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シャングリラ学園つれづれ語り

生徒会長に恥をかかせてはならぬ、と出場を決意した教頭先生。
けれど会場に残ったカボチャは、教頭先生が乗るには小さすぎるサイズ。

ハーレイ「どう考えても乗れんぞ、これは…」
ブルー 「大丈夫だってば、きちんと彫ったら乗れる筈だよ」

この辺でいいかな、と芝生に立ち止まる生徒会長。
カボチャを転がしながらついて来ていた教頭先生も止まりまして。

ブルー 「さあ、時間いっぱい彫りまくろう!」
ハーレイ「しかしだな…。このサイズではボートにならんと思うが」
ブルー 「下半身さえ収納出来れば無問題! 根性で足を縮めればいい」
キース 「それはバランスが悪くならないか?」
ブルー 「あ、やっぱり君もそう思う?」
ハーレイ「私もキースに賛成だ。窮屈なのは構わんが、バランスは…」
シロエ 「下手するとボートが転覆しちゃいませんか?」
ブルー 「そこなんだよねえ、このガタイだし」

逆三角形な上半身に力を入れてボートを漕ぐなら、安定は必須。
下半身を縮めて乗り込むカボチャは思い切りバランスが悪そうで…。

ブルー 「…こうなったのも何かの縁かも…。秘密兵器はどうだろう?」
全員  「「「秘密兵器?」」」
ブルー 「カボチャボートに決まりは無いんだ。乗れればオッケー」
キース 「完成しなかったら泳ぐのもアリとか言ってたな?」
ブルー 「うん。だからね、ハーレイ用に改造しちゃえばいいんだよ」
ハーレイ「改造だと?」
ブルー 「そう! バランスが取れて舵も装備の秘密兵器に」
シロエ 「舵…ですか?」
ブルー 「舵が取れたら有利だろう? それにハーレイはキャプテンだ」

舵を取るのが仕事なのだ、と言われてみればその通り。

ブルー 「いいかい、カボチャのこの辺に…、とね」
ハーレイ「なんだ、その丸印は?」
ブルー 「これが舵だよ。もう少しずらした方がいいかもだけど…」

どうなのかな、と見詰める先にはシロエ君。
カボチャに描かれた丸印は二つ、それが舵とは一体どんな仕組みやら…。

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自分に見合ったカボチャが無いため、棄権を考えているという教頭先生。
しかし生徒会長のお気には召さなかったようで…。

ブルー 「優勝したって、ぼくが賞品ではないけどさ。でもね…」
ハーレイ「な、なんだ?」
ブルー 「ソルジャーのメンツ丸潰れなんだよ、キャプテンが棄権じゃ」
ハーレイ「そうなる……のか?」
ブルー 「決まってるだろう、仲間も揃って見に来てるんだ」

中継カメラも入っているし、と指差す先には撮影スタッフ。
カボチャを彫り始めた人たちに取材をしている模様です。

ブルー 「君が棄権だと、シャングリラ号のクルーの士気にも関わる」
ハーレイ「あっちにも中継してたのか…」
ブルー 「宇宙は娯楽が少ないからねえ、サービスしなくちゃ」
ハーレイ「つまり私が棄権した場合、お前の指導力が問われるのだな?」
ブルー 「ご名答。キャプテンも従わないようなソルジャーではねえ…」

生徒会長以下だろう、と溜息をつく生徒会長。

ブルー 「ぼくが赤っ恥をかいてもいいなら、棄権でいいけど」
ハーレイ「い、いや、それは…! そんなことは…!」
ブルー 「だったら、出場」
ハーレイ「し、しかし、カボチャが…。乗れそうなヤツが…」
ブルー 「無さそうだねえ、どう見ても」

