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大騒動だった菖蒲池へのハイキングから一週間。
6月1日の土曜日ですけど、シャン学メンバーは朝から生徒会長の家へ。
ぶるぅ 「かみお~ん♪ いらっしゃい!」
ジョミー「お邪魔しまぁーす!」
キース 「で、今日は何処へ出掛ける予定なんだ?」
ぶるぅ 「えっとね、こないだの池の近くだって!」
一同 「「「えっ?」」」
それはヤバイ、と一同、硬直。
有精卵なアヒルの卵を狙うソルジャーがまた出たら…。
シロエ 「池の近くで何するんですか、ハイキングですか?」
サム 「またあいつらが来そうじゃねえかよ」
ブルー 「それは無い! 今日は絶対に大丈夫!」
まあ入って、とリビングに案内されてお茶とお菓子が。
ブルー 「今日のお出掛けは放生会だしね」
ジョミー「…ホウジョウエ……って、何さ?」
キース 「魚とかを放して殺生を戒める宗教行事だが…」
ジョミー「ぱ、パス! ぼくは絶対行かないからね!」
お寺だよね、とジョミー君はパニックでございます。
ジョミー「留守番でいいよ、それじゃ、さよなら~!」
ブルー 「待ちたまえ!」
今日のはただの観光だから、とジョミー君の首根っこを掴む生徒会長。
ブルー 「ホタル見物に行かないかい、と誘ってるんだよ」
ジョミー「……ホタル?」
ブルー 「そう。ホタルを1200匹も放すというから、綺麗かなぁ、と」
キース 「なんだ、ホタルで放生会なのか?」
ブルー 「らしいよ、観光客がお目当て」
シロエ 「ただの観光なら、例の人たちは来ませんね」
ブルー 「そこはキッチリ調べておいたよ、御利益も特に無さそうだ」
それにバロットとは真逆のイベント、と生徒会長はニッコリと。
ブルー 「殺生を戒める行事だからねえ、アヒルを茹でたい人にはね」
キース 「向いていない、というわけだな」
ジョミー「普通にホタル見物かぁ…」
それならいいかも、とお寺が苦手なジョミー君。
話はトントン拍子に決まって、放生会とやらにお出掛けするようですよ!
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見事に砕けたバロットの夢。
ガッカリしているソルジャーですけど、色気より食い気でもあるらしく。
Aブルー「来た甲斐があったよ、豪華弁当! 美味しいよね」
ぶるぅ 「お願いだから、もうアヒルちゃんを茹でないでよ?」
Aブルー「そうだねえ…。ハーレイもどうやらヘタレっぽいし」
A船長 「も、申し訳ありません…」
Aブルー「次の機会に期待しとくよ、今は菖蒲湯で」
これだけあれば当分は、と刈り取った菖蒲の束にソルジャーはウットリ。
Aブルー「これが無くなったらノルディに頼んで花菖蒲だね」
A船長 「あなたのマントの色のをメインにお願いしたいですねえ…」
Aブルー「分かってるってば、バリエーション豊かに頑張ってよ?」
A船長 「もちろんです、ブルー…」
たちまち始まるディープキス。
教頭先生はボーッと見惚れておられますが。
ブルー 「懲りてないねえ、ヘタレのくせに」
ハーレイ「…す、すまん…。つい…」
ブルー 「馬鹿は放ってカステラだよ。そろそろいいかな」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 焼き立てカステラ、食べたい人~!」
鍋の蓋が取られ、ホワンとカステラ。
豪華弁当のデザート、次々とお皿に取り分けられて。
一同 「「「いっただっきまーす!!!」」」
アヒルの卵で作ると美味との前情報を裏切らない味。
鶏卵よりも濃厚で…。
ジョミー「アヒルの卵って美味しいんだねえ」
キース 「他の菓子にも向いてるかもな」
ぶるぅ 「えとえと…。それじゃ時々、拾いに来る?」
Aブルー「いいねえ、その時は是非、誘ってよ」
ブルー 「…それって、もしかしなくても…」
Aブルー「決まってるじゃないか、目指せバロット! 今度は勝つ!」
ぶるぅ 「うわぁ~ん、酷いよ、やっぱり鬼だよう~!」
A船長 「しょ、菖蒲湯で充分ですので…」
Aブルー「ヘタレも一人で充分なんだよ!」
こっちのハーレイだけで沢山、と喚くソルジャー。
池ではアヒルがガァガァと…。
ハイキング中継、これにて終了~。
※シャングリラ学園番外編、『流行と仕掛け』、UPしております!
