☆本年もよろしく
新年あけましておめでとうございます。
除夜の鐘に願い事をしたシャン学メンバー、大失敗の内に新年を迎え…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ あけましておめでとう! 起床、起床ーっ!」
シロエ 「も、もう朝ですか…」
ジョミー「ホントに毎年、早過ぎなんだよ…」
サム 「寺の正月ってこんなもんだろ、早く起きろよ」
アドス和尚に叱られるぞ、と言われて全員、慌てて起床。
除夜の鐘の後も修正会だとかで法要があって、若人といえど眠気MAX。
スウェナ「アレさえ無ければ徹夜も軽いと思うわよ?」
シロエ 「あそこで延々、正座ですしね…」
マツカ 「サムとジョミーは今日も正座をするんですよね」
ジョミー「…気が滅入るから言わないでよ…」
出家済みのサム君とジョミー君、元日は元老寺のお手伝い。
本堂で初詣の檀家さんを迎えるアドス和尚とキース君の助手扱いで。
ブルー 「おやおや、新年早々、文句かい?」
キース 「さっさとしろよ、親父がうるさいぞ」
一同 「「「はーい…」」」
山門に向かい、アドス和尚とイライザさんも一緒に初日の出。
厳しい寒さに震え上がりつつ、昇る朝日に二礼二拍手、更に一礼。
アドス 「いやあ、今年もいい年になりそうですな」
イライザ「さあさあ、お雑煮とおせちがありますよ」
庫裏に戻ってお座敷に座り、改めて皆でご挨拶。
アドス 「あけましておめでとうございます」
一同 「「「おめでとうございまーす!」」」
イライザ「沢山召し上がって下さいね」
ぶるぅ 「わぁーい、美味しそう!」
ブルー 「縁起ものをしっかり食べることだね、挽回したけりゃ」
アドス 「挽回ですと?」
ブルー 「除夜の鐘で願い事を流したらしいよ、綺麗サッパリ」
アドス 「なんと! それはいけませんなぁ…」
そもそも除夜の鐘というものは、と新年早々、法話タイム。
一同 (((なんでこうなる…)))
元日からツイてないシャン学メンバーですけども。
今年もいい年になりますように~。
2014/01/01 (Wed)
☆初詣にお出掛け
お元日から法話タイムを食らってしまったシャン学メンバー。
それでも元老寺でのお元日は無事に終わって、二日は初詣にお出掛けで。
ジョミー「さーて、お参りも済んだし沢山食べるぞ!」
ブルー 「ぼくの奢りだし、遠慮なくどうぞ」
一同 「「「はーい!」」」
初詣の花は露店巡りで食べ放題。
押すな押すなの大賑わいの中、アルテメシア大神宮の境内を回り…。
サム 「あー、食った、食った!」
シロエ 「初詣は神社に限りますよね!」
キース 「…悪かったな」
ジョミー「うん、悪い! お正月なのに抹香臭いし!」
スウェナ「仕方ないわよ、ジョミーも一応、お坊さんだもの」
ジョミー「ブルーが勝手に決めたんだよ!」
ブルー 「はいはい、そこまで!」
喧嘩するなら呼んであげない、と生徒会長。
ブルー 「露店で奢りじゃ知れているしね、ぼくの家で鍋をやろうかと」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 豪華寄せ鍋パーティー!」
一同 「「「行く!!」」」
というわけで、タクシーで生徒会長の家へ。
カニだのフグだの、豪華食材てんこ盛りの寄せ鍋パーティー。
ぶるぅ 「どんどん入れてね、沢山あるから!」
シロエ 「凄いですねえ、伊勢海老もガンガン入れるんですね」
ブルー 「それはもう! 派手にやらなきゃ奢る意味がない」
キース 「…やっぱりアレか、財源は親父が渡したお布施なのか?」
ブルー 「君に助けて貰ったからねえ、約束はキッチリ守らないと」
??? 「何の約束?」
知らないんだけど、と背後で声が。
いわゆるソルジャー(会話表記はAブルー)、正月早々、私服で登場。
一同 「「「で、で、出たーーーっ!!!」」」
Aブルー「失礼な…。寄っただけだよ、これからお出掛け」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「ノルディの所に顔を出してね、別荘の方も見ておかないと!」
今夜は楽しい姫はじめ、とパッと姿を消しましたけども。
寄せ鍋ついでにお泊まり会な予定の面々、気分は一気にドン底ですよ…。
2014/01/02 (Thu)
☆二日は徹夜で
