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シャングリラ学園つれづれ語り

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生徒会長にガラスの靴を履かせる前に、まずはキスだと言われてしまった
教頭先生。それも靴に、でございます。
おまけに靴というのは生徒会長が右足に履いている便所スリッパ。

ハーレイ「…く、靴にキスだと? 私には靴に見えないのだが」
ブルー 「ガラスの靴の代用品だよ? 本当にお役立ちだったんだ」

バランスを取りにくいのが難だけど、と生徒会長は澄まし顔です。

ブルー 「ぼくはこの靴に感謝している。挨拶も無しに別れるのはねえ…」
ハーレイ「し、しかしだな…」
ブルー 「ぼくの気持ちはどうでもいいんだ? 愛着のある靴なのに」

思いやりのない王子様なんてお断りだ、と冷たい視線の生徒会長。
便所スリッパにキスをしないと王子様失格、もちろん結婚パレードも無し。
教頭先生、大ピンチ!

ハーレイ「う、うう…。あ、足の甲ならいいのだが…」
ブルー 「足の甲にキスだって? 厚かましいにも程があるよ」

そういう台詞は王子様の座を獲得してから言ってくれ、と生徒会長は鼻で
笑っています。
教頭先生が固まっている中、グラウンドに走り込んで来た人影が…。

ゼル  「ほほう、これが噂の呪われそうなメイクじゃな? 実に見事じゃ」

特製お菓子が品切れになったので逃げてきたらしいゼル先生。
追って来た生徒たちを杖で蹴散らし、悠然と。

ゼル  「で、ハーレイは何をしておる? ガラスの靴の出番じゃろう」
ブルー 「それがねえ…。王子様がヘタレなものだから」
ゼル  「ヘタレ?」
ブルー 「うん。履き替えさせる前に靴にキスを、って言ったんだけど…」

どうも決心がつかないらしい、と生徒会長は大袈裟な溜息。

ゼル  「靴にキスとな? 求婚するならそれくらい…。ん?」

生徒会長の足元を眺めたゼル先生の目は便所スリッパに釘付けです。

ゼル  「ブルー。…このスリッパは本物かのう?」

もちろんさ、と微笑んでいる生徒会長。
本物の便所スリッパにキスをしろとは、あまりにも気の毒すぎるのでは…。

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