく考えてみたまえ」
お線香だしね、と生徒会長、いえ、銀青様。
ブルー 「お香だったら、とんでもない値段でもさ…」
ジョミー「砕いて入れただけのヤツだと、知れてるわけ?」
ブルー 「君たちが買うには、高すぎるんだけど…」
五つ星の店で食事、全員では無理だよ、と突き付ける現実。
ブルー 「ついでに、売るつもりなら、もっと早くに…」
シロエ 「思い付かないと、アウトでしょうか?」
ブルー 「此処までの間に喋ってた話、聞かれてそうで…」
??? 「ピンポーン!」
大正解、とソルジャー(会話表記はAブルー)登場。
Aブルー「エアぶるぅの次は、エア線香なのかい?」
一同 「「「は?」」」
悲鳴も忘れて、皆の視線がソルジャーに集中。
キース 「おい、エア線香というのは、何なんだ?」
Aブルー「エアぶるぅみたいなモノかな、普及品をさ…」
使っているのに、最上級品のふり、とソルジャー、ギロリ。
Aブルー「どうせ、ぼくには分からないから、結託で…」
シロエ 「有難い香りだとか、褒めちぎるヤツですね…」
Aブルー「ぼくが気付いて、此処で飛び込まなかったら…」
エア線香のつもりだっただろう、と鋭すぎる読み。
Aブルー「キース、君も重要人物で…」
キース 「俺がか!?」
なんでそうなる、とキース君、ワタワタ。
キース 「売り払う話は、俺が言ったわけじゃない!」
Aブルー「エア線香だった時のことだよ!」
キース 「重要人物…?」
意味がサッパリ謎なんだが、と呻いている人。
重要人物…?
2026/03/25 (Wed)
☆計画だけでも重罪
スッポンタケの法要の日で、生徒会長宅に集った御一同様。
ソルジャーの注文の品、最上級のお線香を売るという話で。
キース 「俺が、重要人物だなどと言われても…」
シロエ 「ぼくにも謎です、キース先輩、今の話には…」
サム 「一度も口を出していねえぜ、何故なんだよ?」
厄病仏な件と関係あるのかよ、とサム君の問い。
サム 「でもよ、キースにババを引かせたら、法要…」
ジョミー「ドタキャンでパアにされるリスク、高いよ?」
キース 「まったくだ。俺には逃げる権利があるよな?」
俺が逃げたら誰がやるんだ、と副住職の視線が生徒会長に。
キース 「ブルー、あんた、代わりに導師するのか?」
ブルー 「お断りだね、あんな仏様の法要なんかは!」
銀青の名前に傷がつくよ、と生徒会長、やる気ナッシング。
ブルー 「エア線香で重要人物な理由は、謎だけどさ」
Aブルー「簡単なことだよ、エア線香がバレないために…」
担ぎ出すのはキースだと思う、とソルジャー、目がマジ。
Aブルー「お線香の匂いが分かるし、高いかどうかも…」
シロエ 「分かりますよね…」
サム 「そういうことかよ、キースが違和感あっても…」
ジョミー「何も言わなきゃ、バレないんだ…」
安いお線香で誤魔化してても、とジョミー君も。
ジョミー「じゃあさ、キースは有罪なわけ?」
キース 「なんでそうなる!」
シロエ 「エア線香、止めませんでしたしね…」
キース 「ちょっと待て!」
言いがかりだ、とキース君、真っ青。
キース 「俺は黙って聞いていただけで…!」
Aブルー「暗黙の裡に、協力する気、無かったのかい?」
キース 「そ、それは…」
少しくらいはあったかもだが、と青ざめる人。
キース 「エア線香の件は、見ての通りに計画倒れで…」
Aブルー「計画しただけでも罪は重いよ?」
シロエ 「マジですか!?」
Aブルー「当然だよねえ…」
とても大事な法要だしさ、と言ってますけど。
ヤバいのでは…?