二日はアルテメシア大神宮へ初詣に出掛けたシャン学メンバー。
その後は生徒会長の家で寄せ鍋パーティー、お泊まりコースなのですが。
ブルー 「…なんだかねえ…」
キース 「余計なのを見ると頭が痛いな」
シロエ 「夜まで来ないんじゃなかったんですか?」
サム 「ニューイヤーのイベントで飲み食べ放題って聞いたよな?」
マツカ 「その筈ですけど…」
なんで湧くのだ、と悩む一同。
日は傾いて来ていますけれども、夜と呼ぶにはまだ早く…。
ジョミー「なんか予定が変わったとか?」
スウェナ「それはそれで裏がありそうねえ…」
ブルー 「違うと思うよ、単なる年始の挨拶かと」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「寄っただけとか言ってただろう? それと下見と」
キース 「二度と来ないと有難いんだが…」
ブルー 「夜は安全圏だと思う。とにかく今は忘れて食べよう!」
でないと負けだ、と生徒会長。
ブルー 「三が日から振り回されてちゃ後が無いし!」
キース 「一年の計は元旦にありだが、今年は心許ないからな」
ブルー 「そうなんだよねえ、願い事を派手に流しただけに」
シロエ 「あれは不幸な事故ってヤツです!」
キース 「しかしだ、除夜の鐘に願った以上は流れ去ったぞ」
ブルー 「その願い事がブルー退散じゃねえ…」
お蔭で早々に来てしまった、と生徒会長は嘆いております。
ブルー 「もうこれ以上は負けられないんだ、賑やかに行こう!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お鍋の後はお菓子もあるよ!」
サム 「だったら徹夜で騒ごうぜ!」
シロエ 「いいですねえ! 潰れた人から寝正月ですね」
ジョミー「ぼくは寝ないで頑張るぞー!」
キース 「俺もだ! 寝たら色々食い損ねるのは確実だしな」
ブルー 「それじゃ、明日の朝まで景気良く!」
一同 「「「おーーーっ!!!」」」
飲み食べ放題、と拳を突き上げ決意も新たなシャン学メンバー。
しかし二日の夜に徹夜って、どこぞの誰かの目標と被っていたような…?
2014/01/03 (Fri)
☆二日の夜は
初詣に出掛けた二日は生徒会長の家で寄せ鍋パーティー。
そのままお泊まり会なコースで、徹夜でドンチャン騒ぎをするのが目標。
ブルー 「どんどん食べてよ、まだまだあるしね」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 締めは雑炊とラーメン、両方!」
ジョミー「ぼく、ラーメン!」
サム 「うーん、どっちも美味そうだよなぁ…」
ぶるぅ 「両方食べても充分いけるよ!」
お出汁はたっぷり取ったもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は抜かりなし。
土鍋の出汁を少しずつ取り分け、お代わり用に確保したようで。
シロエ 「じゃあ、ぼくは両方でお願いします!」
キース 「俺もだな」
ジョミー「ぼくもやっぱり両方がいい!」
ぶるぅ 「オッケー! 全部のお鍋で両方やろうね♪」
雑炊をたっぷり食べて、一休みして熱々ラーメン。
これでエネルギーはバッチリ充填、徹夜騒ぎへレッツゴー!
ブルー 「いいねえ、これぞ正しいお正月ってね」
ぶるぅ 「次、坊主めくり! 負けないも~ん!」
シロエ 「あっ、サイオンは抜きですよ!」
マツカ 「ぼくたちは札が分かりませんしね」
ぶるぅ 「ずるっこしないよ、勝負、勝負~!」
トランプゲームに坊主めくりとゲーム三昧、カラオケ三昧。
騒ぎまくって夜は更けて…。
キース 「…何か忘れているような気が…」
ジョミー「えっ? キース、三日は法事とか?」
キース 「それは無い。松の内に法事は無いのが基本だ」
しかし、と首を傾げるキース君。
キース 「二日の夜に何かあったという気がしてな」
シロエ 「先輩の家の行事ですか?」
キース 「…分からん、璃慕恩院の方かもしれん」
思い出せん、と悩み始めたキース君ですが。
ブルー 「気のせい、気のせい! 夜中は何かとボケがちだしね」
キース 「そういう年ではないつもりだが…」
ジョミー「それって、ひょっとしてキースのじゃなくて」
ブルー 「ストップ!」
思い出したら不幸になるぞ、と生徒会長。
二日の夜にある行事って、何でしたっけ…?
