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シャングリラ学園つれづれ語り

お坊さんの世界にお酒は厳禁。
『不許可葷酒入山門』(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)が有名です。
お寺の門前に建てられている石碑の言葉で、書かれた品物は持ち込み禁止。
ネギ、ニラ、ニンニクなどの臭い野菜とお酒でございます。
修行の妨げになるからですが、それでも寒さの厳しい冬などは…。

アドス 「酒は般若湯と呼ばれておりますし、許す宗派もありますな」
キース 「ソレイド八十八ヶ所を開かれたお大師様の所だな」
アドス 「あそこのお山の冬は厳しく、飲まねば凍えると聞いております」
ブルー 「うん。氷点下なんかは当たり前だしね、雪も積もるし」
アドス 「ですから般若湯は分かるのですが、蕨は本当に初耳でして」
キース 「俺も初めて聞いた言葉だ。三種の浄肉なら講義で出たが」
アドス 「わしもそれなら分かるんじゃがのう…」
サム  「肉? なんか肉って聞こえたぜ。食っていいのかよ?」
ブルー 「うーん…。まあ、そういう教えが無いこともない」
キース 「初期仏教の教えに三種の浄肉ってヤツがあるんだ」

生徒会長とアドス和尚とキース君、三人のプロのお坊さんによりますと…。
三種の浄肉とは、初期仏教の僧侶が托鉢中に貰った御布施の話。
鶏肉カレーを貰ってしまい、さて、このお布施をどうするか。

ジョミー「アウトだろ! 肉まんだってアウトなんだし!」
ブルー 「食べていい条件が三つあるんだ。だから三種の浄肉なんだよ」
アドス 「まず、殺される所を見ていない」
キース 「自分に供するために殺したと聞いていない」
ブルー 「自分に供するために殺したと知らない」
シロエ 「なんですか、それ?」
ブルー 「最初の条件は分かるだろう? あとの二つは頂く時の条件でさ」
アドス 「お坊さんのために殺しました、と言われなければ無問題でして」
キース 「残り物のカレーだったら更に問題無いわけだ」
ジョミー「じゃあ、これだって!」

肉まんも三種の浄肉だ、とジョミー君。はてさて主張は通るのかな…?

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ジョミー君が本堂の前で食べて、アドス和尚の怒りを買った問題の肉まん。
どうやら「そるじゃぁ・ぶるぅ」が昼食用に作った肉まんらしいです。
しかも原材料は山菜の蕨だと言うのですが…。

ブルー 「見た目が肉まんでも蕨だってば、本当に」
アドス 「そうですかなあ? まあ、論より証拠と申します。ここは一口」
キース 「ああ、試食するのが一番だよな」

蒸したての肉まんを齧るアドス和尚とキース君。
二人の顔がみるみる険しくなって…。

アドス 「銀青様。お言葉を返すようですが、これは本物の肉まんですぞ」
キース 「食感といい、風味といい…。間違いなく肉だ」
アドス 「ジョミー殿には御本尊様に詫びて頂くしかありませんな」
ジョミー「そ、そんなぁ…! だって肉まんはブルーがぼくに…」
キース 「お前が煮え切らないからだ! ブルーが弟子に欲しがってるのに」
アドス 「切っ掛けはどうあれ、頭を丸めれば仏弟子の覚悟も出来ますぞ」
ブルー 「うん、いい展開になってきたよね。どうだい、ジョミー」
ジョミー「い、嫌だってば! 肉まん1個で人生ドブに捨てたくないし!」
アドス 「なんと、ドブとは失礼な…。ますますもって御本尊様に」
キース 「頭を丸めて五体投地で詫びるしかないな」

作法は俺が教えてやる、とキース君は燃えております。
ジョミー君に逃げ道は無さそうですけど、そこへトコトコと足音が。

ぶるぅ 「かみお~ん♪ 蒸し直してきたよ、さっきの肉まん!」
ブルー 「よし、証拠品の到着だ。食べてみて」
アドス 「何度食べても肉に変わりはございませんぞ」
ブルー 「そう言わずに。ほら、キースも」
キース 「………。やはり肉まんにしか見えないのだが」

温め直した肉まんを食べても二人の意見は変わることなく。

キース 「何処が蕨だ、これの何処が!」
アドス 「銀青様、蕨は豚肉のことですかな?」

初耳ですが、とアドス和尚。
お坊さんの世界ではお酒を般若湯と申します。豚肉は蕨と呼ぶんですか…?

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ジョミー君に坊主頭の危機をもたらした肉まん。
それを作った「そるじゃぁ・ぶるぅ」によれば材料はワラビーの肉だとか。
春になったらみんなでワラビー狩りにお出掛けしよう、と言っております。

アドス 「待ちなされ! 狩りはいけませんな、坊主は殺生禁止ですぞ」
キース 「生け捕りにするなら話は別だが、肉まんの素にする気だろう?」
ぶるぅ 「えとえと…。肉まんもいいけど、御飯に混ぜると美味しいよ」
キース 「御飯だと?」
ぶるぅ 「アク抜きしないとダメだけどね。一晩ほど漬けておかないと」
ブルー 「油揚げと一緒に甘辛く煮たのを炊きたて御飯に混ぜると絶品!」
ぶるぅ 「うん、筍も刻んで入れるといいよね」
キース 「ワラビー丼か? 俺はそういうのは初耳だが…」
ブルー 「まだ気付かないって所がねえ…。丼じゃなくてワラビ御飯だよ」
キース 「ワラビー御飯? ますますもって分からんぞ」
ブルー 「だから、ワラビーじゃなくてワラビだってば! 山菜の!」
キース 「蕨!?」
アドス 「わ、蕨ですと? 肉まんの何処が!」
ブルー 「御本尊様の前じゃないから食べてみたら? その証拠品」

