カボチャパンツもどきなボートを引っくり返された教頭先生。
ゼル先生のボートが去っていった後も、足だけが突き出しておりますが。
キース 「お、おい、大丈夫なのか、放っておいて!?」
ブルー 「足がバタバタしている間は生きてる証拠だと思うけど」
自力で立ち直ってゴールしろ、と生徒会長は冷たい微笑み。
ゼル先生のボートはスイスイ進んで、見事ゴールインでございます。
ブルー 「うん、他のボートもゴールしてきたね」
シロエ 「えっと…。教頭先生、まだなんですけど…」
ブルー 「憐れっぽく池に浮いてるねえ…。元に戻すのが限界だったか」
ビショ濡れになった教頭先生は池の上。
沈みかけたカボチャボートでヘロヘロと浮かんでおられます。
ブルー 「若干一名戻らないけど、表彰式を始めよう。優勝はゼル!」
ステージへどうぞ、と特設ステージに上がった生徒会長、トロフィーを
ゼル先生に渡しまして。
ブルー 「おめでとう。副賞は悪戯し放題だよ、この会場で」
ゼル 「なんと、悪戯し放題とな?」
ブルー 「お菓子をくれなきゃ誰にでも悪戯! ハロウィンだから」
ゼル 「ほうほう…。セクハラは悪戯に含まれるのかの?」
こんな感じで、と生徒会長のマントの下に右手を突っ込むゼル先生。
ソルジャー服の上着の裾をめくり、お尻の辺りをサワサワと…。
女性陣 「「「キャーッ!!!」」」
ゼル 「何を騒ぐか、悪戯はハロウィンの華なんじゃぞ!」
ブルー 「女性陣に殺されない程度にした方がいいよ?」
ゼル 「ふっふっふ。カボチャパンツの王子に見せつけてくれるわ!」
ゼル先生、ステージでお触りし放題。
やんやと囃す男性陣に、悲鳴を上げる女性陣。
キース 「良かったな、ジョミー。お袈裟マンは完全に忘れられたぞ」
ジョミー「そうだけど…。教頭先生、帰って来ないね」
生徒会長にセクハラどころか、カボチャパンツも脱げない教頭先生。
冷え切ってお腹を壊すかもですけど、これにて中継終了です~。
ハッピー・ハロウィン!
拍手ありがとうございました!
ハロウィン兼用の運動会の種目はカボチャボートでのレース。
池に並んだカボチャボートの中、教頭先生だけがボートの上で寒そうに。
ハーレイ「さ、流石に水が冷たいな…」
ゼル 「足を突き出しておるんじゃろうが。そりゃ冷えるわい」
池の水はかなり冷たい様子。
空砲が鳴ってボートは一斉にスタートいたしましたが。
ブルー 「ハーレイだから大丈夫だとは思うけどさ。あれは寒いね」
キース 「あんたが無理矢理やらせたんだろうが!」
ブルー 「ハロウィンなんだからウケが大切。いっそトイレで棄権とか」
全員 「「「トイレ?」」」
ブルー 「ゴールまでに冷えてトイレに行きたくなるってこともある」
サム 「うへえ…。どうすんだ、それ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 瞬間移動でトイレに運ぶよ!」
キース 「それはそれで晒し者だよな…」
カボチャボートの一団、なかなか前に進みません。
舳先も何も無いカボチャですから、その場でクルクル回るだけの人も。
ブルー 「うん、秘密兵器は効いてるね」
シロエ 「着実に前進してますもんね。ゼル先生も頑張ってますけど」
先頭を行くのは教頭先生のカボチャパンツならぬカボチャのボート。
舵つきボートを僅差で追うのがゼル先生で。
ゼル 「待たんかいっ! 足を引っ込めて尋常に勝負じゃ!」
ハーレイ「これはそういう仕様なのだ。ブルーが考えた秘密兵器だ」
ゼル 「うるさいわ! カボチャパンツが偉そうに!」
こうしてくれる、とカボチャボートで体当たりをかますゼル先生。
ハーレイ「や、やめないか!」
ゼル 「パドル以外は何でもアリじゃ!」
ゴツン、ゴツンとぶつかるカボチャ。
ゼル先生のカボチャは特大だけに、ポールを回ってゆくはずみに…。
ハーレイ「う、うわぁっ!?」
一同 「「「わわっ!」」」
引っくり返った教頭先生のカボチャボート。
逞しい二本の足がカボチャを貫き、池からニュッと覗いております。
教頭先生、秘密兵器どころか生命の危機…?
拍手ありがとうございました!
教頭先生が根性で彫り上げたカボチャボートだか、カボチャパンツだか。
突き出た両足でノッシノッシと会場の池へ向かっております。
ブラウ 「おやまあ、今年もカボチャの王子様かい?」
ハーレイ「王子様?」
ブラウ 「だってそうだろ、カボチャパンツは王子様じゃないか」
ハーレイ「カボチャパンツだと?」
ブラウ 「それはパンツだと思うけどねえ、ボートと言うより」
エラ 「ええ、去年よりも立派な仮装よ、ハーレイ」
ハーレイ「か、仮装……」
愕然とする教頭先生の後ろでプッと吹き出す生徒会長。
シャン学メンバーは恭しくカボチャパンツならぬボートを捧げ持ち…。
ゼル 「ふん、とんでもないヤツが来おったわい」
ブルー 「そうでもないよ? これでも秘密兵器なんだ」
ゼル 「秘密兵器じゃと? 笑いが取れるというだけじゃろうが」
ブルー 「違うよ、舵が取れるんだってば、この両足で」
ブラウ 「ありゃりゃ、パンツじゃなかったのかい?」
ブルー 「その辺の解釈はお好きにどうぞ。勝てるかどうかは謎だから」
ハーレイ「お、おい、ブルー…。これで勝てるのではなかったのか?」
ブルー 「君の頑張り次第なんだよ、他のみんなは普通にボートだ」
池のほとりに勢揃いした出場者。
ボートを彫り上げられなかった人は皆無です。そこへパドルが配られて。
ブルー 「いいかい、池に立ってるポールを回って漕いで行くこと!」
ゼル 「ほうほう、なかなか本格的じゃな」
ブルー 「特に反則行為は無いから、ライバルを転覆させるのもアリだ」
ただしパドルで殴るのは禁止、やるなら手か足だそうですが。
ゼル 「勝負じゃ、ハーレイ! 勝たせてもらうぞ」
ハーレイ「ま、待ってくれ! 私は別に…」
ブラウ 「ブルーにアピールしたいんだったら勝たなきゃねえ?」
ブルー 「うん。挑まれた勝負を投げる男は願い下げだね」
頑張って、と教頭先生を煽る生徒会長。
他のカボチャボートと並んで池に入った教頭先生の行く末は…?