2026/03/26 (Thu)
☆問われない罪
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最高級のお線香、売ろうとした計画。
Aブルー「今すぐ、ぶるぅを召喚してもいいけど…」
一同 「「「ひぃぃっ!」」」
マジか、と全員、ガクブル。
シロエ 「それだけは勘弁して下さい!」
キース 「真面目な話、アレを呼んだら、法要が台無し…」
パアになるのはガチだと思う、とキース君が指す線香立て。
キース 「線香立てもヤバいし、香炉もヤツに倒されて…」
サム 「灰まみれの法要になると思うぜ…」
キース 「猫と同じで、どうしようもないかと…」
一同 「「「猫?」」」
土鍋で寝るのは猫っぽいけど、と皆が傾げる首。
ジョミー「法要に猫が乱入したら、灰まみれなわけ?」
キース 「王道と言うか、あるあると言うか…」
シロエ 「先例が多数あるんですね?」
キース 「線香立てに猫の足跡、定番なんだぞ…」
灰まみれになった法衣とかもな、と副住職が広げる両手。
キース 「俺はスルーで読経出来るが、他のヤツらは…」
Aブルー「ぼくにしたって、困るってば!」
だけどありそう、とソルジャーも納得の悪戯小僧。
Aブルー「分かった、エア線香の件は、諦めるから…」
キース 「本当に、リベンジしないと誓えるのか?」
Aブルー「スッポンタケの戒名にかけて、今すぐにね!」
でないと法要が詰んでしまうし、とソルジャーの深い溜息。
Aブルー「エア線香にしようとしたのは、重罪だけど…」
シロエ 「無罪放免と思っていいんでしょうか?」
Aブルー「話題としては、蒸し返したって、復讐は…」
スッポンタケに誓って、絶対にしない、という宣言。
Aブルー「何だったっけか、あの長ったらしい戒名は…」
キース 「倫王院殿法界善根大居士だ!」
Aブルー「そう、ソレ、ソレ! それに誓って…」
キース 「絶対にリベンジしないんだな?」
Aブルー「誓うってば!」
法要が最優先なんだしね、と誓ったわけで。
無罪放免…。
2026/03/27 (Fri)
☆二度目の次は
スッポンタケの法要の日ですけれども、ヤバかったのかも。
なんとか無罪放免とはいえ、ソルジャーに借りが出来そう。
シロエ 「あのぅ…。リベンジは無しでも、蒸し返すと?」
Aブルー「放置出来ない話だしねえ…」
今回で二度目になるんだよ、とソルジャー、ズイと。
Aブルー「先月がエアぶるぅ、今回はエア線香!」
一同 「「「うっ…」」」
Aブルー「二度あることは三度ある、と言うんだろう?」
三度目をやられては困るから、とソルジャーの鋭い目付き。
Aブルー「今の間にキッチリ釘を刺しておかないと…」
シロエ 「でもですね…!」
Aブルー「何か問題でもあるのかい?」
シロエ 「エアなんですから、実害は、さほど…」
無いような気がするんですけど、とシロエ君が打つ逃げ。
シロエ 「蒸し返す時は、軽めでお願い出来ますか?」
Aブルー「エアぶるぅの恐怖、君たちに分かるとでも?」
キース 「エア線香は、あんたに心得があればだ…」
線香の匂いで気付くわけだし、企画されない、とキース君。
キース 「自分の行いを棚に上げるのは、感心出来んぞ」
Aブルー「そう言う君は、どうなのさ?」
キース 「あんた、偉そうに出るのはいいが、お彼岸を…」
忘れ去ってはいないだろうな、と副住職が繰る本式の数珠。
キース 「此処で俺が回れ右して、出て行ったら?」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
キース 「三度目をやるには、最高の日かもしれん」
一同 「「「は?」」」
どういう意味だ、と誰もがキョトン。
ジョミー「キース、三度目って、何が?」
キース 「さっき、こいつが言った通りに、三度目で…」
エア導師で法要をすればよかろう、とキース君、腕組み。
キース 「お彼岸の法要は、嫌というほどやったしな?」
シロエ 「なるほど、キース先輩は抜きで、お焼香とか…」
サム 「南無阿弥陀仏を唱えるヤツな?」
キース 「正解だ!」
俺は抜けるから、エア導師で、と言ってますけど。
導師不在…?
2026/03/28 (Sat)
☆法要をエアで
春のお彼岸はスッポンタケの法要、生徒会長宅に集う面々。
ソルジャーが注文した最上級のお線香、売る計画から波紋。
シロエ 「サム先輩、エア導師でやるのは可能ですか?」
サム 「なんで俺なんだよ?」
シロエ 「生徒会長はともかく、他に僧籍な人がですね…」
スウェナ「ジョミーじゃ、話にならないものねえ…」
棚経の時も口パクなんだし、とスウェナちゃんも。
スウェナ「エアでやるには、それなりのリード要るわよ?」
シロエ 「そうなんです。お経が無いのがエアでしょう?」
キース 「当然、そういうことになるんだが…」
サム用にカンペを作って行くか、と副住職が取り出すメモ。
キース 「サム、時間進行の目安があればいけるか?」
サム 「よろしく頼むぜ、何分くらいで焼香とかをよ…」
キース 「承知した。まず、俺が入って来たとして…」
場を清めてから着席までの時間が数分、と書き付ける文字。
キース 「そのタイミングで、香を焚いてくれれば…」