2014/01/04 (Sat)
☆徹夜には夜食
生徒会長の家に泊まって徹夜騒ぎのシャン学メンバー。
ところが二日の夜は何かあったような、とキース君が言い出しまして…。
ブルー 「思い出さない方がいいんだよ、それは」
キース 「しかしだ、何か引っかかるんだが…」
シロエ 「会長のストップが気になりますね」
ブルー 「気にしたら負けだよ、その件は!」
サム 「ジョミーは何を言いかけたんだよ、それによるよな」
ブルー 「だから追究しちゃダメだって!」
本当に不幸になるんだから、と生徒会長は申しております。
ブルー 「夜はまだまだ長いんだ。余計なことは忘れて騒ぐ!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなでお夜食にする?」
シロエ 「いいですね!」
キース 「有難い。頭に栄養が行けば思い出せるかもしれんしな」
ぶるぅ 「鍋焼きうどん? それともピザ?」
ジョミー「ぼく、鍋焼き!」
サム 「俺はピザかな、鍋焼きうどんも捨て難いけどよ」
ピザだ、うどんだ、と飛び交う注文。
ぶるぅ 「オッケー、すぐに作ってくるねー!」
??? 『鍋焼きうどんとピザと、お願い!』
一同 「「「???」」」
誰だ、と見回す御一同様。
しかし、声はすれども姿は見えずで。
シロエ 「何です、今の?」
キース 「鍋焼きうどんにピザと聞こえたが」
??? 『それで合ってる! 出来上がったら貰うから!』
一同 「「「は?」」」
??? 『ルームサービスと洒落込みたいけど、取り込み中だし!』
一同 「「「………」」」
まさか、と青ざめるシャン学メンバー。
嫌というほど馴染みの思念波、もしかして、もしかしなくても…。
ジョミー「今のヤツって、ひょっとして…」
キース 「あいつだ、俺は思い出したぞ! 二日の夜はあいつが徹夜で」
??? 『それじゃ鍋焼きとピザをよろしくー!』
ぶるぅ 「うんっ! 姫はじめだっけ、頑張ってねー!」
お夜食、作っておくからねー! と子供は無邪気なものですが。
徹夜パーティー、果たして無事に済むのでしょうか?
2014/01/05 (Sun)
☆夜食をお願い
徹夜パーティーには欠かせない夜食。
鍋焼きうどんとピザが選べるらしいですけど、思念波で注文する声が…。
キース 「なんであいつが!」
ぶるぅ 「えとえと、徹夜で姫はじめでしょ? お腹が空くよね」
急いで作ってあげなくちゃ! と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「凄いね、二人で坊主めくりって!」
キース 「そ、そうだな…。美味いのを作ってやってくれ」
ぶるぅ 「うんっ! それじゃ作りに行ってくるねー!」
弾む足取りでキッチンの方へと。
新年早々、別の世界からのお客様の分まで腕を奮えて嬉しい様子。
キース 「…正直、子供は無邪気でいいな…」
ジョミー「でもさぁ、ぼくたちもイマイチ分かってないらしいよね?」
ブルー 「分からなくっていいんだよ!」
シロエ 「ぶるぅみたいに完全に分からなかったらいいんですけど…」
スウェナ「中途半端に分かってるのがイヤなのよね…」
マツカ 「おまけに夜食の注文ですしね」
サム 「きっと思い切りハードなんだぜ、夜食が要るほど」
ブルー 「シーッ!」
余計なことを口にするな、と生徒会長が人差し指を唇に。
ブルー 「放っておいたら夜食の件だけで済むんだからさ」
サム 「どうせ、こっちには来ねえだろ?」
ブルー 「それどころではない筈だしね」
??? 『もしもーし!』
一同 「「「!!!」」」
ゲッと息を飲む御一同様。
聞かれていたのか、と真っ青ですけど、思念波の方はノホホンと。
Aブルー『ぶるぅにねえ、鍋焼きうどんは卵多めでって!』
一同 「「「へ?」」」
Aブルー『それとピザにはガーリック! とにかくパワーが必要で!』
ブルー 「自分で直接伝えたまえ!」
Aブルー『忙しいんだよ、そうそう思念を集中……あぁっ!』
ダメだってば、と乱れる思念波。
Aブルー『ハ、ハーレイ…! そこは…!』
一同 「「「???」」」
何事だ、と目を丸くするシャン学メンバー。
ソルジャー、思念波ダダ漏れですけど、自覚してますか?
