ついに決まったハーレイの日の生中継。
逃げ道を失くしたシャン学メンバーを他所に、生徒会長はウキウキと…。
ブルー 「中継が決まって良かったよ。早速スタッフに相談しないと」
一同 「「「スタッフ?」」」
ブルー 「生中継には必須だろう? 君たちだけで出来るのかい?」
シロエ 「あー…。それは無理かもしれません」
ある程度なら扱えますが、とシロエ君。
ブルー 「だろう? だからスタッフを呼ぶんだよ」
キース 「ちょっと待て! 先に俺の服を」
返してくれ、と言い終える前にユラリと揺れたリビングの空間。
出ました、紫のマントのいわゆるソルジャー(会話表記はAブルー)。
Aブルー「こんにちは。ようやくぼくの出番だってね」
一同 「「「!!?」」」
ブルー 「ずいぶん待たせてしまってごめん。話が纏まらなくってさ…」
Aブルー「ううん、見ていて面白かったし気にしてないよ」
特にキースのネグリジェが、と注目されたキース君は愕然と。
キース 「…な、なんであんたが……」
Aブルー「生中継には欠かせないんだってさ、ぼくの協力」
ブルー 「ハーレイの日だしね、盛大にお祝いしたいから」
キース 「何をする気だ!」
Aブルー「ふふふ、いつもの迫力ゼロだね、ネグリジェのせいで」
とてもお似合い、とウインクされてズーン…と落ち込むキース君。
キース 「く、くっそぉ…。一生の恥だ……」
ブルー 「そう言わずに。ぶるぅ、キースの服を持ってきてあげて」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ サイオンで乾燥済みだね!」
取って来るね、と走って行った「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
服が届くとキース君はネグリジェを脱ぎ捨てまして。
キース 「これは要らんぞ、処分してくれ!」
Aブルー「あれっ、お父さんにプレゼントしないのかい?」
キース 「誰が贈るか!!」
Aブルー「ふうん…。それならぼくが貰おうかな?」
こんなのもいいね、とネグリジェを広げているソルジャー。
自分が着る気満々ですね…。
※8月19日、『副住職の受難』、UPしました!
←シャングリラ学園番外編は、こちらからv
ゴールデンウィークを楽しく過ごしたくせに、遊び足りない特別生。
学校をサボッての旅行なんかを色々と計画しております。
ところが生徒会長の鶴の一声、行き先はとんでもない場所に。
更に物見高いソルジャーまでが参加したいと言い出して…。
(シャングリラ学園番外編は毎月第3月曜更新ですv)
次回更新日は9月16日でございます~。
アドス和尚も好みだというフリルとレースがたっぷりのネグリジェ。
それを着て帰るか、自分の服を取り返すかがキース君に残った選択肢で。
ブルー 「ネグリジェで帰るなら山門まではちゃんと送るよ」
キース 「…さ、山門…?」
ブルー 「庫裏までの道が大変だねえ? この時期、檀家さんの目が」
お盆前だけに来る人が多い、と生徒会長。
あまつさえ夏休みのため、宿坊も満員御礼だそうでございます。
ブルー 「副住職が女装となるとド顰蹙かな、それもネグリジェ」
キース 「当たり前だろうが!」
ブルー 「それが嫌なら、ハーレイの日!」
ビシッと指を突き付けられてキース君は絶句。
キース 「…な、無いのか、他に選択肢は?」
ブルー 「無いねえ、ハーレイの日は年に一度きりだし」
逃がしてたまるか、と生徒会長の目が爛々と。
ブルー 「ネグリジェお持ち帰りコースだったら、処分もアリだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ バザーに出せばいいしね!」
ブルー 「アドス和尚に贈りたいなら包むけど?」
キース 「い、要らん! 親父に趣味を疑われそうだ」
ブルー 「着て帰ったら尚更……ね。で、どうするわけ?」
君の服なら速攻で乾く、と生徒会長はサイオン効果を謳っております。
キース 「く、くっそぉ…。もういい、服を返してくれ!」
ジョミー「えーーーっ!? そしたらハーレイの日が…」
スウェナ「そうよ、賛成したことになっちゃうのよ?」
キース 「やかましい! 選ぶ権利は俺にあるんだ!」
ハーレイの日も嫌だがネグリジェはもっと嫌なんだ、とキース君。
キース 「運が悪かったと諦めてくれ。でなきゃ砂風呂だな」
ブルー 「ああ、それね。砂風呂に行けば権利を主張出来るけど?」
シロエ 「け、けっこうですっ!」
サム 「ブルーのキスはかまわねえけど、ネグリジェはなあ…」
ブルー 「決まりだね?」
ハーレイの日の中継決定! と生徒会長、御機嫌ですが。
生中継って、そもそも、いったい何を…?
