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悪戯タイム開始のチャイムを今か今かと待ち焦がれている全校生徒。
その頃、魔法使いの衣装を纏った「そるじゃぁ・ぶるぅ」はウキウキと。
ぶるぅ 「ブルー、歩きにくいって言ってたもんね」
靴を取り返してあげようっと、と中庭をスキップしてゆきます。
生徒会長が存分に悪戯タイムを楽しめるようにとの心遣い。
なんとも良い子じゃありませんか!
本館に入り、教頭室へと…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
ハーレイ「なんだ? お菓子の時間にはまだ早いぞ」
もう少しだけ待ちなさい、と寸暇を惜しんで書類と戦う王子様。
ずり落ちそうなカボチャの王冠を左手で押さえているのが律儀です。
ぶるぅ 「えとえと、ガラスの靴を貰いに来たんだけれど…」
あそこかな? とクローゼットに向かう「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
教頭先生、ガラスの靴を持ってゆかれては生徒会長とパレードできません。
それはマズイ、とガバッと書類から顔を上げ…。
ハーレイ「待ちなさい、ぶるぅ!」
キャーッ!!! という悲鳴を残して「そるじゃぁ・ぶるぅ」は廊下へと。
教頭先生はホッと一息、クローゼットからガラスの靴を取り出して…。
ハーレイ「これをブルーに履かせられれば結婚パレードが出来るのだな」
頑張るぞ、と気合を入れた所でキンコンカーンとチャイムの音。
悪戯タイム、ついに開始でございます。
学校中で歓声が上がり、1年A組の生徒も一斉に外へ。
ブルー 「始まったね。誰に悪戯しに行こうかな」
キース 「あんたの狙いは教頭先生じゃなかったか?」
ブルー 「向こうが探しに来てくれるんだよ? それまで暇だし…。ん?」
開け放たれたままの扉から駆け込んできたのは「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ゼイゼイと息を切らしています。
ぶるぅ 「うわぁぁぁん、怖いよ、怖かったよう!」
ブルー 「ぶるぅ? い、いったい何が…」
おんおん泣いている「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
悪戯どころではないようですけど、何があったというんでしょうか…?
