教頭先生、自分磨きとやらで修行をなさっておられるそうでございます。
修行のヒントは紅白縞だと言われましても、何のことやらサッパリで。
キース 「…紅白縞が何のヒントになるというんだ?」
ブルー 「分からないかな、トランクスだよ?」
サム 「やっぱ滝行かよ、褌の代わりにアレなのかよ?」
ジョミー「なんかソレって絵にならないね」
シロエ 「間抜けな感じしかしませんけれど…」
滝によってはカッコ良かったりするんでしょうか、とシロエ君。
スウェナ「凄い滝なら打たれてるだけでカッコいいわよ、きっと」
マツカ 「そうですね、男らしいです」
ブルー 「ダメダメ、そんな滝だと紅白縞が流されるってば」
ウエストのゴムだけでは心許ない、と生徒会長はクスクスと。
ブルー 「滝行だったら褌だよ、うん」
キース 「ますますもって分からんぞ。紅白縞で何の修行だ?」
ブルー 「ぶるぅが言ったろ、水で鍛えるって」
ジョミー「でも滝行とは違うんだよねえ?」
お手上げだ、とシャン学メンバー、降参です。
シロエ 「会長、そのヒントでは分かりませんよ」
ブルー 「うーん…。現場に居合わせなかったし、仕方ないかな」
一同 「「「現場?」」」
ブルー 「そう、現場! 例の紅白縞を引っぺがす時の」
ジョミー「…引っぺがす?」
キース 「言われてみれば確かに知らんな」
俺たちは先に帰ったからな、とキース君。
敬老の日のパーティー、シャン学メンバーはお開きで帰ったわけでして。
シロエ 「教頭先生、残ってらっしゃいましたよね…」
サム 「あっちのブルーも残っていたぜ」
もしかして、と顔を見合わせるシャン学メンバー。
キース 「今の言い方だと引っぺがしたのか、紅白縞を?」
ブルー 「他に方法が無いだろう?」
キース 「教頭先生に脱いで頂いたら終わりだろうが!」
引っぺがすような真似をしなくても、とキース君は睨んでおりますが。
確かに教頭先生が自分で脱いだら問題は解決しますよねえ?
※ちょこっと予告。
シャングリラ学園番外編は来週月曜、10月7日の更新です!
舞台はちょっぴり季節を先取り、学園祭が終わった晩秋。
よろしくお願いいたします~。
拍手ありがとうございました!
来る日も来る日もゼル先生から投げキッスを貰っている教頭先生。
例のキスマークな紅白縞が貼り付いた身だけに、本当にお気の毒としか。
ブルー 「ゼルも嫌がらせは好きな方だし、当分続くよ」
キース 「あんた、良心が痛まないのか?」
よくも大嘘をつきやがって、とキース君。
キース 「いったい何処が自分磨きだ、何の根拠も無いだろう!」
ブルー 「えっ、あるけど?」
一同 「「「は?」」」
ブルー 「まるっきりの嘘ってわけでもないんだよねえ、自分磨き」
ジョミー「…それって教頭先生が?」
ブルー 「うん、ハーレイが」
キース 「何をだ? 俺は全く知らんぞ」
シロエ 「ぼくもですよ。いったい何をなさってるんです?」
柔道部では普通にしておいでですが、とシロエ君も首を傾げております。
マツカ 「そうですよね。もしかして水泳の方ですか?」
スウェナ「ああ、そっちなら分からないわよね、私たちには」
サム 「水泳部のヤツらが帰った後なら泳ぎ放題だぜ」
ジョミー「古式泳法って思い切り奥が深そうだしね」
練習のネタは尽きないかも、とシャン学メンバー、意見が一致。
その方向で自分磨きか、と結論が出たようですが。
ブルー 「まだまだ甘いね、まるで的外れってこともないけど」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お水で鍛えるんだよね!」
キース 「…水で鍛えるだと? 滝行か?」
サム 「あれって行者じゃねえのかよ?」
ジョミー「教頭先生、まさか修行をしてるわけ?」
ブルー 「それで正解。只今、絶賛修行中!」
一同 「「「えぇっ!?」」」
何の修行をするというのだ、と派手に飛び交う『?』マーク。
生徒会長は指を一本立てまして。
ブルー 「ヒントを言うなら紅白縞かな」
一同 「「「紅白縞?」」」
ブルー 「そう! 敬老の日に花を添えてくれたアレ!」
ゼルのキスマークが股間に輝く逸品、と赤い瞳がキラキラと。
教頭先生が現在進行形でゼル先生に怯える元凶、何の修行に繋がると…?