ソルジャーたちの協力で卵から孵化した「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
元通りの日々が戻って来ました。
シャン学世界は大晦日が迫り、大晦日とくれば除夜の鐘。
元老寺で迎える年末と新年、その法要でキース君が担う大役とは…?
カボチャから両足を突き出して乗る、それが教頭先生のカボチャボート。
教頭先生、足を出すための穴を調整中でらっしゃいますが…。
ブルー 「ふふ、やっぱりカボチャパンツときたか」
ハーレイ「何か言ったか?」
ブルー 「向こうで評判になってるようだよ、君のカボチャボート」
先ほどの試着風景を見た人たちが口々に囁く単語はカボチャパンツ。
そりゃそうでしょう、でっかいカボチャから足が出たのでは無理もなく。
キース 「おい、いいのか? 秘密兵器どころの騒ぎじゃないぞ」
ブルー 「去年のハロウィンもハーレイはカボチャパンツだったよ」
シロエ 「そういえばカボチャの王子様でしたっけ…」
ブルー 「あれに比べればまだマシだって! メイクも無いしね」
サム 「あー、あれなぁ…」
思い出した、と頭を抱えるシャン学メンバー。
去年の教頭先生はブラウ先生たちの悪戯で目力メイクだったのです。
ハーレイ「何をゴチャゴチャ言っているんだ?」
ブルー 「カボチャボートの話だってば。…出来たかい?」
ハーレイ「うむ。こんなものではないかと思うが」
ブルー 「それは良かった。そろそろ終了時間だしね」
間もなくパァーン! と空砲が鳴って、カボチャ彫りの時間は終了。
出場者は池までカボチャボートを運ぶわけで。
ブルー 「みんな担いだりしてるけれども、こっちは秘密兵器だし…」
ハーレイ「隠して持って行こうと言うのか?」
ブルー 「ううん、君のボートは池まで自分で歩いて行くんだ」
ハーレイ「は?」
ブルー 「なんのために穴が開いているのさ、さっさと履く!」
カボチャはみんなで支えるから、と生徒会長は強引に。
ハーレイ「な、なんだか視線を感じるのだが…」
ブルー 「そりゃもう、最強の秘密兵器だからね」
自力走行するカボチャボート、と生徒会長は大満足でございます。
シャン学メンバーがカボチャを支え、教頭先生は大股で池の方向へ。
去年以上にインパクトのあるカボチャパンツの行進ですよ~!
教頭先生のカボチャは乗るには少々、無理があるサイズ。
それを秘密兵器に改造すればいい、と生徒会長はカボチャに丸印を二つ。
ブルー 「この部分に穴を開けるんだ。これで相当変わってくるかと」
ハーレイ「穴だと?」
ブルー 「此処から足を突き出してやれば窮屈なのは解消するよね」
ハーレイ「なんだって?」
ブルー 「ボートに足が生えるわけ。そうすれば舵も取れちゃうし」
この場所で問題ないだろうか、と話を振られたのはシロエ君で。
シロエ 「そうですねえ…。教頭先生の体格とかを考えると…」
キース 「もう少しずらすべきだろうな」
シロエ 「間隔も大事な問題です。…教頭先生、失礼します」
手の指を広げて教頭先生の腰回りなどを採寸してみたシロエ君。
カボチャに向き合い、採寸してから丸を二ヶ所に付け直して。
シロエ 「此処がベストだと思います。後は穴のサイズに注意ですね」
ブルー 「そうだね、大きすぎると水が入るし、小さくてもダメだし」
そこは彫りながら調整しよう、と生徒会長はニッコリと。
ブルー 「いいね、ハーレイ? まずは乗り込む部分からだよ」
ハーレイ「…し、しかし…。ボートに足とは…」
ブルー 「ガタガタ文句を言っていないでサッサと彫る!」
ハーレイ「わ、分かった。努力しよう…」
生徒会長とシャン学メンバーが見守る中で教頭先生はカボチャ彫り。
せっせと頑張って中身をくりぬき、ボートらしくなってくると。
ブルー 「お次は足を入れる穴だね、ここだよ、ここ」
ハーレイ「う、うむ…」
二つの穴が開いた所で次は試着でございます。
どっこいしょ、とシャン学メンバーが担ぎ上げたカボチャに両足を。
ブルー 「んーと…。少しキツすぎるかな?」
シロエ 「気持ち、広げておくべきですね」
ハーレイ「そ、そうか…」
微調整だな、とカボチャから出た教頭先生、穴を広げておられますが。
試着風景を目にした人たちが囁く声がヒソヒソと。
カボチャパンツがどうしたんですって…?