話していた間に他の出場者がカボチャを持ち去り、残るは1個。
何処から見ても小さめのヤツが鎮座しているだけでして…。

キース 「おい。教頭先生がそれに乗るのは無理じゃないか?」
ブルー 「そうかなぁ? 頑張ればなんとかなりそうだよ」
ハーレイ「な、ならないと思うのだが…」
ブルー 「いいから、ちょっとその横に立って」
ハーレイ「…こ、こうか?」
ブルー 「よし、いける! そのサイズなら充分オッケー」
ハーレイ「……どの辺がだ……」
ブルー 「問題ない、ない。さあ、頑張って彫っていこう!」

あっちへ運んで、と生徒会長は笑顔でございますが。
教頭先生には小さすぎるカボチャ、どう彫れば問題ないのでしょうか…?

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生徒会長の号令で始まったカボチャボート彫り。
既に彫り始めている人もいる中、カボチャを前に立つ教頭先生の心境は。

キース 「何なんだ、諦めの境地というのは?」
ブルー 「そのまんまの意味さ。残ったカボチャをよく見てみたら?」
シロエ 「別に普通のカボチャですけど? 大きいだけで」
ブルー 「それはどうかな? 向こうでゼルが彫ってるヤツは?」
サム  「ありゃ相当にデカイよなあ…。超特大って感じだぜ」
スウェナ「ゼル先生が乗るには大き過ぎるわよね」
ブルー 「ゼルは目立つのが好きだからねえ、ああなるんだけど」

アレを取られて困る人もいる、と生徒会長。

ブルー 「ゼルの身体なら小さめのヤツでもいいんだよ。でもね…」
ジョミー「あっ、そうか! 教頭先生、普通サイズじゃダメなんだ!」
キース 「そ、そういえば…。アレを普通と言うかはともかく…」
マツカ 「カボチャボート用の標準サイズだと小さすぎますね」
ブルー 「そういうこと。大きいヤツも沢山用意していたのにさ」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ シドが彫ってるのも大きいよね!」
サム  「教頭先生、ホントに出遅れちまったのかよ…」
ブルー 「先陣争いに向いてるタイプじゃないからねえ…」

ぼくとの結婚と同じでダメダメ、と生徒会長は笑っております。

ブルー 「大きなカボチャは残っていないし、諦めの境地に至るわけ」
キース 「つまり棄権ということか?」
ブルー 「その選択もアリだけれども、面白くない」
全員  「「「は?」」」
ブルー 「ちょっと気合を入れてこようかな」

生徒会長、スタスタと教頭先生に近付いていきまして。

ブルー 「やあ、ハーレイ。レースは勝てそう?」
ハーレイ「…棄権しようかと思っている。なにしろカボチャが…」
ブルー 「棄権だって? ぼくが主催のレースなのに?」

有り得ないよ、と柳眉を吊り上げる生徒会長とウッと息を飲む教頭先生。
乗れそうなカボチャは無いんですけど、教頭先生の運命や如何に?

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拍手ありがとうございました!

運動会の正体はカボチャのボートを使ったレース。
カボチャを彫るための道具が配られ、競技参加者が詰め掛けております。

ジョミー「カボチャが大きいわけだよねえ…。乗るんだもんね」
キース 「やっと復活してきたか。もう誰もお前を覚えちゃいないぞ」
サム  「うんうん、カボチャのインパクトが大ってな」

カボチャボートに使われるカボチャは超特大。
見物客の目はそっちに釘付け、お袈裟マンなぞ消し飛んだようで。

ブルー 「みんな道具をゲットしたようだし、用意はいいかな?」
ゼル  「何の用意じゃ?」
ブルー 「カボチャは早い者勝ちなんだよ、選んだらすぐに彫らないと」

用意されたカボチャは1個の重さが200キロかららしいです。
選ぶのはともかく、運ぶのも彫るのも大変そうなビッグサイズ。

ブルー 「時間内に彫れなかったら…分かってるよね? 始めっ!」

生徒会長の合図でカボチャの山へと参加者が走り、大騒ぎに。

シロエ 「…これは出なくて良かったかも…」
サム  「カボチャの下敷きは嫌だもんなあ…」

カボチャの山が崩れて大混乱の中、要領のいい人は素早く抜け出し…。

キース 「ゼル先生がトップなのか。意外だな」
サム  「そうでもねえだろ、すばしっこいし剣道と居合の達人だぜ」
シロエ 「カボチャを彫るのも上手いかもです。料理のプロですよ」
ブルー 「ふふ、なかなかに楽しい見世物だよね」

