ただでも熱いらしい砂風呂、おまけに時間オーバーな上に猛暑日で。
脱水症状気味で戻ったキース君、生徒会長が手当てと称して更に悪ノリ。
ブルー 「水分補給が一番だしねえ、ここはやっぱり口移し!」
シロエ 「す、ストローとか、他に色々あるでしょう!」
ブルー 「忘れたのかい? ぼくに逆らった結果だよ、これは」
ジョミー「…そ、そうだっけ…」
ブルー 「なのに連れ戻してあげて手当てなんだし、恩に着るべき!」
恨まれる筋合いは微塵も無い、と生徒会長はクスクスと。
ブルー 「というわけでね、キースのファーストキスを貰っておこう」
サム 「…ほ、本気なのかよ?」
ブルー 「サムにも後でサービスするよ。ぶるぅ、カメラを」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 写真を撮ればいいんだね!」
シロエ 「そこまでしますか!?」
ブルー 「それはもう。ハーレイに見せたら悔しがるよ」
ハーレイの日の幕開けに送ってあげよう、と艶やかな笑み。
でもってスポーツドリンクを口に含みまして…。
ブルー 「…ん~……」
一同 「「「…あ、あ、あああ……」」」
ブルー 「……やめた」
ゴクン、と飲み下す生徒会長。
顔を見合わせるシャン学メンバーの前で、キース君が呻き声を。
キース 「…く、くっそぉ…。逃げやがったか…」
シロエ 「先輩、気が付いたんですか!?」
キース 「…ついさっきな……」
ブルー 「凄い殺気を感じたんだよ、やり返す! ってね」
キース 「……散々世話になったからな…」
ゆっくりと起き上ったキース君、生徒会長を睨み付けております。
キース 「晒し者にまでされてたまるか、そいつを寄越せ」
ブルー 「うーん、残念…。のんびりし過ぎた」
キース 「文句があるなら受けて立つぞ? 自慢の唇がパアだがな」
ブルー 「嫌だよ、ぼくはこの顔が売りなんだから!」
歯型は御免蒙りたい、とペットボトルを差し出す生徒会長。
引っ手繰ったキース君は一気にゴクゴク、なんとか復活したようですね!
※ちょこっと予告。
シャングリラ学園番外編、次回は来週月曜、8月19日の更新です!
舞台はゴールデンウィークが終わった頃。今よりはきっと涼しい筈…。
5日にUPしました 『素敵なお歳暮』 も、どうぞ御贔屓にv
拍手ありがとうございました!
砂風呂に首まで埋まって我慢大会なキース君。
そろそろお迎えタイムとの話ですけど、生徒会長が言うと縁起でもなく。
サム 「三途の川かよ、キース、今頃、花畑かよ!?」
ブルー 「見えてるかもねえ、お花畑」
シロエ 「会長、始末書、書かされますよ? 学校にバレたら」
ジョミー「そうだよ、キースが病院送りじゃ始末書だよね?」
ブルー 「ぼくはそこまで間抜けじゃないよ。ね、ぶるぅ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ お迎えタイムだね!」
ちょっと待ってね、と駆け出していった「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
レジャーシートを持って戻るとリビングの絨毯に広げまして。
ぶるぅ 「はい、準備オッケー!」
ブルー 「ありがとう。それじゃ蜘蛛の糸を垂らそうかな」
地獄から救出するには蜘蛛の糸、とキラリと光った青いサイオン。
次の瞬間、キース君がレジャーシートの上にドサリと。
シロエ 「キ、キース先輩、大丈夫ですか!?」
キース 「…う、うう……」
スウェナ「水よ、水! スポーツドリンクの方がいいのかしら?」
マツカ 「とにかく何か飲ませないと…」
ジョミー「の、飲めるのかな?」
ブルー 「へばってるしねえ…。ぶるぅ、何か持ってきて」
ぶるぅ 「うんっ!」
出て参りました、キンキンに冷えたスポーツドリンクのボトル。
生徒会長、ニンマリと。
ブルー 「こういう時には口移しってね」
一同 「「「えぇっ!?」
ブルー 「それが一番確実なんだよ、おまけにキースのプライド崩壊」
ぼくと素敵にディープキス、とキュキュッとボトルを開けていますが。
サム 「ブ、ブルーとキスって…。口移しって…」
ブルー 「いけないかい? それじゃサムにも後で特別に」
シロエ 「そういう問題じゃないでしょう!」
ブルー 「別にいいだろ、ファーストキスくらい貰ったってさ」
多分、キースはキスした経験は無し、と生徒会長はニヤニヤニヤ。
キース君、意識が朦朧としている間にファーストキスまで奪われるのか?
