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カボチャの王子様に変身を遂げた教頭先生。
衣装は見事に変わったものの、フランケンシュタインのメイクはそのまま。
「そるじゃぁ・ぶるぅ」の担当は衣装だけだったのです。
本鈴が鳴った後ではメイクを落とす暇は無く…。
生徒A 「シュールだったよなぁ、教頭先生」
生徒B 「カボチャの衣装もアレだけどさあ、やっぱり顔の縫い目がな…」
生徒C 「シンデレラの王子様の顔には名誉の負傷は無いものねえ…」
といった感じで授業に行った教室で笑われ、廊下で会った生徒に笑われ…。
ハーレイ「…ブルーは私の仮装が何か知っていたのか? まったく…」
ブラウ 「おや、顔傷の王子様じゃないか」
ププッと噴き出すブラウ先生。教頭先生はムスッとして。
ハーレイ「変だというのは分かっている。メイクを落としに行く所だ」
ブラウ 「ああ、あんたも6時間目は無かったねえ。手伝おうか?」
ハーレイ「は?」
ブラウ 「あたしの授業も終わったのさ。その衣装じゃ顔も洗えないだろ」
下手にやったら汚しちまうよ、と言われて教頭先生も納得です。
ハーレイ「ふむ…。クレンジングクリームを借りるつもりだったのだが」
ブラウ 「演劇部のかい? 無理無理、あんたにゃ扱えないよ」
使ったことが無いだろう? とケラケラ笑うブラウ先生。
ブラウ 「縫い目メイクを考えた時は石鹸で洗う気だったと見たね」
ハーレイ「何故分かるのだ?」
ブラウ 「やっぱり図星か…。メイクのことは本職に任せな」
ハーレイ「…本職?」
ブラウ 「あたしゃ、これでも女性だよ? あ、エラ!」
ブラウ先生、通りかかったエラ先生を呼び止めました。
ブラウ 「あんたも6時間目は暇だろ? ちょうどいいや」
エラ 「あら、何か用事?」
ブラウ 「いや、ちょっとハーレイのメイクをね」
エラ 「ああ…。その縫い目はダメよ、チンピラみたい」
メイク落としはプロにお任せ、とウインクしているブラウ先生とエラ先生。
心強い助っ人登場で教頭先生も一安心かな?
以下、拍手レスです~。