サム 「焼香にピッタリの時間になるわけな?」
キース 「ああ。俺が持ち込む香炉の方は、最初から…」
置いておくのがいいだろうな、とキース君が教える手順。
キース 「アレの扱いは作法があるから、お前では…」
サム 「分からねえしよ、置いとけばいい、と…」
キース 「法要が終わった後で片付け、それで良かろう」
エアなんだしな、とキース君、メモをサラサラ。
キース 「よし、こんな感じだ。どうだ、分かるか?」
サム 「いけると思うぜ、読経の間は沈黙でいいのな?」
キース 「黙って合掌、正座していればオッケーだ」
焼香用の香炉を回す以外は、それで通せ、という指導。
キース 「では、メモも書いたし、俺はこの辺で失礼する」
シロエ 「帰って家を手伝うんですね、お中日ですから」
キース 「もう長いこと欠席続きだし、たまにはな」
Aブルー「待ってよ、本気でエア!?」
お経は無しで真似事だけ、と悲鳴ですけど。
エア導師ですし…。
2026/03/29 (Sun)
☆エア導師は勘弁
スッポンタケの法要ですけど、エア導師という方に展開で。
キース君は帰宅して家の手伝い、読経は無しでお焼香とか。
サム 「ブルーが導師をしねえ以上は、仕方ねえぜ?」
ジョミー「サムじゃ、代理は無理だよね?」
サム 「当たり前だろ、僧籍なだけで無資格だしよ」
棚経のようにはいかねえし、とサム君、キッパリ。
サム 「法要の導師、住職の資格がねえと出来ねえから」
キース 「そういうことだな、まあ、頑張ってエアで…」
勤めてくれ、とキース君がクルリと向ける背中。
キース 「最上級の蝋燭と線香もあるし、なんとか形は…」
ブルー 「整うんじゃないかな、お焼香もするしさ」
Aブルー「お経無しでも、やったことになるわけ?」
サム 「さあ…? ダメっぽい気がするんだけどよ…」
お経は読んでなんぼだしよ、と僧籍な人。
サム 「暗記してても、法要の時は、お経本でよ…」
ブルー 「読んでいます、という形で唱えるものだね」
シロエ 「すると、お経が無い法要は、無効ですか?」
ブルー 「ピンポーン!」
なんと言ってもエア導師、と生徒会長、ニヤニヤ。
ブルー 「キース、此処はいいから、元老寺の方を…」
キース 「有難い。では、後は任せた」
Aブルー「ちょ、ちょっと…!」
ちょっと待った、とソルジャーの悲鳴。
Aブルー「エア導師だけは勘弁してよ、お願い!」
キース 「三度目のナントカには、ちょうどいいんだ!」
Aブルー「そう言った件も、謝るから!」
エアぶるぅも、エア線香も、全部許すよ、と泣きそうな顔。
Aブルー「別の機会に三度目が来ても、諦めるしさ!」
キース 「本当か?」
Aブルー「ホントだってば!」
三度目が無いのが一番だけど、とソルジャー、土下座。
Aブルー「エア導師よりは、まだ、別のヤツの方が…」
キース 「その言葉、信じていいんだろうな?」
Aブルー「かまわないって、だから許して!」
エア導師だけは勘弁、と必死ですけど。
許しますか…?
2026/03/30 (Mon)
☆導師抜きで法要
春のお彼岸はスッポンタケの法要、エア導師でやるそうで。
お経は無しで皆で焼香、黙って正座で勤めるだけの展開に。
Aブルー「この通りだよ、三度目のエアも許すから…!」
キース 「いい覚悟だ、と言いたいんだが、今までの…」
行いが全てを物語っているからな、とキース君、腕組み。
キース 「此処で誓っても、一筆入れても、いずれはだ…」
シロエ 「無かったことになるんですよね…」
サム 「あるある過ぎて、何も言えねえ…」
聞いてやるだけ無駄でねえの、とサム君、バッサリ。
サム 「サッサと帰っていいと思うぜ、忙しいんだろ?」
ブルー 「お彼岸のお中日は、何処のお寺も超多忙だよ」
スウェナ「帰っていいわよ、みんなでやるから」
ジョミー「蝋燭とお線香なら、ぼくも慣れてるしさ…」
棚経で散々やって来たから、とジョミー君の援護射撃が。
ジョミー「キース抜きでも、ちゃんと出来るよ」
シロエ 「ぼくも正座は、嫌と言うほど経験済みですし…」
マツカ 「大丈夫ですよ、お焼香と正座だけですからね」
スウェナ「ほらね、マツカがいるから、作法もバッチリ!」
一般人用の方ね、とスウェナちゃんも。
スウェナ「お焼香の順番、マツカが最初にやればいいのよ」
シロエ 「それを真似れば、完璧ですね!」
マツカ 「任せて下さい、本来だったら、ぼくは末席で…」
お施主さんがトップですけど、とソルジャーにチラと視線。
マツカ 「すみません、お先にやらせて頂きます…」」
キース 「よし、後は頼んだ!」
ではな、と法衣鞄を手にして、ドアの方へとスタスタ。
キース 「法要の無事くらいは、御本尊様に祈ってやろう」
一同 「「「イイネ!」」」
元老寺で法要、頑張って、と皆でエールを。
シロエ 「キース先輩、ファイトです!」
ブルー 「何年ぶりになるかな、アドス和尚も喜ぶよ!」
Aブルー「待ってってばーっ!」
君がいないと大ピンチ、と絶叫ですけど。
今月、これにて中継終了~。
2026/03/31 (Tue)
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