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シャングリラ学園つれづれ語り

電電宮から美坊主図鑑へと話が派手に飛躍している間に、本堂が間近に。
既に先客が詰め掛けているようでございます。

ブルー 「ほらね、法要まではまだ時間があるのに人が来てるだろ?」
ジョミー「みんな菊の花目当てで来てるわけ?」
ブルー 「観光客もいるけど、基本はそうだね。後は茱萸袋」
全員  「「「は?」」」
ブルー 「グミぶくろ、って言ったんだよ。重陽限定のお守りでさ」
キース 「それは今日しか売らないのか?」
ブルー 「うん。装飾品としてなら香木店でも扱うけれど」

お守りとして売られているのはレアケースだそうでございます。

スウェナ「グミ袋って、どんなものなの?」
ブルー 「お香を詰めた袋に菊とグミの造花がついてて、長寿のお守り」
シロエ 「そっちは菊と違ってお金を払えば買えるんですね?」
ブルー 「でも沢山は売らないよ? お守りにしては高い部類だし」
キース 「そうなのか?」
ブルー 「観光寺院の拝観料だと四人前だね、茱萸袋1個で」
サム  「それってメチャクチャ高いじゃねえかよ!」
ジョミー「えーっと、えーっと…。お札が二枚も要るんだよね…」
スウェナ「ちょっとしたランチが食べられちゃうわよ、洒落たお店で」

なんという価格設定なのだ、と呆然とするシャン学メンバー。
いくら一日限りの限定品でも、もう少しお安くならないのでしょうか?

ジョミー「暴利だよ、それ!」
キース 「そこまでは言わんが、高すぎるという気はするな…」
ブルー 「ところがコレが安いんだな。香木店の茱萸袋だとその十倍だ」
全員  「「「十倍!?」」」
ブルー 「腕利きの職人さんが作ったヤツだと三十倍近い」
シロエ 「その値段を出しても御利益はゼロなんですよね、お店のは」
ブルー 「縁起物だからゼロじゃないけど…」

御祈祷とかはしてないし、と生徒会長は笑っております。
お守りにしては高い値段でも御祈祷済みというのは有難いもの。
何処までも商売上手なお寺に来ちゃったみたいですねえ…。

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シャン学メンバーが知らない間に、世間では美坊主図鑑が人気。
イケメンのお坊さんを掲載していて、会いに行こうというコンセプトで。

ブルー 「その様子だと、取材の申し込みを蹴ったのは君か…」
キース 「親父も一応、渋っていたぞ」
ジョミー「一応って?」
キース 「お寺に親しみを持って貰うという趣旨には賛同してたんだ」
ブルー 「例によってアレだね、君のその髪がネックになった、と」
キース 「そういうことだ。親父は未だに恥晒しだと言ってるし…」
スウェナ「だけど美坊主っていうんだったら無問題じゃない?」
ブルー 「うん、有髪が似合う坊主はポイント高いんだよ」
キース 「その辺が親父は頭が固いんだ。ブルーのファンの割にはな」

生徒会長こと銀青様はバッチリ有髪でございます。
それが売りでもあるのですけど、アドス和尚にとっては別件。

キース 「何かある度に剃ってしまえとうるさくて…」
ブルー 「だったら是非とも載るべきだったね、美坊主図鑑に」
キース 「なんでそうなる!」
ブルー 「だってイケメンが売りなんだよ? 写真そのままの姿が大切」

有髪で美坊主図鑑に載ったら守り抜くのがお約束、と言われてみれば…。

キース 「そ、そういう解釈もあったのか…。載ったら髪を守れたか…」
ブルー 「後悔先に立たずってね。イライザさんは賛成してただろうに」
キース 「何故おふくろの意見を知っている!?」
ブルー 「女性の心理も分からない男はモテないよ。単なる推測」
キース 「くっそぉ…。巷の女性を味方につければ良かったのか…」
ブルー 「次の機会があった時には断らないで受けるんだね」
キース 「分かった。心に留めておくことにする」
ブルー 「あ、でもさ。表向きは元老寺の未来のためにと受けること!」

髪を守れて千客万来、と生徒会長は得意顔。
美坊主図鑑とやらの第二弾が出たら、キース君が載るかもしれません。
商売繁盛の秘訣はまず集客力。電電宮や護摩の代わりにイケメンで勝負?

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璃慕恩院が新しく始めたという護摩焚き、一枚噛んでいたのが生徒会長。
本人に自覚は無かったのですが、どうやらアイデア源だったようで。

ブルー 「うーん…。元老寺だと何がいいかなぁ?」
キース 「よ、余計なことはしなくていいっ!」
ブルー 「そうかなぁ? アドス和尚も喜んでくれると思うけど」
キース 「やめてくれ、親父はあんたのファンなんだぞ!」

言われたら何でも通りそうだ、と頭を抱えるキース君。
生徒会長にアイデアを提供されたら、元老寺まで牛耳られるのは確実で。

ブルー 「やっぱり護摩が集客力があるかもね」
キース 「俺も親父も護摩焚きは出来ん!」
ブルー 「だからさ、今から君が修行してきて護摩の作法を覚えるんだ」
サム  「それってカッコイイじゃねえかよ、やっちまえよ」
ジョミー「うんうん、ぼくにばっかり修行って言わずにお手本に」
ブルー 「行くなら一筆書いてあげるよ、恵須出井寺にさ」
キース 「じょ、冗談だろう? 俺はだな、元老寺だけで手一杯で…」
ブルー 「そうかい? だったら布教師を目指すのはどうだろう」
全員  「「「布教師?」」」
ブルー 「ぼくたちの宗派の教えを説くのが布教師さ。法話の専門家」