2014/01/06 (Mon)
☆ダダ漏れな思念
鍋焼きうどんには卵多めで、ピザの方にはガーリック。
追加注文をつけてきたソルジャーの思念波、激しく乱れてダダ漏れ状態。
Aブルー『あっ、ああん…。は、ハーレイ、もっと…!』
一同 「「「………」」」
ポカンとしている御一同様。
生徒会長だけがアタフタ、半ばパニック状態で。
ブルー 「き、聞かなくていいってば!」
Aブルー『い、イイっ! も、もっと奥まで…!』
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 鍋焼きうどんとピザ、出来たよー! あれ?」
Aブルー『も、もっと…! もっと激しく!』
ぶるぅ 「えとえと…。何が?」
シロエ 「卵がどうとか言ってましたよ、でも謎なんです」
サム 「ガーリックって話もあったぜ」
Aブルー『あぁっ、そ、そこ…!』
ぶるぅ 「んーと…」
どれだろう、と押して来たワゴンを眺める「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「卵とガーリックで、もっと激しくて、そこって、どれ?」
キース 「鍋焼きうどんが卵多めで、ピザにガーリックらしいんだが」
Aブルー『んんっ…! そ、そこ…。あぁぁっ!』
ぶるぅ 「分かった、卵とガーリックだね! 激しくって、沢山?」
Aブルー『あぁぁぁぁっ!』
ぶるぅ 「オッケー! 卵多めでガーリック沢山、作っておくねー!」
頑張らなくちゃ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」はウキウキと。
ぶるぅ 「卵、卵にガーリック~♪」
キース 「ま、待て、ぶるぅ! あいつらにそんなサービスは要らん!」
Aブルー『イイっ! あっ、あっ、あぁぁ…』
ぶるぅ 「ほらね、いいって言ってるでしょ? 栄養つけなきゃ!」
徹夜で姫はじめ頑張ってるもん、と納得のお子様、キッチンへ。
シロエ 「卵とガーリックって何なんです?」
ブルー 「言いたくないけど、一種の精力剤ってトコかな…」
Aブルー『あっ、あっ、もう…! い、イクッ…! あぁぁぁぁっ!』
一段と高い思念波が部屋を貫いた後に、シーン…と沈黙。
傍迷惑なソルジャーの思念、これで終わりならいいですが…?
2014/01/07 (Tue)
☆追加もお願い
新年早々、とんでもない思念波を聞く羽目に。
姫はじめに忙しいソルジャーの思念がダダ漏れ、イヤンな声が部屋中に。
キース 「い、今のはいったい何だったんだ…」
ブルー 「そこは追究しなくていいっ!」
サム 「でもよ、ブルーの思念波だったよな?」
シロエ 「夜食の注文ではなかったように思うんですけど…」
ジョミー「ぶるぅにはアレで通じてたよ?」
スウェナ「そうねえ、一応、噛み合っていたと言うべきかしら?」
卵多めでガーリック沢山。
それで納得の「そるじゃぁ・ぶるぅ」はキッチンに消えたわけですが。
マツカ 「もしかして取りに来るんでしょうか?」
サム 「それはねえだろ、出来上がったら消えて終わりじゃねえか?」
キース 「俺もそうだと思いたいが…」
ブルー 「もうそれ以上は考えないっ! 不幸になるから!」
ピザとうどんが美味しい間に食べてしまえ、と生徒会長。
ジョミー「そうだ、冷めたらイマイチだもんね」
サム 「んじゃ、食うか。ぶるぅ、まだ来てねえけどよ」
ブルー 「ぶるぅは適当に食べてるよ。料理しながらチョチョイとね」
シロエ 「そうなんですか?」
ブルー 「うん。いわゆる「まかない」っていうヤツかな」
今は焼きおにぎりを頬張ってるよ、と聞いた一同、一気に涎が。
サム 「焼きおにぎりかよ、美味そうだよな」
ブルー 「餅ピザも作るみたいだけれど?」
シロエ 「そっちも食べたくなってきましたよ、聞いてしまうと」
ブルー 「だったら追加で頼むかい? ついでだからさ」
一同 「「「うんっ!」」」
まかないと言えども「そるじゃぁ・ぶるぅ」の料理は絶品。
是非食べねば、と皆が拳を握っております。
ブルー 「ぶるぅ、焼きおにぎりと餅ピザも追加!」
ぶるぅ 「オッケー!」
Aブルー『あっ、それも! それも食べたい!』
一同 「「「!!?」」」
お取り込み中じゃなかったのか、と唖然呆然のシャン学メンバー。
一時途切れたアヤシイ思念波、また復活とか?