←シャングリラ学園番外編は、こちらからv
やって来ました、夏休み。今年も海の別荘へとお出掛けです。
マツカ君の海の別荘と言えば、ソルジャー夫妻が結婚した場所。
結婚記念日に合わせて行くのだ、と日程を仕切り倒しているようで。
そのソルジャーが流行らせたくなってしまったものとは…?
(シャングリラ学園番外編、6月は第3月曜更新ですv)
次回更新日は6月17日でございます~。
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有精卵なアヒルの卵を鶏に抱かせ、バロットにしようと企むソルジャー。
生きたヒヨコを茹でると聞いた「そるじゃぁ・ぶるぅ」は大泣きで。
ぶるぅ 「うわぁ~ん、アヒルちゃんが死んじゃうよぉ~!」
Aブルー「それを言うなら、有精卵だって生きてるわけでさ」
ぶるぅ 「違うもん! 温めないとヒヨコにならないもん!」
アヒルちゃんを茹でるなんて、と涙の抗議。
ぶるぅ 「生きたまんまで茹でるよりかはカステラだよう~!」
Aブルー「バロットだってば!」
ぶるぅ 「絶対、カステラ!」
パパパパパンッ! と何やら音が。
空だったボウルに卵の中身がドッカンと。
Aブルー「あーーーっ!!!」
ぶるぅ 「アヒルちゃん、可哀相だもん!」
美味しいカステラ作るんだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
卵入りの袋は見事に空っぽ、殻だけ地面に転がっていて。
Aブルー「……ぼ、ぼくのバロット……」
ブルー 「残念だったねえ、割られちゃったら後の祭りってね」
サム 「すげえな、ぶるぅ…。サイオンで全部割ったのかよ?」
キース 「そのようだな。あいつに勝つとは素晴らしい」
ぶるぅ 「アヒルちゃんのためなら頑張れるもん!」
Aブルー「…ぼくがぶるぅに負けるなんて…」
バロットの夢はどうなるのだ、とソルジャー、呆然。
Aブルー「あんなに沢山あったのに…。パワー全開の筈だったのに!」
A船長 「ほ、ほら、まだ菖蒲湯がありますから…」
Aブルー「食べなくて済んで良かった、とか思っていないだろうね?」
A船長 「…!!!」
Aブルー「……思ってたんだ?」
このヘタレが、と掴みかかろうとするソルジャーですが。
ブルー 「夫婦喧嘩なら帰ってくれる?」
ぶるぅ 「お弁当、美味しく食べたいもんね!」
Aブルー「そ、それは食べたい! せっかくここまで来たんだし!」
ぶるぅ 「じゃあ、焼けるまでの間にお弁当~!」
カステラの種はお鍋の中へ。
蓋をして七輪に乗っけた後は、三段重ねのお弁当です~!
