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夫婦和合参拝記念で赤っ恥だった七五三も彼方に過ぎ去り、十二月。
巷はいよいよクリスマス・シーズン、シャン学メンバーも浮かれた気分。
ジョミー「やっぱりクリスマスはパーティーだよね!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 賑やかにやりたいもんね!」
キース 「…坊主とクリスマスは本来、関係無いのだが…」
ブルー 「でもパーティーは好きだろう?」
キース 「そこの所は否定せん。パーティーは勿論、大歓迎だ」
だが、と言葉を切るキース君。
キース 「クリスマスにはもれなくあいつらが湧くぞ」
シロエ 「湧くでしょうねえ…」
サム 「なんだかんだで毎年合同パーティーだしよ…」
マツカ 「来るなと言うだけ無駄でしょう」
スウェナ「ぶるぅのお誕生日とセットだものね」
クリスマスは「そるじゃぁ・ぶるぅ」と「ぶるぅ」の誕生日。
そのためクリスマス・イブから合同パーティーが恒例で。
キース 「今年は大荒れになるかもしれんな」
ジョミー「えっ、なんで?」
キース 「もう忘れたのか、七五三で恥をかかされたのを!」
一同 「「「あー…」」」
あれね、と遠い目になるシャン学メンバー。
キース 「あいつら、余計な言葉を覚えやがって…」
シロエ 「ルーツは節分でしたっけ?」
キース 「俺の記憶が確かだったら、その辺だ」
それまでは知らなかった筈、とキース君は苦悩の表情。
キース 「あんな言葉を覚えた以上はロクな展開にならんと思うが」
サム 「そ、それはそうかもしれねえなあ…」
ブルー 「逆に大丈夫という気もするけど?」
キース 「何か根拠があるのか、それは?」
ブルー 「クリスマスってヤツは神事じゃないしね」
夫婦和合は範疇外、と生徒会長。
キース 「そうか、仏事でもないからな」
ブルー 「神も仏も無関係だし、祈願するだけ無駄ってことさ」
ゆえにクリスマスは安全圏、と言われて納得のシャン学メンバー。
酷い目に遭いまくっていた今年でしたが、締め括りの月は平穏無事かも?
みんな笑顔で記念の一枚。
写真撮影も無事に終わって、お次はホテルへ宴会にお出掛けなのですが。
ブルー 「行こうか、ハーレイ。マイクロバスを呼ぶんだろ?」
ハーレイ「はい、表まで歩く間に来る筈ですよ」
連絡しましょう、と教頭先生が電話を取り出した所へ。
写真屋 「よろしかったら、記念撮影を別口で承りますが…」
一同 「「「は?」」」
写真屋 「日付を翌日とか前の日にとか、たまに指定がありますので」
こちらは変更可能です、とボードを指差す写真屋さん。
Aブルー「いいのかい?」
写真屋 「お安いご用でございます。11月22日でよろしいですか?」
Aブルー「それはもちろん!」
A船長 「良かったですねえ、記念写真が撮れますよ」
Aブルー「どうせだったら、こっちの方も替えられないかな?」
七五三じゃなくって夫婦和合、と恐ろしい言葉がソルジャーの口から。
写真屋 「…お宮参りとか、そういった用意はございますが…」
Aブルー「夫婦和合は無いんだね?」
写真屋 「なにしろニーズがありませんから」
Aブルー「だったら、書く!」
一同 「「「えぇっ?」」」
Aブルー「そこだけ書いて貼り付けるんだよ、かまわないだろ?」
写真屋 「そ、それはもちろんかまいませんが…」
Aブルー「じゃあ、書くもの!」
写真屋 「は、はいっ! 少々お待ちを!」
助手さんが走らされ、出ました、紙と極太の筆と墨汁が。
ソルジャー、早速デカデカと『夫婦和合』の四文字を。
Aブルー「これで頼むよ。でもってみんなで記念撮影!」
ブルー 「な、なんで全員?」
Aブルー「一緒に御祈祷してくれたんだし、記念に一枚!」
A船長 「そうですよ。皆さんも是非」
写真屋 「ボードはこれでよろしいですか?」
Aブルー「うん、上出来!」
写真屋 「それでは並んで下さいね。御夫婦はどうぞ真ん中へ!」
夫婦和合参拝記念、11月22日な特製ボード。
赤っ恥だと嘆く面々もパシャリと撮られた所で中継終了~。
拍手ありがとうございました!
夫婦和合の御祈祷を追加でブチ込み、お守りまで貰ったソルジャー夫妻。
お次は記念撮影ですけど、キャプテンは何故か日付が気になる様子。
A船長 「そういえば11月の10日ですねえ…」
ブルー 「間違ってないと思うけど?」
A船長 「いえ、ぶるぅの七五三に来たのですから、いいのですが…」
どうも煮え切らないキャプテン。
生徒会長、首を傾げつつ。
ブルー 「いいも悪いも、今日は大安だよ? 何が問題?」
A船長 「22日なら良かったのに、と思いまして」
一同 「「「は?」」」
A船長 「11月22日は『いい夫婦の日』だと伺いましたし」
Aブルー「あー! 去年ノルディに教わったっけね!」
A船長 「特別休暇で二人でホテルに泊まりましたよ、こちらの世界で」
Aブルー「思い出したよ、その日付なら良かったねえ…」
夫婦和合の御祈祷記念に、と撮影用のボードを眺めるソルジャー。
Aブルー「これって変えたらダメなのかなぁ?」
A船長 「日付の部分は差し替えが出来るようですね」
ブルー 「そこで勝手なことを言わない! 今日は七五三!」
主役はぶるぅと決まってるんだし、と生徒会長はツンケンと。
ブルー 「ほらほら、さっさと並んで、並んで!」
ぶるぅ 「ぼく、真ん中ー! ぶるぅと並ぶ!」
Aぶるぅ「かみお~ん♪ 写真を撮るんだね!」
面白そう、と跳ねる「ぶるぅ」を写真屋さんがピシッと立たせまして。
写真屋 「はい、千歳飴の袋が見えるように持って下さいね」
Aぶるぅ「うんっ! これって美味しい?」
ブルー 「食べるのは写真を撮ってから!」
写真屋 「ご両親はお子様の後ろでお願いします」
Aブルー「了解。ハーレイ、お前がこっちだ。ブルー、君たちも」
ブルー 「…ハーレイだけで充分っぽいけどねえ?」
ハーレイ「そう言うな。去年も一緒に撮っただろう?」
写真屋 「他の皆さんも並んで下さーい!」
なんだかんだで生徒会長も親役ポジション。
フラッシュが光って、記念に一枚!