生徒会長が指差したのは、キース君が持ち帰ってきた肉まんの残り。

ぶるぅ 「冷めちゃってるから美味しくないと思うけどなぁ…」
サム  「こっちのヤツなら蒸したてだぜ?」
ブルー 「そうだね、同じ食べるなら熱いのがいいか。ほら、早く」
キース 「おい、本当に同じなのか?」
ブルー 「ぶるぅ、その証拠品を蒸し直してきてよ。味比べにさ」
ぶるぅ 「オッケー!」

証拠品のお皿を抱えて台所へ駆けてゆく「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
一方、アドス和尚とキース君は…。

アドス 「この肉まんが蕨ですと?」
キース 「とにかく割ってみようぜ、親父」
アドス 「むむぅ…。肉に筍、どう見ても中身は肉まんですな」

間違いなし、と肉まんを割って検分しているアドス和尚。
豚肉にしか見えないんですけど、本当に蕨…?

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極楽も地獄も、どっちも嫌だ、と叫んだジョミー君に示されたのは畜生道。
他に餓鬼道などもあるそうですけど、今の話題は畜生道です。
そこへ落ちれば獣とあって共食いなどは当たり前ですが、問題はワラビー。
肉まんを作った「そるじゃぁ・ぶるぅ」がワラビーはどうかと訊いてます。

キース 「ワラビーか…。あれは肉食ではなかったような…」
ぶるぅ 「でしょ? お肉は食べないと思うんだけど」
キース 「しかしだな、追い詰められると共食いするのが動物で…」
ぶるぅ 「ワラビでも?」
キース 「ワラビーでも、だ。それにワラビじゃなくてワラビーだ、ぶるぅ」

言葉は正しく、とキース君は諭しております。
語尾をきちんと伸ばしておかないと別物になる、と説明中。

キース 「いいか、ワラビーはカンガルーだが、ワラビは違うぞ」
ぶるぅ 「うん、違うよね。このお肉ってワラビだもん」
ジョミー「えっ、この肉まんってワラビーだったの!?」
キース 「そんな食材、よく売ってたな…」
ぶるぅ 「スーパーに行けば売ってるよ?」
キース 「お前の行きつけの店は品揃えが豊富なんだろう」
ぶるぅ 「そうなの? でもワラビって山に行けばあるでしょ」
キース 「主な生息地は山だったか? すまん、俺はワラビーは専門外だ」
ぶるぅ 「元老寺の裏山は木が茂ってるから無いのかな?」
キース 「なんだと? この国の山にワラビーがいるわけないだろう!」
ぶるぅ 「そうかなぁ…。じゃあ、春になったらワラビ狩りに行く?」
キース 「か、狩るのか? ワラビーを…?」

そんな無茶な、と唖然としているキース君。
いくら小型のカンガルーでも、シャン学メンバーで狩りですか?

ぶるぅ 「お弁当持ってみんなで行こうよ、ワラビ狩り!」
ブルー 「いいねえ、たまにはそういうのも」
キース 「ちょ、ちょっと待て、なんで坊主が!」

坊主が狩りなどもっての外、とキース君は大慌て。
ワラビー狩りに行くとなったら、アドス和尚がまたキレるかな?

以下、拍手レスです~。

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天国行きでも地獄行きでも坊主頭らしいジョミー君。
お元日からピンチですけど、助けは来そうにありません。
頭を丸めて極楽浄土に往生するか、謝罪で頭を丸めさせられて地獄気分か。
泣きの涙のジョミー君ですが…。

イライザ「許せないのは肉まんですの?」
アドス 「決まっておろうが! 本堂の前で肉まんじゃぞ!」

本堂といえば御本尊様がおいでの所。その前ならば御本尊様の前も同じで
ございます。バターも卵もお供え禁止の御本尊様の前で肉まんなんて…。
バターや卵を直接ではなく、原材料でもダメなんですよ?

アドス 「百歩譲ってバタークッキーなら許しもするがな…」
キース 「肉まんは絶対アウトでしかない。モロに肉だからな」
イライザ「銀青様の差し入れでも?」
アドス 「当然じゃ! 現に銀青様も極楽へ行けと説いておられる」
ブルー 「高僧としては一人でも多くお浄土に行って欲しいからねえ…」
ジョミー「要らないし! 天国も地獄もどっちも嫌だし!」
キース 「最悪だな。六道輪廻から抜け出すどころか、そっちを希望か」
ジョミー「えっ? 何それ…」
アドス 「お浄土も地獄も嫌だとなると、そうなりますなあ…」
ブルー 「畜生道とか餓鬼道だとか、ロクでもない所に行くってさ」
ジョミー「なんか、ますますワケ分かんないし!」

どうでもいいよ、とジョミー君はヤケになっておりますけれど。

イライザ「この肉まんで畜生道は無いんじゃないかと思いますわ」
アドス 「畜生が共食いになるからか? そういう場所じゃぞ、畜生道は」
ブルー 「いや、別にそういうわけじゃなくって」
ぶるぅ 「えっと…。共食いって……出来るのかな?」
キース 「共食いをする動物は沢山いるぞ。虫も魚も共食いするな」
ぶるぅ 「そっかぁ…。じゃあ、ワラビでも共食いする?」
キース 「わ、ワラビーだと!?」

どうなんだ、と意見を求めて周囲を見回すキース君。
ワラビーは可愛い小型のカンガルー。あれって共食いするんでしょうか…?

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