教頭先生に抱き上げられて運ばれてゆく生徒会長。
まさにお床入りの危機でございますけど、どうやら開き直ったらしく…。
ブルー 「分かったよ、試せばいいんだろう! その前に、ちょっと」
ハーレイ「なんだ?」
ブルー 「君じゃなくってブルーの方! 心得を聞いておきたくて」
Aブルー「ああ、君が協力的ならリスクはグンと減るもんね」
任せといて、と生徒会長の手を取ったソルジャー、サイオンでなにやら
伝えております。
顔を引き攣らせつつも生徒会長はマスターしたようで。
ブルー 「お待たせ、ハーレイ。ぼくも覚悟が出来たかな」
ハーレイ「そうか。満足して貰えるよう、努力しよう」
Aブルー「ハーレイ、あくまでブルーが優先だよ!」
自分だけ気持ちよくならないように、とソルジャーが釘を刺し、新婚の
カップルもどきは二階の寝室へ。
キース 「おい、思いっ切りヤバイんじゃないか?」
Aブルー「幸せになれればいいんだよ。素敵な初夜になるといいねえ」
シロエ 「まだ昼間ですよ!」
Aブルー「だからこそ時間をかけて念入りに!」
サム 「どうすんだよ、俺のブルーに何かあったら!」
Aブルー「まさに何かの真っ最中! 戻って来ないのが証拠だってば」
全員 「「「…そ、そういえば…」」」
これはアウトか、と誰もが顔面蒼白ですが、そこへ白無垢の花嫁出現!
ブルー 「ふん、呆気なく轟沈ってね。ブルーの情報が役に立った」
Aブルー「何をしたのさ!?」
ブルー 「君が言う御奉仕とやらをサイオニック・ドリームで贈呈だよ」
ハーレイは鼻血の海で昏倒してる、と取り出したものはお財布で。
ブルー 「昏睡強盗じゃないよね、これは。お試し失敗の慰謝料を…と」
Aブルー「ま、待ってよ、君とハーレイの幸せは?」
ブルー 「ハーレイは夢で幸せ、ぼくはお金で大満足だし!」
みんなにも幸せをお裾分け、と生徒会長、財布の中身を気前よく…。
教頭先生が大散財のジューンブライド、これでもハッピーエンドですか?
結婚生活のお試しを是非、と懇願し始めた教頭先生。
ソルジャー曰く、返金保証つきのお試しなんかもいいんじゃないかと…。
ブルー 「返金保証つきのお試しだって?」
Aブルー「うん。正確に言えば返金保証よりは慰謝料だけど」
キース 「慰謝料だと?」
Aブルー「そうさ、御満足頂けなかった場合にお支払いしますって」
ハーレイ「それはいいかもしれないな。私も安心して挑めそうだし」
ブルー 「安心って、何が!?」
ハーレイ「もちろん失敗した時だ。私が恥をかくのはかまわないが…」
Aブルー「ああ、ブルーにも迷惑かけそうだしねえ、場合によっては」
こう、流血の大惨事とか…、とソルジャーはニヤニヤしております。
Aブルー「男同士は準備が大切! そこをすっ飛ばすと後が大変で」
ハーレイ「う、うむ…」
Aブルー「あれっ、またまた鼻血なのかい? 大丈夫かなぁ、本当に…」
ブルー 「大丈夫も何も、ぼくが嫌だよ! 慰謝料でOKするとでも?」
キース 「小遣い稼ぎになるんじゃないかと思わないでもないんだが…」
ジョミー「そういえば普段から毟ってるよねえ、慰謝料とかを」
シロエ 「この際、貰ったらどうですか? ドカンと慰謝料」
サム 「ブルーの気持ちはどうなるんだよ!」
マツカ 「そうです、危険すぎますよ! 万一ってことも…」
スウェナ「瓢箪から駒とか言ってたものねえ…」
Aブルー「だから試して欲しいんだよ。ハーレイにも是非、幸せを!」
ブルー 「ぼくの幸せはどうでもいいって!?」
Aブルー「分かってないねえ、ゴールインすればハッピーエンド!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーとハーレイ、結婚するの?」
ハーレイがパパだぁ! と飛び跳ねる「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ブルー 「違う、ぼくは結婚するんじゃなくて!」
ハーレイ「まずはお試しから…だったな?」
努力しよう、と教頭先生、生徒会長をヒョイと抱き上げてスタスタと。
紋付き袴の新郎と白無垢の新婦、いきなりお床入りですか…?
ダメで元々、あわよくば。
生徒会長との仲を本物にしたい教頭先生、お風呂も計画したようですが。
Aブルー「鼻血を出してる場合じゃないよ? 努力しないと」
ハーレイ「う、うむ…。ブルー、ぜひ泊まっていきなさい」
ブルー 「そこまでして食われる馬鹿はいないよ!」
Aブルー「食わず嫌いは良くないってば。前から言っているだろう?」
ブルー 「君と一緒にしないで欲しいね。なんでハーレイと!」
ハーレイ「式も挙げたし、頑張るつもりでいるのだが…」
ブルー 「………。いっそゼルにでも通報しようか?」
Aブルー「どうぞ。ぼくは逃げないけど」
ブルー 「えっ?」
Aブルー「ゼルが駆け付けたら君が二人だ。どう説明する?」
キース 「汚いぞ! あんたのことはまだ秘密で…」
Aブルー「だよねえ、物騒なSD体制とかも。喋っちゃおうかな」
ブルー 「困るよ、ゼルたちがパニックになるし!」
Aブルー「じゃあ、通報は諦めるんだね」
大人しく花嫁をやるように、とソルジャーは勝ち誇っております。
とはいえ、それで泣き寝入りする生徒会長でもないわけで。
ブルー 「だったらサッサと逃げるだけさ。誰がお風呂なんか!」
ハーレイ「泊まっていってくれないのか?」
ブルー 「お風呂も泊まりもお断り!」
ハーレイ「だ、だが…。せめてお試しだけでも…」
ブルー 「ホントにお試し出来るわけ? 鼻血持ちのくせに」
Aブルー「そこの頑張りも是非、見てほしい。ただし結婚生活の方は…」
ハーレイ「こればっかりは初心者だからな、あまり自信が無いのだが」
ブルー 「自信が無いのにお試しだって!? 嫌だよ、そんなの!」
お試しというのは自信を持って勧めるものだ、と生徒会長。
ブルー 「無料サンプルとかでもそうだろ、自信があるから無料なんだ」
シロエ 「返金保証とか色々なのがありますよね」
Aブルー「そうか、返金保証つきもいいかも」
全員 「「「は?」」」
結婚生活のお試し期間で返金保証。
それって、いったい…?