2014/01/08 (Wed)
☆追加をよろしく
お料理中の「そるじゃぁ・ぶるぅ」、まかないを食べている模様。
そっちの方も美味しそうだ、と追加を頼むと横から余計な思念波が来て。
Aブルー『焼きおにぎりと餅ピザお願い!』
シロエ 「な、なんか言ってるみたいですけど…」
ブルー 「そういうのは自分で頼みたまえ!」
Aブルー『さっき言っただろ、取り込み中って!』
ブルー 「今は余裕があるんだろう!?」
Aブルー『そ、そういうわけでも…。あんっ! ちょ、ちょっと…!』
何やらアヤシイ雲行き再び。
Aブルー『ハ、ハーレイ、今は…! ああっ!』
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 卵多めでガーリック沢山! 出来上がり~!」
Aブルー『だ、ダメだってば、まだ話し中で…! あんっ!』
ぶるぅ 「えとえと…。お話し中って、なぁに?」
ブルー 「追加注文したいんだってさ、焼きおにぎりと餅ピザを」
ぶるぅ 「そうなの? みんなの分は作って来たんだけれど…」
Aブルー『んんっ、そ、そこはダメだって…!』
ぶるぅ 「オッケー、みんなのと別に作るんだね!」
またしても微妙に噛み合っているらしいズレまくりの会話。
ぶるぅ 「焼きおにぎりと餅ピザも特別な注文、あったりするの?」
Aブルー『あぁぁっ、い、イヤ…! ああっ!』
ぶるぅ 「そっか、普通でいいんだね? 焼きうどんとピザは?」
Aブルー『も、もうイクッ…! あぁぁっ、ああっ!』
ぶるぅ 「分かった! それじゃ置いとくからねー!」
熱い間に取りに来てね、とテーブルの端っこにお盆がドッカン。
ホカホカ湯気の立つ焼きうどんの土鍋と、熱々ピザと。
ぶるぅ 「追加、追加で焼きおにぎり~! でもって餅ピザ~!」
キース 「ま、待ってくれ、此処に置いていくのか!?」
ぶるぅ 「行くって言ったよ、取りに来るでしょ?」
Aブルー『あぁぁぁぁぁっ!!』
ぶるぅ 「ほらね、もうすぐ来ると思うよ♪」
じゃあね~、と跳ねてゆかれましても。
お盆と一緒に取り残されたシャン学メンバーの運命や如何に?