ステージから降りて来た生徒会長と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
シャン学メンバーに混ざって見物し始めましたが。

ブルー 「ごらんよ、ゼルの真逆を行くのが一人」
全員  「「「は?」」」
ブルー 「ハーレイのことさ。あそこで悩んでいるだろう?」
キース 「順番を譲っておられるように思えるが?」
ブルー 「違うね、あれは出遅れたんだよ。でもって今は諦めの境地」
全員  「「「諦めの境地?」」」

どんどん減ってゆくカボチャを前に立ちつくしている教頭先生。
諦めの境地とは、どういう意味?

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ステージに上がった生徒会長が発表した種目はレース形式。
一人一個ずつカボチャを彫ったら池まで運んで、カボチャボートだとか。

ゼル  「ブルー、カボチャボートというのは何じゃ?」
ブルー 「そのまんまだけど? カボチャがボートになるんだよ」
ブラウ 「ちょいとお待ちよ、さっき彫るとか言ってたっけねえ?」
ゼル  「どう彫ったらカボチャがボートになるんじゃ!」
ブルー 「そこは好みで! とにかく漕ぎ手が乗れればいいんだ」

タライ舟とか丸木舟とかの要領で、と生徒会長は申しております。

ブルー 「他の部分は好きにしていいよ。縁をギザギザにするのもアリ」
ゼル  「し、しかし…。制限時間はどうなるんじゃ?」
ブルー 「彫るための時間は別枠さ。レース開始は彫り上がってから!」

ただし時間内に間に合わなければアウトだそうで。

ブルー 「乗れるカボチャが彫れなかったら、棄権か泳ぐか、二択だね」
一同  「「「は?」」」
ブルー 「カボチャを押して泳いで行くのは別に止めない」
ゼル  「ふむふむ…。濡れるのが嫌ならボートを完成させるんじゃな」
ブルー 「そうなるね。いい天気だけど、池は流石に冷たいかと…」
ゼル  「分かったわい! わしも男じゃ、棄権はせんぞ」

根性でボートを彫り上げてみせる、とゼル先生。
どうやら参加者らしいです。

ブルー 「ボートの説明はこれでいいかな? 道具はここに」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ 順番に取りに来てね!」

ステージの後ろから出て来た箱にはカボチャを彫るためのノミなどが。
レース参加者が押し寄せていますが…。

サム  「みんな仮装はしてねえんだなあ…」
キース 「運動会と銘打った以上、動きやすい服が基本だろう」
シロエ 「仮装の人は見物客ですね。この競技なら出たかったですが…」
サム  「キースに勝てたかもしれねえもんな。ただのレースだし…」

惜しいことをした、と残念そうなシロエ君とサム君。
エントリーすべきでしたかねえ?


※10月22日、『眠りの誕生日』第3話、UPしました!
シャングリラ学園番外編


 
 青い卵に戻ってしまった「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
 お誕生日にしたがっていたクリスマスの日に孵化させないと…。
 助っ人に呼ばれたソルジャーと「ぶるぅ」、それに教頭先生。
 みんなの力で「そるじゃぁ・ぶるぅ」の青い卵は孵るでしょうか…?

※アーカイブ追加収録のお知らせ
シャン学アーカイブ


 
 シャン学アーカイブに『暑くて熱い夏』全3話を追加収録いたしました。
 お盆の棚経、いよいよ本番。それが済んだら恒例の海の別荘です。
 例によってソルジャーも乱入ですけど、なんとキャプテンと御成婚!?

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