拍手ありがとうございました!
挙式イベントを本物の結婚式にしようと努力している教頭先生。
婚姻届などを用意したのはまだいいとして、生徒会長好みの寝室とは…。
Aブルー「ハーレイはホントに頑張ったんだよ、君のためにね」
ハーレイ「照明を替えて青の間の雰囲気に似せたんだが…」
ブルー 「そこまでしたわけ!?」
ハーレイ「お前がリラックス出来ないと話にならん、とブルーがな」
Aブルー「色々アドバイスさせて貰ったよ、ぼくも青の間の住人だから」
ハーレイ「どうだ、一晩泊まってみないか? 着替えも用意してあるぞ」
ブルー 「フリルひらひらのガウンとかだろ! お断りだし!」
Aブルー「そう決め付けずに…。ねえ、ハーレイ?」
ハーレイ「うむ。普通に寛げる服がいいかと、一通り揃えてみたのだが」
ブルー 「一通りって…」
Aブルー「ん? 君が普段から愛用しているメーカーの服なら調査済み」
ハーレイ「ブルーが手伝ってくれて助かった。私には分からないからな」
ブルー 「個人情報の流出だよ、それ!!」
Aブルー「そうかなぁ? とにかく宴会が済んだら着替えてみれば?」
ブルー 「食べ終わったら即、帰る!」
こんな所に長居は無用、と生徒会長はパクパク食べております。
紋付き袴の教頭先生、しかし諦め切れないようで。
ハーレイ「風呂だけでも入っていかないか? その格好は疲れるだろう」
ブルー 「バスルームなんか借りたくないね。何か仕掛けがありそうだ」
ハーレイ「いや、単に私が背中を流すというだけだぞ」
ブルー 「………。ぼくが承諾するとでも?」
ハーレイ「エステの延長だと思えばいい。後はその場のノリでだな…」
Aブルー「そう、そう。君がいい気分になればオプションつき」
ブルー 「お、オプションって…」
Aブルー「背中だけじゃなくて腕とか足とか。太ももなんか最高だよね」
ハーレイ「ふ、太もも…」
教頭先生、懐からティッシュを取り出し、鼻を押さえておられます。
相変わらずのヘタレっぷりは治っていないようですねえ…。
拍手ありがとうございました!
生徒会長のウェディングドレスは何度も見てきた教頭先生。
挙式イベントには白無垢で来てほしい、と希望したまではいいのですが。
ハーレイ「ウェディングドレスの方が良かったのか…」
ブルー 「誓いのキスがお望みならね」
Aブルー「うーん…。ぼくもそこには全然気付いてなかったなぁ…」
ブルー 「瓢箪から駒どころか最初の段階で大失敗だよ、この結婚」
あとは楽しく食べるだけ、と生徒会長は至極ご機嫌。
教頭先生が用意した豪華なお膳、お味もなかなかでございます。
ぶるぅ 「美味しいね、これ! ブルーが結婚して良かったぁ♪」
ブルー 「ぶるぅ、本物の結婚じゃないよ? 分かってるよね?」
ぶるぅ 「うん! ハーレイ、ぼくのパパにはなれないんだよね」
ハーレイ「いや、私にはその用意があるが…」
ブルー 「気持ちだけだろ? 誓いのキスも逃すようじゃねえ」
ハーレイ「そ、それは…。しかしパパになる用意はあるんだ」
全員 「「「は?」」」
ハーレイ「本物の結婚になるよう努力する、と言った筈だぞ」
このとおり、と教頭先生が懐から取り出したものは。
ブルー 「こ、婚姻届と養子縁組届…?」
ハーレイ「うむ。私の欄は記入済みだから、後はお前とぶるぅだな」
ブルー 「ちょ、ちょっと…! そこまで準備してたわけ?」
ハーレイ「もちろんだ。まあ、届け出は急がなくてもいいんだが…」
ブルー 「当たり前だよ、誰が書くと言った!?」
ハーレイ「そう怒るな。ブルーもお試し期間を勧めてくれたし」
ブルー 「お試し期間?」
Aブルー「そうさ、とりあえず一緒に過ごしてみたらどうかなぁ…って」
ブルー 「もう過ごしてるよ!」
Aブルー「そうじゃなくって、もっと親密に! 結婚生活のお試し期間」
ハーレイ「寝室の方はお前の好みに合わせて整えてみたんだが…」
ブルー 「なにさ、それ!?」
いきなり生徒会長好みの寝室だなどと言われましても。
普段から妄想MAXの教頭先生、花嫁を迎えて暴走中でございますよ~!