2014/01/09 (Thu)
☆夜食の行方は
キャプテンとの姫はじめに夢中なソルジャー。
パワーが要るとかで夜食の注文をつけて来ましたが、お取り込み中で…。
キース 「どうするんだ、そこの鍋焼きうどんとピザを!」
シロエ 「知りませんよ、置いて行ったのはぶるぅですから!」
サム 「なんか一応、保温はしてあるみたいだな?」
マツカ 「そうですね…。グツグツ煮えていますから」
お料理上手の「そるじゃぁ・ぶるぅ」、保温用にとプレートをセット。
大きめのお盆に載った鍋焼きうどんもピザも熱々ですけど。
ジョミー「これって取りに来てくれるわけ?」
キース 「来られてどうする、あの状況で!」
シロエ 「瞬間移動させると思いたいですけど、どうなんでしょう…」
ブルー 「とりあえず今は静かになってるけどねえ…」
却って不気味だ、と生徒会長。
ブルー 「でもまあ、出来たのは分かってるんだし、何とかするだろ」
サム 「そうだよな、追加もしてたしよ」
スウェナ「私たちの分は食べちゃいましょうよ、冷めちゃうわ」
ジョミー「だよね、熱々が美味しいもんね!」
いっただっきまーす! と揃って合掌。
鍋焼きうどんとピザに舌鼓、お喋りの方もワイワイと。
サム 「美味いよなあ…。ピザは生地から作ってんだろ?」
ブルー 「そうだよ、沢山作って冷凍してるよ」
キース 「鍋焼きうどんも絶品だな」
シロエ 「両方頼んで良かったです。これで徹夜も楽勝ですよ」
??? 「あっ、やっぱり?」
一同 「「「で、で、で…」」」
出たーっ!!! と叫ぶ御一同様。
いわゆるソルジャー、バスローブだけを纏って悠然と。
Aブルー「これかな、ぼくとハーレイの分」
ブルー 「そんな格好で来るんじゃないっ!」
Aブルー「えっ、だって…。すぐに脱がされるんだしねえ?」
ブルー 「な、な、な…」
Aブルー「ちょこっと抜けて来ただけなんだよ」
夜食を食べてパワー充填! とソルジャー、ニッコリ。
バスローブ一枚で来られましても、その格好はド顰蹙では?
2014/01/10 (Fri)
☆抜けてきた人
夜食を取りに現れたソルジャー、バスローブしか着ておりません。
明らかにマナー違反ですけど、それを全く気にしないのがソルジャーで。
Aブルー「いいねえ、卵多めでガーリック沢山! これでバッチリ!」
ブルー 「ゲットしたんならサッサと帰る!」
Aブルー「言われなくても帰るってば。ホントに抜けて来ちゃったし」
ハーレイがポカンとしている筈だ、と妙な台詞が。
ブルー 「何さ、それ? 行ってくるとは言ったんだろう?」
Aブルー「それはもちろん! でないと冷めるし」
せっかくだから熱々を、とソルジャー、お盆を眺めております。
Aブルー「だけど保温をしてくれてるねえ、急がなくても良かったかな」
ブルー 「抜けて来ただけなら急ぎたまえ!」
Aブルー「そりゃそうだけど…。抜けた以上は中休みだよね」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「文字通り抜いて来ちゃったんだよ、ハーレイを!」
一同 「「「???」」」
Aブルー「分からないかな、キリのいい所でこう、スッポンと」
一同 「「「…スッポン?」」」
なんだそれは、と顔を見合わせるシャン学メンバー。
スッポンと言えばソルジャー御用達、精力剤の原料ですけど。
Aブルー「違う、違う、そういうスッポンじゃなくて」
ブルー 「君はさっきから何が言いたいわけ?」
Aブルー「ハーレイのアレが置き去りなんだよ!」
ぼくが消滅したものだから、とパチンとウインク。
Aブルー「ヌカロク超えを目指してたけど、夜は長いし、ちょっと休憩」
一同 「「「え?」」」
Aブルー「次の一発を充填する前に引っこ抜いてさ、こっちに来たわけ」
ブルー 「退場!!!」
Aブルー「いいじゃないか、ちゃんとバスローブは着て来たよ?」
ブルー 「途中で抜けてくるんじゃないっ!」
Aブルー「まあねえ…。ハーレイのアソコは冷えてるかもね?」
だけど鍋焼きうどんもあるし、とニコニコニコ。
引っこ抜いたとかアソコが冷えるとか、いったいどういう状況ですか~!