初穂料を追加で支払い、ソルジャー夫妻の夫婦和合もブチ込めたようで。
お子様二人に千歳飴の袋を渡した巫女さん、キョロキョロと。
巫女さん「こちら、お守りでございますが…。これは、どなたが?」
一同 「「「は?」」」
巫女さん「御夫婦のお守りでございますけど」
Aブルー「それ、ぼくのだから! ほら、ハーレイも!」
A船長 「あ、有難く頂戴いたします」
よりにもよってダークスーツの二人が夫婦和合のお守りゲット。
あまつさえソルジャー、神社の名前が印刷された紙袋を早速開けて。
Aブルー「…なんか普通のお守りだけど…」
巫女さん「夫婦和合のお守りとしては、特に授与しておりませんので」
Aブルー「それで効くわけ?」
巫女さん「御祈祷をなさっておられますから、大丈夫ですよ」
Aブルー「じゃあ、いいや。これはベッドに置くのかい?」
ブルー 「やめたまえ!」
巫女さんも忙しいんだから、とソルジャーの首根っこを掴む生徒会長。
ブルー 「御祈祷が済んだらさっさと次へ! 記念撮影!」
Aブルー「でもさ、お守りの使い方がさ!」
ブルー 「基本は肌身離さずだよ!」
Aブルー「えっ? だったら、これをつけてヤればスゴイとか?」
ブルー 「は?」
Aブルー「だからさ、ぼくとハーレイが首からお守りを下げてヤッたら」
ブルー 「その先、禁止!」
もう喋るな、とソルジャーを引き摺り、生徒会長、ダッと逃走。
巫女さんや周囲の視線を浴びつつ、シャン学メンバーも必死に走って…。
ブルー 「き、君はまったく、なんてことを…!」
Aブルー「それはこっちの台詞だよ! せっかく御祈祷したんだし!」
ブルー 「もういい、それより記念撮影!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ みんなで写真を撮るんだよ!」
Aブルー「いいねえ、今日の記念になるんだ?」
A船長 「ああ、日付が書いてあるのですね」
「七五三参拝記念」と書かれたボードに本日の日付。
キャプテン、まじまじと見ておりますけど、日付に何か問題でも…?
拍手ありがとうございました!
夫婦和合でお願いします、と、かしこみ、かしこみ申す~。
七五三の御祈祷にバカップルが乱入、ドえらい祝詞が奏上されてしまい。
Aブルー「やったね、これでお願いバッチリ!」
A船長 「直接お願い出来ましたからね」
ソルジャー夫妻は大喜びですが、シャン学メンバーたちはブルブルで。
ジョミー「あ、あれって絶対、外まで聞こえた…」
キース 「それ以前に確実に叱られるぞ」
シロエ 「か、神主さんが来るんですけど…!」
どうなるのだ、と生徒会長も声も出ない様子。
神主さんがススス…と近付いて参りまして。
神主さん「お帰りの際に初穂料を追加でお納め願います」
一同 「「「は?」」」
神主さん「御祈祷が追加になりましたので、そのように」
Aブルー「ちょ、ちょっと待ってよ、ついでにお願いしただけだし!」
神主さん「七五三のお子様が夫婦和合でらっしゃいますか?」
一同 「「「………」」」
そうだった、と状況を思い出す御一同様。
「シャングリラ在住、そるじゃぁ・ぶるぅの」の後に叫んだわけでして。
神主さん「御祭神様に「ご両親の」とお伝えするなら追加になります」
Aブルー「つ、追加で! 追加しといてよ、ぶるぅのじゃないし!」
神主さん「既にお伝えしてあります。初穂料をよろしくお願いします」
私もプロでございますので、と颯爽と立ち去る神主さん。
巫女さんが必死に笑いをこらえつつ。
巫女さん「お帰りはこちらでございます。初穂料は受付で承ります」
先に立って行った巫女さん、受付の巫女さんに何やらヒソヒソ。
受付の巫女さん、頷きまして。
巫女さん「ようこそお参り下さいました。初穂料の追加だそうですが」
Aブルー「…え、えっと…」
ハーレイ「ああ、支払いの方は私が」
巫女さん「かしこまりました。七五三のお子様は、こちらをどうぞ」
ぶるぅ 「わぁーい、千歳飴ー!」
Aぶるぅ「貰っちゃったー!」
狂喜乱舞のお子様二人。
願い事の追加もアドリブでブチ込み、結果オーライ?