さて、10月。シャングリラ学園も衣替えの季節でございます。
シャン学メンバーも長袖となり、放課後は例の場所に集っておりますが。
ジョミー「ゼル先生、今日もやっていたよね」
シロエ 「あれから2週間は経ってるんですけど…」
サム 「まだ暫くは続くんじゃねえか、面白がってるみたいだし」
キース 「…ゼル先生は事情を御存知ないからな…」
知っておられたら怒りの鉄拳の方だろう、とキース君。
キース 「矛先が誰に向くかは知らんが、大惨事なのは確実だ」
ジョミー「だよね、自分のキスマークがあんな所についただなんて」
サム 「本物は襟で、あっちはレプリカって話だけどよ…」
スウェナ「レプリカの方でも悪い気分しかしないわよ」
マツカ 「…場所が場所ですしね…」
シロエ 「ぼくならウガイを一万回でも気が済みませんよ」
唇を消毒したくなります、とシロエ君がブルブルと。
シロエ 「なのに会長、上手いこと騙したようですし?」
ブルー 「…人聞きの悪い…。ちょっと耳打ちしただけじゃないか」
ゼルは善意だ、と生徒会長は紅茶のカップを傾けながら。
ブルー 「ハーレイが自分磨きをやっているから激励すべし、と」
キース 「自分磨きの中身については何も話していないだろうが!」
ブルー 「脳内補完で構わないじゃないか、色々あるしね」
バレエの稽古も頑張っているしエステの腕も、と生徒会長。
ブルー 「とにかく頑張れとエールを送ればそれでOK!」
キース 「なんでエールが投げキッスになるんだ!」
ブルー 「そりゃあ元ネタがアレだしねえ?」
投げキッスを送られる度に嫌な記憶が股間の方に、とニヤニヤニヤ。
ブルー 「自業自得だからいいんだよ、うん」
キース 「毎日、怯えておられるようだが?」
ブルー 「下手に震えるから、ゼルがますます調子に乗るよね」
トランクスを貼り付けてやった甲斐があった、と生徒会長は御満悦。
敬老の日の紅白縞は未だに尾を引いているようですねえ…。
キスマークつきの紅白縞に履き替えた教頭先生。
ズボンの前が窮屈になったらしくてトイレ希望で、お供に写真が登場で。
ブルー 「それをトイレの壁に掛けてね、存分にどうぞ」
Aブルー「なるほど、カメラ目線だものね」
ハーレイ「ど、どうしてゼルの写真になるのだ!?」
お前の写真でないと気分が、と教頭先生の本音がポロリ。
生徒会長、顔を顰めて。
ブルー 「そうだろうねえ、そのつもりでレプリカのキスマークだし」
ハーレイ「か、監視付きでやれということなのか?」
ブルー 「ううん、本人の写真を前に!」
ハーレイ「…本人?」
ブルー 「そう、キスマークの持ち主のね」
ブッと吹き出すシャン学メンバー。
教頭先生、真っ青な顔でズボンの下の股間を見下ろしまして。
ハーレイ「…ま、まさかと思うが、あのキスマークは…」
ブルー 「ゼルのなんだよ、寝ている間に失敬してきた」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくも手伝ったの!」
お髭をしっかり押さえていたよ、と言われた教頭先生、顔面蒼白。
ハーレイ「…ゼ、ゼルの…」
Aブルー「らしいよ、その襟のオリジナルはね」
ブルー 「当然、レプリカもゼルの唇! いい気分だろ?」
ハーレイ「う、うわぁぁぁーーーっ!!」
それはたまらん、と飛び出してゆかれた教頭先生、再び登場。
ハーレイ「ぬ、脱げないぞ! これは呪いのトランクスなのか!?」
ブルー 「ぼくの愛だと言って欲しいね、大事な部分に密着ってね」
Aブルー「接着剤かい?」
ブルー 「ちょっとサイオンで細工をね。体温でピッタリ貼り付くんだ」
剥がすためにはキンキンに冷やすか、ハサミで地道にチョキチョキか。
ブルー 「どっちにしても今はお祝い! お開きまではそのままで!」
ハーレイ「…そ、そんな…」
Aブルー「ゼルの唇が密着ねえ…。今の気分は?」
参考までにインタビュー、とソルジャーの右手にカラオケマイク。
シャン学メンバーも大爆笑の中、教頭先生の無事を祈りつつ中継終了~。
※ちょこっと予告。
シャングリラ学園番外編は来週月曜、10月7日の更新です!
舞台は学園祭の後、期末試験が近付くシーズン。
ちょっぴり季節を先取りです~。
キスマークつきの紅白縞に履き替えてほしい、と生徒会長のお願い目線。
決意を固めた教頭先生、バスルームの方へ消えまして…。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ハーレイ、シャワーだって!」
Aブルー「最低限のマナーだよねえ、アレを履くなら」
キスマークをつけた相手のためにも、と頷くソルジャー。
間もなくボディソープの香りを漂わせた教頭先生が。
ブルー 「おかえり、ハーレイ。履き替えてくれた?」
ハーレイ「あ、ああ…。そのぅ、なんだ、緊張するな…」
あまりジロジロ見ないでくれ、と言いつつ着席。
下半身はテーブルに隠れたわけですが。
ブルー 「ふふ、耳の先まで真っ赤ってね。どんな感じ?」
ハーレイ「う、うむ…。お前を身近に感じるというか…」
Aブルー「だってさ、キスでもしてあげたら?」
ブルー 「投げキッスかい? 別にいいけど」
敬老の日だし、と極上の笑みの生徒会長、チュッと投げキッス。
ブルー 「君の紅白縞に乾杯! グッときただろ?」
Aブルー「直撃したって感じだねえ…」
ハーレイ「………」
鼻血の危機な教頭先生、下半身の方も危機らしくって。
ハーレイ「ちょ、ちょっとトイレに…」
Aブルー「もうビンビンのガンガンらしいよ、凄いよね」
ブルー 「トイレに行くなら写真も要る?」
ハーレイ「写真?」
ブルー 「キスマークの持ち主の写真だよ」
孤独に噴火より素敵だろ、とパチンとウインク。
ハーレイ「ぜ、ぜひ!」
ブルー 「オッケー、分かった。ぶるぅ、特大で」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 壁掛けサイズの写真だね!」
はいどうぞ、と風呂敷包みを手渡された教頭先生、ドキドキと。
ハーレイ「で、では…」
ブルー 「どうぞごゆっくり。あ、写真は自信作なんだ」
開けてみてよ、と促されて風呂敷を解いた教頭先生ですけども。
ハーレイ「な、なんなのだ、これは!?」
額縁の中身はゼル先生のとびっきりの笑顔。
ピースサインとハゲが眩しいキスマークの持ち主ですってば…。