キース君が飛ばされた海辺の露天風呂の正体は、なんと砂風呂。
温まった砂を被ってサウナ感覚のようですけれど、出られないらしく…。
シロエ 「会長、何をしたんです! キース先輩、顔が真っ赤ですよ!」
ブルー 「まあ完全に湯あたりだろうねえ、砂あたりかな?」
サム 「自力で出られねえって言ったよな?」
マツカ 「砂が重石になってるんですか、サイオンで?」
ブルー 「なるほど! そういうのも楽しかったかも…」
サム 「違うのかよ!?」
ブルー 「ちょっとね、砂を深めにサービスしたわけ」
他の人は寝ているだけなんだけど、と視点が変わった中継画面。
浅く掘られた穴に横たわる女性に係員が砂をかけております。
ブルー 「普通はああいう感じなんだな。だけどキースは落とし穴で」
一同 「「「落とし穴?」」」
ブルー 「寝てるんじゃなくて立っているわけ、砂の中にね」
ジョミー「そ、それじゃあ…」
ブルー 「気をつけの姿勢で埋めてあげたし、手も動かないよ」
ついでに係員にもキースの存在はバレない仕様、と生徒会長。
ブルー 「ちゃんとシールドしてるのさ。でないと時間制限がね」
ジョミー「時間制限?」
ブルー 「十分がメドって言っただろ? それを超えると…」
ぶるぅ 「係の人が出て下さいねって言いに来ちゃうの!」
砂のお風呂は熱いから、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
おまけに本日、ビーチのあたりは猛暑日だそうでございます。
ブルー 「というわけで、キースは我慢大会なんだよ」
スウェナ「あそこの砂は何℃くらいなの?」
ブルー 「基本は50℃から55℃かな、キースはもっと熱いってね」
サム 「死ぬじゃねえかよ、脱水で!」
ブルー 「だからそろそろ、お迎えタイム」
ジョミー「ちょ、お迎えって! それって、まさか…」
シロエ 「思い切りヤバイじゃないですか!」
お迎えと言えば、いわゆる「あの世」からのお出迎え。
本気で殺しはしないでしょうけど、脱水症状で救急搬送とかですか…?
※ちょこっと予告。
シャングリラ学園番外編、次回は来週月曜、8月19日の更新です!
今度の舞台はゴールデンウィークが終わった頃でございます。
5日にUPしました 『素敵なお歳暮』 も、どうぞ御贔屓にv
拍手ありがとうございました!