※ちょこっと予告。
シャングリラ学園番外編は明日、8月19日の更新です!
タイトルは 『副住職の受難』 でございます。
キース君がババを引きそうですけど、よろしくです~v
着替えと称してフリルびらびら、レース満載のネグリジェがキース君に。
他に着る物が無かったらしく、やむなく着たまではいいんですけど。
ブルー 「アドス和尚もフリルとレースが好きなんだ? 意見が合うね」
キース 「…い、いや……。その……」
ブルー 「いいって、いいって。お姫様ネグリジェは男のロマン!」
グッとこなけりゃ男がすたる、と人差し指を立てる生徒会長。
ブルー 「ハーレイだって集めているだろ、アテも無いのに」
シロエ 「そ、そういえばそうでしたね…」
ジョミー「なんか一杯集めてるよねえ、ブルー用に…」
ブルー 「というわけでね、話はハーレイの日に戻るんだけど」
キース 「ちょっと待て!」
俺のこの服をなんとかしろ、と噛み付いたキース君ですが。
ブルー 「あ、そうだっけ。砂風呂サウナの勲章だね、それ」
マツカ 「キースの意見を尊重するって聞きましたよ?」
キース 「そうだったのか?」
ジョミー「らしいよ、ぼくたちは発言権が無いらしいけど」
キース 「なるほどな…。だったら却下だ、ハーレイの日は断固断る!」
おおっ、と拍手するシャン学メンバー。
身体を張ったキース君のお蔭で逃げられるかもしれません。
キース 「俺は死ぬかと思ったんだ。地獄を見た以上、却下だ、却下!」
ブルー 「うーん、気持ちは分かるんだけど…。ここは二択で」
キース 「二択?」
ブルー 「君の服は只今、洗濯中。乾くまでには暫くかかる」
キース 「あ、ああ…。それは分かっているが…」
ブルー 「乾かないように細工することも可能なんだよ、サイオンで」
湿気を閉じ込めておけば明日になっても濡れたままだそうで。
ブルー 「お父さん好みのネグリジェで帰るか、服で帰るか、その二択」
キース 「なんだと!?」
ブルー 「ハーレイの日に賛同するなら服を返すよ、副住職」
ネグリジェ姿でアドス和尚と御対面もいいね、とニヤニヤニヤ。
そんな姿で帰宅した場合、キース君の立場が無いのでは…?
拍手ありがとうございました!