2014/01/11 (Sat)
☆愚痴りたい人
キャプテンとの姫はじめを抜けて夜食を取りに来たソルジャー。
引っこ抜いたとかアソコが冷えるとか、意味不明なことを言いまして…。
Aブルー「もうちょっと待てば追加注文のも出来るんだよね?」
キース 「焼きおにぎりと餅ピザか?」
Aブルー「そう! また抜けて来るのも面倒だしねえ…」
中休みがてら此処で待つよ、と空いていたソファに腰をストンと。
Aブルー「それにさ、ハーレイも再充填に時間がかかると思うから」
ブルー 「黙るか帰るか、どっちかにしたまえ!」
Aブルー「えっ、なんで? ホントに暫くかかりそうだし」
シロエ 「追加注文の分ですか?」
Aブルー「どっちかと言えばハーレイかなぁ…」
行ってくるとは言ったんだけど、と考え込んでいるソルジャー。
Aブルー「切り替えが下手なタイプなんだよ、ハーレイは」
ジョミー「何の切り替え?」
Aブルー「気持ちというか、身体というか…。ホントにダメだね」
一同 「「「???」」」
Aブルー「分からないかな、ぼくの世界はSD体制があるものだから」
キース 「それは重々、承知しているが」
Aブルー「人類軍の攻撃ってヤツはTPOなんか関係ないしね」
一同 「「「TPO?」」」
Aブルー「こっちの状況はおかまいなし、っていう意味さ」
出会ったが最後すぐ戦闘で、とソルジャー、溜息。
Aブルー「ベッドに居ようが最中だろうが、来る時は来る!」
ブルー 「ちょ、ちょっと…!」
Aブルー「何さ、本当のことを言ってるだけだし!」
あれは本当に厄介なのだ、とソルジャーは不満たらたらで。
Aブルー「終わるまで待てとも言えないしねえ…」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「愚痴くらい聞いてくれてもいいだろ、暇そうなんだし!」
ブルー 「それとこれとは別物だってば!」
Aブルー「SD体制で苦労している話を聞けないというのかい?」
出ました、ソルジャー得意の必殺技。
SD体制を持ち出されたら逃亡不可能ですけど、どんな愚痴を聞けと?
2014/01/12 (Sun)
☆聞いてほしい人
追加注文の夜食が出来るまで、とドッカリ居座ってしまったソルジャー。
SD体制に関する日頃の愚痴を聞けないのか、と究極の脅しを。
Aブルー「まさか聞かないとは言わないよねえ?」
ブルー 「時と場合によるんだよ!」
Aブルー「時間は充分あると思うし、暇も持て余していそうだけれど?」
ブルー 「話の中身が問題だってば!」
Aブルー「別にいいじゃないか、何をしてたのかは知ってるんだし」
今夜は徹夜で姫はじめ、とソルジャー、ニッコリ。
Aブルー「そっちについての話じゃないから無問題!」
ブルー 「だけど似たような中身だし!」
Aブルー「いいから黙って愚痴を聞く!」
もう本当に大変なのだ、と言われてしまうと黙るしかなく。
Aブルー「いやもう、何が困るって真っ最中の非常事態だね」
一同 「「「真っ最中?」」」
Aブルー「始める前とか終わった後なら、まだ諦めもつくんだけれど…」
ブルー 「はいはい、それで?」
Aブルー「ハーレイと一つになってる時にさ、警報ってヤツが一番困る」
一同 「「「………」」」
そういうことか、と頭痛を覚えるシャン学メンバー。
万年十八歳未満お断りでも、保健体育の範囲内なら一応、理解は可能。
Aブルー「警報が鳴ったら出るしかないし、気分は一気に現実ってね」
ブルー 「君の苦労はよく分かったよ。お気の毒さま」
さっさと帰れ、と生徒会長、お盆の方を指差しましたが。
Aブルー「追加の分が出来るまで待つと言っただろう?」
ブルー 「瞬間移動で届けるから! サービスで!」
Aブルー「そんなサービスより愚痴を聞いてよ、どうせまだ無理!」
シロエ 「何がです?」
Aブルー「ハーレイのアレだよ、いつものパターンで」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「真っ最中に警報が鳴って、ぼくが出るのと同じってこと!」
一同 「「「???」」」
何がどう無理でいつものパターンか、サッパリ謎でございますが。
最後まで愚痴を聞くしか道は無さそうですねえ?