海辺の露天風呂へ飛ばされてしまったキース君。
中継画面に映し出された場所はビーチで、露天風呂らしからぬ風景で…。
ジョミー「…お、お湯が無い…?」
シロエ 「なんで砂浜に埋まってるんです、キース先輩も他の人も!?」
ビックリ仰天のシャン学メンバー。
朦朧とした顔で首まで埋まったキース君とか、気持ちよさげな女性とか。
ブルー 「だから海辺の露天風呂だよ、いわゆる砂風呂」
一同 「「「砂風呂…?」」」
ブルー 「砂浜の下が温泉なんだな、温まった砂を被るわけ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 自然のサウナなんだよ!」
サム 「じゃ、じゃあ……女湯も何もねえのかよ?」
ブルー 「そういうこと! あっちの方にはオジサンもいるし」
ジョミー「…本当だ…」
中継画面がススーッと移動し、頭にタオルなオジサンたちの団体様が。
皆さん、ムクリと起き上りまして。
スウェナ「あら、服じゃなくって浴衣なの?」
ブルー 「砂まみれになってしまうからねえ、浴衣が一番!」
シロエ 「…キース先輩、砂まみれですか!?」
ブルー 「それはもう。ついでに熱くてたまらないかと」
十分以上経っちゃったから、と生徒会長はニヤニヤと。
ブルー 「そうでなくてもキースの場合は砂が熱めで」
ジョミー「どういうことさ?」
ブルー 「埋まる深さで湯加減と言うか……砂の熱さを調節ってね」
熱いのが苦手な人は浅めで砂も少なめ、と申しております。
ブルー 「そして出る時は自分で砂から出るわけだけど…」
マツカ 「おじさんたちがそうでしたね」
ブルー 「キースの前にいた女の人たちも、もう出ちゃったよ」
サム 「確かにいねえな…」
キース君に戻された中継画面、周囲の顔ぶれが変わっております。
ブルー 「キースも自力で出られるんなら逃げてるさ」
ジョミー「ちょ、ちょっと、いったい何をしたわけ!?」
首まで埋まって汗ダラダラのキース君。
砂風呂から自力で出られないとは、どういう状態なんでしょう…?
十分経ったら映像を出す、とカウントダウンを始めた生徒会長。
キース君が女湯にプカリと浮かぶ辺りから始まりそうで、誰もが真っ青。
サム 「ダメなのかよ? キースの人生、終わっちまうのかよ?」
ブルー 「あと1分!」
ジョミー「も、もう完全に終わりっぽいかも…」
ブルー 「30秒!」
シロエ 「き、キース先輩……」
ブルー 「10、9、8…」
うわぁぁぁぁ、と悲鳴が上がる中、ついに5秒を切りまして。
ブルー 「3、2、1…」
一同 「「「あーーーっ!!!」」」
もうダメだ、と頭を抱えて突っ伏すシャン学メンバー。
ブルー 「見ないわけ? 面白いのに」
シロエ 「先輩の逮捕劇なんて!!」
そんなの嫌です、とウッカリ顔を上げてしまったシロエ君ですが。
シロエ 「え? …なんで…?」
サム 「ど、どうしたんだよ、もしかしてキース、逃げたのかよ?」
シロエ 「そ、そうじゃなくって…。女の人がニコニコしてます…」
一同 「「「は?」」」
ガバッと起き上ったシャン学メンバー、中継画面を眺めて目が点。
キース君の姿は見えませんけど、頭にタオルを巻いた女性が何名か。
スウェナ「なんだか気持ちよさそうねえ…。顔しか映っていないけど」
ブルー 「この後ろにねえ、ちゃんとキースがいるんだな」
視点を変えて、と映し出されました、キース君。
ジョミー「ちょ、ちょっと…。思い切り顔を出しちゃってるし!」
サム 「やっぱ限界だったのかよ! マズイぜ、マジで警察が…」
ブルー 「残念ながら、ここで通報は無いと思うよ」
逮捕劇も楽しそうだけど、と視点が上空に移動しまして。
ジョミー「…す、砂浜……?」
シロエ 「海は見えますけど、露天風呂は…?」
マツカ 「普通にただのビーチですよね?」
ブルー 「これが海辺の露天風呂だよ、まあ見てごらん」
一同 「「「えぇっ!!?」」」
ズームアップ、と出た映像にドドーンと映るビーチパラソル。
果たして海辺の露天風呂とは?
※シャングリラ学園番外編、『素敵なお歳暮』、UPしました!
←シャングリラ学園番外編は、こちらからv
年末を迎え、璃慕恩院から御歳暮を貰った生徒会長。
一般販売はされていない御饅頭に、誰もが舌鼓でございます。
それを目当てにソルジャーがやって来たから、さあ大変。
ソルジャーも今年は御歳暮を贈ったそうで、鼻高々なようですが…。
(シャングリラ学園番外編、今月も第1&第3月曜更新ですv)
次回更新日は8月19日でございます~。
ハレブル別館の 『奇跡の狭間で』 も、どうぞ御贔屓にv
