ソルジャーの案は教頭先生の家でのホームパーティー。
生徒会長が手料理を振る舞い、教頭先生やゲストをもてなす趣向らしく。
Aブルー「この際、鍋でも手抜きでもいいんだよ。要は手料理!」
ブルー 「分かったよ、作ればいいんだろう!」
Aブルー「よし、決まり! それじゃ早速」
全員 「「「えっ?」」」
青いサイオンが迸りまして、次の瞬間、揃って移動した先は。
ハーレイ「な、なんだ!?」
Aブルー「こんにちは。すまないね、急に大勢でお邪魔して」
ハーレイ「い、いえ…。コーヒーでよろしいですか?」
Aブルー「お気遣いなく。今日は散々だったようだし、その件でね」
ハーレイ「御存知でしたか…。お恥ずかしいです」
Aブルー「何処がだい? 大切な人に全力で貢げるのは素晴らしいよ」
でね、とソルジャーは生徒会長を前に押し出しまして。
Aブルー「たまには君に感謝するように、とブルーを説得したんだけど」
ハーレイ「は?」
Aブルー「勤労感謝の日があるんだって? その日にさ…」
プランを聞いた教頭先生、大感激でございます。
七五三で毟られた事件は頭から綺麗に吹っ飛んだようで。
ハーレイ「そうか、お前が来てくれるのか。楽しみだな」
ブルー 「…不本意ながらね」
ハーレイ「あれこれ言える立場ではないが、そのぅ…肉じゃがとか…」
ブルー 「肉じゃが?」
ハーレイ「い、いや、食べてみたいと思っただけで! 鍋で充分だ!」
ブルー 「…肉じゃがねえ…。作ってほしい手料理の定番だっけ」
ハーレイ「す、すまん…。つい…」
妄想が先走ったらしい教頭先生、耳まで真っ赤。
ソルジャーがクスクス可笑しそうに。
Aブルー「いいパーティーになりそうだね。ぼくも楽しみだよ」
ハーレイ「お越しをお待ちしております。…それにブルーも」
ブルー 「まったく、なんでこんなことになったんだか…」
勤労感謝の日は教頭先生の家で鍋パーティー。
七五三の二次会の締め、次なる企画の前振りになったようですねえ…。
勤労感謝の日に教頭先生の家で生徒会長が一日花嫁、と言うソルジャー。
しかし生徒会長、一人で行ってはいけない決まりがありまして。
ブルー 「ハーレイの家に行けない以上は絶対無理だね、そのプラン」
Aブルー「うーん…。だったらホームパーティーってことで」
ブルー 「ほらね、そっちで決まりじゃないか。それで決定!」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ぼく、頑張ってお料理する!」
Aブルー「違うよ、ぶるぅ。料理はブルーが作るんだ」
ブルー 「ぶるぅの方が凝った料理でおもてなし出来ると思うけど?」
Aブルー「君でなくっちゃ意味が無い。ねえ、ハーレイ?」
A船長 「ええ、その方が絶対お喜びになりますよ」
ブルー 「分かったよ…。どうせ監視もする気だろ?」
Aブルー「もちろんさ。ついでにゲストで参加しようかな、ハーレイと」
ブルー 「君たちの分まで作るのかい!?」
Aブルー「パーティーは大勢の方が楽しいってば。よろしく頼むよ」
ブルー 「…この際、手抜き料理でいいかな。鍋パーティーとか」
Aブルー「なるほど、コンロと鍋とを持ち込むんだね」
ブルー 「なんだって?」
Aブルー「数が足りないだろ、一人暮らしをしてるんだから」
ブルー 「えっ?」
Aブルー「こっちのハーレイだよ、寂しい独身生活ってね」
確か卓上コンロは一つだけ、とソルジャーは記憶を遡っております。
Aブルー「納戸の中まで見ていないけど、あっても2台じゃないのかな」
ブルー 「ちょっと待った! まさかパーティー会場は…」
Aブルー「ハーレイの家に決まってるだろ? 君が一人でなければOK」
ブルー 「ぼ、ぼくがハーレイの家で料理を…?」
Aブルー「そういうこと。君の手料理、楽しみだなぁ」
A船長 「あなたがキッチンに立たれるだけで感激なさると思いますよ」
ブルー 「……そ、そんな……」
キース 「諦めろ。手が足りないなら俺が手伝ってやってもいいぞ」
逆らったらもっと大変なことに、とキース君。
それは確かに確実かも…?
シャングリラ学園は入試のシーズン。
入試当日に生徒会の面々が売り歩くのが各種合格グッズです。
風水ストラップにパンドラの箱、おまけに試験問題のコピー。
試験問題を入手するべく、生徒会長は今年もお出掛けするようで…。
拍手ありがとうございました!
