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元老寺カップの見本とばかりに見事に滑った「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
下駄スケートでトリプルアクセル、トリプルルッツと決めまくりまして。
ぶるぅ 「わぁーい、フィニッシュー!」
ジョミー「な、なんで最後にジャンプなわけ!?」
ブルー 「スピンから華麗にトリプルルッツ。何か問題があるのかい?」
サム 「あんなの出来るわけねえだろう! 普通に!」
シロエ 「そうです、しかもアレです、座った姿勢でクルクルと!」
ブルー 「シットスピンと言いたまえ。難易度は低いと思うけど」
サム 「どの辺がだよ!?」
ブルー 「身体が柔らかくなくても出来るし」
足を頭の上に持ち上げるヤツよりマシだろう、などと言われましても。
シロエ 「まさか、ああいうのも入れろと言うんじゃないでしょうね?」
ブルー 「別に? 採点が思い切り低くていいなら滑るだけでもOKさ」
男子一同「「「す、滑るだけ…」」」
ブルー 「うん。『かみほー♪』に合わせて適当に…ね」
でたらめなステップだろうが気にしない、と生徒会長は申しております。
ただし腐っても元老寺カップ。観客の目があるわけで…。
ブルー 「アドス和尚とイライザさんに評価されるよ、君たちの滑り」
ジョミー「も、もしかして…やる気なしだと後でお勤め?」
ブルー 「さあねえ…。根性を鍛え直すとかで五体投地はアリかもね」
男子一同「「「五体投地!?」」」
ブルー 「南無阿弥陀仏に合わせてスクワット! いい修行だろう?」
シロエ 「お、お断りします!」
ブルー 「おや。新年早々、修行も素敵だと思ったけどな」
シロエ 「坊主フラグはジョミー先輩だけでいいです!」
ぼくは真面目に練習します、と拳を握ったシロエ君ですが。
シロエ 「あーーーっ!!!」
サム 「どうしたんだよ?」
シロエ 「ぶるぅ、下駄スケートを脱いでしまってますよ…」
ジョミー「み、見てなかった…」
愕然とする男子一同。
見そびれてしまった紐の解き方、こんな調子で大丈夫ですか?
「そるじゃぁ・ぶるぅ」の下駄スケートの体験タイムは五分間。
雪のリンクに飛び出して行き、下駄とも思えぬ華麗な滑りでスイスイと。
シロエ 「う、歌って踊ってるんですけど?」
ブルー 「そりゃそうさ。ぶるぅの十八番が課題曲だしね」
ジョミー「本気でやるわけ、『かみほー♪』の歌で?」
ブルー 「せっかくの元老寺カップじゃないか。派手にやらなきゃ」
シロエ 「で、でも…。フィギュアの曲に歌はつきませんよ?」
スウェナ「そういえば…。OKなのはアイスダンスの方だったかしら?」
ブルー 「細かいことは気にしない! 楽しくやれればいいんだよ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪」
男子一同「「「わわっ!?」」」
『かみほー♪』のサビに差し掛かった「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
下駄スケートで氷を蹴ると宙に舞い上がってクルクルクル。
ぶるぅ 「わーい、トリプルアクセル成功ーっ!!!」
ブルー 「その調子! トリプルルッツも綺麗にキメてよ」
ぶるぅ 「もっちろーん!」
氷を蹴ってクルクルクル。
あまりにも見事な滑りっぷりに、男子は唖然としております。
ジョミー「ほ……ホントにアレって下駄なわけ?」
ブルー 「それ以外の何に見えるんだい?」
サム 「だよな、どう見ても下駄だよなぁ…。で、サイオンは?」
ブルー 「多少は使っていると思うよ。君たちも使えばいいじゃないか」
男子一同「「「は?」」」
ブルー 「サイオンは禁止していない。自由に使って問題なし!」
シロエ 「無茶を言わないで下さいよ! 思念波が精一杯なんですよ?」
ブルー 「そうだったっけ? じゃあ、実力で」
男子一同「「「じ、実力…」」」
とても無理だ、と泣きが入っている男子。
ジョミー「転ばないのが限界っぽいような気がするんだけど…」
マツカ 「ですよね、ぼくも不安になってきました」
サム 「どうすんだよ、おい!?」
いきなり試練なシャン学メンバー。
下駄スケートで実力勝負な元老寺カップの明日はどっちだ!?
元老寺カップの観覧用にテントを設置した男子たち。
手が空いたとあって、下駄スケートの履き方を学びにやって来ましたが。
ジョミー「…解くのを見たって分からなかったね」
サム 「なんかこう、紐をシュルッてえのか? 掴めねえよな」
シロエ 「結び方が大事だと思うんです。ぶるぅの方に期待しましょう」
マツカ 「そうですね…。頑張って技を盗まないと」
ブルー 「ぶるぅの体験タイムが済んだら順番に練習していいよ」
ぶるぅ 「でもでも、ぼくも滑ってみるんだもんね!」
早く履かせて、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」は椅子に座って足をブラブラ。
生徒会長が履かせた下駄スケートはサイズ違いどころの騒ぎではなく。
ぶるぅ 「おっきな下駄だね、飛んで行きそう!」
ブルー 「うん、キッチリ縛っておかないとね」
よいしょ、と紐を取り出した生徒会長ですが。
シロエ 「ま、待って下さい、さっきと全然違うんですけど?」
ブルー 「何がだい?」
シロエ 「結び方です! 紐の掛け方からして違うみたいな…」
ブルー 「決まってるだろ、足のサイズが違うんだからさ」
外れないよう調整中、と生徒会長は涼しい顔で。
ブルー 「正統派はスウェナが履いていたヤツ。これはアレンジ」
男子一同「「「アレンジ…」」」
ブルー 「まあ、基本の部分は同じだよ。最後の結び方とかね」
ジョミー「あーっ!」
サム 「い、今の、見てたか?」
シロエ 「すみません、アレンジに気を取られていて…」
マツカ 「ぼくもです。ど、どうしましょう…」
ブルー 「さあねえ? 見て盗めって言った以上は自己責任で」
これで完成、と生徒会長、「そるじゃぁ・ぶるぅ」の両足をポンポンと。
ブルー 「はい、時間いっぱい滑っておいで。五分間だよ」
ぶるぅ 「わぁーい! ダブルアクセル、トリプルルッツ―!」
『かみほー♪』で滑りまくるんだもん、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
御機嫌で歌いつつスイスイスイ。下駄スケートって簡単なんですか?