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卵の鮮度のチェックも済んで、いざカステラ。
ところが横から出てきたソルジャー、せっせと卵を取り分けております。
Aブルー「コレもいけるし、コレもだね」
ブルー 「いったい何をしてるわけ?」
Aブルー「分からないかな、有精卵だよ。あっ、コレもだ」
ぶるぅ 「えとえと…。有精卵だけでカステラ作るの?」
味は変わらないよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は大真面目。
ぶるぅ 「鶏さんの有精卵を売っているけど、栄養分もおんなじだよ?」
Aブルー「味の問題じゃないんだな。ぶるぅ、カステラはこっちの卵で」
減っちゃったけど作れるだろう、と指差す卵は、ほぼ半減。
ジョミー「酷いや、頑張って拾ったのに!」
キース 「あんた、卵で何をする気だ?」
Aブルー「ん? ぼくのシャングリラにも鶏はいるし!」
一同 「「「は?」」」
Aブルー「有精卵なら温めてやればちゃんとヒヨコになるからねえ…」
ブルー 「ま、まさか、君のシャングリラで自家製バロット!?」
Aブルー「ご名答! いいよね、ハーレイ?」
A船長 「は、はあ…。家畜飼育部には適当に言い訳しておきますか…」
Aブルー「黙って混ぜれば分からないってば、このくらい」
でなきゃ卵をすり替える、とソルジャー、やる気でございます。
Aブルー「何日目くらいから食べていいのか、ノルディに訊こう」
ブルー 「本気で卵を茹でる気かい!?」
Aブルー「もちろんさ! ぼくの理想は18日目!」
これだけあれば18日目の卵も山ほど、とソルジャーはウットリ。
キャプテンは真っ赤で、教頭先生は団扇片手に鼻血の危機。
Aブルー「羽根がジャリジャリしていたってね、それもパワーの源で」
A船長 「が、頑張ります…」
ぶるぅ 「も、もしかしてアヒルちゃんのヒヨコを茹でるの?」
Aブルー「そうだよ、卵の殻ごとね」
ぶるぅ 「えーーーっ! 可哀相だよ、酷いよ、鬼だよ~っ!!!」
あんまりだよう、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
それが普通の反応ですよねえ…?
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やって来ました、夏休み。今年も海の別荘へとお出掛けです。
マツカ君の海の別荘と言えば、ソルジャー夫妻が結婚した場所。
結婚記念日に合わせて行くのだ、と日程を仕切り倒しているようで。
そのソルジャーが流行らせたくなってしまったものとは…?
(シャングリラ学園番外編、6月は第3月曜更新ですv)
次回更新日は6月17日でございます~。
ソルジャーの希望は雛鳥入りのアヒルの卵。
茹でて食べればビンビンのガンガン、それをキャプテンにという考えで。
Aブルー「アヒルの卵を拾いに行くならお勧めです、とノルディがね」
A船長 「正直、ゲテモノだとは思うのですが…」
ブルーとの素晴らしい時間のために食べてみせます、と漢なキャプテン。
A船長 「それで、見付かりそうですか?」
Aブルー「うーん…。もしかして拾われちゃったのかな?」
他の人に、とソルジャーは卵の山を眺めて溜息。
Aブルー「18日目の卵どころか、雛鳥入りのが見付からないんだ」
ブルー 「そりゃそうだろうね、御愁傷様」
キース 「アヒルは卵を抱かないそうだ。ヒヨコ入りのはまず無いな」
Aブルー「えぇっ!? それじゃノルディが言ってたヤツは…」
ブルー 「それ専門に温めさせたヤツだと思うよ、鶏とかに」
Aブルー「鶏?」
キース 「托卵だ。親の代理をさせるらしいぞ」
Aブルー「ノルディはそんなの言わなかったよ!」
ブルー 「知らないんじゃないかな、獣医じゃないし」
Aブルー「じゃ、じゃあ、ハーレイにバロットを食べさせるのは…」
ブルー 「諦めるんだね、菖蒲湯があれば充分だろう?」
あんなに沢山採ったんだから、と生徒会長は冷たい口調。
ブルー 「さてと、卵のチェックも済んだし、カステラ作りだ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 全部使える卵だったね!」
お鍋いっぱいのカステラが出来るよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
お弁当リュックの中から特大のボウルを取り出しまして。
ぶるぅ 「えーっと、卵を泡立てて…」
Aブルー「ちょっと待った!」
コレとコレと…、とソルジャーの手が伸び、卵をヒョイヒョイ。
ぶるぅ 「わぁーい! お手伝いしてくれるの?」
Aブルー「そうじゃなくって…。ぼくにも一応、見る目はあってさ」
貴重な卵をむざむざ逃してなるものか、とスーパーの袋にポイポイポイ。
カステラ用にまさに割ろうとしていた卵、グングン減ってゆきますが…?