2014/01/13 (Mon)
☆ダメダメな人
どうしても愚痴を聞かせたいソルジャー、バスローブを着て居座り中。
キャプテンがまだ無理とか何とか、愚痴を言いたいそうでして。
Aブルー「さっきも言ったけど、ハーレイは切り替えが下手なタイプで」
ブルー 「もういいから!」
Aブルー「ここから先が肝心なんだよ、ぼくの愚痴はさ」
とにかく聞け、とズイと身体を乗り出すソルジャー。
Aブルー「ぼくが出るには引っこ抜くしかないだろう?」
ブルー 「…無いだろうねえ…」
Aブルー「抜くか、放置で瞬間移動か。どっちにしても離れるしかない」
繋がったままでは出られないし、とソルジャー、ブツブツ。
Aブルー「いくらハーレイがタイプ・グリーンでもマズイしねえ…」
ブルー 「分かったってば、もういいだろう!」
Aブルー「話は終わってないんだよ。とにかく離れて出るわけで」
ブルー 「いっそ連れて出れば?」
生徒会長、半ばヤケクソ。
しかしソルジャー、大真面目に。
Aブルー「ダメダメ、戦闘中はシャングリラでモニターしてるから」
キース 「そうなのか?」
Aブルー「戦闘班との兼ね合いもあるし、ぼくも対象になるんだよ」
というわけで、とソルジャー、溜息。
Aブルー「ぼくは繋がったままでも戦える自信はあるんだけれど」
一同 「「「………」」」
戦えるのか、と一同、驚愕。
けれどソルジャー、余裕の笑みで。
Aブルー「むしろ普段よりパワーが上かもね? 早く続きをしたいから」
ブルー 「だったらそっちでいけばいいだろ!」
Aブルー「ぼくはいいけど、ハーレイがねえ…」
色々な意味でダメなのだ、とソルジャーの愚痴はグチグチと。
Aブルー「気分の切り替えが出来ない上に、モニターされているからね」
キース 「モニターの何処がマズイんだ?」
Aブルー「ぼくとの仲がシャングリラのスクリーンに大写し!」
まだハーレイはバレていないと思っているし、と続く愚痴。
そういえばキャプテン、ソルジャーとの仲は秘密のつもりでしたっけ…。
2014/01/14 (Tue)
☆終わらない愚痴
キャプテンとコトの真っ最中でも戦えるらしいソルジャーですが。
肝心のキャプテンがダメダメだそうで、モニターされているのが問題。
Aブルー「スクリーンに映ってしまったら最後、バレバレだしねえ…」
ブルー 「まあ、言い訳は出来ないだろうね」
Aブルー「それと思い切り見られるわけだし、意気消沈で」
どう転んでも後が無い、と愚痴るソルジャー。
Aブルー「シャングリラに戻っても続きどころか、萎えてどうにも」
ブルー 「君の苦労は分かったから! もういいから!」
Aブルー「まだ半分しか終わってないけど」
一同 「「「えっ?」」」
Aブルー「ハーレイが再充填に時間がかかる理由がまだ半分!」
もう半分も是非聞いてくれ、と言われましても。
ブルー 「続きは推測しとくから! さっさと帰る!」
Aブルー「帰ったってさ、すぐには続きが出来ないんだよ!」
ブルー 「夜食を食べながら待てばいいだろ、二人でさ!」
Aブルー「うーん…。でもねえ、やっぱり聞いて欲しいし」
SD体制の苦労話を、と切り札をチラチラ。
これは聞くしか道が無く…。
ブルー 「聞くのはいいけど、そこの連中には通じないよ?」
Aブルー「いつものことだし無問題! 聞かされる方も同じかと」
キース 「それはそうだが、本当に通じないからな?」
Aブルー「ご愛敬だよ、人類軍の攻撃よりかは腹が立たない」
あっちは本当にシャレにならない、とグチグチグチ。
Aブルー「ハーレイを放って出てった後でさ、戦闘を終えて戻っても」
ブルー 「はいはい、それで?」
Aブルー「既に青の間にいないわけだよ、ハーレイが」
ブルー 「そりゃまあ…。そうだろうねえ、キャプテンだしさ」
Aブルー「それはいい。それは分かるけど、続きの方もお願いしたい」
戦ってきた分、労ってほしいそうでございます。
Aブルー「なのにブリッジが優先だなんて!」
一同 「「「………」」」
当然だろう、と誰もが溜息。
キャプテンの仕事はそっちですよ…。
2014/01/15 (Wed)