いい夫婦の日はキャプテンとホテルに泊まるらしいソルジャー。
生徒会長も勤労感謝の日に教頭先生にサービスすべき、との主張でして。
ブルー 「ハーレイとホテルだなんて最悪だよ! 食事ならともかく!」
Aブルー「そしてハーレイに奢らせるんだろ? それじゃ本末転倒だ」
ブルー 「だから最初から行かないってば!」
Aブルー「誰も行けとは言っていないよ、ホテルにはさ」
こっちのハーレイには猫に小判だ、とソルジャーはバッサリ。
Aブルー「君とホテルに行ったところで何も出来ずに轟沈だろ?」
A船長 「随分と奥手でらっしゃいますしね、私の師匠ではありますが」
Aブルー「妄想だけは凄いのになぁ…。いざとなったら鼻血なんだよね」
ホテルに行くだけ無駄というもの、とソルジャー夫妻の意見も一致。
Aブルー「鼻血じゃ全く感謝にならない。食事を奢らせるのも言語道断」
ブルー 「じゃあパーティーでいいじゃないか! ぼくの家で」
Aブルー「それは却下だと言った筈だよ、大切なのは非日常!」
ブルー 「いったい何が言いたいのさ!?」
Aブルー「さっきからの流れで分からないかな、日頃の働きを労うわけ」
ブルー 「だったらパーティーで充分じゃないか!」
Aブルー「ダメダメ、気分は一日花嫁!」
全員 「「「一日花嫁!?」」」
Aブルー「そう、花嫁。食事にしますか、お風呂ですか…ってね」
ブルー 「そ、それ、もしかして、ハーレイの家で……」
Aブルー「決まってるだろう、洗濯なんかも喜ばれそうだ」
紅白縞は手洗いだよね、とソルジャーはニヤニヤ。
花嫁修業をしていた時にキッチリ覚えたみたいです。
ブルー 「せ、洗濯…。ぼくがハーレイの紅白縞を…」
Aブルー「心をこめて手料理もね。あ、一人で行っちゃダメなんだっけ」
ブルー 「知ってるんなら無茶な企画はお断り!」
「生徒会長は教頭先生の家に一人で行ってはいけない」のが決まり。
お約束を盾にした生徒会長、ソルジャー相手に形勢逆転出来ますかねえ?
生徒会長にその気が無いなら、自分が代役をすると言うソルジャー。
勤労感謝の日に教頭先生の家に押し掛け、労うつもりでございまして…。
Aブルー「基本は押さえているんだよ。お風呂か食事か訊くんだよね」
ジョミー「それ、お休みの日には意味無いんじゃない?」
スウェナ「そうね、仕事に行かないものね」
キース 「いや、使えないことはない。ジョギングをなさる日もあるし」
マツカ 「ひと汗かいてお帰りになったらシャワーですよね」
Aブルー「了解。それじゃホテルをチェックアウトしたらお邪魔しよう」
A船長 「ま、待って下さい、私は一人で帰るのですか?」
Aブルー「仕方ないだろう、ブルーの代役はぼくしか出来ない」
ブルー 「やらなくていいっ!」
Aブルー「だったら君が感謝するかい?」
ハーレイの家で色々と…、と言われましても…。
ブルー 「…それくらいならパーティーにするよ。ぼくの家でさ」
Aブルー「うーん…。さっきまでなら充分にオッケー出来たんだけどね」
全員 「「「は?」」」
Aブルー「花嫁修業を思い出したら、それじゃダメだという気がしてさ」
感謝の気持ちは大いに形にするべきだ、というのがソルジャーの主張。
Aブルー「ここでパーティーするってだけなら日常だろう?」
キース 「まあ…。教頭先生がゲストということは少ないが…」
サム 「なんだかんだでパーティーするよな、言われてみれば」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 今もパーティーだしね!」
Aブルー「そこなんだよねえ、特別な日には非日常を演出すべきだよ」
いい夫婦の日もそれなんだから、とソルジャーは胸を張っております。
Aブルー「地球のホテルで過ごすというのが目玉なんだよ、今回の」
A船長 「夜景が素晴らしいホテルだそうです。私も今から楽しみで」
ブルー 「ぼくにホテルへ行けとでも!?」
なんでハーレイとホテルになんか、と生徒会長は顔面蒼白。
いくら感謝でも、一緒にホテルはサービスし過ぎじゃないですかねえ?
拍手ありがとうございました!
『いい夫婦の日』の翌日は祝日で勤労感謝の日。
生徒会長に貢ぎまくっている教頭先生に感謝する日だ、とソルジャーが。
Aブルー「一日くらいは感謝したって罰は当たらないと思うんだよ」
ブルー 「ハーレイが勝手にやっているんだ、感謝は不要!」
Aブルー「やらせている、の間違いだろう? 毟ってるくせに」
ブルー 「本当に嫌なら逃げる筈だよ、毟られるのも嬉しい体質なんだ」
Aブルー「マゾっ気があるというわけか…。うん、それは分かる」
チラリとキャプテンを見るソルジャー。
Aブルー「ぼくのハーレイもそういう部分がゼロではないしね」
A船長 「私がですか!?」
Aブルー「違うのかい? ヘタレ生活は長かったよねえ、結婚までの」
キース 「そういや、あんた、散々やらかしていたな。家出とかを」
Aブルー「家出もしたし、薬も使った。でもハーレイは逃げなかったさ」
A船長 「わ、私はあなたを追っていただけで、けしてマゾでは…!」
Aブルー「傍目には立派なマゾっ気だよ、それ」
シロエ 「ですねえ…。絶対に違うとは言い切れない気が」
Aブルー「ね、君たちもそう思うだろ? こっちのハーレイも同類だよ」
だから気の毒になるわけで、とソルジャーは溜息をつきまして。
Aブルー「同じマゾでも報われるのと、そうじゃないのとは雲泥の差だ」
ブルー 「ハーレイはあれが生甲斐だってば!」
Aブルー「君との結婚が夢じゃないか。そのために努力してるのに…」
A船長 「結果が出ないのはお気の毒ですね…」
ブルー 「出す必要は無いんだよ!」
Aブルー「だけど勤労感謝の日があるんだろう? 働きに感謝!」
ブルー 「…感謝しなかったらどうなるわけ?」
Aブルー「えーっと…。ぼくが代わりに労いに行ってあげようかな?」
A船長 「あなたがですか!?」
Aブルー「ボランティアだよ、昔取った杵柄」
花嫁修業をしに行ったしね、とソルジャーはやる気満々です。
教頭先生の家で花嫁修業って、確かにやってましたよね…。