生徒会長に逆らった場合、ついてくるのは砂風呂サウナ。
おまけにファーストキスまで奪われそうとあって、誰もが白旗状態で…。
ブルー 「楽しみだなぁ、ハーレイの日の生中継!」
シロエ 「待って下さい、キース先輩の意見待ちとか言いましたよね?」
ブルー 「それはまあ…。唯一、身体を張って逆らったしね」
勇者の意見は尊重しなきゃ、と生徒会長は申しております。
ブルー 「発言権があるのはキースだけだよ、この件について」
ジョミー「それじゃキースが反対だったら中止になるわけ?」
ブルー 「その辺は平和に話し合いかな、砂風呂抜きで」
シロエ 「じゃあ、キース先輩次第ですか…」
ブルー 「うん。そろそろ戻って来る頃じゃないかな」
バスタイム終了、と生徒会長が言った所でドカドカと荒い足音が。
リビングのドアがバァン! と開いて…。
キース 「ブルーはいるか!?」
一同 「「「!!?」」」
目を見開いているシャン学メンバー。
それもその筈、キース君はレースとフリル満載のネグリジェ姿。
シロエ 「…せ、先輩……。大丈夫ですか、正気ですか?」
キース 「正気に決まっているだろう! おい、ブルー!!」
ブルー 「…何か?」
キース 「何なんだ、これは! この着替えは!」
ブルー 「砂風呂の勇者に特別サービス! 新品なんだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ こないだブルーが買ったヤツなの!」
フィシスのお泊まり用だもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」はニコニコ顔。
ぶるぅ 「キースにプレゼントするんだって♪」
ブルー 「遠慮なく貰ってくれたまえ。イライザさんにあげてもいいよ」
キース 「…お、おふくろ…?」
ブルー 「アドス和尚が喜ぶかもねえ、その手のヤツは好きだろう?」
キース 「なんであんたが親父の趣味を知っている!」
ブルー 「へえ…。図星なんだ」
キース 「…し、しまった……」
アドス和尚の趣味までバレてしまったネグリジェ騒動。
キース君、再び追い込まれてますか?
※ちょこっと予告。
シャングリラ学園番外編、次回は来週月曜、8月19日の更新です!
タイトルは 『副住職の受難』 となっております。
5日にUPしました 『素敵なお歳暮』 も、どうぞ御贔屓にv
脱水症状に加えてファーストキスを奪われる危機。
実に危なかったキース君ですが、ペットボトルを一気飲みして見事復活。
キース 「ふう…。本気で死ぬかと思ったぜ」
ブルー 「ちゃんと予告はしたけどねえ? 逆らうと消すぞって」
キース 「やかましい!」
ブルー 「ちょっと待ったぁ!」
そこから動くな、と生徒会長の鋭い一喝。
ブルー 「絨毯が砂だらけになっちゃうじゃないか」
キース 「なんだと?」
シロエ 「た、確かに先輩、砂だらけですね…」
キース君の身体と服からパラパラと落ちる砂の粒。
レジャーシートの上にも水たまりならぬ砂だまりが…。
ブルー 「バスルームを砂詰まり防止仕様にしたから、そこで洗って」
キース 「どうやって行けと!」
ブルー 「瞬間移動でパパッとね。服も洗濯するんだよ」
キース 「…俺がか?」
ブルー 「そもそも君の服だろう? 砂まみれなのも自業自得で」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 下洗いだけでいいからね!」
後は洗濯機にお任せだから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
ぶるぅ 「洗濯機くらい使えるでしょ?」
キース 「まあ、それは…。合宿でも使うし、修行道場でも使ったし」
ブルー 「頼もしいね。乾くまでの間の服も届けておくから」
行ってらっしゃい、と青い光が走って消え失せました、キース君。
バスタイムのようでございます。
ジョミー「よ、良かったぁ…。逮捕も救急車もなくってさ」
ブルー 「そこはきちんと考えてるよ。で、君たちは?」
一同 「「「えっ?」」」
ブルー 「今も帰る気満々かい? だったら順番に砂風呂だけど」
シロエ 「え、遠慮させて頂きます!」
サム 「お、俺もサウナは遠慮したいぜ」
マツカ 「ぼくもです…」
ジョミー「サウナとブルーのキスのコンボなんて要らないよ!」
ブルー 「それは結構。じゃあ、後はキースの意見待ちだね」
ハーレイの日の中継はどうなるかな、と生徒会長はニコニコと。
シャン学メンバー、大ピンチですか?