でもって元老寺で毎月、説法会を…と生徒会長は申しております。

ブルー 「美坊主図鑑が人気の時代だ、人を呼べるのは間違いないよ」
全員  「「「美坊主図鑑!?」」」
キース 「あれは外道だ、俺は認めん!」
シロエ 「美坊主図鑑って何なんですか?」
ブルー 「名前そのまま。イケメンのお坊さんの図鑑っていうわけ」

説法会をしているお寺や、座禅体験が出来るお寺。
宿坊に泊まれるお寺などなど、敷居の低いお寺のイケメンを図鑑に掲載。

ブルー 「元老寺も宿坊をやっているんだ、載せて貰えば良かったのに」
キース 「客寄せパンダの真似が出来るかあ!」

俺はあくまで坊主なんだ、とキース君。
美坊主図鑑とやらの取材申し込みが来たようですけど、断りましたか…。


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 今後は毎月、月初めに前月の分を収納してゆきますのでよろしくですv
 

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総本山の璃慕恩院でも新しい商売を始める時代。
お寺を末永く維持するためには、アイデアが不可欠のようでございます。

ブルー 「元老寺もいずれは何か考えた方がいいかと思うよ」
キース 「これでも安定経営なんだが…。宿坊もあるしな」
ブルー 「ダメダメ、人は世につれ、世は人につれ」

総本山でも護摩なんだから、と生徒会長は指をチッチッと。

ブルー 「ぼくたちの宗派に護摩は無いだろ? 基本はね」
キース 「ああ。途中から宗旨替えしてきた寺は別だが」
シロエ 「そうなんですか? そういえば聞いたような気も…」
ブルー 「教義に護摩焚きは無いんだよ。だから習わないね」
サム  「へえ…。じゃあ、俺やジョミーが大学とかに入っても?」
キース 「そういう講義は一切無いな。だから俺だって作法は知らん」
ブルー 「ふふ、ぼくは護摩焚きもバッチリだけどねえ?」
ぶるぅ 「かみお~ん♪ ブルーは恵須出井寺にもいたもんね!」

とっても厳しいお寺なんだよ、と「そるじゃぁ・ぶるぅ」。
璃慕恩院の開祖様も修行なさったという郊外の山の頂上のお寺です。

ジョミー「思い出したよ、校外学習で行ったっけ…」
スウェナ「写経と座禅だったわねえ…」
ブルー 「別の宗派でも修行をするとね、こう、色々と役に立つわけ」
キース 「おい。璃慕恩院の護摩、あんたの仕業じゃないだろうな?」
ブルー 「えっ? 違うよ、多分」
キース 「…多分だと?」
ブルー 「うん。前に老師と話をしててさ、護摩は目立つよって…」
キース 「焚きつけたのか?」
ブルー 「ち、違うってば、護摩は派手だから人目に立つって!」
キース 「………。それだな、老師が覚えてらっしゃったんだ」
ブルー 「そうなる…のかな?」
キース 「決まってるだろう、老師以外の誰に決定権がある!」
ブルー 「そうかも…。じゃあさ、何か考えてあげようか?」

元老寺用のアイデアを、とニッコリ笑う生徒会長。
緋の衣には逆らえないだけに、キース君の未来に赤信号?


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お寺の維持管理にお金は不可欠。
電電宮で抜かりなく稼ぐお寺を舞台に、アイデア次第だと説く生徒会長。

ブルー 「アイデアにも色々あるだろう? そこの所を考えなくちゃ」
キース 「俺は新規で商売を始めるつもりはないぞ」
シロエ 「お守りを売るのもアウトってわけじゃないでしょう?」
キース 「何のお守りを売れと言うんだ、ウチの寺で!」
ジョミー「王道は合格祈願じゃないの?」
スウェナ「縁結びも人気が高いわよ」
キース 「阿弥陀様がどう結び付くんだ、その二つに!」

無責任に発言するな、とキース君は眉を吊り上げておりますが。

ブルー 「うーん…。それを言い出すと璃慕恩院の立場がねえ…」
キース 「…はぁ? あんた、正気か?」
ブルー 「その台詞、そっくりそのまま君に返すよ」
キース 「なんでそうなる!」
ブルー 「学校と坊主の掛け持ちで忙しいのは分かるけどねえ…」

宗報には目を通したまえ、と生徒会長は深い溜息。

ジョミー「宗報って何さ?」
ブルー 「総本山の発行物さ。月刊シャングリラの璃慕恩院版」
キース 「俺は毎月読んでるぞ! もちろん親父もだ」
ブルー 「その割に分かっていないようだけど? さっきの話だと」
キース 「商売を始めましたなどとは一切書かれていない筈だが?」
ブルー 「…やっぱりアッサリ見落としてたか…」
キース 「ま、まさか…。本当に商売を始めたのか? 璃慕恩院が?」
ブルー 「始めちゃったんだよ、つい最近…ね」

これがなかなか素晴らしい、と生徒会長はニコニコ顔で。

ブルー 「明神様のお社があるだろう? あそこで各種祈願と御祈祷」
キース 「御本尊様…とは違うのか……」
ブルー 「阿弥陀様に合格祈願とか縁結びとかを頼むのはちょっと」
サム  「それで神社の出番なのかよ?」
ブルー 「うん。考えたよねえ、要受付で護摩も焚くんだ」

信者の人から観光客まで需要は沢山あるそうです。
総本山でも新規の商売。元老寺も何か考えるべき時代なのかも?


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