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履いただけだと脱げてしまうという下駄スケート。
そうならないように紐で縛るのですけど、生徒会長には教える気が無く。
ジョミー「無理だよ、技なんて盗めないよ!」
シロエ 「もう一度だけ最初からやって下さい、お願いします!」
ブルー 「ダメダメ、体験タイムは一人一回」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼくがスウェナの後で滑るよ!」
サム 「そうだ、ぶるぅも履くんだよな?」
マツカ 「その時にしっかり見ておきましょう」
よっしゃあ! と拳を突き上げる男子たち。
その間に生徒会長はスウェナの手を取りまして。
ブルー 「じゃあ、立って。うんうん、そんな調子でリンクまでね」
スウェナ「バランスを取るのが難しいのね…」
ブルー 「そりゃあ、靴とは違うから…。転ばないようサポートするよ」
ぼくが一緒に滑ってあげる、とシャングリラ・ジゴロ・ブルー登場。
スケート靴を履くわけでもなく、普通にスニーカーですが…。
スウェナ「きゃあっ!」
ブルー 「おっと、危ない。下駄といえどもスケートなんだよ」
スウェナ「そ、そうみたいね…。手すりもないのに歩けるかしら」
ブルー 「大丈夫。ぼくが手すりの代わりってね」
最初はゆっくり歩いてみよう、と生徒会長はリードしております。
一周するとスウェナも慣れてきたようで。
ブルー 「少しスピードを出してみようか。右、左、右…」
スウェナ「右、左、右…」
掛け声をかけつつ、下駄スケートとスニーカーのペアがスイスイと。
その隣では「そるじゃぁ・ぶるぅ」がクルクル回って滑っていたり…。
サム 「なんか見た目は簡単そうだぜ?」
シロエ 「そうですね…。バランスさえ取れればいけそうです」
ジョミー「だよね、脱げなきゃ平気だよね!」
ブルー 「そこの男子たち! さっさとテントを設営する!」
男子一同「「「はぁーい…」」」
テントを設置している間にスウェナの体験タイム終了。
お次は「そるじゃぁ・ぶるぅ」ですけど、紐の結び方はマスター可能?
来るべき元老寺カップに備えて男子はテントを設営中。
不参加組は男子が来るまでの間、下駄スケートを体験するそうですが…。
ブルー 「まずは鼻緒を調べないと…。なにしろ古いヤツだから」
スウェナ「アドス和尚の大学時代って言ってたものね」
ブルー 「…よし、挿げ替えなくても大丈夫そうだ」
念のためにサイオンで強化しておこう、と生徒会長。
ブルー 「これでOK! スウェナが先に滑るかい?」
スウェナ「もちろんよ。元ジャーナリスト志望なのよ?」
ブルー 「未知の世界は体験してなんぼって?」
スウェナ「そうだけど…。履くだけじゃないって言ってたわよね?」
ブルー 「固定しないとダメなんだよ。えーっと、椅子は、と」
ぶるぅ 「んとんと、向こうに置いてあるけど…」
ブルー 「そこの男子! パイプ椅子を一つくれるかな?」
サム 「おっしゃあ!」
何に使うんだ、と椅子を持ってきたサム君、興味津々。
他の男子も手がお留守です。
ブルー 「なんだ、全員、気にしてるんだ?」
ジョミー「気になるよ! 下駄スケートなのに椅子なわけ?」
ブルー 「これが一番安定するんだ。スウェナ、座って」
スウェナ「はぁーい!」
ブルー 「次は靴を脱いで、下駄スケートを履く」
靴下の爪先を緩めるんだよ、と生徒会長は指導しております。
足袋風にしないと鼻緒にマッチしないのだそうで。
ブルー 「うん、大体こんな感じかな。ここから先が大切でさ」
シロエ 「ええっ、その紐で縛り付けるんですか!?」
ブルー 「固定しないと下駄だけ滑って行っちゃうじゃないか」
サム 「あー、そうか…。ジャンプとかしたら飛んで行くよな」
ブルー 「だからね、紐で縛るわけ。これにもコツがあるんだよ」
マツカ 「後で教えてくれるんですよね?」
ブルー 「まさか。技は目で見て盗みたまえ」
男子一同「「「えぇっ!?」」」
今の過程をもう一度、と真っ青になる男子たち。
下駄スケートが脱げない縛り方、今更盗めと言われても…。
